フィールド/寒冷群島

Last-modified: 2025-02-26 (水) 22:15:14
 雪風に浮かぶ、龍の墓標
  寒冷群島

 心魂(しんこん)(おのの)(ゆき)(ごく)
  強者(つわもの) (いさ)んで海藻屑(うみもくず)
   (わた)れば(もど)れぬ ()ての死地(しち)

MHRiseから登場した狩猟フィールド。
大半を占める水かさの低い海と、巨大な龍骨、船の残骸が特徴。
英名は"Frost Islands"。

目次

概要

  • 寒冷群島の名の通り、小さな島が集まって形成された寒冷地のフィールド。
    ハンターが狩猟地とするのはその一画であるが、外部から海水が入り込んできており
    フィールドの約半分程度が水場となっている。
  • 順当に進めれば2つ目に解放されるフィールドであるため、全体的に平坦でエリアの接続もわかりやすくなっている。
    とはいえ、北部の洞窟を介した移動ルートは初見では少々わかりづらい。
  • 寒々とした吹雪の音が聞こえ、いかにも寒そうな場所であるが
    今作からの仕様変更により、ホットドリンクいらずで探索可能。
  • ここで入手できる手記によれば、かつてここでは歴戦の兵達が巨龍と激しい争いを繰り広げたという。
    実際に各所には巨大な骨や戦いに使われたと思わしき船の残骸が打ち捨てられている他、
    フィールド中央には巨大な龍の頭蓋がドンと置かれている。
    その兵達の末路を読む限り、その巨龍の亡骸には凶暴なモンスターを呼び寄せてしまう呪いがある……のかもしれない。
  • 崖の中には壁が雪や氷で覆われている部分があるが、こういった崖は壁走りで登ることができない。
    崖際に捕まってよじ登ることすら難しくなるので、しっかり上から着地することを意識しよう。
  • ここの特産品は冷たい木の実、カキの群生地、金貨の袋。
    • 冷たい木の実からは冷寒ヒヤボックリが入手できる。
      これは凍った松ぼっくりであるらしい。他にも凍寒ヒヤボックリ、厳寒ヒヤボックリが存在する。
    • カキの群生地からはイカダガキ、センテイガキ、そしてグンカンガキが入手できる。
      グンカンガキは両手に乗らない程巨大なカキで、ステーキにして食べるという。
    • 金貨の袋からは異国の金貨を入手できる。他にも王国の金貨と隠されし金貨が存在し、
      隠されし金貨は先史に滅亡した謎の大国で使われた金貨……というウワサがあるらしい。
      船の残骸に落ちていることもあるので、乗っていた兵達が落としていったのだろうか。
      特産品と言うより遺留品の様な気もするが、どういう訳かきちんとリポップする
    • また、この地で出土する氷に覆われた化石は生物学者への需要が高く、
      多少重量はあるものの持ち帰れば納品する事ができる。
      • なお、この化石はエリア7付近に存在するのだが、非常に分かり辛い。
        大翔蟲で到着できるのが幸いではあるが…
        運搬難度はやや低めだが、終始足場が不安定なので翔蟲の扱いを間違えると落としやすい。
        大型モンスターとの交戦エリアは全てスルー可能だが、代わりに小型モンスターが待ち受けているので油断禁物。
        指定の運搬クエストは存在しない。
  • 固有の瞬間強化生物としてシラヌイカが生息している。
    4匹程度の群れで水のあるエリアを常に回遊しており、マップにも表示される。
    赤シラヌイカ山吹シラヌイカ緑シラヌイカ金シラヌイカの4種が存在し、
    大抵は赤か山吹のシラヌイカ3匹+緑シラヌイカ1匹で群れを構成している。
    • ハンターが接近すると墨を吐きかけて威嚇するのだが、この墨にはバフ効果がある。
      赤シラヌイカなら会心率+15%、山吹シラヌイカなら精霊の加護+8%とのけぞり無効、
      緑シラヌイカは体力回復、金シラヌイカは三色の全てのバフを付与する。
      常に動いているので使えるタイミングには運が絡むが、全てのシラヌイカに触れれば
      会心率なら+45%、精霊の加護なら発動率+24%と強力なバフを得られる。
      また、同じシラヌイカも暫くすればまた墨を吐くようになり、効果が切れる前にもう一度触れれば
      会心率+50%、加護発動率+30%まで伸ばすことが可能である。
  • この地の希少生物としてウミウシボウズが生息している。モンハンの細かい作り込みが好きという人は必見。
  • 寒冷地のフィールドでは珍しく、ヨツミワドウやタマミツネなどといった
    本来は緑が豊かで温暖な地域に生息するモンスターも幾つか登場する。
  • 戦うエリアのほとんどが冷たそうな水に浸かったフィールドではあるが、特にデバフを受ける仕様はないものの
    寒冷群島に生息している小型モンスターは黒っぽかったり濃い青だったりするため、
    奇襲を受けたりそれが倒されて黒っぽい水面に沈んだ時に保護色で死体が見つかりにくいという難点がある。

各エリア紹介

メインキャンプ(南東部)

  • 少し高い山の陰にひっそりと設営されている。
    他のフィールドと違って戦闘エリアから隔絶されているという感じがあまりしないが、
    外側からは沢山の樹木によって覆い隠されている。
  • 南西方向に出てすぐ左手にはエリア2へ通じる洞窟が開いている。

エリア1(南部)

  • ポポやガウシカなど草食種が静かに暮らしている平和なエリア。
    段差を降りた所はちょっとした森になっており、中央辺りに折れ曲がった大木が立っている。
    この大木は上に登ることが可能。

エリア2(南東部・下層)

  • 少し広めの洞窟。フルフルの初期位置になっていることがある。
    ここにはダメージを肩代わりしてくれる提灯オバケムシが生息しており、
    メインキャンプから近いので先に捕獲しに来るのも良いだろう。
  • 洞窟を北に抜けるとエリア5へ、西に抜けるとエリア1のメインキャンプのすぐ傍に辿り着く。

エリア3(中央部・南側)

  • 早速このフィールドの特徴である浅い海が見えてくるエリア。
    このエリアに限ったことではないが、海のあるエリアは大体平坦で障害物が殆ど無く、戦いやすい。
  • 釣り場があり、今作では数少ないカジキマグロを釣ることができるエリア。
    大型モンスターが普通にやってくるエリアなので釣る時はこやし玉も持っておこう。
  • ここからエリア6に抜ける通路の高台の頂上には鳥居がある。

エリア4(中央部・南東側)

  • エリア3を半分程度まで狭くし、高台を追加したようなエリア。
    と言っても、それでも大型モンスターと戦うには十分すぎる程の広さはある。
  • 北側には高い岩で囲まれた、深い青色で表示されている水場がある。
    ここにはスクアギルが生息していたり、カキの群生地が存在する。
    崩壊しているが木で作られた鳥居と橋のようなものがあり、こちらは高台からジャンプして渡れる。
    途中の鳥居には提灯オバケムシが張り付いている。
    • この橋はエリア7へと続いているが、出口の鳥居は崩壊した橋の一部で塞がれている。
      高さはハンターの身長より少し高いぐらいなので疾翔けのジャンプで越えられる。

エリア5(東部)

  • 北半分が海、南半分がくぼみのある高台となっているエリア。
    海には大岩が2つ転がっているが、こちらの方が平坦で戦いやすい。
  • 北のサブエリアにある高い山の裏側にはひっそりとアイルーの巣が存在する。
    猫の地蔵も唐笠を被っていたり蓑を纏っていたりと地味に和風な寒冷地仕様。
    地蔵の横には雪だるまが立っている。一見なんの変哲も無いようだが……?
    • この雪だるま、実は里にいる魚屋のカジカが作ったという話を本人から聞ける。
      そして壊すニャよ!?絶対壊すニャよ!?とご丁寧にフリを入れてくれる
  • こことエリア8の間の通路の東には不自然に突き出た部分があり、
    巨龍の四肢の骨と思われるもので少し離れた小島と繋がっている。
    いかにも何かありそうな場所だが、金貨の袋が落ちているくらいで実は何もない。
    一応、ウミウシボウズに最も近づける場所という特徴はある。
  • MRクエストでは海側の壁面にイロヅキムシが配置されている。
    しかし、突進離脱でぶつけるには先述した大岩が邪魔になりやすい。
    万全を期すなら、予め壊しておくと良いだろう。

エリア6(西部)

  • 広場を南北に分断する低い段差のあるエリア。
    西の山の裏手には勾玉草があり、大翔蟲で飛ぶと山の上まで一気に登れる。
    ここがこのフィールドで最も高い場所のようで、ハンターが専用の台詞を呟く。
    • 西の山あたりはほとんどが壁面も氷で覆われており壁走りが出来ない。
      大翔蟲なしで山頂へ上るのは相当難しく、
      山頂にはレア鉱床があるので大翔蟲は早めにセットしておきたいところ。
  • 北東にある深い青色で表示されている場所にはサブキャンプ1の設営地がある。
  • エリア9への通路の間にある突き出た部分は、反対側の崖から跳ぶことで辿り着ける。
    崖が凍っているので直接壁走りで登るのは不可能。
    突き出た部分は下り坂になっており、先端には釣り場がある。

エリア7(中央部)

  • 一面海で、巨龍の頭蓋が圧倒的な存在感を放つエリア。
    この巨龍の頭蓋は直接壁走りで登る事はできないが、頭蓋骨の後頭部側にツタがあるのでそこから登るか
    近くの崖からジャンプして行こう。
    • 頭蓋の上には鳥居と社が建っている。巨龍の魂を鎮めるためのものだろうか。
      社の近くには金貨の袋が落ちている。もしかしたらお賽銭かもしれない
      更に巨龍の頭蓋の後部に目を向けると、巨大な撃龍槍が刺さったままになっていることが分かる。
      エリア北東部にある船の残骸の撃龍槍は1本無くなっているため、刺さってそのまま破損したのだろう。
  • このエリアにはガブラスが大量に飛んでいることがよくある。
    ちょっかいをかけてくるだけでなく、視界妨害にもなるので中々鬱陶しい。
  • 東側には岩で囲まれた、深い青色で表示されたサブエリアがあり、
    そこには巨龍の肋骨が存在する。この肋骨の上を渡ることも可能。

エリア8(北東部)

  • 大きな船の残骸が転がっているエリア。
    船は船首側の半分程しか残っておらず、残りの部分は背景に無残な姿で散らばっている。
    巨龍との戦いで破壊されてしまったのだろうか。
    激しい戦いを物語るかのように巨大な撃龍槍が一本残されている。
  • 船底は完全に崩壊しており、甲板部分を屋根にした薄暗いエリアになっている。
    大型モンスターの移動経路になることもあるが、
    フィールドの西側半分で行動するモンスターの方が多いのでここで戦う事は少ない。
  • 船の残骸は登ることが可能で、建物の中と屋根の上に金貨の袋が落ちている。
    また、マストも登れ、頂上からはバラバラになった船の全容や、ウミウシボウズをはっきりと見渡せる。
  • こことエリア10の間にあるサブエリアの中央にはサブキャンプ2の設営地が存在する。

エリア9(北西部)

  • 段差と高台があり、背景に高い山の聳えるエリア。
    この山は北東側から登山可能であり、その先には勾玉草が存在する。
    大翔蟲を設置して飛んで行った先はエリア12に繋がる大穴となっている。
    最後に1匹大翔蟲が余った場合、このエリアに設置していない事が多い
  • しめ縄で結ばれている岩が突き出ている所まで登るのは簡単だが、そこから先はちょっとコツが必要。
    氷で滑るためか、この岩山は大半の部分が壁のぼりできず、茶色い岩肌が見えている場所を探す必要がある。
    最初に東側の小さい岩の裏側(北側)に回り込んで上に登ったら、
    そこから西側の岩下段の足場に向けて疾翔け+空中回避等で飛び渡る。
    その後、足場に面した茶色い岩を上向きに駆け上がり、
    岩肌が途切れる所で左向きに壁走り→ジャンプし、右上に折り返すように照準を向けて早翔する事で
    最上段の手記がある足場に乗ることができる。
    最上段足場にはもう一段下に足場があるため、ミスしてもリカバリーが効きやすい。
    • 上から二番目の足場には祠のようなものがある洞窟があり、岩の中をくぐり抜けて北側に出ると
      勾玉草があり大翔蟲を設置できる。一見マップ外に向けて配置されているように見えるが、
      使用するとエリア12の方向に向けて勢いよく飛び出しエリア12上部にある隠しフロアに行くことができる。
      そのままだと落下してしまうので、適当な所で空中回避→疾翔けなりして壁面を駆け上がろう。
      • 後述の通りエリア12の下層からも頑張れば入れるが、おそらくこちらが正規ルートである。
      • MHR:Sではこの洞窟にオトモ偵察隊を派遣できる様になり、
        クエスト中一度だけだがファストトラベルで簡単に行く事ができる…が、
        偵察隊使用時の到達地点はもちろん洞窟の中ではなく、かといってすぐ外でもなく
        そこから少し離れた足場、先の説明でいうところの「西側の岩下段の足場」に当たる場所。
        一応疾翔け一つで洞窟へ行ける位置ではあるものの、万一ミスしようものなら…。
  • MRクエストでは北と南の壁面にイロヅキムシが配置されている…が、2組の群れの距離がやけに遠く、
    操竜中に2回ともぶつけるには多少のテクニックを必要とする。
    特にウルクススのような足の遅いモンスターだと、突進離脱が間に合わないことも多い。
    付近にはオニクグツもいるため、無理に突進離脱を狙わず、1回分はオニクグツでカバーするのも手だろう。

エリア10(北部)

  • 一面海となっている広めで平坦なエリア。
    ガライーバやバギィなど、鬱陶しい小型モンスターがいることもある。
  • エリア9への通路の入口に勾玉草があり、大翔蟲で飛ぶとすぐ南にある勾玉草の近くまで飛ぶ。
    ここからは連続で大翔蟲を乗り継いでいくことが可能で、
    エリア10南→エリア8西→エリア5北→エリア4と5の間→エリア3と7の間→
    エリア6そばのサブキャンプ1→エリア9南東の高台……つまり、スタート地点の近くへと移動できる。

エリア11(北西部・下層)

  • 一面水浸しの洞窟。ここでもシラヌイカは回遊している。
    エリア中央にはヒオウギカワズが浮遊している。
  • ここから北のエリア12へは2つの道があるが、右側の道はしゃがんで入る必要がある。
    中は岩の柱が沢山立っている狭苦しい通路で、大量の採取ポイントがあったり、
    赤・橙ヒトダマドリ、提灯オバケムシなどの環境生物が生息している。

エリア12(北部・下層)

  • エリア11から続く洞窟だが、一部に大穴が開いており光が差し込んでいる。
    フルフルがこの穴から飛来することもある。
    ここにも水場があり、シラヌイカが回遊していることがある。
  • エリア9の大翔蟲を利用することで大穴の縁にあるサブエリアに到達でき、レアな採取ポイントや鉱石が存在する。
    手記も存在するのでコレクターは必ず一度は行くことになるだろう。
    なお、オトモガルクからの2段ジャンプや野生の翔蟲を利用すれば
    疾翔けとぶら下がりを駆使して洞窟側から無理矢理登ることもできる
    もちろん、両者を併用すればさらに安定する。
    • 一応素の2匹の状態かつ翔蟲使いスキルなしでも登ることは出来るし、ある程度安定もさせられる。
      とはいえ非常にシビアなので、ルート次第では翔蟲に頼れない場合もある採取周回をするとしても
      ガルクからのジャンプを使うのが無難だろう。
  • 寒冷群島の全エリアの中で1、2番目を争う程広く、平坦なエリアで非常に戦いやすい。
    が、ここに来るモンスターがフルフルぐらいしかいないのが難点。
  • クエスト「寒冷群島夢心地」では、行商の荷車らしきものが放置されている。
    クエストの依頼文を見るに、バギィの群れに襲われて荒らされたらしい。

出現モンスター

小型モンスター
ガライーバ
ガウシカ
ポポ
アイルー
メラルー
オルタロス
ブナハブラ
バギィ
イズチ
スクアギル
ガブラス
大型モンスター
ラージャン(通常個体/特殊個体)
ウルクスス
ゴシャハギ
ドスバギィ
オサイズチ
アケノシルム
フルフル
ティガレックス
ベリオロス
バゼルギウス(通常個体/特殊個体)
タマミツネ(通常種/ヌシ)
イソネミクニ(通常種/亜種)
マガイマガド
ルナガロン
ヨツミワドウ
クシャルダオラ(通常個体/傀異克服)
バルファルク(特殊個体/傀異克服)
イヴェルカーナ

登場するモンスターについて

  • この寒冷群島には、バギィやウルクスス、ベリオロス、クシャルダオラ等、
    寒冷地を住処とするモンスターの他にも、オサイズチ、イソネミクニ、タマミツネ等、
    比較的温帯の地域に棲むモンスターも出現する事が有る。
    この様に、他の寒冷地フィールドでは見かけない様な種類のモンスターも含め、
    沢山の生物が集まる理由は、後述した謎の巨大古龍の頭骨に秘められたエネルギーに因る物と思われる。
    • 尚、過去作では寒冷フィールドに姿を現すこともあったジンオウガは、
      寒冷群島には姿を現していない。

出現環境生物

持続強化生物
紅ヒトダマドリ
橙ヒトダマドリ
黄ヒトダマドリ
緑ヒトダマドリ
猟具生物
ドクガスガエル
ネムリガスガエル
火石コロガシ
雷毛コロガシ
雪石コロガシ
エンエンク
アメフリツブリ
クグツチグモ
マキムシ
カモシワラシ
提灯オバケムシ
オニクグツ
瞬間強化生物
翔蟲
回復ミツムシ
イッタンモンシロ
ホムラチョウ
ヒャクメマダラ
赤シラヌイカ
山吹シラヌイカ
緑シラヌイカ
金シラヌイカ
変幻翔蟲・紅
変幻翔蟲・金
罠型生物
ヒオウギカワズ
イロヅキムシ
素材生物
イシモリトカゲ
イワオモリトカゲ
ウロコモリトカゲ
福運生物
マネキキズク
ヤサカラス
希少生物
ウミウシボウズ
その他
大翔蟲
金霊テントウ
黄金霊テントウ

余談

  • 寒冷群島が紹介されたPV3当時、多くのハンターは
    エリアの中央部に横たわる巨大な頭蓋を見て衝撃を受けたことだろう。
    その骸骨は、他ならぬゾラ・マグダラオスのそれと瓜二つだったのである。
    導きの地で見られたようにさりげなく横たわっているものではなく、
    エリアの中心にドンと配置されているのも非常に印象的である。
    • 公式サイトでは「かつて巨大な龍が巣窟としていた」との記載が存在するが、
      現在のところこのような寒冷地を根城とする巨龍の存在は確認されていない。
      公式設定資料集においてもこの骨が熔山龍のものであるとは言及されておらず、
      正体は未だ解明されていないとも触れられていることから、そもそも既存種ではない可能性も考えられる。
    • 頭蓋のすぐ後ろに体部分らしき骸も確認できるが、瘴気の谷ダラ・アマデュラほどきれいには残されていない。
      また、瘴気の谷のダラ・アマデュラは谷そのものとも言える存在となっており、
      その上にモンスター達を含む瘴気の谷の生態系が形成されていたが、
      こちらはサイズの関係もあってかサブエリアの一つという扱いで、骸の上にモンスターが立ち寄ることもない。
  • 手記帳で巨大な龍との戦いとその末路を確認することができるが、
    寒冷群島の手記・其ノ玖にてこのような一文がある。

    化物の群れを呼び寄せし源は
    討たれてなお 力溢るる 巨龍の骸
    忘れはせぬぞ この痛みをば

    MHWorldでは「死した古龍が莫大な生命エネルギーを解放し、新たな生態系を生み出す
    という驚くべき設定が明らかとなっており、上記の一文はそれとの関連性を匂わせる。
    恐らく、手記で言うところの巨龍の討伐に伴ってエネルギーがその地に解放され、
    化物の群れ、つまりモンスター達がエネルギーに惹かれて集まってしまったのだろう。
    • 後に設定資料集では「倒れてなお巨大な生命力を放つ謎の巨龍の躯が、
      この地の生態系を攪拌するような影響を発し」た可能性について言及されている。
      古龍渡りも引き合いに出されていることをみるに、上記の考察はほぼ正解と言って差し支えないと思われる。
    • ちなみに、手記では撃龍槍は巨龍の腹部に突き刺さったとされており、
      思いっきり頭部に突き立ったまま残されている今の姿とは状況が異なっている。
      あるいは、頭部に撃龍槍が直撃したもののなおも致命傷にならず、
      更に腹部に突き刺さった二本目の撃龍槍にてようやく力尽きたということだろうか。
  • 上記の事象について、手記・其ノ拾では「それはもしや 龍の呪いかもしれぬ」と語られている。
    朽ちた頭骨の上に社が建てられているというのは前述の通りだが、
    その「龍の呪い」を鎮めるために先人の手で建立されたものなのかもしれない。
    • 我々の暮らす日本においても、災害や疫病などの災いを怨霊の祟りと解釈し、
      それを鎮めるために怨霊を神社で祀り上げる…ということが往々にして行われていた。
      それと同じような考えで建てられた社だとするのであれば、ここで神、あるいは御神体として祀られているのは
      他ならぬ巨大頭骨の持ち主自身ということになるのだろう。
      だとすると、頭の上に社を建てるのは些か不敬な気もするが
  • ここを代表するモンスターである雪鬼獣ゴシャハギがなまはげを彷彿とさせるからか、
    「日本の東北地方っぽい」という意見もある。
    特産品が牡蠣というのも日本の宮城・岩手県などが該当する他、
    ヨツミワドウのモチーフである河童も河童伝説が有名な岩手県の遠野市を想起させる要素である。
    • MHRiseの公式Instagramで公開された開発資料の中には、寒冷群島の原案である「諸島ステージ」のラフ画があり、
      その中にはメモ書きとして「東北地方の気候をイメージ」という記載が見られる。
      少なくとも構想段階の時点では、日本の東北地方がモチーフとなっていたのは間違いないようだ。
    • 一方でサンブレイクのロード画面をよく見ると寒冷群島エリア9らしきランドマークがエルガドの右、
      カムラの里の下辺りに存在し、かつ同じ島の右端に城塞高地が存在する。
      かなり観念的な地図でしかないものの、エルガドはカムラから見て西という言及がある以上
      カムラの里から見て「東北」どころか「南~南西」である可能性が高い。
      また、エルガドと城塞高地が王国領で寒冷群島は違う、とはなかなか考えがたい配置であり王国の領地の一部かもしれない。
      特産品として「異国の金貨」が手に入るのもそれを後押ししていると言えよう。
      まあ東北地方がモチーフなだけで、位置関係まで東北である必要性などないのだが…。

関連項目

BGM/寒冷群島戦闘BGM
フィールド/氷海 - 海に面した寒冷地フィールド。
フィールド/渡りの凍て地 - 同上。こちらはフィールドに古船が残されている点も共通する。
フィールド/極海 - 同上。こちらとは巨龍の遺骸が存在する点が共通。

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