システム/レア度

Last-modified: 2023-12-30 (土) 16:25:57

アイテムや装備品などに設定された希少さを表す数値。

目次

概要

  • モンスターハンターシリーズにおけるレア度は、
    希少価値というよりは一種の分類、入手時期の目安という意味合いが大きい。
    装備品や各種アイテムに必ず設定されている。
  • 装備品のアイコンはレア度で色分けされる。しかし、必ずしもレアだからと言ってそれが強いとは限らない。
  • MHW:Iで作成可能なレア度10以上の装備品のアイコンには煌めくアニメーションと光環のグラフィックが追加されており、
    レア度が上がる程エフェクトの度合いが大きくなる。
    • アイコンにアニメーションが入るのは全シリーズで初めて。
作品毎の変遷
作品\レア123456789101112X
MHピンク
MHG・MHP
MH2
オレンジ
MHP2
MHP2G
MH3・MHP3薄紫薄黄ピンク
MH3G青緑オレンジ赤紫
MH4
MH4G赤紫
MHX深紫
MHXX青緑オレンジ赤紫
MHWorld水色オレンジ
MHW:I輝く青輝く黄輝く白
MHRiseピンク水色
MHR:S空色オレンジ
MHF(8.0~)*1ピンクオレンジ黄緑水色

アイテム

  • 基本的には入手難易度だが、こちらは武器より重要な要素でもある。
    アイテムはレア度が4以上の場合、他のハンターと受け渡しができない
    回復系のアイテム、弾丸や薬の材料などは交換できるが、モンスターの素材に関してはほぼ全てが4以上。
    そのため足りない素材を仲間から直に貰うことは出来ない。要するに自分の力で手に入れろ、という事。
    また、レア度が4以下のアイテムはメラルーなどに盗まれる対象となる。
    この中には回復アイテムの他、肉焼きセットや調合書、罠や爆弾、地図や小型モンスターの素材も含まれる。
    これらのアイテムを掠め取られ、てんやわんやになった経験が無いハンターはいないだろう。
  • 同じモンスターから剥ぎ取れる同じカテゴリの下位素材よりも
    上位素材の方がレア度が低いなんていうことがたまにある。
    もっともレア度なんてただの目安であり、渡せる渡せない盗まれる盗まれないに関する区切りにしか過ぎず、
    それらの区分を除けばレア度など正直意味の無い数値なので余り気にする必要は無い。
  • MHP2Gでは、下位のモンスター素材のほとんどはレア度4
    上位やG級の素材のほとんどはレア度5に統一されている。
    苦労して入手したG級の素材ですらレア度5なのだから、レア度6以上の素材は存在しないのではと思いきや、
    実はトレジャーハンターで得られるトレジャーはほとんどがレア度6以上なのである。
    特に秘玉のレア度は最高の8
    確かに秘玉は入手に苦労するトレジャーには間違いないのだが、
    下位武器で楽に倒せるモンスターから、天鱗や天殻よりも貴重な素材が入手できるという設定には、
    さすがに納得がいかない。
    • ただ、トレジャークエストには必ず目利きのある専門家(この場合はトレジィ)が同行し、
      その人物の指導の下でないとトレジャーを入手することはできないと言う設定がある。
      やや強引な考察にはなってしまうが、いくら百戦錬磨のG級ハンターと言えど、
      ハンターがレア素材と違って市場に流通するトレジャーの見分け方は非常に難しいと言う可能性も無くはない。
    • 他に考えられる説としては、トレジャーはハンターがすぐ武具の材料として加工屋で直接取引する素材と違い、
      消費者の元に届くまでにいくつもの業者の手を渡る関係上、
      末端価格ともなると非常に高価な価格に跳ね上がってしまっていると言う可能性も考えられる。
      この場合、トレジャーのレア度は消費者目線での最終的な価値を表していると仮定できる。
  • 昨今の主な素材のレア度分類は
    4…下位素材、5…下位レア素材、6…上位素材、7…上位レア素材、8…G級素材、9…G級レア素材
    といったところに大別できる。
    (ただし、MHWorldにおいては上記のルールの他にも、上位古龍種のコモン素材は軒並みレア度7、
    レア素材はレア度8という分類が追加されるか。)*2
    • MHW:IのMR素材はレア度9以上、危険度2のモンスターのコモン素材はレア度10に設定されているが、大竜玉と幻鳥竜玉は何故かレア度9になっている。
      なのでベリオロスなどは「コモン素材よりレア素材の方が表記レア度が低い」という逆転現象が起きてしまっている。(天鱗は危険度1のモンスターでもレア度11。)
  • 受け渡し可能なレア度3以下のアイテムはごく一部である。
    オンラインゲームにおいて、アイテムの受け渡しに大幅な制限が付いている例は珍しい。
    このため、MHFのような完全オンラインゲームにおいてもリアルマネートレード(通称:RMT)が非常に少なく、
    アカウントを盗用してアイテムを盗む行為もほぼ無意味である。
    ゲームの快適なプレイが行えるのには、
    シリーズ伝統のレア度システムが一つ貢献しているということを是非忘れないでほしい。
    • もちろんアイテム受け渡しが可能でも優れたオンラインゲームは多数存在する。
      モンスターハンターシリーズの場合は現状のシステムを前提に作られてはいるが、
      単純にシステムだけを比較してどちらが良いゲームであるかは一概に言えない。
  • なおMHFの場合、同一のプレイヤーアカウントであれば、
    レア度に関係なく他のキャラクターにアイテムを送れる(※注意:要エクストラコース課金)。
    装備品は送れないが素材は送れるので、序盤から強力な装備が可能。*3
    他のプレイヤーに対しても直接の受け渡しはできないがゲーム内のメールで送れるアイテムが一部存在。
  • 受け渡し制限はあくまでもゲームバランスの都合に過ぎないので、
    例えばノベル版では他のハンターから電気袋を譲り受けて雷属性の片手剣を作ったり、
    剥ぎ取り品やクエスト報酬を用途に応じて分配するようなシーンが存在する。
    もっとも、素材の融通は信頼できる仲間同士に限られるようではあるが。

装備品

目安として

  • アイテムと異なり、装備品のレア度は数値自体が直接意味を持たない場合が多い。
    そのような場合でも、素材入手などが可能になるランク別に区別されている例が多いが、
    あくまで目安であって明確な基準があるわけではない。
  • オフラインとオンラインで区別されている作品においては、オフラインで作れるかどうかの目安になっている。
    いくつかの例外もあるが、無印・MHG・MH3ではレア度4以上、
    MH2ではレア度6以上のものはオンラインクエストの素材が必須である場合が多い。
    またそれ以外の作品についても、下位/上位/G級のどの時期で作成できるかの目安になっている。
    MHP3以降の作品では、基本的に1~3が下位、4~7が上位、8~10がG級で作成可能になる。
    また7と10に関しては、希少種や古龍種といった特に強力なモンスター用のレア度という位置付けのようだ。
    • MHWorldではレア4以下が下位になった影響で、上位の最高レア度がレア8になっている。
  • MH4にはG級が無いため、アイテムと装備品の殆どはレア度7以下だが、
    例外として歪んだお守りから入手できる未知の護石、神秘の護石がそれぞれレア度8、9となっている。
    • オンラインでレア度8以上の防具を装備したプレイヤーに遭遇することがあるかも知れないが、
      それは確定で悪質な改造利用者であるので注意すること。
  • MHXでは、レベル制強化方式故に、武器のレア度と性能がまるで比例しなくなっている。
    レア1でも余裕で最終装備候補、なんてのもザラで、レア度だけで武器を判断するのはまず不可能と言っていいだろう。
    また、新たなシステム『二つ名持ちモンスター』の素材を用いて作られる武具は全てレア度Xとして登録されている。
    こちらは今までにない深い紫色をしており、生産リストや装備ボックスでも一番最後に並ぶ。

システムとして

  • MHPからMHP2にデータ引継ぎを行う場合、武具はレア度に応じてチケットに変換される。
    長い間、シリーズにおいて武器のレア度そのものが意味を持つ唯一のケースだったが、
    後の作品では武器のレア度がシステムに関わる例も増えている。
  • MH3G、4、4Gでのボウガンのリミッター解除はレア度6以上のボウガンでのみ可能となっている。
  • MH4Gでは「極限強化」というシステムが登場。
    一部を除く最終強化がレア8以上となる武器に、特定のアイテムにより独自の強化を施す事ができる。
    特にレア度10の武器の場合、レア度9以下の武器に比べ希少性の高い素材を要求されるため、
    強化の難度が格段に増す。
  • さらにMH4Gにおいては一部のエピソードクエストにおいて、武器のレア度に制限がかかる。
    ただしいずれも「レア度1の武器限定」であり、さらに一度限りのクエストなので、
    以下で述べるMHFのように低レア度の武器が重宝されるというわけではない。
  • MHWorldでは上記の極限強化に似た「カスタム強化」が登場。
    最終強化した武具に、レア度に応じた特定のアイテムで任意の特殊強化を施す。
    武器のカスタム強化はレア度が低いほど強化しやすいのは極限強化と同じだが、今回は施せる回数もレア度が低いほど多くなる。
    事実上レア度6以上の武器のみが対象だが、MHWでは最終強化でレア度6以上に達しない武器が存在せず
    最終的にはすべての武器がこの恩恵を受けられる。
    ただし、レア度6の武器は猛者の龍脈石が1つ、レア度8の武器は英雄の龍脈石が1つ要求されるのに対し
    レア度7の武器は猛者の龍脈石が2つ要求されるので人によってはこちらの方が強化し辛い事も。
    • 一方防具は下位防具がユニオン鉱石x3レア度5、8が素材と比較的集めやすい素材なのだが、レア度6、7の防具はなんと(鳥)竜を要求してくる。
      その為最高レア度の防具よりもレア度が低い方がカスタム強化がし辛くなってしまっている。
      特に竜玉は使う武具も多い為カスタム強化に使用するのは基本的に後回しにされる。
  • MHFでは12段階に細分化され、クエストなどによってはレア度で担げる武器が限られてくる。
    多くの場合は「レア度○以下の武器限定」という指定なので、
    レア度別に武器の強さが比較される事がある。かつては韋駄天クエストにおいて重要な要素だった。
    現在では不定期に配信されるイベントクエストのいくつかに名残をとどめる程度である。
    さらに、秘伝書を有効にしている状態ではHRに応じて武器の適正レア度が設定され、
    適正以下のレア度の武器を装備してHCクエストをクリアすると、
    獲得できるゼニーとギルド貢献ポイントが1.5倍になる。
    • かつては「スキルランク(SR)」というHRとは別のランク制度が存在しており、
      そのSRの導入に伴い、性能の割にレア度の低いHC武器というカテゴリが追加された。
      秘伝書のシステムと合わせて、「レア度が高い=扱いにくい」というイメージだろうか。
    • MHF-Gでリファインされるまでは適正レア度=装備可能レア度だったので、
      秘伝書を手に入れてすぐにレア11や12の剛種武器や天嵐武器を振り回す、ということはできなかった。
    • また、称号のうち「○○(武器種)マニア」を取得するには、
      対象の武器種のレア7以上の武器を一定数作成する必要がある。
  • MHF-Gにおいて、G級武器及び防具は、レア度の欄には新たに設定されたGR(Gランク)が表示されている。
    これらの装備は従来のレア度は無いものとして扱われているようで、
    レア度制限のあるクエストに装備していくことはできないし、
    上記の適正レア度によるボーナスを受けることもできない。
    • ただし内部データからG級武具は従来とおり1~12までのランク付けがなされている。
      どちらにせよダミーデータで、なんの意味もないが。
    • 武具のGRは、原則として生産に必要な素材のランクによって決められている。
      現在ではクエストの受注制限こそ無くなったが、難易度という形でクエストランクが設定されている。
    • 武器に関しては、現状ではGRの高低が直接影響する要素は無い。
      防具はハンター自身の適性GRが防具のGRを上回ると防御力にボーナスが入る。
    • 穿龍棍スラッシュアックスFはG級武器しか用意されていないので、
      そのままでは適正レア度のボーナスを受けられない。
      これについてはシジルを焼き付け、性能と引き替えにレア度を付加することで解決している。
      レア度変更シジルはG級武器であれば他の武器種でも使えるので、
      G級昇格後は従来ほど武器自体のレア度を気にする必要はなくなっている。
      もちろんクエストによってはG級武器自体が使えないので、HC武器などが不要になるわけではない。
    • なおG級系統の装備の内、天廊防具辿異(狩護)防具は従来のレア度方式になっている。
      天廊防具の最大レア度はMHF-G時点ではGXシリーズの11で、辿異防具はZXシリーズの12。
      どちらもシステム上はGR1防具として扱われるため、
      GR適正防具防御力ボーナスが最大まで入るようになっている。

モンスター

  • MHSTでは、モンスターにもレア度が当てられている。
    具体的には1~9まであり、数字が大きいほど強大なモンスターになる傾向が強い。
    端的に言ってしまうとメインシリーズでいう危険度に似ているが、
    あちらよりもよりシステムに深く関わっている。
  • MHSTはモンスターのタマゴを持ち帰り、孵化させてオトモンを増やし育てるのが基本のゲームだが、
    特定のタマゴを狙いたいときには目的のモンスターを帰巣させることが重要になる。
    モンスターのレア度はこの帰巣に大きく関わっているのだ。
    • モンスターを帰巣させやすくする方法はペイントボールを当てる方法の他、
      モンスターごとに様々に定められた条件をクリアすることだが、
      オトモンにできるレア度1のモンスターであれば
      定められた条件をクリアすれば確実に帰巣してくれる(ペイントボールだけでは無理なこともある)。
      しかし、レア度が高くなると帰巣がしにくくなり、結果的にタマゴの入手も難しくなる。
      そして、レア度が高いモンスターほど貴重な遺伝子を持ちやすい傾向にもある。
    • 全てのモンスターが帰巣するわけではなく、そもそもオトモンにはできないモンスターもいるため、
      あらゆるモンスターがレア度に影響するという訳ではない。
      • ちなみに最高のレア度9のモンスターは例外なく帰巣することはない。
        一応タマゴが存在するモンスターもいるが、入手先は巣の中ではなく特殊な方法による入手のみ。
  • オトモンになってもレア度は影響する場面がいくつかある。
    • まずそのオトモンをパーティに加えるためには、絆石の力が十分に高まっていなければならない。
      詳しい説明は省くが絆石は物語を進めることでより成長していき、
      それに応じて高いレア度のオトモンが使えるようになっていくのである。
      強いオトモンが使いたければストーリーを進めるのを忘れずに。
    • また、通信対戦で選べる対戦ルールの中にはレア度による出場制限がされているものもある。
      それを上回るレア度のオトモンは出場できないため、
      そのようなルールの対戦がしたい場合はきちんと条件にあったオトモンを育てるように。

*1 以前はdosと同様
*2 但しゾラ・マグダラオスは上記のルールが当てはまる為、除く。
*3 ただし剛種武具・秘伝防具・G級武具は該当ランクにならないと生産が解禁されない