スキル/血氣

Last-modified: 2023-03-19 (日) 12:30:53

MHR:Sで登場した、特殊な条件で体力を回復するスキル。

概要

  • MHR:Sのメインモンスター、メル・ゼナの防具であるメルゼシリーズに付与されているスキル。
    効果は「モンスターの部位破壊済み箇所へ攻撃がヒットした時、ダメージに応じて体力が回復する」というもの。
    最大Lvは3で、Lv1では与えたダメージの3%、Lv2では6%、Lv3では10%回復する。
    • この回復は体力回復量UPが乗り、回復量を増大させることができるが、
      体力回復量UPはLv3でも1.3倍止まりなので、基本的には血氣を盛った方が回復量は増える。
      ただ、全体のスキルバランスが崩れる*1なら体力回復量UPのLvを上げた方がいい場合もある。
  • 過去作の極限強化【生命力】回復カスタムと似たような効果となっているが、
    こちらは部位破壊済み箇所への攻撃という条件付き。破壊王と合わせれば使いやすくなるだろう。
    • 開発もその想定なのか、血氣が発動するメルゼシリーズの胴と腰には破壊王も付与されている。
  • また、一度回復効果が発動すると、およそ0.2秒ほどは再発動しない。
    短時間に大量ヒットする攻撃では回復量が少なくなってしまう。
    • 例として、散弾はほぼ同時に5発の弾丸がヒットするため、総ダメージの1/5相当しか回復しない。
      貫通弾も低ダメージの攻撃が短時間に大量ヒットするため、回復量が少ない。
      ガンランスのフルバレットファイアは瞬時に15ヒット程度するが、4~5回しか回復しない。
      ギリギリな例で、ライトボウガン通常弾の反動小3速射を動かずに当てると、1発目と3発目でしか回復しない。
  • 破壊済み部位でのみ発動する特性上、一点を狙いやすいスラッシュアックスや大剣、ハンマーとは相性がいい一方で、
    太刀や片手剣、双剣など非破壊部位を攻撃する場面が出てくる武器種は、その分常時回復という訳にはいかなくなる。
    貫通弾に関しても、未破壊部位を貫いた部分に関しては回復が発生しないため、さほど相性は良くない。
    • 特に相性がいいのはスラッシュアックスの零距離解放突き
      破壊済みの部位に自動で張り付け、相手の攻撃を喰らってもモリモリ回復しながら攻撃を継続できる
      特に劫血やられと合わせると、攻撃力の高い傀異化モンスター相手であっても、
      攻撃に耐えきって零距離解放突きを完走できることも。
      • MHW:Iの回復カスタム戦法を彷彿とさせるが、零距離解放フィニッシュはヒット間隔が早すぎて
        回復効果が発生しないという弱点もそのままである。
        そのため、継続部分のダメージを稼ぎやすい強属性ビン剣斧との相性が特によい。
  • また、弱点が部位破壊できるモンスターとも相性がいい。
    • 大抵の竜種及び古龍種は弱点の頭部を破壊できるため相性が良いが、
      MHR:Sで復活した甲殻種は肉質が固めな爪か少々狙いにくい背の頭骨を狙う必要があるため、相性が悪くなる。
      また、牙獣種も姿勢の都合上、ラージャン以外はやや相性が悪いかもしれない。
    • ヤツカダキとその亜種は糸を纏った脚を破壊すると再度糸を纏った後でも脚に傷が付いた状態になるが、
      糸を纏った時点で「破壊した部位が復活した」という扱いになるためか発動しなくなる。
      脚と腹部を交互に攻撃することが基本的な流れでもあるため、こちらも相性が悪いと言える。
    • ラスボスの場合、第一形態で結晶を落とした部位への攻撃には発動するが、
      第二形態に移行するともう一段階の破壊、つまり本体に傷がつく部位破壊をしなければ発動しなくなる。
  • 弱点でなくとも、攻撃を吸われやすい部位や判定の大きな部位を破壊しておけば、
    弱点狙いの攻撃を外しても体力を回復でき、力尽きる可能性はグッと下がる。
    • この場合、部位破壊可能箇所が多いモンスターであるほど恩恵に預かれると思われがちだが、
      MHR:SのMRはメル・ゼナなどの極一部を除けばモンスターの体力に比して部位耐久値がかなり高めになっており、
      よほどしっかり狙わないと全部位破壊は困難になっている。
      マルチプレイや複数狩猟では一部位も破壊できずにモンスターが倒れてしまうこともあり、
      狙い易い弱点部位が破壊可能なモンスターと相性の良いスキルとなっている。
  • 相手の部位耐久値が激増するマルチプレイ中の傀異化モンスター相手にはさらに相性が悪くなる。
    リオレイアなど弱点を集中狙いしやすい敵であればまだよいが、そうでない場合
    破壊済みの部位が増えて来る頃には相手は既に瀕死になっていたりする。
    • 破壊出来たとしても傀異化モンスターは攻撃力も非常に高いため、
      被弾が多いなら血氣による回復のみでは追いつかない。
      また劫血やられ状態の攻撃による回復量は血氣抜きでも十分とも言えるため、
      特にマルチの傀異化相手には別のスキルを持ち込むのが得策かもしれない。
  • Ver.13において傀異錬成でも付与され、さらになんと血氣珠【3】として装飾品化されるようになった。
    特にスキル特化型錬成をかければある程度狙って付けることができ、Lv1なら付与ハードルは大きく下がっている。
    ただ装飾品は高レベルの傀異素材が必要な上にスロットも重く、錬成でも1部位で0からLv3付与は無理があるため、
    Lv3発動を狙うなら最初から血氣があるメルゼ胴・腰の血氣Lvをさらに増やすという方針も考えられるだろう。

関連項目

モンスター/メル・ゼナ
防具/メルゼシリーズ
システム/極限強化
システム/カスタム強化
システム/部位破壊
スキル/血気活性 - 名前が似ている別モノ、MHFのスキル
スキル/吸血 - こちらも同じくMHFのスキル、効果もスキル元のモンスターも似ている


*1 例えば、単純に装備や装飾品・護石周りの問題がある場合のみならず、モンスターの部位破壊上の問題、狂化ビルドのため体力回復量UP自体に用がある場合など。