ゲーム用語/アドホック・パーティー

Last-modified: 2025-10-10 (金) 11:53:10

2008年11月6日より提供を開始した、PS3経由でPSPのオンライン通信を実現させるサービスのこと。
通称「アドパ」。
本項では類似サービス『MH3Gパケットリレーツール』についても簡単に紹介する。

概要

  • PSPはインターネット通信は使えるものの、マルチプレイ機能はローカル通信に限られ、オンラインで遊ぶことができなかった。
    そこでオンライン対応の据置機であるPS3とアドホック通信を利用することで、
    遠く離れたPSP同士と擬似的なオンライン通信を行うことができる。
    なお、アドホック通信と外部ネットの通信は別々のネットワークアダプタで行わなければならないので、
    PS3の有線接続は必須となる
    • かつてこういった手法は非公式の会員制サービス「XLink Kai」を使うしかなかったが、
      本サービスは無償提供の非会員制かつ、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が直々に提供する公式のものである。
    • 因みに有料サービス化も検討されていたが、大人の都合により断念されている。
  • ワールドを選択後、ルームへの入室(もしくは作成)により全国のプレイヤーとオンライン通信が可能となる。
    ワールド内ではアイコンのアクション、相手指定も可能なテキストチャット、
    ルーム内ではテキストチャット、ボイスチャット、四種のサウンド、一行メッセージにて交信が可能。
    ただし、ボイスチャット以外は(特にキーボードを使っていない場合)
    素早く具体的なコミュニケーションがとりにくく、
    ハンター同士のチームワークが重要な作戦(四人睡眠爆殺など)が微妙にやりにくかったりする。
  • 便利な反面、寄生することでキークエ・緊急クエと素材集めを済ませた「見た目だけG級ハンター」の増加や、
    悪魔ネコ配布の温床になってしまうなど、問題点があるのもまた事実。
    特に後者は「悪魔ネコ求む」などの部屋が堂々と建っていることがあるなど結構な問題に。
    かといって放任状態なのかと言えばそうでもなく、BAN(アカウント停止処分)された者がいるとの情報もある。
  • 通信環境が不安定になることもあり、一般的なオンラインより「落ちる」者が多かったりする。
  • モンハンのサービスだけでなく、通信機能のあるPSPソフトはあらかた対応している。
    『戦場の絆』など8人プレイができるゲームのために8人部屋が追加されるなど、バージョンアップを繰り返している。
  • しかし初期状態のものは結構悲惨な出来だったり。
    赤文字」の見にくさに苦しめられた人は意外と多いのではあるまいか。
  • 公式ツールということもあって接続機器による相性問題がまず起こらないので、
    基本的にはKaiより圧倒的に安定しており、また何よりも設定がほぼ必要ないレベルで楽。
    しかし導入のハードルの低さ故に接続する年齢層が低下、
    チャットマナーや、上記で述べたようなモラルの低下を招いているのも事実である。
  • なお、気付きにくいが日本のプレイステーションネットワークからしかログインできない。
    しかし時々外国語を操るプレイヤーが出現することがある。
    一時期は「JAPANESE ONLY」とコメント欄に表記する部屋が増えたが、
    現在では住み分けが出来ているようだ。

MH3Gパケットリレーツール

  • 任天堂製のゲーム機であるWii Uでも、「パケットリレーツール」と言うよく似たサービスが存在している。
    こちらはニンテンドー3DS用ゲームソフトであるMH3Gを、
    Wii Uを通してインターネットにつないで遊ぶことを可能にする、というもの。
  • 3DSで発売されたMH3GはWiiのMH3のようなオンラインに接続しての協力プレイができず、
    従来のPシリーズと同様ローカル通信でなければ一緒に遊ぶことができない形になっているため、
    この点に関する不満の声が当初は大きかった。
    そんな声に応える形で登場したのが、このサービスである。
  • 基本的には、PS3のアドホックパーティとほぼ同じような内容。
    ただし、注意してほしいのはMH3G専用のサービスである、と言う点。
    その性質上、サービスを提供しているのはハード発売社である任天堂ではなく、
    MH3Gのソフト発売社のカプコンの方である。
    アドパと違い、アイルー村DXのような他のローカル通信専用ソフトではこのサービスは活用できないため、気を付けよう。
    Wii Uを所持していてネット環境がきちんと整備されてさえいれば、無料でダウンロードが可能。
    「パケット」と聞くとつい身構えてしまいがちではあるが、後で追加料金を取られるようなこともない。
  • 3DS版のみのメンバーではこのサービスを使って遊ぶことはできない。
    必ず、参加者のうちの誰か一人がWii U版を使っていることが絶対条件となる。
  • Wii Uの発売からしばらくしてこのサービスも行われたが、それよりも先んじてMH3G HDも本体と同時に発売されている。
    MH3G HDは当然ながら純粋なWii U専用ソフトであり、最初からオンラインモードにも対応しているため、
    そちらを購入した場合にはパケットリレーツールは必要ない。
    あくまでも「Wii U本体は持ってるけどソフトは3DS版だけ、でもネットにつなげたい」
    という人向けのサービスと言える。
  • MH4以降MHXXまでのメインシリーズ作品は3DSで展開されているが、3DS本体のみでもネットに接続できるようになり、
    MHXXのSwitch版やMHWorld以降は再び各プラットフォーム向けの公式サービスを利用するようになったため、
    MH3Gの全盛期を過ぎた現在では、このようなサービスはほぼ役目を終えたと言えるかもしれない。
  • 2023年3月28日にWii Uのニンテンドーeショップが閉鎖されたことに伴い、
    このサービスを新規でダウンロードする手段は無くなった。
    そして翌年の4月9日に3DSとWii Uのオンラインサービスが終了し、本サービスも完全終了した

余談

  • 若年層の参加が容易なためか、「いかがわしい単語」に関してはかなり厳しい制限が為されているため、
    あ***ほど。」「いち****1なんてことになる。
    そして狩りで殺伐とした空気が一瞬和んで微笑みに包まれたり、逆に気まずい空気が流れたりする。
    もちろんカタカナだろうがひらがなだろうが容赦なく伏せられる。
    間に句読点を挟めばセーフなようだが、小文字ではアウトなようだ。
  • MHP3発売に合わせてなんとMHP3専用特設ワールドが設置された。
    下位、上位、自由と別れており、ワールド数はアドパそのものより多くなっている。
    2010年12月中旬にかけては
    特設ワールドを作っていなければアドパ全ワールドを使っても溢れてしまっていた程の
    ハンターが利用していたと考えられる。
  • 元号が令和になった現在はレトロゲーム機に足を踏み入れたPSPだが、アドホック・パーティーはまだまだ使える。
    特にMHP2Gは2008年11月から現在までサービスが続いていることになるので、
    提供期間は15年をゆうに超え、オンラインサービスのシリーズ最長記録を更新し続けている
    PS3のインターネット機能が使えなくなるまで更新し続けることだろう。

関連項目

ゲーム用語/PlayStation Portable
ゲーム用語/PlayStation3
ゲーム用語/Xlink kai
ゲーム用語/ニンテンドー3DS
ゲーム用語/Wii U


*1 前者は納得した時の発言、後者は「10,000個」を平仮名で表記したもの