概要
- 主にシューティングゲーム(STG)でよく使われる言葉。敵の攻撃が当たらない位置のこと。
略語としては「安」全「地」帯なので「安地」が正確なのだが、予測変換では大抵「安置」の方が上に来るので、
特に素早くチャットしなければいけないゲームなどでは「安置」もしばしば使われる。
「全ての攻撃が当たらない安全地帯」もあるが、多くは「一部の攻撃をしのげる安全地帯」である。
- 2Dシューティング等、敵の攻撃を避け続ける必要のあるゲームにおいては特に重要であり、
安全地帯を発見・利用する事がゲームの攻略に繋がる*1。- 特にボス戦では、安全地帯を利用することが前提の激しい攻撃をしてくる場合も多い。
このような安全地帯は意図的に作られたものであり、安全地帯を利用した方が楽に避けられる。 - また、設定ミス等を理由に「そこにいればすべての攻撃が当たらない」安全地帯が見つかることがあるが、
このような安全地帯はゲームバランスを崩しやすい*2ので、あまり歓迎されない。
- 特にボス戦では、安全地帯を利用することが前提の激しい攻撃をしてくる場合も多い。
- 対戦型FPSでは、態勢を立て直すための安全地帯確保が重要な戦略であり、
逆に態勢を立て直させないための安全地帯潰しも立派な戦略である。
- ちなみにこの言葉(特に安地)をシューティングゲームにおける安全なポイントという意味で使い出したのは、
ゲーム攻略雑誌の「ゲーメスト」である。
モンハンにおける安全地帯
- 大型モンスター戦において、安全地帯探しが重要になるのはシューティングと同様である。
また、相手は随時動いているので、「フィールドの特定のポイントが安全地帯」というよりは
「モンスターから見た特定の場所が安全地帯」になるケースが多い。
このような"特定位置への移動で攻撃を避ける"ムーブを俗に位置取り(回避)などと言い、
回避行動などに付与される無敵時間を用いて躱すフレーム回避とは対極的に語られることが多い。- 大抵の相手なら死角になる腹の下に潜り込むと多くの攻撃は当たらなくなる。
もちろん、相手は動き続けているので腹下を維持するのは至難の業であるし、
グラビモスのように腹下をピンポイントで薙ぎ払う技を持つモンスターもいるので過信しない方が良い。 - ベリオロスがフィールドの壁面を利用して行う三角跳びや、
ウラガンキンが火山にて行う高所からのローリングのように、
特定の地形に依存した攻撃技には安全地帯となる場所が発生しやすい。 - 超大型モンスター戦では、フィールドのほぼ全域が攻撃範囲なんて技もザラなので、
それらの攻撃をかいくぐる安全地帯探しは必須となる。
また、エリア内に安全位置が一切存在しない攻撃も一部あるので注意が必要。
そのような場合は前述したフレーム回避などが重要となってくる。- 安全地帯が存在する場合の一例で言えば、
オストガロアの瘴龍ビームが典型的である。
エリアの端まで届く超極太のレーザーはネコ飯まで込みでガード強化を徹底しても防ぎ切れず、
ダッシュで横に逃げようとも横に薙ぎ払われ、緊急回避の起き抜けまで消えない事から
射線上に立てばほぼBC送り確定の超必殺技ではあるが、
発射直前までにオストガロアの真横に回り込めれば、薙ぎ払いの射程の外で無傷でやり過ごせる。
- 安全地帯が存在する場合の一例で言えば、
- 大抵の相手なら死角になる腹の下に潜り込むと多くの攻撃は当たらなくなる。
- MHFのG級に登場していた烈種メラギナスとの戦闘では、
フィールド上部から何らかの生物の骸骨が降ってくる場合がある*3。
その骨の内側は一時的にメラギナスの攻撃がハンターに当たらなくなる安全地帯である。- これはメラギナスというモンスターの生態が常に誰か一人を絞って付け狙うという性質であることと、
烈種クエストのメラギナスが軸合わせもせずに矢継ぎ早に連続攻撃を仕掛けてくることへの考慮。
当然だが何度も攻撃を受けると安全地帯である骨は破壊されてしまう。
また、ハンターの攻撃も骨に当たるので内側から反撃しようものなら数秒で崩壊してしまう。
「モンスター側に合わせて安全地帯が形成される」というのは後年MHWなどでも取り入れられた。
- これはメラギナスというモンスターの生態が常に誰か一人を絞って付け狙うという性質であることと、
- 「ほとんどの攻撃が当たらない安全地帯」があれば、それはほぼ地形ハメに直結する。
昔の作品では高台ハメが横行したためか、近年の作品では高台もあっさり潰されたり、
モンスターが高低差に対応した攻撃方法を持っていたりする。
それでも相手が攻撃が当たらない位置にいると判断すると、
攻撃を諦めてさっさとエリア移動するルーチンも近年見られる。
即死回避のための安全地帯
- 一部の強力なモンスターは特定の場所に退避しなければ即死がほぼ確定するような攻撃を繰り出す。
そのような技がある場合、安全地帯への退避が極めて重要となり、知らなければ攻略が厳しくなってしまう。- 初出となるのはMHFに登場していたガルバダオラ。
彼が頻繁に行う「烈光」は、予備知識のないハンターを悉く蒸発させた。
MHFでは他にもケオアルボルやラヴィエンテ猛狂期などが当てはまる。
ポイントは「安全地帯を除いたエリア内全域が即死攻撃の圏内」という点にあり、
どれだけ離れようが特定の安全地帯に逃げ込まない限り意味がないことに注意が必要である。
- 初出となるのはMHFに登場していたガルバダオラ。
- メインシリーズでもMHW(MHW:I)からこの手の攻撃が登場するようになった。
モンスター名 該当技 安全地帯 ベヒーモス エクリプスメテオ 着弾点から見てコメットの裏 ムフェト・ジーヴァ 王の雫 石柱(岩片)の裏 ミラボレアス(MHW:I) 劫火 瓦礫(起動した防護壁)の裏
余談
- ベースキャンプも安全地帯と言えるが、
ベースキャンプに逃げ込む時は「BC退避」が使われることが多い。 - 「環境が安定しており、モンスターの居ないエリア=安全地帯」かと言われるとそうでもなく、
別エリアを攻撃するモンスターなども存在している。 - 本wikiに限らず『安全地帯』を意味する単語として「安置」と言う単語が多分に散見されるが
これは誤字や誤植ではなく、ある種のネットスラングであり事実上の同義語と認識して良い。
安全地帯を省略するなら本来は「安地」であり、厳密に解釈すれば「安置」は国語的に別の意味となる。- 記事冒頭でも触れた通り、「あんち」と入力して一発変換をする場合「安置」が真っ先に上がるので、
それをそのまま使った流れに由来する。
使用している言語ツールによっては「安地」の方も変換候補に並ぶ場合もある。
- 記事冒頭でも触れた通り、「あんち」と入力して一発変換をする場合「安置」が真っ先に上がるので、