ゲーム用語/没データ

Last-modified: 2019-07-11 (木) 18:28:06

概要 Edit

  • 何らかの理由で没になったデータのこと。
    データとしては存在しているが、通常のプレイでは表に出てくる事が無いもの。
  • 没になった理由は様々で、バランスが崩れることが懸念された、
    データはできたが関連イベントまで組めなかったなど。
  • 非常に有名な例としては、ポケットモンスターに登場する幻のポケモン「ミュウ」が知られている。
    バグ技などによって存在が明らかになって以降「151匹目のポケモン」はまことしやかに囁かれていた。
    • このポケモンの存在そのものはゲーム内ストーリーで一部語られてはいるが、
      データとしてのこれが生まれた理由は「プログラマが余った領域にお遊びで入れた」というもので、
      最初から使う予定があったものではない。
    • あまりにも有名になってしまったせいか、後にこのポケモンのデータを公式で配布したことによって
      正式に151番目のポケモンと数えられる事になった訳だが、
      もしそれが無かったら単なる没データとして扱われていたことだろう。
  • しばしばいわれる「なんで使いもしないデータが製品に残っているの?」という疑問についてだが、
    データを消す事によって生まれるバグも存在する」というのが主な理由。
    使わない事が決定したデータでも、まだそのデータを参照するようになっている部分が
    見落とされて残っているかも知れなかったりする。
    その場合、その没データを削除しても問題ない事を確認するまでデバッグ作業を繰り返す
    なんていう手間をかけるより、没を没のまま隠しておくだけの方が遥かに作業負担が少ない。
    ゲーム製作会社はあくまで営利企業なので、する必要の無い作業はカットするものであり、
    バグが発生するというリスクは最小限にするものである。
    納期や予算の関係で余裕が無い場合なら尚更である。
  • 「間違った参照によって発生するバグ」という類のものとしては「バグマイセット」がある。
    ただし、こちらは配列変数の添字が想定外の値になった結果という見方も可能。
  • 他ゲームの例では、ドラクエなどのRPGにおいて特定の操作をすると
    没データ部分を参照してしまったバグモンスターが登場する、なんていうバグ技が存在する事がある。
    もしこの没データを削除されていたならば、このバグ技の操作が行われた時に
    間違ったデータが呼び出される以前に「何もデータが無い」ということで
    フリーズを起こすなどさらに酷いバグになっていた可能性が高い。
    因みにその没モンスターがその後のリメイク版に於いて正式に登場したという例も実在する。
  • 一昔前のゲームソフトはROMの容量にあまり余裕が無かったために、
    そういった危険を冒してでもデータを削除し容量を確保するという事があったが、
    大容量のROMが使用可能な現在では容量問題に悩まされることが少なくなった。

モンハンにおける没データ Edit

  • モンハンにも、解析により「データだけは存在するがゲーム中には登場しない」
    装備品が毎回のように存在することが明らかになっている。
    その多くは既存の装備品の色違いである。
  • なぜか性能が異常なまでに高い装備が多く、
    「オンラインにおいて改造でデータを呼び出していることを判別するために意図的にデータが用意されているのでは?」
    とも言われるが真偽は不明である。*1
    また、イベントクエストが現在進行形で配信されている作品においては、
    イベント武器なのか本当に没データなのか判断するのは難しい。
    • 中にはMHFのバール=ダオラのように、没データから正式実装へ格上げされたものも存在する。
      (ただしバール=ダオラは没データではヘビィボウガンだったが、実装時にはライトボウガンとなった)
    • この手の物は普通の装備解説よりも明らかに仰々しいものが多い。
      特に武器には「使用者の身をも滅ぼす」「力に溺れてはいけない」みたいなものも多く、
      まるで改造で手に入れた者を示唆したかのような内容になっている
  • 一方で「ワイバーン」という没アイテムがほぼ全作品のデータに確認されている。
    作品を通して消されている様子はないので、何らかのアイテムデータの媒介として使われている可能性がある。
    • MH2やMHF内では前作や別シリーズで使用されたアイテムがデータ内に存在するが
      結局は使われずに残っているケースが存在する。
      また、古代のツボのように前作の没アイテムを実装したケースも存在する。
  • 装飾品についても、本来のゲーム進行内での入手はできないが
    演習などにおける貸出装備に使うために実装されているものは存在する。
  • MH2では、使用されなかったクエスト受注条件などがデータ内に存在している。
    例えばMH2においてHRによる受注制限はミラボレアスや金銀火竜受注に必要なHR50までであるが、
    データ内にはHR100以上、HR200以上などの受注制限が存在している。
  • MH3では、前作のMH2に存在したが本作で廃止された状態異常のアイコン(声帯麻痺、一部アイテム使用不可など)や、それ以外の廃止された要素のアイコン(弓使用時に表示されるビンなど)がデータ上に残っている。
  • MH4Gでは上記の超高性能装備が解析によって発見されたのだが、
    同作にはアイテムパックの有料販売のシステムが実装されていたこともあってか、
    「これらの武器は有料販売なのでは?」という予想が上がったこともあった。
    結果としてはそもそも有料のアイテムパック自体一つも配信されず、
    これらの装備も未登場に終わっている。
  • MHSTには幾つかの絆遺伝子が没データとして存在しており、
    その中にはガノトトスとその亜種、及びドボルベルクの名前を冠した絆遺伝子のデータが存在する。
    両者ともMHST内に武器(ドボルベルクに至っては防具も)が用意されていることから、
    没になったオトモンの遺伝子では?と噂されているが真相は不明。
  • MHFは作品一つがアップデートを重ねて使用され続けるオンラインゲームなので、
    本当の「没データ」かどうかを開発者以外が知ることはできない。
    過去には没データだと思われていた物が再利用されたと思しきものや、
    没データかと思ったら実はシークレット扱いの正規実装品だったケース、
    イベント配信の都合でデータの実装から1年以上経過して初めて作成可能となった装備などが挙げられる。
    そのためゲーム内にデータが眠っていても、それが没データであるという確証はない。
    • 一応公式より事実上没になったということがほぼ明言されているに等しいモンスターとして、
      ドスギアノスが挙げられるが、実はMHFには初期の頃からドスギアノスのグラフィックだけは存在している。
      ただしMHP2の頃のデータが元であるため、爪の色がドスランポスと同じ赤になっている。
      ちなみに当初の時点では素材のデータも存在していたことが
      シーズン1.5の中期に行われたアップデートにおけるニクスファーボウの強化素材変更内容から推測可能。
    • イベント武具でこの手の事象として話題になったものとしては、
      スーパーガルセインストラーフなどがある。
      中にはHC武器が追加されたことが忘れられていたことを指摘されたのが原因で
      急遽「メゼポルタ秋の大運動会」が開催されたという疑惑を持たれている物も(かいしょうちゃん等)。
    • いわゆる課金武具でも、
      データは実装していながら特典として提供するタイミングを逸したのではないかと思われる物が存在する。
      確認されているものでは
      • デザイアセイバー - シーズン8.5で確認されていた*2が、
        こちらを同梱したデバイスが発売されることはなく、
        後にフォワード.1後期のある狩人祭においてサーバー4で障害が発生した際に補償として
        イベントコードが公式ツイートで配布された。
      • ノッテホルン - データ自体はフォワード.1で確認されていたが、震災の関連からか
        これを同梱したデバイスは発売されず、後にマイクロソフト系特典の入手方法が
        過去の物の中から任意の1つを生産できる「MSチケット」に変更された後、
        フォワード.4で同チケットのラインナップに追加される形でやっと入手可能になった。
      • シンドリステ - 実装時期は不明だが、強化素材が特典武器のパターンになっているのに対し
        入手できたのはシリーズクエスト「ミズキと黒の団長」の配信時となっている。
      がある。

余談 Edit

  • 「ハンター大全」などに設定イラストだけ載っている装備・モンスターもあるが、
    あれらは「没モンスター」「没装備」である。
    実際にゲームデータを組む段階に至っていないので、こちらとは区別される。
  • 「通常プレイでは表に出ないが特定操作を行うと表示される」データにはほかに
    「イースターエッグ」と呼ばれるプログラムもある。
    ただし、こちらは開発者がきちんとした意図をもって導入したオマケのようなものであり、
    正式に没になったデータとは異なる。
    どちらかというと前述のミュウもこっちに近いものがある。
    • モンハンにこのような隠しプログラムだと確証できるようなものはないのだが、
      MH2においてはすべての武器種と防具の部位にちょうど1つずつ没データが存在している。
      没にしては条件が整いすぎているので何らかの意図があったと思われる。
      可能性として囁かれていたのはチーターを炙り出すための罠という説である。

*1 なお、このような装備品はMHプレイヤーの間で、通称チートホイホイなどと呼ばれている。実際に本当に開発が意図してチートを炙り出しているかは定かではないため、半ばネタとしての呼称ではあるが。
*2 色違いの武器として、Xbox 360版リリース当初にXbox 360用コントローラーの特典として用意された「シャインセイバー」と、キーボードの特典として用意された「ウォームセイバー」が存在する。