- 別名
- 蛇竜(だりゅう) → 翼蛇竜(よくだりゅう)
- 英語表記
- Remobra
- 危険度
- MH4・MH4G・MHX・MHXX:★2
- 登場作品
- MH2, MHP2, MHP2G, MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHRise, MHR:S, MHF, MHST, MHST2
- 狩猟地
- 砂漠, 火山, 雪山, 塔, 樹海, 峡谷, 密林, 戦闘街, 迎撃拠点, 砂原, 水没林, 天空山, 氷海, 地底火山, 旧砂漠, 遺跡平原, 遺群嶺,
大社跡, 寒冷群島, 溶岩洞, 城塞高地, 彩の滝
目次
生態・特徴
- 蛇に似た頭部と細身の体躯、そしてその身体には不釣り合いに見えるほど大きな翼を持つ小型の竜。
飛行するための翼を持つことから、従来は飛竜種に分類されていたが、
バルバレギルドの管轄域で絞蛇竜ガララアジャラの存在が確認されたことで分類が見直され、
新たな種族「蛇竜種」に分類変更されることと相成った。
飛竜種に分類されていた頃は《蛇竜》という別名で呼ばれることが多かったが、
近年では翼を有する蛇竜種ということで《翼蛇竜》と呼称される場合が多い。
小型モンスターの中では比較的大型であり、全長は平均的なイャンクックよりは大きい。
ただ、体高は低く身体が細いため、一目見ただけではそこまで大きな印象は受けない。
- 環境適応能力が高く、エルデ地方全域やシキ国の天空山を主な生息地としている他、
ドンドルマの周辺やフォンロンの古塔などにも時折出没する。
単体での脅威は小さなものではあるが、
他の小型モンスターと同様に群れで現れるとなかなかに厄介。
また、後述する特徴から「災厄の使者」と呼ばれ忌み嫌われており、
集落などの近くに群れが現れると大きな騒ぎとなることもある。
- 前述の通り、前脚は大きな翼として進化しているのが特徴。
身体も軽いために飛行能力に長けており、ほぼ常に滞空している。
しかし、脚は非常に小さく貧弱で、脚力は発達していない。
そのため墜落したりすると中々立ち上がれず、再び飛び立つのに難儀する姿が見られる。
聴覚が発達しており、尻尾を小刻みに振るわせる事で耳障りな音を発し、
これを利用して仲間とコミュニケーションを取っている。
その反面大きな音が苦手で、周辺で爆音や高周波が轟くと驚いて墜落してしまう。
- 食物連鎖の中では死肉や腐肉を処理するスカベンジャーとしての位置付けであり、
たとえそれが群れの仲間が力尽きたものであっても喰らおうとする貪食性を持つ。
また、弱った獲物を見ると群れで襲い掛かり、捕食することもある。
その際は口から毒液を吐いたり、尻尾で鞭のように打ち据えて攻撃を加える。
翼や足には鋭い鉤爪がある。
これは段差に引っかけて身体を支えたり、獲物の身体を押さえつけたりといった使い方をする。
身体つきの割には力は強く、獲物を抑え込むと離さない。
- 比較的知能が高く、狡猾な性格の持ち主。
「餌(死肉)にありつくには強者を利用した方が楽で確実」ということを知っており、
強力なモンスター、特に古龍の動向を群れで観察している。
古龍の動きが活発化し、街などに接近しそうになると、
その街の上空にどこからともなく無数のガブラスが現れることがある。
つまり、ガブラスの飛来は古龍襲来の前兆となっている場合が多い。
これが「災厄の使者」という異名の所以である。
- 肉は「ガブリブロース」と呼ばれ、食用にされる。
比較的入手が難しく、なかなか食べる機会には恵まれない食材だが、
草食種の肉と比べると味は落ちるらしい。
また、外皮は他のモンスターには見られない渋い質感が特徴で、
アウトローな雰囲気に魅了される人も多く、熟年層を中心に密かに人気である。
ガブラスが「災厄の使者」と呼ばれているが故に、その素材には厄除けとしての需要もあるらしい。
概要
- MH2にて初登場した小型モンスター。
MHP2Gまでは飛竜種の小型モンスターとして扱われていた。
常に空中にいるため、ランゴスタ程ではないが狙いがつけにくい。時には大剣も届かない高さまで飛んでいく。
口から吐く毒液や、急降下の勢いに任せた突進が武器。
狙いやすい尻尾や翼といった部位が全体的に硬く、
近接武器はガブラスが滞空していると攻撃を届かせることができない関係で戦闘時間も延びやすい。
自分が毒を扱うために生命力はわりと強いが、頭などの弱点を的確に狙うとすぐに倒れる。- 大きな音が苦手で、音爆弾や飛竜の咆哮で墜落する。
音爆弾が勿体ないと思う場合は狩猟笛の高周波旋律や音爆演奏でも。
一度落下するとしばらくは地面でもがき続ける。
- 大きな音が苦手で、音爆弾や飛竜の咆哮で墜落する。
- 一部の作品ではガブラスの体が障害物の一部として処理されているのか、
カメラとハンターとの間にガブラスが入り込むと、
壁際に引っかかった時のようにガブラスの羽ばたきに合わせて視点がガタガタと揺れることがある。
そうでなくとも翼の大きいガブラスにカメラの前に陣取られると、視界を遮られて非常に邪魔である。
大型モンスターと対峙していて視点が動かせないような状況の場合、
倒すなり墜落させるなりしてさっさと片付けてしまいたい。
MH2~MHP2G
- MH2のオープニングではナナ・テスカトリと共に古塔の頂上に居る姿が描かれた。
実際に古塔のクエストに登場するのだが、この時のガブラスはやたら上空に配置されている。
気付かれることも少なくて一安心……かと思いきや、大抵はしばらくすると見つかってしまう。
こうなると大変で、「事前に掃除できない」「高空からの毒液絨毯爆撃」といった要素が重なり、
普段以上に邪魔な存在となる。- ハンターと古龍の戦いの見届け人で敗者は食われる、
という感じで悪い演出ではなかったが、この見届け人は見ているだけではなく横槍も入れてくる。
MHP2では削除された。
- ハンターと古龍の戦いの見届け人で敗者は食われる、
- ガブラスの素材は防具や装飾品の素材として地味に需要が高い。
特に黒い皮や布で出来てそうな防具では何かと必要になる。
ナルガクルガを何頭も狩って素材を集め、
いざナルガXを揃えようと言う時に蛇竜の特上皮が足りず、
旧火山素材ツアーに何度も行くハメになった人は多いハズ。- MHP2Gで効率良く集める方法はG★3「鎧の覇者グラビモス」で大量に出現するガブラスを狩ること。
満足行くまで狩ったら爆弾を蹴るなりグラビームで焼かれるなりして自爆すればいいだろう。
自爆作戦に抵抗がなければの話だが…。
- MHP2Gで効率良く集める方法はG★3「鎧の覇者グラビモス」で大量に出現するガブラスを狩ること。
- 肉が食用になるがこの手の設定には珍しく、
生肉ではなく「ガブリブロース」という固有の肉食材が剥ぎ取れた。
だが食事効果は然程高くないにもかかわらず剥ぎ取り確率が一番高かった上、
死骸が消えるのが異様に早い(詳しくは後述)のも相まって、素材集めに非常に難があり
世界観的にはともかくゲーム的には歓迎されてはいなかった。
MHP2以降ガブリブロースはキッチン食材となったため剥ぎ取れなくなり、
無事素材を集めやすくなった。
MH4(G)
- MH3以降は登場作品に恵まれなかったが、MH4では久しぶりにナンバリングに登場、
MH4を始めたプレイヤーが(ムービー内でだが)最初に出会うモンスターという大役を務める。
- MH4では「蛇竜種」という分類カテゴリーが新たに登場。
それに伴い、ガブラスの種別も蛇竜種に変更された。
同時に、これまで単に「蛇竜」だった別名も「翼蛇竜」に変更されている。
モンスターリストに拠ると、ガララアジャラの発見で分類の見直しが行われ、
結果的に種別変更と相成ったとのこと。
ガブラスの骨格はやはり飛竜のそれに見えるが、外観が蛇に似た竜がこのカテゴリに入るのだろうか。- 世界観的な側面では、古来より「災厄の使者」と呼ばれて恐れられているなど、
人間との関わりを持っていたガブラスは学術的な分類も早期に行われていたが、
その後に蛇により似ている竜が確認され、定義を改めた……といったところだろうか。
- MHP2Gでのナルガシリーズへの需要がそうであったように、MH4でもこの傾向は健在。
特にゴア・マガラの防具を作成する際には、併せてガブラスの皮も要求されるため、
ゴア・マガラの素材は足りているのにガブラスの皮が足りない…ということもある。
これがホントの欲蛇竜
- 世界観的な側面では、古来より「災厄の使者」と呼ばれて恐れられているなど、
- MH4(G)ではスカベンジャーとしての生態が反映されており、
大型モンスターが討伐された場合、付近の地面に降りて死骸に喰らいつく様子が確認できる。
飛行時に攻撃が届かない剣士にとってはありがたい習性ではあるが、
毒を持つイーオスや堅い甲殻に身を包むゲネル・セルタスの死骸はおろか、
先ほどまで仲良く一緒に飛んでいた同族の死体にまでおかまいなしに食らいつく。- 同胞の死骸に嬉々として飛びつく様に多少なりとも嫌悪感を抱くプレイヤーは少なくないだろうが、
現実世界でもこのような同族捕食を行うスカベンジャーは珍しくない
(それどころか、飢餓状態に陥ると積極的に子供を殺して食べてしまう種すら存在する)。
詰まるところ、野生で生きる以上は綺麗事など言っていられないということであろう。
- この習性を利用しろということか、ガブラスの討伐クエストには
エサ役(と想定されているであろう)モンスターがぽつんといるケースもある。
ひとまずそのモンスターを死骸に変えれば入れ食い状態になるため、
特に近接攻撃を主体とする剣士にとってはありがたい。
- 同胞の死骸に嬉々として飛びつく様に多少なりとも嫌悪感を抱くプレイヤーは少なくないだろうが、
- 生肉や罠肉を置くと、それにもお構いなしに食いつく。
タダで手に入るのなら死骸だろうと剥ぎ取られた肉だろうと関係ないということなのだろう。
狩猟や採取を邪魔されたくない場合、とりあえず生肉を置いて誘導するのも手である。- 耐性があるわけではないため、シビレ生肉ならば麻痺になり、眠り生肉ならば寝始める。
毒生肉を置いた場合、勝手に食らいついていつの間にか昇天していることも。
剣士だとリーチが短くて碌に殴れない武器種でも狙いやすくなる為、覚えておいて損はない。
ガブラスの寝顔や痺れ様を見れるので、興味があれば試してみる価値はあるかもしれない。
- 余談だが、摂食モーションはティガ骨格のモンスターと同じである。
死骸への執着ぶりや貪欲さを追求した結果だろうか。
- 耐性があるわけではないため、シビレ生肉ならば麻痺になり、眠り生肉ならば寝始める。
MHX(X)
- MHX(X)でも続投。習性はMH4(G)と変わっていないようだ。
上位まではガブラスを狩猟対象としたクエストがあるが、G級では存在しないため
素材が必要な場合は主に採集ツアーで集めるしかない。
MHW(:I)
- 古龍調査隊よりも先んじて古龍の動向に目を付けていたであろうガブラスだが、
MHWの舞台・古龍ひしめく新大陸に姿を見せる事は無かった。
似たような背格好をした翼竜種と競合をするのを避けているのだろうか?
確かにメルノス、ラフィノスには圧勝出来るだろうが、
バルノスやコルトスとは大型モンスターによろしく争う関係になるのは必至だろう。
そして驚くと高周波を発するノイオスの相手をするのは如何せん旗色が悪い。
現大陸で十分繁栄している手前、わざわざ海を渡ってまでライバルのいる地に行く必要はない、
と判断しても不思議ではない。強者なら現大陸もいるし。
上記の翼竜たちが瘴気に侵されたり氷漬けにされたり酷い目に遭ってる事を思うと、賢い判断かも知れない。
なお数年後現大陸にこいつが来たので氷漬けは避けられなかった- 共にMH2OPのトリを飾った同期が約10年振りに復活したが、
再共演は一先ずお預けとなった。
- 共にMH2OPのトリを飾った同期が約10年振りに復活したが、
- 一方で「ガブリブロース」が久々にキッチン食材としてしれっと復活している。
MHR(:S)
- MHRiseでは災厄の使者らしく「百竜夜行」の匂いを嗅ぎつけたのか、早々に体験版の時点で登場。
新天地では大社跡は勿論、寒冷群島に溶岩洞、共演し損ねた砂原と水没林にも飛来しており、
各所で健在っぷりをアピールしている。- MHR:Sにおいても新フィールドの城塞高地と久方ぶりの密林に登場しており、
相も変わらず生息範囲の広さを喧伝している。
- MHR:Sにおいても新フィールドの城塞高地と久方ぶりの密林に登場しており、
- 方向性は変わっておらず、大型モンスターとの戦闘中に毒液を吐くウザい横槍を入れてくる。
本作では翔蟲の存在によりハンターも空を駆けれるようになったので、
気になる場合は事前に狩ってしまおう。
場合によっては漢方薬も用意した方がいいかもしれない。
なお競争相手となりえる他の翼竜種の皆様は、全員未登場である。- 本作では古龍の出現時にも普通に小型モンスターが登場するため、
久々にゲーム中で実際に古龍と共に登場するようになった。
なお、その古龍が倒されると思いがけぬご馳走とばかりに容赦なく食いに来る。
当の古龍からも鬱陶しく思われているのか攻撃を仕掛けられることも。 - その一方で、その古龍が関係しているはずの百竜夜行では全く登場しない。
生態を考えればむしろ、百竜夜行に乗じて餌(腐肉)にありつこうと集まってきてもおかしくないはずなのだが。
実際、それに近い考えで百竜夜行への乱入を試みるモンスターもいるため、
(「小型モンスターだから」などのメタ的な事情はさておき)ガブラスが登場しないという理由は不明である。- もしかしたら実際は集まってきているが、小型モンスター故に対処が比較的容易であり、
翡葉の砦の外で戦っている里守達だけで侵入は抑えきれていたりするのかもしれない。
- もしかしたら実際は集まってきているが、小型モンスター故に対処が比較的容易であり、
- 本作では古龍の出現時にも普通に小型モンスターが登場するため、
- やたらと大型モンスターに対し好戦的な傾向の強いMHRiseの小型モンスターの例に漏れず、
この作品のガブラスもかなり大型モンスターに向かって積極的に攻撃を繰り出す。
ガブラスがいるエリアではいつの間にか大型モンスターが毒状態になっていることもしばしば。
クシャルダオラと戦っている時などは、むしろ風纏いを剥がしてくれる味方のように感じることも。
- …が、本作では彼も小型モンスターの宿命からは逃れることは出来なかった。
MHRise Ver.3.0で登場した奇しき赫耀のバルファルクの登場ムービーでは、
ガブラスも龍気による無差別爆撃を受けてケルビやイズチ共々逃げ惑う羽目になってしまった。
しかもケルビやイズチと異なり、龍気の後にバルファルク自身まで突っ込んできたため、
何匹か巻き込まれて何時ぞやの飛行船のように四散していてもおかしくない有様である…。- 更にMHR:SのVer.14では新大陸の使者たるイヴェルカーナが寒冷群島に飛来。
ムービー開始時点でアケノシルムと共に凍らされているという状態での出演となってしまった。
おこぼれを狙って古龍の側に居る存在でも、いつでも美味しい思いが出来る訳ではないという事だろうか。
- 更にMHR:SのVer.14では新大陸の使者たるイヴェルカーナが寒冷群島に飛来。
- 死骸に集う生態を持つ本種のモチーフは、戦乱や疫病により放置された死者を
いつまでこのままにしておくかと鳴く妖怪以津真天(いつまでん)であろうか。
派生作品
MHF
- メインシリーズでは蛇竜種に分類が変更され、研究の結果新たな亜目も定められたガブラスであるが、
MHFのモンスターリストでは未だに「飛竜種」のままとなっている。
そのため、凄腕ランクのガブラスからは今でも飛竜種の汎用素材が、
G級個体からは「飛竜種の腕」「飛竜種の舌」などといった素材が入手できる。- ガブラスの蛇竜種変更はガララアジャラの発見が理由となっており、
MHFにはそのガララアジャラこそ存在はしていないものの、
バルバレギルドで発見されたゴア・マガラとシャガルマガラがメゼポルタギルドでも認知されている以上、
メインシリーズとMHFが世界観を完全に共有している(=時系列が同じ)という考えに基づくと
どう考えても無理のある設定である*1。
- ガブラスの蛇竜種変更はガララアジャラの発見が理由となっており、
- これについては、派生作品(MHF)とメインシリーズでは、
細部の世界観および設定が共有されていないことが最大の理由と見られる。
詳しくはこちらやこちらを参照してほしいが、
要するに「メインシリーズの世界観に鑑みれば盛大な矛盾点となるものの、
"派生作品であるMHFの世界観においてはその限りではない"と解釈するより他にない」ということである。
- MHF-G10では、衛蛇竜エギュラスという小型モンスターが登場した。
蛇竜の別名を冠する小型の飛竜種というポジションはMHFのガブラスと同じであり、
名前や設定面でも共通点が見られることから、何らかの関係性があるのかもしれない。- エギュラスが登場したのは「蛇竜種」カテゴリの登場から二年以上経過した時期であり、
別名にて蛇竜を冠しつつも、あえてメインシリーズの設定を無視するように
飛竜種に分類されていたことから、それなりに物議を醸した。
これについては、上述した通り「ガブラスの設定がメインシリーズと共有されていない
(=MHFにおいては飛竜種とされている)」ことに依拠した種族分類であると考えられる。
メインシリーズと派生作品は根本的に世界観が異なることを表す好例と言えよう。
- エギュラスが登場したのは「蛇竜種」カテゴリの登場から二年以上経過した時期であり、
MHST
- 本作にも登場。出番はかなり遅くストーリー終盤になってようやく出てくる。オトモンには出来ない。
- 当初はモンスターの巣の内部を除いて特殊な状態の個体しかいないが、
後にそれらは通常の個体にすべて置き換わる。
強さ的にはどちらも大差はないため、そこまで気にしなくてもいいが。
- 当初はモンスターの巣の内部を除いて特殊な状態の個体しかいないが、
- 行動は毒液とテクニック攻撃を使ってくる。毒耐性を付けてパワー攻撃で蹴散らそう。
ただし終盤の敵らしく小型モンスターにしては攻撃力があるのでHPの残りに注意。
また、生息地の関係でヤツがよく乱入してくる。
乱入されるとガブラスはいなくなってしまうため、素材が欲しい場合は速やかに倒そう。
MHST2
- 続投。前作同様出番は最終盤、ラストダンジョンにて登場。
- 何気に、翼竜種のメルノスと共演した初の作品でもある。
と言ってもあちらは討伐対象ではないが。
- 何気に、翼竜種のメルノスと共演した初の作品でもある。
- 行動はテクニック攻撃に変更された毒液も含めてテクニックしか使ってこないので読みやすいのだが、
攻撃力と防御力は同時期に登場する小型モンスターとほぼ同等で、更になんと他の小型よりHPが200ほど高い。
なかなか倒れてくれないのは厄介なところ。- ちなみにそのHPは1036。下位の小型では唯一体力が4桁に到達している。
- 加えて毒液でこちらを毒にする上に、弱点属性が龍である。
龍属性が主力のオトモンは前作同様登場がかなり遅く、ガルクを除けば同時期にようやく登場なので、
寄り道しなければオトモンでは弱点を突きづらい。
これらの要素故に下位の小型モンスターの中では最強と言ってもいい強さを誇る。- 上位でも相変わらず、小型モンスターの中では最強クラス。
HPは1312とあまり増えてはいないが、やはり小型としては最も高い。
それ以外のステータスは同時期の小型モンスターと同様。
耐久面はマシだが、問題はその攻撃力。同時期の小型モンスター全般にも言えるが、
余裕で大型モンスターたちと並べるほどの攻撃力を持っている。
それでいて最初の島であるハコロ島の上位の巣に最初から出現するので、
下手に挑むとガブラス3体に容易に全滅させられてしまうことも…。
- 上位でも相変わらず、小型モンスターの中では最強クラス。
余談
- MH2で初登場して以来、飛竜種唯一の小型モンスターとして存在していた。
しかし、MH3にて「ギィギ」が新たに飛竜種の小型モンスターとして登場したため、
唯一というわけではなくなった
(もっとも、あちらはあくまで大型モンスターの幼体であり見ただけではとても飛竜らしくはない)。
MH4以降は種族が蛇竜種に変更されたため、今度は唯一の小型蛇竜種という立場を得たと同時に、
MHXXまで小型の飛竜種は姿を消すことなった。
- 英語表記「Remobra」はコバンザメを意味する「レモラ(Remora)」と、
ご存じ(毒)蛇の一種「コブラ(cobra)」の造語か。
コバンザメはマンタやジンベイザメなどの大型の魚類やイルカ、クジラと言った海生哺乳類にくっ付いて
身の安全を確保しつつ、その食べ残しなど頂戴する生態を持った小型の魚*2。
腰巾着モンハンの言葉で表せば寄生の様な生存方法から人間の目には良い様には映らないが、
弱肉強食の世界においては立派な生存戦略である。
強大な生物に付いて回る様は、ガブラスの生態のそれである*3。
またガブラスは、勝てると踏んだ相手になら狩りをする事もあるらしいので、当然ながら全く同じという訳ではない。
コブラ要素については言うに及ばすであろう。- 因みにサメは"軟骨魚類"だが、コバンザメは"硬骨魚類"である。つまりコバンザメはサメの仲間ではない。
- 実は牙獣種や甲殻種、本格的な古龍種の登場といった
何かと実験的な要素の多いMH2で、唯一追加された飛竜種モンスターだったりする。
ご覧の通り現在は種族が変更されているが、これを遡って捉えると『MH2で始めて登場した蛇竜種』となり、
この場合、MHP同様に新種の飛竜種が登場しなかった作品になる。
- MHP2の村クエスト「古塔調査も楽じゃない」はガブラス10頭討伐という内容だが、
途中で見過ごして詰まないようにするためか、塔頂上の黒岩が撤去され自由に行き来できる。
MH2では塔頂上に岩がないクエストはなかったため、普段との違いに驚いたハンターもいたとか。
- 自然界において屍肉を食らう行為は珍しくなく、生きる上で必要な行為である。
彼らが先手を切って大きな死骸をバラバラにすることで、より小型の動物が破片にありつき、
虫や微生物にも分解し易いサイズになるのだ。まさにその名通りのScavenger=掃除屋である。
忌み嫌われやすい側面はあれど、彼らもまたモンハン世の自然に欠かせない存在と言えよう。
- 古龍を観察しているガブラスと似たような特徴を持つモンスターとしては、
ジエン・モーランのおこぼれをもらうべく出現する魚竜種デルクスが存在する。
MH4(G)の冒頭ムービーではダレン・モーランの出現に際してガブラスが登場するため、
のっけからガブラスとデルクスが顔を合わせる機会がある*4。
- 小型モンスターの中でも死体が残っている時間が異常に短い。
その短さはなんと13秒。剥ぎ取りを邪魔する他のモンスターを蹴散らしたら、
すでに死体が消えていたという事もザラである。
他のモンスターと比べて分解の早い何らかの理由があるのだろうか?
復活を果たしたMH4以降は多少改善されている。
- ハンターが力尽きるとハンターを捕食することがある。
死んでないのに…
そして回収に来たアイルーが来た頃には無残な遺体になっている…事は無いので安心なのだが
- 小型モンスターとしては珍しく、操虫棍のエキス採取の部位分けが二箇所あり、
胴体が赤、翼が白に分かれている。
他にこのような特徴を持っている小型モンスターはガレオスとウロコトルだけである。
知っていたら得をするかもしれない。
- 今ではMH世界のスカベンジャーとしてすっかり有名になったガブラスだが、
彼らの頭部をよく見てみると、蛇のように大きく広がる上顎から蛇のような毒牙が二本と、
下顎にまばらで貧弱な歯が生えていることがわかる。
現実のスカベンジャー達が強靭なクチバシや牙、あごを持っている事に比べ、
この歯の数と形では、MH世界の強靭なモンスターたちの皮膚や肉を食い千切ったり咀嚼することは難しいだろう。
ということは、食事はまさに蛇のように丸呑みに特化しているように思われる…のだが、
あれだけの大きさの死骸を丸呑みしてしまえば、とても空を飛ぶことはできなくなるし、
何頭もが集まって食事にありつくということも出来なくなるはずである。
ガブラスの顎や牙は見た目以上に凄まじい力があるのか、それとも他に何らかの秘密があるのか、
真相は定かではない。
- 別名が「翼蛇竜」に変更された後でも、クエスト依頼文などでは未だに「蛇竜」の名称が使われることがある。
呼称が改められたのがごく最近であるために、
一般にはまだまだ「蛇竜」のイメージが根強いのかもしれない。
依頼文を過去作から使い回しただけだろと言ってはいけない。
- ゲーム会社「スクウェア・エニックス」の作品『ファイナルファンタジーXII』にも同名のキャラクターが存在する。
- 何の因果かFF12はMH2の1か月後に発売された作品である。
素材
- ガブリブロース
- ガブラスから剥ぎ取った食用の肉。身が残らないよう、かぶり付いて食べるらしい。
ドンドルマやメゼポルタでは食材として流通している。ガブラス自体が過酷な地に生息しているため、一般的な食材屋にはなかなか並ばない珍しい食材。
しかし草食種などの生肉と比べると美味しくはなく、取引価格も高くない。
P2などのアイルーキッチンでは、ミートワゴンやマトングレートと同じ調理係3匹時の肉系食材として扱われる。
ガブラスの生息しない新大陸でも何故か食材として流通している。
ちなみに「蛇を食う」といえばこのキャラクターが有名かもしれないが、現実にも蛇の肉を食べる文化は存在する。
淡白で締まった肉質をしており、鶏肉のような味わいらしい。
- 翼蛇竜の皮(蛇竜の皮)
- ガブラスから剥ぎ取った黒い皮。つやつやとした質感が特徴で、質が良いほど光沢は増す。
より丈夫で黒光りした皮は「上皮」、黒真珠の如き光沢を放つものは「特上皮」と呼ばれる。
渋くアウトローな雰囲気を醸し出すとして密かな人気があるという。
黒い外見の装備を生産する際に必要になる事がある。
- 縞模様の皮
- ガブラスから取れる皮。しかし通常の蛇竜の皮が真っ黒なのに対してこちらは赤と黒の縞模様。
出現場所が光の具合が悪い場所が多いためほぼ真っ黒のように見えるガブラスだが、
実際によく見てみるとその身体はこの皮のように赤と黒になっている。
通常の皮よりは少しばかり価値が高いが、上皮に比べれば安い。
武具の素材としての用途はあまり無いが、その渋い色の組み合わせが密かに人気らしい。
MH4(G)には、この縞模様の皮をイカしたデザインのパンツの材料にするために、
ガブラスを討伐するクエストが存在する。楽しみだなあ! しましま!
MHXXでは新たにG級個体から「縞模様の特上皮」を入手できるようになった。
- 翼蛇竜の頭(蛇竜の頭)
- 蛇に似ているガブラスの頭を丸ごと剥ぎ取ったもの。
小型モンスターでありながら、今にも牙を剥いてきそうな迫力があるのは
流石は蛇竜(飛竜)の端くれといったところ。
素材としての用途は限られるが、意外と高値で取引される。
MHXXでは、新たにG級個体から「翼蛇竜の特上頭」を入手できるようになった。
通常の頭よりもさらに迫力を増し、見る者を思わず委縮させてしまうほどだという。
関連項目
防具/ガブラスーツシリーズ
武器/蛇剣 - 大剣
武器/ショットボウガン - ライトボウガン
武器/蛇槍【ナーガ】 - ランス
武器/ガブラスプラッシュ - ヘビィボウガン
武器/カラミティーサイン - ハンマー
武器/ヴェノムベイル - スラッシュアックス
オトモ/ホルク - ガブラスと骨格が酷似しており、通称「オトモガブラス」
モンスター/ガララアジャラ - このモンスターの発見が、ガブラスを蛇竜種に分類させるきっかけとなった。
モンスター/エギュラス - ガブラスと骨格が類似しており、様々な共通点がある。
モンスター/ブルファンゴ - 種族が変更された小型モンスターの先輩。
モンスター/翼竜種 - そっくりさんな後輩たち。
世界観/スカベンジャー - 屍肉食であるため、転じて本種は自然界の掃除屋とも言える。