システム/採取

Last-modified: 2023-12-10 (日) 19:42:00

フィールドで素材を入手する事。
初代からシリーズ通して存在する、ある種モンハンを代表する要素である。
なお、スキルとしての採取はこちら

目次

概要

  • モンハンで赴けるフィールドはいずれも人の手が殆ど加わっていない雄大な地ばかりであり、
    様々な自然の素材を入手することができる。
    手づかみで拾える採取、ピッケルで鉱石を掘る採掘、虫あみで虫を捕る虫捕り、
    釣り餌で魚を取る釣り、モンスターから素材を得る剥ぎ取りがあり、
    これで素材を集めていくのも本シリーズの醍醐味の1つとして位置づけられてはいる。
    • 狭義の「採取」とは釣りでも剥ぎ取りでもなく、ピッケルや虫あみも使わない採取のことを意味する。
      その場合、広義の採取のことは「採集」や「収集」と呼ぶ場合がある。
  • 大型モンスターとの命のやり取りである狩猟とは直接関係ない要素であるとは言え、
    自然豊かなフィールドを散策しつつ採取に勤しむのも本作の楽しみ方の1つとして位置づけられる。
    また人によってはハンターの基本とも言う。
    チュートリアルなどでも基本操作の後に紹介されるのは大体がこの採取であるし、
    確かに剥ぎ取りなどはこの延長線上にある作業である。
    ただ、やはり主要要素ではないが故に余計な手間と考えるプレイヤーも少なくなく、
    シリーズを重ねる毎に極力快適に行えるような改善が行われている。

メインシリーズ

初代~MHP2G

  • 初期シリーズではフィールド上の特定の位置に移動することで一定回数の採取が可能となるシステム。
    モンスターの剥ぎ取りを除くと、どの位置で採取できるかは完全に固定となっている。
    また、採掘、虫取り、釣りにはそれぞれ対応する消耗品アイテムが必要であり、
    採掘にはピッケル、虫取りには虫あみ、釣りには釣りエサを使う。
    • ゲーム開始直後はこのピッケルや虫あみが馬鹿にならない出費であったりそもそも上級品が売っていない。
      そのため、ボロボロのピッケルや虫あみを手づかみ採取で手に入る素材で調合し、
      それを使って上級のピッケルや虫あみを調合できる素材を集める……というのが定番の流れとなる。
    • ピッケルと虫あみは使用するとランダムで壊れる(=消費する)。
      釣りエサは使った瞬間は消費しないが、魚釣りに成功した場合は確定で、
      釣りあげようとして逃げられた場合はランダムで失われる。
  • また、釣りを除くと1度のクエスト中に1つの採取ポイントで採取できる数は決まっており、
    採取し尽くすとクエストから帰還するまでそのポイントから採取を行うことはできない。
    この採取可能数は若干ランダムになっており、期待値を上げられるスキルがズバリ「採取」。
  • スキル「高速収集」をつけると、これらの作業スピードがかなり早くなる。
    特に、炭鉱夫にとっては「採取+2」と並ぶ必須スキルとされる。
    • MHFのラヴィエンテの剥ぎ取りクエストなどにおいては、
      最大剥ぎ取り回数72回&剥ぎ取り制限時間3分であるため、
      高速収集が発動していないと非常に不利であった。
  • 採取できるポイントは特定のオブジェクトが配置されていたり、
    採掘であれば亀裂があり、虫とりであれば光っていたりするので大体は分かりやすいのだが、
    たまにパッと見ただけではそこで採取できるとは全く分からないような不親切なポイントが設定されている。
    こういうポイントではレアな素材が配置されていたりすることもある。虫の死骸ぐらいしか出ないこともある。
  • 連続で採取、剥ぎ取りを行う場合、予めしゃがんでおくことで
    作業前後の屈み込み・立ち上がりのモーションがカットされ、作業効率が少しだけ上がる
    ただ、「走る」のコマンド終了と行動終了には時間差があり、焦るとたまに前転回避してしまう。
    また、しゃがんでから立ち上がる、若しくは前転回避をするのも多少時間のロスに繋がる。
    よって1、2回程度の採取ならしゃがまない方が結果的に採取後に走り出すまでは早い。
    効率が上がるのはあくまで回数が多い場合のみであることを念頭に置こう。
    • なお、高速収集が発動している場合、剥ぎ取りに関してはしゃがんでも意味がない、
      あるいは却って遅くなるので注意。
      採取については早くなる場合もあるが、しゃがむこと自体にも時間がかかるので、
      よほど採取回数が多いのでもない限りトータルでは遅くなってしまう。
  • 大型モンスターの狩猟クエストでは悠長に採取できない、
    或いは採取用の装備で大型モンスターを狩るのがキツイということもあって、
    「採取ツアー」と呼ばれるクエストが設定されている作品もある。
    ただし上位以降の採取ツアーでは大型モンスターが配置されており、
    採取していたら襲われるというケースも……(狩らなくてもクリアは可能)
    • 一部の作品では特定の素材を採取で取るのに都合の良いクエストが配置されておらず、
      普通のクエストで採取を行った後大型モンスターに倒され3オチして帰還する、
      という悲惨なマラソンが行われることも。

MH3~MHXX

  • 基本的な仕様は変わらないが、釣り場以外の採取可能ポイントはオブジェクト化され分かりやすくなった。
    また、ほぼ全ての採取オブジェクトについて、取り尽くして消滅した後一定時間で復活するようになった。
    リポップを参照。
  • また、MH3以降は採取できる場所に近づくとアイコンが表示されるようになったため、分かりやすくなった。
    さらに決定ボタンを押せば自動的に対応した採取アイテムを選んで使用してくれる。
    またその便利さ故か、MHF運営にも「MH3のような採取アイコンを実装して欲しい」
    という要望が相次ぎ、フォワード.2にて実装されている他、
    2014年に配信が開始されたMHP2GのiOS移植版にも取り入れられている。
  • MHP3はリポップシステムがオミットされているが、
    釣りエサを使わずに釣りができるルアー釣りが登場している。
  • MHXでは、Aを長押しする事で今までより早く、連続で採取する事ができるようになった。
    採掘でも虫取りでも、そして剥ぎ取りでも同じ事ができる。
    具体的にはモーション中の特定のポイントでAボタンが押されている、もしくは押された場合、
    モーション後半の一部をカットし、ふたたび同じモーションを再生するという挙動である。
    • ちなみに同じ系列であれば異なる対象から連続採取が可能となっている。
      たとえば2種類のモンスターの死体が重なっている場合、モンスター間で連続して剥ぎ取りが可能。
      系列の違う物(剥ぎ取りと採取など)に移る場合は
      流石に先の採集モーションを完全に再生した上で後の採集モーションに移る。
    • この連続採取の採用に伴ってか、MHXでは高速収集のスキルは姿を消してしまった。
      また、上記のしゃがんでから採取を始める小技についてもやる意味がほぼなくなった。
  • ちなみに、MH~MHXXまで基本的に採取アイテムや剥ぎ取りアイテム名は赤字で「○○を入手しました」と表示されるが、
    MH3だけはなぜかアイテム名まで白字になっており、強調表示されない。

MHWorld以降

  • MHWではモーションが更に簡略化された。
    立ち止まりその場をガサゴソと探る仕草そのものが無くなり、植物でも虫でも
    さながら給水所を走り抜けるマラソン選手のように一瞬で取得出来るようになっている。
    • 骨塚や特産品の採取時は従来通りガサゴソと漁るが、
      MHXから引き続きボタン押しっぱなしでモーションの一部カットが行われる。
      また、剥ぎ取り時と同じくレアアイテムを引き当てた時にはモーションが変化する。
    • MHWの大型追加コンテンツであるMHW:Iでは、モンスターライドが登場し、
      ジャグラス等の小型モンスターに搭乗しながら採取ができるようになっている。
      この状態ならば一回のみに限定されるものの、
      鉱石なども薬草等と同じモーションで取得できるようになった。
    • 新システムである痕跡については、通常の足跡はやはり一瞬で取得し、
      這いずり跡や落書きなど大きなものはその場で削り取って容器に入れている。
  • また大きな変更として、ピッケルと虫あみが廃止
    ピッケルは鉱石採取ポイントで採取を行った際に振るうが壊れることはなく、
    虫あみについては完全に姿を消すことになった。虫はどう見ても素手で掴んでいる
    ちなみにMHWには捕獲用ネットというシステムがあり、
    これを使えば採取ポイントの虫や魚をネットで捕まえることができる。もちろん壊れたりはしない。
  • MHRiseでは採取の仕様が簡略化され、鉱石、骨、特産品などの採取ポイントでは
    1度の採取で限界まで採取するようになった
    例えば3回まで採取可能なポイントであったら、1度で3回分採取するということである。
    本作は高い崖の上に採取ポイントがある事も多く、負担を軽減するための試みとみられる。
    虫や剥ぎ取りに関してはMHW以降の仕様のままだが、レア取得時の特殊モーションは削除された。
    なお、手でむしり取るモーションによる採取は、環境生物落し物も同様のモーションで行う。
    また細かい部分として、釣りエサが完全に廃止された
    • このモーションは続けて別のポイントで採取する際、
      ポケットにしまうようなモーションをキャンセルし連続採取出来る。
      ただし、アイテム採取の後環境生物を拾おうとするなど、別のカテゴリを連続採取する事は出来ない
    • 落し物は剥ぎ取りに分類されるようで、落し物の採取モーションをキャンセルし剥ぎ取りへ移行する。
      この仕様を覚えておくと、複数の落し物の近くに剥ぎ取り可能なモンスターの死体がある場合、
      落し物から拾い始めて最後に剥ぎ取りをするといった具合で適当に集めるよりスムーズに採取可能。
    • 環境生物の採取はわずかながら疾翔けでモーションキャンセルが可能なのに対して、
      アイテムの採取は途中で疾翔け出来ず、採取モーションを完全に終えるまで移動以外の行動が行えない。
      疾翔けによって素早く次の行動に移れるようになった本作の環境を考えると、最も隙の生まれる行動といえる。
    • 上述のモンスターライドの後継ともいえるガルクに搭乗した際には、
      鉱石などの採取は身を乗り出すモーションになっている。
      身を乗り出して骨塚を漁るのはともかく、身を乗り出してピッケルを振るったりしてガルクから落ちないのだろうか…
      また、ガルク搭乗中にガルクポーチへ入るアイテムを採取した場合、
      手をガルクの右肩辺りに持っていき軽く叩くようなモーションが追加され、この間は採取が出来ない
      ガルクで走りながら連続採取しようとした時に間隔が狂って拾い損ねる原因になるので注意が要る。
    続くMHR:Sでは無料タイトルアップデート第1弾にて「傀異討究クエスト」が登場。
    このクエストにおいてはマップ上の既存の採集ポイントのいくつかがキュリアの影響を受けており、
    これを採集する事で新たな討究クエストの手がかりとする(傀異調査ポイントを得る)事が出来る。
    影響を受けた採集ポイントは傀異化したモンスターの様に赤い粒子を纏っている為遠目でも判別し易い。
    むしろ採集ポイントそのものよりも目立つので、慣れたフィールドに初めて気づく採集ポイントがあることも。
    当該採集ポイントは骨塚から虫、精算アイテムに至るまで何でも当てはまる為、
    どうせならフリーサイドクエストも一緒にこなすとお得。
    • 尚、討究ポイントを得られるのは1度の採集の最初の1アイテム分なので地質学等の採集量を増やすスキルは有効ではない。
      またおだんご収穫祭で採集ペースを上げるのは有効と言えば有効だが、
      1クエストにつき採取で得られる傀異調査ポイントには上限があるのでそこまでするものでもないだろう。
    • マルチではこの影響を受けた採集ポイントが全プレイヤーで共有しているらしく、
      別のプレイヤーが先にこれを採ると赤い粒子が霧散して普通の採集ポイントになる。

派生作品

MHF

  • MHFは基本システムがMH2であるが、アップデートで採取ポイントのアイコン表示や、
    連続採取などが実装されている。
    ただしこちらは作業前後の屈み込み・立ち上がりのモーションがしゃがみ採取と同速度に短縮化されている
    (そのため、しゃがんでから採取を始める小技についてはやる意味がなくなった)が、
    MHXの高速収集ほど高速化はされておらず、高速収集スキルも削除はされていない。
    • 余談だが、このアップデートでは上述したように、
      モーション速度が従来のしゃがみ採取の方へと統一されているのだが、
      MHFではこれをモーション速度に差異がある不具合だったと言い切って変更している。
    • MHFでは大きな節目となったMHF-G1アップデートにて、
      新たに追加された「G級」を「MHシリーズへの原点回帰」と位置づけ採取素材の重要性を高めたのだが、
      ユーザーからの評価が芳しくなく様々な緩和が実施され採取に注力せず済むようになっていった。
      時系列にはMH4の時代であるが、この頃になるとメインシリーズ・MHFのユーザー共に、
      採取に関しては極力手間をかけたくないという意識はあったものと思われる。

MHSTシリーズ

  • MHSTシリーズでも採取が可能。ただし、ひとつの採取ポイントにつき1回しか採取ができない。
    また、歩行時に採掘ポイントや虫取りポイントで採取するとピッケルや虫あみを使用するが、
    ライドオン時はそれらが全て片手でかすめ取るようなモーションに統一される。
  • 採取ポイントは時間経過でのリポップはされないが、
    違うフィールドに足を踏み入れることで再配置されるというシステムになっている。
    これはモンスターの巣に用意された採取ポイントや町の中にある釣りポイントなども例外ではない。
    またレアなモンスターの巣では貴重な素材が手に入りやすく、上位のモンスターの巣などでは上位素材が入手可能。
    • この仕様を利用しモンスターの巣(当然ながらレア巣の方が望ましい)の中にある採取ポイントを探し終えたら
      最深部のタマゴのありかには入らずに一旦巣から出て、
      再度巣に入ることで何度も巣の中の採取を繰り返す、と言う方法がある。
      MHSTで炭鉱夫に専念するのであれば必須のテクニックと言える。
    巣の最深部にあるタマゴのありかにも採取ポイントが多数配置されているが、
    採取するごとに巣の主が帰ってきたり目覚めてしまったりするリスクが高まってしまう。
    巣の主を返り討ちにできる実力がある、あるいは確実に逃走できる手段がないのであれば、
    あまり欲張らずにタマゴの入手だけに集中した方が良い。
    なお、たまに採取することでタマゴの入手傾向が変わることもある。

MHNow

  • 位置情報ゲームであるMHNowにもアイテム採取は存在する。
    マップの各地に採集ポイントが存在しており、タップする事で各種アイテムを入手可能。
    ワンタップで入手出来る小型スポットと、何度もタップして複数個のアイテムを入手出来る大型スポットに分かれており、
    小型スポットはランダムに生成され、大型スポットは各地のマップに登録された固定の場所に位置している。
    一度採取するとしばらくタップ出来なくなるが、数時間置くと回復する模様。
    なお、小型スポットに関しては放っておいてもナビゲーターのオトモアイルーが採集してくれるため、
    大型モンスターへの対処など忙しい時には放置しておいても良いだろう。
    • 今作のフィールドは「森林」「砂漠」「沼地」の三つに分かれているのだが、
      それぞれのマップで現れる大型スポットが異なっており、植物は森林、骨塚は砂漠、鉱脈は沼地のみに設置されている。
      小型スポットについてはマップ関係なしに配置されるため、特定の素材のみが手に入らないという状況は起きにくいだろう。
  • 重要な点として、採集ポイントでの採集はHRやチャプターを進めるために必須なクエストとして配置されている事が多く、
    近隣のスポットを全て漁ってしまい採集が出来なくなると、
    たとえ大型モンスターのクエストが達成できていてもストーリーを進めなくなってしまう
    特に配信開始時には仕様の認識があやふやなハンターも多かったからか、採集が出来ずに進行が滞る事態が多く見受けられた。
    • もちろん採取ポイントはそこら中に存在するため、外出して近隣を探索すれば困る事は無いだろうが、
      特定の場所に止まっていたり、仕事を終えて帰宅した時などの場合、
      半径200m以内のスポットは取り付くしてしまい採集出来なくて進めないという事態は容易に起こり得るため、
      外出中はモンスターの狩猟のみならず採集ポイントにも気を配ろう。
    • 特に田舎の場合は大型スポットが殆どないという事も有り得るため、
      小型スポットがある場合は絶対に見逃さないようにしたい。

関連項目

アイテム
スキル/採取
スキル/高速収集
アイテム/虫あみ
アイテム/ピッケル
システム/釣り
システム/落し物