MHST2に登場する、その場所にそぐわない非常に強力な力を持つモンスターたち。
目次
概要
- そのフィールドにおいて、通常のモンスターと明らかに隔絶した強さを持ち、別格として扱われるモンスター群。
いずれも初遭遇時点で挑むのはあまりにも無謀なほどのステータスを誇り、
生半可な気持ちで挑めば速攻でライフを散らして拠点に強制送還となる事間違いなし。
要するに今作におけるトラウマクエスト枠である。
そのステータスも登場時点にはそぐわないほど異常に強力だが、
それ以外にも音爆弾などで地中から引き摺り出さなければ
攻撃を受け付けずに自分のターンを続けて超強力な攻撃を連発しまくるモノブロスや、
雪まとい状態になってもすくみ傾向が変わらず、
部位を多く破壊しなければほぼ即死の大技をぶっ放してくるガムートなど、
今までのモンスターとは異なる戦い方を見せてくるモンスターもいるため、初見攻略の難易度は非常に高い。- 一方でペイントボールを当てるなどして帰巣させることも可能なので、
ストーリー上で手に入れられるより遥かに強力なオトモンを使用する事も可能である。
「地中移動」や「ツタ登り」などこの時点では入手できないライドアクションを持ったオトモンも居るので、
フィールドやダンジョンなどの探索できる範囲も広がるだろう。
総じて難易度は極めて高いが、その分リスクに見合った高い報酬を得る事が出来る。
ただし帰巣率をアップさせる方法はどいつもこいつも一癖ある内容
(ティガレックスに至ってはキングモンスター版で満たすのは不可能*1)なので、
基本的にはペイントボールの55%に頼るしかない。
そして頻繁に45%を引いてしまって涙に暮れる事となる。
- また、倒せば当然そのモンスターの素材を得る事も出来るのだが、
武器や防具の作成には順当にストーリーを進めないと手に入れられない素材を要求されてしまう。
このためライダーの装備を序盤から強力なものにする事は基本的に出来ない。
あくまでライダー自身はストーリーの流れに沿った装備を身につけてくれ、という事なのだろう。
- 一方でペイントボールを当てるなどして帰巣させることも可能なので、
- フィールド上では周囲を気にせず堂々と眠っており、近くを通りがかるとナビルーが警告してくれる。
触れるとバックアタック扱いになり先に攻撃を加えられるが、
こちらのレベルが足りていなければほぼ無意味だろう。
流石にいきなり向こうから戦闘を仕掛けられてはトラウマどころか
ゲーム機をぶん投げるような理不尽さになってしまうのでこの仕様は妥当といったところ。
- 初遭遇時では非常に強敵だが、レベルを上げてきてしまえば通常モンスターのように倒す事ももちろん可能。
一定のレベルに達していれば一掃攻撃のコマンドで瞬殺する事も可能である。
また、特にティガレックス亜種やモノブロス亜種などはそこまでステータスが高くなく、
すくみ傾向が違ったりはするものの通常種と戦法は大きく変わらないので、
初遭遇時に普通に倒せてしまう事もしばしばある。- 因みに全員下位モンスターなので上位に上がってしまえば脅威でも何でもなくなる。
ガムートあたりは油断するとライフポイントを持っていかれる事もあるが
それにもかかわらずナビルーの警告は続くので、少々鬱陶しく感じてしまう事も。
- 因みに全員下位モンスターなので上位に上がってしまえば脅威でも何でもなくなる。
- キングモンスターがいるフィールドはアルカラ大陸、ロロスカ地方、ラムル地方の三つ。
最序盤であるハコロ島と、ストーリーが進んで周囲のモンスターも強くなってくるポモレ花園、
ベルガ地方にはキングモンスターがいない。
ラムルの塔のモノブロスやベルガ地方のジンオウガなど、
普通にストーリーが進めば通常モンスターのように出現するモンスターもいるし、
モンスターの巣から普通にタマゴも手に入れられるようにもなる。- 因みにストーリー中で敵ライダーが使うオトモンにもキングモンスターは含まれており、
ティガレックス、モノブロス、ジンオウガ、ティガレックス亜種を使役するライダーが存在する。
登場段階ではこちらのレベルも上がっており、ライダー戦であることから大きく警戒する必要はないが、
キングモンスターを連れる彼らは初見ではかなりインパクトがあるだろう。
- 因みにストーリー中で敵ライダーが使うオトモンにもキングモンスターは含まれており、
キングモンスター一覧
ティガレックス
- アルカラ大陸のアルカラ高原とハルツガイの岩山にいるキングモンスター。
おそらく多くのライダーが最初に遭遇する事になるキングモンスターだろう。
ナビルーから唐突に警告を告げられ、寝そべるティガレックスの姿を見て興奮し、
いさみ挑んで儚く散ったライダーは数知れない。- 因みにハルツガイの岩山にはどういう訳かティガレックスが2体、それもそう遠くない位置に眠っている。
3体もいるキングモンスターがそもそも彼だけというのもあるのだが、
ハルツガイの岩山にはモノブロスもいるため、
このマップだけキングモンスターが3体もいるという謎の待遇を受けている。
- 因みにハルツガイの岩山にはどういう訳かティガレックスが2体、それもそう遠くない位置に眠っている。
- すくみ傾向はスピード→怒り時パワーで特別な事は何もないのだが、
無属性攻撃力は135とここまでのモンスターとは比べものにならない圧倒的な暴力である。
たとえすくみに勝ってもかなりの体力を持っていかれる。あいこや負けの時は言わずもがな。
また、通常時から「ロックシューター」というすくみなしの単体攻撃を行ってくるのだが、これがかなり痛い。
すくみなしの攻撃はダブルアクションで防げないため、こちらのレベルによってはワンパンである。- 怒り時に入ると二回行動が解禁されるため、
すくみに勝っても二回目の行動の攻撃は共闘パートナーが防いでくれなければバンバン食らう。
場合によってはライフポイントをどんどん砕かれていく悪夢のような時間になるだろう。
また、怒り時終了のタイミングでは「ワイルドスピアー」という攻撃を行ってくるのだが、
これはなんと会心率が高い攻撃になっている。というかほぼクリティカルヒットする
無情な事にすくみなしの攻撃で、その上二回行動の二回目でしか行わない。
つまり二回攻撃を重ねられた一人はどう足掻いてもオチるし、なんなら1ターンで2オチもザラ。
総じてキングモンスターというモンスター群の実力と恐ろしさを痛感させられる事となるだろう。
- 怒り時に入ると二回行動が解禁されるため、
- 一方で帰巣させ、オトモンにできた場合のメリットも大きい。
ステータスの高さも他のオトモンより二回りほど秀でており、
アルカラ大陸では三体しかいないスピード傾向のオトモンである*2。
その上探索に優秀な「ツタ登り」や「突進」まで備えているので、
中盤どころか終盤でも活躍できる素質は十分に備えていると言えるだろう。
- 因みにストーリーが進むと赴けるようになるラムル地方の
古代巣やモンスターの巣などに出現し、タマゴも普通に手に入る様になる。
この頃になればティガレックスとも順当に戦えるようなステータスになっているはずなので、
そこまで大きく恐れる必要はないだろう。
尤も、同地方のキングモンスターにはティガレックス亜種がいるので、
レックス種そのものの恐怖は続く事になるのだが。
モノブロス
- アルカラ大陸のハルツガイの岩山にいるキングモンスター。
- ステータスはティガレックスと同じくらいで、やはり周辺モンスターの2~3倍ほどの数値を持つ。
また、角は突属性の武器しか受け付けなかったり、
防御力がティガレックスよりも高いなど厄介な要素も備えている。
こちらもすくみ傾向はスピード→怒り時パワーと素直だが、
特徴的なアクションとして「グラウンドダイブ」で地中に潜航する行動を取る。
地中にいる間はこちらの攻撃が全て外れる上、「ヘル・トゥ・ヘル」
「ホーン・フロム・ヘル」というすくみなしの攻撃を行ってくるようになる。
当然の如くこの攻撃はダブルアクションなどで防げはしないので、
モノブロスが一方的にライダー達を嬲る様が展開される事となる。- 対処法としてはメインシリーズと同じく音爆弾で引き摺り出してやる事である。
しかしアルカラ大陸のルトゥ村では音爆弾を売っていないため、amiiboを使って
占いでアイテム入手をしていない場合はあまり持っていないし補充もできない。 - ライダーが行う攻撃以外の行動は基本的に最速なので、
モノブロスに攻撃させる前に地上に引っ張り出す事が出来るのである。
更におまけで1ターンもがいて隙を晒すので、攻撃チャンスを増やす事も可能。
ただし当然それらを持っていない場合はモノブロスにライフを貫かれ続ける事になる訳で……。
- 「咆哮」系のスキルを持つオトモンを連れて行ってもいいのだが、
このスキルを持つオトモンで最速で手に入るのは次の舞台であるロロスカ地方にいるフルフルである。
そしてその次はラムル地方のティガレックス亜種もしくはディアブロス亜種なので、
アルカラ大陸のストーリー攻略中に連れてくるのはまずもって不可能であろう。
因みに同じアルカラ大陸のキングモンスターであるティガレックスの通常種は
「咆哮」系の遺伝子を持たないので注意。
- また、絆技はモノブロスが地中にいてもダメージを与えてくれる上、
地上に引っ張り出す事もできるのだが、
「行動を妨害した」という扱いになるのか再び地面に潜ってしまう*3。
- 対処法としてはメインシリーズと同じく音爆弾で引き摺り出してやる事である。
- この後にもラムルの塔のボスとして戦わなければならない場面が来る。
キングモンスター個体と戦った事があるならばその戦法も分かるだろうし、
何より直前に似た戦い方をする凶光化ディアブロスと戦っているはずなので
順当に戦えば普通に倒せるだろう。
- オトモンのモノブロスは、攻撃に特化しているティガレックスと異なり
全体的にバランスが良いステータスとなっている。
ライドアクションは「咆哮」と「地中移動」で、雑魚モンスターとの戦闘を避けたい場合や、
ハルツガイの岩山などにある潜航ポイントも通過が可能になる便利なもの。
飽和しがちなパワータイプではあるものの、
タマゴを手に入れられればまず間違いなく第一線で活躍してくれるオトモンとなるだろう。
ガムート
- ロロスカ地方の森林地帯にいるキングモンスター。
ちなみに近くにはポポがいる。やはりドスポポか……。- 地味にロロスカ地方に入った時のムービーにもしれっと映り込んでいるのだが、ほんの一瞬しか映らない。
あの一瞬で「ガムートだ!」と分かった人は相当なガムートファンであろう。
- 地味にロロスカ地方に入った時のムービーにもしれっと映り込んでいるのだが、ほんの一瞬しか映らない。
- その強さは誇張なくキングモンスター最恐。
まずステータスからおかしな事になっており、防御力は同地方で最硬*4なのは想像通りとしても、
体力と攻撃力が上位でも特に強力な二つ名である金雷公や荒鉤爪に並ぶほどの数値になっているのである。
というか同じ地方のキングモンスターであるジンオウガと比べて攻撃力は1.4倍、
最大体力はほぼ2倍という本当に怪物の様なステータスになっており、
ティガレックスやモノブロスをどうにか御したライダーすら簡単に蹴散らかされてしまうだろう。
キングモンスターの中でもコイツがトラウマになったというライダーは非常に多い。
- 行動パターンも今までのモンスターには見られない特殊なものになっている。
通常時はパワーなのだが、「雪吸い」で形態変化を行ってもなおパワーのまま。
しかも雪を纏った直後は「ホワイトブラスター」という強力なパワーの全体攻撃を行ってくるので、
形態変化したからすくみ傾向も変わっただろう……と、
スピード以外の攻撃を繰り出すとまず間違いなくライフが2つ×2組持っていかれる。- この後もパワー攻撃を続けるのだが、
一定ターンが経過するとすくみなし全体攻撃の「ホワイトスタンプ」が発動し、
すくみなし全体の連続大ダメージが繰り出されるため、
何もしていなければ良くて全員瀕死、レベルが足りなければ確実な全滅に追い込まれてしまう。
絆技などで止めようとしても次のターンに何事も無かったように撃ってくる上、
連続ダメージなので根性は貫通する。
「回避の演奏」などで全員に回避させる事も出来るのだが、
初見でそんなピンポイントな武器を担いでいる事の方が少ないだろう。
気合のカタマリで回復しながら耐え抜き地道に体力を削っていったとしても、
ガムートは体力が減るとホワイトスタンプを放つまでのターンが短縮されて行くため、
怒涛の波状攻撃によって耐えきれず負けてしまう事も多い。
- 総じて対策法を知らない、或いは知っていてもこちらのステータスが圧倒的に足りないという場合が多く、
結果的にどう足掻いても勝つ事が出来ないトラウマモンスターとして一躍有名になる事となった。
当時は「キングガムート」で検索を行うと
「勝てない」「強すぎ」「推奨レベル」などの関連単語が引っ付いて来る程であり、
非常に多くのライダーに敗北の屈辱を味わせた事は間違い無い。
- これに対する対処法は、とにかく部位破壊を行う事である。
ガムートは雪を纏うと「頭部・胴・脚・尻尾・鼻」と部位が五つに増え、
雪を纏っていない「胴」以外の部位を一つ破壊する毎に
ホワイトスタンプの威力が低下して行くという性質を持っているため、
とにかく部位を破壊しまくってホワイトスタンプの威力を落とすということが重要になる。
四つ全て破壊すれば1桁~2桁程度の連続ダメージという、
なんとその辺のバギィにも劣るダメージにまで下がってくれる。
全部破壊できなくてもそれ相応のダメージにはなり、
1つだけでは難しいかもしれないが2部位破壊できればほぼ生存が見込めるだろう。
- 部位毎に有効な武器種で攻撃しなければダメージの通りが悪くなってしまうので
部位情報はしっかり把握しておこう。
もちろん火属性の武器とオトモンを連れているのが最も望ましい。
この関係上、ロロスカ地方の共闘パートナーであるアユリアとヒョウガは
氷属性であるために攻撃面でそこまで大きな攻撃要因にはなり難い。
アユリアは積極的に防御アップや攻撃アップ、
回復などを行ってくれるのでバフ・回復要員だと考えておこう。
- この後もパワー攻撃を続けるのだが、
- これ以降では凶光化アグナコトル亜種が出現するロロスカの大穴のダンジョン内に下位個体が、
上位モンスターの巣や竜の拠り地などに上位個体が生息している。
いずれもその辺のモンスターより遥かに強力なステータスを持っているので、
たとえ一度倒した後だとしても警戒しよう。
- オトモンのガムートももちろん周囲のモンスターより高いステータスを持ちうる。
……のだが、スキルやステータスが耐久・回復型なのに晩成型で、
ストーリー攻略中に大きな活躍をするのは厳しい。
というのも、本領発揮するのはおよそLv.50を超えてからなのだが、
レベルアップの必要経験値がその手前のLv.46到達後から露骨に増えるのである。
ペイントボール等で帰巣させてもあまり大きなリターンを望む事は出来ないだろう。
一方で上位モンスターを相手にする頃になってからは、トップクラスの体力・回復力・防御力を誇る鉄壁の要塞と化すため、
ストーリー攻略後のエンドコンテンツ等ではその不動の山神っぷりを見せつけてくれる。
ジンオウガ
- ロロスカ地方のラヴィナ雪山にいるキングモンスター。
ガムート同様ロロスカ地方に入った時のムービーにも映っているが、
横たわって寝ているので初見だとモンスターの死骸か何かにしか見えない。
- 他のキングモンスターと同様、この地のボスである凶光化レイギエナをも上回るステータスを誇る。
しかし、前述したガムートとの戦いを経験するとどうにも見劣りするため、
人によっては弱かったと感じられてしまう事もある。
- この段階では珍しく三すくみ全てを使ってくる行動傾向をしており、
通常時はスピード、帯電時はテクニック、そして超帯電するとパワーとなる。
キングモンスターであるため、もちろんすくみに負ける事は許されない。
特に通常状態で放って来るスピード単体技「雷迅掌」の威力は非常に高く、
ダブルアクションで防がない場合、すくみに勝っても瀕死レベルまで体力を減らされてしまう。- 最も警戒すべきは帯電モードの最後と超帯電モードの最後に放ってくるすくみの無い技。
帯電終了時に放つ「落雷」はすくみ無しの全体ランダム技で、
誰かが死ぬような事態こそ起きないものの全員の体力を削ってくる。
そして超帯電終了時の「雷光虫弾」はすくみ無しの単体技で、
雷属性が弱点のオトモンやライダーの場合は即死もあり得る威力となっている。
- しかし、すくみ傾向さえ分かっていれば落雷と雷光虫弾以外は完封でき、
その二つは絆技やガードなどで凌げばそこまで大きな脅威となる技は無い。
彼の弱点である氷属性のオトモンもロロスカ地方には豊富であるため、
人によっては初遭遇で楽々倒せてしまったという事も。
そして何より、このキングモンスター個体はあろう事かジンオウガ最大の特徴である、
「虫寄」によって大雷光虫を呼び寄せるという行動を奪われてしまっているのである。
大雷光虫は小型モンスターの割に非常に高い攻撃力を持ち、こちらを頻繁に麻痺させてくる上、
HPが減ると自爆するという危険極まりない性質を持つ。
この強力なオトモが使用できないのもジンオウガの強みを削ってしまっており、
結果的にキングモンスター個体の難易度が低い原因になっている。
- 最も警戒すべきは帯電モードの最後と超帯電モードの最後に放ってくるすくみの無い技。
- 通常個体は火山地帯であるベルガ地方の洞窟内などに棲息している。
こちらは前述の「虫寄」によって大雷光虫を召喚したり、最初から付随している。- キングモンスターかフィールド上の個体かで、明確な変更点がある通常個体はコイツだけである。
とはいえ、同地方にはジンオウガ以上に強いモンスターが多く生息しているため、
攻撃パターンの強化はあるものの相対的にもそこまで強敵になっている訳ではない。 - ちなみに、キングモンスターのジンオウガを帰巣させて倒し、巣で起こして再戦になった場合、
後者のフィールド上個体の行動パターンを持つジンオウガとの戦いとなる。
- キングモンスターかフィールド上の個体かで、明確な変更点がある通常個体はコイツだけである。
- 同時期に手に入るオトモンとしてはレイギエナなどを超えて高水準なステータス。
雷スピードとしてはトビカガチなどもいるため、ここで鞍替えするのも吉。
また、ジャンプが使えるオトモンはドスランポス以来となるので、
こちらの用途でも非常に有用だろう。
ティガレックス亜種
- ラムル地方の東ラムル砂漠にいるキングモンスター。
おそらくはサドナ荒野に入ってすぐに目にする事になるだろう。
ネコタク乗り場から少し進んだ場所で普通に寝ている。
- メインシリーズでは最強とまで称された事もあるティガレックス亜種だが、
今作はそこまでぶっちぎりの強敵と言える存在ではない。
というより、序盤のティガレックス通常種とモノブロスとガムートが強すぎるのだ。- まず体力だが、ラムル地方に普通に出現するディアブロスの通常種とそこまで変わりなく、
防御力に関してはディアブロス通常種よりやや高い程度、もう少し先で出現するディアブロス亜種より低い。 - 無属性攻撃力は177と同地方でも突出して高い方ではあるのだが、
少し前に戦えるジンオウガの雷属性攻撃力の203より二回りほど低い。
このため、強くはあるものの他のキングモンスター程の脅威ではない。
- ラムル地方の共闘パートナーが攻撃力に特化したリヴェルトであるというのも向かい風になっている。
特にティガレックス亜種の肉質は全て斬属性が弱点になっているので、
大剣を用いるリヴェルトは本当の意味での天敵なのである。
また、リヴェルトはオトモンがいないハンターである分、体力も防御力も高い為なかなか死ににくい。
ラムル地方に赴いた直後だとしても十分に勝機はあるだろう。
- まず体力だが、ラムル地方に普通に出現するディアブロスの通常種とそこまで変わりなく、
- すくみ傾向は通常種と真逆で、通常時パワー→怒り時スピード。
このため、最初のじゃんけんを間違えてしまうと高威力の攻撃を喰らってしまうので注意が必要。- 通常種と同じくすくみ無し単体技の「ロックシューター」を撃ってくる他、
怒り時ではスピード全体技の「大咆哮」を解禁する。
スピード技なのでダブルアクションで防げるものの、食らってしまえばパーティ全員に被害が出てしまう。
また、当然の如く怒り状態では二回行動になるため、
一回目を防いでも二回目の攻撃でかなりダメージを貰ってしまう。
大咆哮を食らった後だとほぼ確実に耐えられない。
- 怒りを解除する直前のターンでは、
一回目の攻撃を行った後にすくみ無し単体技の「ブレイクフィスト」を撃つ。
これは非常に大きいダメージに加え、防御力ダウンの効果がある。
二回目の攻撃である上すくみが無いため、絆技で防ぐかガード等で凌ぐしか無いのも難しい。
幸いにして防御力ダウンさせられたとしてもティガレックス亜種は通常状態に戻っているので、
ロックシューターにさえ気をつければ大丈夫だろう。
- 通常種と同じくすくみ無し単体技の「ロックシューター」を撃ってくる他、
- ベルガ地方の火山地帯などにも登場する。
このためなのか、モンスター図鑑の順番はタマミツネやラギアクルスよりも後になっている。
- オトモンとしての性能は優秀で、会心率と無属性攻撃力に長ける。
ステータス上は序盤に仲間にできるティガレックスの完全な上位互換であり、
確定で全体にダメージ&ダウン効果を与える音攻撃「大咆哮」を持っている。
ラムル地方にいる角竜種と砂竜が使う「グラウンドダイブ」対策としても用いることができる。
威力はともかく絆ゲージを25も使うので、フルフルの持つ「咆哮」の方が手軽だが……
ただし前作で猛威を振るった「突進コンボ」に代わる技は存在しない。
モノブロス亜種
- ラムル地方のジャルマ高原にいるキングモンスター。
ラムルの大穴の手前の分かれ道を進んだ先にいるのだが、
少々分かりづらいので初見ではスルーしてしまった人も居るかもしれない。
後にこの分かれ道の先に用事が出来るので、
そこで初めてコイツを見つけたという場合もあるだろう。
なお、このイベント中はすぐ近くにモブの書士隊員がいるが、
そばで寝ているモノブロス亜種にはノータッチである。何故だ。
- 体力・攻撃力共にティガレックス亜種よりも高く、同地方でも最高格のステータスを持っており、
属性の違いはあれどなんとバゼルギウスに匹敵するほどである。
ただし、やはりガムートよりはステータスが低い上、
ライダー側のレベルもここに来るまでに上がって来ているだろう事に加え、
行動パターンも分かりやすいためか、キングモンスターの中でもかなり御しやすい方である。
- 行動傾向はティガレックス亜種と同じく通常種と真逆のパワー→怒り時スピード。
通常状態では「パワーチャージ」で力溜めをした後、
パワー単体技の「ブレイクホーン」を放ってくる事がある。
また、怒り時では「ターゲットロック」を行った後に、
かの即死技である「デスホーン」で一撃必殺を狙ってくるという蛮行に及ぶ。
もちろん当たってしまえば即死は免れないだろう。- しかしこのデスホーン、スピード単体技に設定されているためダブルアクションで封殺が可能。
そしてその他に行う行動といえば角竜種共通の「グラウンドダイブ」で、
これまた音爆弾や咆哮で簡単に引き摺り出せる。
ダメ押しの如く、モノブロス亜種は怒っても二回行動になることは無い。
つまりこのモノブロス亜種、一度も攻撃させずに倒す事が可能である。
このためどれほど攻撃力が劣っていようが、レベル1のオトモンを連れていようが、
ダブルアクションと音爆弾で封殺し続ければ確実に勝てる相手となっているのである。- 因みにリヴェルトは「グラウンドダイブ」をされると「挑発」を繰り出し、
1ターンだけ自身に攻撃を引きつけてくれる。
ただし2ターン目以降はやってくれないのでそこから先は自分でどうにかするしかない。
- 因みにリヴェルトは「グラウンドダイブ」をされると「挑発」を繰り出し、
- しかしこのデスホーン、スピード単体技に設定されているためダブルアクションで封殺が可能。
- ティガレックス亜種共々ストーリー終盤のダンジョン内部や、
竜の拠り地などに固定で通常の個体が出現する。
上位の素材が欲しい場合は竜の拠り地に赴くと良いだろう。
- オトモンとしてもステータスは高く、終盤のオトモンと比べても見劣りしない。
無属性パワー単体技の「ブレイクストライク」や命中率を上げる「ロックオン」などを覚えるが、
やはり何といっても一番の目玉は低確率で即死させる効果がある「デスホーン」だろう。
前作と異なり、今作では全ての絆遺伝子を継承させる事が出来るため、
如何なるオトモンであってもデスホーンを使用する事ができる。
また、状態異常付与率アップなどは効果がないものの、
一撃必殺遺伝子そのものを重ねて強化する事が可能で、
強化2では付与率が中アップし、その割合はおおよそ3割程度だと考えられている。
このため、デスホーンを付けたいオトモンのために
モノブロス亜種のタマゴが乱獲されまくるという事態が起こっているのである。
キングモンスターであるが故に場所が完全に固定で、
かつ下位個体であり、完全に封殺できる戦法があることから周回も簡単。
色々な要素が見事に噛み合った結果、今日もキングモンスターのモノブロス亜種は
ペイントボールを投げられた上にさくっと討伐されてしまうのであった。- 無属性パワーのスキルであることから、
同じく無属性で強力なオトモンであるネルギガンテや鏖魔ディアブロス、
隠密によって戦闘をスルー出来る白疾風ナルガクルガなどに継承させるのが人気。
白疾風に関しては「デスホーン」なのに角が無いけど。
- デスホーンの主な用途として、貴重なタマゴが手に入る共闘探索クエストの雑魚排除が挙げられる。
共闘探索クエストではマルチプレイであるためか、
モンスターと戦闘になると逃げる事も「一掃攻撃」のコマンドを使う事も出来ない。
このため、間違えて戦闘に突入してしまうと大幅な時間のロスになってしまう。
「隠密」や「咆哮」でモンスターを避けながらでも事故が起こってしまう可能性はあるため、
さっさと戦闘を終わらせて周回するために白羽の矢が立ったのがデスホーンなのだ。
即死効果が出る前に普通に倒してしまう事もあるけど。
また、アップデートで追加されたマム・タロトの討伐戦では、
何と30分の時間制限がかけられているにもかかわらず彼女以外にもターゲットが存在する。
マム・タロト自身も非常に強力であるため、
彼女一体に時間を充分に使うためにはデスホーンで速攻終わらせるのが手っ取り早い。
- ただし、この即死効果は古龍や二つ名など強力なモンスターには通用しないので注意。
このため前作で流行った急所突き(=デスホーン)で強力なボスを倒して
レベル上げをするといった戦法には使用できない上、
通常の探索クエストでも古龍や二つ名が相手の場合は
普通の戦闘でしっかりと倒さなくてはならない。- 具体的に即死を無効化するモンスターは★7(古龍・二つ名)、
及びボスモンスター(凶光化モンスター・ラスボス・隠しボス)。
古龍級生物とされるラージャンには即死が有効。
- 具体的に即死を無効化するモンスターは★7(古龍・二つ名)、
- 無属性パワーのスキルであることから、
- デスホーンばかりが注目されがちだが、火力に貢献する会心遺伝子や筋力遺伝子、
なにかと便利な阿吽の呼吸遺伝子といった有用な汎用遺伝子を多く持つ。
デスホーン目的で孵化させたのに別の遺伝子を継承させたライダーも多いのではないだろうか。
余談
- 唐突に場違いなモンスターがフィールド上に寝ており、
戦いを仕掛けると圧倒的な戦闘力でボロボロに負かされる、
という流れは前作における、コベニー峠のリオレイア亜種を彷彿とさせる……というかおそらく元ネタであろう。
前作は全体攻撃技が全てノータイプな上ゆらぎにより行動パターンも複雑で、
その上特定の攻撃を仕掛けると反撃してくるというオマケ付きである。
更に同時期に超強化を受けた強化個体「繚乱の桜火竜」も解禁されるのだが、
この時期のライダーが戦いを挑むのは無謀とかそういう次元を超えてもはや自殺行為である。
- 前述した「繚乱の桜火竜」のようなサブクエストで挑める通り名付きの強化個体は今作にも存在するのだが、
何をどうまかり間違えたのかキングモンスターより圧倒的に強い。
最初に挑める「狂乱のドスランポス」は問題なく倒せるだろうが、
次の「修羅の浮空竜」の時点でティガレックスやモノブロスよりステータスが高く、
その次の「豪胆の岩竜」に至ってはティガレックス亜種やモノブロス亜種を超えたステータスである。
もうお察しかもしれないが、最後の強化個体である「孤高の白一角竜」はこのゲーム最強レベルの攻撃力を誇る。
そしてコイツらは全員下位の時点でクエストが解禁される。何がどうしてこうなったのか……。
まあ中には虚飾の緑迅竜のようなあんまり強くない強化個体(?)もいたりするが。- サブクエストのモンスターは専用の巣があるものと、フィールドに直接出現するタイプがいるのだが、
この強化個体達は見た目が通常のモンスターと変わらない。
そのためフィールドにいるモンスターにぶつかったり、
或いは追いかけられて喧嘩をふっかけられたらこの通り名個体だったという事も起こり得るのだ。
後ろから忍び寄られて戦いを挑まれた場合はもはや事故というよりまごう事なき災害か何かである。
もちろんサブクエストを受注していなければ出現しないので、本気で戦う時以外は受注は控えるのが良いだろう。
- サブクエストのモンスターは専用の巣があるものと、フィールドに直接出現するタイプがいるのだが、
- 「キングモンスター」という大層な名前がついているものの、
別にティガレックスの中でキングな個体であったり、
ジャギィに対するドスジャギィのような長的な存在であるというわけではない。
あくまで該当フィールドの頂点に立つ存在といったような意味があるのだと思われる。
そういった観点だとMHWにおけるフィールドの“主”と意味合いが近いのかもしれない。