地中から湯(熱水泉)が湧き出している現象や場所、湯そのものを示す用語。
(Wikipediaより)
目次
各作品毎の変遷
MHP3
- 過去作品のアイルーキッチンの代わりとして登場した、MHP3のシステム。
集会浴場内に設置されている。
クエストの出発前に入浴すると、現在の泉質に応じて体力とスタミナがアップする。
更に、浴場内で店舗を構えるドリンク屋で飲み物を飲めばネコスキルが発動する。- つまり、過去作におけるアイルーキッチンの能力値アップとスキルの発動が、
「温泉に浸かる」「ドリンクを飲む」という二つの行為に振り分けられた形となった。
- 入浴すると体力とスタミナがアップする、とは表記したものの
初期の状態だと体力とスタミナは100/100のままなので入っても無意味。
数値を強化できるようにするには、
温泉クエストをクリアし泉質を変化させる必要がある。
温泉クエストは特定のクエストをクリアすることで解禁される。
ただし温泉クエスト受注者のみクリアしたことになる
(同行者は同じクエストが出現している時のみクリア扱いになる)。
- つまり、過去作におけるアイルーキッチンの能力値アップとスキルの発動が、
- 露天風呂なので風情溢れる美しい景色を楽しみながら、
ゆったりと肩まで湯につかって体の芯までじっくりと温めたい…ところだが、
大体のハンターは一瞬で入浴を済ませる。
まさにカラスの行水であり、風情もへったくれも無い。
中には、その一瞬だけの入浴すらも面倒がり、「もう足湯でいいんじゃないかな」というものまでいた。
そしてMHXでは、本当に足湯になってしまった…
人によっては湯につかれる深さに来た途端入浴を始めるので、
一緒に付いてきてくれているオトモアイルー達は風呂に入り損ねる。
位置の関係上一匹目のオトモはともかく二匹目のオトモは湯の中に足すら入れない。
せめて激闘を制した後ぐらいは二匹のオトモや狩り仲間と一緒にゆっくり風呂でくつろごう。- それにしても出掛けた後の疲れを癒す為に入浴するのならともかく、
これから出掛ける為に入浴するとは一体…?
狩りから帰ってきて入浴して次の狩りに向かう訳なので結果は変わらないともいえるのだが、
どうにも釈然としない…。
- それにしても出掛けた後の疲れを癒す為に入浴するのならともかく、
- 集会浴場はその名の通り集会所を兼ねている為、
過去作におけるキッチンと異なりマルチプレイ中でもそのまま入浴が可能。- それどころか、泉質が高いプレイヤーと通信を行っている最中は一番効果の高い泉質が優先されるため、
自分の温泉が低い泉質であってもより効果が高い泉質を利用できる。
この場合150(+10)といった表示がされ、自分の泉質との差が表示される。
1度入っていても、効果が高くなった状態で入ればそちらに上書きされる。
そのため、今まで猫飯ついでに農場で採取していたプレイヤーが、
集会所を出ようとして効率厨に目を付けられるということがあった
(尤もよっぽどの効率厨でもない限り素直に言えば問題ないが)。- 一応、アドホックパーティ等で退室時の不手際によりゴーストが残ってしまった場合、
集会所を出る機会が少ないため一部のハンターのもとにいつまでも残り続けて
新しい入室者の接続を妨げてしまうという実害もあると言えばある。 - 村クエをメインに遊ぶプレイヤーにとっては集会所を経由してから村へ戻る必要があり
ロードの地味な遅さも相まって若干の不満の声も聞かれたが、
本作のモンスターの強さは全体的に他作よりも大幅に弱体補正が掛かっており
村クエストなら温泉+ドリンク無しでも余裕でクリアできるため
仕様に文句を言うくらいなら温泉+ドリンク無しでさっさと片付けるプレイヤーの方が多かった。
最終的には温泉とユクモ農場の行き来で村に立ち寄る事はほとんど無くなるため、
結局は好都合な仕様である、と言う評価の方が上回った。- 農場から自宅へはダイレクトで直通できるし、自宅から温泉へも直通で行けるが
温泉から自宅へは直通できないため、ベッドでのセーブには少しだけ手間が掛かる。
- 農場から自宅へはダイレクトで直通できるし、自宅から温泉へも直通で行けるが
- それどころか、泉質が高いプレイヤーと通信を行っている最中は一番効果の高い泉質が優先されるため、
アクション
- 浴場内ではアクションがとれないが、代わりに入浴中は専用の動作ができる。
アイルーがノッてくれる動作もある。- ○ボタン:前方に2回お湯をかける
アイルーにかけると嫌がる - ×ボタン:男…体にお湯をかける、女…ストレッチ
- △ボタン:酒を飲む
10回飲むと酔いつぶれる - ↑ボタン:浮かぶ
- ↓ボタン:沈む
×ボタンを押すかしばらく経つと顔を出す - ←ボタン:ガーグァのおもちゃを出す
時間経過で沈むため、浮かべられるのは3個まで
稀にクルペッコのおもちゃが出てくる(さらに低確率で亜種の物も) - →ボタン:手拍子を取る
アイルーも一緒に踊る
4回目以降に×ボタンを押すとやめる
浮かんでいる間はアイルーも一緒に回る。 - ○ボタン:前方に2回お湯をかける
- 酒をいくら飲もうと酔いはするものの、他のシリーズのように寝転んだりはしない。
さすがに温泉の中で寝て溺れられても困るので当然といえば当然なのだが。
ちなみにフロアに出てからは普通に寝転ぶ。
勿論、酔っていてもドリンクは問題なく飲めるのでご安心を。
というか、酔うほど飲んだ後にドリンクを一気飲みしても平気とは恐ろしく強靭な胃袋である。
- 入浴中のアクション「沈む」中にSTARTボタンを押してメニューを開くと、メニューを閉じるまでずっと沈み続ける。
何秒沈んでいても、力尽きたりはしないのでご安心を。やはり超人だったか
- 風呂に浸かっているふらっとハンターは、クルペッコ(亜種)のおもちゃを連続で出し続けることがある。
特に亜種はなかなか出てこないので大行列を見られるのは新鮮である。
MHW:I
- MHW:Iにて登場した新拠点「セリエナ」の集会所にも温泉が設置されている。
同じくセリエナのマイハウス外の右側に行くと温泉があり、ここにも入浴が可能。
こちらは特定の環境生物を配置すると一緒に入る事もできる。
なお脱衣所は無く、湯に浸かってから□で着替える。- これらはMHP3のようにゲーム的な効果があるわけではなく、あくまで雰囲気作りの場として用意されている。
- 新大陸のハンターも、温泉に入れば(ゲーム中右上の操作には表示されないものの)専用のアクションを取ることができる。
集会エリアもしくはマイハウスの温泉で、温泉の外に出ていくように↑ではしゃいだ場合、
背中を床で打つ。場所によってはゴッという音とともにハンターが腰を抑えて悶絶する。めっちゃ痛そう。- 当然ではあるが、現実世界で同じようなことを断じてしないように。
腰の骨を折りでもしたら、治るまで車椅子どころか下半身不随になる可能性すらある。
ハンターが超人なだけで、非常に危険な行為である。
さらにこの移動中に×を押すと短い距離だが泳ぐ。
これを壁の近くでやると壁に突き刺さったディアブロスのように激突し頭を打って気絶する他、
温泉の外に出ていくようにすると床で擦れたのかハンターが釣りあげられたガノトトスのように痛がるようなモーションを取る。
正直モンスターの攻撃を受けるより痛そうである。- 入浴前でも坂になっている所で走りながら×を押すことでスライディングが行える。
良い歳して風呂ではしゃぎすぎではなかろうか - 温泉とは別にサウナも設けられている。ゲーム内での呼称は「蒸し風呂」。座る事も可能だが、
長時間居座っていると飲んだくれ状態の様に一定時間足取りが覚束なくなる。
さすがに倒れたりはしないが。
何時間座り続けていてもフラつくだけで済むので、やはりハンターは超人である。
- 当然ではあるが、現実世界で同じようなことを断じてしないように。
- 更に新フィールド「渡りの凍て地」にてフィールドギミックとしても登場。
こちらはおよそ12秒温泉に立っているだけで、
ホットドリンクと同様の耐寒効果+体力上限値までの自動回復効果が2分間発動する
(耐寒効果はホットドリンクとは別でカウントされる。回復効果は赤ゲージの有無に関係なく1秒毎に1ずつ)。
しゃがんで入ると効果発動までの時間が4秒に縮まる。砥石を使うとちょうどそのくらいになる。
氷属性やられになっている場合に解除できる効果もある。
しかし狩猟中ならば普通にホットドリンクや回復薬を飲んだ方が早い。
特に耐寒効果はホットドリンクと比べるとかなり効果時間が短いので、
探索や運搬クエストでホットドリンクを節約したい時くらいに利用するくらいだろうか。
氷属性やられ解除に関しては上記効果より早く表れるので、余裕があれば利用してもいいかもしれない。
地味にトロフィー獲得条件にもなっている。- 渡りの凍て地の温泉の内、奥地にある温泉には湯華岩石というアイテムが存在する。
持つことで自身と周囲に温泉と同じ効果を与えることができる運搬アイテムで、
途中で下ろすことでその場所に温泉の効果を設置することもできる。
もっとも、設置してあるのは凍て地の中でも奥の方に当たる温泉。
この付近を通りがかるのは凍て刺すレイギエナの狩猟か重ね着のための運搬クエストくらい。
レイギエナの狩猟中に悠長に拾うわけにもいかず、
運搬クエストでくらいしか抱えたことのないハンターも多い事だろう。
ちなみに探索時、ベースキャンプまで持ち帰って納品すると調査ポイントを400取得できる。
- 渡りの凍て地の温泉の内、奥地にある温泉には湯華岩石というアイテムが存在する。
余談
- モンハンに限らず、ゲームにおける入浴はすっきりさっぱりとすることからか
(イベント、ビジュアルシーン的なものを除いて)「回復」をつかさどるケースが多い。
しかしながら現実では、さっぱりするところまでは同一だが、実のところ体力を消耗する行為であり、
回復するどころか心身が衰弱している場合は入浴を禁止されることもある。
また、温泉というとお盆を浮かべて酒を飲むシーンも定番だが、
血管拡張効果の二乗なのでこれまた危険行為であり、普段より酔いやすくなりあっという間に泥酔してしまうこともある。
そして泥酔しての入浴も溺れたり意識を失ったりで非常に危険なため厳禁とされている。
そのため、現在で温泉施設の多くが酒類の提供は風呂上がり時に限ったり、酔っての浴場入場を禁止にしている。
入浴しながら酒をがぶ飲みしてフラフラになってから狩りに出かけるハンター像は、
あくまでもゲームの中だけのファンタジーであると肝に銘じよう。
- 入ることは出来ないが、実はポッケ村にもあり、集会所の脇で湯気が上がっている。
そもそも温泉の構想はMHPからあったらしく、ポッケ村温泉はその名残だそうな。
- MHFでもフィールドギミックとして温泉が存在する。詳細はこちら。
さらに、最近では密林や雪山や火山地帯に温泉を掘ろうとした異世界の人物も現れている。
- 後作のMH4Gではこの温泉の成分を参考に作られた万能湯けむり玉が登場する。
- MHX(MHXX)では集会浴場に立ち入る事が出来ないため、温泉に入ることは不可能となっているが、
代わりにユクモ村村長の前にある小さな温泉を足湯として利用する事が出来る。
この足湯は浸かってもステータスが強化されたりはしない(今作にはちゃんと屋台もあるからか)が、
足湯には大抵他の客もおり、彼等との会話イベントは必ず足湯に入らないと発生しない*1。
また、足湯の客からは稀にアイテムを貰える事もあり、ここでしか手に入らない物もいくつかあったりする。
これとは別に、足湯を15回利用する度に
番台アイルーからユクモ村にまつわる装備の素材となる「足湯チケット」を貰える。
- アイルー村では、Gから温泉が登場。村の仲間を100匹集め、イベントを進めると開設できる。
広場にある祭壇よりも大規模な宴を開く事ができ、
さらにクエストに行ったアイルー達のお疲れ度を回復することができる。
回復と戦力アップを同時にできるのでかなり有用。
ドリンク屋もいるが、まだ修行中の身なのでドリンクを頼むことはできない。
関連項目
世界観/ユクモ村
登場人物/ユクモ村の村長 - 温泉の女将でもある。
登場人物/番台アイルー
システム/食事 - 他のシリーズにおける温泉に相当するシステム
システム/温泉ドリンク