- 英語表記
- Gear Rex
- 別名
- 核竜
- 登場作品
- (メタルギアソリッド ピースウォーカー)
- 狩猟地
- イスラ・デル・モンストルオ, 火口内基地, マザーベース
概要 
- モンスターハンターシリーズに登場するモンスター…ではなく、MHシリーズとコラボしたコナミのゲーム
「メタルギアソリッド ピースウォーカー」に登場するオリジナルモンスター。
当然ながら、メタルギアの世界にはモンスターに立ち向かえるハンター、
というかモンスターハンターという概念自体が存在しないため、
主人公のスネーク(CV:大塚明夫)が銃器を利用して狩猟することになる。
- 放射能汚染により誕生したとされる、「鋼鉄の牙王」の異名を持つ異形のモンスター。
コスタリカ共和国カリブ海沖「モンスター島(イスラ・デル・モンストルオ)」に生息していた。
その余りある強さから、殺しても決して死ぬことのないゾンビだと云われていたこともあったらしい。
- その名の通り大まかなシルエットはティラノサウルス・レックスに極めて近いが、
頭部と背部は鈍色をした刺々しい甲殻に覆われており、実際に受ける印象は正にモンスター。
頭部に生えた王冠の様な角、そして片翼の翼を思わせる槍状の発射弁といえる器官が特徴。
この器官は、元ネタとなった「メタルギアREX」でいうレールガンに相当する部分で、
相手を刺突する際に使用するだけでなく、強烈な酸をウォーターカッターのように放つことが出来る。- なお、この液体は素材として入手が可能である。
発射弁の根元の膨らんでいる部分を部位破壊すると、入手確率が上昇するようだ。
勿論、ミッションクリア時の報酬としても入手が可能。
この棘には、近くで大きな音を鳴らすと破裂して大音響を発するという特殊な性質があり、
ギアレックスはこれを多量にばらまくことで咆哮の効果範囲を広げるという特技をもっている。- MHシリーズでは、特にガララアジャラがこれに近い性質を持つ。
此方は「鳴甲」と呼ばれる特殊な甲殻をばら撒いて咆哮の効果範囲を広げ、
更にそれをバインドボイスで炸裂させて獲物を気絶させる行動をとる。
イビルジョーやドボルベルク、ディノバルドに近い攻撃方法も持つ。 - なお、この液体は素材として入手が可能である。
- 部位破壊箇所は頭部(角のような部分の先端が欠ける)、発射弁の付け根の袋(穴が開く)、
背中のトゲ(大きく折れる)、尻尾(先端がちぎれ落ちる)の4箇所。
頭部を壊すことで咆哮が弱体化し、袋を壊すことで水流が弱体化、
背中のトゲを壊すことで鱗の数と飛距離が激減する。
- ギアレックスの狩猟クエストをSランクでクリアすると、報酬でギアレックスの迷彩が手に入る。
これを装備すると、CQCで拘束した敵兵の気力を吸収することができるようになる。
- 現時点では本家モンスターハンターシリーズには登場していない。
モンハンとのコラボモンスターでありながらコラボ先にしか登場しないという事例は
後にも先にもこのギアレックスのみであり、ある意味かなり優遇されている。
余談 
- 同シリーズに登場する兵器「メタルギアREX
」が元ネタである。
メタルギアREXは核兵器の搭載が可能な二足歩行型の戦車という設定であり、
ギアレックスの“核竜”という別名もここから来ていると考えられる。- その後、ピースウォーカーの設定資料集にて、
メタルギアREXの対となっている兵器である「メタルギアRAY」のモンスターバージョンが確認された。
当初の予定ではギアレックスと一緒に出す予定だったが没になったという事が発覚。
デザインに関しては羽はペンギンのヒレのような形状であり、攻撃時においては口が大きく開いた状態で水圧カッターを撃てるというデザインになっている。オマケに前上歯の部分は吸血鬼を思わせる形状となっている。
もし登場出来てたのならば、「ギアレイ」、「メタルレイ」…とでも命名されていたのだろうか。
- その後、ピースウォーカーの設定資料集にて、
- 設定資料の別記述ではギアレックスは制作過程で体色は虎のような模様で羽は無いデザインになっている他、
フルフル同様眼が無い白いデザインも確認されている。
名称は「METAL GEAR REX SAURUS」。 - 現地では「恐ろしい魔物」、「悪魔の申し子」と呼ばれている。
- ギアレックスの狩猟クエストは、《狩猟クエスト・ギアレックス》、
《狩猟クエスト・ギアレックス/黄昏》、《ギアレックス・G残滅作戦》、
そして最後の戦いである《ギアレックス・カリブ大決戦》の4つが存在する。
リオレウスとティガレックスの狩猟クエストが2つしかないのに比べると破格の扱いである。- ちなみに、怪獣映画のファンの方ならピンときたかもしれないが、
《ギアレックス・G残滅作戦》のタイトルは、平成ゴジラ『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』のパロディである。
また、このクエスト終了後に、相棒のカズヒラ・ミラーが
「これが最後だとは思えない。第二 第三のギアレックスが現れるかも…」
と言っているが、これも『ゴジラ』のラストで、登場人物の1人である山根恭平博士の
「あのゴジラが最後の1匹だとは思えない。もし水爆実験が続けて行われるとしたら、
あのゴジラの同類がまた世界のどこかに現れてくるかもしれない。」
という台詞へのオマージュだと思われる。
なお、最後の戦いである《ギアレックス・カリブ大決戦》は
『ゴジラ・エビラ・モスラ南海の大決闘』が元ネタだと思われる。
- ちなみに、怪獣映画のファンの方ならピンときたかもしれないが、
- リオレウスやティガレックスと同様、戦闘時に専用BGMが流れる。
前者2つとはまた違った意味で緊迫感に溢れた良曲なのだが、版権の問題などが原因なのか、
残念ながらMGSPWのサウンドトラックには収録されなかった。
その後、『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER 平和と和平のブルース』というCDに
「Gear REX」というタイトルで収録されている。
- ハンターに悪影響を及ぼすものをフィールドに撒くことで追い立てるという特性は、コラボ当時の『2ndG』の時代では非常にユニークであった。
ある意味前述のガララアジャラや、バゼルギウスの先駆け…と言えなくもない。
- MHP3でのMGSとのコラボイベントクエストにて登場するかと思われたが別にそんなことはなかった。
非常に残念である。
素材 
- 核竜の粘液
- ギアレックスから得られる特殊な粘液。恐らく、ギアレックスの体液。
相手を攻撃する際に、肩の発射弁のような器官から噴出しているのもこれだと思われる。
「核竜の濃液」(RANK2)、「核竜の激液」(RANK3)という素材もある。
モンハン的にいえば、それぞれ上位、G級素材と言ったところか。
なお、これらの素材は「人間パチン虎。」という武器のゴムの開発に用いる、
設計図としての扱いである。