システム/ブレ

Last-modified: 2022-07-17 (日) 18:26:18

ボウガンや弓による射撃の際に起こる現象。

概要

  • 弾丸や矢を発射した時、必ずしも照準通りに飛んでいくとは限らず、ランダムで弾道にブレが生じる。
    ターゲットとの距離が長いほどブレ幅の影響は大きくなり着弾点がずれやすい。
    • 飽くまで武器の基本性能やスキルのみが影響する要素であり、それ以外の理由では発生しない。
      例えば、フィールド演出で激しい風雨が荒ぶっていたり、火山などで地面が揺れていたり、
      モンスターの着地などによって風圧や震動が生じたり、竜巻などで攻撃された場合でも
      弾道や射線が風向や震動に左右される事は無く、無風状態の平地と同じ状態で飛んでいく。
      ただし、例外的に着弾そのものに影響する効果を持つモンスターの風攻撃はあるが。
      また、水中に於いても波の動きや水流に弾道や射線がブレて左右される事は無く
      やはり陸上での無風平地での弾道や射撃と同じ軌道を飛ぶ。
  • スキル「精密射撃」にてこのブレ幅を増減させることが出来るほか、
    同じ条件でも弾丸ごとにブレ幅は異なっている。
    貫通弾や拡散弾等はブレが小さく、通常弾やペイント弾等はブレが大きい。
    散弾や回復弾等にも設定されているが、射角が広いためほぼ無意味である。
  • MHP2G以前の、オプションパーツである各種バレルはブレを抑制する効果を持つ。
    このため、これらバレルを取り付けると、ブレを抑えることが可能になる。
    加えて、ボウガンをレベルアップ加工するとブレ幅も補正される。
    よって通常のLV5で運用する限りは、関連スキル共々ほとんど意識することはない。
  • 強いていうならば、MHFオリジナル武器にして、
    加工レベル1(実質無し)基準であるG級武器、遷悠武器、
    辿異武器、進化武器で若干気になるぐらいであるが、
    それでもスキル、パーツ無しの狩人珠スキル「暴れ撃ち」有りでもブレの影響が小さいため、
    気にする必要性は皆無と言える。
  • MHFでは「鷹の目ドリンク」というアイテムを使っても一時的にブレを抑制できる。
    ただしキャラバンでしか入手できず、そもそもブレは意識されにくいので忘れられがちである。
  • MH3以降ではボウガンそのもののスペックの1つとして明確化され、
    同時にスキルによる調整の重要度を強化するためか、
    オプションパーツのバレルから「ブレ幅抑制」の効果が削除された。
    精密射撃を旨とするならこれらは極力抑えるように設定すべきだが、
    この性質を逆手にとれば、おかしな方向に急カーブする魔球を射撃するボウガンを組み立てる事も出来る。
    さらには物理的にあり得ないような軌道を描く事もある。
  • MH3では、本体に当たるフレームにブレの性能が定められ、
    バレルによって補正され、抑止するか悪化するかと言った個性付けが成されていた。
  • キッチンスキルの一つであるネコの暴れ撃ちが発動すると、
    若干攻撃力が上がる代わりにこのブレが大きくなる。
    前述のようにボウガンのレベルアップ加工や、
    オプションパーツのバレルでブレ幅が抑止される作品ではほとんど影響は無いが、
    MH3以降の、ブレのパラメータが明確になり、
    バレルによる補正も効かなくなった作品では無視できない悪影響を及ぼす。
    片方ブレの方はある程度軌道が予測できるので敢えて発動させることも多いものの、
    さすがに左右物になるとどっちに飛ぶか分からない以上実用化は無理で、
    もはや中距離では当たるかどうかさえ疑わしいほどとなるためこのスキルが発動した時はボウガンを手放す、
    あるいはそれ以前に発動しないような調理方法を選択するハンターが多い。
  • 片方ブレ大を利用した独特の立ち回りも存在する。もともとブレ大なら問題無いのだが、
    片方ブレ小のボウガンを、
    暴れ撃ち無しで意図的にブレ大にするには精密射撃-1のデメリットスキルを利用する他ない。
    が、精密射撃のマイナスポイントが付く装備は殆ど無く、装飾品に至っては存在すらしない。
    お守りの中にはブレのマイナス値が非常に大きいものがあるが、
    何気に欲しい人には非常に価値のある激レア品である。
    それ以外の人にとってはゴミ以外の何ものでも無いが…。
  • MH4では片側ブレの軌道が変わっており、しばらく真っ直ぐ飛んでから急激に曲がるようになった。
    通常弾のクリティカル距離内では曲がらず、貫通弾は元よりブレデメリットにはならないので
    通常弾をメインに使うガンナー以外は問題なくネコの暴れ撃ちを利用できるようになった。
    通常弾はネコの射撃術の方が倍率が高いのでそちらを選択することが多い。
  • 厳密に言えば片ブレ大でも撃ちだした軌道は一定ではない。
    とはいえ、よほど急角度からカーブを計算に入れた射撃でもない限り特に気にしなくても良いレベルである。

魔球

  • ボウガンのブレを敢えて逆の意味で調整する事で繰り出される驚くべき弾道の弾。
    特にMH3のボウガンはパーツの組み合わせで自由に調整できるため、
    誰もが驚愕する軌道を描く弾を射出するボウガンが作り出せる。
    組み合わせによってはあらゆる物理法則を無視したある意味芸術的な弾道も実現可能である。
    しかし射撃の度に不可思議な方向に曲がる弾丸でモンスターと戦闘を行うのは至難の業。
    左右どちらかに曲がる方向が固定ならまだいいがブレ左右大だとほとんど密着しないと当てられない。
    ネタプレイの一つとしてはなかなか面白いが、普通に狩りに出向く場合は控えよう。
  • 本来は、主に日本において野球などの球技における変化球を表現する言葉である。
    また、比喩として掴みどころのないことや、必殺の武器のことを指すこともある(Wikipediaより)。
    有名なのは『巨人の星』の「消える魔球」だろう。

MHWorld

  • MHWorldでは、ブレに関連する仕様が大きく変更されている。
    まず、ブレそのものの概念が、従来の「発射した弾の軌道のねじれ」から
    射撃を行った際の銃身の跳ね上がり、照準のズレ」へと変化しており、
    これに伴い、MH3から長きにわたって存在していたブレ方向のパラメータが消失している。つまり魔球が作れない
    ブレには「なし」~「大」までの四段階が存在しており、
    「なし」なら同じ場所を問題なく撃ち続けられるのに対し、
    「大」だと一、二発撃つ度に狙い直しが必要なレベルで照準の移動が発生してしまう。
    本作では精密射撃に当たるスキルが存在せず、
    ボウガン専用の強化パーツである「ブレ抑制パーツ」によって軽減が可能となっている。
    なお、ライトボウガンの速射の場合、
    ブレは"速射の最後の一発でのみ"発生する仕様となっている。若干不自然な挙動に見えなくもない
    元々暴れやすいことに留意して反動制御を行った結果、
    次弾の発射されない最終弾で反動制御に失敗してハンターの手で大きく抑えすぎてしまっているのかもしれない。
    「速射中に照準が動きまくる」なんて事にはならないので、その点に関しては安心したい。
  • 反動が大きい弾や一発しか装填出来ない弾を発射する場合、
    発射後に次の弾を発射するまでの間隔が長いのでブレが大きくても狙い直すことが容易である。
    一方で反動が小さい弾の場合、発射間隔が短いので定点を狙い続けることが難しくなるため、
    留意すべき要素の一つとなっている。
    • ヘビィボウガンで機関竜弾を撃つ場合、
      ブレが大きいと制御が難しいほど照準が暴れるので特に注意が必要である。
    • steam版でキーボード・マウスでプレイしている場合、シューティングゲームと同じ感覚で操作できるため、
      ブレ大でも特大でも全く気にせず打ち続けることができる。
      AIMに自信がある場合、動き回るモンスターに機関竜弾を全発当て続けることもできるだろう。
  • ブレは右上から左上までの上方向に発生し、左右水平から下方向にはブレない。
    よって弾を連射する時は、目標の部位より若干下を狙うとブレた照準が目標から大きく外れなくて済む。
    • これは現実世界の銃器でも同じであり、
      特に携行火器のフルオートでは反動により照準が跳ね上がるため目標の下側を狙うのが普通である。
    • 蛇足だが、上にブレるのは実はおかしい。
      というのも、銃器の反動で狙いが逸れるのは、弾を押し出す反動を銃口の軸からズレた位置で受け止めるから*1
      現実の銃器は、件の軸が持ち手より上にあるため、上へ向く回転が起こる。
      しかし、ハンターがライト/ヘビィボウガンを構えるときは、件の軸が持ち手より下に位置している。
      ゆえに、物理的には下にブレるのが自然なのだ。今更だが
  • 余談だが、MHWではボウガンの弾が何故か右上方向に飛んで行く、右上バグと呼ばれる現象が報告されている。
    時々勘違いされるがこれに関しては武器のブレは全く関係なく
    カメラの照準とプレイヤーキャラが撃ち出す弾の射出場所*2が関係する仕様によるものである。
    そもそも、画面上に表示される照準はハンターが見ている視界の先ではなく、
    ハンターに追従するカメラのすぐ正面を指しており、
    照準にヒット判定を持つオブジェクトが重なると、照準が反応し色が黄色に変化する。
    銃口から撃ち出された弾は、銃口から弾が撃ち出された瞬間に照準が反応していた場所から、
    弾を撃ち出した瞬間の銃口を、三次元的に直線に結ぶ弾道で飛んでいく。
    そのため、プレイヤーハンターの右側すぐ横(カメラの直近真正面)にヒット判定がある状態で銃口から弾を撃ち出せば、
    プレイヤーハンターの右側方向(カメラの照準が反応しているヒット判定)に向かうように弾道が設定される。
    カメラ位置リセットを行うと、ハンターを右斜め後方やや上から見下ろす位置にくるので、
    画面右上をめがけて飛んでいくのである。
    照準と銃口の位置が関係する仕様であるため、
    ブレというシステムが存在しない弓やスリンガー弾でも同じ現象を確認することが出来る。
    • TPS作品では構造上、プレイヤーが思っている照準位置と実際の弾道がズレてしまうという現象はままある事で、
      他作品でも武器によって着弾点がズレる、照準よりも上or下を飛ぶ、
      近すぎると目の前の敵に当たらない等様々な現象が起こる。
      そのため厳密にはバグではなく仕様上どうしても起こってしまう難点であると言ったほうが正しいと言える。
    • が、MHWでのこの現象は他作品と比べても目立つためか、より多くのプレイヤーから悪評を買っている。
      他のTPSと異なる点として「モンスターとの距離が近く、また激しく動く(特にダウン時)」「弾が大きく遅い」
      という要素が重なったため、右上バグが頻発し目につきやすいと考えられる。
      なんにせよ火力に響くことは違いなく、また銃身の向きを無視して銃口から明後日の方向に弾が飛ぶのは
      描写としても明らかに不自然なため、修正を求める声は多い。*3
  • ちなみに、このような照準のブレは一般的なFPS・TPSでは「反動(リコイル)」と呼ばれるシステムである。
    過去作をプレイしている人なら、モンハンシリーズにおいて“反動”が全く別の意味を持つことは理解しているが、
    モンハン歴の浅いプレイヤー(特に海外プレイヤー)は「反動=照準の跳ね上がり」という認識をしてしまい、
    実際に弾を撃った際に混乱してしまうようだ。
    戸惑っている人がいたら丁寧に教えてあげよう。

関連項目

スキル/精密射撃
スキル/ネコの暴れ撃ち


*1 ブレないように真っ直ぐ受け止めれば良いように思えるが、反動のエネルギーを回転に費やすことで射手への負担を減らす意味もある
*2 以下、便宜上銃口とする。
*3 他の作品によっては照準位置があまりにも近いと銃口そのものを右上方向に傾けることで見た目の対策をしていることもあるが、モンハンではこういった対策がないために目立ちやすい