MHP3以降から登場したスキル。MHXX以前はSP10でスタミナ奪取が発動した。
MHW以降はスキル系統の名前自体がスタミナ奪取となった。
概要 
- MHXX以前の効果は、「ハンターが繰り出せる疲労効果を持つ攻撃の疲労効果を1.2倍に強化する」というもの。
疲労によって極端に弱体化するモンスターを相手にする場合、
若しくは疲労効果攻撃を持つ武器を手にしているならば、決してあって損はないスキルではある。
しかし、直接的な効果が分かり難いという点と、5スロスキルでも無い点から
採用率の低い地味なスキルと言えるだろう。
- また、1.2倍の強化を以てしても、モンスターを疲労状態に追い込める回数を増やせるほどではなく、
概ね「多少は早く疲労させられたかな…?」と感じられる程度の効果しか得られない。
そもそも疲労効果を持つ攻撃は、ほぼ打撃武器のみに限られている。
かつその打撃武器二種は、近接武器共通で優先度の高い匠はもちろんの事、
いずれもガードが出来ない事から耳栓や回避系スキルによる恩恵が高いので
同じスロットを割くのであればだいたいそちらが優先されてしまう。
そのため、大抵は「一式装備で発動していればまあ便利かな?」程度の扱いで、
わざわざスロットに珠を詰めてまで発動させているハンターは少ない。
- 3シリーズではドボル、ディアブロ、ガンキン、ネブラなどの
一式装備においてこのスキルが備わっていたのでそこそこ目にすることはあった。
しかし、前述のモンスター達が軒並み姿を消した&素材のみ登場となった4においては、
一式装備でこのスキルを発動出来るのは下位ガンキン装備、上位ガブラスーツS装備のみと非常に少なく、
またどちらも防御力に今一つ難のある装備のため、ますます地味になってしまった。
- 狩り慣れたプレイヤーには
「疲労による頻繁なエリア移動や拘束攻撃の方が面倒だ。」と邪険にされることも間々ある。
- 一応スラッシュアックスの減気ビンも対象になる。
- MHXXのスラッシュアックスはブシドー・ブレイヴスタイルの場合、確定蓄積を得た変形斬りを多用する関係で、
他の武器種とは一線を画する速さで疲労状態へ追い込むことが可能となる。
護石の第一、第二スキルどちらに付く場合でもSPの最大値が10なため、運が良ければお守り1つで使用可能に。 - また、大剣でも相性の良いブラックX一式が存在し、組み合わせるとかなりの速さで疲労状態へ持っていける。
- MHWorldでも、スキル系統そのものの名前から「スタミナ奪取」に変えて続投。
スキルがレベル制に変更された本作ではLv2で1.3倍、Lv3で1.4倍まで上昇するようになった。
- MHW:IではEXグリードシリーズのシリーズスキルとして「スタミナ奪取・極意」が追加。
このシリーズスキルを発動することによってLv4・Lv5が解放される。
効果はそのままの上昇値で1.5倍、1.6倍となっている。
本作は怒りを誘発させる行為が多いためか、疲労の仕様が変わって怒り状態でも疲労するようになった。
そのため従来作よりも実用性が上がっている。
- MHRiseでもMHWorldと同じ仕様で続投。
ハンマーや狩猟笛に便利な効果の多いクルル装備、そしてボーン装備で発動する。
相変わらず他の火力スキルに人気が集中しており、このスキル目当てでこれらの装備が作られる事はあまりない。
だが本作では疲労状態にするメリットが非常に大きく、充分実用に足るスキルとして地味ながら評価されている。- 当作では、直接攻撃につながるスキルの装飾品は大半がスロットサイズ2以上となった為に付けにくくなっており、
耐性系ばかりのスロット1を持て余してしまいがち。
そんな中、スロット1に付けられてかつモンスターの動きを鈍らせ
叩きやすくできるスタミナ奪取は間接的な火力スキルとして選択肢に登る。
Worldと同様に減気珠1個で1.2倍も上昇するのでスロット一つ分としてはかなりの費用対効果がある。
2個目3個目は1.3倍、1.4倍と上昇幅とコスパが落ちるが、
穴あきにするぐらいなら適当に詰め込んでしまっても良いだろう。 - 減気効果のある武器ならどの武器種でも概ね有効だが、特に減気ビン剣斧とは抜群の相性を誇り、
モンスターにもよるが、開始から2,3分で疲労状態にさせることすらあるほど。
更に減気値が最も高い武器には付けて下さいと言わんばかりにLv1スロットが3つ備わっている為、
武器だけで減気特化構成を実現する事が可能。
PTプレイではもちろん、ソロ狩りでも十分実用圏内。他のビンにはできない活躍を見せてくれる。
- 当作では、直接攻撃につながるスキルの装飾品は大半がスロットサイズ2以上となった為に付けにくくなっており、
余談 
- "減気"は本来「(病状が快方に向かい)体調がよくなること」を表す言葉である。
まずこの場合の「気」とは「気力」の事ではなく「病気」の事で、
「病気の勢いの減少(したので快方に向かう)」という意味合いである。
モンハン的に言えば「狂撃化」直前のハンター、と言った所だろう。
もっとも昨今のネットでは、当ページの「気力を減らす」という意味ですっかり浸透している様だ。
ハンターがモンスターを病気扱いしているのなら話は別だが。
- また、スキル名も「スタミナ奪取」ではあるが、奪取とは字の通り「奪い取ること」である。
だが相手のスタミナを減らすことはあっても、それをハンターのスタミナに直接変換したりはできない。
とは言え、相手を疲労状態に追い込むことで間接的にハンターが自身のスタミナを管理しやすくなると考えれば、
ある意味では名前の通りのスキルであると言えなくもない。
関連項目 
システム/疲労
スキル/剛腕 - スタミナ奪取とKO術の複合スキル、「強打」「痛打」が発動する
スキル/北辰納豆流 - スタミナ奪取とランナーと不屈の複合スキル、「ネバネバ剣法」が発動する
アイテム/減気ビン
アイテム/減気弾