システム/オープニングムービー

Last-modified: 2023-05-04 (木) 15:19:28

目次

概要

  • ゲームを起動して放っておくと流れ始める映像。今回の代表的なモンスターの生態紹介をしていたりする。
    また、設定上存在しているだけで表に出てきにくい世界観を紹介する場でもある。*1
    アイキャッチ的な役割を果たすこともある上に、
    ○○の生態シリーズ」同様にゲーム中のグラフィックを流用していないフルCG(プリレンダムービー)
    ということもあり、なかなかに熱いムービーであると感じるハンターが多い。
    特にMHP3以降は技術向上の賜物か、プリレンダリングの精度が向上し、映像の美しさも増す傾向にある。
    無論スキップすることもできるが、たまにはじっくり鑑賞してみてはいかがだろうか。
    なお、最初からギャラリーに存在しているので、ゲーム開始時以外にそちらで見ることも可能。
  • ムービーではモンスター達の食物連鎖や生態、ハンター達の狩りはもちろんのこと、
    村の様子、酒場の様子、工房の様子といった人々の生活も描かれている。
    更に、大タルをアイテムポーチにしまって運ぶなどといったゲームシステムによる不合理な現象も、
    大タルはアイテムポーチに入らないので手で持って運ぶというかなり現実的なものとなっており、
    ありのままのモンスターハンターの世界の姿を知る上で重要な映像となっている。
  • MH無印ではハンターはムービー終盤にしか登場しない。
    原点回帰であるMH3でも同様にムービー終盤、というよりほぼ最後に登場。
    この2作品以外のムービーは全てハンター視点のムービーである。
    • これらの殆どは「看板モンスターとハンターの対峙」というシチュエーションで締められるが、
      ハンター側はどういうわけか初期装備の場合が多い。
      スタッフによると戦いの結末は描かないのがお約束らしい
      が、ゲーム内でこのような真似をすれば
      よほどの腕前がない限り一瞬でキャンプに送り返されるのは想像に難くない。
      防具が限界まで強化されている、下位個体に上位以上の装備で挑んでいるなどの可能性もあるが。
      或いは、本来はゲーム中ほどグレードによる武具の性能差はないという可能性もある。
  • 多くのオープニングムービーに、ハンターが大型モンスターから逃げる場面が存在する。
    ざっと挙げるだけでも、
    • 無印、MHP(リオレウスから逃げる大剣と片手剣のハンターたち)
    • MH2(ドドブランゴから武器を放棄してまで逃げるガンナー)
    • MHP2(灰水晶の原石をあきらめてティガレックスから逃げるマフモフ装備の太刀ハンター)
    • MHP2G(リオレイアから逃げるチェーンS装備の大剣ハンター)
    • MH3G(ブラキディオスから逃げる3人のハンター)
    • MH4(ティガレックスから逃げるブレイブ装備の操虫棍ハンター)
    • MH4G(ディアブロスから逃げる2人のハンター)
    • MHX(ディノバルドと遭遇して逃げ出すニャンター)
    • MHXX(飛行船でバルファルクから逃げてきたニャンターPT)
    などがある。
    いくらなんでも逃げすぎではないかとも思うが、
    我々が操作するゲームの主役はともかく、
    他のハンターなら命を落とす事も当然起こる「狩るか狩られるかの狩猟生活」をテーマとした作品なだけに、
    この世界ではこれが日常茶飯事と思われる。
    • 彼らの名誉のために補足しておくが、MHP2GとMH4及び4Gでは逃げた先に落とし穴が設置してあったり
      仲間のハンターが待ち伏せしていたりと、おとり役を引き受けているとみて良いだろう。
      MHXでは現時点の戦力で戦うのは危険な相手と判断して味方を安全な方向へ誘導しようとしており、
      遭遇前から痕跡に警戒を示している様子も加わってニャンターとしての知識と実力の高さが伺える。
      MHXXでは逃避行に使われた飛行船は風船が破れ、墜落が避けられない状態でありPTが龍識船に避難した直後、
      カプコン製の宿命故に木端微塵にされてしまう。
      ハンター達は毎回命懸けなのである。
  • 一方で、ハンターなどを追いかける側のモンスターはティガレックスが抜擢されることが多い。
    こちらはMHP2、MH4、アイルー村G、MHSTの4作品でこの役目に選ばれている。
    大口を開け、強靭な前足でこちらに迫ってくる様が非常にイメージに合っているからだろうか。
  • シリーズ通して、貧弱な装備をしているハンターほどムービーでの見せ場が多いと言う法則もある。
    特に、その作品の初期装備であるハンターなどはまず間違いなくオープニングムービーの主役を張っているほど。
    普通だったら間違いなく真逆ではあるが、その作品の印象を強めるためと、
    初めてモンハンに触れる初心者を勇気付けるための、開発者による工夫と言ったところだろう。

OPの内容

メインシリーズ

MH(無印)
リオレウス>ランポス>アプトノス&ケルビ、という上下関係の様子と、
巣に戻ったリオレウスに果敢に挑むハンター達が描かれている。
オンラインプレイさながらのハンター同士の連係プレーはかなりアツい。
このムービーの後半の、ハンター装備の剣士2人をリオレウスが追いかけてきたところを
ランポス装備のヘビィガンナーが迎え撃つシーンは、
2003年のE3で最初に公開されたコンセプトムービーの一場面を思わせる出来になっていたりする。
モンスターたちの食物連鎖と共に、その強大さをもまざまざと見せつけ、
モンスターハンターそのものの世界観作りに貢献しているムービーである。
余談だが、地球に存在するものと全く同じが登場する。
MHG
街での賑わいと、武器工匠のハイテク技術が垣間見える。
ガンナーの弾を込める場面や防具を装着する仕組み等、
こちらはハンターについての世界観作りに貢献している。
アプトノスが荷物を運搬している様子も見ることができる。
MHP
無印・GのOPと生態ムービーがミックスされている。
MH2
ドドブランゴと死闘を演じる3人のハンターとそこへ乱入する鋼龍。
古龍たるクシャルダオラの今までのモンスターとは比べ物にならない強さが描かれる。
また、古龍の多数参戦に伴い登場した古龍観測所の一面、新武器も登場する。
更にシリーズ初として2組のPTが登場している。*2
ハンター同士の協力、モンスターの上下関係など、いわば無印のMHのOPのグレードアップ版。
シルエットのみではあるが、ラストシーンでナナ・テスカトリも登場する。
MHP2
新たな拠点となったポッケ村と、
雪山でティガレックスに対抗するハンターが描かれる(なんとなく忍び寄る気配を彷彿とさせる)。
また店を営むアイルーや、家畜として働くアプトノスやポポなど、
モンスターと人間の共生も見ることができる。
MHP2G
樹海にベースキャンプを設置するハンターとオトモアイルー。
レイア装備のハンターの姿がブレるようにチェーン装備へと変わり、
マカライト鉱石の採掘にリオレイアの捕獲と、素材集めをするハンターと防具を作る工房の様子が描かれる。
MHGのOPはハイテクな機械を活用した武器作りだったが、
こちらは若い衆がリオレウスの大剣に手作業で薬品を焼き付けたり、
おばあちゃんが鱗をひとつひとつ傷を調べたり翼膜と思しきものを縫製して鎧に仕立てたりと
村特有の技術で作られており、村と街の差別化が計られていることがわかる。
そうして作られた武具を纏いいざ樹海へ挑まんとするハンターと、
樹海の奥から迫り来る赤い残光を伴った黒い影、といったところでタイトルが表示される。
新登場のオトモアイルーと共に、今まで歩んできた積み重ねを手に、いざG級へ、といったところか。
なお、主役モンスターであるナルガクルガは最後にちらっと登場するのみであまりピックアップされていない。
  • これについては制作秘話があり、なんとムービー制作時点でナルガクルガのモデリングが完成しておらず
    オープニングでは紅い眼光で表現するしかなかったそうな*3
    苦肉の策というか誤魔化しというかとんでもない表現ではあるが、
    紅眼のシルエットが目にも止まらぬ速さで肉薄する…という演出は迅竜のイメージに絶妙にマッチしており、
    少ない制作期間の中で如才なくムービーを作り上げた手際は賞賛に値するだろう。
MH3
上記にもあるが、MH無印と同様に3シリーズに登場するモンスターたちの生態がメイン。
まず、遊泳していたルドロスの群れの中に1頭のアプトノスが転落してくる。
沿岸ではアプトノスの群れをジャギィたちが追い立てており、
ジャギィたちは数匹の犠牲を払いながらもドスジャギィとの合流を果たす。
しかしそこに乱入してきたのはリオレウス。地上急襲で仕留めたアプトノスを捕縛し、
横取りされた獲物を奪還しようと騒ぎ立てるジャギィの群れに威嚇する。
更にはこの混乱を嗅ぎ付けたラギアクルスも参戦し餌の取り合いとなるが、リオレウスは飛翔し、
沿岸部から草原を跨ぎ、山岳地帯まで一気に飛び去ってしまう。
モンスターたちが日頃繰り広げる厳しい闘争の一端を切り取った、歴代の中でも屈指の迫力を誇るOPである。
反面、無印とは違いハンターの奮闘は見られず、飛び去っていくリオレウスを崖の上から眺めるだけの出番しかない。
ついでにスラッシュアックスのOPムービーにおける出番もこれっきり
  • ジャギィ一味とそれに追い立てられるアプトノスのシーンに関しては、
    アメリカの怪獣映画「キングコング(2005年版)」において酷似したシーンが存在しており、
    それを元ネタにしていると思われる。
MHP3
嵐の中を飛行する火竜の視点からムービーが開始する。
肉焼きをしているハンターにオトモしているアイルーがアオアシラに襲われるところから始まる。
美しい紅葉や、ハンターとアオアシラの激しい戦闘シーンは必見。
アオアシラに思い切り打たれても仰け反るだけのハンターって一体...
その後はユクモ村の様子、そして最後に雷光虫により超帯電状態になったジンオウガとの対決が描かれる。
オトモアイルーの奮闘も見どころ。
余談だが、このオープニングで主に描かれているユクモノ装備の男性ハンターと
アシラ装備の女性ハンターはMHXのスタッフロールにも登場している。
MH3G
孤島近くの海中で採取をしている女性ハンターとカヤンバ。
その沖合ではエピオスがルドロスに襲われており、それをリオレウス亜種が狙うも失敗。
リオレウス亜種は目標を陸上へと変え、付近の草原でハンター(このハンター達は3のオープニングのハンター達と
武器や防具が一緒であり同一人物と思われる)と交戦中だったドスジャギィを急襲して踏み潰す。
同時に深海からはラギアクルス亜種が浮上。それに気付いた女性ハンターは急いで岸に戻り、
浜辺で遊んでいたチャチャに注意を促すが、直後にラギアクルス亜種も上陸を果たす。
所変わって火山では、ハンター3人のパーティーがブラキディオスから逃げ、
退避するも、隠れ蓑の岩を粉砕されてしまう。
更に粘菌の爆発により窮地に陥った3人は意を決し、怒り状態へ移行したブラキディオスに武器を構える。
それぞれのモンスターは相対したハンター相手に咆哮し、攻撃を開始するところでタイトルロゴがフェードイン。
このOPは3の紋章の飛竜、海竜、獣竜がどんどん出てくる「モンスター王国」をテーマに描いているらしい。
そしてロゴが出た後、ラストで本作のラスボスであるグラン・ミラオスがわずかではあるが登場している。
  • 実はチャチャの傍らに普通のヤドカリが歩いている。
    よく見るとの2匹いるが…
  • なお、リオレウス亜種が地上へ急襲を仕掛けるシーンはどことなくMHGのOPのラストを彷彿とさせる。
    G作品の繋がり故のオマージュと言ったところか。
MH4
冒頭、禁足地どす黒い霧のようなものに包まれていくところから始まる。
ちなみにこのシーンは、エンディングムービーの冒頭の対となっている。
その後場面が切り替わり、遺跡平原の密林地帯と思われる起伏に富んだフィールドを舞台に、
操虫棍のハンター&オトモアイルーと轟竜ティガレックスの決死の追走劇が幕を開ける
(ちなみに、このシーンはどことなくコンセプトムービーを思わせる展開となっている)。
その後、操虫棍のハンターは平原で待ち伏せていた相方のヘビィボウガン使いと合流。
段差を活かした乗りとオトモアイルーの援護でティガレックスを抑え込み、
その間にガンナーが用意していた大タル爆弾を起爆するという見事な連係プレーを成功させる。
なおも健在のティガレックスが煙幕を振り払って現れ、いよいよ一触即発か…と思われたその時、
不気味な鱗粉を乗せた強風と共に上空からメインモンスター:ゴア・マガラが襲来、
凄まじいスピードでティガレックスに圧し掛かり、そのまま有無を言わせず首をへし折って轟沈させる。
意を決したハンターとオトモアイルーはそのまま戦闘態勢に入り、
操虫棍のハンターがゴア・マガラにジャンプして挑みかかるシーンでムービーは幕を閉じる。
  • 上空からゴア・マガラが奇襲を仕掛けるシーンは、MHR:Sのゴア・マガラ登場ムービーにて
    ゴシャハギが襲われるシーンでオマージュされている。
    このシーンはMHR:Sプロモーション映像に用いられており、久々の復活を大いに盛り上げた。
MH4G
旧砂漠における狩猟の様子が描かれている。
映像は、ハンターたちがたき火を囲み、食事をしながら談笑するシーンで幕を開ける。
夜明けと共にハンターたちは狩猟に向けて準備を進め、砂漠の暴君ことディアブロスと遭遇し、戦闘を開始。
途中、ドスガレオスの乱入を受けながらも戦いを進め、激しい攻防戦の末にディアブロスを追い詰めるが、
そこへ突如、本作のメインモンスター:セルレギオスが登場。
最後はハンター目掛けてディアブロスとセルレギオスが同時に攻撃をしかけるところでムービーは幕を閉じる。
また回復薬クーラードリンク落とし穴(起動から設置完了まで)等々、
ゲーム内のアイテムがフルCGでここまではっきり表現されてるのは恐らく初。
長いことこれらにお世話になっている古参ハンターにとっても、
感慨深いムービーとなっているのではなかろうか。
なお、本映像のコンガ装備の女性ハンターは見事な谷間を披露しているが、
承知の通りゲーム中では再現できない。よく「OP詐欺だ!」と騒がれなかったものだ…。
MHX
ベルナ村の上空で、幾多の気球が空を飛んでいる様子が映し出されるところからムービーは始まる。*4
狩りのための準備を整え、気球に乗って意気揚々と出発していく3人のハンターとニャンター。
そしてシーンは切り替わり、四大メインモンスターと旧作のメインモンスターたちの激しい一騎打ちの様子が描かれる。
なお、この戦いではそれぞれ四大メインモンスターたちのBGMが流れているが、
クライマックスとなるディノバルドの狩猟シーンは英雄の証がバックとなっている。
  • 雪山を闊歩するガムートと、それに奇襲を仕掛けるティガレックス。
    ガムートの自慢の鼻で投げ飛ばされるティガレックスだが、体勢を立て直して再びガムートに戦いを挑む。
  • 渓流の河原で身を休めるタマミツネ。そこへ雷光虫を従え近づくジンオウガ。
    満月の下で、2体のメインモンスターによる白熱した戦いが繰り広げられる。
    月明かりの中に舞う泡と雷光虫が神秘的な印象を与える一幕である。
  • 狩場へ向かうハンターの気球をよそに、激しい空中戦を繰り広げるリオレウスとライゼクス。
    雲間を駆け抜けぶつかり合うが決着はつかず、両者とももんどりうって地上へ落下、
    ライゼクスが上を取り、翼で殴ってリオレウスを追い詰めている光景が僅かに映る。
    前2つと違って全体的にリオレウスの方が押され気味の内容になっている。
    属性相性や奇襲といった条件から見ればリオレウスが押されるのは自然なのだが。
狩場へと到着した一行は、そこでディノバルドと遭遇。
手始めにハンマーの女性ハンターが顔面に一撃を加えるも、かすり傷ひとつ与えられずに逆に吹っ飛ばされる。
次に、大剣の男性ハンターとボウガンの男性ハンターが攻撃を仕掛けるも、
頑強な尾で防がれてしまい、こちらも決定打にはならない。
ここでニャンターがハンターたちを鼓舞するかのように笛を吹き、
大剣ハンターがディノバルドの火炎をジャスト回避して一撃を加え、
ボウガンのハンターが大剣のハンターを踏み台にして空中から銃撃を加える。
最後はハンマーの女性ハンターがディノバルドへ一撃を加えようとするところでムービーは幕を閉じる。
短いながらも、躍動する新旧メインモンスターや、新要素であるニャンターモード、新アクションの描写など
見どころ満載のムービーに仕上がっている。
また、何気に女性ハンターがトリを飾っている初のムービーでもある。
(ハンター側のトリに限ればMH2に遡れるが)
  • 後日モンハンラジオで語られたことだが、このハンターの一団は全員新人という設定である。
    今までオープニングはすべてある程度経験のあるハンターばかりが活躍する内容となっている。
    そのため今作のムービー作成時に今回は新人で作りたいねと話が出たらしい。
    危険なディノバルドにいきなり食って掛かったのは若さゆえの「怖いもの知らず」というのもあったようだ。
    さらに言えばメンバーの中で一番のベテランは誰か、というと実はニャンターである*5
    確かにハンターは気付いていないディノバルドの痕跡(地面のえぐれ)をいち早く見つけており、
    そこからすぐ周囲を警戒する様子が見られる。
    またディノバルドと遭遇した際ビビッて逃げようとしてるように見えるが、
    実は皆に逃げるよう促す仕草をとっており、
    あれもハンターとディノバルドとの力量を即座に見極め「敵う相手ではない」と判断しての行動である。
    それでもハンターが引く様子が見られないため、腹をくくって援護に回ったのだろう。
    そうやって見ると一番割を食ってるのはこのニャンターである。
    本来ディノバルドと出会うつもりがなかったということは、
    深層シメジを採取しに来たか、あるいは卵でも取りに来たのだろうか。
  • また、こちらのインタビューによると、
    本当は女性ハンター3人、男性ハンター1人の構成(一瀬氏曰く「ラノベ感を出そうと思っていた」)
    で検討されていたようだが、小嶋氏に却下されたようである。
    折衷案として女性ハンターを主人公的ポジションに据える、現在のOPになったようだ。
  • 同一人物かは不明*6だが、この女性ハンターと同じ装備の女性ハンターがMHXXにて集会酒場に登場する。
    食事中は主人公でも武器を外すのに、なぜか重いハンマーを背負ったまま食事をしている。
    この酒場はヒヨッ子から一騎当千の猛者まで訪れる場所であるため実力は定かではないが、
    主人公がアトラル・カ鏖魔ディアブロスの討伐に向かう際に
    周囲のモンスターが乱入しないよう警戒を担当していることから、G級クラスの腕前は持っていると思われる。
  • モンハンフェスタ’16東京大会で明かされたベルナ村と古代林の距離(飛行船で二日間)の事を考えると、
    このオープニングの一連の描写は、ベルナ村から古代林への道中に起こった出来事を
    時系列に沿って描写したものと考えられる。
MHXX
MHXでメインを張っていた3人と1匹のパーティが装備を一新して*7再登場。
前半は氷海を舞台に彼らとベリオロスの死闘が描かれている。
上空からの奇襲やブレス攻撃で攻め立てるベリオロスだが、
ハンター達も狩技や各スタイルの特性を存分に活かして応戦。
装備だけでなく動きからも彼らが格段にレベルアップしている事が窺える。
そして狩猟も佳境に入ろうというその時、ニャンターは空を横切る彗星のような赤い光を目撃するのだった。
  • その後彼らの戦いがどうなったのか、直接的な映像は無いまま場面が変わってしまうが、
    龍識船に乗り込む彼らの姿が映る事、そして大剣使いの男性がベリオロス素材の大剣を新調している事から
    無事に狩猟を達成した模様。
後半は前述のパーティや龍歴院ギルドの職員たちが龍識船に乗り込み、
新たな冒険へ繰り出すところから始まる。
龍歴院のスタッフに見送られながら大空へ飛び立った龍識船。
ある者は談笑し、ある者は腹ごしらえ、ある者は荷物を抱えて行ったり来たり……。
和やかな雰囲気の空の旅だったが、突如として龍識船全体が揺れるほどの強い衝撃が襲い掛かる。
別の飛行船が龍識船に突っ込むように横付けしてきたのである。
突然の事態とその中から這う這うの体で転がり込んでくるニャンターたちに騒然となる龍識船内部。
その時、クルーの一人が空の彼方から凄まじい勢いで接近してくる謎の影に気付く。
職員の指示で急旋回する龍識船には目もくれず、
影はニャンターたちの乗っていた飛行船に突貫、そのまま突き破るように完全に破壊してしまう。
さすがは安心と信頼のカプコン製、全くブレない。
突然の出来事に理解が追い付かないハンターたちを尻目に、
影は雲を突き抜け、遺群嶺の頂上へと消えていった。
そしてタイトルロゴが流れた直後、影の正体が唸り声をあげるシーンでムービーは終了する。
  • 近年のOPムービーは事前にYouTubeの公式チャンネル等にアップされるのが通例であったが、
    今作に関しては、特別体験版に先行収録という、今までに無い形式でお披露目された。

その他

ぽかぽかアイルー村
アイルー村にもオープニングムービーがあるが、その一部は過去シリーズのそれのオマージュになっている。
アイルー村…密林の中からリオレイアが飛び出してきてアイルー達に襲い掛かってくる(元ネタ:MHP2G)
アイルー村G…洞窟内で鉱石掘りをしているアイルー達にティガレックスが襲い掛かってきて、
洞窟から雪山に飛び出すことにより難を逃れる(元ネタ:MHP2)
なお、DXに関してはタイトルロゴ以外Gのものと同一である。
モンスターハンターストーリーズ
メインシリーズとはゲームデザインが違うため、ややアニメチックな雰囲気のオープニング映像。
まず自然豊かな森林や遺跡の映像をバックに、ライダーについての老人の語りが入る。
続いてBGMが変わり、草むらから男の子主人公とナビルーが飛び出し、
お互い協力してモンスターの卵を運びつつ背後から襲い来るティガレックスからの逃走劇が始まる。
途中卵を落としかけるが、息のあった連携でどうにか持ちこたえ、森を抜けた先の崖っぷちに到着。
あわやティガレックスに食いつかれる…というところで2人は崖下へ飛び降り、
そこで主人公が持つ絆石が輝き、彼のオトモンである隻眼のリオレウスが飛来し彼らを救出、
勇ましいメインテーマ曲が掛かるとともに大空へと飛び立つ。
場面は変わってハクム村。
村の子供たちと遊ぶリリアやアプトノスの世話をするシュヴァル、
厩舎に卵を収めるダン先輩といった面々が次々映され、再び次の場面へ。
平原を照らす朝日の中を、リリアとシュヴァル、そして隻眼のリオレウスに乗った主人公とナビルーたち。
走った先で、揃った彼らが笑顔で崖下に見えるギルデカランの街、そして広がる海を見下ろし、
そこで画面が暗転し絆石の模様と「MH」の文字、そしてMHSTのロゴが表示され、終了となる。

OPが無い作品

  • システムが刷新されたMHW(:I)では、シリーズの通例ともなっていた
    起動後のオープニングムービーがオミットされ、メインシリーズ初のOP無し作品となった。
    • その代わりゲームの各所で流れるムービーが多くなっており、
      ムービー中に使われるCGモデルはゲーム中のものより高品質なものが使用されてはいるものの、
      作成したプレイヤーキャラクターも登場しているためリアルタイムレンダリングのものであることが分かる。
    続くMHRiseも、MHXX以前のような形でのオープニングムービーは存在していない。
    ただし、こちらではタイトル画面でヒノエとミノトが歌を歌う映像が流れるため、
    これが一応オープニングムービーであると言えなくもない。
    • MHR:Sにアップデートするとゲーム終了時に居る拠点によってタイトル画面が変化し、
      エルガドでは大海を望む騎士達の映像が、カムラの里では従来の映像が流れる。
  • MHST2も残念ながら前作のようなプリレンダでのオープニングムービーは無い。
    代わりにこちらはタイトル画面で作中に登場する実際の風景が映し出されるのだが、
    ストーリーが進むにつれて異なる風景に変わっていくと言う、シリーズ全体でも初の試みが行われている。
    • ちなみに、公式が言う本作の「オープニングムービー」とは、
      ゲーム開始直後のマハナ村での儀式の様子や護りレウスの森で起こった出来事などを描写した
      作中で一番最初に流れるムービーを指しているらしく、
      カプコン公式YouTubeチャンネルに上がった動画でもそのように動画タイトルが付けられている。
  • MHFでは明確なOP映像が無く、内容的にはベンチマークソフトで見られるムービーや、
    アップデートごとに公開されるプロモーション映像がそれにあたり、
    xbox360版の場合はこれらをOPとして再生可能である。
    また、ゲーム画面を直接使ったリアルタイムムービーも存在する。
    またWiiU版ではMHF-Gのイメージトレーラーが流れる。

余談

  • MH4Gのエンディング後に流れる特典映像で、
    MH4とMH4Gのオープニングが実はつながっていたことが判明する。
    MH4のブレイブ装備のハンター、ランポス装備のガンナーのコンビと、
    MH4Gのリオハート装備のガンナー達のパーティは顔見知りの間柄なようで、
    バルバレでは同じテーブルを囲み一緒に食事するなどして盛り上がっていた。
    その後、彼らは別れてブレイブハンターらはティガレックス、
    リオハートガンナー達はディアブロスの狩猟に赴くのだが、
    そこで前者はゴア・マガラの、後者はドスガレオスとセルレギオスの乱入を受けるというのが、
    MH4とMH4Gのオープニングムービーにおける大まかなストーリーとなっている。
    • なお、ムービーのラストでは6人とも這々の体でバルバレに戻って来るというオチになっているが、
      狩りに失敗して命からがら逃げてきたのか、成功したが体力も気力も使いきってしまっただけなのかは不明。
      (一応ディアブロス達の狩猟を行っていた側は、ソフィアに製品版ではクリアの証となる
      赤色の印鑑を押されているため、恐らくはクリアしたのであろう。明らかに出発前に押されているが。
      ディアブロスも十分に脅威だがセルレギオスがいる中狩猟したとなるとこの4人の力量はかなり良いであろう。
      ドスガレオス?知らんな。
      ついでに印鑑を求める際に筆頭ルーキーがナンパしていたが見事に押しのけられている。)
      ブレイブ装備でゴア・マガラに勝てるかとか、予定外の三頭同時狩猟が成功するかとかはともかく
      どちらにせよ、モンスターハンターの世界における「狩り」というものが、
      如何に全身全霊で行われるものなのかが窺い知れるワンシーンであるといえよう。
    • 時折、「なぜG級クエストが受けられないバルバレの集会所なのに、
      G級にしか登場しないはずのディアブロスの狩猟クエストを受注できるんだ」と突っ込みがなされる。
      しかし、ふらっとハンターはG級クエストへ派遣される場合もこの集会所から出発することを考えれば、
      何もおかしくはないと解釈することもできる。
      またプレイヤーハンターはドンドルマの大老殿に呼ばれた関係で受注できないだけで、
      実際にはバルバレでもG級クエストは取り扱っているのかもしれない。
      または、プレイヤーに対して提示されたものの中にたまたま無かっただけで、
      全体で見れば下位や上位のディアブロス狩猟クエストもあるのかも知れない。
  • モンハンには多様な武器種があり、当然OPムービーには様々な武器が出てくる。
    しかしこれもまあ当然と言うべきか、武器種によってOPムービーにおける採用率にはかなり偏りがある。
    • よく出てくるのはモンハン武器の代表格とも言える大剣で、ほとんどのOPムービーでその姿を確認できる。
      次いでライトボウガンとヘビィボウガンが多くのムービーで活躍している。
      その次はハンマーと弓、そして太刀と続く。
    • その一方で双剣と片手剣、そしてランスは比較的初期の作品から登場していたにも拘わらず、
      OPムービーでの採用率は低い。それぞれ戦闘シーンは1回ずつしかなく、
      片手剣は初代のみ、双剣とランスはMH4Gでようやく戦闘でアクションを披露した。
    • 操虫棍とチャージアックスはそれぞれ1回ずつしか登場していないが、
      操虫棍はその1回の登場がOPムービーのほぼ全編であり、
      チャージアックスは目玉アクションの属性解放斬りを披露できている。
    • 見せ場の無さで言えば狩猟笛とガンランスが挙げられる。
      共にちゃんとした顔見せはMH2のみで、それも戦闘シーンは無い。
      後はほんの数瞬、僅かにチラっと見えたかな、程度である。
    • 最も悲惨なのがスラッシュアックス。出番らしい出番は初出であるMH3のOPムービー、
      その最後のリオレウスを見上げるハンターの一人が背中に背負っているシーンだけ
      登場時間はおよそ10秒。戦闘どころか抜刀されてすらいない唯一の武器種である。

関連項目

登場人物/ランポス装備のガンナー - オープニングムービーの常連
登場人物/ボーン装備のハンター - 同上
登場人物/四天王装備のパーティー - MHX(X)のOPに登場するパーティー


*1 小嶋Pの発言より。なお生態や世界観を紹介する場であるという点は生態ムービーも同じである。
*2 厳密に言えばMHPですでに無印でリオレウスと対峙したPTと火竜装備の2人という2組のPTがすでに出ている
*3 2017/6/27「セガなま」の名越氏と辻本Pのインタビューより
*4 この直前の演出が、どこかMHP3のOP冒頭を彷彿とさせるものになっている。
*5 MHXXのOPではサポート傾向:ビーストであることが判明した。サポート傾向は後から変更出来ない上に、MHX時にはビーストでは伝授の必要な鬼人笛の技を使っている。この事からもその当時からベテランであったと判断できる。
*6 MHXXのPVで集会酒場の中でMHXXのOPの四人と思われるハンターが登場しているがそれとは別にこのハンターも登場している。
*7 ハンマー使いの女性はディノバルド、大剣使いの男性はライゼクス、ライトボウガン使いの男性はタマミツネ、そしてニャンターはガムートと、全員がMHXの四天王の装備一式を取り揃えている。