MHFにおける、特異個体と並ぶモンスターの特殊区分。
様々なモンスターに激昂したラージャンや怒り喰らうイビルジョーのような個体が存在する、と言えば分かりやすいか。
目次
概要 
- いわゆる激昂個体であり、常時怒り状態である他に行動パターンも一部異なる。
中にはお正月クエストでコマのように回転するダイミョウザザミなど、
イベント内容にちなんだネタ寄りの行動をするモンスターも存在する。- 「常時怒り」なので基本的に通常よりかなり強い点には注意。
また、モンスターによっては特異個体と同様、攻撃力補正1.5倍などの強化を為されている場合もある。
特異個体ではないが罠の時間がかなり短い。 - 常時怒りなのでやはり攻撃は苛烈だが、
一部のモンスター(ティガレックスやエスピナス)などは最初から肉質が柔らかかったり、
確定行動が増えていたりするのでそういう意味では弱体化している。
とはいえ、その分体力が高かったり全体防御率が低かったりするのだが。
- 「常時怒り」なので基本的に通常よりかなり強い点には注意。
- 特異個体のように通常クエストをモード切替して出現するわけではなく、
一部のスペシャルクエストや限定武具を作成できる特定のイベントクエストにのみ出現する。
そのため、スキルランク限定といったことはなく受注HRを満たしていれば誰でも戦え、
剥ぎ取りで特殊な素材が手に入るというようなことも無い。
- また、特異個体と違ってアップデート情報にどんなものが追加されたのかは記載されず、
毎回ゲリラ的に出現クエストが配信されるのも特徴。
- サービス終了末期時点では特殊素材クエストとして激個体のいくつかはいつでも狩ることができた。
ただし、HCモードにした場合は激個体ではなく特異個体となり、
補正もHCクエストの物が適用されるので、混同しないよう注意が必要だった。
- 特異個体とともに、全国チャンピオントーナメントの相手となることも多い。
当然クリアタイムも重要であるのだが、
それ以前に、激個体の実力を前にして生き残ることが最重要課題となるのは言うまでもない。
- パローネ大航祭においては、HR向けの航路に登場することも多かった。
実装された激個体 
ドスイーオス 
- 毒液吐きが毒霧吐きに変化。時間経過で範囲が広くなっていく。
おいそこ、ドスフロギィとか言わない
また、毒霧は徐々に移動してくるため、傍で突っ立っていると巻き込まれる。
イャンクック 
- 尻尾回転の際に衝撃波が発生する。ただそれだけなので、かなり地味な部類。
ドドブランゴ 
- 潜行攻撃の頻度が上昇。潜行攻撃で地上に飛び出すと同時に周囲へ複数の氷塊を飛ばす。
ドドブランゴの着地後もすぐ周囲に複数落下し、更に他の氷塊は地面を転がっていく。
ラージャン 
- 常時怒り状態だが、激昂ラージャンと違い怒り段階がさらにあるわけではない。
ブレスがかなり太くなっており、雷球が地面に当たると拡散する。
その後、シーズン10にて完全上位互換仕様のラージャン特異個体が実装された。
リオレイア 
- ブレスを地面に着弾させ、破片を前方広範囲に飛ばす。
破片はハンターなどに当たっても貫通する。
ブレス後は確定で突進してくる。
ディアブロス 
- 咆哮が膝崩れやられ効果。
また、潜行→地中急襲までの時間(速度)が異常に短い。
激個体補正:攻撃力1.3倍
ディアブロス亜種 
- 基本的に通常種の激個体同様で、突進の大半がスライディング停止に派生。
激個体補正:攻撃力1.4倍
ティガレックス 
- 岩飛ばしで飛ばす岩が5個に増加。飛ばす際に右前脚周囲に衝撃波発生。
激個体補正:攻撃力1.5倍
エスピナス 
- ブレスの爆発が特異個体と同じく広範囲化し、直立三連ブレスが非常に危険。
また、突進の速度も上がっているため、こちらも注意すべし。
激個体補正:攻撃力1.7倍
エスピナス亜種 
- ただでさえ強力な溜めブレスがさらに強化されている。詳細はこちら。
激個体補正:攻撃力1.5倍
パリアプリア 
- 石つぶて飛ばしと同時に唾液を自身に拭きかけ、ガンナーの弾を弾く特殊な防御状態へと移行する。
ちなみにこの状態だと、古龍のバリアすらものともしないオーラアローすら弾き返す。
ヴォルガノス 
- 這いずり攻撃時、地面が一時的にマグマ化し、触れると凄まじい勢いで体力を奪われる。
激個体補正:HP0.6倍
ヴォルガノス亜種 
- マグマブレス着弾時に上記と同じく地面がマグマ化。
ジャンプ攻撃の着地時、周囲に複数の噴火が発生。
激個体補正:HP0.5倍
ダイミョウザザミ 
- ジャンププレス攻撃が、高速で回転しながら跳躍、上空で反時計回りに動いて地面に着地し、
回転の慣性のまま周囲広範囲を攻撃する技に変化。
辿異種ダイミョウザザミもこの攻撃を使用するが、こちらは着地と同時に凄まじい水流を引き起こし、
さらに周囲に巨大な水球をばら撒く厄介な攻撃となっている。
アクラ・ヴァシム 
- 最初から体液が蒼状態となっており、激しい攻撃を繰り出してくる。
また、既に蒼状態であるため、すべての部位を破壊しなくても尻尾の切断が可能。
クシャルダオラ 
- 地上風ブレスや空中竜巻ブレスの着弾時に爆風が発生する。
また、怯み値や状態異常耐性が高い。
あまり空中を飛ばずに着地しやすい点や、閃光やられ中にも突進を行う点で特異個体に近い。
激個体補正:攻撃力1.5倍
フルフル 
- その場帯電の攻撃内容が変化し、青白くぼんやり発光した後に一瞬だけドーム状に放電する。
モーション自体は元の行動と変わっていない。
ヒプノック 
- 上空打ち上げ睡眠ブレスの形状がシャボン玉に変化する(前方に吐き出す場合のみ通常通り)。
このシャボン玉は着弾すると睡眠ガスをまき散らすが、攻撃を当てて割ればそのまま消える。
辿異種ヒプノックもこれに類似してブレス関係の攻撃は全て空中を漂うシャボン玉に変更されている。
素材説明によれば唾液でシャボン玉を作り出しているとのこと。
アクラ・ジェビア 
- 輝晶石を投げつけ爆発したあと、着地点にかけらがのこり再び飛散する。
血晶石を破壊した後も、周りにかけらが飛び散るので油断ならない。
ちなみに激個体として初登場した際にはもう1つ別の仕掛けが施されていた。
類似モンスター 
- 一部のモンスターには、激個体とも異なる特殊な個体が存在する。
ただし他に特殊な個体が登場していないモンスターの場合、こちらの個体が激個体と認識されるケースも。
正しく区別するには、常時怒り状態かそれとも普通にダメージ蓄積で怒り状態になるかの確認が求められる。
一部「MHF最後の宴」や「統合だョ!全員集合!!」*1において
ネタ系モンスタークエストとして登場した者もいる。
グラビモス 
- 大ハッスル!鎧竜限界突破!に登場する個体は熱線がすさまじい太さになる。
クエスト名からハッスル個体と呼ばれることもある。
以前は生産素材クエストと強化素材クエストが別々になっており(計3つ)、
強化素材クエストの名前が「オーバーザリミット」であった(後にMHF最後の宴で2頭クエとして復刻)。
アイルー 
- 攻撃方法どころか見た目が大きく変わっている。詳細はこちら。
ヴォルガノス 
- ゴールデンウィークの時期に配信される「端午の節句イベント」において、非常に小さな個体が登場する。
這いずりの軌道に溶岩が出現しないので、あくまで通常の極小個体である。
ブレス攻撃のばらまき具合と、罠にかからない(小さすぎて反応しない?)のが特徴。
最高に貧弱なモス、「G」、水竜ベイビー 
- それぞれ2012年・2013年・2015年のエイプリルフールイベントが初出。
それぞれモス・ゲリョス・ガノトトスの特殊個体。
特徴についてはそちらを参照。
ちなみにアクラ・ジェビアの激個体も2011年エイプリルフールが初出で、その時は尻尾の結晶が非常に大きかった。
- この他、激襲!赤のモンスターというイベントでも特殊なモンスターが確認された。
余談 
- 激個体はあくまで個体の区分なので、亜種激個体や変種激個体が存在する。
ただし上述したように若個体や特異個体とは両立できない。
- 激個体の実装から長らく経つが、剛種激個体は登場していない。
一応樹海頂部に出没する荒天状態のクアルセプスは常時怒り状態であり、
激個体に近い特性は有しているものの、激個体専用の補正などは設定されていない。
- 特異個体と比較して変化が少ないことや(初期組の特異個体も変化は少ないが)、
激個体が登場するクエストでもハードコアモードにすると特異個体に上書きされてしまうこと、
そもそも戦う機会が少ないことなどから、
時間が経つにつれて激個体は影の薄い存在になっていってしまっていた。
しかしMHF-Zより登場した辿異種の中には、激個体のモーションを使用する者が存在する。