無印より存在した伝統の2頭同時狩猟クエスト。
相手はディアブロス。2本角のディアブロスが2頭で4本の角、とシンプルイズベストな命名である。
本項では、それとは異なるクエスト名になっているディアブロス種の2頭同時狩猟クエストについても紹介する。
- 以下の表はクエスト名が「4本の角」、または「4本の角!」であるもの。
作品 | クエストレベル | クエスト種別 | 目的地 | 報酬金 | 契約金 | 獲得PT | 条件 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MH | 街ハード ★6 | 討伐クエスト | 砂漠岩地 | 9800z | 1240z | 1080HRP | 参加HR13~ |
MHG | 街ハード ★5 | 緊急クエスト | 参加HR13~ | ||||
街G級 ★8 | 討伐クエスト | 18000z | 2100z | 1540HRP | 参加HR21~ | ||
MHP | 集会所ハード ★5 | 緊急クエスト | 10200z | 1200z | |||
集会所G級 ★8 | 討伐クエスト | 18000z | 2100z | 参加HR3~ | |||
MH2 | 街上位 ★7 | 狩猟クエスト | 砂漠 | (メイン)7600z (サブA)7600z | 400z | (メイン)1070HRP (サブA)1080HRP | 参加HR31~ 繁殖期 |
MHF(旧) | ハンターズ上位 ★7 | 狩猟クエスト | (メイン)7600z (サブA)7600z | 400z | (メイン)1070HRP (サブA)1080HRP | 参加HR31~ 繁殖期 | |
MHP2 MHP2G | 村下位 ★6 | 狩猟クエスト | 9900z | 1650z | 950GP | ||
集会所上位 ★8 | 狩猟クエスト | 15000z | 1250z | 1680GP | 受注HR6~ 参加HR4~ | ||
MH3 | 村 ★6 | 狩猟クエスト | 砂原 | 11200z | 1100z | 「モガの村を救え!」 クリア後出現 | |
MHXX | DLC G級イベント G★4 | 狩猟クエスト | 砂漠 | 38400z | 3900z | 参加HR9~ クエストをDL済み |
目次
概要
MH~MHP
- 落とし穴に落ちない、弱点部位を攻撃する機会が少ない、弱ると頻繁に怒りまくる…と
飛竜の中でも屈指の手強さを誇るディアブロスを2頭狩らなければならないもので、
その難易度は推して知るべし。
当時は捕獲専用のクエストでないと捕獲出来ない(そもそも当時はシビレ罠がない)ので、
嫌でも真っ向勝負で討伐しきらねばならず、ディアブロスを苦手とするであろう初心者達は頭を抱えた。
幸い、2頭は砂漠側と岩場側でテリトリーが分かれているため各個撃破は難しくないものの、
それでもエリア7の砂漠では合流される可能性があるため、注意が必要であった。
開始時にエリア10にいるディアブロスはこちらと戦闘をしていると10→4→1→4→1…とエリア移動をする。
エリア1と4にはもう1頭のディアブロスが来ることはないので、事前にルートを知っていれば
特に道具などは必要なく各個撃破できる。それでも難易度が高いことに変わりはないが…
- ただでさえ難しいというのにMHGとPではハード最上位(★5)への緊急クエストに指定されており、
否応もなく突破しなければならなくなった。当然、これを越さないことにはG級など影も見えてこない。
クリアできないのならオンラインで仲間を作って助けて貰えという趣もあるだろうが、
特にソロになりやすいMHPでは困り果てたプレイヤーも多かったのではあるまいか。
MHPの場合、ドスガレオスやイャンクックなど序盤のモンスターだけでキークエストが構成されている等難易度のギャップも非常に大きく、
余程の実力と準備がない限り緊急が出現した時点では進行すらままならない可能性が高い。- 当時は、モンスターの体力と攻撃力の倍率の組み合わせが決まっており、クエスト毎にそれが割り振られていた。
そして、二頭同時(もしくはそれ以上の)クエストでは1匹当たりの体力がやや低く設定される、
という後のシリーズでは当たり前になっている配慮がまだなかった。
そのため、当時の二頭クエストには体力も攻撃力も低めの格下の個体が出現する比較的簡単なものと、
単体クエストと同等の個体が2頭出現する高難度なパターンに二極化している例が多かったが、
このクエストに関しては典型的な後者の例である。
単体クエスト2回分の体力を、しかもこれは緊急クエストなので
一つ下までのランクで作成できる少し弱い装備で削りきらなければならなかった。
前述の通り分断も簡単でこの頃は攻撃モーションもまだ少なかったが、
三オチよりも時間切れがこのクエストの難しさの原因となっている。 - G級のクエストにも同名の依頼が存在し、こちらは両方とも亜種で一見難しそうだが、
こちらは前者の二頭同時前提ステータスなので同ランクのディアブロス単体クエストより簡単だったりする。 - また、これでも逃げ場のない大闘技場に通常種・亜種と一緒に放り込まれる(イベント専用)よりは
マシかもしれない。こちらも後者の例である。
- 当時は、モンスターの体力と攻撃力の倍率の組み合わせが決まっており、クエスト毎にそれが割り振られていた。
- MHPに関しては一応(意図されたものかはともかく)救済策自体はそこそこ多く、
集会所のイャンクック辺りから上竜骨を確保すれば最序盤でもH級の武具を揃えたりも可能であり
N級フルフルで電気袋を入手すればG級武器とも遜色ない力を持つインドラ辺りは割とすぐ作れる。
また村クエのラオシャンロンを制覇すれば農場でG級の採取素材及び力・守りの爪が手に入るし、
その段階になれば環境次第では「逆襲の黒狼鳥」で制作可能な範囲のガルルガ含むG級装備を整えたり、
天と地の怒りをクリアし煌竜剣を入手するといった手段も出てくる。
また消耗品に関しても今作では農場と行商ばぁちゃんが実装されたことで入手経路が大幅に増えているし、
その上でドスランポスでの閃光玉集めなども旧作の例に漏れず使用可能である。
…とはいえ2頭合計のタフネスはG級単体をも大きく超えている為、これらの手を尽くして漸く対等といったところだろう。
- MHPでは村の☆6にも4本の角が登場。
村クエストの単体ディアブロスより若干強い個体が2頭登場するが、
基準が村クエなので、初心者でなければそこまで苦労はしないはず。
報酬に竜骨【中】×5個があるので運がよければ竜骨【中】を大量入手できる。
- ちなみに、こんな難関クエストを依頼してきたのは、後のP2/P2G/MHXXも含め、アイツの姉。
ディアブロスが大暴れしているのを見過ごすことが出来ず、正式に依頼を出したとの事だが、
あの姉妹に関わるとロクな目に合わないのはシリーズ共通と言える。
MH2~MHP2G, MHF
- MH2からは通常種と亜種の同時狩猟に変わった。★7は最難関というほどでもない。
ディアブロスがシビレ罠に引っかかるようになったので、
片方は捕獲で済ませられるようになったが、もともと難しいのには変わりない。
また季節の仕様があるMH2ではディアブロスの体力が大幅に上がる繁殖期にしか受注できないため、
あまりのタフさに阻まれてソロでのクリアは極めて困難といわれていた。
ただ、通常種だけ倒せばサブターゲット達成にはなった。
- MHFでも内容はMH2と基本的に同様であった。
ただしMHFにおいては、上位最強個体の亜種2頭が登場する「死神」が有名で、
こちらはややマイナーなクエストとなっていた。
MHF-G10で死神もこのクエストも削除されているが、
ディアブロス2頭を攻略するクエスト自体は現在でもいくつか存在する。
- MHP2からは村クエにも出張するようになった。
ただPシリーズゆえに難易度は下がっている。
一方、集会所ではやはり上位最難関の一翼を担っている。
MH3(G)
- MH3では「4本の角!」と名前を地味に変えて登場した。また亜種がいないので再び通常種2頭に。
村でナバルデウス撃退を完了すると現れる高難度クエスト群のひとつである。
これらは殆どが2頭同時クエストなのだが、ターゲットの体力が単体クエストと同等以上の難物ぞろいである。- ところで依頼主があのわがまま第3王女となってしまった。
その依頼理由は彼女らしく理不尽な「退屈で仕方がないから」。姉(?)の物とはあまりにもかけ離れている。
そんな理由で狩られるディアにしろ、狩りにいくハンターにしろマジで堪ったものではない。
- ところで依頼主があのわがまま第3王女となってしまった。
- MHP3では同名クエストがなかったが、MH3Gでは港上位★4のクエストとして復活した。
これも通常種2頭同時で、依頼人も変わっていない。
MHXX
- 2017年5月22日よりDLCとして「4本の角」が配信。
いつも通り美しい第一王女からの依頼である。
フィールドも砂漠であり、ほぼMH2の頃のリメイクとなっている。 - ディアブロス達の猛攻をくぐり抜けクリアした報酬に並ぶのは20枚以上の大量のホーンズコイン。
そう、このクエストはまさかまさかのホーンズコイン救済クエストだったのである。- とはいえ、ホーンズコインはG級クエストをクリアしていれば自然に集まって
ボックスを圧迫しているものである。
大粉塵や防具合成素材などの限定アイテムはあるが、そのためにこのクエストを回す必要が出てくるほどではない。
ホーンズコインで鬼人薬グレートや強走薬グレート、
あるいはその素材であるアルビノエキスや狂走エキスが交換できればまだ需要は高かったかもしれないが…。
なお、強走薬の素材である生焼け肉は交換できる。
また、ホーンズコインの記事にもあるが、金のたまごと交換して売却するという手もある。 - 現在はバルファルクのイベントクエスト「天彗龍より姉御が怖いぜぃ!」にて
90枚を超えるホーンズコインが手に入るようになったため、
本クエストの救済クエストとしての需要は落ち着いている。
ただしあちらのバルファルクは体力・攻撃力共に相当強化されているため、
分断さえ上手くいけばこちらのほうが安心して回せるだろう。
- とはいえ、ホーンズコインはG級クエストをクリアしていれば自然に集まって
類似クエスト
MHP2G
MH3
- MH3では街上位クエストにも「ディアブロス2頭の狩猟」という
4本の角以上にそのまんますぎる名前のクエストがあった。
アルバトリオン撃破後に挑戦できるHR51以上限定のクエストとなっている。
こちらは名前以外は村の「4本の角!」と依頼文も含めてほぼ同じ内容だが、
出てくるディアブロスの攻撃力が街上位の単体クエストのものよりさらに高くなっている。
ディア自身の強さもあり、HR51以上限定のクエスト群の中ではかなりの高難易度のものとされていた。
ただ、基本報酬にレア素材である堅牢なねじれた角が紛れ込むことがある上に、覇王の証も入手できるため、
ハンター達には一定の需要はあったようだ。
2頭という利点を活かし、このクエストで金冠を狙うハンターもいた模様。- ただし、角だけがほしい場合は単体クエストのサブターゲットである「ディアブロスの両角破壊」を狙い、
ひたすら回し続けるという手段をとる人もいた。
- ただし、角だけがほしい場合は単体クエストのサブターゲットである「ディアブロスの両角破壊」を狙い、
- 更に同作では上位イベントクエストとして「狩猟戦線からの招待」というものも存在していた。
こちらは陸の闘技場と言う閉鎖空間で2頭のディアブロスを相手取るという非常に過酷な内容である。
出てくる個体は「ディアブロス2頭の狩猟」の時よりさらに強化されている上に、
あろうことかクリア条件はどちらも捕獲しなくてはならないという面倒な内容。
当時の闘技場には分断柵などと言う救済策は存在せず、捕獲しなくてはならない故に持ち物の制限も厳しい。
この地獄を乗り越えて作れた狩猟戦線ジャケット/ライダースの性能は単品で不屈が発動とそこまで悪くは無いが、
これの下位版に当たる武装戦線ジャケット/ライダースと違ってスロットが無かったため、
ほとんど使われることは無いという悲しい結末に終わっている。
MHP3
- MHP3には本クエストこそないが、Pシリーズでの仕様に似た通常種・亜種同時狩猟「暴君の時代」が存在する。
- MHP3でもMH3の時に散々恐れられた「狩猟戦線からの招待」はイベントクエストで配信された。
こちらはディアブロスの強さはだいぶ抑えられており、討伐してもクリアできるようになっていたため、
MH3と比べればかなり楽にクリアすることが可能となっている。
ただし同士討ちのダメージまで大きく抑えられてしまっているため、
MH3の時のように逃げ回ってダメージを稼ぐと言う手段はほぼできないものと思っておこう。
MH3G
- MH3Gでも高難度クエストの一つとして上記の「暴君の時代」が存在する。
- ★7高難度クエストの一つとして、MHP2Gと同様にディアブロス亜種二頭の同時狩猟クエストが存在するが、
このクエストのタイトルが「砂原のお嬢様達」というこれまでに無い独特なものになっている。
設定上はディアブロス亜種は全て年頃の雌の個体、
加えてディアブロス自体が砂原におけるヒエラルキーで最上位(≒王侯貴族)なので、
なるほどこういったネーミングもあり得ないものではないか。
彼女たちを「お嬢様」と称するにはいささか暴力的すぎると言わざるを得ないが。
MH4G
- MH4ではディアブロス自身が欠席しているため本クエストも無い。
だが、MH4Gではディアブロスが復活し、旧砂漠でのディアブロスの2頭クエスト
「激突する対双角」が登場した。
- MH4Gではギルドクエストでもディアブロス2頭のものができる可能性があるが、
未知の樹海におけるディアブロスの生息エリアの都合であまり人気は無い。
MHXX
- 肝心の「4本の角」に当たる通常の角竜2頭狩猟クエストは当初なかったが、
5月22日よりイベントクエストとして「4本の角」が配信されている。
3DS版では配信終了しているため、挑むのであればSwitch版で。
MHW(:I)
- MHWorldでは、なんとフリークエストとイベントクエストの両方にて、
大蟻塚の荒地での通常種・亜種の同時狩猟クエストが存在している。
フリークエストの方は「荒野の大大大暴動!」という名前で、こちらは通常の2頭クエストである。
このクエストは、上位探索でディアブロス通常種・亜種共に発見し、
なおかつ「お楽しみはオドガロンの後で」をクリアした後、3期団の期団長に話しかけると出現する。
このクエストをクリアすると、
会心率を上げることのできる「達人の煙筒」を入手できるので、装備を整えて挑んでみよう。
そして、イベントクエストの方は「暴動とは斯くの如し」という名前で、
こちらはHR13以上ならだれでも参加できる。
ただし、こちらのクエストにはバゼルギウスが確定で現れるので、
多人数でもみくちゃにならないようにしながら、2頭の角竜たちの体力を削って貰おう。
また、こちらのクエストの報酬には竜玉が出易くなっているので、竜玉不足の人は挑んでみよう。
MHR(:S)
- MHRiseにはうさ団子追加クエストとして「うさ団子貫く四つの角! の巻」があり、
ここでディアブロス2頭と戦うことになる。
しかしクエスト出現が☆7緊急クエスト「雷神」クリア後であり極めて遅いのと、
下位でディアブロスが出現するシリーズとしては珍しく下位にはディアブロス2頭のクエストがない。- なおこのクエスト、これまでのうさ団子クエストのように
「うさ団子商人の邪魔をしているから」などの理由ではなく、
「うさ団子が入った弁当を串刺しにされてしまったので弁当の仇をとってほしい(意訳)」
というどこぞの第三王女を思わせるツッコミどころ満載の依頼内容でもある。
このページのMH3の項にもあるが、砂原でのディアブロス2頭は
不憫な理由で狩られるジンクスがあるとでも言うのだろうか……- もっとも、ディアブロスは世界観上では強大な大型モンスターである上、
それが2頭彷徨いているとなれば、近隣の住民に被害が及ぶ恐れも否定出来ない為、
一概に彼らを始末しておく事自体は間違いではないとも思われる。
- もっとも、ディアブロスは世界観上では強大な大型モンスターである上、
- ちなみに、過去作でのディアブロス2頭クエストとは異なり、このクエストで金冠は絶対に出ない。
出現するディアブロスのサイズが必ず固定になっているためである。
これはこのクエストに限った話ではなく、
イベントクエスト(後述の例外含む)以外の本作での同一種モンスター2頭クエスト全てに言えるため、
金冠を求めるのであれば注意したい。
ただしいずれも金冠にならないスレスレの大きさではあるため、サイズ確認用としては有用である。
- なおこのクエスト、これまでのうさ団子クエストのように
- イベントクエスト「暴君の背くらべ」は、なんと砂原でヌシ・ディアブロス2頭の同時討伐クエストとなっている。
ただでさえ強力なヌシ個体の2頭討伐ということで難易度は高いが、
片方は最小金冠確定、もう片方は最大金冠確定サイズとなっている。
そこまで合流の機会が多いわけでは無いが、合流されれば文字通り手が付けられなくなることも。
他のヌシ同時討伐クエスト同様、MHRiseでこやし玉が役に立つ数少ないクエストと言える。
また、ヌシモンスターである関係上、罠が無効なため捕獲が不可能であり、
クリアのためには討伐するしかないのも難易度に拍車をかけている。
- MHR:SではMR版として「モンジュにハンター!?」がある。
また、Lv201以上の傀異討究クエストにおいて傀異化ディアブロスとヌシ・ディアブロスの2頭討伐が出現する事がある。
関連項目
モンスター/ディアブロス
モンスター/ディアブロス亜種
システム/二頭クエスト
クエスト/黒のファランクス
クエスト/二色の双角・闘技場
クエスト/暴君の背くらべ