- 種族
- 飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 重殻竜下目 鎧竜上科 グラビモス科)
- 別名
- 黒鎧竜(くろよろいりゅう)
- 英語表記
- Black Gravios
- 危険度
- MH4・MH4G:★5
- 登場作品
- MHG, MHP, MH2, MHP2, MHP2G, MH4, MH4G, MHF, MHST, MHST2
目次
生態・特徴 
- 炭のように黒い外殻に身を包んだ鎧竜グラビモス。その外殻の色から《黒鎧竜》とも呼ばれる。
排熱能力の優れたバサルモスのごく一部の個体が成長した姿で、
厳密に言えば亜種ではなく、生態の差異のために黒く変色した通常種と同一の個体。
その深い黒色は体内に込められた熱の影響によるものと考えられており、外殻だけでなく骨格までも黒い。
ちなみにショウグンギザミはグラビモスなどの頭骨をヤドとして背負っている姿がよく確認されているが、
その中でもギルドから亜種として扱われる個体は
主にこのグラビモス亜種の頭骨をヤドとして採用する傾向が強く、
少なくとも現時点で公式に狩猟された記録のある個体は
ほぼ全てグラビモス亜種の頭骨をヤドとしていたという。
- 過剰なほどの熱を溜めこんでいるため、頻繁に排熱する必要があり、事ある毎に火炎ガスや熱線を放つ。
通常種に比べて外殻の硬度も増しており、冷気や龍の属性攻撃に対しても非常に高い耐性を持つ。
凶暴性も通常種より高い傾向があり、興奮した時の動きは通常種を大きく上回る。
これ等の特徴のために非常に危険度は高く、近寄ることすら難しい強敵としてハンターからは恐れられている。
- また、特筆すべき点として熱線の扱いに非常に長けていることが挙げられる。
勿論、通常種と同様に高低差の激しい場所でも首や身体を的確に動かして薙ぎ払う技を見せるが、
中でも最大の脅威となるのは、体内に蓄積した膨大な熱を一気に集約させて放つ『溜め熱線』である。
余りの熱量から蒼白くすら見えるそれは通常の熱線を遥かに凌ぐ威力を誇っており、
熱耐性が貧弱な防具を着た状態で浴びてしまった場合、まず助からない。
また、グラビモス亜種自身も発射の反動から後退を余儀なくされるのだが、
その反動を逆に利用し、後退しつつ熱線を縦に薙ぎ払うことで
自身の懐や空中へ逃れようとする外敵すらも焼き尽くそうとするため、非常に危険度が高い。
そのため、ある程度の功績を収めた信頼の厚いハンターだけがその狩猟を解禁されており、
ハンターズギルドでも狩猟に向かうハンターに対しては前述の溜め熱線に関する注意勧告を行っている。
- 圧倒的な強度に加えて耐熱性と排熱性に非常に長けるという特性から、
黒鎧竜の素材は武器として加工すればより高い火力を追求できる代物として注目されている。
極限の高熱を宿した得物は最早「武器」の領域をも超えた破壊力を誇る。
しかし、その性質や重量のために加工も取り扱いもかなり困難であり、
そもそもグラビモス亜種自体も相当な戦闘力を誇る個体が多いことから素材の確保も簡単ではない。
派生作品の種・個体
- 特異個体
- 甲殻や尾の棘が真紅色に変化している。
原種の特異個体の攻撃に加え、短い溜め動作の後に尻尾を地面に叩きつけ、
その際に尾から炎や睡眠ガスを放出することが可能。
最大の特徴は、滞空状態で熱線を撃ち続け、そのまま一回転して周囲を焼き尽くした後、
着地と共に全身から熱波を放つという攻撃行動を取るという点である。
概要 
- 漆黒の鎧に身を包む、鎧竜グラビモスの亜種。
ただし厳密に言えば"亜種"ではなく、体内に過剰に溜め込まれた熱の影響で黒く変色した通常種である。
つまり「歩くコゲ肉」
また、全体的に灰色になっている通常種とは異なり、全身黒で尻尾の突起部分など一部が赤い。
熱を溜め込むという性質上、グラビモス亜種はグラビームや熱ガス噴出を多用し、
その反面睡眠ガスは滅多に用いない。
- そのビームへの傾倒ぶりは半端ではなく、零距離でもビームをぶっ放してくることも少なくない。
罠を仕掛けてもその場でビームを吐き続けたり、爆弾岩とタル爆弾を挟んで待ち構えていると
ビームで諸共に薙ぎ払ったりしてくれた挙句、いそいそとエリア移動してしまったりしてくれる。
何かの気まぐれで溶岩など進入不可エリアまで突進されてしまったが最後、
半安全地帯からビーム連射という不愉快な事態が起こりかねない。
薙ぎ払いでもされたら懐に潜ることもできないのでガンナーさえもが不愉快になる。
また、ビーム後のガス放出の頻度も亜種の方が遥かに高い。
ビームばかりだから近接は攻撃し放題…などと不用意に近づくと焼き殺される。
MHP2Gでガスつきビームの際に黒い煙を吐くのだが、亜種の体が黒い上に火山では背景が赤黒いので
普通に黒い煙を見逃してガスにやられることもある。
そのため、亜種と戦うときは通常種にも増してしっかり作戦を立てることをおすすめする。- 旧火山エリア7や夜火山エリア4など
制作者の悪意を感じるほど戦いづらいエリアでの戦闘があるため、
逃げ場のない尻尾回転など、事実上回避不能になる攻撃が増える。
わざと脚に踏まれに行くテクニックは覚えておきたい。
薙ぎ払いビームはどうしようもないため、回避の成功率を上げるために回避性能を発動しておくのも手。
- 旧火山エリア7や夜火山エリア4など
- 攻撃以上に問題なのが通常種以上に硬い肉質である。
- 切断武器(ランス含む)では下位でも白ゲージ以上ないと首下と尻尾以外弾かれまくり、
G級に至っては紫ゲージか心眼のどちらかが必須という事態になっている。 - 打撃はG級でも青以上あれば翼以外は問題なく叩ける。
- 弾かれのないガンナーなら攻撃面は問題ないものの、薙ぎ払いビーム一発で死ぬ危険がある。
また弾肉質自体は全身20と酷いどころのレベルではないので水冷弾が切れると地獄である。
- 切断武器(ランス含む)では下位でも白ゲージ以上ないと首下と尻尾以外弾かれまくり、
- 属性では通常種に効いた龍属性が全く効かない(胸破壊後は効くようになる)代わりに、
通常種以上に水属性に弱くなっている。胸破壊後なら尚更である。
その点から、水貫通弓や水冷弾速射とはやるかやられるかの関係になっている。- 他にも、落とし穴にハメて水双剣で乱舞しまくれば比較的早期に胸破壊が可能になる。特に某芸人とのコラボ双剣との相性は抜群。
心眼ガード強化水ランスで突きまくるのもあり。
- 他にも、落とし穴にハメて水双剣で乱舞しまくれば比較的早期に胸破壊が可能になる。特に某芸人とのコラボ双剣との相性は抜群。
- また通常種より若干毒に掛かりにくいものの、受ける総ダメージは480とかなり高い。
G級の単体なら焼け石に水だが、上位や二頭クエストならおよそ1/10は削ることができる。- 焼け石に水とは言えども、片手剣などは変に水属性で行くよりも
毒属性の武器で10回近く毒にすれば捕獲可能なくらいの体力にはなる。 - MHFでは上位グラビモス亜種のHP8800~9899、防御率0.55に対し、
毒ダメージは480ダメージと変わっていないため、水属性とどちらがいいかは装備に依る。
思い切って水と毒の双属性武器、という手もあるが。 - こうした特性上、毒も水冷弾も撃てるラオートの相性は凄まじく良い。
大連続狩猟では5分少々で狩れてしまうこともザラ。剣士とは真逆と言える。
- 焼け石に水とは言えども、片手剣などは変に水属性で行くよりも
- こんな特殊な肉質の持ち主であるだけに、
コイツが出張ってくる大連続狩猟は自然と難易度が跳ね上がる。
MHP2Gで該当するのは「誇りを賭けた試練」と「武神闘宴」のみだが、
どちらも非常に難易度の高いクエストである。
MH4 
- MH4でも登場。集会所上位★6へ昇格するための緊急クエストの相手としてハンターたちの前に立ちはだかる。
- 基本的なモーションは通常種と同様だが、亜種固有の新モーションとして、
大きく息を吸い込んで放つ必殺技「溜め熱線」が追加された。
詳細はリンク先を参照のこと。
- 従来の通りガス噴出を伴う熱線が主体だが、通常種と同じくローリングも繰り出してくるため、
腹下を狙うのはこれまで以上に難しくなっている。
腹の甲殻が割れると一気に打たれ弱くなってしまうという弱点は今作でも健在であり、
更に、背中の部位破壊により熱線後のガス噴出に支障を来たすという通常種と同様の弱点も持つため、
乗り状態を駆使するなどして甲殻を剥がし、一気に勝負をつけたいところ。
幸い、段差付近におびき寄せればビームを連発する性質上殆どその場を動かないため、
乗り状態に持ち込むことは容易。
ただし中途半端な場所に陣取られて熱線を連発されると乗りどころの話ではなくなってしまうので、
可能な限りセルフジャンプができる武器で挑むのが望ましい。- ちなみに背中を破壊せずに腹を2段階破壊すると、
事ある毎に排熱ガスを噴き出すため大変危険。部位破壊は計画的に。
亜種は目安として3回乗りを成功させると背中を破壊できる。
- ちなみに背中を破壊せずに腹を2段階破壊すると、
- 脚の肉質が通常種より1%硬化している。たかが1%と思われるだろうが、大間違いである。
この1%が致命的で、通常種では青ゲージで弾かれなかった脚が
白ゲージでないと弾かれるようになってしまっている。
片手剣や練気ゲージMAXの太刀などは例外となるが、
弾かれ無効を持たない近接武器はこのせいで白ゲージがないと戦いづらい。
- 過去作では毒の効果が大きいモンスターとして有名であったが、
今作では耐性・ダメージ共に通常種と同じになっている。
MH4G 
- MH4GではPV第4弾にて、口から熱線を弾丸状に吐き出した後、
間髪入れずにガス噴出を行うという新モーションを見せている。
このモーションは通常種から採用されていたのだが、亜種の場合は元々の性質のせいか、
この歩き熱線の頻度も異常なまでに高い。
普通の歩きモーションが全てこれに置き換わっていると言っても良いくらいである。
更に腹下がお留守だった通常種と違って熱線後の火炎ガスがその隙を的確に潰してくる。
ターゲットを正確にホーミングする熱線だけでなく、
ガスによる起き攻めや他人狙いの巻き添えも発生しやすいため非常に危険。
- そしてあろうことか振り向き溜め熱線まで習得してしまった。
モーション自体はアカムトルムやウカムルバスの振り向き噛みつきに近い。
つまり下から上へと熱線を薙ぎ払うため、直線状にいる場合は地形に関係なく焼かれてしまう。
しかし、グラビモス亜種自体の緩慢さに加えて予備動作も長いため、回避自体は容易。
怒り状態の時は俊敏性が大きく向上するためにかなり危険度が増すが、
PT戦においてもラージャンの振り向きビームほど回避に苦労することはないだろう。
それでも超凶悪な技であることに変わりない。
- 凶悪な新モーションを会得したために、油断の出来ない強敵になったのは事実だが、
部位破壊によって弱体化するところや乗り状態を決めれば戦いやすい点、
隙も大きくこちらの体勢も立て直しやすい点は相変わらず。
しかし頑強な肉質も相変わらずで、通常種よりもタフネスが増している分、消耗戦になりやすい。
勿論背中の部位耐久力も異常で、乗った上でダウン中に背中を集中的に攻撃し、
それでもそれを何度か繰り返さないと破壊出来ない程。棍以外では討伐の方が先に来るだろう。
強固な肉質と耐久力という、グラビモス本来の能力こそが最大の壁となるのは間違いない。
- 元々MH4で熱線のバリエーションが増えた上にG級専用モーションも熱線であったために、
亜種は通常の熱線、なぎ払い熱線、縦方向なぎ払い熱線、溜め熱線、歩き熱線、振り向き熱線……と
6種類もの熱線を使い分ける。まさに熱線のプロである。
「排熱能力が発達しているため熱線を多用する」という亜種の設定が大いに活かされていると言えよう。
ただし、使用頻度の多い歩き熱線の存在により遠距離から熱線を撃ちまくってくるだけというわけでもないため、
ガンナーでも頻繁に距離を詰められることは留意すべき。
逆に、この技のおかげでエリア端にこもられることが減って助かったという声もある。
派生作品 
MHF 
- 下位・上位個体はMH2の個体とほぼ同じであり、対処は容易な方。
- 奇種は水属性の通りが僅かながら悪くなっている。
とはいえ本当に僅かであり、属性吸収肉質も存在しないため、上位までとほぼ変わらない感覚で戦える。
また、腹部の甲殻を破壊した後は、腹部に龍属性が40も通るようになる(下位・上位個体は30)。
特異個体 
- 見た目の変化
- 眼が赤紫色
- 翼が一回り大きい
- 全身の突起物が活火山の如く紅蓮に染まっている
- 尻尾が肥大化している
- 足の爪が少し大きくなり、赤く染まっている
- 頭の天辺のとんがりが伸びている
- 角が伸び、若干先端がより黒くなっている
- 長らく特異個体がいないせいで空気だった亜種だが、ついにG3より特異個体が実装された。
基本的には原種特異個体専用行動を引き継いでいるが、亜種専用の技ももちろんある。
- それは、巨体を浮上させつつ斜め下に熱線を放ったかと思うと、そのまま360度回転させて周囲を焼き払い、
ボディプレスで脚元に逃げたハンターを踏み潰した後にその衝撃で焼けた地面を炎上させる
というド派手な大技である。
最初こそ真下が安全地帯なものの、その後のボディプレスや炎上する地面から如何にして逃れるかが鍵のようだ。- 体の重さ故に飛行を積極的に行わない、
思い当たるとすれば落とし穴脱出時にしか飛行をしないグラビモスが、
あのリオレウスの空中ブレス時とほぼ同じ高度での滞空、
しかもその高度で360度回転しているのはとても驚くのではないだろうか。
おそらく上記した通り本来より翼が大きく発達しているが故に可能となった芸当と思われる。- とはいえ、〆のボディプレスのモーションを見る限り、やや無理をして滞空しているようにも見える。
- 体の重さ故に飛行を積極的に行わない、
- また、叩きつけた尻尾から睡眠ガスと高熱ガスを放出する攻撃も得ている。
- ちなみに特異個体としての性質ではないが、亜種は怒り時の俊敏性が大きく上昇する。
ビームの使用頻度が減っていることもあり、グラビモス特異個体のウリである
「俊敏さ」に磨きがかかっているので油断しないように。
G級 
- 特異個体の実装と同時に、なんとG級にも進出。
亜種でG級に対応したのはグラビモスが初である。
- 難易度は★6。グラビモス原種よりワンランク高く、ラージャンやアノルパティスと同じ難易度である。
- G級専用モーションとして、踏み付けで地面を隆起させる、というものがある。
MHFでは他のモンスターでも多く持つ行動ではあるが、それらとの違いとして、
踏み抜いた地面はもちろん、踏み付け後やや時間を置いて
グラビモス自身から少し離れた場所の地面も激しく隆起する、というものがある。
また、隆起した地面からは毒ガスや熱風も噴射されている。- 噴射されるガスは戦う地形によって異なる(沼地では毒、火山では熱風になる)ため
グラビモス由来のものではなく、その土地由来のものであるようだ。
- 噴射されるガスは戦う地形によって異なる(沼地では毒、火山では熱風になる)ため
- 攻撃力は原種とほぼ同じ4.6で、怒り時の補正も1.7と控えめにはなっている。
一方、HC時の攻撃力補正が非常に高く、最大で10.2と大幅に強化される。
難易度が1上がったことで必要防御力は更に増え、防御力1600はないと満足に戦うのは難しいだろう。
逆に言えばこのモンスターと十分戦えるなら、
★7クラスのモンスターともそれなりに渡り合うことが可能と言える。
- 特異個体化ももちろん可能だが、ただでさえ素早いのに更に機敏なモーションが増えているため
ガンナーと言えども安全とは言えず、一度隙を見せると一気にやられてしまう、ということも多い。
G級専用モーションからも分かる通りビームを連発するだけのモンスター、というのは既に過去のものであり
油断しているとその思わぬ素早さに対応できなかったり、
大熱線や飛び掛りを連発されて倒される、という可能性もある。
- ただしグラビモス同様、
素の肉質は非常に硬いが腹を割れば劇的に攻撃が通るという点や、
水属性に極めて弱いという点は同じ。
特異個体化しても腹破壊は容易な上に更に体力が減るので、弱点を水属性で集中攻撃すれば、
ご自慢のスピードを活かせないまま沈めることも難しい話ではない。
つまり単に強くなっただけでなく「やられる前にやれ」というイメージが似合う
モンスターになったと言えるだろう。
なお、麻痺と睡眠耐性は通常種G級個体よりかなり上がっている点に注意。
毒に関しては従来の亜種よりも更に通る。なんと1回で1080ダメージである。
大闘技会 
- 基本は通常種とほぼ同じ。
しかし亜種は原種以上に硬い肉質&水以外への高い属性耐性を持っており、
更に熱線直後のガス噴出の連発により、特に近接ハンターに対して異常なまでの強さを誇る。
- 笛による指示で繰り出す攻撃
- 弾撃笛・・・熱線
- 突撃笛・・・突進攻撃
- 尾撃笛・・・尻尾回転攻撃
- 必撃笛・・・爆炎ガス攻撃
- 特撃笛・・・タックル
- 逆鱗笛・・・薙ぎ払い熱線⇒突進攻撃⇒爆炎ガス攻撃
MHST 
- 通常種と一緒にストーリーズにも参戦。当然だがオトモンにもできる。
生息域はドヴァン火山…と思わせておいて、意外にもバブダの密林奥地にある稀のすみか。
最深部付近に出現するが、大体の場合そこには通常種が寝ているため、
いざ探そうとなるとなかなか出会えないレアモンスターとなっている。- 一応、ドヴァン火山のモンスターの巣の奥でタマゴを守っている場合もある。
- メインシリーズでもそうだが、野生個体はとにかく豪熱線を連発して強烈なダメージを与える強敵。
たまにパワー攻撃もするが、豪熱線の頻度が非常に多いため真っ向勝負で連勝するのは難しい。
HPや防御力も高く長期戦になることは必至。戦う際には絶対に無理しないように。
- しかし、何よりも恐ろしいのは低確率で繰り出す溜め拡散熱線である。
1ターン溜めた後にこちら全体に対して繰り出す非常に強力な熱線であり、
火耐性が不足していれば一発でこちらが壊滅的なダメージを負ってしまうことは避けられない。
なにも考えずにいたらMH4の頃のフルゴアエイムの悪夢再びである。
繰り出す兆候が見られたら火耐性の高いオトモンへの入れ替えやガードをするなどで、大ダメージに備えよう。- HPが残りわずかになると、使用頻度が激増する模様。
最後の最後まで絶対に気を抜かずに戦うようにしたい。
- HPが残りわずかになると、使用頻度が激増する模様。
オトモン 
- このようにかなりの強敵なのだが、その実力はオトモンにしたらとても頼りになる。
素早さ以外の能力は全体的に高くまとまっており、長期戦に耐えうる性能を誇る。
やはりオトモンになっても熱線系の特技をよく使ってくれるため、火属性に弱い相手に対しては滅法強い。
- 野生個体も使ってきていた溜め拡散熱線ももちろん使用可能。
ライダー戦では状況によってはこれ一発で2ポイント取ることだって狙える。
高い耐久力で長期戦に持ち込む点は通常種と同じだが、
ガス攻撃で相手を状態異常にして苦しめる戦いが得意なあちらとは方向性が異なる。- 逆にいえば、火属性に強い相手を敵に回してしまうとその実力が十分発揮できないことも多い。
こちらを上回る耐久力を誇るウラガンキンや、
同じく耐久に優れる上に毒ガスで崩してくるバサルモスなどは、
天敵と言ってもいいほどに相性が悪い。勿論、水属性攻撃に弱い点も忘れてはならない。
- 逆にいえば、火属性に強い相手を敵に回してしまうとその実力が十分発揮できないことも多い。
- 熱線系の特技こそが彼の最大の持ち味であるため、
運用の際は伝承の儀で火属性攻撃の威力を底上げしていくことが非常に重要となる。
他属性の力を伸ばしても彼の場合はあまり活かしきれないことが多いため、
こだわりがなければ他属性を継承させることは考えない方が無難。
耐久面に関しては、苦手な水耐性の補強や
長期戦に持ち込む際に厄介な毒、持ち味を封じる特技封じを無効にするなどが考えられる。
あとは熱線系の特技の命中率を上げるべく、素早さの補強もできたらやっておきたい。- 一応パワータイプだが基本は熱線がメインのため、
パワーの威力を上げたりすくみを補う特技を入れるかはお好みと言ったところか。
- 一応パワータイプだが基本は熱線がメインのため、
- ライドアクションと絆技は例によって通常種と全く同じ。
すなわち移動中はマグマ移動と咆哮が使え、戦闘中にライドオンすればマグマライザーができる。
マグマライザーは防御を無視してダメージが与えられるため、
上述した耐久に優れるモンスターに対する対抗手段として使える。
MHST2 
- 通常種と共に続投。生息地も同じくベルガ地方である。
グラフィックに手が加えられており、背中側や尻尾の甲殻の突起部分が赤く染まった見た目になっている。
- 行動パターンも通常種とほぼ同じで、通常はパワー攻撃、怒り時はテクニック攻撃を繰り出し、
最後に「溜め拡散熱線」を繰り出して通常状態に戻る。
また、ターンが進むと「重撃の構え」で火属性攻撃力をアップさせてくる。- ストーリー後半あたりから出てくる亜種は
通常種と異なる3すくみ系統になっている場合がほとんどなのだが、
鈍重なグラビモスがスピード攻撃をメインとするのはさすがに不自然なためか、
両種ともに共通となっている。 - 帰巣条件も通常種と同じで大タル爆弾で部位破壊を達成すればいい。
ランダム出現の巣からタマゴが出るのも同様なのでそっちでも有り。
- ストーリー後半あたりから出てくる亜種は
- 大技の「溜め拡散熱線」は前作同様に溜めてから次のターンで繰り出してくるが、
最初の溜めは絆技では阻止できない。
特に本作の敵モンスターは概ね「3すくみ技を繰り返した後にノータイプの大技を繰り出す」
というパターンになっているためにこの手の溜め行動に引っかかりやすく、
バトルラインが出ていないからといって早とちりしてすぐ絆技を使用してしまうと、
また溜め直されて熱線を繰り出されるハメになる。
オトモン 
- 火属性のパワータイプ。
今作の属性が同じ亜種の例に漏れず、通常種のパワーアップ版というべき性能を持つ。
攻撃力と防御力は同等だが、HPと会心率がほんの少し、回復力が多少増加している。
体力と防御力は全体で見てもかなりの高水準で、攻撃力も及第点程度には備えている。
ただ幼体であるバサルモスとは異なり、回復力があまり高くない。
あくまで耐えて殴り勝つ、という感じである。
- クリア後は古龍&二つ名&希少種ゲーかつ火パワーが飽和気味なのも相まって
通常種の方は強みとなる要素が無いため居場所を確保出来ないという憂き目にあっていたが、
彼の場合は少々立場が異なる。というのも他の火属性オトモンとステータスを比べると
HPがガンキン主任やテオと並んでトップ、防御力は弱点属性の違いを除くとリオレイア希少種と同じ。
簡潔に纏めると火属性オトモンの中で最も耐久力が高いのがこのグラビモス亜種である。
上述したように火力も及第点程度にはあり耐久がガムート達の次に高い*1ので、
火属性版銀嶺ガムートのような使い方が可能である。
圧倒的な火力で焼き尽くすよりも、防御を固めて堅実に戦いたいライダー諸氏にはオススメのオトモンである。
安定した万石の狩りを好むなら、「火山の重鎮」や「鎧の覇者」などと呼ばれる不沈艦のような防御で答えてくれるだろう。
- アクティブスキルは「カチコチボディ」、単体攻撃の「熱線」、
そして野生の個体も使用してきた大技「溜め拡散熱線」。
豪熱線は野生個体専用となり、下位版の熱線に代わっている。- カチコチボディは、バサルモス種が習得する技と同様の防御力アップ。
成長してグラビモスになると習得しなくなってしまうこの技を、
グラビモス亜種になると再び習得することになる。 - 熱線は単体に防御力を無視した火属性ダメージを与え、
高確率でやけどを付与する火属性パワータイプの攻撃。
確率で外れる欠点こそあれど、それを補える単体攻撃であり、
また絆ゲージ消費が14と少なく扱いやすい。 - 溜め拡散熱線は、1ターン溜めてから次のターンに火属性全体攻撃を行う。
高確率でやけどを付加する効果も付いてくる。
今作においては前作や敵の時にはノータイプだった攻撃であっても、オトモンとして使う場合には
3すくみが付与されることが多いのだが、この溜め拡散熱線はノータイプのままとなっている。
このため、一度発動してしまえば真っ向勝負やダブルアクションでは止められない。 - カチコチボディは、バサルモス種が習得する技と同様の防御力アップ。
- 攻略においては、火属性パワー共通の破滅レウスと被る問題がある。
ただそうでなくとも、鈍足耐久寄りのステータスは扱いづらいかもしれない。
余談 
- かつては通常種共々、完全にガンナーの的であった(特にボウガン使い)。
しかしなぎ払いビームの会得などによりガンナーへの対抗策を徐々に身に着けていき、
MH4(G)では歩き熱線とガス噴射を凄まじい頻度で連発するようになったことから、
「ガンナーの的」などと呼ばれていた時代は、もはや考えられないほどの難敵となっている。
- 別名に「黒」の文字が入るモンスターは現在ではかなり増えてきたが、
それを「くろ」と読むモンスターは意外と少なく、
公式の呼称においては未だにグラビモス亜種のみである*2
(メラルーを「クロネコ」と呼ぶ場合もあるが、こちらはあくまで俗称の扱い)。
素材 
- 黒鎧竜の甲殻
- グラビモス亜種の外殻。重厚な黒色は圧力を感じさせる。
質や特性によっても呼び方が変わり、甲殻よりも硬く発達したものは「堅殻」とよばれ、
その風貌は焼けた岩のように黒い。その硬度故、加工は非常に困難。
それより更に重く硬く発達したものは「重殻」と呼ばれる。
なお、初期のシリーズでは「黒鎧竜の軟殻」と呼ばれる素材も流通していた。
他の飛竜と一線を画す重量と硬度を誇る。
MHFでは、様々な用途に使用できる「仙殻」や、鋼よりも硬いという「岩殻」が入手できる。
- 黒鎧竜の頭殻
- グラビモス亜種の頭部を覆う甲殻。黒い仮面のように見えるその面持ちは迫力満点。
ショウグンギザミ亜種はこれをヤドとして利用しており、ヤドの部位破壊で入手できることがある。
また、地方によってはグラビモス亜種の頭部破壊を達成することで入手できることもある。
近年では、極めて強靭な個体から「重頭殻」と呼ばれる上質な頭殻が入手できるようになった。
MHSTでは上位素材として「黒鎧竜の顎」という素材が登場。
放たれる熱線を安定させる特殊な構造をしているらしい。
- 黒鎧竜の骨髄
- MHSTでのみ登場するグラビモスのレア素材。
グラビモス亜種から入手できる骨髄で、通常個体の骨髄とは別の素材として扱われる。
素材の接合に適した粘着性を持つという。
上位個体からは「黒鎧竜の延髄」を入手できる。こちらも通常種のものとは別の素材として扱われる。
揮発性が高いため、保管には注意を要するという。
- 黒鎧竜の天殻
- 長い年月を生き続けた、非常に強大なグラビモス亜種が有する幻の甲殻。
通常種もまた「鎧竜の天殻」と呼ばれる甲殻を持っており、
かつては通常種と亜種で別々にレア素材をもっている例は少なく、
ジンオウガ亜種が登場するまでグラビモスとその亜種のみが持つ個性であった*3。
- 黒鎧竜の仙骨
- 異彩を放つグラビモス亜種の骨。様々な用途で重宝される。
「仙骨」とはいってもドボルベルクのそれとは異なり、
「骨」にG★6モンスター素材共通名称の「仙」が付加されたものだろう。
- 黒鎧竜の翼
- 非常に重いグラビモス亜種の翼。
初期のシリーズで登場しており、翼自体がほぼ岩のように変質しており、非常に堅い。
メゼポルタ周辺では極めて屈強な個体からのみ極稀に剥ぎ取れるもので、
その他の個体の翼は通常種のものと区別されずに扱われる。
- 黒鎧竜の赤髄
- 特異個体から稀に剥ぎ取れる骨髄。
熱せられた表面は赤色を帯びている。
より強力な個体からは「炎髄」と呼ばれる骨髄が得られ、空気に触れると発火してしまうという。
それ故、素早い加工技術が要求される。
また、更に強力な個体から得られる、岩石を容易く溶かすほどの高温を持つ血液を作り出す器官は「熔髄」、
極めて強力な個体から得られる、グラビモス亜種の生命活動において最も重要とされる、
焔のように熱い髄液を作り出す器官は「焔髄」と呼ばれる。
関連項目 
モンスター/グラビモス
武器/グラビド武器 - グラビモス亜種の素材から作られた武器へのリンクあり。
防具/グラビドシリーズ - グラビモス亜種素材のグラビドDシリーズなどについての記載あり。
クエスト/黒のカタクラフト
クエスト/双璧!黒き熱風
アクション/グラビーム
モンスター関連
モンスター/バサルモス - 排熱能力に優れたごく一部のバサルモスがグラビモス亜種へと成長すると言われている。
モンスター/グレアドモス - MHF-Gにおいて、グラビモスの祖先と考えられる存在として登場した始種モンスター第1号。
モンスター/ショウグンギザミ亜種 - グラビモス亜種の頭骨をヤドにしている。
モンスター/ディアブロス亜種 - 生物学的には亜種ではない点、及びクラグモスを祖先とする点で共通している。