モンスターハンターストーリーズにのみ登場する、戦闘中に起こる文字通り特殊な状況のこと。
MHST2では「特殊対決」と言う名称に変更されたが、基本的な仕様はほぼ変わっていない。
目次
概要 
- MHSTシリーズはRPG作品と言うこともあり、
メインシリーズでのクエストとは全く異なるシステムが多数組み込まれている。
今日で言うところのRPGでは「ターン制によるバトル」という形のバトルシステムを採用している場合が多く、
もちろんMHSTシリーズもそのご多分には漏れていない。
しかし、本作においてはターン終了時に時折オトモンが相手のモンスターと勝手に力比べを始める場合がある。
これが、いわゆる特殊状況である。
- 大きく分けて「力比べ」、「ブレス対決」、「飛行対決」の3種類があり、
競り勝った側が相手に一方的にダメージを与え、さらにオトモンの場合は絆ゲージを大きく溜められる。
それぞれ発生した時に特定のコマンド入力が要求されるため、
プレイヤーはその通りに操作をする必要がある。
絶大なメリットがあるため何としても勝ちたいところ。- 特殊状況での勝負ではお互いの能力差や体格差といったものは一切考慮されず、
純粋にコマンド入力の回数のみが物を言う。
そのため、アプトノスやドスランポスがイビルジョーなどの巨大な相手を力比べで圧倒し相手を突き飛ばす、
などといったにわかには信じられない光景が繰り広げられることも。
- 特殊状況での勝負ではお互いの能力差や体格差といったものは一切考慮されず、
- 具体的な発生条件は不明だが、ダウンからの復帰時や絆技を繰り出した直後などは発生しやすい模様。
また、ブレス対決に関してはブレス技を双方が繰り出した直後に発生率が上がるようだ。
- ライダー戦を除き、この特殊状況に勝つごとに
「特殊状況(特殊対決)ボーナス」と言う名のボーナスポイントがリザルト画面で加算される。
MHSTシリーズではボーナスポイントの総数によって
戦闘終了時に手に入る素材の量が増えるという仕様になっているため、
そういう意味でも確実に勝利しボーナスポイントを手にしたい。- ただし、あと一歩で討伐できる上により多くのポイントの獲得が望める絆技などが使える時や、
帰巣目的で討伐寸前での状態異常の発生などを狙っている時といった際に、
意図せずに特殊状況が発生してしまった場合は、「わざと負ける」という選択肢を取るべきだったりする。
- ただし、あと一歩で討伐できる上により多くのポイントの獲得が望める絆技などが使える時や、
- 特殊状況時のコマンド入力時間は約7秒ほどだが、オンライン対戦以外では
残り3秒を切るとその後は圧倒的にゲージで勝っている側がコールド勝ちのような形で即座に勝利となる。
一方でオンライン対戦は簡単に勝負がひっくり返ることも考慮に入れてか、
きちんと時間内はずっと入力し続ける必要がある。
- オトモンになる可能性のある草食種モンスターを除く小型モンスター相手には、特殊状況は絶対に発生しない。
もちろんライダー相手にも起こらないほか、
どちらか片方がライドオン状態になっている際にも発生はしない。
一方で、絶対にオトモンにならないダイミョウザザミやアグナコトルのようなモンスター相手には発生する。
- 戦闘全体での勝負に大きく影響する要素であるためか、
オンラインやローカル通信での対戦時には発生する状況がかなり制限されている模様。
具体的なタイミングは「互いのオトモンのHPが10%を切った時」となっている。
力比べ 
- ほとんどのモンスターとの間で発生する可能性のある最もメジャーな特殊状況。
お互いのモンスター同士が真っ向から頭でぶつかり合い、押し合うと言うもの。
勝った方は相手を思い切り突き飛ばすことができる。
- コンシューマ機版でのコマンド入力は至ってシンプルにAボタン連打。
それなりの連打ができれば、対戦時以外ではほとんど負けることはないだろう。
- iOS Android版ではパワー、スピード、テクニックの三種類のアイコンが画面に複数表示され、
そこから一種類のタイプを指定されるので、
そのアイコンをひたすらタップしていくことでゲージを溜めることが出来る。
ブレス対決 
- ブレス系の攻撃を持つモンスター同士の間でのみ発生する可能性がある特殊状況。
詳しい発生率は不明だが、双方がお互いにブレス攻撃を行なった際に発生率が高くなる模様。
お互いにブレスを思い切り吐き、両者の間でぶつかり合って拮抗するという、
漫画やアニメなどでよくありそうな内容。
対決に勝つとブレスが相手のものを押しのけて貫き、相手に属性ダメージを与えられる。
- コンシューマ機版でのコマンド入力はスライドパッドやRスティックをグルグル回すというもの。
回転方向はどちらでもいいのだが判定がやや厳しく、しっかりと確実に回さないと反応してくれない場合がある。
レバガチャのように適当にガチャガチャ操作するだけでは勝てないことが多いので気を付けよう。- コツとしては、3DSなら利き手の人差し指で、Switchなら手のひらを押し付けて回すと素早い入力がしやすい。
ただし後述の通りスティックに負担がかかる操作のため、あまり熱くならないように。
少なくとも、通信対戦以外ならばこのような入力をせずとも十分勝つことはできるはず。
- コツとしては、3DSなら利き手の人差し指で、Switchなら手のひらを押し付けて回すと素早い入力がしやすい。
- iOS Android版では力比べと同じように三種類のアイコンが画面に複数現れ
そこから一つのタイプを指定されるが、
今度は右画面端に向けてアイコンをスワイプで飛ばしていくことでゲージを溜めることが出来る。
飛行対決 
- 飛行を得意とするモンスター同士の間で発生する可能性がある特殊状況。
互いに大空高くまで飛んでゆき、より高い位置に達した側が勝利となり、
相手目がけて急降下キックをお見舞いするという内容。
負けた側は思い切り地面に墜落するというかなり痛そうな絵面となる。- どうやっているのかは不明だが、天井のある洞窟の中などでも問題なく使える。
ちょうど近くに巨大な縦空洞でもあったのだろうか?
- どうやっているのかは不明だが、天井のある洞窟の中などでも問題なく使える。
- コンシューマ機版でのコマンド入力はLボタンとRボタンを交互に入力するというもの。
「交互に」というのが肝であり、どちらか片方のボタンが連続で押されても反応してくれない。
やりにくい場合は本体やコントローラーの持ち方を変えるなどしてもいいかもしれない。
- iOS Android版では三種類のアイコンが三角形に表示され押す順番を指定されるので、
その順番通りにタップしていくことでゲージを溜めることが出来る。
飛行対決に参加できるオトモン 
- 現状では鳥竜種、飛竜種、古龍種にのみ該当するオトモンが存在する。
オトモンにならないモンスターではアルセルタス及び一部のボスモンスターが該当。
- 以下はMHST2より
- 古龍種
- イヴェルカーナ
余談 
- これらに限った話ではないが、特定のボタンを連打したりスティックを激しく回したりといった動作は、
ゲーム機本体の寿命をすり減らしかねない。
少なくともオフライン時では並程度の入力でも十分勝利はできるようになっているが、
ローカル対戦時やオンライン対戦時はあまり熱中しすぎないよう注意しよう。
しかし、この特殊状況のせいで対戦に負けてしまうと非常に悔しかったりもする…。- ボタンの方は対策が難しいが、スティックに関しては摩耗防止テープや補助キャップなどが市販されている。
スティックの寿命が気になると言う人は、それらを別途購入するのも有りだろう。
モノによっては回しやすくなり、ブレス対決でも有利に戦えたりすることもある。
ただし、本作に限らずゲーム公式大会などではその手のグッズの使用は基本的に禁止されているが。- Switch版MHST2ならばProコントローラーに頼るのも手。
Joy-Conと比較するとボタンのサイズや配置が考えられているうえに、
スティックが遥かに頑丈なため、激しく回してもそう簡単に壊れたりしないためである。
純正品をきちんと使えばレギュレーションに引っかかるようなケースも少ないだろう。
- Switch版MHST2ならばProコントローラーに頼るのも手。
- ボタンの方は対策が難しいが、スティックに関しては摩耗防止テープや補助キャップなどが市販されている。
- わざわざ書くまでもないことだが、
特殊状況下ではプレイヤーはライダーではなくオトモンを操作することになる。
このため、シリーズで初めて「プレイヤーが大型モンスターを直接操作する」という要素が
(限定的ながらも)実現したことになる。*1- ちなみに、その後内容は全然違うがMHFでも
ドスファンゴになり切ってレジェンドラスタにやられる前にモスを討伐する、という内容の
エイプリルフールクエストが2018年に配信された。 - さらにメインシリーズではMHRiseで操竜と言う新要素が登場。
こちらは「無理やりモンスターを一時的に操っている」と言う一点さえ除けば、
MHSTと非常に近い内容になっている。
- ちなみに、その後内容は全然違うがMHFでも
関連項目 
シリーズ/モンスターハンターストーリーズ
シリーズ/モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~
アクション/突進
アクション/飛行
アクション/ブレス