スキル/納刀

Last-modified: 2024-03-20 (水) 05:28:39

MHP3で初登場した剣士・ガンナー共通スキルの1つ。
MHXX以前はSP10以上で「納刀術」が発動する。MHWorld以降はレベル制。
術ではあるが、勿論太刀だけでなく全ての武器種に対応している。
ここでは類似スキルの「武器捌き」、及び納刀術を内包した「居合術【力】」についても述べる。

目次

概要

  • 納刀速度を上げてくれるスキル。
    抜刀→納刀という立ち回りが中心の大剣は勿論、
    ランス、ガンランス、スラッシュアックス、チャージアックス、へビィボウガンといった
    納刀に時間の掛かる武器と相性が良い。
    それ以外でも、片手剣以外の武器は納刀してからでないとアイテムを使えないため、
    大ダメージを食らってしまった時に素早く回復するのに役立つ。
    • 回避行動でその場からまず離脱してから回復する方が良い場合が多いが、
      一緒に毒を食らってしまった時など、なにがなんでもその場でアイテムを使わないといけないこともある。
  • その性質上、納刀に時間がかかる武器向けのスキルであるが、
    このスキルのポイントを持つ防具が併せ持つスキルは、大剣向けのものである場合が多い。
    大剣は重量武器ではあるがその場納刀はかなり速い方で、納刀スキルが無いと
    立ち回りに支障が出るという程の事はない。
    • ただし大剣でも全くの無駄と言う事もなく、元々速い納刀がさらに速くなるので
      抜刀溜め3を叩き込んで素早く離脱し次の抜刀溜め3に繋げるというような行動、つまり一連の動作の中で
      素早く納刀を行わなければならない場合、時間的猶予が目に見えて違ってくるので役に立つ。
      また、納刀を行う回数がほとんど攻撃回数と等しくなるほど多いので、単純に納刀作業にかける時間は
      全武器種の中でも群を抜いて長いため優先してつける価値は十分ある。
  • 水中戦でも役に立つ。
    もっさりした納刀をしつつ遠泳しなければならない不利な状況が僅かながら改善できるのはありがたい。
  • 装飾品は研ぎ師のマイナスポイントを持っている点に注意。
    お守りを駆使しなければ両立させるのは難しい。
    特にMH4の大剣使いの場合、防具の関係上お守りを駆使しても両立は難しいだろう。

MH4G

  • MH4Gで登場したGXハンターカスクを使えば一部位だけでこのスキルを発動可能。
    剣士は勿論、ガンナーでも装備可能な上に防御力も高いので、
    より手軽かつメリットのあるスキルになったといえるだろう。

MHXX

  • MHXXでは時間がかかるブレイヴスタイルでの納刀の隙を軽減する他、
    納刀キャンセル攻撃の出を早くする効果もあるため、ブレイヴゲージの蓄積に一役買う。
    太刀やライトボウガンなど一部武器種はブレイヴ状態時でも納刀キャンセル攻撃にお世話になるケースがあるため、
    そのような場合は積極的に採用していこう。
    • また、お守りに最大で10ポイントのものが出るようになっているため、
      手に入れることができればお守りのみでの発動も簡単になっている。

MHWorld

  • MHWorldではスキルレベル制により、Lv1~3のスキルとなった。
    ゲーム内表記ではLv1でわずか、Lv3でかなり上昇と、パッと見ではどれだけ速くなるか分かりづらく、
    実際に使ってもレベル差が体感しづらいのがネック。
    • また、本作の抜刀大剣は溜め斬りのモーション値低下と、更に火力のある真・溜め斬りの追加等で
      納刀を重要視する機会が減ったため、本スキルを組まないケースも多々見受けられるようになった。

MHW:I

  • MHW:Iでは太刀に新技・特殊納刀が追加。
    納刀動作であるためか、特例的にこのスキルで高速化が可能である。
    • …が、このために付けるべきか、と言われると、全くそんなことはない
      というのも、Lv3までつけても誤差程度でしかないからである。
      短縮時間はスキルレベル1につき1F最大のLv3で3F
      さらには短縮されるのは刀身の半分程度を鞘に納めるまでであり、
      一呼吸置いて「キン」と音が鳴り納刀完了となる部分は全く短縮されないと、本当にわずかな効果しかない。
      正直、他のスキルに枠を割く方が良い。

MHRise

  • MHRiseではMHW:Iがひどすぎた反動か太刀の特殊納刀に対する効果が飛躍的に上昇。
    Lv2でもそこそこ違いを感じる程度になり、Lv3まで付けると一瞬で納刀動作が終わる
    その差たるやフレーム単位の話ではなく約1秒程も短縮されている上、
    スキルなしやLv2以下では一歩後ろへ下がりながら太刀を逆手に持ち替え納刀する、という流れが、
    Lv3になると順手のまま素早く納刀しその場から移動しないように変化。
    つまり、スキルによってモーションまで変化させるというとんでもない効果を発揮する。
    • キャラボイスをONにしている場合、逆手に持ち替える辺りで通常攻撃ボイスが再生され、
      納刀した瞬間スタミナ切れから回復した際の大きな息継ぎボイスが再生される仕様なのだが、
      Lv3の特殊納刀は刃を鞘に入れ始めた辺りで走行時の短い息継ぎボイスの再生されるに留まる。
      納刀の仕方に併せて呼吸法まで変わっていたという、なんとも芸の細かい仕様である。
      納刀術Lv3未満の方がカッコイイと言う声が聞かれるのはこの辺りの差が原因と思われる。
  • 抜刀術【技】や居合抜刀気刃斬りの仕様変更によって特殊納刀の価値が上がったことも相まって、
    「納刀術は火力スキル」とする太刀使いもいるほど必須スキル級の存在に変貌した。
    その抜刀術【技】は全くと言っていいほど使われていないのは内緒
    下位段階ではベリオ胴と脚、ハンターアームで発動させ、上位序盤ではアケノS一式で使うと良いだろう。
  • あまりにも快適すぎるため依存症に陥りやすく、がおぼつかなくなるという副作用も。
    そのため、中には「太刀でSランクは挫折した」という人も少なからず存在する。
  • 難点を挙げるとすれば、良質なお守りが無い場合、装飾品を付けるのにレベル2以上のスロットを
    3個要求されるため、同じくサイズ2になった攻撃見切り等とトレードオフになる事か。
    実際はその火力を削いで納刀術Lv3を付けてもお釣りが来るぐらい強いのだが
    • 幸い、お守りでは比較的高レベルで出やすい*1ため、
      数をこなせば納刀術Lv2に2-2以上のお守りは現実的な確率で出てくれるだろう。
      例のアレに引っかかりさえしなければだが。
    • 納刀術単体で見ると納刀術Lv3に3-2が最高峰だが、これも3万分の1程度とされ、
      低確率ではあるが試行回数の積みやすさを加味するとどこかで落ちる可能性はあるため、太刀使いには常に狙われている。
      装備SPの都合や護石の仕様上実は納刀術Lv3-s32を超えても明確な差を付けるのが難しいことも判明している*2ため、
      納刀術を活かしやすい太刀に関しては実は理論値一歩手前レベルまでは比較的現実的なプレイ時間で到達する場合もある。
  • 前述の通り、装飾品のスロットレベルが2になっていて気軽に付けづらくなり、
    武器種における必須スキルの多く*3とスロットレベルが競合していることも影響し、
    今作の納刀術は実質太刀専用スキルと化しているのが現状である。
    • 過去作ではあると快適性が大きく向上していた大剣は、集中と競合することと、
      慣れると強化納刀を中心とした立ち回りも多くなってくることから、
      「あっても損はないが、なくてもあまり困らない」程度の立ち位置になってしまっており、
      積極的に採用されることは減っている。
      • 一応、その強化納刀にも納刀術の効果が乗り、ただでさえ優秀な全体動作の短さ、移動速度に磨きがかかる。
        Lv3まで積めば、鬼人回避もビックリの神速の納刀となる。
        極限まで被弾を減らしたいなら、入れてみるのも面白いかもしれない。
        丁度、お誂え向きの脚防具も追加されたため、装備構築も難しくないだろう。
    • 分かっている事だとは思うが、あまりにも快適すぎるからと言って
      納刀術を付けていない太刀は地雷」と決めつけるのはご法度である。

MHR:S

  • 大型追加コンテンツであるMHR:Sでは、Lv4スロットで2レベル分を付与できる
    速納珠II【4】が追加され、スキルの付けやすさは向上している。
    一方で、以前よりも採用されるケースは少なくなってきている。
  • 太刀はというと、居合抜刀気刃斬りのモーション値の低下と、入れ替え技「威合」の追加により、
    以前ほど必須ではなくなっている。
    というのも、威合は納刀モーション中にモンスターの攻撃を受けると受け流す、
    あるいはカウンターを行う性質を持ったアクションなのだが、納刀術はこの納刀モーションを短縮する。
    つまり、モンスターの攻撃に対応できる時間が短くなってしまうのである。
    無論、納刀術で納刀を早めれば続く気刃解放斬りをより素早く放てるようになるため、一長一短といったところ。
    威合のみでカウンターしやすさを重視するならスキルなしで特殊納刀も併用するならつける、
    といった具合にプレイスタイルに合わせた取捨選択が重要になるだろう。
    勿論、腕前さえあればモンスターの動きをしっかり把握して
    短い受付時間で正確にカウンターを決めていくことも可能である。
  • 大剣のほうはそもそもLv4スロットに付けたいスキルが多い。
    翔蟲珠II【4】短縮珠II【4】らが基本の動きに関わる重要スキルとして競合する。
    一方で傀異錬成の拡充やお守り厳選の易化に伴いスキル自由度がRise時代から大幅に高まっており、
    上述2スキルに加え攻めの守勢7733まで揃えたうえでさらなるスキル追加も現実的になっている。
    その際の選択肢として強化納刀の隙を減らすことでバフの維持と生存性UPに貢献できる納刀術は十分に候補に挙がるため、
    必須級とはならないがRiseよりは採用が検討される機会も増えている。
  • 上述のいずれに関しても、Ver.14で追加された冰気錬成装備を組むと納刀術Lv3も自ずと付いてくる。

関連スキル

武器捌き

  • MHFに存在するスキル。武器捌きのSP+10で発動する。
    こちらは納刀だけでなく、抜刀(武器出し攻撃等を除く)も速くする効果がある。
    抜刀も納刀も遅く、武器出し攻撃も存在しないヘビィボウガンは特に有用。
    また親方印武器も同じ効果を持つ。
    • また、要塞抜納術という、
      「武器捌き+α」の複合スキルも存在する(後者はMHF-Zで武器捌きが追加された)。
  • ちなみに「武器の出し入れが速くなる」という効果は、
    シリーズ通してMHFにおける剛種武器の弓が最初である。

居合

  • MH4で登場した複合スキル。SP+10で居合術【力】が発動する。
    効果は納刀術と抜刀術【力】を合わせたもので、
    太刀に似合いそうな名前とは裏腹にほぼチャージアックスおよび大剣専用のスキルである。
    • MH4からは抜刀術【力】に武器倍率+5という効果も追加されたため、
      一応どの武器で発動させても意味があるようにはなった。
      MH4Gでは後述のカイザーXシリーズにSPが存在する関係から大剣テンプレ装備に組み込まれており、
      利用される機会そのものはかなり多くなっている。
  • このSPを持った防具や生産装飾品は存在せず、
    発掘装備に元から嵌め込まれている装飾品のみがこのSPを持つ。
  • MHXXでも登場。SPがついているのはブラックX一式のみであるが、
    この装備の発動スキルが抜刀術【技】・集中・属性やられ無効ということもあり、大剣使いに重宝されている。
    更にどう見ても太刀にしか見えない強力なコラボ武器も登場している。匠必須なので会心強化との併用は諦めよう
  • ちなみに【力】とあるが、居合術【技】は存在しない。

早業

  • MHNowの大型アップデート『春景裂く乱入者』 より登場したスキル。
    武器をしまう速度と変形の速度が上がるという、納刀術と高速変形を複合した様な効果となっている。
    本作では基本的に任意で納刀をすることができないため、このスキルを活かせるのは特殊納刀のある太刀、
    そして同アップデートで追加されたチャージアックスだろう。
    上限はLv3だが、Lv1でも体感できる効果は案外大きい。
    上述の武器を扱う場合、発動しておくと快適になるのは間違いないだろう。
  • 現状ではガロンシリーズにしか搭載されていないため、発動手段は少ない。
    今後に期待しよう。

関連項目

アクション/納刀
武器/親方印武器
スキル/要塞 - ガード性能スタミナ武器捌きの複合スキル
スキル/抜納術 - 抜刀時と納刀時で異なるスキルが発動する複合スキルで、MHF-Zより状態を問わず武器捌きが追加された
スキル/納刀研磨 - MHXXで登場した納刀に関わるスキル


*1 高速変形や回避距離、耳栓などと同じランクである
*2 Lv2スロット1つが付かなくなることと引き換えに攻撃、弱特、渾身がLv2まで付く可能性はあるが、スキル発動とLv2スロット消滅を引き換えにしている為どれもLv1相当得するだけ。特に攻撃はジャナフS&インゴットSで確保したLv4がLv5に上がる程度の差しかつかない。そして言うまでもなくどれも非常に低確率
*3 例としては大剣における集中や、ガンランスにおける砲術、スラッシュアックスにおける高速変形など