モンスター/カンタロス

Last-modified: 2020-10-29 (木) 19:05:35
種族
甲虫種(殻虫目 棘虫亜目 カンタロス科)
別名
なし
英語表記
Hornetaur
危険度
MHX・MHXX:★1
登場作品
MH, MHG, MHP, MH2, MHP2, MHP2G, MHX, MHXX, MHWorld, MHW:I, MHF
狩猟地
密林, 旧密林, 沼地, 旧沼地, 火山, 樹海, 高地, 花畑, 森丘, 瘴気の谷

目次

特徴・生態

シュレイド地方やドンドルマ地方などに生息する巨大な昆虫の一種。
主に沼地や森林地帯で多く見られ、中でも暗がりや湿気の多い場所を好む。
ランゴスタオルタロスなど、他の甲虫種のモンスターと比べると環境に対する適応力は低いらしく、
火山や雪山のような極端に過酷な環境の地ではほとんど見られず、生息していたとしても個体数は非常に少ない。
縦に挟み込むような形状に発達した二本の角や、鋭い棘が無数に生えた足が特徴で、
体躯はランゴスタ以上に大きくなる傾向がある。
全身を覆う甲殻は、加工の仕方によっては竜の甲殻にも劣らない強度を得る可能性を秘めるが、
他の小型甲虫種と同様に物理的な衝撃には案外弱い。
過度のダメージを受けると粉砕してしまい、素材として扱えなくなってしまうため、
素材を確保する際には多少の工夫と技術が必要となる。
因みに甲殻が発達していない関節部へのダメージには特に弱い。
背中には非常に薄い羽があり、これを用いて飛行する事も可能。
実はその飛行能力はランゴスタにも匹敵するが、長時間飛行し続けるような事は滅多に無く、
基本的には地面を這い回るように移動する。
縄張り意識が強く、侵入者を発見するとバッタのように飛び跳ねながら近付き、
その跳躍の勢いのまま角を突き刺したり、すれ違いざまに羽で切り付けたりして積極的に攻撃を仕掛ける。
毒などは持っていないが、多くの個体は人間以上の巨体であり、
時にはハンターにとっても充分な脅威となり得る。
また、時には空を覆い隠さんばかりに大量発生し、農場などに大きな被害を齎す事もあり、
数十匹単位での掃討依頼がギルドに舞い込む事も決して珍しくはない。

概要

  • ヘラクレスオオカブトにバッタの脚を付けた様な地上性小型甲虫種。
    モンスターの中では小柄だが昆虫としては巨大で、比較的小型の物でも全長は人間の半身を超え、
    大型化した個体は獣人種の体格を凌ぐほど。
    密林や樹海と言ったカブトムシの棲んでいそうな場所は勿論、
    沼地やその沼地にある凍える程の洞窟内や、一応火山地帯にも姿を現す事もある。
    危害を受けると鋭い角を生かした跳びかかりや突進(体当たり?)を行う。
    • 普段はノソノソと地面を歩いては時々跳び跳ねて方向転換を繰り返す程度で、
      他の小型モンスターに比べると幾分か大人しめ。
      だからと言って攻撃しない訳では無く、邪魔な時は邪魔である。
      特にハンマーなどは溜めを中断されるためペースを乱されやすい。
  • 羽のお陰で横幅がある上に飛んでいるので視界に入りやすく、更に警告色をした攻撃的なランゴスタに対し、
    こちらは地味な体色が保護色の役割を果たしており、
    体高が低く羽も閉じているため、草むらに紛れて見えない事も珍しくない…
    っと目立つ要素が無く彼女に比べて非常に影が薄い。
    • 更にあちらは麻痺という危険な状態異常を発症させるが、
      こちらは仰け反るのみであり、向こう程の危険性が無い。
      後に現れる後輩たちも危険な要素を持っているが、
      カンタロスのは良くも悪くも微ダメージのみである。
  • 毒状態にすれば確殺可能なランゴスタに比べると耐久性は高く、毒状態から回復される事もある。
    と言うか前述の大型化個体や上位/G級個体は、単に毒けむり玉を当てただけでは
    仕留めきれない程の生命力を持っている。
    • とは言え衝撃に強い訳では無く、普通に攻撃した場合はランゴスタ同様バラバラになってしまう。
      あくまで甲虫種の中では、という程度である。
    逆に言うと毒属性武器で攻撃にするチャンスが多いと言う事でもある。
    素材が欲しい時にはわざと斬れ味を落としたり、
    未強化のハイドラバイト辺りを用意しておけば結構な回数殴る事ができる。
  • MHP2GのG★2「月に吠える」では、本来のターゲットであるイャンガルルガの他に、
    うんざりするほど大量のカンタロスが沸いて来る。
    ガルルガを無視してカンタロスの素材を集めるにはいいかもしれないが、
    いざガルルガと戦うとカンタロスに集中力を削られている間に
    ガルルガに奇襲されて大ダメージという事態になりがち。
  • MHP2Gを最後に長らく登場していなかったが、MHXにてしれっと復活した。
    一応討伐クエもあるにはあるがランゴスタと合計20匹の討伐というもので、
    何が何でもカンタロスを探し出して狩らないといけない訳でもない。
    他の出番としてはメインターゲットではないもののランゴスタ50匹討伐のクエストで、
    サブターゲットとして20匹討伐が設定されている。
    しかしランゴスタの素材の方が何かと需要が高いためにそちらを集中して狩るハンターが多く、
    ほとんど注目されていない。
    また、この仕様上基本的にランゴスタのおまけとして扱われがち。
    更にMH3以降の同ポジションモンスターであったオルタロスとの共演も果たしている訳だが、
    あちらに比べて生息域も狭くなかなかお目にかかることがない点も影の薄さに拍車をかけている。
    おまけにその少ない生息地でも、背景と似た体色、すなわち保護色になっているため、意識しないと見つけづらい。
    • 本作のカンタロスは過去作と比べ、とても大人しくなっている。
      基本的にエリア内をウロウロしているだけであり、ハンターが近づいても無関心。
      さすがに攻撃を加えれば果敢に反撃してくるが、こちらからちょっかいを出さなければ無害な存在になった。
    • また、過去作では飛び跳ねている時に攻撃を当てると一瞬空中で静止し、そのまま地面に降り立っていたが、
      今作では同様に攻撃を当てると、毒などで力尽きた際のか細い鳴き声を上げながら
      ひっくり返って地面に落下するリアクションを取るようになった。
      あまりにも地味な追加要素であり、当然話題にもならなかったが、なかなか芸が細かい。
    • その名を冠したボウガンが行方知れずという憂き目に遭うが、
      一方で防具においては3パターン用意されている。
      扱いがいいんだか悪いんだか。
  • 常時地上にいる。攻撃が移動を兼ねている。
    攻撃に振りかぶる様な溜め動作がない。
    移動幅が小刻みなのでオーバーランが少ない。
    その場で飛び跳ねながら180°旋回ができる。
    と言った条件が揃った結果攻撃スパンが短いという特徴がある。
    ジッとしていると3秒に1回は角でついてくるという、
    恐らく全モンスターでもトップクラスの攻撃頻度であろう。
    赤ゲージを持っていかれる為、中々シャレにならないDPSになる。
    率先して襲ってくる事は無いが、纏わり付かれた時の厄介さは同期や後輩にも劣らない。
    もし麻痺毒を有していたらさぞ恐ろしい事になっていだだろう…
  • MHF-Gではその体の小ささが災いし、小型討伐クエでは非常に見つけ辛いこともしばしば。
    特に凄腕等で見かける「カンタロス40匹の討伐」は、20匹倒すまでは樹海の広範囲に散在しているため、
    下手すると僅か1,2匹のためだけに虱潰しの捜索を強いられることがある。
    • ただしラスタ等はエリア内のモンスターへ積極的に攻撃しにかかるため、
      例えカンタロスがどこへ隠れていようと見つけ出して討伐してくれる。
      しかし、毒けむり玉等を用いて素材集めをしたい際にはかえって邪魔になるので注意。
  • MHWorldにもランゴスタと共に登場。
    カンタロスと言えばバッタっぽくとげとげした脚と緑色、
    そしてカブトムシのようなツノがトレードマークであるが、今作のカンタロスは妙に黒く、ツノが見えにくい。
    瘴気の谷の上層エリアに複数匹集まって登場する。
    なお今作のカンタロスはMHXと違って好戦的な性格になっている。
    瘴気の谷に生息する生物はいずれもスカベンジャー的側面をもち、
    まんまスカベンジャーが語源の環境生物「スカベンチュラ」と生息域が共通している。
    カンタロスについても、ギルオスなどに食べ尽くされて骨になった遺体にこびりついている肉片を処理している、
    と思われる(きれいになった骨は晴れてラドバルキンの食料となるのだろう)。
    ジャンプする前に集団でハンターに這い寄ってくる動きなど、死骸に群がるシデムシの仲間のように不気味であり、
    瘴気の谷の生態系イメージに一役買っている。
    ……というか、登場するエリアがエリアなだけに、ゴ○ブリにしか見えない。
    ハンター以外の学者などにとっては十分厄介なモンスターらしく、これを排除する依頼もある。
    クリアすると植生研究所の依頼枠が増えるので、一度は対峙することになるだろう。
    • ちなみにランゴスタ同様、捕獲用ネットなどのスリンガー弾でとどめを刺せば砕け散らない。
      ただしランゴスタより体力があるため、ネットだけでは時間がかかってしまい他の個体に邪魔されやすい。
      • 昆虫標本の達人Lv3を発動しておけば武器で倒しても砕け散らないので、
        小細工をして時間をかけるよりこちらの方法で狩る方が早い。
    • ガンナーであれば通常弾Lv1で狩るといい。
      (なぜか)スリンガー等と同種の弱攻撃扱いらしく、高確率で死体が残る。
      Lv1とはいえこちらは通常戦闘用の武器なので威力も十分あり、簡単に倒せるだろう。

余談

  • カンタロスとは、ギリシャ語でカブトムシという意味。
    • より仔細には、カブトムシの姿を模した酒神バッカスの愛用する聖杯を指す。
      あるいは、酒神バッカスの愛用する聖杯が雄々しいカブトムシに見える、との諸派俗説も見られるが
      どちらにしても同じ話なので深く気にする事でも無い。
    ちなみに頭文字を少しいじるとどこぞの猛牛になったり、電車ライダー斧形態の怪人になったりする。
    クンタロスやコンタロスもどこかにいるかもしれない
  • 防具はタロスシリーズ
    男/女・剣士/ガンナー共に重厚そうな「鎧」然とした外観している。
    中々強そうだが元が小型モンスターなだけに防御力は大した事無い。
    また龍耐性が高いがそれ以外が低く、使い所の難しい仕様になっている。
    しかしモノによっては意外といいスキルが付いている事もあるので、
    たまには目を通しておこう。何気にバリエーションも多い。
  • MHworldにおいて瘴気の谷上層部で探索などをしていると、小型モンスターの討伐が、
    バゼルギウスなどの外的要因がなくとも時折勝手に進行することがある。
    これはフィールドの広場に散り散りに群がっているカンタロスが
    ラドバルキンの移動で轢き殺されているのが原因である。
    • ラドバルキンには特に悪意は無いが、カンタロスにとってはいい迷惑である…。
      ちなみに龍結晶の地においても同期同じ目に遭う事がある。

素材

カンタロスの頭
そのまんま、カンタロスの頭。特殊な材質で、限られた装備に使われる。
勿論自慢の角も付いている。
角を含めたその大きさは成人男性の半身ほどもある。
加工するには特殊な素材が必要になるが、なかなか用途は多く、意外と優秀な武具になったりする。
しかし、素材として使えるほどにまで発達したものは滅多に入手できない。
カンタロスの甲殻
カンタロスの身体を覆う甲殻。用途の幅広い、応用性のある材質。
意外にもとても頑丈で、加工を施せばあるいは飛竜種の甲殻に迫るほどの硬度を得られる。
しかし衝撃に弱いため、素材として使える状態のまま剥ぎ取るのは難しい。
加工も難しく、少々特殊な素材が必要になる事が多い。
特に堅いものは「カンタロスの堅殻」と呼ばれ、加工を施すと特殊な性質を発揮するという。
カンタロスの羽
カンタロスの背中に生えた羽。軽く鋭い材質で、武器によく使われる。
黒光りしており光を当てると複雑な色を反射する。
薄く、鋭く、そして脆い。加工も非常に難しい。
そして過度に力を加えるとあっさり破れてしまうため、剥ぎ取りも困難な素材である。
より薄く鋭い特殊なものは「薄羽」と呼び、変異体の殺傷能力の秘密だと考えられている。*1
さらに鋭いものは「斬羽」と呼ばれ、あまりに鋭すぎるため触れるだけで物体を切り裂くという。
なお、ミナガルデ地方では、薄羽と同等の質を持ったものは「刃羽」と呼ばれている。

関連項目

防具/タロスシリーズ
モンスター/ランゴスタ - 甲虫種の同期
モンスター/オルタロス - 地上性甲虫種の後輩
モンスター/クンチュウ - 後輩その2
武器/虫武器 - カンタロス素材武器のリンクあり
アイテム/オオツノアゲハ - カブトムシと蝶を合わせた様な甲虫。


*1 ランゴスタと異なりカンタロスには、「突然変異した」といった設定は見られないため、この「変異体」が何を示しているのかは不明。