モンスター/アケノシルム

Last-modified: 2022-05-12 (木) 21:53:11
種族
鳥竜種(竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 アケノシルム科)
別名
傘鳥(さんちょう)
異名
変幻の唐傘
英語表記
Aknosom
危険度
MHRise:★2
登場作品
MHRise, MHR:S
狩猟地
大社跡, 寒冷群島, 翡葉の砦

目次

生態・特徴

それほど気温の高くない地域に生息する大型の鳥竜種。
白い羽毛のような鱗と末端に近付くにつれて赤みを帯びる翼、口紅を引いたかのように赤く縁取られた細長い嘴、
先端部が鉤状に曲がった尻尾、そして後頭部に備わる傘のように展開する巨大な鶏冠が特徴。
イャンクックなどの他の大型鳥竜種と比較すると体格はやや細身。
特に頭部は小さいものの、前述の嘴や鶏冠によって意外に大きく見える。
食性は雑食性で主に昆虫やトカゲ、火薬草を主食としており、
虫の巣などを破壊してそこから逃げ出そうとする獲物を嘴で啄むように捕食する。
地上では翼を自分の前で交差するように構えつつ片足だけで立った体勢を取る場合が多く、
無警戒の場合はそのまま地面を蹴って跳ねるようにして移動する事もある。
骨の間にある翼膜が普段はピンと張っておらず、傘の布地の如く折り重なるような構造をしている。
広がる鶏冠を構成する骨の付け根(およそ「鼻先」に相当する個所)には、もう一つの独立した鶏冠がある。
このもう一つの鶏冠は楕円形で、中央が黒く染まっており、
それそのものが一つの巨大な目玉のようにも見える。
後頭部の鶏冠を展開した場合は前の鶏冠がそれに重なるような配置となり、
それは広げられた赤い唐傘の中央に大きな一つ目が存在しているかのように見える。
前述した片足立ちの体勢も含めたその姿は「番傘もどきのお化け鳥」と評されており、
ハンターズギルドからは《傘鳥》とも呼ばれ、一部のハンターの間では「変幻の唐傘」という異名でも知られている。
真夜中の山中などで遭遇すると相当に不気味な雰囲気であり、その姿はとある怪談の題材となった事でも有名。
全体的な白色に鶏冠や翼の赤という配色が美しく、
初見ではその妖美な立ち姿に油断してしまうハンターも少なくないという。
しかし縄張り意識が強く、鳥竜種の中では比較的攻撃性が強い性格。
アケノシルムが鶏冠を展開するのは基本的には外敵に対しての威嚇目的であり、
この姿を見てもその場から立ち去らない相手には咆哮による最後の威嚇を行い、
それでも引き下がらないのであれば完全に外敵と判断して積極的な排撃を開始する。
戦闘では鋭い脚の爪を活用した蹴りや、特徴的な翼や鶏冠を利用した攻撃を得意とする。
翼の縁には鋭い翼爪が生え揃っており、この翼ごと振るう事で敵を切り裂いたり、
展開した鶏冠ごと力強く打ち付ける頭突きや、
逆に鶏冠を畳んで先端部を槍のように突き出して突進するなどの攻撃を仕掛ける。
距離を置こうとする外敵に対しては、
食した火薬草に由来すると思われる発火性の体液を吐いて攻撃する事もある。
この体液は球状に纏められた状態で吐き出され、
地面などに着弾するとその場に炎を残しながら跳ねるように転がっていく場合もある。
時には上空へ向けて複数発の火球を放ったり、自ら空中に飛び立って連発するなどして
雨のように広範囲に炎を降り注がせるという技を見せる。
華奢な外見に反して攻撃は大振りながらもパワフルなものが多く、
人間のような小柄な生物を勢いよく吹き飛ばせるほどの一撃を繰り出す事もあるので決して侮ることはできない。
怒ると改めて鶏冠を限界まで展開し、嘴から炎を漏らしながらより激しく攻撃を繰り出す。
鶏冠を用いた攻撃が特に強力である反面、その鶏冠が頭頂部及び後頭部に位置しているため、
これを用いた頭突きや突進を繰り出す瞬間や攻撃の最中に前方を確認できず、
状況判断に遅れが生じる危険性があるという弱点を抱えている。
あるハンターからは寒冷群島にて人魚竜イソネミクニと縄張り争いを繰り広げていたアケノシルムが、
突進攻撃を仕掛けるもイソネミクニが吐き出した睡眠ブレスに前方不注意のまま突っ込んでしまい、
攻撃が届く前に睡魔に負けて倒れ伏してしまったという報告が挙げられている。
アケノシルムの持つ鱗は気品のある白色が美しい事から人気が高く、
特に羽のように発達した鱗(羽鱗)は非常に丈夫で軽く、素材としての有用性も高い。
その中でも上質なものはその頑丈さや鋭さからそのままでも刃物に、
折り込むように何層にも重なれば盾や防具にも加工できるとされる。
また、工芸品や傘の素材としての需要も高く、様々な用途で行商人から貴族にまで幅広く重宝されている。
ある国ではアケノシルムの素材で作られた武器は礼儀や忠誠を重んじる高潔な精神を持つ戦士にのみ授けられ、
狼藉を働く者を断じて許さず、一撃の下に悪の根を砕くという。

概要

     暮夜の竹林おどろおどろと 番傘もどきのお化け鳥
佳麗妖美とご油断めさるな 平紙ひらけば 血の雨ざぁざぁ
  • MHRiseの発表と同時公開された、鳥竜種の大型モンスター。
    別名の「傘鳥」は"かさどり"ではなく"さんちょう"と読む。
  • MHRiseに数多登場する妖怪をモチーフとした新モンスターであり、
    アケノシルムはよく知られた妖怪である「唐傘お化け(からかさ小僧)」が基となっている。
    モチーフに関する詳細は別項を参照されたし
    • パッと見ただけでも両翼が畳まれた傘に見えるという秀逸なデザインだが、
      アケノシルムには""のイメージも含まれており、よく片脚立ちを行う。
      それに合わせて両翼で胴体を隠す姿勢を取ることがあるのだが、
      この時に頭部のトサカ(真ん中の黒い模様が目玉に見える)が強調され、
      更に翼の赤い模様がベロンと出た舌に見えることで、まさしく「唐傘お化け」の姿になる。
      モンスターアイコンでは額の模様がかなり大きく描かれて強調されており、元ネタが非常にわかりやすい。
      「妖怪+現実の生き物」というデザインが多いRiseのモンスターの中でも親和性は特に高く、
      元の妖怪の知名度もあって、発表早々に大きな関心を寄せられたモンスターである。
    • ちなみに尻尾にも傘の影響があり、先の部分が丸く曲がっている。
      その見た目は傘の持ち手(ハンドル)を連想させる。
    • これまでの大型鳥竜種は鳥さながらの脚でありながら元気に走り回るものが多かったが
      アケノシルムの脚は非常に細く、ひょいひょいと小さく跳ねるようなステップを取ることが多い。
      片脚立ちの際は元ネタのイメージさながらにぴょこんと小さく跳ねるなど芸が細かい。
    • 時折、戦闘中に羽ばたかずに空中に留まっていることがあるが、その様子は「落下傘」を彷彿とさせる。
  • 旧作ファンからは怪鳥イャンクックとの類似点も指摘されている。
    「頭部に展開するトサカを持つ大型の鳥竜種」という特徴がイャンクックとは一致している他、
    口から複数発の火炎液を放つというところまで似通っている。
    ポジション的にも、「中型モンスターを乗り越えた初心者の前に立ちはだかる最初の大型モンスター」であり、
    類似している点が多い。
    ただし、クチバシの構造*1や豊富な羽毛が生えている点など相違点も多い。
    また、骨格はホロロホルル系統なのであちらを想起させる行動も散見される。
    • 後述するように戦闘面では独特なモーションも多いため、
      一見すると所謂「先生」役とは少し立ち位置が異なるようにも思える。
      しかしアケノシルムはMHRiseに於いて初めてプレイヤーが出会う、
      「ダウン中に追撃してくるモンスター」であり、これを回避するには新要素である翔蟲受け身が必要になる。
      プレイヤーに対して新要素をレクチャーする役と捉えることもできるため、
      そういう意味ではやはり「先生」の役割を果たしているとも言えるだろう。
  • そんなアケノシルムは里★3への緊急クエストの相手として抜擢されている。
    後述するがなかなか手強い「先生」であり、一筋縄ではいかない相手となるだろう。
  • 火属性を扱うモンスターではあるが、珍しく寒冷群島に進出している。
    日本で「ツル」というとタンチョウをイメージする人が多く、国内では北海道に生息することから、
    その基準で言うならば不思議ではない生息地ではある*2
    また寒冷群島には火属性に弱いモンスターも多いため、
    そう言う意味でも火の扱いが得意なアケノシルム的には都合がいいのかもしれない。
  • 縄張り意識が強いとされ、デザイン画に「肉食相手でも怖気づかない」とある。
    大型鳥竜種は臆病な気質を強調されるモンスターが多いが、アケノシルムはやや強気な性格の持ち主と言えよう。
    • そんな気質が反映されてか、MHRiseではメインモンスターであるマガイマガドとの縄張り争いが存在する。
      モーション自体はリオレウスvsマガイマガドのものと同様。
      あちらと違ってマガイマガドに一矢報いることはできずに終わるが、
      本種がかの空の王者にも引けを取らないほどの機動力を持っていることが伺える。
    • また、自身と同じくMHRiseの新顔モンスターである海竜種・イソネミクニとも縄張り争いを繰り広げる。
      序盤はアケノシルム側が先制し、俊敏かつ美麗な体捌きでイソネミクニを撹乱、
      一瞬の虚を突いたサマーソルトキックで相手に見事な一撃をお見舞いしてみせる。
      しかし、イソネミクニ自慢の長い身体を活かした横回転のヘッドバットで反撃され、
      ふき飛ばされて相手との距離を離されてしまう。
      その後もアケノシルムは臆せず再度の突進を試みるが、距離を詰め切ることはできず、
      最後にはイソネミクニの秘技・全方位睡眠ブレスの餌食となり、敵への道半ばにして前のめりに倒れ伏してしまう。
      結果、この2体の縄張り争いの後にはスヤスヤと寝息を立てて眠るアケノシルムが残されることになる。
      • この二匹は集会所★6に並ぶ操虫棍の入れ替え技習得クエストにて同時狩猟対象となる。
        確定出現するため、縄張り争いが見たい人は是非挑戦してみよう。
  • MHRiseに登場するモンスターの中で、何故か本種だけ出現するサイズの中で最小、最大金冠になる範囲が広い。
    単体クエストでは出てこないサイズの、乱入専用の最大金冠サイズが存在することも確認されている。
    イベントクエストの極大・極小個体以外でこうしたサイズ設定があるモンスターはかなり珍しい。
    • 特に、集会所★4のウルクススクエストで、メインターゲットであるウルクスス以外の
      大型モンスター狩猟後に出てくる個体が最大金冠の確率が非常に高いということで話題。
    • 公式によれば最大金冠の確率が非常に高いクエストがあったことは仕様ではなく不具合の類だったようで、
      Ver.3.2.0のアップデートで修正された。
      しかしこの修正は不評であったらしく、その後再修正されて元通りになった。
  • 6月4日に寒冷群島でアケノシルム1頭を狩猟するイベントクエスト「雪風に舞う朱の唐傘」が配信された。
    溶岩洞の巨大ガマのように上位上がりたての段階で本来行けない狩猟地に行けるわけでもなく、
    人魚竜は妖麗に舞うのように装束チケットが手に入るわけでもないので、
    「何故今更アケノシルムの単体狩猟クエスト?」と思うかもしれないが、
    このクエストで出てくるアケノシルム、実は最小金冠確定である。
    こんなののように極端に小さい個体が出るわけではないが、
    上述した通り、最大金冠の確率が非常に高いクエストもあるため、
    「最初に最大・最小金冠両方揃ったモンスターがアケノシルムだった…」というプレイヤーは少なからずいる筈。
  • 後にアケノシルムを3頭狩猟するイベントクエスト「傘鳥三頭、残暴惨況」が配信された。
    ここで出てくるアケノシルムの内、1頭が最大金冠確定で、1頭が最小金冠確定の救済クエスト…なのだが、
    上記の最大金冠の確率が非常に高いクエストやら雪風に舞う朱の唐傘やらで
    とっくに最大・最小金冠共に揃っているプレイヤーも多く、少々今更感漂うクエストとなってしまった。
    とはいえ、上記の仕様を知らないプレイヤーであれば十分救済になっていると言えるが。
    受注書にアケノシルムのアイコンが3つ並んだ光景は少々不気味
    • なお、これまでのシリーズでは恒例だった「同種モンスターの3頭狩猟クエスト」としては、
      意外にもMHRiseでは本クエストが初出である。
    • 救済と言えるかは微妙なところだが、一度に狩猟数を稼ぎやすく狩猟数称号を稼ぎやすくなったとも言える。
      下位クエストを回しまくる手もあるが、いちいち村に戻る手間を考えるとこちらも有用。
      他にもほとんど部位破壊でしか入手できない大トサカを集めるのに最適なクエストではある。

戦闘能力

  • 大型鳥竜種らしく飛行を交えた肉弾技を行う他、火炎液を得意とする。
    全体的な傾向として動きが大振りであり、攻撃の予兆に関しては判別しやすい。
    一方で、空中技や突進技などの挙動が鳥だけにトリッキーなため、力押しに出ると痛い目に遭う。
    避けるときは避け、安全な時に攻撃することを意識すれば、攻略が難しいモンスターではない。
    • だが、予備動作がわかりやすいものとわかりづらいものを巧みに繰り出してくる上、
      初期装備では一撃で乙りかねないレベルのキツい一撃も持っており、
      やはりかつての先生達と比べるとかなり手強い部類である。
      登場ムービーでも詠まれている通り、例え古参ハンターでもたかが鳥竜種だろう、と油断は禁物。
  • 口から吐き出す火炎液は一発ずつ連続で放つ傾向がある。
    この火炎液が地面に着弾すると、しばらくその場で消えずに燃え続ける。
    また、この火炎液は1回バウンドするのでリオス種などのブレスとは勝手が違ってくるので注意する必要がある。
    炎上範囲はやや狭いため炎妃龍の蒼炎と比べると大人しいが、
    それでも一度に複数発放つため、連発されるとちょっとした焦土が出来上がる。
    • ちなみに地上で3wayで火炎液を放つ*3時に限り、放った液が2回バウンドしてから着弾する
      という特徴がある。
      その為、地上で放たれた場合は炎上範囲がバウンドした分だけ増えるので注意が必要である。
    • 空中に向けて連続でいくつも放ってくることもあり、
      文字通りの火の雨が降り注ぐ光景が見られることも。
    • 水場地形では火が残らなくなるため脅威度が下がる。
      モンスターリストでも水場に誘い込んで立ち回ることが推奨されている。
  • アケノシルムの大きな武器として、頭部にある大きなトサカが挙げられる。
    イャンガルルガの嘴叩きつけを彷彿とさせる攻撃を仕掛けてくるが、この時に叩きつけてくるのは嘴ではなくトサカ。
    つまり従来の鳥竜が繰り出してきたついばみ攻撃の代わりとして頭突き攻撃をしてくるのだ。
    これにハンターが当たると吹っ飛び【特大】状態になる。
    更にダウン中のハンターに再度頭突きを仕掛けてくるのだが、この追撃がかなりの威力を持っており、
    先の攻撃と合わせて一瞬で体力をゴッソリ削られる。くれぐれも残りの体力に余裕を持って戦おう。
    直撃を避けても周囲に風圧を伴うため、行動を制限されることが多い。
    アケノシルム自身もその頭部の強力さを自覚しているのか、コンボフィニッシュさながらに
    様々な行動から鈍器のごとくトサカを地面にぶち込んでくる。
    • この追撃を回避するためには、ダウンさせられた直後に翔蟲受け身を取る必要がある。
      慣れないうちは鉄蟲糸技を乱用せず、被弾時に備えて翔蟲を一つは残しておくと良いだろう。
      また上述したように、この攻撃はプレイヤーに翔蟲受け身を覚えさせるための
      行動であると考えることもできる。先生役にしては随分手荒だが。
    また、突進の際にもトサカを前方に突き出しながら走る姿勢を取る。これは傘の状態で挙動が変化し、
    傘を開いている時は範囲が広いが速度は少し落ち、ふらつくようなジグザグ軌道、
    傘を閉じると範囲は狭いが刺すような速度でストレートに突っ込んでくるという違いがある。
    特に開いている時は回避してもそのままUターンしてもう一度向かってくることもあり油断できない。
    しかしこの攻撃の後は転んで大きな隙ができるため避けきればチャンスにもなる。
    額をぶつけようと頭を下げながら突進する様はボルボロスを連想させる。
    • この大きなトサカの部位名は、そのものズバリ「傘」
      切断に対しては脆弱だが、打撃や射撃に対しては頭部よりも強く、まさしく傘として機能する。
      • なお、全体的に水属性に弱いが、トサカには水属性が一切通じない。
        文字通りの傘として水よけの役目も持っているのだろうか。
        第二弱点の雷属性だけはトサカにもよく通るので、属性武器を使うならば雷の方が適している。
        現実でも雷が鳴っている時に傘を差すのは危険とされているが、それを意識したのだろうか?
  • 傘だけでなく、昨今の鳥竜種らしく脚や大きな翼も武器として使う。
    特に翼を地面に這わせるように薙ぎ払う攻撃は範囲が非常に広く回避しづらい。
    軽い跳躍から脚を使う攻撃の後は大抵トサカが襲ってくるので小技でも油断はできない。
    また、鳴き声と共にこちらに尾を向けるように2ステップした後は
    大仰なムーンサルトのごとき空中攻撃を繰り出してくる。
    • ムーンサルトといえばリオレイアのものが有名だが、
      本来ムーンサルトは様々な回転を織り交ぜたものであり、
      その意味ではアケノシルムの攻撃の方が本来の意味に近い挙動である。
      • 背面へのサマーソルトモーションは、同じくカプコン製の格闘ゲーム、
        ストリートファイターシリーズのナッシュのものと酷似している。
  • 破壊可能部位はクチバシ、トサカ、両翼、尻尾。
    頭部への攻撃により1回目でクチバシが、2回目でトサカが壊れる。
    翼は片方を破壊するだけで報酬が得られる。また、尻尾は破壊のみであり切断はできない。
  • 百竜夜行では射撃型のモンスターとして登場し、火炎液を吐いてハンターを襲う。
    リオレウスの火球ほどの弾速はなく、視界に捉えていれば回避は楽。
    射撃型すべてに共通するが、他モンスターを狙っている時に視界の外から撃たれることもあるため、
    バリスタの後退弾や徹甲榴弾、閃光玉などで動きを封じた上で優先的に撃退したいところ。
    ただし登場時を狙う場合、空中で一度ステップを挟んでから火炎液を吐いてくるため、
    逸って徹甲榴弾を撃つと避けられてしまう。ステップを待ってから頭を狙うとよい。
    また、操竜できれば火炎液で属性やられのミッション達成に貢献できる。

操竜

  • 操竜時の性能としては足がやや速めな程度で、特筆すべき点は少ない。
    段差を登る時の昇降が非常に速く、スイスイと登ることができるのは利点である。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は飛びかかりキック。
      発生速度は優秀だが、大きく前進してしまうため距離には気を配ろう。
      威力そのものは低いので、ここから強攻撃に繋げてなんぼ。
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は3WAYの火炎液。
      地面に着弾した後も転がり続ける為、斜面に影響されずに相手を火やられにできる。
      ゲージの上昇量も少なく、百竜夜行では属性やられ回数を稼ぐのに重宝する。
      1発ごとの威力は低いが、火やられのスリップダメージは意外と馬鹿にならない。
      ただし、大社跡や寒冷群島には水場が豊富で、そこで放つとバウンドせずに消えてしまう。バウンドしない零距離で直接当てるべし。
      何故か長距離で繰り出すとスリーポイントシュートの如く遠投する事があるが……当たればラッキー程度か。
    • 強攻撃1(A / ↑+A)は頭突き。
      Aを打せば2発まで繰り出せる。威力はそこそこだが初動が遅いので潰されやすい。
      Xの飛びかかりキックで相手を怯ませるなど、反撃されない工夫が必要な技。
      リーチはやや短く、1発目から2発目までの繋ぎが非常に遅い。
      怯みモーションが短い相手には割り込まれる一方で、
      相手によっては連発するだけで完封する程相手によって使い勝手が異なる。
      操竜大技待機中の制限時間内に繰り出す場合、とても回避を3回も挟む時間はないため、
      操竜前に翔蟲を取らなくても火力低下が起きにくい。
    • 強攻撃2(→+A / ↓+A)は旋回蹴り上げ。
      敵の横に回り込むように2回旋回してからの強烈な蹴り上げ。
      単発威力が高いのでダメージ稼ぎになるが、発生がとにかく遅いお祈り技。
      攻撃が成功すると空中にしばらくホバリングする。
      この時、Aの追加入力で''急降下キック&トサカ叩きつけ"の2HITの急降下攻撃に派生する。
      これがかなり強力なのだが、空中にいる関係上撃ち落とされ易い。敵の動きを封じて繰り出そう。
      • 遠方から繰り出すと、その分移動距離が大きくなり、相手の攻撃がスカりやすくなる。
        逆に至近距離でこの技を繰り出すと、ほぼ真横にスッ飛んでから戻ってくる挙動をする。これも少し避けやすくなる。
        中途半端な距離が一番被弾しやすい。
        まぁどっちにせよ回避の方が簡単に避けれる。基本システムに回避がなければ重宝された技なのかもしれない……
  • 操竜大技(X+A)は頭を地面につけた状態での突進。
    全モンスター中最弱とも言われる大技。
    地上で使用するとただの直線突進のみという非常に残念な威力でしかないが、
    強攻撃2を繰り出した後のホバリング中に放つことで急降下キック&トサカ叩きつけが追加され、
    地上で使用した場合と比較してなんと3倍近いダメージを与えることができる

武具

  • Twitterの映像見聞録にてアケノシルムの装備が公開されている。
    和風なMHRiseの雰囲気とは裏腹に、西洋風の騎士のような外見が特徴の防具となっている。
    性能については、火属性攻撃強化が発動するため後述するアケノ武器との相性がいい。
    詳しくは該当項目を参照。
  • 武器は傘を連想させる部分と一つ目の意匠が特徴的。
    こちらも概ね西洋風のデザインとなっており、戦旗をあしらったスラッシュアックスやメイス型の操虫棍、
    マスケット銃に似たシルエットの双剣など秀逸なデザインが光る。
    ガンランスに至ってはガトリング砲であり、浪漫もたっぷりである。
    発売前の実機プレイ動画では、大剣がそのヒロイックな見た目で人気を集めていた。
    体験版ではランスにアケノシルム装備が抜擢されている。
    性能としては攻撃力・斬れ味ともに平均的なバランス型。そこそこの火属性も持ち合わせている。
    特にランスは最終強化のランクが一段高く設定されており、高水準の性能に纏まった名槍として評価されている。
  • アケノ武器・防具以外にも、折り紙デザインのスラッシュアックスの製作・強化にも素材を要求される。

余談

  • Riseのグッズとして一部の新モンスターのぬいぐるみ化が発表されており、
    アケノシルムはヨツミワドウ、オサイズチ、マガイマガドと共に商品化されている。
    ただ、アケノシルムはなぜか翼を前で合わせて上目遣いをしており、
    妙に可愛いと評判である。
  • 名前の内、「シルム(Schirm)」はドイツ語で"傘"を意味している。
    「アケノ」は恐らく「朱(あけ)の」と表記し、リオレウス登場ムービーでも使われている通り赤色のこと。
    つまり「アケノシルム」は「赤い傘」という意味だろう。
  • 30頭狩猟すると「唐傘」、40頭狩猟すると「長寿」、50頭狩猟すると「恩返し」の称号が手に入る。
    モチーフの一つが鶴であることを考えると、
    長寿は「鶴は千年生きる」という伝承から、恩返しは童話「鶴の恩返し」からだろう。

モチーフについて

  • モチーフとなった妖怪である「から傘お化け」は「からかさ小僧」とも呼ばれることが多い。
    一般的なイメージとしては「赤いボロ傘」「一つ目」「下駄をはいた一本足立ち」
    「腕は生えていない、あるいは破れた穴から屈強な腕が出ている」
    「大きな口があり、常に舌をペロリと垂らしている」といった所だろう。
    足が一本しかないためピョンピョンと跳ね回る姿はどこか笑いを誘う。
    特徴的なビジュアルから仮装の対象とされることも多く、お化け屋敷でも馴染み深い妖怪である。
    • 一方、その知名度に対して地域に根差した伝承が少ないとも言われている。
      そのため「如何なる存在なのか」についてあまり実態が判っていない。
      書籍によって「付喪神(つくも神)」という妖怪の一種として紹介されることが多いが。
      これについても確たる話ではないという。
      一説には「妖怪絵巻で描かれた傘のお化けが人気を集めて広まった」ともされる。
    • 「付喪神の一種」とみなして解説すると、ぞんざいな扱いを受けた傘が変化した物である。
      大昔から「傘を忘れた」という逸話には事欠かないように忘れ傘は多々発生しており、
      また昔の和傘は和紙を用いた構造故に破れやすく、杜撰に扱うとすぐ壊れてしまう。
      番傘のように最初から壊れることを前提に粗末な造りの傘もあるなど、
      「身近なものであり、忘れやすく壊れやすい」和傘には感傷が持たれたことだろう。
      一方、付喪神は長い年月を経た道具に精霊が宿ったものを指す言葉で、
      この内忘れ去られたり捨てられたりといった扱いを受けた道具は悪さをする。
      これが妖怪としての付喪神だが、本来はもっと包括的な信仰の対象だったようだ。
      • この「粗末に扱われた道具に恨みが宿る」という付喪神の要素を酌んでいる場合、
        元の持ち主に復讐をしかけたりといった描かれ方をすることもある。
        これは「傘を大事に扱うように」という教訓を込めてのことだろう。
    • 一方、付喪神以外の解釈例としては単純に傘に化けた妖怪とみなされる場合がある。
      いわゆる擬態であり、獲物である人間が手に取った瞬間襲い掛かるのだという。
      こちらは「他人の傘を勝手に使わない」という教訓だろうが、とんだ罠である。
  • ある意味出典よりもミステリアスなのは「傘の中がどうなっているのか」であろう。
  • 妖怪絵巻には唐傘だけでなく様々な「道具が変化した妖怪」が描かれていたのだが、
    今日においては、それらよりも頭一つ抜ける形で唐傘お化けが知名度を獲得している格好になっている。
    これは当然ながら「雨の日に傘を使う」日本文化が今日までそのまま続いていることが大きいだろう。
    西洋文化に迎合してレインコートが主流になっていた場合、傘ごと廃れていた可能性は大いに考えうる。
    • また、妖怪を扱う作品で大きく取り上げられていることも知名度の一因だろう。
      『ゲゲゲの鬼太郎』では広く知られているからか、メインキャラではない場合でも好待遇で描かれる機会が多い。
  • もう一つのモチーフと思われるのは「山に住み火を口から出す一本足のツルの妖怪」という
    そのままの要素を持つ中国妖怪の「ヒッポウ」。こちらは日本ではマイナーなため、話題に出ることは少なかった。
    • 幾ら何でもマイナーすぎるということでヒッポウ以外の「火を使う理由」を見つけようとするユーザーからは、
      アケノシルムはサギ(鷺)がモチーフに含まれているという点に着目し、
      「青鷺火」などや一本足から「一本だたら」がモチーフではないかとする説が出ていた。
      • 一本だたらは片足片目の妖怪で、一説によると「たたら製鉄で働く職人」が基になったと言われる。
        火を眺めすぎて片目だけ失明するというもので、実際にMHシリーズにも隻眼になった親方が登場する。
        また片足でふいごなどを扱う内に片脚がおかしくなる結果、妖怪に例えられたのだとする説である。
        これであれば火属性を扱うことも不思議ではないが……?
    • その他に火を纏ったり吐きだしたりする鳥の妖怪には「ふらり火」や「波山(ばさん)」なども居る。
  • MHシリーズでも和傘は登場している。
    武器として登場する作品もあり、MHFでは「唐傘ノ剣」(片手剣)、
    MHXRでは「唐傘一本足」(大剣)というものが存在する。
    • 唐傘ノ剣は片手剣ということで、盾として提灯も付属している。
      傘も提灯もコミカルなデザインだが、性能は一級品の闇属性片手剣である。
    • 一方、唐傘一本足は破れた傘の奥から不気味な赤い目が覗くという
      ホラーチックなデザイン。
      こちらは「幻妖奇譚【怪異】」なる武技でモンスターを拘束できる優れ物であった。
  • 一本足で立つ鳥というとフラミンゴを思い浮かべる方も多いのではないだろうか。
    フラミンゴは和名を「紅鶴」といい、明治時代の辞書や生物学の教科書においては「火鶴」という表記であった。
    ツルとフラミンゴには見た目が似ているという他にも、体温調整のために片足立ちを行う、
    飛行のために助走が必要*4、鳥類の中でも長寿である*5、といった共通点を持つのだが
    意外なことに生物学的には近縁でないとされている。
  • ちなみに、傘のような姿になる、ツルのような鳥は、現実にも存在している。
    アフリカの水辺に生息している、クロコサギというサギの仲間がそれで、魚などを捕らえる際に、体をすっぽりと
    覆うように翼を広げるのだが、その姿が傘そっくりである。この習性には、水面の日光の反射を抑え、
    水中を見やすくしたり、物陰に隠れる習性のある魚をおびき寄せたりする役割があると考えられている。

素材

傘鳥の鱗
アケノシルムの鱗。白く光る鱗は気品があり、人気の素材。
より上質なものは「上鱗」と呼ばれ、
その美しい鱗から織りなされる武具は貴族を守る近衛騎士に好まれる。
傘鳥の羽鱗
アケノシルムの羽状の鱗。丈夫ながら軽量な特性を持つ。
傘の羽の素材として重宝される。
より上質なものは「上羽鱗」と呼ばれ、薄いが頑丈な素材であり、
そのままでも刃に、何層にも重ねることで盾に加工することができる。
傘鳥のクチバシ
アケノシルムのクチバシ。
口紅を差したような見た目が美しく、工芸品に利用される。
傘鳥のトサカ
アケノシルムのトサカ。
額部分の目玉のような模様は、有名な怪談の題材となっている。
より大きく発達したものは「大トサカ」と呼ばれ、飾り扇子の如く雅な存在感を放つ。

関連項目

武器/アケノ武器
防具/アケノシリーズ
武器/番傘 - 和傘をモチーフにした大剣。「唐傘一本足」についても解説あり。
武器/ダークフリルパラソル - 日傘をモチーフにしたライトボウガン。落し物の傘をベース素材とする。
アイテム/落し物の傘 - 前述のダークフリルパラソルのベース素材に使われる傘。
モンスター/ホロロホルル - 別名が偶然にも夜鳥(ヌエ)という妖怪の名前の先輩鳥竜。モーションも一部似ている。
モンスター/プケプケ亜種 - 同上。ただしこちらは水妖鳥と大分アバウト。


*1 イャンクックはクチバシが目を含むほど巨大だが、アケノシルムは細長く小振りなクチバシである
*2 ツル全体では暖かい気候を好む種も多い。またタンチョウも極端な寒気を避けるため越冬を行う種である
*3 リオレイアと同じモーション
*4 フラミンゴは離陸のために25m程度の助走を必要とする。動物園などでフラミンゴの飼育スペースに逃走防止用のネット等を必要としないのは、飛行機でいう滑走路にあたるスペースがないため。
*5 ツルはソデグロヅルという仲間が61年、フラミンゴは83年という最長寿記録を持つ。