モンスター/ザボアザギル

Last-modified: 2024-04-14 (日) 11:49:37
種族
両生種(有尾目 化鮫亜目 ザボアザギル科)
別名
化け鮫(ばけざめ)
英語表記
Zamtrios
危険度
MH4・MH4G・MHX・MHXX:★4
登場作品
MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHSP, MHST, MHST2, MH-R
狩猟地
氷海, 極圏, タルジュ雪原, エットー洞窟

目次

特徴・生態

極寒の地に適応した進化を遂げた、両生種の大型モンスター。
スクアギルが完全な成長を遂げた姿であり、その体躯は一般的なスクアギルの数倍はある。
また、スクアギルの頃以上に食欲旺盛且つ獰猛な性格で、生物であれば何にでも喰らい付こうとする。
当然ハンターをはじめとした人間に対しても同様で、
氷海を移動、探索していたところにザボアザギルの強襲を受けたという報告は後を絶たない。
頭部の先端はスクアギルほど鋭くはないが、
それでも分厚い氷を穿ち、抉りながら氷中に身を沈めるのには十分。
そのまま海や氷中に潜り、獲物の足元から奇襲を仕掛けてくる事もある。
背中を中心に鑢のような質感の、いわゆる鮫肌の鱗を持っており、
この鱗や背ビレを利用して氷原を切り裂きながら移動する事もできる。
勿論、四肢を使って縄張りを歩き回る様子も確認されており、その行動範囲は広い。
外敵に対しては大量の冷水を球状あるいは放射状に吐き出すブレスを放ち、
その冷気によって相手の体温や持久力を奪ったり、時にはそのまま氷漬けにして動きを止めてしまう。
ハンターズギルドからは《化け鮫》と通称されるが、
その理由は他のモンスターには見られない極めて特異な戦法による。
ザボアザギルは外敵との戦闘において、三種類の形態に自在に変化し、
その姿によって立ち回りまで大きく変えるという生態を持つ。
通常は鮫に四肢が生えたような姿をしており、
前述したブレスや大きな尻尾、鋸のような牙などを主な武器として暴れる。
しかし、興奮してくると身体から特殊な液体を分泌し、自身の周囲を氷結させる事で全身に氷を纏う。
この氷は非常に頑丈で、ザボアザギルの身体を守る鎧として機能するのみならず、
頭部には氷の角、前脚には氷の刃、背中には無数の氷の棘を形成、
さらに尻尾全体を覆うことで巨大な氷の斧と化すなどして攻撃面の強化も図る。
ザボアザギルもこの氷の鎧の特性を理解しているようで、
鋭く尖った氷の鎧で外敵を削り取るように攻撃するなど、通常時とは異なる動きも見せる。
なお、興奮がある程度落ち着いてきても、一度形成された氷の鎧は簡単には消えず、
その後もザボアザギルの身を守り続ける。
そしてもう一つの姿が、体内で発生させたガスによって急激に身体を膨張させた形態である。
本来の数倍の体積にまで巨大化した風船のような姿は、一見するとユーモラスだが、
その際に前述の氷の鎧を纏っていた場合、それを内側から破壊するほどの勢いで突然膨らむため、
隣接しているものは跳ね飛ばされてしまう。
また、跳躍して氷原を砕き割るほどの威力の圧し掛かりを繰り出したり、
自分の周囲に向けて水弾のブレスを撒き散らしたりと、見た目に反して非常に攻撃的な形態である。
一方、膨張した腹部は非常に肉質が柔らかく、大きな弱点ともなっているが、
過度のダメージを受けたりすると下腹部からガスを排出し、
相手を吹き飛ばしつつ通常形態に戻るなどの行動を取る。
余談だが、膨張形態で絶命した場合、その膨張した姿を維持したまま動かなくなる。
前述した通り、凄まじいまでの変化によって多彩な戦法を使い分けるザボアザギルだが、
何故そこまでの変化を繰り返すのかについては詳しくは分かっておらず、研究が続けられている。
また、ザボアザギルはカエルが大好物であり、氷海の釣り場に浮かべた釣りカエルに喰らいついてくる。
この特性を利用して、遊泳中のザボアザギルを陸上に引きずり出すハンターもいる。

概要

  • MH4から登場した両生種のモンスター。
    スクアギルの成体に当たる種だが、その体躯や危険度はスクアギルを遥かに上回る
    幼体は小型モンスターだが、成体になると大型モンスターに相応しい戦闘力を発揮するようになるという意味で、
    ポジション的にはギギネブラアグナコトルに近いと言える。
    亜種については下記の記事を参照されたし。
  • その姿は四肢が付いた鮫そのものだが、幼体を含めた一部の特徴は蛙に近い。
    現実世界にも、海底を歩くサメとしてエポレットシャークが存在する。
  • 最大の特徴は、戦闘が進むにつれて目まぐるしく形態変化することである。
氷纏い状態
怒り状態に移行すると同時に移行する形態。
体内に蓄積した極低温の液体を噴出、氷の鎧を発現させる。
この状態では尻尾や腕が氷結し、頭部に角のような氷塊を纏った非常に攻撃的な姿に変貌。
当然変化するのは見た目だけではなく、引っ掻き攻撃を抉るように繰り出す、
斧のように凍った尻尾を振り回すなど、通常時より激しく暴れ回る。
また使用頻度は低いものの、氷まとい状態で潜行している場合に限り、
時折背中を少し出した状態で止まったと思いきや、
間髪入れずに背中から鋭い氷の棘を生やすというカウンター攻撃を持つ。
止まった時に下手に斬り掛かった剣士は容赦なく氷の棘に貫かれることとなり、
見た目通り氷属性を宿すため氷属性やられまで発症してしまう。
怒り状態が続いているようなら離れて様子を見て、収まっているようなら音爆弾を使用してダウンを狙いたい。
一方、遠距離からの攻撃がメインのガンナーからすれば、大きな攻撃チャンスと言える。
氷を纏うため、肉質もやや硬化。
似たような特性を持つアグナコトル亜種と比べると硬度はマイルドで、
斬れ味が緑でも前脚以外は弾かれずに済む。
ちなみに、肉質硬化は咆哮をあげるモーションに入った時点でされているらしく、
咆哮中に攻撃すると弾かれることがある。
上述もしたが、氷纏い状態では火属性の通りが良くなり、また尻尾のみ雷属性の通りが悪くなる。
  • なお、この氷の鎧は怒り状態が解除されても持続する
    氷の鎧が解除される条件は、ハンター側が一定回数攻撃を加えるか、
    膨張状態(後述)に移行するかの2つのみである。
膨張状態
氷纏い状態状態で一定時間経過すると移行する、ザボアザギルが持つもう一つの形態
名の通り膨らむのだが、その膨張度合はスクアギルの比ではなく、
全高だけで実にハンターの数倍以上という凄まじいサイズまで膨れ上がる。
変化っぷりも見事なもので、弾力性に富んだ巨大なボールとでも形容すべき姿に。
この状態では、大ジャンプからのボディプレスを始め、
噴火の如く周囲にブレスを撒き散らすゴロゴロ転がってくるなど、
シャープな攻撃が多かった氷纏い時とは一転、とんでもなくダイナミックな攻撃を繰り出してくる。
ボディプレスや転がりの際には地面(氷板)が叩き割られ大きく隆起する演出が入り、とにかく派手。
その見た目とは裏腹に、非常に攻撃重視な形態と言えるだろう。
一方で膨張時は最大の弱点である腹部が常に露出するため、ハイリスクハイリターンな状態とも言える。
  • この転がりだが、その攻撃値は100と非常に高い。
    この値がどれほどのものかというと、あのティガレックス亜種の大咆哮を抜き去り、
    マガラ種の最大技である狂竜鱗粉爆破とタメを張る威力である
膨張中は時間が経つ、もしくはダメージを負う毎に膨らんだ腹が赤みを帯びていき
赤みが一定以上濃くなると、色が元に戻ると同時に萎んでいく。
この時抜け出る冷気には攻撃判定が存在しており
不用意に近付くとダメージを受け吹っ飛ばされる上に氷属性やられに陥るため油断は禁物。
ちなみに、これだけ巨大な体となってもちゃんと落とし穴には嵌まる。
柔らかい腹を狙い放題となるため、非常に有効な戦術ではあるのだが、
とにかく見た目のインパクトが凄まじい。
  • この形態では、ランスの突進を無限に当て続けることが可能。
    MHXで登場した研磨術を発動させて強走薬を服用しつつ突進すると非常に爽快だが、
    当然味方をふっとばさないように注意をしよう。
  • 上記のように、大型モンスターでありながら
    3つの全く異なる形態をもつという非常にユニークなモンスターである。
    化け鮫という風変わりな別名はここに由来する。
    • なお、ファミ通での藤岡Dへのインタビューよると、
      モンスターの変化を楽しんでもらいたいという意図があり、
      見た目のインパクトを重視してデザインしたとのこと。
  • モンスターリストには「カエルを好んで食べる」とある通り、
    ガノトトスチャナガブルに次ぐカエル好きのモンスターである。
    もちろん釣りカエルで釣ることができるが、
    未発見状態かつ氷に潜っている時を狙わなければならないという厳しい条件がある。
    氷海エリア2の釣りポイントはちょうど中程にあるため、そのまま向かえば気づかれる可能性が極めて高い。
    本気で狙うなら、エリアに入ると同時にけむり玉を使いつつ潜るのを待とう。
    手間に反してメリットは然程ないが、たまに息抜きに釣り上げてみるのもいいかもしれない。
    • ちなみにカエル好きのこの3種、全て見た目が魚である。こいつはともかく海竜種も混じっているが。
      まさか、モンハンの世界ではカエルを食べ続けた種が魚の形に進化するのだろうか…。
  • 部位破壊箇所は頭、前脚、背ビレ、尾ビレなど。
    氷纏い状態では部位が分かれると言うこともなく、氷を剥がすと同時に破壊できる。
    • 弱点は火属性と雷属性で、氷纏い時は一部部位への火属性の効きが良くなる。
      最大弱点の腹部への通りはどちらも30なので、所持している武器の性能とも相談して属性を選ぶと良い。
  • 他のモンスターと同じく、疲労したりある程度時間が経ったりすると捕食行動を取る。
    寒冷地方ということで、獲物はもちろんポポではなく
    エリア2の端にぽっかりと空いた穴から、ドス大食いマグロっぽい巨大な魚を氷上に引き揚げて食べる。
    肉食といっても、魚食寄りなのだろう。

MH4

  • MH4では村★4の「モンニャン隊、危機一髪」にて初登場。
    登場ムービーでは氷海を訪れたモンニャン隊の面々を襲っており、
    あわや背ビレに轢かれる…と言うところで筆頭オトモが救助。
    モンニャン隊は主人公ハンターとザボアザギルを見比べ、
    自分達でもやれると判断したのかザボアザギルを威嚇するが、
    ザボアザギルはこれに対し氷纏い形態に移行。
    完全に怖気ついたモンニャン隊は主人公ハンターの周りを回って逃走する…という、
    コミカルな演出やセリフが多いMH4らしい仕上がりになっている。
  • 集会所では★2で初登場する他、いくつかのイベントクエストの相手にも抜擢されている。
    特にUSJとのコラボである「USJ・ザボアザギル3D」や
    ケロロ軍曹とのコラボである「ケロロ軍曹・スカウト大作戦」にも登場しており、
    公式からのプッシュもなかなか熱いようである。
  • 落とし物テーブルは2パターンあり、
    潜航中に乗り等で強制的に引き揚げた場合に落とす物とそれ以外の物とで拾える物が変わる。
    後者は非常に頻繁に落とすが、その殆どが氷結晶という地味な嫌がらせがある。
    しかし、集めにくい割に何かと要求される氷結袋なども低確率で拾えるため決して無視できるものではない。
    ちなみにランク相応のカワズの油は前者の落とし物でしか入手できない*1ので、
    油目当てに落とし物を漏れなく拾う必要はない。
    まあ、カワズの油が目当てならばテツカブラと連戦した方が遥かに効率が良いのだが。
    • なお、落とし物の最大回数は怒涛の100回
      頻繁に落とすとはいえ、ザボアザギルが落とし物を落とさなくなるまで
      戦闘が続くことはそうそうないだろう。
  • 初登場クエストで関連があったように、モンニャン隊でも登場し、各種形態を見せてくれる。
    遭遇までは通常形態だが、モンニャン隊遭遇と共に氷の鎧形態になり、そのまま殴り合いに突入する。
    ここまではいいのだが、敗れるとどういうわけか体を膨張させて逃走する
    移動スピードが遅くなる上に肉質も柔らかくなってしまい、
    逃走する上では逆効果の気がするが、なにか意味があるのだろうか。
    • あるいは、モンニャン隊との戦闘中に膨張状態へと移行するも大きなダメージを負い、
      やむなくそのまま逃走した……とも考えられる。

戦闘能力

  • 氷海の氷の下に潜り、極寒の海を縦横無尽に泳ぎ回る。
    分厚い氷から背ビレだけを出して泳ぐさまは、まさしくサメである。
    なお、氷に潜った後は背ビレを出したままハンターを追尾し、
    最終的に地中ならぬ氷中急襲を仕掛けてくる。
    この氷中急襲だが、ハンターの足元に移動し、震動で動きを止めてから飛び出るという、
    一見するとあの悪名高いMH3GのG級ディアブロス亜種すら霞むコンボ技である。
    • ただし、G級ディアブロス亜種とは異なり飛び出す前に硬直が解ける良心仕様であり、
      このため震動のモーションキャンセル+強制納刀という仕様上、
      双剣で乱舞してようが、ガンスで竜撃砲ぶちかましてようが、肉を上手に焼いていようが、
      スタミナさえ確保できていれば前転やダッシュで回避可能
      Bボタンを連打するだけでいいためある種最も簡単なフレーム回避かもしれない。
      勿論回避方向を誤れば直撃は免れないが、
      ザボアザギルが突き上げをかましてくる位置には予め氷の破片が飛び散るため、
      どこから突き上げてくるかはある程度判別可能となっている。
    …とこのように、どちらかというと初見プレイヤーを驚かせるインパクト重視の攻撃で、
    しっかり見切れば耐震をつけて肉を焼いているハンター以外は然程怖くはない攻撃である。
    • ただし狂竜症を発症し、かつ怒り状態の際は上記の限りではなく、
      突き上げが異常なほど早いため、震動回復前に直撃を食らってしまう
      状況如何ではG級ディアブロス亜種さながらの極悪コンボ攻撃となり得るので、ゆめゆめ油断するなかれ。
    • 背ビレだけ出している時に攻撃したり音爆弾を当てて怯ませると、
      水中から飛び出してダウンし、攻撃チャンスとなる。
      積極的に狙いたいところだが、近寄った時に振り向きながら噛みついてくることがあるので注意。
  • また、口内からは氷水を圧縮した巨大なブレスを吐くことが可能で、
    球状のものと、アグナコトル亜種高水圧のような太いビーム状のものを使い分ける。
    属性は氷属性で、球状の物には雪だるまにする効果もある。
    ビーム状のブレスは予想外に射程が長く、画面端に対峙していても真正面の直線軌道で当たる
    薙ぎ払い角度は90度の往復型のため、どちらに曲がるか見極められれば直線軌道からは抜けられるが、
    オトモ狙いのビームが外れてハンターの方に跳んで来たりもするため、ビーム前の溜めには要注意。
  • 拘束攻撃も行うが、なんとハンターを丸ごと飲み込んでしまう
    呑み込むとザボアザギルの腹が膨張し、腹の中でハンターが暴れているかのように全身が絶えず揺れ動く。
    ちなみに、脱出に必要な連打のゲージがそこそこ長く、拘束脱出成功までの受付時間は短め。
    • この拘束攻撃だが、明らかに呑み込んだハンターを咀嚼しており、
      その系統のモンスターとしてはギギネブラフルフルに続き3匹目となる。
    • 脱出に失敗してもそのまま消化されるなんてことはなく、大ダメージと共に吐き出される。
      ハンターとは本当に何者なのだろうか。
    • 余談だが、氷の鎧を纏っているときでも拘束してくる。
      このときのみ氷の鎧を纏ったまま膨らむザボアザギルを見ることができる。
      とはいえ、拘束されている本人はそれどころではないだろう。
    • ソロだと無理だが、膨れている時のお腹は非常に柔らかいので、
      PTプレイなら拘束攻撃を受けた側のハンターが暴れなければ、長時間弱点を露出させ続けることができる。
      他のモンスターでも使える戦法だが、力尽きては元も子もないので一応こやし玉は準備しておこう。
  • 陸上ではナルガクルガのような構えを取り、狙いを定めてから攻撃を仕掛けてくる。
    狙いは正確で、後ろに回り込んでも振り返って再度狙いを定めてくるなどかなり執念深い。
    ブレスだろうが突進だろうが全く同じ構えから繰り出すため、構えによって攻撃を見分けるのは不可能といえる。
    ちなみにナルガクルガと違い、この時に音爆弾を投げてもダウンしたりはしない。
  • 上位以降になると、膨張時はバックジャンプした後すかさずハンターめがけて転がってくる。
    この転がりは出が早いので、ザボアザギルの正面には立たないようにしよう。

MH4G

  • MH4Gではグラフィックにやや手が加えられ、MH4のそれと比べてテカテカした質感になった。
    同作で登場した亜種の設定で、
    「体表に粘液を分泌している」
    ことが明かされたので、おそらくは粘液を薄っすら纏っている質感を再現したものだと思われる。
  • G級では、通常状態での突進や回転攻撃の前に行う「構え」の時間が極端に短くなっており、
    全体的に隙が少なくなっている。
    さらに、氷中からの突き上げ直前に震動を起こさなくなっている代わりに素早くかつ的確に狙ってくるようになった。
  • また新モーションとして、通常よりもとても長い「構え」を行った後、
    体を大きく回転させながらブレスを薙ぎ払って周囲の敵を一網打尽にするという大技まで獲得。
    目測で周囲300°近くを一気にブレスでなぎ払うため、攻撃範囲はかなり広い。
    しかも同時に振り回される尻尾などにも攻撃判定があり、密着しているとかなり危険。
    威力も尋常ではないほど高いため、通常よりも長い構えを見て、
    攻撃チャンスと思って近づいた人は容赦なく引っ掛けられてしまったことだろう。
    幸い射程自体は短いので、長い構えの間に落ちついて距離を離そう。
    しかし、密着して戦っている場合、「構え」の際に尻尾と胴体の間に嵌って抜け出せなくなることがある。
    個体の大きさによっては緊急回避では抜け出せないので、当たる覚悟でできるだけ回復する、
    もしくは難しいがタイミングを見計らって緊急回避をする、
    そんな余裕もない場合はモドリ玉を使うのも手かもしれない。

MHX(X)

  • MHXでも登場するが、相変わらず氷海以外のフィールドには出てこない。
    そしてその氷海が解禁されるのは上位になってからなので、
    実際に相対できるのはストーリーが後半に入ってから。
    • MH4Gから更にグラフィックが変更され、水色の体表が若干色褪せたようになった。
      遺跡平原の蔦エリアなど、4シリーズは原色がキツ過ぎるという指摘があったからだろうか。
  • 4シリーズのモンニャン隊では、ザボアザギルとの戦闘は雪山で行われていたのだが、
    雪山が復活したMHXにおいては、ザボアザギルを雪山で狩猟するクエストは登場しなかった。
    続くMHXXでも雪山には未登場。やはり、氷でないとダメなのだろうか?
    とはいえMHXではあの大海の王者も渓流にまで進出していたので、
    今後ザボアザギルと本格的に雪山での戦闘が可能になる日も来るかもしれない*2
    • しかし、どうして海から離れた雪山にザボアザギルが生息していたのだろうか。
      もしかして、例のポポジャンキーのように獲物を追い求めて雪山にまでやってきてしまったのか。
  • 集会所★7ではシャガルマガラとブラキディオスの他に、
    四天王+★5登場のモンスター同時狩猟のクエストがキークエストに設定されている。
    ザボアザギルはその内ガムートの相方として登場するが、
    XXではその一連のクエストに登場するモンスターの中で唯一二つ名が存在しないモンスターになっている。
    同条件で氷海に登場するのはザボアザギルかフルフルのみ*3なのでどの道そうなるが、
    待遇が悪い気がしないでもない。
    • その他、村★6の「高難度:青の連撃!」でもアオアシラ、ホロロホルルと共に対象に選ばれるという肩身の狭い事に。
      こちらは類似クエスト赤の猛攻!にラングロトラが出ているからまだいいか。
    尤も★5から登場して遺跡平原に現れるのはリオレイアのみ、
    同じく地底火山でもウラガンキンかイャンガルルガしかいない。
    原生林も新人のホロロホルルがクローズアップされるのは当然である為、
    結果的にそうならざるを得ない面はある。
    XXで二つ名が用意されなかったのは不憫と言えば不憫だが。
  • 氷結袋を入手できるモンスターはMHXではザボアザギルのみ。
    14代目マカ錬金屋は登場しているがアイテムを増やすことはできないので、
    落とし物はできるだけ拾っておきたい。
    この辺は新たに登場した氷属性素材・雪甲塊と通じる所がある。
    • MHXXでは復活したベリオロスからも入手可能。
      残念ながらドスギアノスから手に入るのは鳴き袋のみ。
  • また、MHXXで追加された村★8「ぷくぅーっ!ザボアザギル!」と、集会所G★2「閃きへの1ピースを求めて」の報酬は
    カワズの油類の出現率が高く、特にサブ報酬は数、確率共に非常に優秀*4
    これらのクエストのサブ目標は共通で頭部の部位破壊と非常に狙いやすく、
    油やいにしえの龍骨目当てでマラソン*5するのにも向いている。
    一方のテツカブラは単独クエストでは確定で同ランク×1・1ランク下×2で確率自体も負けているうえに、
    上位以降ではサブ報酬で油が出ない為、MHXXでの油集めではふらっとハンターぐらいしか立場がない。
  • XXの特殊許可クエストの岩穿狩猟依頼G5では、なんと新たに極圏で戦闘可能となっている。
    やはり氷に覆われたエリアでないと本領が発揮できないのだろう。
    そして「生半可なモンスターは生息することができない」という極圏の設定がますます迷子になってきている、
    • バグか仕様かは不明だが、
      極圏や闘技場に出てくるザボアザギルは未発見状態だと出現位置から一歩も動かない。
      その場での方向転換や威嚇すらせず、ただ一点を見つめるのみで少々不気味だが、
      「高難度:青の連撃!」や岩穿狩猟依頼G5ではマップ上側で戦えばけむり玉を切らしても発見されにくい。

戦闘能力

  • 戦闘力自体はMH4から大きく変更されてないが、上位からの登場ということもあり
    4(G)未経験プレイヤーからは「ザボアザギルは強敵」というイメージを持たれている。
    実際、4(G)で狩ったからといって下位装備で突撃したハンターを返り討ちにするほどの実力は備えている。
    ザボアザギルに限った話ではないが、装備の強化は怠らぬよう。
    • また、本作では膨張時の落とし物の条件が若干変更されており、
      バックジャンプのみでは落とし物を落とさなくなった。
      ただし、攻撃する際に確定で落とし物を落とすわけではないのは従来通りな為、
      『落とし物を落とさなかったから安全』ではなく、
      『落とし物を落としたら確定で何かしらの攻撃を仕掛けてくる』と覚えておこう。
  • MHXXのG級個体もMH4G時代と同様の技を使用。
    G級獰猛化個体の場合は「前半が低速化し後半が高速化する」タイプの強化がされる。
    獰猛化個体のこの技の強化具合は特に凄まじく、
    まともに食らえば体力満タンの状態から8、9割が消し飛び
    防御力や耐性の低いG級防具では問答無用で即死する威力にまで跳ね上がる*6
    おまけに非常に避け辛いなぎ払いタイプの攻撃にもかかわらずガード不可であり、
    超特殊許可クエストも真っ青。
    その為、「上位獰猛化ギザミの方がまだマシだった」と
    悲鳴を上げるハンターも存在するほど、野良での失敗率が高くなっている。
    怒り時ともなれば、ガンナーでは最強装備でもほぼ即死する。
    G級獰猛化ドドブランゴはMHXから引き続きタチの悪い難敵であり、
    本作で追加された獰猛化ベリオロスは殆ど足を止めずに暴れ回る超がつく厄介者と化しており、
    比較的マシなのが火力&耐久力お化けの獰猛化ガムートである辺り、本作の獰猛化氷属性モンスターは鬼門揃いと言える。
    • 一応、ブレイヴスタイルのイナシは可能だが、
      あまり至近距離でブレスをイナすと続けざまに振るわれる尻尾の命中が確定し
      イナシで減った赤ゲージと合わせてブレスの直撃程ではないが大ダメージを受けてしまう点には注意。
    対策としては構えている間に一部位を集中攻撃して怯ませること。
    獰猛化の影響で発射までの溜めが極端に延びるので、火力不足でない限り怯んで中断させられる。
    怒り時ならば氷の鎧を破壊して止めることも出来るし、前脚を怯ませれば転倒してチャンスとなる。
    • ちなみに伝説のガンナーはこの構え動作からインスピレーションを受け、
      新たな>狩技を編み出す事に成功している。プレイヤーには準備モーションにしか見えないが、やはり天才か。
  • 本作の獰猛化氷属性モンスターがどれもこれも鬼門になってしまったことで
    獰猛な大氷塊の入手難度が跳ね上がってしまったが、ベリオロスを除いて*7サブクエの報酬でも出るため、
    サブクエマラソンで狙うなら破壊しやすい頭部と尻尾破壊を要求される獰猛化ザボアザギルがまだ楽な方だったりする。*8

MHR(:S)

  • MHRiseにて幼体であるスクアギルが寒冷群島に登場することが確定し、
    本種も内定かと思いきや製品版で彼の姿はどこにも無かった。
    今作ではMH4以来となる新規両生種のヨツミワドウが登場し、
    さらに同期のテツカブラも幼体がギルドマネージャーのペットとして登場しており、
    本種も幼体の存在や「化け鮫」という別名が今作の妖怪モチーフに合致する事から
    登場が確実視されていたのだが……。
    また、纏う仲間のアグナコトルやテツカブラも狩猟対象としては登場しておらず、
    幼体の存在から登場を熱望していたハンター達は非常に寂しい思いをする事になってしまった。
  • 寒冷群島には氷海のような氷がまるでなく、フィールドのほとんどが浅い海か
    雪山のような地面になっているのでザボアザギルが思うように力を出せないが故の未参戦なのかも知れない。
    同じく半身が埋まるほどの深雪で真価を発揮するこちらのお方も難しそうである
    幼体のスクアギルのみがここで育ち、大きくなったら氷海へ赴く……みたいな生態があったり、
    あるいは現時点の寒冷群島ではまだ幼体しか確認されていないという可能性が考えられるが、
    他の未参戦モンスターともども公式からの解説はないため真実は謎のままである。
  • G級相当であるMHR:Sでの復活が期待されており、
    新フィールドである城塞高地は氷雪に包まれた寒冷地も登場した…のだが、
    こちらはこちらで海ではなく山であるためか、復活ならず。
    結果、アグナコトルグラビモスと並び、
    幼体の活躍を遠目に眺めるというどこかで見たような状況になってしまった。

派生作品

MHSP

  • 01弾のみの参戦。
    ザボアザギルの幼体はスクアギルだが、本作ではその時より少し成長した姿となっている。
    実際幼体の平均が10m近くある。
  • 01弾唯一の氷属性使い。
    …ではあるのだが、彼が登場する01弾は別に氷属性はなくていい程の扱いだった。
    それ位通りのいい相手が存在しなかったのである。
    • 03弾では終盤の氷属性の通りが恐ろしく良い為活躍が期待できる…かと思われたが、
      既に02弾でベリオロスが参戦している上、最強の氷属性使い・クシャルダオラが存在する為やはり報われない。
  • 特殊攻撃は
    「超凍結ブレス」(Lv1)・「巨漢回転ボディプレス」(Lv2)。
    なお、巨大化状態になるのは特殊攻撃Lv2のみ。この技を受けた相手は逃げ惑うのだが、
    仕様上明らかに巨大なガララアジャラだろうが強大な存在である古龍だろうが逃げ惑う羽目になる

MHST

  • 幼体のスクアギルと共にストーリーズでも登場し、
    さらにザボアザギルはオトモンとして一緒に冒険もできる。
    これを機に、遂に寒冷地帯以外への進出を果たす事になった。
    なお、亜種についてはなぜか未登場に終わってしまっている。
  • 拡散凍結ブレスでの全体攻撃や、アイスアーマーによる防御力強化が得意。
    また、三すくみ攻撃は、通常時はテクニック攻撃が主体だが、
    アイスアーマーにより氷を纏った姿になるとスピード攻撃主体へと変化するという特徴がある。

オトモン

  • ウルクススと並び、序盤から入手できる素で氷属性を持つオトモンである。
    この2体以外の氷属性モンスターはストーリー終盤まで登場せず、
    テクニック枠も割と貴重なので育てておいて損はないだろう。
  • 拡散凍結ブレスは化け鮫遺伝子として他のモンスターへ伝承が可能。
    非常に強力なので、氷のオトモンには是非とも持たせておきたい。
    専用スキルであるアイスアーマーは通常攻撃に氷属性を付加する効果も併せ持っており、
    このスキルのおかげで氷属性の扱いに関してはトップクラスの性能を誇る。
    特に氷属性ビンゴを取得していると凄まじいシナジーが生じるので、是非とも伝承の儀でビンゴさせよう。
    最大HPと防御力も優れているため、耐久力は割と高い。
    おまけに成長型が「晩成」なので、高Lvになれば終盤でも活躍できる。
  • 移動方法が独特で、カエルのようにピョンピョン跳ねる
    当然激しく上下するため、ライダーが酔わないか心配である。
    両生種、つまりカエル骨格なので別に変なことではないのだが、
    メインシリーズでは行っていなかった軽快な移動方法を見せるザボアザギルは一見の価値アリ。
    • ただ、激しくピョンピョン跳ねて移動するため、移動がかなり遅い。
      普段は別のオトモンをトップオトモンに置いて、必要な時に呼び出すといいだろう。
  • ライドアクションは「水上移動」と「モンスター探知」。
    ザボアザギルの遊泳能力、及び生物であれば何にでも喰らいつく(≒モンスターを探し出す)性質を活かした
    アクションであると言える。
  • 絆技は「フローズングラウンド」。
    おなじみの膨張形態となり、溜め込んだ氷属性エネルギーを一気に解放して周囲を凍結させる全体攻撃技。
    • ちなみに、この際に膨張形態でありながら氷の鎧を纏っているように見えるが、
      厳密には異なり纏うものはザボアザギル自身の主属性によって変化する。
      たとえば伝承の儀によって火属性となっていると、纏うものも炎になるという訳である。
      また、解放する属性エネルギーもザボアザギルの主属性と合わせる形で変化するため、
      "フローズン"でもなんでもない技へと変貌させることもできる。
  • 仕様上、タマゴからはいきなりザボアザギルとして誕生する。
    スクアギルとして生まれたり、スクアギルが成長に伴ってザボアザギルになるようなことはない。

MHST2

  • 本作でも登場。同じ両生種のこいつはオトモンにならないがこちらはちゃんとオトモンになる。
    またあちらはダンジョンの道中にポツンといる程度でストーリーに絡まないのに対し、
    こちらはとある特殊な状態に陥った個体が中ボスとして出現し、
    その戦闘中に前作経験者に人気が高いあの人が登場、そのまま共闘するというなかなか印象に残るイベントがある。
    その後はロロスカ地方各地にザボアザギルのシンボルが登場し、通常個体とも戦えるようになる。
    • 尚、前作では普通の個体がボスを務めていたが、
      ここにきて厄災の脅威にさらされた個体がボスとして登場する事となった。
      因みに、この特殊なザボアザギルは特にストーリーの節目ではない道中のボスにもかかわらず
      凶光化した状態での戦闘となるが、
      意外にもこういうポジションのボスは2全体で見ても少なく、珍しい立ち位置のボスとなっている。
  • 前作では絆技使用時にしか見れなかった膨張形態だが、今作では敵として出てきたときも見れるようになっている。
    また姿によってすくみ傾向も変わり、通常時がテクニック、氷鎧時がスピード、膨張状態時がパワー主体となる。
    ちなみに膨張時に腹部を破壊すると帰巣しやすくなる。
    膨張状態を解除する際はノータイプ全体技の凍結ガスを使う。結構痛いためなるべく使わせないようにしたい。
    • 本作で戦うモンスターとしては、3つの形態それぞれで使ってくる三すくみ系統を変える、初の相手となる。
      このザボアザギルを皮切りにこのような行動パターンを持つモンスターが今後一気に増えてくるため、
      ここで戦い方に慣れておくと冒険が楽になるだろう。
  • ちなみに今回も亜種の参戦は無かった。今回の砂漠地帯にも水を湛えるオアシスがあるのだが…。

オトモン

  • ライドアクションは「水上移動」と「モンスター探知」。
    水上移動の際は水の表現の向上により泳いでいるザボアザギルの姿勢が見えるようになった。
    • 特に水上移動は持っているオトモンが少ない割に古代巣の宝箱回収においてしばしば要求され、
      レウスをはじめとした高レア度に不足しがちなテクニック傾向であること、
      ロロスカ以降クリア後まで更新されない氷属性というのも相まって、
      ザボアザギルの利便性は非常に高いものとなっている。
  • アクティブスキルは凍結遺伝子【小】の「凍結ガス」、
    凍結遺伝子【中】の「アイススピアー」、そして氷まとい遺伝子【中】の「アイスアーマー」を持つ。
    • 凍結ガスは前作でいう拡散凍結ブレスで、野生個体のそれと違いテクニックタイプの全体氷属性攻撃。
      威力値も低く、スキル封じを付与する効果もないため、全体攻撃ながら絆消費は16と比較的軽い。
      凍結ガスのモーションは膨張状態からしぼむ際のもの。
      一瞬ではあるが絆技以外でも膨張状態が見られるようになった。
    • アイススピアーは追加効果のない中ダメージの氷属性攻撃。
      ちなみにまともなテクニックタイプの氷属性攻撃はこれしかない
      残りは全体攻撃の凍結ガス、威力が低いソニックストライクT、
      絆消費50の超大技ブリザードブレスしかない。
      • 本種が使う場合には突進しつつ口ですくい上げるような動作、
        つまり氷纏い中の鼻先の槍状の氷を利用した攻撃なのだが、
        他のオトモンが使う場合は、纏う氷の代わりに
        自分と相手の足元から複数の氷柱が発生するという演出になる。
    • そしてアイスアーマーだが、通常攻撃に属性が付くようになったため、
      効果が氷属性攻撃力をアップさせる効果に変更された。防御力アップはしない。
      元から持っている本種とボルボロス亜種、及びこのスキルを伝承させたガムートやイヴェルカーナは、
      アイスアーマーを使用することで形態変化を起こすギミックを持つ。
  • 前作同様絆技は「フローズングラウンド」。
    残念ながら本作ではオトモンの属性を変えることで演出が変わると言う仕様は撤廃されてしまっている。
    必ず文字通り「フローズン」にはなるが、これはこれで味気ないという声も…。ユーザー全員を納得させるのは難しい。
  • ダブル絆技では並走時に一部のモンスターは形態変化したり、走らずに潜行する等のギミックを持っているが、
    ザボアザギルはその両方、即ちアイスアーマーを纏った上で潜行する
    あくまで演出のみで使用後にアイスアーマー状態になったりはしない。

武具

  • 初期に発表されたコンセプトアートの中に水棲生物をモチーフにしたようなシャープな外見の防具があり、
    体験版ではそれと思しき防具(ランスと弓の防具がそれ)が用意されていた。
    • また、オトモアイルー用の防具にも水色の潜水服のようなデザインのものが確認されており、
      カラーリングの特徴からザボアザギルのものではないかと思われていたが、
      後にiPhoneアプリ「アイルーでバザール」とのコラボ内容から、
      このオトモ装備がザボアザギルのものであることが確定した。
    その後、PV第4弾でザボアザギル素材のランスと弓が登場。
    このうちランスは、イャンクックにジャンプ攻撃を当てた際に氷のエフェクトが出ており、
    氷属性を帯びると予想されていた。
    さらに、8月8日公開のファミ通および同日公開のPV第5弾では双剣とハンマーも登場。
  • そして、蓋を開けてみれば、今作ではウルクススやあの鋼龍クシャルダオラまで存在し、
    新たにキリン亜種が加わって氷属性武器はかなりの激戦区であることが判明。
    性能面でどのような差別化が図られるのかが注目されていたが、
    一部は水属性を得ることで対抗したものの、HR解放までのつなぎという立場に収まっていることが多い。
    ウルクススの武器については性能的に勝っているものも多いのだが、流石に古龍2種が相手では分が悪かったか。
    • 属性が氷か水を纏うことや、
      武器種によっては一線級の活躍が見込まれるが強力なライバルのつなぎにしか扱われない部分が、
      アグナコトル亜種の武器と共通するのは気のせいだろうか?
  • 続くMHX・およびMHXXでは上位からの登場という重役出勤になってしまったが
    強化に伴い外見が変化する武器種ではその両方の最終強化先が追加され
    更に新規武器としてライトボウガンが追加された。
    また環境もライバルこそ増えたがダオラ武器が伸び悩んだこともあり、繋ぎどころか最終装備に残れる武器種が増えた。

余談

  • 別名が訓読みのモンスターはこれまでも存在したが、
    「化鮫」と送り仮名がつくモンスターはこのザボアザギルが初めてである。
  • 幼体「スクアギル」から間違えやすいが、「ザボアギル」ではなく「ザボアギル」である。
    もしかすると、イメージ的にはザボア・ザ・ギルなのかもしれない。
    ハードボイルドなガンアクション漫画の敵として出てきそうな名前である。
    • MH4の村下位のザボアザギルをターゲットとするクエスト名が
      氷槍のザボアザギル」と、何かの異名のようでカッコいい。
    • 膨張状態の見た目からス○ーウォーズの「ジャバ・ザ・ハット」を連想する者もいる。
      また、ウル○ラマンの怪獣グビラや、ウル○ラマンテ○ガの怪獣ゲオザークに似ているという人もいる。
      手足が生えた鮫の先例としては、
      「ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート」で初登場した、グランドシャークが挙げられる。
    • 「手足が生えた鮫」がコンセプトとして、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」が発祥のサハギンが存在する。
      鮫のような姿の半魚人であり、獰猛な性格。
      頭頂部から背中にかけて生えた背鰭、両肘に鰭、尻尾の先端に尾鰭、両手と両足には鋭い爪が伸びた水かき、
      そして、サメのような鋭い歯を持ち、このひれや水かきを用いて水中を素早く移動することができる。
      これらの要素はザボアザギルと一致しており、モチーフの一つに取り入られているのかも知れない。
      なお、サハギンは眩しい光を見ると目が眩んでしまうという弱点を持つ。
  • 世にも珍しい、形態変化前/後で討伐姿勢が異なるモンスター
    この膨張状態の時に討伐すると、力尽きた後も体が膨張したままになる。
    膨張したままぐんにゃりとなる様はちょっと愛らしい……ような気もする。
    ちなみになかなかお目にかかれないが、膨張状態への移行中に討伐すると
    冷気を吹き出しながら通常状態に戻り、その後「忘れてました」と言わんばかりにひっくり返る。
    興味のあるハンターは乗りや毒などで体力を調整し、狙ってみるのも一興だろう。
  • 現実世界にも「バケアオザメ」というサメが存在する。
    水深100~200mという深い水帯に棲息しており、主に小魚や頭足類などを食べると考えられている。
    人間にとっても潜在的に危険な存在とされるが、深い場所に住んでいるため
    滅多に人間と遭遇することはなく、今のところ人間が襲われたという報告はないという。
    また、当たり前だがこのサメにはザボアザギルのように体を大きく膨らませるという能力はない。
    • ザボアザギルのような見た目と凶暴性を持つサメには主に
      代表的な人食いザメとして知られるホホジロザメもそこネズミザメ科メジロザメ科がいる。
      ネズミザメ科のなかにはかなり寒冷な環境に生息する種もあり、に含まれている事から、
      モデルになったのはこちらだと思われる*9
      • 後に札幌のモンハンフェスタ2013における藤岡Dの発言で、
        膨張状態のザボアザギルはある膨脹するカエルをモチーフにしていることが判明した。
        おそらくフクラガエル科の、敵に襲われると体を膨らませて威嚇するカエルのことだと思われるが、
        詳細は不明。
    • サメではないが膨張する海洋(深海)生物というと「オニボウズギス」などがある。
      こちらは自分より大きな体の獲物を捕食し、胃袋ごと腹部を膨らませて取り込む。
  • ザボアザギルは尻尾先端に尾ヒレを持つが、ヒレの向きは身体に対して垂直(縦向き)ではなく、
    現実世界のイルカのように水平(横縦向き)になっており、中々興味深い。
    • モデルとなったであろうサメをはじめとする魚類、両生類(オタマジャクシ)の尾ヒレ、
      太古の水棲爬虫類である魚竜の尾ヒレは、全て身体に対して垂直である。
      これは進化の過程において祖先となる魚類が泳ぎ方として「体を横にくねらせる」方法を選んだためで、
      両生類と爬虫類もこの身体の構造を色濃く受け継いでいるため、
      脚が身体の横に付いており、身体をくねらせるように歩行する。
    • 一方、人間を含む哺乳類や、後に鳥類に進化する恐竜たちは
      「足を身体の下に付けて、身体を上下させるように歩行する」という、
      より陸上生活に適した構造に進化した。
      そして、二次的に水中生活に戻ったイルカやアシカなどの水棲哺乳類が再び泳ぐため進化した結果、
      尾ヒレが身体に水平な構造となったのである。
    というわけで、ザボアザギルは現実生物における両生類とはかなり違った特徴を持つと言える。
    • ただ、ザボアザギルは四肢が蛙のように発達しており、
      泳ぐ際も主に(尾ではなく)四肢を用いて泳いでいると考えられるほか、
      尾は刃尾と呼ばれる程鋭く、通常種に関しては氷で武装した際、
      薙ぎ払うことに適した氷の斧のような形態へと変化するため、
      ヒレというよりは外敵に対する武器として発達したものなのではないかという考え方もできる。
    • ちなみに、同じ有尾目に属する両生類のサンショウウオなどには
      陸生時代では尻尾が縦ビレ状から変化して厚く丸みを帯び、
      繁殖のために活発に泳ぐ時期はまた縦ビレ状に戻るという特徴が見られる。
      本種の未成熟体であるスクアギルは身体に対して垂直(縦向き)の尾を持つため、
      ザボアザギルも成長過程や時期などによって尾の形状が変化するのかもしれない。
  • 狩猟依頼においては「膨らんだ姿がイカしていて、近くで観察したいから狩れ」
    「狩技の参考にしたいから狩って感想を聞かせてくれ」
    「ユニークな生態を研究するため、サンプルが欲しいから狩ってくれ」
    「ただでさえカッコいいのに、獰猛化のオーラを纏った姿がカッコよすぎるから一戦交えてくれ」
    などなど、被害はあまり出していないようだが依頼主からはやたらと評判がいいのが特徴。
    同じ寒冷地域に生息するとは比較にならないほどの扱いの良さである。
    早々に小国を半壊させてるアグナコトルとは偉い違いである
    • そんな彼だが、MHXXでは豪華客船を沈めるという実にモンスターらしい被害を起こした。
      が、依頼文を読めば読むほど沈没した原因がザボアザギルとは全く無関係で、
      たまたま近くにいた獰猛化ザボアザギルが濡れ衣を着せられた気がしてならないのは何故だろうか…。
      同依頼ではG級獰猛化ザボアザギルのあまりの強さから、
      挑みかかった数多のハンターが氷海に沈められる羽目になっているのは密に、密に。
      • 似たようなものでモガの村で「地震が多発して以降ラギアクルスを見掛けるようになった」
        というものがあり、こちらは完全に風評被害である。
  • 発売直前の9月2日公開の『ハギとこ!』においてこのザボアザギルの狩猟クエストが行われた。
    その翌日、電撃オンラインのニコニコ生放送番組でもこのザボアザギルの狩猟クエストが行われた。
    このうち後者は、形態変化とトリッキーな攻撃パターンに翻弄されながらも
    ザボアザギルを瀕死の状態まで追い込むなどかなり善戦している。
    ただし、新モンスターを倒すところは見せられないという辻本Pの意向により、
    クエストはここで終了となった。
  • MH4、4Gにおいて氷海の戦闘BGMは実質ザボアザギル専用テーマになっている
    (実際ザボアザギルのテーマ曲なので、名実共にザボアザギルを象徴するBGMである)。
    詳しくは該当記事を参照されたし。
  • どっしりとした巨体に反して鳴き声が意外に甲高いことや、
    ヴォルガノスのように氷の下から上半身だけ出してキョロキョロ辺りを見回す動作が
    結構可愛らしいと感じる人もいるらしい。
    また、体を膨らませた様子がどこかユーモラスで面白いという人もおり、そこそこ人気はある模様。
    電撃の生放送番組に出演した三上枝織氏も、肥大化したザボアザギルを見て「可愛い!!」と絶賛していた。
    そうした人気故か、遂には主任にあやかって、こんなAAまで作られた。
    AA
             |\
           ,ノ   ヽ_
      ,ノヽ__/     ゚_゚>
     `ー-,ゝ)、(´ー、__ノ-、
        "´  " `~  `~   
    
               ミ |\
            ミ    ノ   ヽ_   
          ミ    /    ゚_゚>  ドシーン
            ,、_ノ 、 i '-'ヽ. `ヽ 
             ノ_ッ> )_" ̄  _ノ/
                 `゛ ) ̄ ̄  (  プチッ
                 / ⌒Y⌒\   
    
    どういう経緯か偶然にもMHXにて共演を果たした。
    生息地域が真逆の所為か、流石に同時狩猟クエはなかったけど。
  • イベントクエストにおいて、某軍曹はザボアザギルとテツカブラをケロン人扱いして手下にしようとしている。
    こいつはともかくテツカブラを手懐けるのは厳しい気がするが。
    …が、上にもある通り、ザボアザギルの好物はカエルである
    ……軍曹逃げてー!
  • 探索やギルドクエストには登場しない。
    その生態の関係から氷海から離れるのは難しいようだ。闘技場には出るけどな!
    いつかギルドクエスト級の強さを誇るザボアザギルと戦ってみたいという声も決して少なくはないが、
    今のところそれが実現する目処は立っていない。
    後のMHXXにおいてG級獰猛化個体が超特殊強化級の必殺技を引っ提げて現れた結果、
    上記の通り阿鼻叫喚の地獄絵図になったのはまた別の話である。
  • ザボアザギルを50頭狩猟した際に追加される称号は「わがままボディ」である。
    いわゆる出るところが出て引っ込むところが引っ込んでいるボンキュッボンな体型を表す言葉であるが、
    ザボアザギルの場合は腹がものすごく膨れているためそのようなナイスバディとは到底言いがたいのだが……。
    しかしながら「自由自在な体」という意味では確かに「わがまま」である。
    • ちなみにRiseでは、イベントクエスト「称号・ゴウケツの心」をクリアすると
      手に入る称号の1つとして登場している。
  • 昨今ではモンスターと絆を結び、共に戦う方向性の外伝作品も増えてきているが、
    何故かザボアザギルはそのようなシリーズにおいてはメインシリーズ以上によく登場する。
    特に両生種全体で見ると、ザボアザギル通常種だけが突出して出演率が高い。
    獰猛と称されるザボアザギルだが、意外と飼い慣らしやすいモンスターなのかもしれない。
    同期とはえらい違いである。
  • MHST2ではなんとオトモンのザボアザギルが空中浮遊することができる。
    方法はザボアザギルにライドオンした状態で崖から飛び降り、地面に落ちる前にYボタンを連打するだけである。
    結構難しいが何度も試してみよう。
    ちなみにうまくやるとテレポートする。
    特に役には立たないが。
    Youtubeで「ザボアザギル バグ」検索すると手順が出てくるのでやってみたい人は調べてみよう。
  • シリーズ20周年イベントの「モンスター総選挙」では229種の中で81位にランクイン。
    両生種としては最高位にして唯一の100位以内に収まった。
    直近のメインシリーズでは出番が無かった中ではかなり健闘したと言えるだろう。
    上述のようにメインシリーズ以外では比較的出番に恵まれていたのも追い風になったのかもしれない。

素材

化け鮫の皮
化け鮫の伸縮性に優れた皮。耐久性にも優れており、破れるのは、防衛本能によるとの噂。
より上質なものは「上皮」と呼ばれ、下に新しい皮がある為破れても平気だという。
特に優れた伸縮性と耐氷性を持つものは「厚皮」と呼ばれる。
化け鮫の鱗
化け鮫の方向性がある鱗。主に体の背面側が、この鱗で覆われている。
ザラザラな面はヤスリ状で、武器の研磨にも使われる。
上質なものは「上鱗」と呼ばれる。
さながら刃物の様に鋭利で分厚いものは「厚鱗」と呼ばれる。
化け鮫のヒレ
化け鮫の象徴的な背ビレ。皮と同様の特徴を持ちつつ、それなりに硬度がある。
上質なものは「上ビレ」と呼ばれる。需要が高く、特に大きなものはプレミアが付く程だとか。
特に優れたものは「特上ビレ」と呼ばれる。美しい曲線は武具職人どころか狩人をも魅了する。
  • 超解釈生物論によれば、外観は鮫に似ておりフカヒレとして食材の需要がありそうだが、
    実際の鮫とは機能や構造が全く異なるため、
    フカヒレと同じ味は期待できず、食用には向かないようだ。
化け鮫の鋸歯(きょし)
ザボアザギルのノコギリのような歯。鋭さはなく、擦り切る様に獲物を噛み切る。
頭の部位破壊で入手が可能だが、基本報酬や剥ぎ取りでも手に入ることがある。
屈強な個体のものは「重鋸歯」と呼ばれる。噛み砕くのに適した構造となっており、抜けてもすぐ再生する。
  • ちなみに、現実世界でも、ティラノサウルスなどの一部の大型肉食恐竜やサメ類が、
    実際にこのような鋸歯(セレーション)を持っていることが知られている。
    また、植物の葉の縁にある、ぎざぎざの切れ込みのことも「鋸歯」と呼ばれることがある。
化け鮫の刃尾
化け鮫の刃の様に鋭い尻尾。
すさまじい力で振り下ろされた尻尾による一撃は、巨大なナタのそれに匹敵するという。
尻尾の部位破壊や剥ぎ取りで入手が可能。
屈強な個体の尾は「剛刃尾」と呼ばれ、振るわれる豪快な一撃は喰らった獲物を昏倒させるという。
MHSTでは上位素材である「上刃尾」という素材が存在する。
氷結晶
興奮状態に突入したザボアザギルが全身に纏う氷の鎧は非常に頑丈だが、
過度の衝撃を受けると部分的に砕け散る事がある。
非常に解けにくく、天然の氷結晶と同様に扱う事ができるらしく、重用される事もある。
氷結袋
超低温の液体が溜まっているザボアザギルの内臓器官。
ベリオロスから得られる同名の素材と酷似した特性を持っているらしい。
中の液体の冷凍効果が高まるほど良質とされるが、その分取り扱いにも厳重な注意が必要。
より強力な個体から採れる上質なものは、「凍結袋」と呼ばれる。
特に最上質とされる「瞬間凍結袋」はあまりに激烈な冷凍効果のため、
一瞬のうちに周囲を氷漬けにしてしまうという。

関連項目

モンスター/スクアギル - ザボアザギルの幼体。
モンスター/ザボアザギル亜種
武器/ザボア武器
防具/ザボアシリーズ
BGM/氷海戦闘BGM - 「銀盤に潜む牙」はザボアザギルの専用テーマ曲である。

モンスター関連

モンスター/サメ - 厳密には「モンスター」なのだが、動物としての鮫が本種のモチーフとなっている。
モンスター/ガノトトス - サメがモチーフの1つとなっているモンスター。
モンスター/アグナコトル亜種 - 氷の鎧を纏う・地中に潜り背ビレを出しての突進攻撃を行う点が共通。
モンスター/ヨツミワドウ - 丸呑み拘束を行い、腹部を膨張させて戦い方を切り替えてくる両生種の後輩。
モンスター/イヴェルカーナ - 氷を纏う点が共通。
モンスター/ルナガロン - 同上。
モンスター/ゴシャハギ - 全身ではないが腕部に氷を纏わせ、攻撃性を上げる後輩。


*1 カワズの油ならば上位の後者での落とし物でも拾うことができる
*2 ちなみに湿原地帯に出るゲネル・セルタスやタマミツネ、砂漠地帯に登場するガララアジャラなどモンニャン隊でのみ生息が確認できる例はMHXでもいくつか見られ、タマミツネは後の作品で水没林での戦闘が可能となっている
*3 テツカブラは何故か星5でも単体クエストが有ったりするが、星4で登場済。
*4 同ランクの油が1枠2つで40%、1ランク下の油が1枠3つで15%
*5 ネコの秘境探索術を発動→秘境で採取→エリア2に移動してザボアザギルの頭部を部位破壊→サブ目標達成で帰還で0分針で両方のアイテムを同時に狙える
*6 具体的には、銀嶺一式(防御力900・氷耐性15)でも7割は喰らう
*7 何故かサブクエのみ獰猛化ライゼクスの報酬になっており、獰猛化剛角と獰猛化帯電重殻が手に入る
*8 獰猛化ドドブランゴは引き続き牙+尻尾、獰猛化ガムートは頭+鼻or鼻+足と破壊困難な部位が多く、総じてマラソン向きとは言い難い
*9 ちなみに、上記のバケアオザメもネズミザメ科のサメの仲間である