概要
- 本来は、建築物の外側と内側を区切るため、または建築物内を仕切るための板状の物体のこと。
部屋を上下で仕切る床や天井とは明確に区別される。
モンスターハンターにおいては、ハンターやモンスターがそれ以上進む事が出来ない地形や物理的な存在を指す。
基本的に破壊は不可能であり、壁より先に進みたい場合は迂回するかよじ登ることになる。
- 基本的にはハンターだけでなく、モンスターでも突破する事は出来ない。
この特徴を活かす事で、壁の陰に隠れて突進や飛び道具による攻撃から身を守ったり、
モンスターの死角に潜り込んで奇襲を図ったりといった作戦が展開できる。
しかしこれはモンスター側にも言える事である。
モンスターの突進や跳びかかり攻撃が壁に引っ掛かると、その軌道が思わぬ方向にずれる事が多々ある。
また、壁際まで追い込まれると攻撃はおろか自由に動く事すら難しくなるため、
壁の付近は危険地帯とされるケースが多い。
- 壁の裏側に回れば攻撃をほとんど喰らわずに済む。しかし一部のブレスや飛び道具は例外である。
グラビモスの熱線やガノトトスの水ブレスなどは、平気で地形を貫通してしまう。
しかもモンスターは何故かこちらの位置を正確に把握して攻撃してくる。
視界からは完全に隠れているはずなのに…。
このような攻撃に限って威力も強烈なので、
これ等の攻撃を持つモンスター相手に壁の裏に隠れるのはむしろ危険である。
- 猛烈な突進力と堅く鋭い角や牙を併せ持つモンスターの突進攻撃は強烈の一言に尽きる。
しかしこの突進の勢いを殺させずに特定の壁に激突させると、その衝撃で角や牙が壁に突き刺さる事がある。
相当な勢いで突っ込んだせいか、しばらくはその動きを拘束する事が出来るので、使えそうなら試してみよう。
- MH3以降、一部の壁や地形はモンスターの攻撃で崩落するようになった。
これによりずっと壁の裏に隠れて回復したり、高台から安全に射撃し続けたりする事はほぼ不可能となった。
また、これによって新しい採集ポイントが現れたり、隠されていたエリアに入れるようになったりする場合もある。
なお、ごく一部の壁は爆弾や竜撃砲等を使えばハンターでも壊せる。
- MH4以降の一部のモンスターは、直撃したハンターが強烈に吹っ飛ぶという特徴を持つ、
「吹っ飛び【特大】」という特殊なリアクションを誘発する攻撃を仕掛けてくるようになった。
この吹っ飛び【特大】では、吹っ飛ばされた方向に壁があると危険性が増す。
というのも、壁際に追い込まれるという意味でも確かに危険ではあるが、
それと同時に壁に叩きつけられた衝撃で気絶値が追加されてしまうのである。
幸いにもダメージまで追加されたり赤ゲージが消し飛んだりする事は無いが、
そのまま気絶してしまえばリカバリーの前にとどめの一撃をもらいかねない。
特にライゼクスの攻撃は雷属性やられを伴う上、ただでさえ攻撃が苛烈なので、
下手をすれば一瞬のうちに戦局をひっくり返されてしまう。
- MHW:Iではクラッチクローによるスリンガー弾全弾ぶっ飛ばしという新アクションが登場したのだが、
これは頭部で全弾ぶっ飛ばしを行う事により、
モンスターを前方に吹っ飛ばして壁に衝突させる(あるいは高台から落とす)というシステムになっている。
壁と衝突したモンスターは割合ダメージとダウン、そして落し物を落とすため、
MRクエストではとにかく出会い頭に壁を見つけてはぶっ飛ばす「壁ドン」が必須級の行動になる。- このぶっ飛ばしだが、吹っ飛んだ先にしっかり壁判定がないと成立しない。
殆どの狩猟においてぶっ飛ばしは開幕における必須項目になるため、
アイスボーンのハンターにとってはそこに壁の判定があるのかないのかが非常に重要になるので、
特に熟練ハンターほど壁の在りかを熟知しているという奇妙な現象が起こるのであった。
- このぶっ飛ばしだが、吹っ飛んだ先にしっかり壁判定がないと成立しない。
- MHW:Iの大型アップデートで復活したラージャンとその特殊個体は壁に関連したギミックがある。
部位破壊などで大きく怯んで後退した際、そこに壁があると手をついて体を支え、逆にカウンターを繰り出してくるのだ。
通常個体の場合は飛びかかりをしてくるだけだが、特殊個体は壁に手をつきながら気光ブレスで薙ぎ払ってくるので非常に危険。
ラージャンと戦う場合は壁の有無にも気を配りたいが、ずっと壁を意識して攻撃するわけにもいかないので、
今日もラージャンは壁際からカウンターを繰り出してくるのであった。
- MHW:Iの最後に登場した黒龍ミラボレアスは必殺技として「劫火」というアクションを携えてきた。
こちらはハンターの耐えられない完全即死判定を含む超高出力火炎放射であり、
狩猟地であるシュレイド城を完全に包み込んでしまう。
これへの対抗策として城に備え付けられた「防護壁」というフィールドギミックが存在しており、
ミラボレアスのブレスに合わせてレバーを引くことで作動、
即死の劫火をやり過ごすことが出来るのである。- なお、この防護壁ですら劫火に耐えられるのはたった一度だけ。
分厚い鋼鉄でできていると思われる防護壁は、この一度のブレスで溶けて崩壊してしまうのである。
一夜で国を滅ぼしたとされる黒龍の恐ろしさが身に染みてわかるだろう。
なお、次回以降はミラボレアスが接近して劫火を放つようになり、
結果的に足元がガラ空きになるため、そちらへ逃げ込めばやり過ごすことが出来る。
- レバーで作動するという性質状、防護壁の作動タイミングはレバーを操作した人に委ねられる。
この結果、マルチで逃げ遅れた人を尻目に防護壁を作動させ、
壁の向こうで焼死するハンターを見殺しにしてしまう事件も多々発生している模様。
- なお、この防護壁ですら劫火に耐えられるのはたった一度だけ。
関連項目
アクション/三角跳び
システム/スリンガー
システム/クラッチクロー
環境生物/オニクグツ - (クグツチグモ記事内リンク)
モンハン用語/睡眠ぶっ飛ばし
フィールド/見えない壁
フィールド/分断柵