目次
概要
- 文字通り、ゲームを始めたプレイヤーが最初に身に付けている装備品。
大抵のゲームでは一番弱い武器が支給される…が、
作品によっては主人公専用の伝説級の武器がいきなりもらえたり*1、
主人公の初期装備よりもワンランク下の装備があったりする*2。
- 大抵はゲームの進行に伴ってより強い装備に乗り換えられてしまうが、
金策に悩むタイプのゲームだと、長く付き合う羽目になるケースも少なくない。
モンスターハンターでも、初期の頃はこういう傾向が強くあった(後述)。- いわゆる縛りプレイでも初期装備縛りというのはよくある。
装備なしプレイよりほんの僅かに難易度は落ちるが、差ははっきり言ってほとんどない。
- いわゆる縛りプレイでも初期装備縛りというのはよくある。
- 武器の初期装備は強化によって次々と形を変え最後まで使われ続ける事もあるのに対し、
防具の初期装備は基本的に防御力を上げる事しかできない為、
下位防具の中でも防御力の低い初期装備は基本的に序盤でお役御免になる事が多い。
一方で最終的に上位防具の下位互換になる事が多い他の下位防具(G級作品では上位防具も)は一切制作せず、
初期防具のままその作品の最上位ランクまで駆け上がるハンターもそれなりにいる。
何ならそのままラスボスまで倒してしまうハンターさえいる。- 初期のボックスが狭い作品や、
逆に装備が多過ぎる3DS時代のG級作品では、
装備コンプリートを目指す場合下位防具まで含めるとボックスに収まらない事が多く、
折角制作しても最終的には売却せざるを得なくなる為、
後で泣く泣く手放すくらいなら最初から作らないという考えで初期装備で押し通る事もある。 - 初期装備とは言え防具強化によりある程度の防御力までは高める事が可能な為、
即死ゲーとまではいかない事が多い。
とは言えほとんどの作品で上位序盤装備並みかそれ以下の防御力にしかならない為、
基本的には熟練者向けである。- 言うまでもないがG級作品で初期装備のままG級突入、
ましてラスボス討伐なんて所業はプロハンのみに許された遊びと言える。
- 言うまでもないがG級作品で初期装備のままG級突入、
- 初期のボックスが狭い作品や、
歴史
MH・MHG(PS2版)・MHP
MHG(Wii版)
- 初代の頃は罠とされていた、レザーライトシリーズを最初から身に着けている。
レザーライトシリーズは採取に向いたスキル構成でもあり、最初のスタートダッシュがかなり容易となった。
MH2
- 初代同様ハンターナイフで防具の支給はなし。
初代の頃の定石通り裸ハンターナイフで序盤のクエストをこなそう…と行きたい所なのだが、
この作品で初登場の小型モンスターは全体的に攻撃力と体力がやたらと優れている傾向にあり、
よほど慣れていない限り、初期の状態で倒すのは至難の業だった。
コンガやヤオザミあたりに囲まれ、一気にやられた人も多いのではないだろうか。
資金はやや稼ぎやすくなっているため、初代以上にどこかしら防具を着てからクエストに赴くべきである。
MHP2(G)
- やはり厳しいと判断されたのか、ちゃんとした防具が支給されるようになった。
この作品における初期装備は、序盤フィールドで役に立つマフモフシリーズ一式。
何気に、初の村特産品装備である。
また、武器もハンターナイフ一丁から始めなければならなかった旧作に比べると、
全ての武器種が一通り支給されるようになり、序盤から好きな武器で戦えるようになった。
ついでに、細かいことだがこの作品では武器の方は鉱石武器ではなく、骨武器が初期武器となっている。- 余談だがこれらの装備は全て、ポッケ村の先輩ハンターがおさがりとして用意してくれたものである。
- なお、P2Gより登場したオトモアイルーだが、この時点ではまだ装備の概念がなかった。
一応雇用直後の外見を初期装備と定義した場合、防具はどんぐりメイル(後のどんぐりネコ装備)で、
攻撃タイプが切断ならばボーンネコピック、打撃ならば肉球ネコぱんちを装備している。
防具の外見については雇用してすぐに変更可能であり、どんぐりメイル以外には
マフモフスーツ(後のマフモフネコ装備)も初期から使うことができる。
MH3
- 前作ではかなり待遇が良くなったはず……だったのだが、ここにきて先祖返りをしてしまった。
再び裸ハンターナイフで、モガの村に来ることとなってしまったのだ。
あくまでも、「据え置きのナンバリング作品はとことん厳しく」、ということなのだろうか*5。
武器の方はハンターナイフ以外に一応、アイアンソードも支給されるようになったが、
それでも全武器種のものが揃っていたMHP2(G)と比べると少ない。- ちなみに「モガ」と付く装備はあるが、初期装備ではない。
- 本作に登場するチャチャだが、初期装備はお馴染みドングリのお面。
MHP3
- ユクモノシリーズと古ユクモノ鉈を手に始まる。
これらは、ユクモ村の人々が専属ハンターのために急いで用意した武具だとのこと。
なお、他の古ユクモノ武器も一式装備ボックスに入っているが、
通常のユクモノ武器と違い一品物なので記念に持っておきたいなら誤って強化しないように(詳細はリンク先参照)。
- なお、本作のオトモアイルーより装備の概念が登場。
こちらの初期装備はユクモノネコ…ではなく、まさかのボーンネコピックのみ。
思わぬ形でインナーとナイフの組み合わせが再来してしまった。- 厳密には、一匹目雇用時にどんぐりネコ一式と肉球ネコぱんちもそれぞれもらえる。
MH3G
- MH3無印版での待遇の悪さはどこへやら、レザーシリーズ一式とハンターナイフを持ってゲームが開始される。
レザーシリーズは採取に特化しており、序盤の素材集めにとても役立つ。
しばらくはこのままで行ってもいいだろう。- もちろん、一通りの武器ももらえる。
- チャチャは引き続きドングリのお面で、初登場のカヤンバはカニ爪のお面である。
MH4(G)
- 無い。
インナー一丁で始まるモンハンは過去にも存在したが、今回はそれに加えて武器も持ってない。
武器さえ持ってない一般人状態は史上初である。一般人でもインナー一丁で砂漠をうろつくのはちょっとないが。
- オトモ装備はプレイヤーとお揃いのブレイブネコ一式。
筆頭オトモが固有のキャラであるため、何気に彼専用の装備とも言える待遇である。
なお、後に雇うノラオトモ達は、どんぐり、ボーン、ブレイブ、アロイの一部をランダムで身に着けている。
MHX(X)
- オトモアイルーの場合、初めの一匹のみ、お揃いのベルダーネコ一式。
以後雇用したオトモはボーンネコピックのみ。
開始直後に加工屋より貰える端材でどんぐりネコ一式を生産可能。
- 初期装備でありながらデザインが良く、男女共に高い人気を誇っている。
モンハンは性別で装備の見た目による好みがかなり分かれるゲームシリーズだが、
男女とも見た目良しという珍しい装備でもある。
MHW(:I)
- 今作ではキャラメイクの段階で初期装備を選択することができる。
候補はインナーのみ、レザー、チェーンに加えて特典のコードを予め入力することでオリジンシリーズが選択可能。
ここで選んだ装備は序盤のムービーなどに反映される。
性能もそれぞれ違うが、序盤のイベントにおいては関係ないため単に見た目で選んでいい。
なお、選ばなかった装備もアイテムボックスに入っているため、後から別の装備に着替えることも可能。
- 武器の方は、なんとMH4と同じく装備なし。
冒頭のイベントでは武器を使わずに古代樹の森を進み、アステラへ向かうことになる。
一応防具を身に付けられるのでただの一般人状態は避けられるが……インナーだと同じく一般人
その後アステラのマイハウスで初期装備としてどの武器を装備するか選べる。
系統は鉱石系で統一されており、例によって片手剣ならハンターナイフ。- なお、今作の主人公(および同期の5期団)は現大陸でも優秀なハンターだったという設定。
それを考えるともっと強い武具を持っていて当然のはずである。
が、調査団には現大陸の物をなるべく新大陸に持ち込まないという方針があるため、
残念ながら序盤から強い装備で無双、とはいかない。
- なお、今作の主人公(および同期の5期団)は現大陸でも優秀なハンターだったという設定。
- オトモもレザー装備かインナーのみかを選択できる。
武器はレザー装備の系列に含まれるどんぐりネコスコップで固定。
- 本作より、「発売後しばらく経ってから序盤向けの装備が配信」というパターンが出てきた。
MHW:I発売とそれに合わせたMHW本体のVer.10.10配信と同時にガーディアンαシリーズが追加されている。- MHW:Iをプレイする前段階となる、MHWのコンテンツを後発プレイヤーが早くクリアできるようにという配慮で追加されたものだろう。
体力増強、体力回復量UP、ランナー、精霊の加護のLv3とスキル面は下位装備としてはかなり強力である。
また、武器についても追加アイテムパックでもらえる素材で鉱石系武器1本を名前が変わるまで*6一気に強化できる。 - なお、ガーディアン装備自体はMHW:Iを購入しておらず、MHW単体でプレイしていてもVer10.10を適用すると使用可能になる。
- 従来シリーズでは男性がガーディアン、女性がヘルパー/ヒーラー装備と分けられてきたが、
男女ともに着られる装備に変更された。この点もシリーズ初である。
- MHW:Iをプレイする前段階となる、MHWのコンテンツを後発プレイヤーが早くクリアできるようにという配慮で追加されたものだろう。
MHR(:S)
- MHRiseでは初期武器がカムラノ鉄刀I、初期防具はカムラノ装一式になった。
太刀が初期武器になったのはシリーズ初であり、
チュートリアルイベントで受付嬢のヒノエに勧められ装備することになる。
しかし、アイテムボックスにはちゃんと他13種のカムラノ武器が入っており、ほぼ直後に装備しなおすことが可能。
勧めてもらった太刀を含め、使わない武器種をいきなり売り払って序盤の金策にすることも可能である。
- オトモアイルーはカムラネコ一式。オトモガルクはカムラガル一式でスタート。
ハンターも含めて忍者三人衆のような見た目である。
- 本作でもMHW同様、拡張版の発売前後に初心者用装備が配信で追加されている。
発売前のVer.3.9、MHR:S適用版Ver.10.0の2度に渡って行われた。
ただしこれらはいずれも上記のチュートリアル完了後に装備可能になるため、
MHW:Iのガーディアンシリーズと違って厳密な意味での初期装備には該当しない。- Ver.3.9では第一弾として、ギルドクロスシリーズ、クロオビシリーズ、里守用武器が追加されている。
それぞれ採取用装備、戦闘用装備、防御力ボーナス付き武器という特徴がある。 - Ver.10.0では上位向けの装備としてクロオビSシリーズが追加されているが、
同Ver以降にゲームを新規で開始すると即座に入手可能である。- いきなり上位防具を身に着けて下位をプレイすることが可能になるという大胆な施策が行われているが、
マスターランクやエンドコンテンツに到達する為に下位・上位の攻略が必須であること、
人によってはSwitch版→後発のPC・PS5・Xbox版に移行する為にMHRise部分は2度プレイしている可能性がある。
そうした層への配慮としての側面もあったのかもしれない。 - MHR:Sではなく、MHRiseの追加コンテンツとして配信されているために
MHR:S未購入でも利用できるという点も、MHWのガーディアン装備と同様である。
- いきなり上位防具を身に着けて下位をプレイすることが可能になるという大胆な施策が行われているが、
- Ver.3.9では第一弾として、ギルドクロスシリーズ、クロオビシリーズ、里守用武器が追加されている。
MHF
- 当初はMH2の仕様を引き継いで裸ハンターナイフでスタートしていたが、
シーズン3.0でオリジナル初期装備の「ルーキーシリーズ」が登場。
MHF-G以降は「ホープシリーズ」がその役割を担っている。詳細はリンク先を参照。
- 武器に関してはキャラクタークリエイションの時点で、
穿龍棍とスラッシュアックスFを除く11武器種の中から好きなものを選択して始められる
(選ばなかった武器は装備BOXに入っている)。
片手剣を選んだ場合は定番の「ハンターナイフ」になる。
MHST
- ライダー装備とアイアンソードが初期装備。
大剣が初期装備になっているのは、何気にMHシリーズ初である。
またMHRiseの太刀に先駆けて、片手剣以外の武器種が初期装備となった作品でもある。
ただし、ステータス画面等で表示されるアイコンは片手剣で固定である。
防具のライダー装備は強化をしていけば、防御力に関しては他の防具とも遜色ない数字になるが、
残念なことにスキルが一切発動しないという欠点があるため、早めに他の防具に乗り換えられることとなる。
- 武器はアイアンソードしか所持していないため、他武器種は武具屋兼加工屋で購入する必要がある。
MHST2
- 続編であるMHST2でもライダー装備とアイアンソードが初期装備。
ライダー装備は強化してもスキル無しな点、および大剣しか所持していない点まで含め前作と同様である。
ステータス画面等で表示されるアイコンは片手剣で固定である点も同様。
- ちなみに、オープニングではマハナ村の伝統衣装を着ており、
ライダー装備を貰った後はこの服は防具として手に入る訳では無く消滅してしまう。
しかし、後にメラルー商会から「マハナ村の伝統衣装」でこの服の重ね着を入手できる。
関連項目
武器/ハンターナイフ - 初期装備の定番
防具/レザーライトシリーズ
防具/マフモフシリーズ
防具/レザーシリーズ
防具/ユクモノシリーズ
防具/ブレイブシリーズ
防具/ベルダーシリーズ
防具/チェーンシリーズ
防具/ハンターシリーズ - MHWorldの特典装備、オリジンシリーズのデザイン元
防具/ガーディアンシリーズ
防具/カムラノ装シリーズ
防具/ルーキーシリーズ
防具/ホープシリーズ
防具/ライダーシリーズ