「耐雪」のスキルポイントを10集めると発動するスキル。
後に泥まみれ等雪以外の拘束対策の効果も含まれたため、この項ではそれも併せて解説する。
目次
概要
- 雪だるま状態を無効化する効果を持つ。
雪だるま状態になる状況は限られているため、それ以外ではなんの役にも立たないが
ウカムルバスなど雪だるま状態になる技を多用するモンスターに対しては中々有用。
雪だるま状態は、睡眠や麻痺と違って移動や回避が可能なのでそれほど危険視されないが
効果時間が結構長く、しかも解除時に大きな隙ができる。
いつ雪玉が割れてガッツポーズを繰り出すのかと思うと、精神的にもよろしくない。
それを防止できる上、攻撃を受けた後でも素早く反撃に転じられるのでダメージ効率も上がる。
「当たらなければいい」というのは言ってはいけない約束である。- MH2ではスキルポイント+25以上で発動する「耐雪+2」が雪だるま完全防御であり、
耐雪+1は回復が早まる効果のみで、また回復が遅くなるマイナススキル「凍結」も存在した。
Pシリーズからは抗菌と同様+10で完全防御の効果が発揮される。
MHFではサービス開始当初からPシリーズなどと同様、+10で完全無効できる仕様である。
ただしMH2同様、消散剤は存在しないので時間経過でしか自力解除はできない。
- MH2ではスキルポイント+25以上で発動する「耐雪+2」が雪だるま完全防御であり、
- 狩猟笛によってはこのスキルと同じ効果を演奏することができる。
- MH3からは状態異常に「泥まみれ」が追加されたのに合わせて、
このスキル系統名は「耐泥耐雪」に、スキル名は「泥&雪無効」となり、まとめて無効化できるようになった。
効果を発揮する場面も大幅に増えたと言える。- MH4(G)では泥まみれ状態が存在しないが、スキル名は「泥&雪無効」のままで変わっていない。
狩猟笛の演奏効果の名前もそのままとなっている。
このため、継続プレイヤーにとっては「ボルボロスが続投するのか」と肩透かしを食らわせ、
新規プレイヤーは「泥とは何の事なのか」と疑問を抱かせてしまった。 - また、糸や重油に対しては効果をなさない。
糸も重油も雪も泥も全て消散剤で回復できるが、スキルは別。
それらに有効なのは粘着無効である。 - なお耐雪スキルを上げられる装飾品の名前は「抗粘珠」であり、
耐粘スキルを上げる装飾品は「抗着珠」と紛らわしい事になっている。
もういっそ統合しても良かったのではなかろうか。
- MH4(G)では泥まみれ状態が存在しないが、スキル名は「泥&雪無効」のままで変わっていない。
- MHXでは、系統名が「だるま」、スキル名が「だるま無効」となり、
新しく追加された泡だるまや骨まみれも含めた無効化スキルとなった。- ただし、泡だるま・骨まみれの前段階である「泡やられ」と「粘液まみれ」は防げない。
もっとも、これらは見た目が汚い以外には何のデメリットも無い状態
(泡やられ*1はむしろメリットになる場合もある)だが。 - 狩猟笛の演奏効果も「耐だるま状態」へと変更されている。
- ただし、泡だるま・骨まみれの前段階である「泡やられ」と「粘液まみれ」は防げない。
- その続作であるMHXXではボルボロスが復活した事で泥まみれ状態が追加、
ネルスキュラが復活しアトラル・カが登場した事で糸拘束状態も追加されたが、
MHXで含まれていた泡・骨・雪に加えて、泥と糸もこのスキルの耐性に追加された。
MH4Gの耐雪と耐粘のスキルがようやく統合されたと言える。
- MHFではG以降に実装された極海の固有モンスターが軒並み雪だるま攻撃を用いる。
更にオルガロンもG級では氷雪を纏うようになったので地味に出番の多いスキルである。
永氷珠と連射珠Gを1つずつ使えば(防具スキル次第だが)余計なスキルなしでつけることができるので、
必要に応じて発動させるようにするといくらか快適になる。
状態異常無効【多種】にも耐雪の効果が含まれているので、場合によってはそちらも有効。
- 現実で言う耐雪(性)とは
"積もった雪の重さに耐えられる作り"や"雪によって滑り難くする性質"の事。
つまりこちらの方が本来の意味に近かったりする。
雪の付着・固着を防止する性質のことは滑雪性と呼ばれる場合があり、
雪付着防止剤をコーティングするスプレーなんかが存在している。
関連スキル
霞皮の護り
- 耐雪と龍風圧無効の複合スキル。
MHP2GとMHXXのミヅハ真・トヨタマ真シリーズで発動する。
- ミヅハ・真は氷耐性が高く、このスキルと合わせて対クシャルダオラに最適の一式装備となっている。
また、高級耳栓も発動するため汎用性も比較的高い。
- MHXXでは耐雪がだるま無効に変更され、
さらに北風の狩人も発動するため雪山や極圏ではさらに使いやすくなっており、
雪だるまにする攻撃が多いガムートやウカムルバスにも適した防具になっている。
ただしウカムルバス相手に対しては風圧無効が無意味になるため、その点ではやや無駄がある。
防具の他のスキルも含めて全てのスキルが有効となる相手は名前通り寒冷地で戦う鋼龍クシャルダオラである。
だるま早割りの術
- MHX・XXのオトモスキルの1つ。
ハンターのだるまスキルと同様、だるま状態全般に効果があるのだが、
スキル名から察せられる通りだるまが早く割れるだけであり、
一旦はだるま状態になってしまうし、解除時には隙を晒す。
位置も状況も関係なく勝手に解除してしまうため、
むしろこのスキルが付いている方が遥かに危険という状況も起こり得る。
- ゲージが許すのならサポート行動「治・ローリングの技」で回復した方がはるかに安全。
泥耐性
- MHWorldで登場。MHWorldでは泥まみれはオミットされ、新しく「泥はまり状態」に置き換わっている。
だるま状態にはならなくなったが代わりに足を取られ、非常に動作が鈍くなり、
更にこの状態で回避行動を取ると強制的にスタミナ全消費の緊急回避になるという状態異常なのだが、
このスキルは速度低下を軽減し、また通常の回避行動が取れるようになる。
が、この状態異常を扱うのはジュラトドスとボルボロスのみであり、
更に装飾品は存在せず、ジュラトドスとボルボロスの防具、護石しか発動できない。
泥はまり状態は気を付ければ回避できるうえ、万が一はまっても
狩りに致命的な影響を及ぼすわけでもないため、まず採用はされない。
- MHRiseでは「泥はまり状態」に加えて、その雪バージョンである「雪はまり状態」が登場したため、
スキル名が「泥雪耐性」に変更された。
またシリーズスキル廃止に伴いスキルレベルもLv1~2に分けられ、
Lv1では移動の鈍化を軽減、Lv2で鈍化無効、となっている。
スキルの説明を見れば分かる通り、泥はまり状態が弱体化し、
回避行動の制限がなくなり移動が鈍くなるだけになっている。
こう聞くとMHWorld以上に採用の余地はない…ように見えるのだがところがどっこい。
新モンスターとしてオロミドロがスリップダメージを持つ泥を引っさげて登場。
オロミドロ自身が動きの読みづらい強敵であり、
明確にハンターを狙って泥をかけるモーションも存在するため、
上手く立ち回らないと泥に足をとられてスリップダメージで事故死も十分に有り得る。
Lv2になるとこのスリップダメージも無効化できるため、
オロミドロのピンポイント対策として採用されるケースが多くなっている。
装飾品も上位上がりたてで生産でき、今作では余りがちなLv1スロットに装着できるため、
泥や雪を扱うモンスターに挑むときは付けておいて損はない。- 「雪なんか使う奴いたか?」と思うハンターが大半だろうが、
ウルクススが新たに雪を設置する技を習得している。ものすごく地味 - なお、今作では泡やられや糸拘束も復活しているが、もちろんこのスキルは対象外。
特に糸拘束に関してはMH4以来再びの耐性スキルゼロという状態になっている。 - 長らく日の目を浴びなかったスキルではあったが、Ver.15で登場した特別討究クエストでは話が別。
攻撃力が超強化された個体のため、足元を取られて攻撃を受ければたちまちBC送りである。
泥が巨大化したボルボロス、泥の数が増えたジュラトドスはもちろんのこと、
従来通りオロミドロ、影の薄かったウルクススにもつけて行って損はしないだろう。
- 「雪なんか使う奴いたか?」と思うハンターが大半だろうが、
関連項目
アイテム/消散剤
システム/雪だるま状態
システム/泥まみれ状態
システム/糸拘束状態
スキル/耐粘
モンハン用語/5スロスキル