MHXで登場したスキル。
薬草を単品で使用した際の回復量が上昇し、回復薬と同等になる。
スキルポイント名は野草知識だが、+10で発動するスキル名は薬草強化。
MHXXからは、+15で薬草超強化が発動するようになった。マイナススキルはない。
概要
薬草強化
- 薬草の回復量を1.5倍にするスキルである。
薬草しか強化されないが、回復量UPの「1.25倍」よりは強化率は高くなっている。
残念ながらげどく草が確実に発動するようになったりはせず、
他のスキルのようにネムリ草やネンチャク草を食べて何か効果を得られるようになるわけでもない。
ボマーのように関連アイテムの調合が確実になりもしない。
またこれに限った話ではないが、広域化にはアイテム強化系のスキルは適用されないため、
薬草強化を発動させた状態で薬草を食べても味方への回復量はいつも通りである。
- このスキルの最大の壁は茸食。
あちらはアオキノコを食べることで回復薬と同等の回復量を得られるし、
マンドラゴラを食べることで秘薬と同等の回復量を得られる。
その他のキノコを食べる事でさらなる強化を図ることも出来る。
また「節食」も回復薬グレートの回復量を維持できる*1という点ではライバルと言えるか。
やはり薬草が回復薬レベルの回復量になるだけではパンチが弱い。
せめて使用モーションが早ければ、フルチャージの維持とかに出番があったかもしれない。
- 一応、寒冷地や熱帯地のようなキノコが生えていない地域における持ち込み不可クエストならば、
茸食の効果が死んでしまう為差別化が効く。
但しMHXにおける持ち込み不可クエストは現状二つ名持ちモンスターの捕獲クエストのみ。
大量の回復アイテムが存在するクエストである為、このスキルを付ける優先度はやはり低い。
回復薬や秘薬が支給品に入ってなかったら、価値が上がったかもしれないが…。
- このスキルが最も輝くのは恐らく下位の序盤であろう。
装飾品を作る時に水光原珠以外で必要な素材は入手が非常に簡単な薬草のみ。
目の上のたんこぶになりがちな茸食の装飾品も上位以降でなければ作れず、
対抗馬となりやすい研ぎ師もドスマッカォの素材と
この時期、武器の強化に回したくなるマカライト鉱石がバンバン要求される。
更に、この時期から武具屋で買えるレザー一式、チェーン一式には、
「5スロスキルを付けてください」と言わんばかりにスロットが空いている。
また、村序盤は全体的に実入りが少なく、どうしても限られたアイテムや資金での活動を余儀なくされる。
この中で回復を薬草に絞る事が出来れば、それだけ消耗を抑える事が可能。
細かい点ではアオキノコやハチミツを秘薬の素材として残しておく事も出来る。
さすがに実入りが充実してくる下位終盤や上位だとお役御免になるが、
野草珠の作成可能時期も考えると、明らかにこの辺を意識しているのだろう。
実際に、公式ガイドブックにもこのスキルの発動を目的とした、序盤のおすすめ装備が紹介されている。
ガムートシリーズやエーデルSシリーズに付くのは明らかに遅いような気がするが
薬草超強化
- 続編のMHXXからは、なんと薬草超強化という上位スキルが追加された。SP15で発動が可能。
その効果は、薬草の回復量を2.5倍にするというもの。つまり、回復薬グレートと同等の回復量となる。 - 相変わらず薬草以外の草には対応していない。
- このスキルがあることで、回復薬G+薬草で20個分持ち込む事ができる。
ただその使い方をするだけなら回復薬Gの調合分を持ち込めば良いだけなので、
回復薬G30個分の回復アイテムを持ちこみたい時でもないとあまり意味が無い。
- アイテム持ち込みが禁止のクエストは、例えば遺跡平原なら
薬草はそこら中で採れるがマンドラゴラは採れないため、役立つかも知れない。- とはいえ持ち込み不可クエストの支給品が潤沢な状況は相変わらずであるし、
XXで追加されたG級持ち込み不可クエストの舞台は孤島で、マンドラゴラは入手可能。
- 下位からでも発動は容易なので、これから新しく始める場合は有難いスキルである。
上位を一気に駆け抜ける場合、ハチミツを増やす手間が省けるためなかなか役に立つ。
護石や装飾品が揃わない間、とりあえず空いたスロットに突っ込んで発動させるのもいいだろう。
- とはいえ持ち込み不可クエストの支給品が潤沢な状況は相変わらずであるし、
- なぜか真・紫毒姫の魂にも内包されている。
正直なところオマケとしても微妙な効果だが…。
余談
- 野草知識であるのに発動するのは前述の通り薬草強化。
げどく草の効果を引き出したりその他の草を食用するのは、知識を以てどうにかなる類ではないのだろうか。
肉やキノコは精神論だけで混沌茸すら克服している節があるのに…。- ただよくよく考えると、どこまでのアイテムを野草扱いにするかと言う問題がある。
野生で生えている草は何でも野草だろと言われそうだが
何のために、わざわざアイコンを設定していると思っているのだろうか…?
- ただよくよく考えると、どこまでのアイテムを野草扱いにするかと言う問題がある。
- 因みにMHWorld以降では薬草からアオキノコを使わずに回復薬が自動で調合される。
回復薬そのものの製造法が変わったとも取れるが、
MHWorldの主人公は「現大陸で名を馳せ飛び回っていた凄腕ハンター」であり、
MHRiseの主人公もまた「ツワモノ揃いのカムラの里でも一番の狩猟技術を持つ」とされる。
調合書要らずで何でも確実に調合できる頭の良さと、薬草のみから回復薬を作り出している所を見るに、
彼/彼女らも野草の知識を有していると思われる。
加えて、げどく草から解毒薬の効果を確実に引き出しているあたり彼らの方が一枚上手。頑張れ龍歴院。
- 似たような名前のスキルに、MHFの薬草学(薬仙人)がある。
こちらは薬草に限らずあらゆる回復アイテムに作用する効果で、
本スキルとはスキルカテゴリ名と発動スキル名の関係性が正反対である。