フィールド/火口深部

Last-modified: 2023-07-26 (水) 09:00:16

MHF-GGにて実装されたフィールド。常に噴火を繰り返す大火山の火口。
極限征伐戦に登場する紅きミラボレアス専用の狩猟地となる。
実装前には最凶の新フィールドと紹介されており、それに違わぬ凶悪なギミックが存在する。

目次

概要

  • 新たな火山地帯のフィールド。
    火山の周辺ではなく、火口の内部が戦場となる決戦場型フィールドである。
    名称からラティオ活火山の火口である可能性もあるが、はっきりしたことは明らかになっていない。
    • MHFではラティオ活火山のほかに、絶島の火山地帯潮島の火山、
      及び大型探査船が墜落した火山地帯が確認されている。
      BCの様子や「常に噴火を繰り返す」という設定からはラティオ火山を連想させるが……。
  • こんな極限の環境で生きられる生物が存在するのか、と思ってしまうが、
    「この灼熱地獄に適応した極めて強大な力を持つ古龍が存在する」との情報が公開されていた。
    新たな極限征伐戦の舞台であること、GG最凶と謳われる古龍が登場することも事前公開されていたが、
    肝心のモンスターそのものはシークレット扱いであるため隠されている。 謎の巨大な龍の目撃情報があったことから、ハンターズギルドはこの地に調査団を派遣。
    その結果、「より異形に変異した紅きミラボレアスが潜んでいた」という報告がもたらされ、
    ギルドはその脅威を排除するためにハンターを送り込んだという。
    しかし、活火山の火口内部に人を送り込むとはギルドは正気なのだろうか…
  • 後述するが、極征クエストのレベル依存でフィールド特性が変わるという特徴がある。
    極限征伐戦の仕様を前提としたフィールドであるとも言えよう。

フィールドの特徴

  • いわゆる決戦場形式のフィールドであり、主戦場からBCへ歩いてエリア移動はできない。
    また、その見た目からも判る通り灼熱地帯であり、クーラードリンクなどの暑さ対策はほぼ必須。
    エリアはマグマに囲まれた地面となっており、最初はそれなりに広い。
    しかし、モンスターの行動によってはエリアの一部が沈降し、マグマに沈んでしまう
    MH4の溶岩島を彷彿とさせるが、あちらと違って一度陥没するとそれきり元には戻らない。
  • ドーム状の構造をしており、周囲は溶岩流れ落ちる岩肌で囲まれている。
    天井付近まで覆われているためか、この地の紅龍は十八番のメテオを行ってこない。
    代わりに溶岩を利用した攻撃を行い、ハンターの頭上に降らせてくる。
    • また、地形にしがみついて行う行動がかなり多いのが特徴的である。
      しがみつく場所はハンター達が居る足場の他、外壁部分にもよじ登ってくることがある。
      火炎ブレスや滑空などを繰り出してくるため、不意討ちにならぬよう紅龍の位置を把握しよう。
  • 活火山ですら普通の人間が立ち入るのはほぼ自殺に近い行為であるというのに、
    さらにその火口の深部などいくらハンターが超人とは言え耐えられないのではないかと思えてしまうが、
    立ち入り自体はともかく実際にそれが現実となっており、溶岩に落ちると即死する
    しかし、ハンターは無傷でキャンプに戻ってくる。そしてアイルー達はそのハンターをどうやって救出したのだろうか。
    その様相は映画『ターミネーター』の如し(さすがにハンターが死亡してゲーム終了とはならないが)。
    本当に沈んでしまうので力尽きた際はただひたすらマグマの池が映し出されるのみである。親指も立ててくれない
    モンスターの攻撃によって火口に浮かぶ島をどんどん狭められるが、
    沈没して行く岩場から早く脱出しないと死の溶岩流に置き去りにされてしまう。
    関野APの発言にもあるように、まさに「最凶のフィールド」と言える。
    • なおダメージによる即死ではないため、根性スキル・根性札グレート・魂の再燃などといった
      即死対策スキル・アイテムは一切意味がない
      (その状況から考えても効果が発動したところでどうしようもないのは明らかであるが)。
    • 沈降中の場所から脱出するための方法は何通りか存在している。
      モドリ玉の使用、穿龍棍のジャンプ回避、ハンターやモンスターの攻撃による打ち上げ、
      更に壁を登ることでも脱出が可能だが、沈んだ分だけ登る距離が長くなる点に注意されたし。
      また、極征クエストが高レベルになると5秒かからずに高速で沈めきる技も用いてくるため、
      何が起こっているのか理解する暇もないままマグマに沈没してしまうことも。
      環境を利用するモンスターは多数いるが、そのなかでも最高位の危険度と言って過言ではない。
      沈下開始時に、沈下する地形の周囲にマグマが吹き上がるため、これを合図に対処したい所。
      • なお、メインターゲット達成後に地盤沈下が発生した場合、
        ハンターの場合は沈み切っても力尽きず、フィールド中央へワープする。
        一方、運悪くミラバルカンがその地形に倒れ伏せてしまった場合、剥ぎ取りを諦める必要がある
    • ちなみにこの時点でのフィールド自体は火山同様の環境であり、
      クーラードリンクで体力減少を防ぐことはできる。
      が、G級の紅ミラボレアスはG3時に襲来したミラボレアスと同様、
      クーラードリンクなどのステータス変化を問答無用に解除する咆哮を放つため、
      運が悪いとクーラードリンクが枯渇する危険性すらある。
      暑さ無効(夏男夏女)スキルは決してドリンクでカバーできるから無駄ということはない。
  • BCには珍しく支給品BOXが設置されており、アイテムの補充が行える。ただしベッドは無い。
  • ある程度紅龍を追い詰めると、突如として周囲を取り囲むマグマが一斉に噴出する
    かなり派手な変化であり、その様子はさながら瀑布と見紛うもの。
    これは形態変化の合図でもあり、紅龍は噴出したマグマの壁に突入し、上空から奇襲を掛けてくる。

高レベル帯での変化

  • 極征クエストの難易度:Lv1000のクエストでは、怒り時にフィールドに変化が現れる。
    紅龍が覚醒した後に突如として火山活動が活発化し、背景で噴石が上昇し続ける状態になる。
    こうなった場合、エリア全域にて地形ダメージが発生し続けるようになる
    • ただ、ダメージが発生するのは飽くまでも地形のみであるため、
      穿龍棍で浮いていればダメージは全く受けないという抜け穴もある。
      このため、空中で自在にコンボを繋げられる穿龍棍と相性が良いフィールドと言える一方、
      穿龍棍とそれ以外の武器種(特に双剣)との相性格差を指摘する声も少なからず存在した。
      MHF-Z以降は、後述する吸血スキルの強化や装備環境の改善と変化、
      穿龍棍自身の調整*1も相まって、以前ほどの極端な差は見られなくなっている。
  • 対策として、協力し合って回復し合うこと、回復専門要員を用意する、
    後述するスキルを発動し、影響を抑える、またはリカバリーで打ち消す事の3点が挙げられる。
    被弾し、起き上がって少し経つ(地形ダメージスキルで、この時間を長引かせることが可能)まで、
    ダメージは入らないのでその間に粉塵で救出してあげるのが望ましい。
    なお、何らかの要因で受け身を取ってしまうと逆に地形ダメージがすぐ入ってしまい、
    粉塵が間に合わない、という場面に遭遇しやすい。
    特に、自力で受け身が取れる穿龍棍を使用する際は留意しておくべきだろう。
    • なお、回復専門要員を設けた場合、生命の粉塵のみでは回復切れが発生する危険性がある。
      広域化(最低でも+2は欲しい)や薬仙人スキル、狩人珠の医療術、へそくり回復術を活用したい。
      また、プーギーに回復アイテムを持たせることでも保険として機能させることができる。
      毒と違って確実性にやや問題があるが、持たせないよりはよほどマシであるし、
      体力が一定以下になる毎に判定が行われるため、
      吸血スキルと併用すれば生存率をグッと伸ばしてくれるだろう。
  • 上記に対策法を記載したが、MHFには地形ダメージを無効化するスキルは存在しない
    つまり、真根性が発動した際は起き上がりで必ず力尽きることを意味し、
    回避できないスリップダメージ、あらゆる被弾が命取りとなる素敵仕様となっている。
    LV1000に挑む場合、今まで以上にパーティーメンバーとの協力が必要不可欠となるだろう。
    また、この関係で長期戦にもつれ込むのは危ないため、
    持てる火力を全てぶつけ、出来るだけ早く討伐へ持ち込むことも、また重要である。
    • その特性上、双剣の真鬼人解放との相性がすこぶる悪い。
      開放中の回復を一切遮断する上に地形ダメージと開放の2重スリップで体力が一気に減っていくため、
      攻撃がままならなくなり、更に離脱時に体力50以下⇒即死等、戦闘不能になりやすいケースが急増する。
      地形ダメージ側は地形のダメージとして扱われているため、
      それを抑止する地形ダメージ減少スキルの効果は充分受けられる。
      攻撃時間延長、回復時間を稼ぐ等を考えると、LV1000、9999で双剣を使うなら発動は必須と言える。
    • 回復が期待できない双剣や、ある程度地形ダメージを無視できる穿龍棍以外で挑む際は、
      G級スキル「吸血」があると戦闘中体力回復のために離脱する場面を減らせる。
      MHF-Z以降、同スキルは大幅に強化され、更に環境の改善で炎寵との併用も難しくなくなったため、
      挑む際は、この両者を発動させた専用装備を構築しておくと、難易度を抑えることが出来るだろう。
  • また、Lv9999では火山活動活発化が更に激しくなる。
    覚醒時に起こる火山活動活発化に合わせフィールド外周部の岩盤が複数沈下するだけでなく、
    スリップダメージが一層激しくなる
    そのため吸血スキルだけでは厳しい状態になり、更に全体防御率の関係で長期戦は厳しい物があるため、
    両者を併用して継続能力を高めたり、火事場スキル以外の工夫で短期決戦を挑むという工夫が必要になるだろう。
    • 火事場スキル以外で、と述べたのはそのダメージ速度故に、
      吸血スキルを以ってすらも火事場の維持が困難となるためである。
      一応、ヒットストップ中も無敵状態故に地形ダメージを受けない事から、
      (わざとも含め)剣術スキルでヒットストップを大きくする事で、影響を少し程度は抑える事ができる。
      穿龍棍のみ、空中戦を展開することで地形ダメージ自体を無視でき、火事場の維持も可能にはなるが、
      G級紅ミラボレアスに対して最大の強みとなっていた、
      リーチ短の肉質反転効果が無くなっており、基本硬い部位を狙うという代償を負う必要がある。
    • ちなみにこの変化は、旧仕様でのLv2000から発生するものであった。
      現在こそ、直接その紅龍に挑めるため、対策が重要となっているが、
      以前はここまでLVを上げようとするユーザーの殆どが相性の良い穿龍棍で、
      地形ダメージ減スキルが内包され怒スキルよりも発動しやすい炎寵スキルを用い、
      火事場力+2を活用して高速クリアを行っていることが多かったため、あまり重視されない部分であった。
  • ちなみにこのフィールド変化が起こるのはLv1000と9999であることは上述した通りであるが、
    素材はLv1、限界突破素材はLv200で十分集められることから、
    この極悪な状態のフィールドはすべてのG級ハンターにとって避けられない、という類のものではなく、
    あくまでやりこみの領域にあることを記しておく。

余談

  • MHシリーズにおいて、即死系のフィールドギミックは火口深部が初となる。
    そして、MHは仲間のハンターを吹っ飛ばす仕様が存在するゲームである。
    つまり、状況によってはマグマに沈みゆく地面に叩き落とされる事態も発生する。
    • ただし、当然ながら野良身内問わず故意にやるのは厳禁である。
      特に極限征伐戦は真面目に行うユーザーが多いため、通報対象になりかねない。
      冗談が通じる間柄、かつ相手の都合に合わせた上で行うのがマナーであろう。
      もちろんやらないに越したことはないが。
    • ちなみに、ラスタなどのサポート狩人は沈降する地面に取り残されることが多い。
      そのまま溶岩に浸かって撤退するのかと思いきや、沈んだ直後に戦闘復帰玉で脱出する
    • なお、一度陥没が始まった地面に自分から落ちることはできないようである。
      逆に言えば崖際であっても落下を気にせずに追撃を行うことができる。
      また、壁登り中はいつも通り上下に移動可能であるため、
      その気になれば自分から溶岩へ降りることも不可能ではない。
  • 技術的な問題があるのか、時折紅ミラボレアスが沈んだ筈の地面にしがみつくことがあり、
    その場合紅ミラが空中にしがみつくという珍妙な光景が見られることもあった。
  • ネーミングがどことなく雪山深奥を彷彿とさせる。
    「獄炎渦巻く火口」という煽り文句も合わせ、獄炎の覇王が出てくると勘違いした人もいたとか。
    (ただし、「GG最凶古龍」と初めから提示されているのでごく一部の人間だろう)。

関連項目

モンスター/ミラボレアス【紅龍】
システム/極限征伐戦
フィールド/溶岩島 - MH4より登場。紅龍が登場することや、フィールドギミックが似ている。


*1 G級紅龍と相性の良かった、リーチ短でのダメージにマイナス補正が掛かるようになった。