モンハンのキャラクターが
カードになって登場!!
目次
概要
- Mobageにてプレイ可能だった外伝作品。2012年2月21日配信開始。
- 外伝作品の中でも本編のMH世界との繋がりが全くといっていいほど無い。
ハンターやモンスターは遥か昔の伝説として語り継がれるのみとなっている。
それら遥か昔の存在の力を、「召喚術」と呼ばれる技術によって具現化し、操ることができるようになった。
この世界の統治機関である「グランドブレイン」が、召喚術を極めたものを一国の統治者に据えることにし、
「カードマスター」の称号をかけてカードバトルが展開される…という設定。- 一応、「ジオ集落」のイメージ画像にギルドの紋章が描かれた遺跡があることなどから、
遥か未来のMH世界なのではないかと考えられている。
- 一応、「ジオ集落」のイメージ画像にギルドの紋章が描かれた遺跡があることなどから、
- GREEの方とは異なり、登場するモンスターは無印~MHP3が中心。
本家モンスターしか登場しないから大阪本社開発だと思っている人が大多数だが、
そもそもカプコンの全てのオンラインゲーム/ソーシャルゲームは
MHFの本拠である東京支社開発なので関係がない。- 一部MH3Gに登場するモンスターも実装されているが、ほとんどが招待特典かイベント報酬。
- 2014年2月28日でサービス終了。…ソーシャルゲーム故の宿命は割と早かった。
ストーリー
- 強大なモンスターと対峙できる人間
「ハンター」が存在したという伝説がある。
そして、その伝説は「召喚術」と呼ばれる技術により再現された。
物質に宿る力をカードに宿し、
一時的に具現化・使役する事ができる秘術である。
百の国を取り仕切る10人からなる最高機関「グランドブレイン」は、
この術を極めし者達を一国の統治者に据えると定め、
その者を「カードマスター」と呼称した。
「召喚術を極めし者に最高の栄誉を与えん!」
さぁ、あなたもギルドを組み
仲間たちと共に「カードマスター」の称号を勝ち取ろう!
システム
- 基本的には普通のソーシャルゲーム同様のシステムが一通りそろっている。
具体的には任務値(スタミナ)、戦闘値(バトルを行う上で必要な数値)、挨拶ポイントとそれによる無料ガチャ、
そしてカードによるデッキ編成、そしてバトルシステム。
それとトレードシステムである。
トレードシステムは後に法改正の影響により「交易」と呼ばれるシステムに変更。
通称「ハンターコイン」と呼ばれる通貨を用いて、
そこに他のユーザーが条件付きで流したカードを購入するというシステムである(リアルマネーは不要)。
- 任務値、戦闘値はゲーム内におけるレベルを上げることで任意に割り振ることが出来る。
基本的にどちらも400以上あれば無課金者であってもかなり自由度の高いプレイが可能だが、
そこに到達するには少なくともレベル150位はないといけない。
回復速度はどちらも1分に1度(システムリニューアル以前は3分に1度であった)なので、
仮に8時間に1度プレイ(24時間で丁度3度)するならば480ポイント無いとどこかで無駄が生じてしまう。
当然そこまで両方上げるのは至難の業なので、
カードの強さ的にもそこまで戦闘値を必要としない無課金者は任務値に、
強力なカードを多く保持しコストも必要な課金者は(課金額によるが)戦闘値にそれぞれ優先的に振る傾向があった。
- カードはハンター、モンスター、アイルーの3種類あり、
それらのカードを最大9枚組み合わせたデッキで他プレイヤーと戦う。
カードにはコストが設定されており、合計コストは自分の戦闘値の最大値以下でなければならない。
強力なカードほどコストが高く、バトル時にはその分自分の戦闘値が減少する。
また、戦闘におけるカード枚数を指定することも可能であり、
弱そうな相手には1枚で戦闘値を節約し、強い相手には全力(戦闘値すべてをぶつける)で
という使い分けも可能であった。
カードの組み合わせによってはスキルが発動し、組み合わせ次第で強力なデッキになることも。
サブデッキの概念も存在するので、戦闘に参加しないが低コストかつ高能力というカードも
裏では大きな役割を果たすことになる(後述する革命カードは殆どがそうしたカードであった)。
- また他のソーシャルゲームと同じくレア度が設定されており、貴重な順に並べると
ゴッド>SSレア+>SSレア>Sレア+>Sレア>レア+>レア>グレート+>グレート>ノーマル+>ノーマル
といった具合である。
基本的にはゴッドが一番貴重且つ人気ではあるが、入手確率が非常に低いことや
ステータスだけは高いがコスト対能力(通称コスパ)のあまり高くないカードも含まれていたので
たとえ課金ユーザーであっても基本的にはゴッドの1段下のSSレア+や一部の強いSSレアを主体として
そこにイベント限定の強力な固有スキルを持つカードを数枚、という構成が殆どであった。
その為、SSレアまで、及び過去イベントの強力なカードを容易に入手できるようになった末期では
たとえ無課金者でも頑張れば課金者に勝つことも出来た(強力なサブデッキを含めた全力が前提だが)。- また、モンスターのカードには一部を除きking(金冠)、Normal、Small(銀冠)と
3種類のサイズが設定されており、基本的にはサイズが大きな方が能力値が高い。
しかしSmallには固有スキルがあり、Smallサイズの能力をアップさせるカードなどもあることから、
一概に大きいほうが強いとは言えなかったりする。Normal?何それ?- 8月26日に「中庸の心得」と呼ばれるNormalサイズのモンスターの能力を大幅アップさせるカードが登場。
N不遇時代が幕を閉じた。そしてS不遇時代の再来である
- 8月26日に「中庸の心得」と呼ばれるNormalサイズのモンスターの能力を大幅アップさせるカードが登場。
- また、モンスターのカードには一部を除きking(金冠)、Normal、Small(銀冠)と
- また、「任務」というフィールド探索で経験値を貯めることで任務値や戦闘値の上限を上げたり、
カードを合成することでカードそのもののステータスを上げることができる。
このシステムはGREEのゲームに酷似している(しかもリリースはこちらの方が遅い)が、
気にしてはいけない。
これをクリアすることにより任務値や戦闘値の回復薬が貰えたりするので、
無課金者にとっては結構命綱だったりもする。
また基本的に入手できる経験値は消費する任務値の倍であるが、
一部フィールドでは任務値の倍+2や+4される場所もあり、特にイベントが無い時はそこを周回する場合もあった。- ちなみにあちらにおける真合成(同名カード同士を合体させて強化するシステム)はなく、
代わりに革命(指定された2枚のカードを掛け合わせて異なるカードにする)システムが導入されている。
革命してできるカードには低コストで強力なカードが多く、多大な人気を誇るカードもある。
特に、DL100万突破時の記念カードの一部は革命による高い能力に加え、
「ミリオンカード」と呼ばれる強力な固有スキルが付くことから、非常に高い人気を誇った。- だが、今現在通常革命ができるカードは、大人の事情につき、
無料ガチャからしか排出されない(ドラゴンオーブで革命するカードは排出される)。
これにより一部の優秀な革命可能カードは、たとえグレートやグレート+クラスのカードであっても
下手なSレア+よりも人気があったほど。
一例として、とある事情によりロアルドロス【N】(グレート)が配布されたことがあったが、
これを素材としてかなり優秀なサブデッキ要員を作れたため
配布カードにも拘らずかなりのレートで取引された時期があった。
- だが、今現在通常革命ができるカードは、大人の事情につき、
- ちなみにあちらにおける真合成(同名カード同士を合体させて強化するシステム)はなく、
- プレイヤー同士で「ギルド」を組むことができ、
攻撃力や防御力を強化したり、バトル勝利時の入手ゼニーを多くしたりと特殊な効果のある役職に就けたり、
各種イベントで協力することができる。
原則的には24人が最高であるが、ギルド内におけるゼニーを使うことで所属可能人数を増やすことも出来る。
- 2012年8月15日RMT対策としてトレード機能及びカードギフトが幕を閉じ、
8月25日付けで新たに交易機能が実装された。この時不具合により36時間以上に渡るメンテがあったのは内緒- 「交易チケット」で出品されたカードに仮想通貨「ハンターコイン」で入札するという
オークション形式で行われ、期間内に入札がなかったカードは即落札もできる。
なお、出品者や最高入札価格は見えず、カードの移動や特定ユーザーから直接買取が難しい仕様。 - ハンターコインは手持ちのR以上のカードを変換したり、
出品したカードを落札してもらうことによって手に入れることが出来る。
問題は交易チケットの入手法で「課金ガチャを回す(チケット不可)」、
「期間限定のタルミキサーを回す(こちらは無料可だが入手がランダム)」、
「ハンターコインで交換する(回数制限あり)」、「イベントでの配布を待つ」と、
月に何十回も交易するにはかなり財布的に厳しい。
尤も、結局のところ一回の交易に必要なハンターコインは強力なカードに対してであれば
ハンターコイン3000枚以上を要求され、ゴッドカードにもなれば数万にも上る。
比較は難しいが、MH内の価値で言えば1000枚=天鱗(アルバトリオン以外の)1枚、と言ったところか。
しかしそれでも、無料コンテンツを上手くやりくりすればそれだけでも毎月任務値回復薬30個、
バトルポイント回復薬30個、そして交易チケット3枚が毎月入手可能であり、
無課金ユーザーでもイベントにおいて比較的活躍が出来るようになった……はずであった。- しかしその後、さらなるシステム
改悪リニューアルに伴い交換可能アイテムも変化。
限定カードやゼニーなどはそのままであったが回復薬関連の交換アイテムは全て消滅した。
やはりソーシャルゲーム的に制限アリとは言えど回復薬が無料で入手できるのはまずかったのだろうか。
- しかしその後、さらなるシステム
- 「交易チケット」で出品されたカードに仮想通貨「ハンターコイン」で入札するという
- 不定期でイベントが開催される。
バトルでポイントを稼ぐものから、フィールドでモンスターを討伐するなど様々。
世界設定はどうしたと言いたくなるが気にしてはいけない。
しかし、課金者にとっては勿論のことだが無課金者にとってもイベントにおいてSレア以上、
ひいてはSSレア以上確定のガチャを引けるチケットを容易に入手できる数少ないチャンスでもあり、
内容そのものに賛否両論はあれど、イベントの開催自体を否定するユーザーはほぼいなかった。
- 2013年3月14日、みんなとモンハンカードマスターGに大幅リニューアル。
ところが、任務値は150、戦闘値は5に固定。
回復時間は任務値は1分に1回復、戦闘値は30分に1回復であるが、
戦闘値の上限が低すぎる為に3時間に1度はプレイして消化しないと無駄が出るという、
一般人お断りの凄まじい悪バランスになってしまっていた。
こうなってしまうと無課金者はもちろん、かなりの課金者でも辟易する始末。
当然この値で釣り合いが取れているはずもなく、
リニューアルまで続けていたプレイヤーも続々と引退。
結果として2014年2月28日、リニューアルから僅か1年足らずでサービス終了に至ってしまった。- しかし問題があったのはスタミナと戦闘値のバランスであり、
カード全体のバランスは決して悪くはないものであった。
というのも、「素早さ」という概念が追加されたのだが、旧カードはそれが一律5になってしまい、
一方で新カードは普通に10や20、あるいはそれ以上あるという状況になった。
名前の通り行動速度を司るステータスであり、これが低いと相手に先手を取られてしまうのである。
しかし新カードは当初ほかのステータスが旧カードよりずっと低かったので、
たとえ素早さが高くても始めのうちは旧カードの圧倒的な戦闘力に勝ることはなかった。
これまでプレイしていたプレイヤーは新カードによるデッキが完成するまで旧カードで充分食いつなげるし、
一方で新規プレイヤーにとっても、無印時代の強力な旧カードがないことによる不利が
素早さの概念が追加されたことである程度リセットされ、
プレイ開始するにあたり非常にハードルの低い状態になっていた。
つまり、どの段階で参入したプレイヤーでも変な有利不利のない優れた仕様になっていたのだ*1
戦闘値上限がせめて20~30ほどで固定であれば、モンハンというネームバリューもあって
今でも(形態は変わっているかもしれないが)続いていたコンテンツだったかもしれない。
- しかし問題があったのはスタミナと戦闘値のバランスであり、
余談
- 誤字、設定無視が多すぎて、
運営がモンハンをプレイしたことがないのではないか…?という説が濃厚になっている。
(クルーエルペインがスラッシュアックス扱い、(現在は修正済)ブロス「ボ」ーンボウ、
現役のハンターでも間違えかねないが一部オトモアイルー用武器(ユクモノネコ木刀、崩剣ネコカムルバス等)の
斬・打系統の取り違え、
ヘリオス(女)、ジンオウU、イベント名がアビスなのにメインがアマツマガツチなど)
- ハンターやアイルーの名前は全て適当なものとなっている。
しかもハンターは女キャラの比率が圧倒的に多い為、硬派な人達からは
「もっと男性キャラを増やせ」との声が多く挙がっているらしい。
- 公式キャラである「モン」がハンターとしてカード化されている。
装備しているのはスティール一式と片手剣であるオデッセイ。モンちゃんパペットなんてなかった
公式キャラということで、実装前にはかなりの期待が寄せられていたが…- 実際に蓋を開けてみるとスキルとステータスは微妙、ぶっちゃけカードの性能としてはあまり強くない。
その上、片手剣には武器種をバラバラにしないと発動しない強力なスキル持ちのカードが2枚もある。
本当にどうしてこうなってしまったのか…
- 実際に蓋を開けてみるとスキルとステータスは微妙、ぶっちゃけカードの性能としてはあまり強くない。
- 何気にトップシークレットのモンスターが全種実装されていたりする。
- 「みんなとモンハンカードマスター オフィシャルイラストブック」という画集が出版されているので、
ゲームに興味は無いがイラストは見てみたいという人はそちらを見てはいかがだろうか。