MH4シリーズで登場する狩猟フィールドのひとつ。
従来シリーズにおける火山に相当するフィールドである。
目次
概要
- 辺り一面に溶岩流が広がる灼熱の地底世界。
このフィールドは、地底洞窟と全く同じ場所が変化したものであり、
地底洞窟の側にある火山が活性化する時期になるとこの状態になる。- 過去作では特定の条件でフィールドの地形に変化が生じることはあった*1が、
フィールドの外観だけでなく名前まで変わってしまう(=まったく別のフィールドとして扱われる)
というパターンはこの地底火山が初である。 - BGMも地底洞窟の戦闘BGMをアレンジしたものとなっている。
- 過去作では特定の条件でフィールドの地形に変化が生じることはあった*1が、
- 過去作の火山は、全て山を登っていく形での探索だったが、
今回は元となる地底洞窟との兼ね合いから、シリーズ初の下っていく火山となっている。
- 地底洞窟とフィールドの構造自体に然程変化はないため、エリアの概要はあちらの記事を参照していただきたい。
しかし、多くのエリアが溶岩で赤く染まっており、面影は残っているものの印象は大きく変化している。
上層部であるエリア1・4・6・7・10以外は全て高温化しており、
エリア8・9に至ってはクーラードリンクの効果時間が半減する灼熱地帯となっている。- 水場は溶岩を蓄えて真っ赤に、白く幻想的だった洞窟は熱を帯びて赤く光る。
また、最下層のエリアはより起伏の激しい地形に変化している。
- 水場は溶岩を蓄えて真っ赤に、白く幻想的だった洞窟は熱を帯びて赤く光る。
- エリア2に存在していた地下水の池はなんと溶岩に飲み込まれてしまっている。
地底洞窟の頃に泳いでいた魚たちはどこへ行ってしまったのだろうか…。
このため、地底火山は釣りスポットが一切存在しないという珍しいフィールドとなっている。- また、溶岩が流れてきた影響かエリア2の一部の壁がまるっきり消失しており、
床の形状はそのままに、溶岩池に囲まれた地形へと変貌している。
これによって視界は良好になったが、モンスターは溶岩を踏み越えて自由に行き来できるため、
ハンターにとってはやや不利になったか。 - エリア8へ降りる崖の下から立ち昇る噴煙の中には稲妻が発生しているのが確認できるが、
これは噴火中の火山で見られる「火山雷」という現象であると思われる。
火山灰や水蒸気の摩擦によって発生した電気が原因であり、日本でも桜島火山などで観測されることがある。
こんな明らかにヤバそうな帯電雲にも我らがハンターさんは平然と飛び込んでいくし、
何事もなく下のエリアに着地する。いつものことだ。
- また、溶岩が流れてきた影響かエリア2の一部の壁がまるっきり消失しており、
- 地底洞窟エリア4、5、8に存在しているネルスキュラの糸や巣は、燃えずに残っていることが確認できる。
しかし、残念ながら地底火山ではネルスキュラと戦闘することはできない。
ネルスキュラ自体は火に弱くないが、獲物が獲れなくなるからか、生活に適さなくなって出て行ったのかもしれない。
なお、この巣だけはネルスキュラ不参戦だったMHXでも残っている。- 一方、エリア6の巣は燃え尽きてしまったか、火山活動の影響で崩れてしまったのか、
地面にその面影を残すのみとなっている。
- 一方、エリア6の巣は燃え尽きてしまったか、火山活動の影響で崩れてしまったのか、
- 巣の一部が無くなってしまったネルスキュラをはじめとし、
フルフルやゲリョスなどの地底洞窟に生息しているモンスター達が
フィールドがマグマに満たされている間、一体どこに行ってしまっているのかは不明。- 例外はテツカブラとその亜種。
通常種は4でも乱入で登場するほか、
MHXでは上位に地底火山のテツカブラをターゲットにしたクエストが存在する。
- 例外はテツカブラとその亜種。
- エリア8の崖付近には何かが流れているのが確認できるが、実は水が流れている。
火山内部の、しかも非常に暑い所でである。
普通は完全に蒸発、そうでなくとも物凄く熱くなっていそうだが上を歩いてもダメージはない。
むしろ火属性やられが解除できるため好都合である。火属性の使い手も増えているためとてもありがたい。 - 火山ということで悪名高い火薬岩は勿論このマップでも取れる。
しかし取れる場所は一見しただけでは非常にわかりづらい所から取れるため、初見では戸惑うこと請け合い。
どこで取れるのかというと最奥のエリア9の、地面から溶岩が時折吹き出るポイント。
まさかそんな所から取れるとは予想できただろうか。
事前に情報を得ていなければ余程勘のいい人でない限り、すぐに気づくのは困難だろう。
ただでさえ時間も労力も飛び抜けて掛かる火薬岩の納品なのに見つけることすら苦労するとは、
カプコンらしさが採取ポイントとは反対に色濃く出ている。
溶岩が吹き出るので出ていないタイミングを見計らって採取しなければならない。
言うまでもなく、タイミングが悪いと溶岩にふき飛ばされることは勿論、
両手で抱えた瞬間に下から突き上げられ、火薬岩は爆発してふっ飛ばされてしまう。
出鼻の挫き方が極みに達している。さすがドSカプコンである。
- 本フィールドは炎王龍テオ・テスカトルのテリトリーとなっており、
エンディング後のストーリーでは、あろうことか土竜族が同種の住処を掘り当ててしまう。
- MHXにおいても特にこれといった仕様変更はないが、時折地面から吹き出すガスが溶岩流になり、
エリア8に横たわっている死骸もアプトノスのものからズワロポスのものに変わっている。
- MHXXでは上位までは特に変化はないのだが、G級素材のアルティマ結晶が取れる唯一の場所であるためか、
G級ではなんと全通常フィールド中唯一、最も遅いG☆3での登場となった。
が、太古の塊などが掘れる確率は全く言っていいほど変わっていないため、
あまりにも割に合わない格上げであると言える。
出現モンスター
- 大型モンスター
- ラージャン
ドスイーオス
イャンガルルガ(通常種/隻眼)
グラビモス(通常種/亜種)
リオレウス(通常種/亜種/黒炎王)
ティガレックス亜種
セルレギオス
アグナコトル
ウラガンキン(通常種/宝纏)
イビルジョー(通常種/特殊個体)
ブラキディオス
ディノバルド(通常種/燼滅刃)
ジンオウガ亜種
テツカブラ(通常種/亜種/岩穿)
テオ・テスカトル
余談
- 火山にほど近い拠点の一つにナグリ村が存在する。
ナグリ村に住む土竜族も、炭坑夫たちと一緒に貴重な鉱石素材やお守りを求めてしばしば地底火山に足を運ぶという。 - 最後に登場したのがMHXXで7年前と大分時間が経ち、多くのハンターにとっては過去の思い出となっているが、
MH4~MHXXの間は旧砂漠に匹敵するモンハン屈指の糞マップと称されていた。
特にエリア8の傾斜と段差が強敵と戦うときには極悪であり、
モンスターがダウンしたのにダウン位置が悪く弱点を攻撃するときに飛び降りてしまったり、
ディノバルドやアグナコトルのような体が長いモンスターが転倒したのに
傾斜のせいで尻尾を斜め上に向けてダウンしてしまい、狙えないということが多発する。
二つ名モンスターのアイテム持ち込み禁止のクエだと高い確率で地底火山が選ばれる関係で、
強敵に限ってこのようなハンターが一方的に不利になる状況で狩らなくてはなかったたからである。- MHW以降はこのような極端にハンターが不利なエリアはないので、
今となっては当時を経験していたプレイヤーがMHWやMHRからシリーズに入ったプレイヤーに聞かせる
思い出話としてよく挙げられていることが多い。
- MHW以降はこのような極端にハンターが不利なエリアはないので、