システム/腐食やられ

Last-modified: 2023-08-21 (月) 21:19:34

MH2で初登場した状態異常
ただしほとんどの作品では「防御力UP状態」と対になる形で「防御力DOWN状態」と呼ばれている。
「腐食やられ」という名称はごく一部の作品でしか採用されておらず、
プレイヤーへの浸透度も非常に低いため、使用に際してはその点を注意する必要がある。
主にハンターが発症するが、ごく一部のモンスターもこの状態異常にかかることがある。

目次

概要

メインシリーズ

  • モンスターが放つ腐食性の液体やガスを食らって武具が軟弱化している、
    またはモンスターの特殊な攻撃方法でハンター自身が弱ってしまっている状態。
    この状態異常にかかるとハンターの身体から白い煙が上がるようになる。
    作品によっては「防御力DOWN状態」と言われるように、文字通り防御力が大幅に低下してしまっている状態。
  • 厄介なことに、食事やアイテムの防御力UP効果を打ち消した上で、防御力を下げる。
    腐食やられを治しても、上記の防御力UP効果は消えたままなので注意。
    初めてこの状態異常を起こす攻撃を行なったのは、MH2から参戦したオオナズチである。
    その他、怒り時のアカムトルムやアビオルグ(怒り3段階)、疲労時のイビルジョーの口を使用した攻撃や、
    エスピナス亜種の火炎毒ブレス(火属性&毒効果&腐食)が代表的か。
    小型モンスターだと、オルタロスが腹部から発射する蟻酸が有名どころである。
  • 下記のリストを見ればわかる通り強力なモンスターに限って腐食やられ効果をもった技を用いるため、
    モンスターの攻撃力自体が高いのも相まって非常に危険な状態であるのは言うまでもない。
    MHP3から追加されたスキル鉄面皮で無効化可能なほか、
    何らかの防御力UP効果を受けることでも解除できる。
    • 回復の際によく使われるのは忍耐の種を食べるという方法。
      入手が比較的容易な上に10個まで持ち込めるため、腐食やられの回復には非常に頼りになる。
      加えて地味かも知れないが広域化のスキルの効果が適用される点*1も有り難い。
      この他、装備している狩猟笛が防御力UPの旋律を持っているならこれを活用するのも手。
  • MH3Gまでは1段階しかなかった状態異常だが、
    MH4~MHXXでは防御力DOWN【小】と防御力DOWN【大】の2種類に細分化された。
    【小】の場合は防御力が3/4、【大】は今まで通りの半減と言う効果になっている。
    一方でアイコンは【小】の方が今までと同じく盾に赤い逆三角が1つ付くものであり、
    【大】になるとその赤い逆三角が2つに増える。
    • 【小】を引き起こすのはオルタロスやイビルジョーなど。一方で【大】はアカムトルムなどが引き起こす。
    MHWorldからは再び防御力半減の1段階のみに戻った。これによりイビルジョーが相対的に強化されている。

MHF

  • ちなみに腐食やられを発症するのはハンターだけでなく、モンスターも同じである。
    ラヴィエンテ大討伐では「腐食ナイフ」というアイテムがあり、
    これをラヴィエンテの頭部にヒットさせると頭部関連の部位が大きく軟化するという効果を持つ。
    ラヴィエンテが腐食やられを発症している場合、ハンター同様白い煙が上がる。
  • MHFのG級クエストにおいては,
    当初は減算補正が腐食やられで防御力が低下したところへ発生するという仕様であった。
    時期不明で変更され、MHF-Z現在は減算補正後防御力に適用される仕様となり、
    従来と変わりない脅威に落ち着いた。
    が、落ち着いたとは言え相手はG級モンスター。対策はしたほうが良いといえる。
    • 前仕様について詳しく説明すると、
      アビオルグやギアオルグが登場する★5では防御力-600の減算が発生する。
      600を差し引いても「難易度:適正」となる防御力1350があれば本来はまず安心であるのだが、
      腐食やられに陥いると、先に元防御力に腐食やられの補正を適用するため防御力675になり、
      そこへ改めて減算補正を適用するため、最終的に防御力75となる。

余談

  • 初出のMH2で防御ダウンになる可能性があったのはオオナズチのみ
    そのため声帯麻痺同様、元はオオナズチ専用の状態異常だったといえる。
    • シリーズを追う毎に錚々たるメンツが腐食やられを体得してハンターを苦しめるが、
      やはり、意外と思われるかも知れないがオルタロスこそが最も厄介な存在であろう。
      オルタロスは様々なフィールドに飄々と跋扈し
      戦闘に巻き込まれると身の程も弁えずチョロチョロと襲って来るため
      大型モンスターに気を取られた隙に死角から攻撃を喰らうケースは意外と多い。
      イャンガルルガ、ティガレックス、ブラキディオス、ディノバルド、などなど
      腐食やられとは無関係の相手だろうが
      不意に防御を下げさせられた状態で猛攻に晒される羽目になるのだから、
      上記の誰よりも優先して第一に警戒すべき筆頭的存在であると言っても過言では無い。
  • 上記の解説の通り、腐食やられになる攻撃のいくつかは
    (少なくとも設定上は)酸やガスによって防具が脆くなってしまったことにより、防御力が低下している。
    それを「ハンター自身を硬くさせる作用」の忍耐の種や硬化薬によって直せるというのはどう言うことなのだろうか…?
  • 防御力を低下させるという腐食やられと関連する状態異常として、「壊毒」がある。
    天廊の番人であるドゥレムディラが第2段階以降に扱うようになる特殊な毒で、
    これを受けると「劇毒」を凌駕する体力減少効果に加え、腐食やられのように防御力が低下する。
    ただし壊毒は防御力減少の効果がぶっ飛んでおり、強制的に防御力が「1」になってしまう
    天廊クエストには3回倒れてもクエスト失敗にはならない仕様があり、
    腐食やられも驚きの低下量はむしろそれを想定した設定であるととれる。

防御力DOWNの状態異常を使用するモンスター

メインシリーズ

甲虫種
オルタロス - 蟻酸の発射
クイーンランゴスタ - 酸性液の発射
アルセルタス - 腐食液発射(ゲネル・セルタスと合体していない時のみ)
アトラル・カ - 腐食ガス
甲殻種
鎧裂ショウグンギザミ - 爪溜めなぎ払い(ディノバルドのヤド装着時)
飛竜種
アカムトルム - 怒り時の唾液を伴う噛みつき攻撃、地中から出てくる際の背中
ウカムルバス - 突進終了時の飛び出し(MHP2Gのみ)
エスピナス亜種 - ブレス(毒効果も同時に含む)
獣竜種
イビルジョー - 疲労時の唾液を伴う噛みつき攻撃
ディノバルド亜種 - 酸とばし
翼竜種
バルノス - 消化液の吐瀉
古龍種
オオナズチ - 球状ブレス(MHP2G以前)

MHF

鳥竜種
ドスランポス - ブレス(色が白かった場合)(G級個体)
フォロクルル - 属性弾(龍属性のようなエフェクトだった場合)
飛竜種
フルフル亜種 - 滴る唾液(特異個体)
エスピナス亜種 - ブレス(毒効果も同時に含む)
UNKNOWN - ガス放出、翼爪や棘の射出
海竜種
バルラガル - 池や海の水を吸収した後の全ての水属性攻撃
獣竜種
アビオルグ - 最大怒り時の消化液を伴う噛みつき攻撃
ギアオルグ - 最大怒り時の消化液を伴う噛みつき攻撃
古龍種
クシャルダオラ - バインドボイス(特異個体)
オオナズチ - 球状ブレス

全耐性DOWNの状態異常を使用するモンスター

甲虫種
ブナハブラ - 属性耐性低下液*2
鳥竜種
クルペッコ - ブレス*3
飛竜種
フルフル亜種 - ヨダレ
海竜種
タマミツネ希少種 - 滑液溜まり
翼竜種
コルトス - ブレス

関連項目

スキル/対防御DOWN
アイテム/忍耐の種


*1 単に腐食やられを回復したいだけならば、広域化+1でも十分である
*2 MH3では地域ごとに下げてくる属性が異なる
*3 MH3では火属性耐性DOWN