派生作品の位置情報ゲーム、MHNowに登場するスキル。
MHSTシリーズにもオトモンが使える同名の技があるが、
本項では主にMHNowのスキルについて紹介する。
目次
概要
- このスキルを発動させると、近接武器で大型モンスターに挑む際にロックオンボタンが画面右下に出現し、
大型モンスターの各部位に照準を合わせることができる。- 要は、同じくスマートフォン向けの作品であるMHXRのロックオン機能をスキルとして
制限した落とし込んだものである。
メインシリーズで言えば、MHWorldにおけるロックオンカメラを
部位ごとに当てはめたものと言えば分かりやすいかもしれない。
- 要は、同じくスマートフォン向けの作品であるMHXRのロックオン機能をスキルとして
- MHNowはメインシリーズと比較すると狩猟システムが大きく異なっている。
ハンターの移動はキー操作ではなくフリック(指捌き)操作で行い、
前後左右の移動をすべてフリックによる回避で行う。
また、カメラやハンターは常にモンスターの座標を軸にしているため、
ハンターは常にモンスターの周囲をグルグル回りながら攻撃する。
本作はスマホ向け作品でありつつ手軽さをコンセプトにしているので、
これまでのモンハンとは異なる操作性が要求される。- また、本作は部位破壊が強く推奨されるゲームシステムになっている。
モンスター討伐後の報酬は討伐報酬と部位破壊報酬に分かれ、破壊した分だけ枠が増えてゆく。
そして装備作成に使う素材量はメインシリーズの比ではなく、ひたすらモンスターを狩り尽くすしかない。
一度の狩猟で報酬枠が1個でも増えると現実世界での労力が軽減されるため、
MHNowの部位破壊は最重要事項なのである。
だが、被弾を避けつつ破壊したい部位を一点狙いするのは至難の技。
そこで役に立つのがこのロックオンスキルである。
- また、本作は部位破壊が強く推奨されるゲームシステムになっている。
- ロックオンボタンを押すと、大型モンスターの部位に照準を合わせるポイントが出現する。
ポイントをタップするとロックオンに成功し、ハンターはその部位を軸に立ち回るようになる。
スピーディーな狩猟を求められる今作において、弱点部位の集中攻撃をしやすくなることは大きな利点になる。- 照準ポイントはモンスターの角度によって重なり合ったりするので、
違う部位を押してしまうこともしばしば。
たとえば頭部を狙う場合、頭が大きく突き出ているワイバーン骨格モンスターなどは楽に狙えるが、
牙竜種や獣竜種だとポイントが前脚に吸われやすい。
また、遠い部位だとそもそも照準が表示されないといった欠点もあり、
画面の小さいスマートフォンでは正確な指遣いと繊細な立ち回りが求められるだろう。- Ver.63以降はこのロックオンのしづらさが多少改善されており、
ハンターを操作する指で勝手に照準が合ってしまうことが無くなった。
- Ver.63以降はこのロックオンのしづらさが多少改善されており、
- 照準を取り消して別の部位に変える際は右下のロックオンボタンを再度押す必要があるのだが、
縦画面操作ではかなり押しづらい位置にあるので、照準合わせにモタついて被弾する危険性もある。
また、開幕数秒間はモンスターもその場に留まっているためロックオンしやすいが、
戦闘中に動き回るモンスター相手ともなると思ったようにいかないことも。
対策としては、両手持ちにして左指を各部位、右指をロックオンボタンに充てると誤爆しにくい。
体力維持が肝心な旅先では低ランク帯のモンスターで練習すると良いだろう。
- 照準ポイントはモンスターの角度によって重なり合ったりするので、
- 狙った部位に攻撃しやすいということもあり、すべての近接武器と相性が良い。
例えば太刀と片手剣は、SPスキルで部位に張り付く攻撃があるので
このスキルを使えば不本意な部位に当たることが少なくなる。- その中でもハンマーは利点だらけで、頭にロックオンすれば高火力ダメージ、部位破壊の怯み、
そしてスタンを誘発できる。
威力の高い縦3や溜め3を弱点に当てやすいのは非常に有り難い。
- その中でもハンマーは利点だらけで、頭にロックオンすれば高火力ダメージ、部位破壊の怯み、
- 歴戦のハンターならその価値が分かるだろうが、ロックオンの特筆すべきはただそちらを向くというだけでなく、
他の部位に当たったとしてもロックオン箇所に優先してヒットしたことになるという性質にある。- 例えばモンスターの右側面からガンランスの溜め砲撃を撃ったときに、
左前脚をロックオンしていてかつ溜め砲撃のリーチ内に左前脚があれば、
相手の右前脚および胴体を貫通して左前脚が破壊できる。
この性質があるために、部位破壊による拘束も本家シリーズの比ではないほど安定する。
破壊王と併用すればなおさら。 - このため、本作の研究が進んだ2025年にあっても半ば必須スキルとされるほど優秀なスキルであり、
後述の装備達はある意味呪いに近しい存在になっているとか。 - また、ロックオンしなければ破壊が困難な部位も存在する。
例えばガンランスでバサルモスに挑む場合、
相手の姿勢や位置取りなどがよほど噛み合わない限り
砲撃を背中に当てることは困難なのだが、
背中をロックオンして溜め砲撃を連発すれば容易に破壊できる。
- 例えばモンスターの右側面からガンランスの溜め砲撃を撃ったときに、
- 大抵の部位破壊可能な部位はロックオン出来るが、何故かワイバーン骨格の翼は出来ない。
そのせいで剣士が翼を破壊するのは、リーチが長い武器でも脚や胴に吸われてしまい、中々大変である。
正直脚なんかより翼をロックオン出来るようにして欲しい
- 本作には、ジャイロ機能で端末を傾けてハンターの向きを操作するシステムがあるが、
遠距離武器に関してはジャイロ一択になっている影響で、ロックオンがそもそも適用されない。
画面中央に照準が常時出ており、端末を動かしてその位置に撃つ要領である。
そのため、遠距離武器を担いでロックオンを発動させても何の意味もない。- 実は近接武器でも、ジャイロ操作を上手く使い熟せばロックオンが要らなくなる場面もある。
先述の翼のようにロックオンできない箇所を狙うときにはジャイロ操作が有用。
逆に攻撃を外したいときにもロックオンを解除する必要がある。
ジャイロによって大剣の真・溜め斬りやハンマーのスタンプを二発目だけ当てることができる。
- 実は近接武器でも、ジャイロ操作を上手く使い熟せばロックオンが要らなくなる場面もある。
発動装備
- このスキルはLv1だけで発動するので、装備構成の自由度が高いのが特徴。
リリース時点では頭と腕にしか無かったが、アップデートを重ねることで全ての部位にも付くようになり、
特定のモンスター武器の装備スキルでも発動するようになっている。
- 以下の情報はシーズン7時点。
なお、グレード◯は「G◯」と表記する。
- ツィツィヤック武器(雷属性、G8~)
- 太刀、双剣
- アケノシルム武器(火属性、G8~)
- 大剣、太刀、双剣、ランス、ガンランス
- ウルクスス武器(氷属性)
- 大剣、太刀、双剣、ガンランス、スラッシュアックス
- ホープ武器(無属性、G4~)
- 大剣、太刀、片手剣、双剣、ハンマー、ランス、ガンランス、スラッシュアックス、チャージアックス
- フロギィ武器(毒属性、G4~)
- 太刀、片手剣、双剣、ハンマー
- 防具
部位 装備名 発動スキル 漂移スロット 頭 クルルヘルム G2~
ロックオン
G6~
見切りLv1G8~
解放プケラグーナヘルム G5~
弱点特効Lv1
G6~
弱点特効Lv1
ロックオン
G8~
弱点特効Lv2G8~
解放キリンホーン G6~
幻獣の疾雷Lv1
ロックオン
G8~
闘気活性Lv1G8~
解放胴 カーニバル2024メイル G4~
ロックオン
G6~
見切りLv1
G8~
見切りLv2G8~
解放ディノメイル G5~
ロックオン
G6~
力任せLv1
G8~
力任せLv2G8~
解放ナルガメイル G5~
ロックオン
超会心Lv1G5~
解放レックスロアメイル G5~
攻撃・境地Lv1
G6
ロックオン
G8~
攻撃Lv1G5~
解放腕 レイアアーム G4~
ロックオン
連撃Lv1
G6~
連撃Lv2G8~
解放ブランアーム G4~
ロックオン
集中Lv1
G6~
集中Lv2G8~
解放エスピナフォアスト G5~
破壊王【SPスキル】Lv1
G6
ロックオン
G8~
破壊王【SPスキル】Lv2G5~
解放腰 ディアネロコイル G5~
ロックオン
G6~
火事場力Lv1G8~
解放ゴールドルナコイル G6~
ロックオン
G8~
死中に活Lv1G8~
解放ジャナールコイル G5~
SPスキル威力アップLv1
G6
ロックオン
G8~
SPスキル威力アップLv2G8~
解放脚 アロイグリーヴ G3~
ロックオン
G6~
風圧耐性Lv1G5~
解放レックスグリーヴ G5~
ロックオン
破壊王Lv1
G8~
破壊王Lv2G8~
解放ゴルムグリーヴ G4~
果敢Lv1
G6~
ロックオンG8~
解放
武器
- ツィツィヤック武器、アケノシルム武器、ホープ武器、ドスフロギィ武器の4種。
ホープ武器のお陰でガンナー系武器種以外のほぼ全武器種にロックオン持ちの武器種が存在するが、
実装当時存在していなかった狩猟笛にのみ、ロックオン持ちの武器が存在しない。
- ツィツィヤック武器、アケノシルム武器
- 属性武器である関係上汎用性は劣るが、
本来であればロックオンを入れたい部位を属性攻撃強化持ちの防具に換装するなど、
スキルを盛る際に重宝することだろう。
- ホープ武器
- 無属性なので汎用性は高い。
しかしMHWildsコラボイベント武器であり、現在新規入手はできない。
また、一般武器の強化素材が大幅緩和された一方、イベント武器に属するこちらは緩和対象外であるため、
相対的に強化難度が非常に高くなってしまっているのも難点。
- ドスフロギィ武器
- 毒属性なので、こちらも汎用性は高め。
毒に特化させた装備を組むのなら追い打ち【毒】や状態異常蓄積時威力UPが欲しいところだが、
これらのスキルはまだまだ対象防具が少なく、
そんな中でロックオン枠を武器スキルで賄えるのは大きい。
頭
- クルルヘルム
- チュートリアル段階で生産でき、G4に強化を進めれば見切りも発動する。
序盤は片手剣しか扱えない関係上、ロックオンの存在が有効打となることが多い。
- プケラグーナヘルム
- ロックオン発動のためにG5からG6への強化が必須になる。
火力スキルの弱点特効Lv1が付いており、G8まで強化させるとLv2になる。
弱点のみを攻撃する立ち回りをするなら、部位が被っているクルルヘルムの上位互換となる。- なお、弱点特効をLv2にするには希少素材の竜玉のかけらを投入する必要がある。
- 亜種モンスターなのでフィールド上での出現確率は低めで、
トラッカーで指定するにもトラッカースコープが必要。
強化難度がかなり高い部類であることに留意しておきたい。
- キリンホーン
- 幻獣の疾雷Lv1、ロックオン、闘気活性Lv1が発動。
火力を大きく高められる闘気活性を備えるうえ、
雷属性武器ならば幻獣の疾雷でさらにブーストをかけられるが、
幻獣の雷玉を用いるG8まで強化しなければ闘気活性も漂移スロットも解放されない。
G8まで強化できていないうちはクルルやプケラグーナを用いた方がいいだろう。
胴
- カーニバル2024メイル
- 生産段階のスキルはロックオンのみだが、
G6に強化すると見切りLv1が解放、G8にする事でなんと見切りLv2に強化される。
下記のレイア腕の連撃とは異なり、大剣のように手数の少ない武器種でも有効に活用できるので
非常に強力な防具となっている。
同じく見切りLv2が発動するガロン胴はもうひとつのスキルが裂傷耐性と使いどころが限られるので、
上位互換と言っても良いだろう。
- ディノメイル
- G6への強化で力任せLv1が解放、G8でLv2になる。
凶会心運用ではひときわ輝く装備となるだろう。- シーズン5までは、上記のカーニバル2024メイルの非所持者にとっては
唯一のロックオン持ち胴部位であったのだが、
力任せは攻撃力の強化と引き換えに会心率を下げてしまうため、
会心特化型装備で胴にロックオンを入れ込みたいという場合は悩みのタネとなっていた。
- シーズン5までは、上記のカーニバル2024メイルの非所持者にとっては
- ナルガメイル
- 生産時点では超会心Lv1のみで、G6への強化でロックオンが解放、G8で超会心Lv2に強化。
ディノメイルの対極の需要を埋めた格好となり、
プラス・マイナス会心のどちらのスタイルでも胴にロックオンを入れられるようになった。
- レックスロアメイル
- 生産時では攻撃・境地Lv1のみで、G6への強化でロックオン、G8で攻撃Lv1が解放される。
攻撃・境地を利用する場合は有用な装備となるが、
そうでなければ発動スキルは実質的にロックオンと攻撃Lv1だけになるため、汎用性は高くない。
腕
- レイアアーム
- 生産段階で高い防御力を誇るうえに、連撃Lv1も発動するのでかなり強力。
さらにG6に強化すれば連撃がLv2になり、手数の多い片手剣や双剣と相性抜群である。- 連撃Lv2が輝きすぎて、黒弓などの貫通弓使いに愛用されている。
その際ロックオンは目も向けられないし、別の枠にしてくれなんて声も。
- 連撃Lv2が輝きすぎて、黒弓などの貫通弓使いに愛用されている。
- ブランアーム
- 集中Lv1を持ち、G6への強化でLv2になる。
手数の関係で連撃を起動させづらく、
なおかつ集中が強く影響する大剣やハンマーにとっては垂涎モノの装備と言える。
- エスピナフォアスト
- 生産時点では破壊王【SPスキル】Lv1のみ、G6への強化でロックオンが解放、
G8で破壊王【SPスキル】がLv2になる。
漂移錬成による付与を除けば破壊王【SPスキル】はまだまだ発動手段の限られるスキルなので、
これを活かした装備を組む際は選択肢に挙がりやすいだろう。
腰
- ディアネロコイル
- 体力が29%以下で攻撃力が加算される火事場力が発動する。
今作は体力30%以下だと大型モンスターに挑めない仕様になっているため外出時は推奨できない。
インドアでマーキングモンスターをじっくり狩る時や、
腰以外の部位で有用スキルを活用したい人にはオススメである。
- ゴールドルナコイル
- 状態異常時に与ダメージが増える死中に活が発動する。
攻撃力ではなく与ダメージが上がるため強力なスキル。
泡沫の舞と合わせて使いやすい。- しかし素材元がリオレイア希少種ということで、製作難度はプケラグーナ頭以上に高い。
トラッカースコープの要求量も5個と極めて重いため、
ピックアップイベントの開催時には必死にやり込む必要があるだろう。
- しかし素材元がリオレイア希少種ということで、製作難度はプケラグーナ頭以上に高い。
- ジャナールコイル
- 生産時点ではSPスキル威力アップLv1のみ、G6への強化でロックオンが解放、
G8でSPスキル威力アップがLv2になる。
火事場力や死中に活とは異なり、いかなる状況でも効果の見込めるスキル。- これまた亜種モンスター防具なので、やはり製作難度は高い。
トラッカースコープの要求量からすればリオレイア希少種ほどではないとは言えるが、
それなりの労力は覚悟していくべし。
- これまた亜種モンスター防具なので、やはり製作難度は高い。
脚
- アロイグリーヴ
- 生産時のG2ではスキル未解放だが、
G3への強化でロックオン、G6で風圧耐性Lv1が解放される。- 本来アロイ装備は初心者救済防具として位置付けられており、
一式にして耐性スキルを積むことを想定しているが、
脚だけは初心者ハンターに限らず熟練ハンターからも注目されている。
これまで脚にロックオンは付かなかったので、場面によっては痒いところに手が届くことだろう。 - しかし製作にあたっては、グループハント報酬で低確率でしか入手できない
「アロイ防具チケット」を要する。
さらに初期グレードはG2なので、程良いグレードまで強化するにはチケットはもちろん、
大量の鉱石素材を要求される。
特に大地の結晶は入手箇所が限られるので枯渇に注意。
- 本来アロイ装備は初心者救済防具として位置付けられており、
- レックスグリーヴ
- 破壊王Lv2がつく。
アロイの風圧耐性はクシャルダオラ戦など非常に限定的な場面でしか活用できない一方、
破壊王はMHNowにおいて非常に高価値なスキルであるため、優先して作成したい防具となった。
- ゴルムグリーヴ
- 生産時点では果敢Lv1のみ、G6への強化でロックオンが解放される。
果敢は与ダメージ量の強化と引き換えにジャスト回避が発動しなくなるため、武器種や戦法をかなり選ぶ。
汎用性重視ならばレックスグリーヴの方を優先した方がいいだろう。
余談
- 先述の通り、MHSTシリーズにも「ロックオン」というスキルが存在する。
そちらは自身が次に使用する技の命中率が上がるという、コマンド選択式RPGではよくある効果の技である。