- 種族
- 古龍種(古龍目 神龍亜目 不明)
- 別名
- 風神龍(ふうじんりゅう)
- 異名
- 禍群の息吹
- 英語名
- Wind Serpent Ibushi
- 危険度
- MHRise・MHR:S:★9
- 登場作品
- MHRise, MHR:S
目次
生態・特徴
- 雲中を飛び、風を操って天高く舞い上がる姿から《風神龍》の名を与えられた古龍。
《雷神龍》ナルハタタヒメとは同種雄雌の関係にあり、本種は対となる雄個体である。
繁殖期になると雌個体たるナルハタタヒメを求めて現大陸・カムラの里の周辺地域に出没する生態を持ち、
それに際して引き起こされる災厄は、里において《百竜夜行》と呼ばれていた。
- 翼を持たず、天地逆の体勢で海中を漂うかの如く浮遊する不可思議な古龍。
全身は青いゴム質の皮膚やそれが硬質化した甲殻で覆われている。
ゴム質と言えどその強度は非常に高く、衝撃は勿論斬撃に対してさえも高い耐性を持つ。
他にも全身からは鋭い棘が生えており、これによって外敵から身を守っている。
頭部には前方に向かって冠状に展開された角が生えているほか、
最も目を引く特徴として上下だけでなく左右にも大きく展開可能な下顎が存在する。
この下顎の中には更にもう一つの顎とも呼ぶべき部位が格納されており、異形の印象を与える。
なお、この下顎は獲物を捕らえて逃がさない構造だと推測されるが、
現時点でイブシマキヒコの摂食行動は確認されておらず、何を食糧としているのかは不明である。
- 最大の特徴とも言える逆さまの姿勢での常時浮遊は、
胸部や尾、翼腕といった各部位に備わる「風袋」と呼ばれる巨大な袋状の器官に由来する。
イブシマキヒコは翼及び気流を受け止めるための被膜などを殆ど備えていないが、
風袋の内部に空気よりも軽い特殊な気体を生成・蓄積して膨らませ、
加えて両前脚と尻尾先端に存在するエラから空気を吐き出し、
それによって生じた逆巻く風に乗ることで浮遊・滑空するのである。
また、浮遊高度を上げる際は風袋に溜め込んだ気体を勢いよく吐き出し、
大規模な上昇気流を発生させることで天高く舞い上がる。
青く光る身体をうねらせ、高空を泳ぐかのように漂うその姿は、優雅ながらも不気味である。
なお、姿勢の調整は吸入あるいは放出する気体の量を調節することで行うと目されているが、
この浮遊のコントロールは非常に繊細であるらしく、風袋に強い衝撃を与えてやると
バランスを崩し、落下してしばらく地面に倒れ臥してしまう。
- 古龍としての力か、その身に備えた風袋が生み出すものかは不明だが、
周囲に「威風」「狂飆」とも称される規模の暴風を巻き起こす能力を持つ。
木々を薙ぎ、時に竜巻を引き起こすほどの暴風は圧倒的で、
古龍種に匹敵する力を持つラージャンやバゼルギウス、
更には周域のモンスターを支配する程の力と影響力を持つヌシであっても、
傷つき棲家を追われ、恐れと怒りに支配され逃げ惑うことになる。
外敵との戦闘時では尻尾や口から龍属性のエネルギーを放出して攻撃を行うほか、
風袋で循環・高圧縮した気体を「烈風の息吹」として吐き出すこともある。
この威力と衝撃は絶大で、烈風の息吹による轟音が鳴り響けば、
どのようなモンスターも恐れおののき、山河を捨て逃げ惑うのも当然であるまで言われる。
並みの攻撃では破壊できない障害を見つけた時は、
風を操って地面から無数の岩を浮遊させ、それらを一気に衝突させて破壊を試みる。
興奮状態になると眼球が赤く発光し、下顎や各部の風袋にも赤く光る縞模様が浮かび上がる。
- 百竜夜行の主
- カムラの里の近辺で度々引き起こされてきた百竜夜行は数百年に渡って原因不明の災厄とされていたが、
半世紀ぶりに確認された百竜夜行と共にこの古龍が目撃されたことで事態は一変。
調査の結果、この古龍が巻き起こす嵐と暴風により周辺のモンスターが傷つき、
恐慌状態に陥った事による大暴走こそが百竜夜行であると判明した。
再び百竜夜行を追い立てながら現れた本種を討つべくカムラの里のハンターが出撃し、
深傷を負って撃退されたイブシマキヒコは何処かへ去ってゆく。
だがギルドの思惑と異なり、イブシマキヒコが去っても百竜夜行が途絶える事はなかった。
- イブシマキヒコが齎した情報は、百竜夜行に関連するものだけではなかった。
風神龍が最初に目撃された際、その場に居合わせたカムラの里の受付嬢の一人が
先天的な体質により、イブシマキヒコの精神と同調してしまうという事態が発生。
受付嬢の容体に問題は無かったが、同調の際に「対は何処、対は何処」という、
対となる誰かを探し求めるような強い孤独感、焦燥感を覚えたと語ったのである。
これを受けてカムラの里とハンターズギルドによって"対"たる存在を探す調査が行われ、
龍宮砦跡にて同種の雌個体:雷神龍ナルハタタヒメの存在を確認。
イブシマキヒコは求愛のために対となるナルハタタヒメを探し求めてカムラの里の周辺地域に現れたが、
雌と巡り会えない焦燥から荒れ狂い、周囲に狂騒を振りまいていたという真相に辿り着いた。
概要
対は何処
対は何処
我は狂飆 並べて薙ぎ
楽土が辻の淵と成らん
- MHRiseで初登場した古龍種の超大型モンスター。
「威風」「狂飆」とも称される暴風を巻き起こす能力を持ち、それによって周辺の大型モンスター達が追いやられ、
カムラの里に大挙することによって百竜夜行が発生していた。
ヌシの説明では「まるで嵐に巻き込まれたかのような傷跡が全身に見られ」という記述があり、
嵐を起こす何かが元凶であることは示唆されていた。
- 空中を浮遊しているが、翼や飛膜といった器官をほぼ持っていない。
アマツマガツチは飛膜によって嵐の風を受け止めているという設定があったが、
こちらは両前脚、胸部、背中、尻尾先端に存在する風袋に特殊なガスを蓄え、
それに加えて両前脚と尻尾先端に存在するエラから空気を吐き出し、逆巻く風を発生させることによって浮遊している。
なお、浮遊する時は頭を下に、尻尾を上に向けて逆さ吊りのようになるという奇々怪々な姿勢で浮遊する。- このガスは空気よりも軽い特殊な気体であるとされており、
ガスを貯め込んだイブシマキヒコが浮遊するのはこれが理由である(風船と同じ原理)。
- このガスは空気よりも軽い特殊な気体であるとされており、
- 咆哮をする時、下顎が異常なまでに大きく左右に展開する。
これは蛇に見られる構造で、下顎の骨が左右で独立しており、その間が靭帯で繋がっているため、
非常に大きく左右に口を開くことが可能となっている。
怒り時には目が真っ赤に染まり体の各部からも赤い光を放つなど、かなり威圧感のある見た目になる。- この面構えの為か、同じく和風の龍の様な見た目をしたアマツマガツチと比較しても
どちらかと言えば不気味で恐ろしげな雰囲気を醸し出す外見になっている。
妖怪がモチーフとなったモンスターが多数登場する今作ならではの古龍と言えるだろう。
- この面構えの為か、同じく和風の龍の様な見た目をしたアマツマガツチと比較しても
- ストーリー中ではオープニングの段階で、雲の中を漂う姿を主人公が目撃する形で登場。
その後、ヌシ・アオアシラを討伐し百竜夜行を凌いだ直後に出現する。
山影から現れて咆哮を放ち、そして何処かへ飛び去って行った。
この際、カムラの里の受付嬢姉妹の姉であるヒノエが持つ共鳴能力が反応し、
イブシマキヒコの精神と同調してしまうという事態が発生。
「対は何処、対は何処」という、イブシマキヒコの思念を代弁した。
この際、ヒノエは「頭の中で知らない声が聞こえる。」と口にしていた。- その後、イブシマキヒコが嵐を起こすことによって百竜夜行が発生していたと推測され、
また、共鳴の際にヒノエが体調を著しく崩した事から
イブシマキヒコの存在がヒノエの身体に危険を及ぼすと判断された。
イブシマキヒコの討伐あるいは撃退によって百竜夜行を解決し、ヒノエを救う作戦が開始。
カムラの里のハンター達によって翡葉の砦まで誘導され、主人公と対決する。
- その後、イブシマキヒコが嵐を起こすことによって百竜夜行が発生していたと推測され、
- 登場ムービーでは、それまでの他のモンスターの登場ムービーと違いヒノエがナレーションを務める。
曇天の中からイブシマキヒコが現れ、龍属性エネルギーの塊のようなものを地上に向けて発射。
着弾すると凄まじい規模の竜巻が発生し、周囲の木々をなぎ倒して巻き上げていく。
そんな阿鼻叫喚な地上を後目にイブシマキヒコは悠々と高空へ戻り、雲の中へと消えていった。
- 撃退後はヒノエとの共鳴がなくなったのと相当の深手を負っていた事から
「逃げたとしても長くは生きられまい」と判断されたのだが……。
- Ver.2.0時点までは、一部ヌシモンスターのように百竜夜行でしか戦えないモンスターとなっていたが、
Ver.3.0で追加されたクエスト「百竜ノ淵源」によって通常フィールドでも戦えるようになった。
ただし「百竜ノ淵源」はナルハタタヒメとの2頭クエストであり、
Ver.3.4でイベントクエストが登場するまでは単体クエストが存在しなかった珍しい超大型古龍である。
- アマツマガツチやクシャルダオラのように風を自由自在に操り、
風で障害物を浮き上がらせて攻撃を行うという独特な戦法を多用する。
風を用いたアクションのほか、龍属性が弱点でありながら比較的大規模な龍属性攻撃を使用するという中々に多芸な古龍でもある。
龍属性は元々モンスター側の使い手が少ない傾向もあり、Ver.2.0以前までは唯一の龍耐性が効果を発揮する相手で、
龍属性やられもイブシマキヒコ戦でしか起こらなかった。
Ver.2.0では使い手としてクシャルダオラが追加され、続くVer.3.0では奇しき赫耀のバルファルクも登場した。
- 危険度がなぜか★9と一部のヌシより低い数値となっている。
理由として、世界観的には直接群れを率いるヌシの方が危険視されたから、
メタ視点ではナルハタタヒメとの差やクエストランクなどが考えられるが、
ヌシモンスターすら追い立てて、長年里を苦しめてきた百竜夜行の元凶ともいえる本種の危険度としては、
違和感を覚えるユーザーも多い。
MHRise
百竜夜行
- まずは集会所★6攻略中に突如出現する変則的な緊急クエストとして
百竜夜行を直接追い立て里に迫るイブシマキヒコの撃退に挑む事になる。
要はこのクエストのように「トラウマを乗り越えろ」というカプコンからのメッセージかもしれない。- この時ヒノエがイブシマキヒコの精神と同調して体調を崩しているためか、
本来であれば2wave目で呼び出せるヒノエ&ミノトは呼び出せず、
代わりに本来であれば3wave目で呼び出せるドスクグツチグモウツシ教官を2wave目で呼び出せる。
- この時ヒノエがイブシマキヒコの精神と同調して体調を崩しているためか、
- 百竜夜行の最後に登場した場合はたまに関門に攻撃を仕掛けに行く以外は
基本的にこちらを狙い、取り巻きを呼び出すこともないので集中して戦える。
里守大砲や固定式竜炎砲弾などの強力な自動型設備を設置して火力補助しておいたり、
大砲や速射砲などを設置して後述の大技に備えておきたい。
- 逆さ吊りのように浮遊しながら龍属性の球弾を放ったり、
風に由来する極太ビームをなぎ払うように発射したりといった攻撃を行う。
ビームを放つ直前には周囲の地面から上昇気流が発生するため、それに乗ればビームを避けられる。
他にも、始点であるイブシマキヒコの懐は安置なのでそこに行ければ攻撃し放題になる。- 龍属性の球弾、突進の吹き飛び方が特殊で、真上に大きくかちあげられる。
明確な大ダメージコンボを持っているわけではないが、翔蟲受け身を取らずにいると
別の攻撃で何度もかちあげられる可能性があるため真上に跳んだ時は
速やかに受け身を取って戦線に復帰したいところ。
- この青白いビーム状のブレスは設定資料集で「烈風の息吹」と触れられている。
見た目は類似しているもののダラ・アマデュラのような正体不明のエネルギーに由来するものではなく、
あくまで体内で圧縮された風の表現としてあの特徴的な色彩が用いられているようだ。
- 龍属性の球弾、突進の吹き飛び方が特殊で、真上に大きくかちあげられる。
- 体の各所にある青紫に光る部位、風袋を攻撃すれば風袋内のガスが抜けていき
規定の個数の風袋のガスが抜けるとバランスを崩して落下し、しばらく倒れ伏す。
狙い目は常に地面の付近まで下ろしている両前脚や背中の風袋。
反撃の狼煙が上がっていれば、凄まじいダメージにより簡単に怯ませられる。
ダウン回数を重ねるごとにダウンに必要な風袋の数が増えていき、風袋自体の耐久値も増えていく。- また、麻痺でも同じように地に倒れ伏す他、これほどの巨体でありながら睡眠にもかかる。
突然ポトリと地面に落ちた後「フワァ……」と欠伸して眠る様子はどこか和む。
睡眠時二倍のダメージを使えるチャンスなので、部位破壊などに惜しみが無いなら
破龍砲を撃ち込んでやるのもまた一興だろう。
- また、麻痺でも同じように地に倒れ伏す他、これほどの巨体でありながら睡眠にもかかる。
- 尻尾は常に高く上げていて攻撃しにくいため、部位破壊するなら倒れた後のほうが楽。
ただし、尻尾は耐久値を削り切ってもダウン中ではない時に攻撃しないと切断できない。- この手の大型モンスターにしては尻尾の切断に必要なダメージ量がかなり低く、
ガンナーでも反撃のドラ中であれば斬裂弾や矢斬りを当てれば簡単に切れるので狙っておきたい。
切断される部分は風袋周辺に生えているヒレ状の部分であり、尻尾自体は短くならない。
- この手の大型モンスターにしては尻尾の切断に必要なダメージ量がかなり低く、
- 時間が経つと最終関門の前に向かい、地面から大量の岩を浮遊させて大技の構えを取る。
そのまま放置すると岩を全てぶつけ、関門が大ダメージを負ってしまうので何としてでも止めよう。
ただ、この浮遊している岩には攻撃判定があり、さらにイブシマキヒコも普段より高く浮いているので
近接武器で攻撃するのは難しい。狩猟設備や里のツワモノを活用しよう。- この岩はガンナーの攻撃やバリスタなどで攻撃すれば破壊することが可能。
大技は岩をぶつける以外で関門にダメージを与えないため、全て破壊できればノーダメージにできる。
破龍砲を使えば岩を一掃+本体に大ダメージ+大ダウンを取る事が出来るのでお得。
- この岩はガンナーの攻撃やバリスタなどで攻撃すれば破壊することが可能。
- 討伐はできず、体力を減らしきると撃退となり上空へと逃げていく。
その際、爪のような物体を3つ落としていくため、剥ぎ取りは一応可能。
また、撃退しかできないためか狩猟数にもちゃんとカウントされる。- 当たり前だが、時間いっぱいまで守り抜いての撃退の場合、
剥ぎ取り可能な物体は落としていかないし狩猟数にもカウントされない。 - これらの物体は落とし物扱いになっており、
落とし物のサブ任務にもきっちりカウントされる。
- 当たり前だが、時間いっぱいまで守り抜いての撃退の場合、
- 百竜夜行の大物戦では元のモンスターが固有BGM持ちであろうと百竜夜行の専用BGMが流れるが、
イブシマキヒコ戦は「禍群の息吹」という固有のBGMが流れる。
ちなみに、反撃の狼煙が上がっている時のみボーカルが追加される。
また、ある程度まで体力を減らすとお馴染みの流れになる。- 固有BGMが流れるのはしばらく本種のみだったが、
Ver.2.0アップデートで追加されたマガイマガドの乱入時にも彼のBGMが流れるようになった。
- 固有BGMが流れるのはしばらく本種のみだったが、
- 緊急クエストにてイブシマキヒコを撃退した後は、★6以上の百竜夜行に出現するようになる。
最高ランクである★7の百竜夜行においても出現するが、他のヌシモンスターらと比べて耐久が低く、
取り巻きを呼び出したりもしないので、比較的楽に撃退することができる。
風袋を的確に叩けば頻繁に倒れ伏してくれるせいで、
戦い慣れたPTでは戦闘BGMをじっくり聞くことができなかったり…。- 実はこの百竜夜行のみフィールドが空模様が荒れているほか、暴風が吹いており全体的に青みがかっている。
特にシリーズ経験者は空を見上げれば別の古龍が出てくるのではと思うくらいではある。 - また、通常のボスと異なり他のモンスターを呼び寄せることもない。
百竜夜行の元凶であるため当然と言えば当然だが。
この関係上イブシマキヒコ出現までに『○○で撃退』のサブ任務が2体分以上残っていると達成不可能となる。
- 実はこの百竜夜行のみフィールドが空模様が荒れているほか、暴風が吹いており全体的に青みがかっている。
- 2021年11月12日より、百竜夜行でイブシマキヒコの強化個体と戦うイベクエ、
「百竜夜行:龍虎カムラ夜討」が配信された。このクエストでは討伐が可能となっている。
勿論、討伐後は剥ぎ取りが可能である。
百竜ノ淵源
- Ver.3.0にてついに、撃退した本種とナルハタタヒメを討伐する特殊クエスト「百竜ノ淵源」が登場した。
文面からすると超大型モンスター2体の同時狩猟の様に見える上、
ムービーでは龍宮砦跡で再び相見える事となった風神と雷神の姿が流れるので少し身構えるかも知れないが、
実際に龍宮砦跡に赴くといるのはイブシマキヒコ一体のみ。
まずは百竜夜行でしか戦えなかった彼との一騎打ちとなる。- 因みに風神と雷神の大きさについてはいまいちイメージが湧かなかったハンターが多いと思うが、
実際に2体が並ぶとイブシマキヒコが2回りほど小さいのがわかる。
龍宮砦跡にいてもナルハタタヒメより存在感が小さく、意外に思うかもしれない。
- 因みに風神と雷神の大きさについてはいまいちイメージが湧かなかったハンターが多いと思うが、
- 基本的な攻撃方法は変わらないが、ヌシの単体クエストと同じく関門や設備などない為にヘイトが全てこちらに向く。
予習をして来なかった場合は少々苦戦するかもしれないが、
体力や各種耐久値は単体クエスト相応…どころか古龍にしては低めに設定されており、
攻撃を続けていればすぐに瀕死まで追い込む事が出来る。
また、百竜夜行で行っていた関門への大技も行ってくるが、この大岩は全てハンターに向かって放たれる。
結構な速度と弾数なので全弾発射されるとかなりキツいが、
ナルハタタヒメの様にバリスタが乗った大岩が浮かび上がってくる為これを用いて全て撃ち落とそう。
二発で破壊できる上、大砲と大砲の弾が混じっているからなのか爆発して風神龍にダメージを与える事が出来る。- 今まで戦闘時に行って来た尻尾叩きつけはナルハタタヒメの様に大岩が浮かび上がる様になっており、
巻き上がる風に乗って上に登れる様になっている。- 本来は避けた後に大岩に乗って反撃するのがセオリーなのだが、
この時尻尾に双剣の回転乱舞をかますとイブシマキヒコの背中を斬り昇りながら大岩に登れる。
強いかどうかはともかく凄く派手なので一見の価値あり。
- 本来は避けた後に大岩に乗って反撃するのがセオリーなのだが、
- なお、バリスタを岩ではなくイブシマキヒコ本体に攻撃を当てる場合
バリスタの3~400ダメージ程度で撃墜、ダウンさせることも可能である。
但し岩破壊は怯まない代わりに1つ破壊する毎に300ダメージ、
これが6個ほど浮いているため全破壊+バリスタで少し本体を狙う、
とすれば短時間で2000近いダメージを期待出来る。
このイブシマキヒコはHP1万にも満たない為、大幅な時間短縮になるだろう。
また全て破壊することが出来なくても相当ダメージを稼げるうえ、岩での攻撃中は岩さえ回避すれば隙だらけ。
更に行動後に確定で威嚇を挟むため、ダウンほどではないが大きな隙でもある。
本体に当ててどの武器でも確実に弱点を狙えるダウンを狙うか、
兵器攻撃で固定の大ダメージを与えるかは悩ましいところである。
あるいは最初のうちは岩を狙いつつ、ギリギリで本体を狙って撃墜というのも面白い。
- 今まで戦闘時に行って来た尻尾叩きつけはナルハタタヒメの様に大岩が浮かび上がる様になっており、
- 一定以上のダメージを与えるとムービーが挿入し、イブシマキヒコは龍宮砦跡の地下に落下する。
そう、彼はあくまで前座であり、地下にはメインたるナルハタタヒメが控えているのだ。
落下したイブシマキヒコは何か物憂げな顔でナルハタタヒメを見つめ、浮かびながら近づく2体。
するとナルハタタヒメは突如イブシマキヒコに思いっきり食い付き、
あの恐妻家を想起させる悲惨な光景の後に全ての養分をナルハタタヒメに吸い尽くされて落下する。
画面右にポロッとイブシマキヒコ討伐のテロップが出た後、
三つほどの落とし物を残してイブシマキヒコは消えて行く。
そう、真のラスボスはイブシマキヒコの力を吸収したナルハタタヒメの変容体だったのだ。
龍宮砦跡の地下にていよいよ本性を現した雷神龍とハンターは最後の戦いに挑む。
- イブシマキヒコが討伐扱いとなり、落とし物の形で彼の素材がドロップされる、という形式である為、
イブシマキヒコ討伐→帰還をすれば比較的短時間で素材を集めることができるようになった。通称イブシ銀行。
対に養分を吸いつくされた果てに素材をたった3つだけ残しフェードアウトするさまは哀愁を誘う- 落し物の形ではあるが、表示されるアイコンの表記は、
「イブシマキヒコ」であり、「イブシマキヒコの落し物」ではない。
彼のようにバラバラになってしまったわけではないと信じたい。 - また、地上で尻尾を切断していてそのまま討伐→ムービーシーンに入ったとしても安心されたし。
ちゃんとフィールド変化時にイブシマキヒコの尻尾が配置されるため、
剥ぎ取り忘れていてもここで剥ぎ取りが可能。
ホムラチョウの近くに配置されるので地味に邪魔である。 - 一応は討伐という形で素材を得られるわけだが、本作の古龍系の剥ぎ取り回数が一律4回なのに対して、
このイブシマキヒコの残骸から拾える素材数が3つになっている理由は不明である。
粉々になって使える形で素材が残らないよりは良いが、この辺りを鑑みてもやはり本種の扱いは不遇と言えよう。
- 落し物の形ではあるが、表示されるアイコンの表記は、
- ハンターノートによると、この時のナルハタタヒメは産卵期に入っていた模様。
龍宮砦跡の地下でナルハタタヒメが営巣し、それをイブシマキヒコが守っていたものと思われる。
ナルハタタヒメがイブシマキヒコを喰らったのも、瀕死の体に残された力をすべて対に託し、
自らの子たちを守るための非情の決断…だったら多少は浮かばれるのかもしれない。
- イブシマキヒコの一部攻撃に付随して出現し回避用のギミックとなる上昇気流だが、
ナルハタタヒメに力を渡してからは百竜ノ淵源ナルハタタヒメの一部の攻撃時にも出現するようになる。
…が、一応は雷と風の力の両方を使って襲いかかってきているはずなのだが
上昇気流に関しては相変わらず回避用ギミックであり、時には兵器が乗った足場に登る手伝いまでしてくれる。
強制的に浮き上がらせた後に追撃するような行動もないため、イブシマキヒコの優しさを感じる妙な風となっている。
- 当初は、本体からの剥ぎ取りが一切できない大型モンスターという、メインシリーズでは稀有な存在であった。
Rise以前のモンスターで該当していたのはゾラ・マグダラオスくらい。
討伐できるのに剥ぎ取れないという意味では唯一無二であったが、
下記のイベクエ配信により討伐後の剥ぎ取りが解禁された。
風神再臨
作品 | クエストレベル | クエスト種別 | 目的地 | 報酬金 | 受注・参加条件 |
---|---|---|---|---|---|
MHRise | イベント★7 | 討伐クエスト | 龍宮砦跡 | 22680z | HR8以上 |
- ギルドマネージャー・ゴコク
- 【プレイヤー名】よ。
イブシマキヒコが龍宮砦跡で
発見されたでゲコ。幸にも、
まだナルハタタヒメとの邂逅は
果たしていないでゲコが、何やら
尋常でない気迫を感じるでゲコ。
くれぐれも用心して挑むでゲコ!
- 2021年10月15日から追加されたイベントクエスト。
今までは百竜夜行、もしくは百竜ノ淵源の前座としてのみしか戦えなかったイブシマキヒコだが、
遂に多くのハンターが待ち望んでいた風神龍単体討伐クエストが登場する事となった。
イブシマキヒコとの純粋な一対一を待ち望んでいた人や、
戦闘BGMである『禍群の息吹』のファンからは待望のものだっただろう。
- 依頼内容によれば、龍宮砦跡に迷わずたどり着けたものの対とは巡り会えていないという、
本編とは異なるパラレルなストーリーが存在する個体の様子。
疾く参れと言う割に疾く参ったときには不在という対よ。
クエスト名にある『再臨』というワードからすると、
本編の個体とは全く別の2体目の風神龍である可能性も考えられるか。
- 戦闘内容は百竜ノ淵源の前半戦を踏襲しているが、
公式Twitterや依頼内容からも察せられるように強化個体となっている。
対を探しまわっていたりハンターとの交戦を経たことで消耗していたであろうこれまでのイブシマキヒコとは違い、
迷わずに龍宮砦跡にたどり着いたことで体力を消耗しておらず、コンディションが良い状態で戦えていると言う事だろうか?- 特に耐久力が目に見えて向上しており、慣れたプレイヤーでもソロだと10分以上掛かる事もよくある。
それもその筈、HPは42000と「百竜ノ淵源」個体の4倍以上。
これまでは効果が出る前に終わっていた、風袋への攻撃でダウンさせる毎に、
ダウンに必要なダメージ量が増えていく仕様も牙を剥く。
百竜ノ淵源や百竜夜行のように、手っ取り早く終わらせようとすると痛い目を見るので注意しよう。- 但し怒り移行時の大砲攻撃の回数もその分多く、確定威嚇もその都度当然のように行われる。
破龍砲や撃龍槍でも大ダメージ&確定ダウンを狙えるため、武器攻撃チャンスもかなり多い。
こうした事情により、タフさは感じられても4倍という数値までは実感しづらいだろう。
- 但し怒り移行時の大砲攻撃の回数もその分多く、確定威嚇もその都度当然のように行われる。
- 一方で攻撃力は7.75倍となっている。これは「百竜ノ淵源」個体の1.8倍とかなり高くはあるが、
これは集会所「高難度」クエストと同等程度であり特別に高い数字ではない。
元のモーション値も他の古龍よりずば抜けて高いと言うほどではなく、
虹ヒトダマドリの存在もあり、ガンナーでも理不尽に即死してしまうことはまずない。- 但しナルハタタヒメは行わない連続攻撃や無敵時間が無い打ち上げからの追撃など、
ナルハタタヒメの狩猟と同じ感覚で挑むと虚を突かれてしまうこともあるので注意。
- 但しナルハタタヒメは行わない連続攻撃や無敵時間が無い打ち上げからの追撃など、
- 特に耐久力が目に見えて向上しており、慣れたプレイヤーでもソロだと10分以上掛かる事もよくある。
- 戦闘が進むと『雷神』のナルハタタヒメ戦と同じく破龍砲や撃龍槍も解禁される。
是非有効活用したいところであるが、
ナルハタタヒメとイブシマキヒコでは大技を仕掛けてくるタイミングと、
破龍砲・撃龍槍が使用可能になるタイミングが異なるため、
慎重に狙いを定めて当てに行く必要がある。- このイブシマキヒコはかなりの頻度で浮遊岩の大技を仕掛けに来る。
大技中はもちろん当てやすいので、大技を出すまで破龍砲・撃龍槍を温存して戦うのもよいだろう。- 破龍砲に関しては大技中に命中させると浮遊する大岩全てが爆発しその分のダメージも入る。
大ダメージを確実に負わせることができ、
高確率でダウンするためTAなどチャートを組んだ狩猟で活かしやすい。
但し先述の通り大技中及び大技後の確定威嚇とダウンなしでも隙は大きく、
「高確率で」と記述したとおり、命中させても怯まず浮遊し続けることもある。
破龍砲単独でも大ダウンを取れるため、考えなしに使うと隙を減らしてしまう可能性もある点は注意したい。 - 一方で撃龍槍は大岩を破壊こそするが、あくまで撃龍槍に触れた岩のみが破壊され、他は残る。
ダウンすれば問題ないが、ダウンに至らなかった場合逆に大砲に追撃される危険もある。
- 破龍砲に関しては大技中に命中させると浮遊する大岩全てが爆発しその分のダメージも入る。
- 雷神と違うのは体力ストッパーがないため、兵器が解放されるタイミングが変に遅くならない点。
当てればダウンまで狙えるのは美味しいが、確定行動を待たない場合は閃光で足止めしたり、
スタン復帰後の威嚇モーション中に狙うなどする必要がある。
- このイブシマキヒコはかなりの頻度で浮遊岩の大技を仕掛けに来る。
- 百竜夜行や百竜ノ淵源同様に麻痺も睡眠も入り、毒や爆破・スタンも通用するため、
弓やボウガンなどを担ぎだして地上にポトポト落とす狩人ならではの小賢しい戦い方も視野に入れておきたい。
- 今回は百竜夜行などとは異なり体力を削り切れば、
しっかりとイブシマキヒコが地に落ちて討伐完了となる。
地面を突き破って大穴を開けたりもしないのである意味新鮮。
ちゃんと本体から4回剥ぎ取る事も可能。剥ぎ取り名人やおだんご解体術も適用される。
- クエスト報酬にターゲット報酬では出ない古龍の血などが出る他、
クエスト追加報酬でカムラチケットが確定報酬となっている。公式サイトにあった報酬なしとはなんだったのか。
カムラチケットは入手方法がややこしく、辛酸を舐めさせられてきたハンターが多かった為か、
配信告知後にはイブシマキヒコを差し置いてカムラチケットがトレンド入りする事態となった。
ちなみに当のイブシマキヒコはマキヒコのみ一拍遅れてトレンド入りしていた。
- この『風神再臨』が配信されたことから彼の対にも同じような単体討伐クエストが追加される、
と考えるハンターは少なくなかったが、ちょうど一週間後である2021年10月22日、
期待通りにナルハタタヒメの単体討伐クエストである『雷神再臨』が配信される事と相なった。
こちらも龍宮砦跡には到着したものの、イブシマキヒコとは出逢えていない個体の様子。お前ら出逢えなさすぎだろ
MHR:S
- 特殊個体の方だけで通常個体はMRに出られなかった対とは異なり、無事にMRにも進出。
MR20の上限解放になる緊急クエストでMR個体が登場する。
MHRiseで討伐した個体より威容を増しているとの事。
戦闘は『風神再臨』と同様に龍宮砦跡で行われ、破龍砲や撃龍槍も同様に使用できる。
- 戦闘面では百竜ノ淵源が使用した二連噛み付きからのブレスを習得。
イブシマキヒコに形態変化は無い為、序盤だろうと容赦なく使用してくる。
百竜ノ淵源と違い、噛み付きを食らうと即受け身を取らされるため
寝っぱなしでブレスを回避するのが不可能になったのが地味にいやらしい。
また、吐き出した龍ブレスは地面に到達後に肥大化し大爆発を起こす。
当たると水平に吹き飛ばされ、壁にぶつかるとしばらく受け身が取れない状態に。
- さらに口に龍属性エネルギーを溜め込んで突進から上昇し、
上空からボディプレスと同時に前方と左右の三方向に風の爆発を起こす完全新規の技を使用する。
このボディプレスは発動までこちらを狙いすましており、突進を避けても油断ならない。
プレス後に巻き起こる風も、喰らうと上空高く放られてしまうため翔蟲の補助は必須。
手元にない場合、この打ち上げからコンボに次ぐコンボでキャンプ送りにされることも。
上述の二連噛みつきや龍ブレス共々、いたずらに鉄蟲糸技が連発できない相手となっている。
- 怒り時にエリア中心で岩を浮遊させて飛ばしてくるのは上位個体と同様だが、
岩を飛ばすまでの猶予がかなり短縮されており、
バリスタのある足場にスムーズに乗った上でほぼ全弾を岩に命中させないと間に合わない程。
破龍砲で全て破壊する場合も急いで撃たないと何発かは飛んできてしまう。
- 体力は60000以上とかなり高くなっているのだが、それ以上にハンター側の武器性能のインフレ、
相変わらずの弱点部位の肉質の柔らかさと龍耐性の脆さ、
何故か「風神再臨」より低い状態異常・気絶耐性のせいで相対的に弱く感じられがち。- ただし、部位耐久値だけは妙に大きく増加している。
特に、尻尾切断はチャンス時にきっちり狙わないと困難。
一方でこの部位耐久値の増加は風袋を壊しにくいというメリットにもなっており、
結果的にMR個体の体感的な脆さに一躍買っていると言えなくもない。
- ただし、部位耐久値だけは妙に大きく増加している。
- アマツマガツチを除いて、風神龍を含むMRに登場する超大型モンスターがターゲットとなる
クエストはMR★6のもの1つだけとなっている。
傀異討究クエストでも対象にはならなかったこともあり、装備を作って以来それきり…
というハンターも少なくないのではないか。
アップデートでは傀異化関連の出来事によって、ハンター・モンスター双方がマスターランクより
高い段階に突入しているといっても過言ではないほどの強化が成されているため、
Ver.10時点の環境に取り残されている感じは否めない。
とはいえ、息抜き感覚で油断してかかれば返り討ちに遭うことも十分にあり得るだろう。
余談
- 名前の由来は「息吹+風巻き+比古神」だと思われる。
風巻きは激しく吹き荒れる風の事を指し、
比古神は男神の名前の語尾に付けられる言葉である。
また、風の神である志那都比古神も含まれているかもしれない。- 対となるナルハタタヒメの存在を考えると、モチーフは別名通り風神・雷神で間違いないだろう。
各所で様々な絵画、伝説が存在するが、中でも俵屋宗達の「風神雷神図屏風」は非常に有名。
Riseの多くの新規モンスターのモチーフの妖怪とは少しズレるが、日本の伝承を元ネタとしたモンスターである。 - 他にも相方のページにもあるが、互いに会いたがる設定や名前では彦星と織姫、
作中での描写や習性面では伊邪那岐命・伊邪那美命をモチーフとしている可能性もある。
- 対となるナルハタタヒメの存在を考えると、モチーフは別名通り風神・雷神で間違いないだろう。
- 「風神」という明確なモチーフがあるとは言え、別名に「神」の入るモンスターは初。
名前も日本神話の神を思わせる響きで、対の名前も含めて
今までのモンハンらしからぬ命名に驚いた古参ハンターも多いだろう。- 英名はなんと「Wind Serpent Ibushi (風の蛇神イブシ)」。
特殊個体でもない通常種でありながら名前以外の情報が二語も含まれているモンスターは、
現時点で本種と対をおいて他に存在しない。
- 英名はなんと「Wind Serpent Ibushi (風の蛇神イブシ)」。
- ハンターからはもっぱら「イブシ」や「マキヒコ」などと呼ばれている。
「イブシ・マキヒコ」で区切った場合の語感が人名っぽいからだろうか、あまり違和感がない。
英名でもIbushi(イブシ)と名付けられている辺り、開発陣の間でもこちらの語感で呼ばれていたのかもしれない。
もっと略して「マッキー」、ヒメ呼びの対に倣って「ヒコ」と呼ぶハンターも少なくない。- ちなみに「イブシ」も実在する苗字であり、実際に「イブシ マキヒコ」さんがいてもおかしくはない。
- 紛らわしいのか「イブキマキヒコ」と間違えて覚えている人が多い。
『いぶし銀』のイブシと覚えると良いだろう。
- 本種は前述した通り、百竜夜行クエストでは
体力を減らしても逃げ出してしまい止めを刺すには至らないが、
モンスターリストの狩猟数は何故か増える。
同じく撃退止まりであった上位マム・タロトは
いくらクエストを成功させても討伐数が増えることはなかった為
少し違和感を感じるかもしれないが、「討伐数」ではなくあくまで「狩猟数」という事なのだろうか。- そもそも本種を百竜夜行で撃退するのはストーリー半ばの事であり、
終盤に出てくる対の方も、討伐クエストにもかかわらずストーリー上では生き延びていることから
どちらもシステム上ではHPを一定まで減らせばクリアの「撃退」ではなく、
HPを0にして「討伐」しているものと思われる。
実際に、時間切れで撃退扱いとなっても狩猟数は増えない。 - 撃退で討伐数が増えなかった場合、一定討伐数で貰える称号や掛軸の入手が極めて困難*1となってしまうが、
そのためだけにわざわざ撃退数を別でカウントするとシステムが煩雑になってしまうため、
結果としてこのような形に落ち着いたのだろう。
ちなみに、マム・タロトに関しては討伐数での称号自体が存在しない。 - Ver.3.0の追加クエスト『百竜ノ淵源』により、イベントの一環として少々異質な形ではあるものの、
討伐そのものは出来るようになった。
また、後に配信されたイベントクエスト『風神再臨』では討伐した後にしっかり死体が残り、
ちゃんと剥ぎ取りができるようになった。
ちなみに浮遊時の討伐モーションは百竜ノ淵源のそれと同じだが、
ダウン中で腹ばいになっている時専用の討伐モーションも存在する。
- そもそも本種を百竜夜行で撃退するのはストーリー半ばの事であり、
- MHRiseのタイトルロゴの背景はイブシマキヒコとナルハタタヒメを
描いているのではないかとファンの間では予想されていた。
ロゴの右上がイブシマキヒコとされ、前に向かって生えた無数の角と思われる部分などが一致している。- その後公式設定資料集にて、この説が正しかったことが判明。
イブシマキヒコとナルハタタヒメが螺旋状に絡みあいながら上昇してる様を筆で描いたように仕上げたとのこと。
百竜ノ淵源の登場ムービーとも一致する。
- その後公式設定資料集にて、この説が正しかったことが判明。
- イブシマキヒコの身体的特徴としては、咽頭顎がウツボ、角や背中の突起がアッキガイ(悪鬼貝)、
尻尾や背中にある鞴状の風袋が蹈鞴(たたら)であると思われる。
蹈鞴(たたら)に関してはカムラの里がたたら製鉄の里でもあることから、
火を熾す風という観点で関連性があり、この関連性はイブシマキヒコの狩猟曲にも見てとれる。
- 発売前のPVではMHXX以前のシリーズで恒例となっていたチラ見せがあり、
ヌシ・アオアシラ戦後の初めてイブシマキヒコが登場して咆哮するムービーの一部が流れた。
しかし、チラ見せと言うには頭ははっきりと出ており、
体も殆ど出しているというほぼモロ見せのような見せ方であった。
これはイブシマキヒコはあくまで百竜夜行の元凶であり、真のラスボスではないからだと思われ、
ラスボスであるナルハタタヒメに関しては発売前のチラ見せ等は一切なかった。
- 溶岩洞では、イブシマキヒコと顎の骨格が非常に似通った骨が埋もれており、
発売前に公開されたスクリーンショットにもその骨は写っている。
しかし、イブシマキヒコとのそれとは角の形が違うため、
何かしらのつながりがあるのではないかと一部では話題になった。- 公式によれば、この骨の持ち主は他ならぬイブシマキヒコの対である雷神龍ナルハタタヒメのものだったようだ。
大社跡や溶岩洞の手記にもかつてモンスター達の動乱が起こっていたと言う記録があるため、
化石が残るほど昔から彼ら対の古龍がこの地に棲んでおり、
たびたび百竜夜行を引き起こしていたという事なのだろう。
- 公式によれば、この骨の持ち主は他ならぬイブシマキヒコの対である雷神龍ナルハタタヒメのものだったようだ。
- 「暴風を操る」「海竜骨格の」「超大型」「古龍」と、嵐龍アマツマガツチとは共通する要素が多い。
また、その力によって他のモンスターを本来の生息地から追いやったという点も共通する。
モンハン世界でも共通点が多いと思われているようで、
アマツマガツチを表す「龍神」の伝承にイブシマキヒコが同一視されることもあったという。- Rise開始直後のムービーにて主人公が上空を飛ぶイブシマキヒコらしき影を目撃する場面がある。
この演出はMHP3開始直後に流れるムービーにてアマツマガツチの姿が一瞬映るものに近く、
今作のボスにアマツマガツチを予想したプレイヤーも多かった。
結果は、ストーリーに沿った新モンスターであり、いい意味で予想を裏切ってくれたといえよう。
どこか妖怪然とした不気味さを内包する異形の面構えをしている。
また作中の行動も、アマツマガツチが電気を操るモンスターを追い出して居座ったのに対し、
イブシマキヒコは電気を操る龍を求めて飛来しているなど、ある意味で両者は対照的な存在ともいえる。- 能力的には霊峰をのみ込むほどの大嵐とそれに伴う落雷、大雨を引き起こすアマツマガツチに対し、
イブシマキヒコは周囲の天候を激変させる規模の大きな嵐は発生させておらず、
主として風神龍という別名の通り強風や旋風といった“風”そのものを操っている。
ヌシには「嵐に巻き込まれたような傷がある」とされていることから
風を操る能力の発展系として嵐のような現象を生じさせることは可能だと思われるが*2、
大嵐とそれに付随する諸現象そのものを従えているアマツマガツチとは若干性質が異なると言えよう。
かつてアマツマガツチが起こす嵐によって住処から追いやられたジンオウガもいる。
そして、ユクモ村とカムラの里は近い文化圏にあることがスタッフによって明言されている。
つまり、ユクモ村近辺は二度も古龍によって脅かされたモンスターの襲来を受けてしまっている事になる。- アマツマガツチのものと思われる嵐の被害は古来より確認されているらしく、
ユクモ村の周辺に伝承として伝わる嵐の被害の大部分はアマツマガツチのものとされている*3。
そして一方の百竜夜行もまた「古くから続く災い」と言われており、
一過性の災いではなく、イブシマキヒコの襲来も非定期的に度々起きていることが示されている。
連続して天災級の暴風雨に見舞われているであろうこの地域の将来が不安である。
今後、ジンオウガや巻き添えを喰らうアオアシラなどが故郷で平穏に暮らせる日は訪れるのだろうか…
- Rise開始直後のムービーにて主人公が上空を飛ぶイブシマキヒコらしき影を目撃する場面がある。
- たまに勘違いされがちだが、百竜夜行は別にイブシマキヒコの手下であったりとか、
イブシマキヒコがカムラの里に送り込んだ尖兵という訳ではない。彼らはあくまで風神雷神夫妻の被害者である。
百竜夜行の依頼文にもヌシの場合は『○○が率いる百竜夜行が~』となっているのに対し、
イブシマキヒコの場合は『イブシマキヒコが追い立てる百竜夜行が~』となっている。
百竜夜行を率いるヌシと同じく百竜夜行の最後に現れるから……故の勘違いなのだろうか。
ヌシとは違ってイブシマキヒコ戦では取り巻きのモンスターが出現しない事からも
彼らが別に仲間では無いという事を示唆している。
- 今作のモンスターアイコンは水墨画風に描かれており、本種もその例に漏れず、
頭を下にした状態で尾を立てて手を地面近くまで下げ、逆さに浮くという本種の特徴を見事に表している。
あんぐりと開けた口に、どことなく間の抜けた目も完全再現され、
下半身は雲に覆われているという秀逸な水墨画……なのだが
人によってはこれが睨みつけながら吠えかかるタテガミの生えたオオカミに見えてしまうらしく、
後から見て「こんなにかっこいいモンスターだっけ?」と首をひねってしまうのだとか。- 具体的には、上顎はそのままで角が口、開いた下あごがタテガミで、口元のたるみが耳、
上下ひっくり返った眼は凛々しく見え、だらりと下がった手はそのまま大地を捉える前脚、
更に背中の鰭が後脚で、そして下半身を覆う黒雲が尻尾……といった具合である。
- 具体的には、上顎はそのままで角が口、開いた下あごがタテガミで、口元のたるみが耳、
素材
- 風神龍の堅殻
- イブシマキヒコの外殻。
皮膚が硬質化したもので、堅さ、弾力性、軽量性を備えた特異な性質の素材。
特別上質なものは「重殻」と呼ばれ、
嵐に揉まれ鍛えられた事で、如何なる攻撃をも無に帰す。
- 風神龍の上皮
- イブシマキヒコの皮。
刃物に対する高い耐性とゴム質の弾力により、いかなる衝撃をも受け流す。
更に弾力を増した特別上質なものは「特上皮」と呼ばれる。
主に攻撃する風袋や頭は非常に柔らかいのであまり物理攻撃に強いイメージが無いが、
それら以外の部位は実際に肉質が硬めとなっている。
- 風神龍の尖爪
- イブシマキヒコの大きく尖った爪。
一度振えば、突風のような一撃で地形をも変えてしまう。
本作において力の爪・守りの爪の調合に必要な素材。
天をも引き裂くかのような鋭さを持ったものは「剛爪」と呼ばれ、振るえば一瞬にして国が滅びるとされる。
- 風神龍の尖角
- イブシマキヒコの大振りで鋭い角。
丹念に磨けば、紺碧が映える美しい刃へと変貌を遂げる。
更に上質な「剛角」は磨かずとも輝きを放つともいう。
- 風神龍の碧棘
- イブシマキヒコの尖った棘。
無数に生えた堅牢な棘は、空を飛ぶあらゆる外敵を寄せ付けない。
自ら纏った風の力により、美しい紋様が澱みなく刻まれたものは「碧重棘」と呼ばれる。
- 風神龍の風袋
- 風を生み出し蓄積する器官。
袋を膨らませ、自ら起こした逆巻く風に乗ることで、浮遊する。
更に上質なものは「暴風袋」と呼ばれ、
溜めた大気を圧縮し放つ事で、地平線まで暴風を吹かせる。
- 風神の龍玉
- イブシマキヒコが秘める宝石。
暴風のように激しく煌めく。手に入れた者は嵐を掌握したも同然。
特に上質なものは「風神の龍神玉」と呼ばれる。天を統べる風神の力の根幹であり、手にすれば遍く風の支配者となるという。
どことなく頭痛が痛い感じのする名前になってしまった
上位の龍玉は発売時点でMHRise屈指のレア素材として知られており、
WEBの検索サジェストでは発売直後から半年近く経っても「風神の龍玉 出ない」と表示される有様だった。
初期は百竜夜行でしか入手できず、撃退時の剥ぎ取り回数も少ないのが原因である。
現在では力を取り込んだ対からも入手チャンスがあるので、期待値はそれなりといったところ。
単体イベントクエストの風神再臨では基本報酬に5%で設定されており、百竜ノ淵源よりも高確率。
そちらを周回するのもいいだろう。
関連項目
シリーズ/モンスターハンターライズ
武器/イブシマキヒコ武器
防具/しまきシリーズ
BGM/イブシマキヒコ戦闘BGM
モンスター/ナルハタタヒメ - 対の関係にある古龍。
モンスター/百竜ノ淵源ナルハタタヒメ - ↑がイブシマキヒコを喰らった結果。
フィールド/翡葉の砦
フィールド/龍宮砦跡
システム/百竜夜行
クエスト/風神
クエスト/百竜夜行:龍虎カムラ夜討
世界観/カムラの里
世界観/共鳴
モンハン用語/超大型モンスター
武器/百竜武器 - 強化途中で風神龍の素材を用いる
モンスター関連
モンスター/テオ・テスカトル - 明確に雄であると明言されている古龍種繋がり。
モンスター/クシャルダオラ - 風を操る古龍の先輩その1。
モンスター/アマツマガツチ - 風(嵐)を操る古龍の先輩その2。
モンスター/ラオシャンロン - 護符強化要員の先輩その1。
モンスター/イビルジョー - 護符強化要員の先輩その2。
モンスター/バゼルギウス - 護符強化要員の先輩その3。
モンスター/アルセルタス - 番に喰われる先輩。