ゲーム用語/ラスボス

Last-modified: 2021-07-31 (土) 13:13:41

ラストボス(Last Boss)の略称。

目次

概要

  • ゲーム、アニメ、ドラマなどのフィクションにおいて、
    主人公が一番最後に戦うことになるボスキャラクターのこと。
    敵組織の親玉や、事件を裏で操っていた黒幕といった形で登場してくることが多い。
    また、主人公のライバル及び宿敵として登場し、
    ストーリーの最初で早くも主人公と交戦、後に主人公と何度か交戦し、
    ストーリーの最後で完全に決着を付けるという形も存在する。
    • ボスとは「組織をたばねる地位にいる人物」といった意味なので、
      前者は言葉通りのラスボスになるが、
      後者の黒幕やライバル(が組織のまとめ役でなかった時)の場合は本来の意味とはズレた運用になる。
      とはいえ組織の是非に関わらず「物語の最後に戦う強敵」というのが一般的なラスボス像だが。
  • 最後に戦う敵キャラクターということもあり、従来のボスキャラクターとは一線を画す戦闘力を誇る。
    体力・攻撃力共に高く、一撃で敵を葬り去る技(即死技)を持っているという者も少なくない。
    攻略に当たっては「まずは特定のアイテムを使って弱体化させるのが基本」など、
    特殊なギミックが用意されているケースも非常に多い。
    その他、ラスボス直前に戦う前座ボスが用意されているというケースも定番となっている。
  • 一度倒されると自重していた真の力や姿を開放したり、念のために用意していた別の奥の手を披露したり、
    主犯と思っていた人物は実は操られていて、憑り付いていたバケモノが分離したり、
    追い詰められて自棄っぱちを起こし、良からぬものを摂取して暴走したり、
    事前に取り込んでいた力が制御できなくなってやっぱり暴走したりと、
    何かしらの形・方法で第二~最終形態による追加ラウンドが用意されている事が多い
    (むしろ無いと驚かれる)。そして大抵の場合は巨大化する。
  • 倒せないうちはかなり歯痒い思いをさせられることになるが、
    倒せばそれでゲームクリアとなり、筆舌に尽くしがたい喜びと充実感を得られることだろう。
    バッドエンドでなければだが…。
    逆に初見・無対策かつそれまで通りの手法で倒せてしまう様な場合、
    ラスボス(笑)やATMの様な不名誉なあだ名がつく事になる。*1
  • ちなみに、ラスボス(ラストボス)は和製英語であり、
    実際の英語圏では「ファイナルボス(Final Boss)」と呼称する。
    海外の情報検索の際にこれを間違える人は少なくない。
    その理由は英語の使い方にあり、Lastでも「最後」を意味する文法はあるが、
    その際は必ず前に「The」を付けて「The Last ~」という表記にしなければならないのである。
  • ネット上では、歌手である小林幸子史の愛称としても有名。
    かつてはインターネット上でのネタ*2だったが、現在では公式HP内でも用いられており
    公式の愛称となっている。

モンハンにおけるラスボス

  • モンハンもアクションゲームである関係上、当然ながらラスボスポジションといえるモンスターが存在し、
    一般的な定義同様、それを倒すことでスタッフロールが流れるなどの仕掛けは存在する。
    ただ、モンハンはゲームクリアという概念がないため、
    ラスボスを倒したからといってそれでゲーム終了とはならない
    このような「後がある(finalではない)」という事情のため
    モンハンにおいては英語圏でも「last boss」で間違ってないのかもしれない。
    となるとモンハンの「final boss」とは、昨今のハンターランクや古文書などによる開放クエストの最後、
    あるいはオンラインサービス終了の際のクエスト、
    もしくはDLCにおける最後に配信されるイベントクエストの対象モンスターと言えなくもない。
    • ストーリー上はラスボスを倒すとそれで一応の物語は終了したと見なされるが、
      近年ではやり込み要素として、ラスボスクリア後のゲーム内イベントも用意されているケースが多い。
  • モンハンは敵から素材を剥ぎ取って入手し、それで武具を作成するというシステムであり、
    当然ラスボスモンスターの武具というものも存在する。
    そのため、それらを作成しようとなると連戦を余儀なくされる。
    加えて、ラスボスの素材はかなりの高額で取引されるため、資金繰りのためにラスボスを乱獲する者もいる。
    このように、ラスボスと何度も戦闘できるというのは
    (ラスボスがプレイヤーキャラクターとして使用可能になる格闘ゲーム等を除けば)、
    モンハンならではのシステムと言えるだろう。
    • また、ラスボスクリア後に狩猟可能になるモンスターは初代から存在する。
      所謂お楽しみやご褒美の意味を含んでいることも多いので、
      ラスボスよりも強力なモンスターであるとは限らないし、逆にラスボスより難度の高いクエストも含まれる。
    • MHWorld・MHW:Iではラスボスの特殊な位置づけ上、ラスボスのクエストは一度挑むと二度と挑めなくなり、
      代わりにランダムでフリークエストが出現、一度に二回まで挑戦できる仕様になっている。
      また、最初にラスボスと相まみえる際にはラスボスの名前がない*3という、
      異例の扱いがなされている。
  • 一方、MHP2Gではラスボスを倒すと鎧玉による防御力上限の上昇とG武器の作成が解禁され、
    MH3G、MH4、MHX、MHWorldもオンラインのラスボスを撃破することでHRの上限が解放される仕様である。
    このように、モンハンでのラスボス撃破は、ゲームクリアというより真のスタート開始の意味が強い
    (本当のことを言ってしまえば、全要素を解禁してようやくスタートとされることの方が多いのだが)。
  • (序盤で)一度戦い、ストーリーの最後で完全に決着を付ける展開はモンハンでも見られ、
    MH2やMHP2、MH4はこのパターンである。
    特にMH2とMH4は
    一度倒された後に最終形態めいた真の姿を現し決戦の地に赴いて決着をつける
    という要素も含んでいる(ある程度間を挟んだ上で、別モンスター扱いではあるが)。
    • 逆に他のケースで第二形態めいた演出は、ないことはないが控えめ。
      容姿自体はほとんど変わっておらず、原形をとどめない程の劇的な変化はしない。
      一応豹変する例はあるが変貌したらそれっきりという訳ではなく、
      元の状態と行ったり来たりする戦術の一旦としての形態変化である
      (むしろ決着の場を決戦エリアへと移すパターンの方がお馴染みであろう)。
  • MHRiseでは、このパターンの変形として最初の戦いで完全な決着がつかず、
    アップデートで追加されたストーリーにて改めて決着をつけるというパターンが登場。
    さらには一対のうち一方が(瀕死の)もう一方の力を吸収するという、他作品ではありがちだが
    今までのモンハンシリーズのラスボスにはなかったパターンとなっている。

ラスボス一覧


  • オンライン(集会所)ラスボスは古龍種が務めていることが多い*10
    例外となるのはMHP2/P2G及びMHXXで、アカムトルムとウカムルバスは飛竜種、アトラル・カは甲虫種である。
    また、3シリーズ以前の作品では禁忌のモンスターがラスボスを務める場合が多かった。
    なお、初登場ではない(復活・続投した)禁忌のモンスターに関してはその全てが裏ボスとして登場しており、
    ラスボスクリア+特殊条件の成立(あるいはイベントクエスト)で解禁される。
    • 一方、オフラインのラスボスの種族はシリーズによってまちまち。
      ストーリーの関係上、一般的な大型モンスターがラスボスとなっているケースもある。
  • なおMHWorld、MHW:Iはオンライン、オフラインというクエスト区分が存在しない。

余談

  • MHシリーズのラスボスは、その後の作品でも通常狩猟可能モンスター、
    または裏ボスという形で登場する事が多い。
    ラスボスとなってから以後のシリーズ*11で再登場していないのは、
    MHRise時点でラギアクルス亜種、グラン・ミラオス、ゴグマジオス、アトラル・カ、ゼノ・ジーヴァの5種である。
    直後の作品で登場しなかったものを含めると、ナバルデウスも該当する。
    • メタ的な見方をすると、昨今のモンスターハンターにおけるラスボスとの戦闘の理由は
      ストーリーと紐付いている事が多く、何の脈絡もなしに登場させると違和感が生じてしまうから…
      という理由もあるのかもしれない*12
      またラスボスとなったモンスターはクエストやフィールドの仕様が特殊なものも多く、
      後続作品で汎用的なフィールドに登場させるのが難しいという事情も考えられる。
    • 3Gを除き、オフラインにも上位クエストが存在する作品では
      オフラインの下位のラスボス≠元の作品のラスボスとなっている*13
  • 最近のシリーズでは、発売までになんらかの映像でラスボスの姿やその一部が公開されることが多い。
    MHWorldとMHW:Iのラスボスであるゼノ・ジーヴァ、アン・イシュワルダは、
    発売までその存在やビジュアルが一切公開されなかった(最近では)珍しい例である。
  • 所謂オンラインゲーム、ソーシャルゲームであるMHFやMHXRには、基本的にラスボスは存在しない。
    これらはコンテンツを追加しながらサービスを半永続的に続けていくという性質上、
    作品の一区切りに相当する存在であるラスボスを登場させる必要がない(させられない)のである。
    • ただし広報的な意味においては、モンスターハンターフロンティアオンラインとしての最後の
      (公称上)新モンスターである弩岩竜オディバトラスについて、
      MHF運営から
      「フォワードの締めのモンスターなのでラスボス的な立ち位置にしたかった」との発言があった。
      また、当初の構想では天翔龍シャンティエン熾凍龍ディスフィロア
      「G級」コンテンツにおけるラスボス的な立ち位置にする事を想定していた
      (当初の構想では、G級を進めると順番にG級モンスターが狩猟解禁されていくという仕組みであり、
      上述した2種はその最後に解禁される予定になっていたものと思われる)ことが、
      運営レポートなどから伺えるようになっている*14
      なお、MHF-GからMHF-Zに移行する際、またMHF自体のサービス終了が告知された際は、
      ラスボス的な立ち位置であることが示唆されたモンスターは登場していない。
    • 中国にて展開されていたモンスターハンターオンライン(MHO)ではやや事情が異なり、
      サービス終了告知後に新規モンスター嵐龍(アマツマガツチ)が追加されている。

関連項目

世界観/禁忌のモンスター
モンハン用語/村最終
モンハン用語/ドス
ゲーム用語/ボス
ゲーム用語/ラスボスの前座
ゲーム用語/裏ボス
武器/ラスボス武器
世界観/伝承


*1 単純に該当ボスが弱い事もあるが、「特効武器が存在」したり「連戦によるバランス調整の結果」だったりと訳ありなケースもある。また強くとも性格や見た目に威厳がないと(笑)扱いされる場合もある
*2 小林幸子史の衣装および演出(ハデな装飾の服(=第一形態)→舞台装置により巨大化の如く展開された服(=第二形態)など)と、それを行ったのが紅白歌合戦という年の最後に行われるイベントという組み合わせが、まさに「ゲームのラスボス」を彷彿とさせた為
*3 隠されているわけではなく、全くもって未知の存在なのでストーリー上は本当に名前が無いという設定
*4 初挑戦時は前述した設定故に、素材名も含めすべて???で表記される
*5 初挑戦時は前述した設定故に、素材名も含めすべて???で表記される
*6 Ver1.0時点
*7 Ver3.0で追加
*8 カプコンからのネタバレ自粛要請に基づき記述禁止
*9 前作のネタバレ自粛要請の影響により記述可能かどうか議論中
*10 MHPまでは「古龍種」というカテゴリは存在していないが
*11 P2G、4G、XX、アイスボーンに関しては、村上位又はG級に存在しないモンスターもカウント
*12 一部例外はある。例えばMHXにてMHP3のラスボスであるアマツマガツチが復活を遂げたが、同時にユクモ村や渓流といった関連性のあるものも登場しており、ユーザーからの声に答えたという側面も強い
*13 P2Gではシェンガオレン、4Gではダレン・モーラン、XXではシャガルマガラがオフライン最後の緊急クエストとなっている
*14 ただし、MHF-Z現在でもゲーム内に残っているストーリーの片鱗では、明確に「ラスボス」として描かれているのはシャンティエンであり、ディスフィロアはラスボスと言うよりは「裏ボス」に近い存在ではある