- 種族
- 古龍種(古龍目 炎龍亜目 テスカト科)
- 別名
- 炎妃龍(えんきりゅう)
- 英語表記
- Lunastra
- 登場作品
- MH2, MHP2, MHP2G, MHWorld, MHW:I, MHF, MHOnline
目次
特徴・生態
- 冠のような形状の角と青い甲殻が特徴の古龍種。
《炎龍》と呼ばれる凶暴な古龍、テスカトの雌個体。
同種の雄であるとされる炎王龍テオ・テスカトルが古龍種として認定される少し前にその存在を確認された。
「テオ」が「王」を意味する言葉であるのに対し、「ナナ」とは「妃」を表す言葉であり、
その名は古の音韻で月や大地、炎を讃える言葉であるという。
ハンターズギルドでは《炎妃龍》とも呼ぶ。
- テオ・テスカトルと同じく炎を自在に操る力を持ち、
口からは火炎を吐き、全身に龍炎と呼ばれる灼熱の炎を纏う。
燃石炭を食して体内に蓄えた可燃性のガスを超高圧により圧縮液化した上で、
それを霧散することで発火能を得ていると言われる。
また、これもテオ・テスカトルと同じように翼の内側から古くなった組織片を飛ばし、
牙を火打石として発火、粉塵爆発を発生させる荒業も持っている。
強力な個体の場合はこの粉塵爆発を更に応用し、
背後を狙う相手に対して尻尾を振り回しながら爆発を発生させるなどといった攻撃も行う。
また、頻度は少ないが地上の敵に対して低空飛行しながらの戦闘を披露することもある。
- 発生させる龍炎はテオ・テスカトルのそれとは性質が異なるらしく、
その点から戦闘時の龍炎の扱い方や主体とする戦法そのものにも小さくない差異が見られる。
また、一部の個体は撒き散らした組織片を利用する術にも長けており、
滞留した組織片に向けて炎を放つなどして意図的に発火させ、
その炎を外敵や地面に延焼させるという戦法を取る。
この際に発生する青白い炎は龍炎に匹敵するほどの高熱であり、
一度着火するとなかなか消えずに広範囲に熱を放射し続けるため、
対策無くしてはナナ・テスカトリに近寄ることさえも困難となる。
更にこれらの特性を最大限に応用した『ヘルフレア』と呼ばれる必殺技を有する。
これは勢いよく着陸することで生じさせた烈風に乗せて大量の組織片を撒き散らし、
それらを次々に誘爆させて周囲を灼熱の青い炎の嵐で呑み込み、
最後にはナナ・テスカトリ自身を中心とした大爆発で以て全てを吹き飛ばすという恐るべき攻撃である。
- テオ・テスカトルと比べて目撃情報や出現報告は少なく、生態に関する資料もごく僅か。
現時点では街などに襲来したという記録は確認されておらず、
数少ない出現報告もラティオ活火山の火口付近や古塔の頂上部など、
そもそも人目に付きにくい場所でのものが大半である。
各ハンターズギルドでもナナ・テスカトリの討伐依頼を正式に受理することは極めて稀であり、
地方によってはほとんど出現報告が入らないため、テオ・テスカトルと交戦した経験はあっても、
ナナ・テスカトリについては見た事さえ無く、噂で存在を知っている程度というハンターも少なくない。
ちなみに確認された生態については、生物学的に同種であるテオ・テスカトルと共通する部分が多い。
竜人族の言い伝えにはその生態の一部やテオ・テスカトルとの関係性が僅かながら見られ、
その言い伝えに従ってテオ・テスカトルとナナ・テスカトリを同時に追跡調査した結果、
双方の姿や足跡を発見することが出来たという報告がある。
- 最近まで火山に生息していると思われていたが、テオ・テスカトルの追跡調査の結果、
一部の個体はフォンロンの古代遺跡を根城とし、営巣することが判明した。
その地域は周辺の原住民でさえ足を踏み入れようとはしない危険の巣窟であるらしく、
これ以上の詳しい研究や調査はまだ行われていない。
また、ゾラ・マグダラオスの古龍渡りに触発されてか、新大陸でも出現が確認されるようになり、
捕食のためにテオ・テスカトルを襲撃したネルギガンテに襲い掛かり、
巧みな連携によってこれを撃退する姿も目撃されている。
さらに手負いのテオ・テスカトルを庇うように先に逃がし、
自分が外敵を引き付けるべくその場に居座るという行動も見られる。
そして極めつけはつがいのテオ・テスカトルと息を合わせ、
それぞれの大技である「ヘルフレア」と「スーパーノヴァ」を立て続けに放つことで、
周囲一帯を地獄のような焦土に変える連携技を繰り出すことさえある。
これらの行動から、炎龍のつがいは非常に強い絆で結ばれていると考えられている。
なお、新大陸にて確認された個体はテオ・テスカトル以上に攻撃的な性格であり、
他の生物が視界に入ると即座に戦闘態勢に入り、その生物の排除を試みる様子が確認された。
これはナナ・テスカトリが繁殖期を迎えており、その影響で平常時以上に獰猛になっていたことが原因の模様。
- 素材はテオ・テスカトルのそれとは少なからず異なる性質を有しており、
完全に同一と見做して利用できる素材は多くない。
そしてその素材を大いに活用して作成された武具は炎妃龍の恩寵を授かり、
炎妃龍の炎を封じ込めたかのような深く美しい青色は見る者の心を魅了してやまない。
また、最新の研究により炎妃龍の素材は特定の素材と特殊な共鳴反応を示す性質を秘める事が確認され、
これ等の素材を組み合わせる事で「奇跡」とも表現される特異な性質を持つ武具の開発も可能となった。
しかし、前述のように目撃例さえも少なく、凶暴性も高い古龍の素材が流通する機会は滅多に無く、
それ等を一つ入手するだけでも非常に困難である。
ましてやその素材を加工した装備となれば、
相当な実力と強運に恵まれたハンターでなければとても手が届かない。
派生作品の種・個体
- 特異個体
- メゼポルタ周辺で確認された、気品ある姿へ進化した個体。
瞳や犬歯が金色になっているほか、尻尾や前脚がより太くなり、爪も巨大化している。
興奮すると四肢を炎上させるという特性を有する。
通常の個体よりも活動的になっており、空中での行動にも長けている。
概要
- MH2から登場した、炎を操る青い古龍種。
テスカト種の雌個体であり、炎王龍の異名で呼ばれる雄個体に対して「炎妃龍」と呼称される。
- MHP2Gまでの作品ではソロプレイ限定モンスターで、一人専用のテオ・テスカトルといったところ。
オフラインの村のクエストにのみ登場し、ディアブロスに対するモノブロスと同様の立ち位置である。- MH2やMHP2では村限定だった関係で下位個体しか存在しなかったが、
MHP2Gでは上位個体が、MH4(G)では素材だけが登場している。
- MH2やMHP2では村限定だった関係で下位個体しか存在しなかったが、
MH2
- 初登場したMH2ではオフラインモードのラスボスを務めており、
オープニングムービーのラストにもシルエットのみながら登場している。
メインモンスターとなるクシャルダオラを討伐する時期になると、次第にその存在が明かされ始める。
クシャルダオラと同様、撃退を繰り返して営巣する古塔まで追い返し、その頂で最終決戦を行うことになる。
- オフラインを中心に進めた場合、最終戦の舞台となる塔には初めて行くことになる。
- そもそも、ストーリー中で炎妃龍を討伐する理由は“古塔の場所を特定するため”である。
MH2時点では塔の場所は不明であったが、同作の主人公が「古塔の書」を完成させ、
更に塔を根城とする炎妃龍を撃退、追撃し続けることで彼女が巣に帰還し、
その追跡調査を行ったことで初めて塔の在処が判明したのである。
登り終えた頃には疲労困憊になってしまうこともある。
肝心の炎妃龍戦で全力を発揮できるよう、突入前にはきちんと態勢を整えよう。 - そもそも、ストーリー中で炎妃龍を討伐する理由は“古塔の場所を特定するため”である。
- 見事炎妃龍を討伐し、かつジャンボ村の港をLv3まで発展させていると、
ハンター業に縁が深いあの村に行けるようになる等の特典がある。
一方で村長が村を去るイベントも発生し、そのことに躊躇するハンターもいるとか。
MHP2(G)
- MHP2ではMH2の仕様をほぼそのまま受け継いでいたものの、
MHP2Gではテオ・テスカトルにない専用モーションが組み込まれた。
突進の前に軽く吼えながら助走する予備動作をするようになったほか、
クシャルダオラのようにホバリングしながら火炎放射を吐いてくる。- ちなみにこの空中火炎放射は、MHFの特異個体テオ・テスカトルに受け継がれ*1、
MH4でリデザインされたテオ・テスカトルも使用するようになっている。
また、軽く吠えてからの突進モーションについてもアルバトリオンが引き継いだ。
- ちなみにこの空中火炎放射は、MHFの特異個体テオ・テスカトルに受け継がれ*1、
- 突進に専用モーションが追加されたお陰で、非怒り時は突進のみでもハメコンが成立する可能性がある。
突進へ引っかかってふっ飛ばされた後にもう一度突進が来ると、大体腹付近へ引っかかりもう一回轢かれてしまうのだ。
MH4
- 今作では夫のテオ・テスカトルが参戦したこともあり、
ナナ・テスカトリも番(つがい)として再登場するのではないかと期待されていたが、残念ながら不参戦。
新しく登場したシステムである竜人商人との素材交換のみの登場となった。- とはいえ、素材でしかお目にかかれないのは少し寂しい。
しかもその素材で作られるものは、防具とガンランスとヘビィボウガンだけである。
新武器種に登場してくれればリオス種やグラビモスに並ぶ、
あるいは凌駕するほどの性能を得られたかもしれないが。
- とはいえ、素材でしかお目にかかれないのは少し寂しい。
MH4G
- MH4Gでは同じくソロ専用モンスターであるモノブロスに加え、
MH4では不参戦で素材交換リストに名を連ねていたオオナズチまでも復活したため、
今度こそはと期待の声もあったが、残念ながらまたしても復活ならず。
前回に続いて竜人商人との素材交換のみに終わった。
今作では新たに、G級テオ・テスカトル素材との交換でナナ・テスカトリ素材を入手できる。
- 素材交換解禁のキーとなる「ジゴク?から来た○○」という一連のイベントでは、NPCとの会話で名前が登場する。
ドンドルマのアリーナにいるお掃除ネコから「ある2人組がナナ・テスカトリを倒そうとしている」
という話を聞かされ、このアイルーからの依頼を全てこなすと、
最終的にはその2人組が無事に(ナナ・テスカトリを)狩ることができたと語られる。
そのアイルーの依頼というのが“ジゴクから来た二人を捕まえたいから周りのモンスターを排除して欲しい”
的なものであることから、案外この時のナナ・テスカトリはテオと同じく、
ドンドルマにほど近い地域に居たのかもしれない。- なお、討伐対象として登場しないモンスターの名前がNPCの口から語られることは非常に珍しく、
ましてやその古龍が討伐されたことが明かされるという事態は前代未聞である。
変わった形ではあるが間接的にストーリーに関わったと見ることもでき、ある意味優遇されていると言える。
…夫と共に登場させられなかったことに対するお詫びのようなものだろうか。
- なお、討伐対象として登場しないモンスターの名前がNPCの口から語られることは非常に珍しく、
- そしてこの素材交換では『炎王龍の重殻』と引き換えに『炎妃龍の重殻』が手に入るが、
MHP2G以前の作品では上位個体までしか出現しなかったことから、
G級ナナ・テスカトリ素材が手に入るのは全シリーズ初である。- 後にMHW:IBにて、マスターランク(旧作でいう所のG級相当)個体が登場、
3作品越しで無事本体と共に登場できた。
因みに今作では重殻の他にも尻尾を交換できるのだが、
そちらはG級版の「靭尾」とはなっておらず、「尻尾」のままである。
- 後にMHW:IBにて、マスターランク(旧作でいう所のG級相当)個体が登場、
MHX
- 2シリーズの拠点や生息地の一つだったラティオ火山が復活したこともあって、
またしても今作こそはという声もあった……のだが、やはり復活ならず。
旦那は普通に続投した上に我が物顔で火山を闊歩しており、ますます侘しいことになっている。
テオとナナの夫婦別居生活はまだまだ続きそうである。
尤も、二頭が並んだ姿を見せたことはこの時点ではないのだが。
- 今作ではナナ・テスカトリを模した「炎妃龍の石重弩」というヘビィボウガンが存在する。
モンニャン隊が持ち帰って来ることがある欠けた石像を元に生産できるもので、
古代において「炎妃龍を崇めるために造られた」ようである。
同じく欠けた石像から作られる、テオを模したガンランスもあるため、
思わぬ形で久方ぶりの夫婦共演(?)を果たしたと言える…かもしれない。- この武器の存在から、MH4Gに引き続き、今作でも名前(別名)だけは続投したことになる。
優遇なのか不遇なのか…。
- この武器の存在から、MH4Gに引き続き、今作でも名前(別名)だけは続投したことになる。
MHXX
- MHXの続編であるMHXXはシリーズ最大級のボリュームと銘打たれており、
古龍種の最古参であるラオシャンロンが満を持して復活した。
そんな流れで一部のファンからは「ナナもワンチャン」という声もなくはなかったのだが、案の定復活ならず。- MH3でリストラされて以降一度も復活していないモンスターはナナの他にも存在するのだが、
他のドス古龍(雄個体含む)が、MH4Gに続きG級で2度目の大暴れを見せる中、
上位個体すら登場しないという状況は非常に哀しいものがある。
- MH3でリストラされて以降一度も復活していないモンスターはナナの他にも存在するのだが、
- テキストにおいて名前だけは続投しており、スタッフに完全に忘れ去られているわけではない模様。
名前出すなら本体も出せ?ご尤もです。- 一応、MHP2Gからリストラされ続けて、何故手下だけが復活したという
同じような状況の同僚もいることはいる。
だから何だという話ではあるが。
- 一応、MHP2Gからリストラされ続けて、何故手下だけが復活したという
- 上述のヘビィボウガンのG級強化はなんとか登場している。
加えて、とある依頼で「カイゼリンシリーズ」なる装備を貰うことができる。
これは新規デザインではあるがエンプレスシリーズに酷似しており、実質ナナ装備と言っていい。
詳しくは関連項目よりエンプレスシリーズを参照。
似た装備出すなら本体出せ?ホントご尤もです。
MHWorld
- 今作でも
いつも通り旦那が登場した一方で、こちらは発売時点では未登場。
テキストに名前がある訳でも無く、素材交換も不可能な今作でその名を見る事は無い。
更にはテオ・テスカトルのBGMが「炎国の王妃/テオ・テスカトル:World version」となっており、
曲名からナナ・テスカトリの名前が消えてしまっていた為、一部ではアップデートによる登場も危ぶまれていた。
- ……が、無料大型アップデート第3弾*3にてまさかの登場を果たした。
MHP2G以来、実に10年振りのメインシリーズ登場となり、古龍渡りの設定も相まって中々感慨深い所である。
今作におけるBGMはテオ・テスカトルのそれと音色が異なるアレンジ版になっており、
題名から名前が消えていた真相はそれぞれ別の楽曲扱いになったからであった。- メタ的な見方をするとMHWorldでは新大陸の生態系も調査しており、雄であるテオ・テスカトルがいるのに
雌のナナ・テスカトリが出ないのは設定的に矛盾が生じてしまうというのもあるのかもしれない。
- メタ的な見方をするとMHWorldでは新大陸の生態系も調査しており、雄であるテオ・テスカトルがいるのに
- 本作ではなんとマルチプレイでナナ・テスカトリに挑む事が可能となっている。
全シリーズを通して今まで本種は必ずソロでしか挑戦できなかったため、
マルチでナナと相見える事が可能となり、久方ぶりの出演と合わせて感動したハンターは多い様子。- 個体数の少なさや過去の逸話からソロ狩猟限定の設定が作られていたモノブロスと異なり、
ナナ・テスカトリはあくまでMH2のストーリー展開では主人公が単独で追ったと言う状況だったので
もともとマルチに出せない設定上の制約があるモンスターではなかった。
当時のテオ・テスカトルがマルチモードでの最上位に近いモンスターである事から、
単純に差別化の為にシングルプレイ限定モンスターになっていたのかもしれない。 - 長らくメインシリーズに登場していなかった影響か、全くの新規モンスターだと思い込んでいるプレイヤーも多い。
勘違いしている人がいたら優しく教えてあげよう。
- 個体数の少なさや過去の逸話からソロ狩猟限定の設定が作られていたモノブロスと異なり、
- ストーリーでは、大蟻塚の荒地に現れ、討伐されたと思われたテオ・テスカトルが特殊闘技場に逃げ込み、
休んでいるテオ・テスカトルをネルギガンテが襲撃、そこにナナ・テスカトリが乱入。
二頭で協力してネルギガンテを追い払うという形の登場を果たし、
その後はハンターを発見して直ぐ様襲い掛かってくる。
これは恐らくテオ・テスカトルを守る為に気が立っているものと考えられるが、
この話はストーリーで邂逅する個体に限定した話ではなく、
新大陸で確認されるナナ・テスカトリの個体全てに言える話であるらしい。- このためか、ハンターを目視しても基本スルーする本作の古龍達の多くと異なり、
ナナ・テスカトリはネルギガンテと同様、ハンターの存在を認識すると直ぐ様襲いかかってくる。
それを踏まえてか、索敵能力自体も異常に高く先手を取ることが難しい。
加えて戦闘状態の時に隠れ身の装衣を使用した場合、
一応見失いはするもののハンターの位置を正確に把握しているかのように執拗に追いかけてくる。
走ってきたナナの頭に小突かれると装衣が解けてしまうため、逃げ切ることも困難。
- このためか、ハンターを目視しても基本スルーする本作の古龍達の多くと異なり、
- 本作のナナ・テスカトリ特別任務はシリーズでも珍しい大型古龍の二頭同時討伐だが、
このクエストに登場する相方のテオ・テスカトルは、一連の特別任務において大蟻塚の荒地に現れたもの、
闘技場に現れた手負いのものと同じ個体らしい*4と言う設定であり、体力がかなり低くなっている。
なので古龍二頭戦だと気合いを入れて、まずは動きに慣れているテオに全力をぶつけたら凄い早さで討伐できたとか
荒れ狂う嫁さんをどうにか倒してから旦那に取り掛かったらあっさり倒せたという状況に驚かされるハンターも多かった。- 任務を追うなかで「テオ・テスカトルは火薬を食べる」という、
古龍の食性に関する情報が工房親方の台詞に出てくる。
過去に発売されたモンスター生態全書では燃石炭を食べる事がようやく解明されたと言うレベルだったので、
古龍に関する調査もいろいろ進展しているのだろう。
それにしても、古龍の同時討伐クエストと言えばやはりキリン二頭が有名…
というよりMHWorld以前ではそれ以外には存在しない為、
いつの日かテオとナナの同時討伐クエストが来る日はやってくるのだろうかと
多くのハンターが恐れていた考えていただろう。
そして遂にMHWorldにてそれが実現されたわけだが、
一体どれほどのハンターが本当に実装される事を予想していただろうか。
- 任務を追うなかで「テオ・テスカトルは火薬を食べる」という、
- 縄張り争いの発生が確認されているのはクシャルダオラとネルギガンテ。
対クシャルダオラ戦ではほぼテオと同じアクションで空中戦を繰り広げるだけで
ハンターにとっては美味しい展開だが、問題はネルギガンテとの縄張り争い。
地面に叩きつけられたナナはなんとその場でヘルフレアをブッ放す。
至近距離で眺めていたりするとシャレにならないダメージを受けるため、ハンターはすぐさま逃げよう。- ちなみに特別任務クエストのクリア後に出現するフリークエストでは、
ネルギガンテもしくはクシャルダオラが確定で配置される仕様になっているので観察はしやすい。
そのためほぼ確実に合流し、こやし弾も効かないので乱闘になってしまう。- 乱闘中では、広範囲のブレス合戦になってエライことになるクシャルダオラが特に厄介。
縄張り争いでもないのに両方とも飛び上がって空中戦を展開することもある他
特にクシャルダオラが発生させた竜巻にナナの炎が当たると竜巻が火属性を持つようになり、非常に危険。 - 一方でネルギガンテは基本的に肉弾攻撃なので攻撃予測をしやすく、
またナナに対して積極的にダメージを与えて、
特に滅尽掌がヒットすると確定でダウンを取ってくれるのでかなり頼もしい。
破棘滅尽旋・天に関しては、ナナに当てれば確定でダウンする上に、
うまく避ければナナが盾となって被弾しないので狙っていきたいところである。
あるものは全て使え、とはこのことか。
ちなみに隠れ身の装衣で身を隠すと乱闘を中止してしまうため、残念ながら傍観者にはなれない。 - 乱闘中では、広範囲のブレス合戦になってエライことになるクシャルダオラが特に厄介。
- ちなみに特別任務クエストのクリア後に出現するフリークエストでは、
- また縄張り争いと同じく特徴的なMHWの同士討ちにおいても、
テオ・テスカトルとナナ・テスカトリの間で積極的に攻撃を加える事はない模様。
しかもこやし弾による分断もできず、古龍2頭の波状攻撃が襲い掛かる地獄絵図と化す。
この場合、後述の青い炎のギミックとコンビネーション技の単純な破壊力に加え、
テオとナナの両方が使用する高速突進や超広範囲のブレス技の数々も普段以上の脅威。- こちらから手を出さない限り敵対状態にならないテオ・テスカトルとは違い、
ナナ・テスカトリはハンターを発見した瞬間に即敵対者と見なして襲い掛かってくる。
そして火竜夫妻とは違い、片方の怒り状態に呼応してもう片方がやってくるような事は無い。
このためナナ・テスカトリと先に交戦状態に入った後で
同じフィールドにテオ・テスカトルがやってきてもテオはハンターを敵対者とみなしておらず、
龍結晶の地マップ12などでは、ナナが交戦している横で座り込んで寛いでしまうことすらある。
一方ナナはテオに攻撃を行うことは無いので代わりにテオの方を向いて威嚇を行うが、
流れ弾でも飛ばない限りテオは素知らぬ顔をしてダラダラしている。
このときの「ちょっとあんた手伝いなさいよ!」とでも言いたげに威嚇を繰り返す姿はややシュール。 - この現象中は後述の
イチャイチャコンビ技、炎王龍との絆も発動しない。
もっとも、結局流れたナナの攻撃が当たって敵対状態になったりするのだが。
- こちらから手を出さない限り敵対状態にならないテオ・テスカトルとは違い、
- 歴戦個体の実装までに時間がかかったイビルジョーとは違い、
歴戦のナナ・テスカトリを含むイベントクエストの『誰が玉座に牙を剥く?』が
Ver.4.00配信翌日の6/1から配信されており、
痕跡の回収による歴戦個体の調査クエストの生成も可能である。
調査クエストの場合、テオ・テスカトル同様に大蟻塚の荒地での出現も確認されている。- 歴戦イビルジョー同様阿鼻叫喚の嵐…かと思えばそんなこともなく、評価は控えめ。
通常個体からダメージやタフネスなどの上昇幅がかなり抑えられており、
むしろ耐久力に至っては多頭クエスト故に下がっているため短期決戦になりやすい。
初見かつやや強めの個体設定だったためか、フリークエストの方が難しかったという意見さえ見られる。- 狩王決定戦2018札幌大会の発言にて、実際にフリークエストの個体のほうが強く、
体力に1.5倍ほどの補正がかかっていることが判明している。
- 狩王決定戦2018札幌大会の発言にて、実際にフリークエストの個体のほうが強く、
- 歴戦イビルジョー同様阿鼻叫喚の嵐…かと思えばそんなこともなく、評価は控えめ。
- 今作のナナ・テスカトリは基本的にHR16以上、すなわちストーリークリア後のクエストでないと戦えないが、
例外として「アサシンクリード」とのコラボクエスト「軽やかで恐ろしく、そして熱く」においてのみ、
「HR14*5以上」、すなわちクリア前からでも彼女と戦う事が出来ていた。
しかし、前座としてオドガロンやイビルジョーと戦った上で、
新大陸にて超強化されたナナ・テスカトリの猛攻を凌ぎ切らないといけないので、
素直に3種の古龍と黒幕を狩ってHR解放した方が早いだろうか。
戦闘能力
- テオ・テスカトルが火属性と爆破属性を両立した戦闘スタイルだったのに対し、
ナナ・テスカトリは火属性に特化した戦闘スタイルとなっている。
このため爆破やられを誘発する攻撃は使ってこないものの、その分火属性の攻撃はより強烈なものを使用する。
- 今作のナナ・テスカトリは青い炎を操り地面やハンターに着火させる技「延焼」を会得している。
最初は地面が青く発熱しているような状態であり、この青い炎が燃えている間は、
熱い地帯ではない地形でもクーラードリンクがないとスリップダメージが発生する。
さらにナナ・テスカトリの羽ばたき等を受けると炎上し、より激しく燃え盛る。
延焼は大抵この状態なのだが、こうなるとクーラードリンクが無意味となる。
熱ダメージ無効や耐熱の装衣があれば無効化できるが、なぜか狩猟笛の旋律の地形ダメージ無効では無効化できない。
そして前方に向って羽ばたいた時などに設置される”すぐ消える”タイプの青い炎は無効化できない。
こちらは耐熱の装衣なら軽減してくれるので非常に有用である。- この青い炎が激しく燃え上がると、弾や矢を弾くようにもなるため厄介。
スリップダメージの高さもさることながら燃え上がる炎の中に居座り続ける事も多く、
こうなってしまうとガンナーは全く手が出せなくなってしまう。
しかしその代わり、ナナ・テスカトリ自体は炎を纏っても弾を弾かなくなった。
- この炎は水属性の攻撃で消火することができる。
しかしナナ本体の最大弱点は氷であり、水属性は効果が微妙なため、
消火の為にと水属性武器を担いで行くべきかも悩ましい。- 操虫棍の猟虫に水属性を付与すると真っ直ぐ飛ばすだけで飛んだ方向にある種火は消える。
直線範囲ゆえ広くはないが、抜刀しながらの行動なので手軽に消しやすく、
猟虫は自由に取り替えられるため、属性を氷や龍など有利な武器にしたまま消火できる。
とはいえ、ナナが撒き散らす炎の量は尋常ではなく、全て消しに回ろうとすると全く攻撃できなくなる。
自分の移動に邪魔だったら消す、程度に留めておいた方がいいだろう。
- 操虫棍の猟虫に水属性を付与すると真っ直ぐ飛ばすだけで飛んだ方向にある種火は消える。
- モンスター図鑑には「小タル爆弾やハジケ結晶で消火しよう」と記載されており、
実際にこれらの手段だと大きくなった炎まで消火することは可能なのだが、
次々に設置される炎に対して数に限りのあるアイテムで対処しきれるはずもなく、
実際のところはまるで役に立たない情報になってしまっている。
さらには燃焼している範囲に対して消火できる範囲が狭すぎる。
つまり、焼け石に水である。使っているのは水じゃないけど- スリンガー水流弾だと割と燃焼している段階でも消すことができるが、やはり有効範囲があまり広くない。
- アイテム以外では、有料ジェスチャーである波動拳でも消火ができる。
- その上、青い設置炎は火属性の攻撃で着火してしまう。
ナナに火属性武器を持っていく機会は皆無だが、この影響を受けてしまうのがガンランス。
ご存知の通り砲撃は全て火属性を持っているため、迂闊に砲撃すると自ら着火してしまう危険がある。
しかし、ナナの肉質は硬めであり、肉質無視の砲撃は有効な攻撃でもあるのが悩み所。
とはいえ、ガンランスで挑むのはいずれにしても得策ではない。理由は後述する。
その為、基本的にナナの炎関連の攻撃全般は異様に範囲が広く、
躱したと思ったのに吹っ飛ばされることもしばしば。
ブレスや直線爆破に至っては設置炎の状況次第で不規則に攻撃範囲が変化するため、
かなり理不尽な当たり方をすることが多い。
しかもナナが特定の攻撃を行う度にこの爆発が起こるので頻度もかなりのもの。
その上、この炎はガード強化が無ければガード不能であり、そしてガード強化を付けたとしても
設置炎の位置に気を配っていなければめくられてしまう可能性もある。
今作でかなり改善されたものの、依然としてガード中心にならざるを得ないランス・ガンス辺りは相性が悪い。- ただでさえ驚異的なスリップダメージを発生させているのに、着火時の爆発の範囲が異様に広い。
前転回避一回程度の距離だと余裕で巻き込まれる。
前方巻き上げや直線爆破に至っては、設置炎を撒くと同時に着火するため、非常に回避が難しい。
着火による爆発のせいで範囲も不規則で、あらかじめ設置炎があった場合は特に異様に範囲が広がる。
風圧の範囲も広く、頻度も高いので拘束時間も長い。
おまけにナナは攻撃力が高く、通常個体であってもそれなりのダメージを受ける。- 特に危険なのがナナから離れる時で、カメラでナナを捉えながら画面手前方向に逃げる際は
当然だが進行方向の設置炎が見えないため足を踏み入れやすく、
不運にもナナの攻撃が重なり延焼すると地雷を踏んだかのごとく吹っ飛ばされてしまう。
被弾して回復のため距離を取る際にこうなってしまうとよくて大ダメージ、
最悪気絶やキャンプ送りになることも。
- 特に危険なのがナナから離れる時で、カメラでナナを捉えながら画面手前方向に逃げる際は
- そして新技ヘルフレアにもしっかり反応して爆発する他、夫のテオの攻撃でも着火する。
同時狩猟クエストのテオはいずれも体力が低く設定されているので、先に討伐して脅威を排除しておこう。
- この青い炎が激しく燃え上がると、弾や矢を弾くようにもなるため厄介。
- テオがMH4での復活に際して新たな必殺技「スーパーノヴァ」を手に入れたように、
ナナもそれに相当する技として「ヘルフレア」という必殺技を新たに身に着けた。
空中でパワーを溜める動作はテオと同じだがそこから先はかなり異なり、
まず着地と同時に超広範囲に風圧【大】が生じ、辺り一帯にスリップダメージが発生。
その上、青い炎の上は猛烈なダメージゾーンと化して体力を削り取っていく。
そしてフィニッシュで青い炎が次々に爆発、ハンターを吹き飛ばす。
この技の最大の特徴は風圧で拘束して連続ダメージでハンターを葬る点で、
無防備なハンターは風圧で拘束されたまま継続ダメージを受け続け、
さらに爆発で吹き飛ばされ、再び風圧で拘束されて…といった感じで直撃を受けてしまう。
本家のモンスターの大技としてはかなり珍しい部類といえる。- 対処としては青い炎から離れて致命的なダメージ地帯を避けつつ、
回復薬や生命の粉塵によって継続ダメージの回復に努めることなのだが、
まず風圧耐性など発動させていないであろう初見時などは
何が起こっているのかを理解する暇もなく力尽きる事になる。- 爆風などの直接的な攻撃ではなく、範囲に影響する熱ダメージであるのだが、
同じく熱波攻撃を操るマム・タロトの地面融解ブレスが
間隔を置いて定量ダメージ判定を出し続けるものだったのとは仕組みが異なるようで、
ガード強化スキルが何の意味も成さない点に注意。 - 最も確実な対処法は、風圧耐性を発動すること。
Lv5まで積めば回復する余裕ができてダメージを抑える事ができるほか、
クシャナシリーズであれば3部位での「風圧完全無効」を発動した上で、
ナナの弱点である氷属性を強化するスキルも付いてくる。
これらの場合は単純に継続ダメージ地帯を歩いて避ければいいだけなので、
かなり余裕をもって退避することができ、まず死ぬことはなくなるだろう。
クシャナ防具単体でも氷属性強化の他に匠、回避距離といったナナに有利なスキルが同時発動できるので、
マムガイラシリーズやバゼルシリーズと組み合わせる構成はかなりオススメ。 - ナナ討伐後になるが、転身の装衣を着ると回避できてしまう。
うまく発動前に装備できれば、ダメージ発生部分で自動回避を行ってくれる。
発動後でも焦らずに着用し、後述のようにアステラジャーキーを食せば回復&回避ができる。 - 攻撃後の継続ダメージ部分はナナ・テスカトリの懐にいると発生しない。
ただ普通にやっていると近くにいることは稀なのと、
かなり近く(ほぼ零距離)にいないといけないので狙ってやるのは難しい。
- 爆風などの直接的な攻撃ではなく、範囲に影響する熱ダメージであるのだが、
- ちなみに、ナナはテオと違って閃光弾を受けても墜落しない。
ひるませてヘルフレアの発動を遅らせること自体は可能なのだが、
ナナの場合なんと爆発するまで何度でもヘルフレアを発動してくる。
滞空しているとダメージも与えにくいので、1度発動させてしまった方が良いだろう。- 飛行中に閃光を受けるとその場で少しの間浮遊し、そのまま降下してくるため
巣に返さずに討伐すること自体は可能である。
- 飛行中に閃光を受けるとその場で少しの間浮遊し、そのまま降下してくるため
持続ダメージは全て赤ゲージで受けるため、
爆発に直撃して赤ゲージが消滅しない限り持続ダメージで受けた被害を一気に回復できる。
ただし風圧で拘束されているところに爆発が起こるなどで被弾することも多いため、
上述のクシャナシリーズによる対策も組み合わせるとより安心できる。
またパーティプレイ時には、広域化を発動させることにより、
範囲内の味方の赤ゲージを全て回復することができ安全性が非常に高くなる。
スキルLv1から赤ゲージ全回復効果は発揮されるため、
窮地に陥った味方を自分の回復も兼ねつつ回復させることができると考えると非常に有用であるといえる。 - 対処としては青い炎から離れて致命的なダメージ地帯を避けつつ、
- つがいであるテオ・テスカトルとのコンビネーション技も習得。
二体が空中を舞ってお互いの粉塵を散布、
それぞれヘルフレア→スーパーノヴァの順で大爆発を起こし、文字通りそこらを火の海にしてしまう大技であり、
範囲内では高速継続ダメージの形で大量の体力を奪う。
回復薬のガブ飲みや回復の煙筒などで強引に踏み留まる事は可能だが、
ログが出たらなるべく退避したほうが良いだろう。- このダメージは耐熱の装衣で軽減することが可能なので、ナナ討伐に向かう際は忘れずに持っていこう。
発動時には縄張り争いアクションのように「炎王龍との絆」「炎妃龍との絆」と言うダイアログが表示され、
二頭が絡み合いながら飛んで赤青の粉塵を吹き上げる予備動作というには非常に豪華なアクションを挟む。
二頭がイチャつく間にハンターは全力で逃げろということか。リア獣が爆発する - また、実は他の古龍との連携(?)もあり、クシャルダオラの起こした竜巻に粉塵が当たると
竜巻が粉塵を巻き上げて青くなったりする。
- このダメージは耐熱の装衣で軽減することが可能なので、ナナ討伐に向かう際は忘れずに持っていこう。
- 属性だけでなくモーション面でも差別化が図られており、
テオ・テスカトルのアクションをベースにヴァルハザクの格闘動作やクシャルダオラの回転離陸、
翼を片方だけ振る専用動作などを使用してくる。
ヴァルハザクは全体的に動作が遅い代わりに大きな体躯で攻撃範囲を確保していたが、
これを比較的高速かつ小型のナナ・テスカトリが使う事で、
予備動作の短い尻尾叩きつけや、潜り込んで回避しにくい薙ぎ払いブレスといった、
これはこれで厄介な攻撃へと変化している。- 火炎攻撃の際に風圧による拘束も同時に行うことがある。
タイマンならせいぜい地面の炎で少し炙られるだけだが、他のモンスターがいると危険度が増す。
- 火炎攻撃の際に風圧による拘束も同時に行うことがある。
- 新たな行動として待ち受け型カウンター攻撃を習得している。
突如ナナが走り出した後、全身を青く発光させながら構えるのが合図であり、その間に攻撃してしまうと
即座に前方に継続ダメージ地帯を発生させたり、引っ掻きによる反撃を繰り出してくる。
ソロなら見切れば安全な方角に回り込んで攻撃可能だが、
マルチだと例えば背後に居るプレイヤーがカウンターの予兆に気づけない危険性がある。
また、この状態で放置しておくとその後咆哮して形態変化が1段階進んでしまう。
この行動はエリア毎に設定された定位置でしか行わないため、
突然ナナが妙な方向に走り出したらカウンターを疑おう。- 対策としてはハジケ結晶を当てる事。
こうすれば確実に怯ませる事が可能かつ、形態変化も抑えられる。
さらに、上述の通り一応微力ながら設置炎にも効果があるのでハジケ結晶は常備しておきたい。
通常個体なら閃光弾でもOKだが歴戦の場合は4回までしか通用しない為、
もしもの緊急時に閃光弾で長めの足止めが出来なくなるので、特に歴戦の場合は尚更ハジケ結晶が安定する。
狩猟地が大蟻塚の荒地だった場合は、取るのが少し面倒なもののはじけクルミを利用しよう。 - ソロの場合に限るが、拡散型のガンランスで顔に竜撃砲をぶっ放すという方法でも阻止が可能。
砲撃Lv3以上であれば安定して怯ませることができる。
- 対策としてはハジケ結晶を当てる事。
- 以前は然程テオと変わりなかった肉質も変化。
切断以外で頭、射撃以外で尻尾、全武器共通で翼が柔らかくなった。
またテオと異なり、前脚か後脚を攻撃してダウンさせることが可能になっている。
テオはどのように猛攻を切り抜けつつ頭を狙うかが重要だったが、
ナナはどのように青い炎を潜り抜けつつ脚を攻撃し、ダウンを取れるかが重要になる。
ただ、頭は頭部破壊をしたときのみでしかダウンしなくなっている。- 斬属性武器の場合はこの肉質に悩まされる。
比較的柔らかい部位が翼と尻尾がどちらも狙いにくく、
特に翼はダウン時以外で狙う事が出来るのは操虫棍くらいなものだろう。*6
特殊リーチ武器を持ってこい。
脚でダウンを取れる様になったとはいえ、肝心の脚の肉質が固くダウンを取るのにも一苦労。
飛行中に閃光弾を撃っても落ちてこないため、否応なく時間がかかりやすい。
頭もそこまで硬くはないのだが、今作で人気の高い弱点特効が発動しない程度には硬いので、
頭でダウンがとれないという仕様も相まってダメージが伸びにくい。 - ガンナーは頭と尻尾が弱点であり、それらの部位を攻撃し続けると怯みこそするが、
相手がノンストップで動き続ける状態で討伐することを強いられる。
一方ダウンが取れる脚は属性の通りがかなり悪く物理弾もそこまで通らないという困った肉質となっているため、
自分の腕と相談してどこを狙っていくかはよく考えた方がいいだろう。- 特に、動きの遅いヘビィボウガンはソロではとても苦しい戦いになる。
設置炎の中から出てこなくなることもそれなりの頻度であるところも泣き所。
- 特に、動きの遅いヘビィボウガンはソロではとても苦しい戦いになる。
- 斬属性武器の場合はこの肉質に悩まされる。
- 破壊可能部位は以前と同様だが、翼が左右それぞれで別個の部位破壊となった。
ただし、報酬自体は片方破壊した時点で確定し、両方破壊しても増加しない。
言うなれば、これまでのシリーズにおける飛竜系の翼のような部位破壊方式になったのだが、
その飛竜系を含め、MHWにおいては「左右の両部位を破壊しなければ報酬が出ない」か、
「左右が区別されておらず一括で破壊される」の大抵2パターンなので、
むしろこのような部位破壊方式のほうが珍しくなっている。
- 総じて、以前のシリーズで再登場の枷となっていたテオ・テスカトルとの差別化を完全に成し遂げ、
全く別の特性を持つモンスターとして生まれ変わったと言えるだろう。
テオよりも素早い攻撃に初見殺しの風圧付きヘルフレア、弱点が狙いにくい事によるタフさなどもあり、
実装直後はSNS上などでも、テオより強い鬼嫁と評判になった。- この点に関しては開発側も認知していたようで、ナナが公開された緊急生放送では
「Worldになって(テオとは)別のモンスターとして登場させることができた」とコメントしている。 - ただ対策スキルの要求度が高い、ハンターの行動を無駄にさせるなど妨害性能が高く、
「ハンター側のシステムを見越して後付けした」かのような部分が目立つとの声も。
夫のテオは理不尽要素が少なく仕上がっているのも一因だろう。
まぁ、テオはテオで理不尽要素が少ないせいで鬼嫁の尻に敷かれている旦那のような言われ方をされているが。
- この点に関しては開発側も認知していたようで、ナナが公開された緊急生放送では
歴戦王
作品 | クエストレベル | クエスト種別 | 目的地 | 報酬金 | 制限時間 | 受注・参加条件 |
---|---|---|---|---|---|---|
MHWorld | イベント★9 | 討伐クエスト | 龍結晶の地 | 36000z | 50分 | HR50以上 |
- 夫を残してきた調査員
- 炎妃龍を調査中、決死の覚悟で彼女に近寄ると、彼女の夫と
思しき個体が現れた。とたんに青々とした炎が轟と燃え盛り、
現在一時退避中。あれは愛かな。愛だろうな。
- 歴戦個体に続き、歴戦王個体の登場するクエスト「青は愛より出でて愛より熱し」が配信される事が、
2018年9月23日「東京ゲームショウ2018」でのステージイベント上で発表された。
配信は同年10月4日から開始。
- 「ただでさえ強いナナがこれ以上強くなったらどうなるんだ」という期待と不安の声が入り交じる中配信された本種。
…意外にも蓋を開けてみると相手は普通のナナ・テスカトリ。
攻撃力が強化されているため突進や尻尾などに被弾すると痛いが、凶悪なモーションはなく、
いつも通り狩っていたハンターはあの大技に直面する…ヘルフレアである。
- 案の定というべきか、歴戦王のヘルフレアにはすさまじい強化が入っており、
スリップダメージによる体力の減りが速い。驚くほど速いのである。
耐熱の装衣なしで被弾した場合、途中で秘薬やアステラジャーキーを使わなければまず一瞬でBC送りにされる。
緊急回避の無敵時間で回避しようにも、体力満タンから3~4連続の緊急回避でなんとか生き残れるレベルで、
途中の爆発に当たり、倒れている無敵時間で過ごしている方がまだ生存の可能性がある。
しかし、途中の爆発も中々の威力はあるので、ナナが至近距離でヘルフレアのチャージをし始めた際、
体力が半分ほどだった場合はどうあがいても乙が確定する。- ただ、モドリ玉を使いBCまで避難してしまえば生き残れる可能性はある。
全く勝てない時などには考えてみよう。 - 特にマルチでは一回のヘルフレアで4乙なんてことも普通に起こりうるため、
マルチでの成功率が他の歴戦王と比べて極めて低くなってしまっている。 - ヘルフレアが凶悪になった一方、使用前に確定で咆哮するという前兆が追加されたため、
粉塵まといが最大になっている状態で咆哮を行ったら、納刀してヘルフレアに備えよう。 - 通常・歴戦の個体のヘルフレア中に転身の装衣を着ながら余裕をかまして攻撃していたハンターは要注意。
武器の回復カスタム程度ではまずどの武器種でも追いつかないスピードで消し炭にされてしまう。 - 実は、通常設置されている青い炎のスリップダメージも少し上がっているのだが、
青い炎の中で戦うことはあまりなく、こちらよりはやや地味。
通常のナナに慣れてさえいればそこまで苦戦することは恐らくないだろう。
ヘルフレアに関しては耐熱の装衣で対策する他、アステラジャーキーも忘れずに持っていこう。
マルチプレイなら広域化Lv1を発動させ、ジャーキーで仲間も同時に回復するだけでも
生存率はグッと上がるので、考慮してみても良いだろう。
風圧を受けて食べられないとなんの意味もないのだが。- ただし、ヘルフレア以外の攻撃も相変わらず出が早く、威力も高まっているので油断は禁物。
特に歴戦王以前から厄介だった着火時の爆発は、範囲や発生はそのままに威力が格段に高くなっている。 - また、閃光状態にすると咆哮して粉塵纏いの段階を上昇させ、
そのままヘルフレアを発動する事がある為、マルチプレイでは気を付けたい。
逆にソロでは、ヘルフレアを無駄うちさせられるので上手く利用しよう。
- ただ、モドリ玉を使いBCまで避難してしまえば生き残れる可能性はある。
- クエスト途中からは歴戦王テオ・テスカトルが乱入してくる。
今までの歴戦王クエストでは、古龍同士の縄張り争いが発生すると非ターゲットが立ち去っていたが、
今回のトリガーは縄張り争いではなく、なんと炎王龍・炎妃龍との絆である。
この大技を披露した後、テオは確定で立ち去っていく。- ちなみに、こちらでナナが発動するヘルフレアにも前述した補正がかかっている。
一応テロップが表示されるためまだ逃げられる時間に猶予はあるが、夫婦が合流した時点で警戒は必要。 - 加えて歴戦王テオは炎王龍・炎妃龍との絆が発動するまで普通にフィールドに残り、そのまま戦い続けるため、
ナナと合流し、絆を発動するまでは2対1で一方的なクソゲー展開をされがちになる。
この対策として、テオが戦闘状態に入ったのを確認してからモドリ玉で戦線から離脱、
または隠れ身の装衣、けむり玉などを使って見失い状態にさせる(マップの円を赤から紫にする)
ことで絆発動を待つことなく早急に立ち去らせることが可能。
マルチの場合でも誰かがテオに見つかってから全員が未発覚状態になればテオは勝手に立ち去ってくれる。
サインに合わせてモドリ玉を使うなど、予めパーティで決めておくと良いだろう。
- ちなみに、こちらでナナが発動するヘルフレアにも前述した補正がかかっている。
MHW:I
- もちろん続投。
メインシリーズでは初のG級相当となるMR個体登場となる。
マスターランク個体は、導きの地の荒地地帯か溶岩地帯の地帯レベルを5以上にすると出現するようになる。
ただし、導きの地で邂逅するまで探索や調査クエスト等では出現しないようで、
イベントクエストでも後述する歴戦のものしかない。
実質マスターランクに限って言えば、ストーリークリア後の隠しモンスターのような扱いになっている。
- 龍結晶の地のフリークエスト名は「皇妃座すは炎の宮殿」となっている。
覚えている方もいるだろうが、MH2系列の火山でのクエストと同名である。
懐かしいタイトル故に昔を思い出したハンターもいるのではないであろうか。
- 本作では顔に傷をつけることで、斬撃でも頭を弱点に出来るようになった。
一方、突進や噛みつきタックルに炎ブレスなど、顔判定の攻撃は多いので装衣なしで狙うのはなかなか難しい。
前脚もクラッチで軟化させることが出来るため、以前よりはダウンを狙いやすくなっている。- またMHW:Iでの仕様変更で属性強化スキルが強化されているため、氷属性特化での攻略も悪くない。
特に斬撃武器の場合は狙いやすい部位の肉質が総じて硬く、
頭や尻尾は氷属性が非常に有効で、脚でもそこそこ程度には通るため有力な選択肢となっている。
- またMHW:Iでの仕様変更で属性強化スキルが強化されているため、氷属性特化での攻略も悪くない。
- 翼や尻尾といった弱点部位をぶっ飛ばしダウンで狙いやすくなったのも追い風。
ダウン時でもわざとらしく大きくもがく頭と違って、面積が大きくあまり動かないので安定して狙いやすい。
どちらも傷つけでさらに柔らかくできるので、ぶっ飛ばし前に傷つけてやればチャンスを大きく活かせるだろう。
- MH4GのG級テオが小型スーパーノヴァとでも言うべき新技「ノヴァ」を習得したように、
マスターランクのナナもまた小型ヘルフレアとでも言うべき新技「フレア」を習得。
上体を起こして短く咆哮すると、前方広範囲に熱風を放つことでヘルフレア同様の継続ダメージ地帯を生み出し、
その後周囲の粉塵や青い炎を爆破する技で、真正面から顔を狙っていると突然爆破される。
予備モーションが短いが、ナナの顔より後ろ側に回り込めれば当たらないうえ、
爆発し終わった粉塵や青い炎が消えるとともに弱点の翼を地面に立てるような形になるので、
剣士では攻撃を与えるチャンスとなる。
一方で、やや距離を取って顔を狙うガンナーの場合は巻き込まれないよう注意が必要。- このフレアだが、当初は導きの地の個体は使用してこないという不具合があった。
スリップダメージを受ける可能性が低くなると見るか、
翼が下がるタイミングが減ると見るかはプレイヤー次第か。
後に12月5日のアップデートにて修正された。
- このフレアだが、当初は導きの地の個体は使用してこないという不具合があった。
- 最も気をつけなければならない点として、ヘルフレアのスリップダメージが歴戦王のそれと同じになった。
旦那の方も歴戦王モーションを習得していたが、攻撃範囲からしても危険度は圧倒的にこちらが上である。
やはり鬼嫁か。- 今作では転身の装衣の仕様が変更され、回避モーションが入ると使用時間が短くなるようになった。
このため、「転身の装衣を纏って炎の中で回避し続けやり過ごす」という回避方法はほぼ不可能である。
耐熱の装衣の方は相変わらず対策として優秀なので、チャージが溜まってきたらそちらに着替えるのもアリ。
風圧耐性や最悪の場合のモドリ玉も相変わらず有効な対策である。 - ちなみに、先述したフレアのスリップダメージもこれと同じ。
ダメージの時間は短いが、爆破に当たらないよう距離をとっても注意する必要がある。 - シリーズスキルで風圧完全無効が発動し、高レベルの氷属性攻撃強化スキルを備える
EXクシャナシリーズは上位から相変わらず好相性。
……なのだが、肝心のマスター級クシャルダオラが相当にえげつない強さになっているのがネック。
ヘルフレアの予備動作を開始し、着地した瞬間に、
はじけクルミやハジケ結晶を強化撃ちで当てると怯み、ヘルフレアを不発に終わらせられる。
粉塵纏いはリセットされないが、発動し直す事はしない。
ヘルフレアより前にこれらの弾で強化撃ちを多用していると怯み耐性が上がってしまい、
成功率が下がるのでこの方法で阻止したい場合は別の弾を使うなど立ち回りを工夫したい。
ただ、歴戦王には効果が無い点も注意。 - 今作では転身の装衣の仕様が変更され、回避モーションが入ると使用時間が短くなるようになった。
- 設置型の青い炎を生み出す範囲が強化されており、
直線上に作る技の範囲はエリアが小さいとそのエリア内に収まらないほどの範囲に作り出す。
また、これら青い炎のスリップダメージも歴戦王級に強化されているので、
ナナの攻撃には当たってないのに、いつの間にか体力が削られていた、なんてことにならないよう気をつけよう。
- あまり知られていないが、空中で閃光弾を撃つとちゃんと撃墜できるようになっている。
ただし、能力の状態によっては咆哮など一切無しにヘルフレアを発動する。
ヘルフレア発動が近い時は撃墜してもすぐにその場を離れよう。
- テオ・テスカトルの滅日と入れ替わる形でイベントクエスト「されど気高き我が魂よ」も追加された。
兵器置き場での歴戦ナナ・テスカトリの狩猟となるが、
ナナ自体の強さから他二つのクエストよりは敬遠されがち。
派生作品
MHF
- MHFはベースがMH2であるが故にナナ・テスカトリも最初から登場しており、
モンスターのリストラという概念が無い同作では普通にナナ・テスカトリへ挑むことが出来る。
オフラインモードが無いこともあってストーリー上は黎明期から特に出番がある訳ではない。
また、上位個体は存在せず、下位個体ノーマルモードではテオ・テスカトルとの差異は殆どない。- MH2の仕様をそっくりそのまま引き継いでいたためか、
G10のHRクエスト刷新までは、なんと最大8個のクエストが存在していた。
MH2同様、撃退クエストも砂漠・火山・塔の3つ全てにあったが、
G10以降は火山のクエストに一本化されている。
- MH2の仕様をそっくりそのまま引き継いでいたためか、
- 一方、サービス開始2年後のシーズン6.0で追加された剛種や、
その5年後となるMHF-G6で追加されたG級個体は、
多くの最前線プレイヤーを震撼させる実力を見せ付けた。
メインシリーズでもMHWorldにおいて凄まじい実力を引っさげての復活と相成ったが、
それ以前からMHFでは強力なモンスターとして認識されていた。
- 基本的に(NPCを含む)PTプレイが前提のMHFにおいても、
ナナ・テスカトリはソロ限定モンスターであることには変わりなく、
体力等はソロを前提とした調整に当初からされてはいる。
(なおサポート狩人の枠に入らないホルクなどは同行可能になっている)
ただ、同じくソロ前提モンスターであるモノブロスとは違い、
剛種やG級特異個体などはかなり強力な存在であり、
"ソロ向けの手強いモンスター"としての地位を築いていると言える。- また、「傲炎妃」と呼ばれる個体が剛種とG級では存在し、
その個体は最大金冠クラスがほぼ確定となっている。
クエスト名に、この個体を指す単語が入っていた場合は特に身構えたほうが良い。
逆に入っていない場合は通常サイズの個体が登場し、
実際に傲炎妃の語が入っていないG級の四方の理クエストでは通常サイズの個体が登場している。
- また、「傲炎妃」と呼ばれる個体が剛種とG級では存在し、
- 剛種クエストやG級クエストでは塔頂上のエリア10が舞台となる。
MHFではエリア9が開始地点に設定されているため、いわゆるマラソンは不要となっている。
- 剛種武器は金属的質感の独特なデザインをしており、見方によっては芸術的でもある。
ちなみに武器の名前だが、基本的に悪質な女性の様相が銘として付けられている。
良い部分が銘となっているものもあるが、割合としては前者の方が上回る。
雄であるテオ・テスカトルの武器は男性の醜い部分ではなく、熱と破壊をイメージした銘が付けられている。- 後述する剛種・G級のクエスト名「傲炎妃」にある「傲」とは、
「傲岸不遜」という言葉からイメージできるように「驕り高ぶる」という意味合いになる。
つまり「傲炎妃」というのは驕り高ぶった女王様、という解釈になる。
ナナの剛種武器がいわゆる「悪女」的なイメージでネーミングされているのは、
このクエスト名とセットで考えられたものなのだろう。
MHFのナナ・テスカトリのポジションは完全に定まってしまっているようである。
- 後述する剛種・G級のクエスト名「傲炎妃」にある「傲」とは、
- G級武器は従来の剛種武器デザインの双剣・片手剣・ランス、
そして特異個体ナナ・テスカトリの特徴をイメージした大剣・ハンマーが存在する。
G級ナナ・テスカトリの凶悪さを見越してか、いずれも空色ゲージが発現する強力な性能となっており、
特に片手剣は、剛種武器の強烈な火属性値を最終的には完全に凌駕する。
また、G7では新しく太刀も実装された。
防具はG級紅ミラボレアスの固有スキルであった炎寵と一閃スキルを持ち、
バルカンGシリーズの一閃Ver.のようなスキル構成になっている。
G9.1当時では一部の上級者からブチギレよりも少ないスキルポイントで
火事場力+2を発動できる炎寵が注目されていた。
そんな中で、炎寵と主流スキルを併せ持つこの防具(と装飾品)は、
作成難易度に見合う高性能防具として好評だと見られていた(詳しくはこちら)。- なお、新規デザインとなる大剣とハンマーは、HC武器としても追加されている。
G級武器同様、いずれもHC武器としては武器倍率・属性値共に非常に強力で、
G級未満の非剛種武器では非常に珍しい素で白ゲージを持つ。
- なお、新規デザインとなる大剣とハンマーは、HC武器としても追加されている。
剛種
- シーズン6.0から剛種クエストが実装された。
剛種クエストはかつて2種類あり、通常の討伐ターゲットと、"撃退戦"と銘打たれたものがあった。
後者は短時間で討伐しなければならない(15分以上かかると逃げ去ってしまう)が、
討伐に成功すれば追加で「炎妃龍討伐の証」が多く手に入るハイリスクハイリターンなクエストだった。
現在は廃止されており、通常の討伐クエスト1本のみである。
- 素材から誕生する武器は、2009年時の水準ではどれも非常に優秀で脚光を浴びたのだが、
剛種ナナ・テスカトリそのものが最大の壁であった。
- まず挙げるべき点は「一人専用」であるということである。
ここに剛種モンスターの圧倒的な攻撃力と堅牢な肉質が合わさるのだから脅威となる。
G9.1の修正で攻撃力倍率は3.50倍と常識的になり事故死の危機は減ったが
こいつの強さの源である驚異的スピードは変わっていないため、
モーションに慣れていないと手玉に取られて簡単に蹂躙されてしまう。
特異個体になると驚異的なスピードが改善されて大きく戦いやすくなるので
秘伝書を取るまでは戦わないというのも一つの手である。- G9.1以前は攻撃倍率5.80だった。
パーティーメンバーは自分一人だけなのに一撃くらえば体力の半分以上が余裕で吹っ飛ぶのである
(これはHR100の剣士でもかなり堅固と言える防御力700~800での話である)。
驚異的な俊敏性からなる隙の少なさが改善される特異個体がくるまでは
G級防具を着こんだハンターですら脅威になりうる存在といわれていた。
- G9.1以前は攻撃倍率5.80だった。
- 一人専用を考慮して唯一緩めなのは体力数値だけ。
剛種ナナ・テスカトリのHPは3899と、さすがに低く設定はされているが
肉質はこれまでよりも遥かに硬く、弾属性に至っては弱点の尻尾や背中でさえ30%以下。- 剛種ナナ・テスカトリの耐属性もかなり特殊なものである。
具体的に言えば、龍属性は通常のナナ・テスカトリから少し通りにくくなっただけだが、
水属性や氷属性は頭と尻尾以外はほとんど通らないようになっている。
- 剛種ナナ・テスカトリの耐属性もかなり特殊なものである。
- 基本的なステータス面を述べたが、これだけでは剛種テオ・テスカトルの延長線上とも捉えられる。
…が、実際はここからが悪夢の始まりである。
クエストに出発してみればわかるが、ナナ・テスカトリがデカい。
規格外キングサイズばかりが出現するように設定されているのだ。
- ナナ・テスカトリの主力攻撃は言わずもがな、全身に判定を持つ「突進」や「跳びかかり」であり、
規格外キングサイズともなれば横方向に回転回避したところで避けられないことも多い。
本当の恐怖は剛種ナナ・テスカトリが怒り状態へ移行したときにわかるだろう。
これまでのナナ・テスカトリが霞むほどの高速スピードで動き始めるのである。
実は剛種ナナ・テスカトリの怒り時の行動速度補正は驚異の1.3倍であり、
一目瞭然だが従来の1.1倍を遥かに上回る速さである。
古参のMHFプレイヤーなら想起するだろう…。シーズン1.0時代のかつてのターボテオを。- この恐るべき行動スピード、そしてそれの脅威を更に加速させる巨体が絶妙に噛み合った結果、
逃げるだけでもやっとであるという状況下に置かれること間違いなしである。
さらに反撃も容易ではなく、
たとえばナナ・テスカトリの振り向きざまに大剣で一撃して横に回避する戦法だったとして、
半端な切込み方では抜刀斬りのモーション中にナナ・テスカトリが突進し始め、
また切込み方が良くても位置が悪いと、その巨体から繰り出される高速突進を往なせず、
回避行動で離脱したものの範囲外に行けず結局轢かれるといった現象が普通に起きる。
突進がプレイヤーに届くまでの時間稼ぎを少しでもしようと
極長リーチ大剣の巨龍剣【オリンポス】が推奨されたほどである。
- この恐るべき行動スピード、そしてそれの脅威を更に加速させる巨体が絶妙に噛み合った結果、
- さらにMHFではMHP2などと異なり、"MH2の性質"をそのまま受け継いでいるため、
ナナ・テスカトリが怒り状態へ移行した際、確定で咆哮を放つことはない。
ではどうなるのかと言えば、
ナナ・テスカトリを斬った瞬間に超スピードの突進や跳びかかりが突如飛んできたりする。
これを食らえばまず剛種ゆえの大火力で体力を一気に奪われ、
さらに抜刀状態なので走って逃げることもできないなど窮地に陥ったところに
怒り状態時の1.3倍で放たれる突進や跳びかかりで熾烈な追撃を受けるのが黄金パターンである。- 怒り状態が解除されるまで全力で逃げることを繰り返せばと思うかもしれないが、
剛種のナナ・テスカトリは体力が減ってくると
怒り値の蓄積率が10~30倍まで跳ね上がるため、「一撃当てたら即怒り状態」、
つまり上の「キャンセルノーモーション反撃を受ける回数が単純に増えるだけ」なので全くの逆効果である。
- 怒り状態が解除されるまで全力で逃げることを繰り返せばと思うかもしれないが、
- このように剛種ナナ・テスカトリはあからさまな強敵であるが、
シーズン6.0当時と言えば、天嵐防具や遷悠防具など陰も形もなく、
いわゆる「トリアカテンプレ」が最高峰装備だった時代である。
そんな時代に上記のような化け物と対峙したハンター達の心境は察するに余りある。- 一応運営のインタビューでは剛種テオ・テスカトルより少し弱いとのこと。
確かに「一人用ということを考えれば、難度はかなり高めになるかと思います。」と発言していたが、
実際のユーザー達の多くの感想はそんなレベルを遥かに超えて上記の通りである。
- 一応運営のインタビューでは剛種テオ・テスカトルより少し弱いとのこと。
- 楽して倒したい…ということで、実装当初から、
様々なハメ技が編み出されては仕様の調整により消えていくということが繰り返されていた。
そんな中で正確には「ハメ」には当てはまらないために唯一修正を免れた手段が、
デスルーラを併用した排熱噴射機構戦法である。
スキルは、排熱弾用に欲しいものだけでOK、現在はSP装飾品で容易に発動が可能。
そして、やり方は至ってシンプルで、- 開幕で排熱弾を撃つ→ナナ・テスカトリの攻撃でデスルーラ→
手前のエリアで排熱ゲージを溜め直して同じくエリアに入ってすぐに撃つ→
デスルーラ→再びチャージしてエリアイン、フィニッシュをかける
地味にロマンも味わえる
動画を眺めながらでもできる、剛種武器のヘビィボウガンさえ用意できれば誰でも出来る戦法である。
排熱噴射機構の頭部への直撃によってナナ・テスカトリが転倒することもあり、
その場合はモドリ玉で戻ることもできる。この場合は安全性がより高まる*7。
ただし、運が悪いといきなり突っ込んで来て台無しになることもあるなど、運が絡む戦法である。
時間が凄まじくかかるのが欠点ということで特異個体が実装されたG9.1現在ではほぼ廃れている。 - 開幕で排熱弾を撃つ→ナナ・テスカトリの攻撃でデスルーラ→
- 実装から月日が経ち、服用するとダメージを大幅減衰するアイテムが実装され、
公式の運営動画レポートでも
「剛種のナナ・テスカトリがどうしても苦手だという人は、特にこれを使っていただければ。」
と言われるほどに、このアイテムが対剛種ナナ・テスカトリ最終兵器として意識された。
- 剛種武器については、シーズン6.0(2009年)時代のものであるが故に流石に陳腐化が目立ち、
剛種ナナ・テスカトリという現在でも非常に手強いモンスターを討伐してでも得る必要性があるか、
と言われると微妙なところである。
特異個体
- 見た目の変化
- 目が黄色に輝いている
- 耳が通常より伸びている
- 犬歯がさらに大きくなった
- 前脚が筋肉質になり、爪がより鋭利に発達
- 尻尾が肥大化
- 怒り時に四肢が炎上する
- MHF-G6初日から特異個体が実装された。
姿はプレビューサイトで公開され、見るからに凶暴そうな面構えとなっている。
怒り状態の四肢が炎上した姿は、さながら覇種テオ・テスカトルである。
- MHFのナナ・テスカトリはMH2の名残を引き継いでおり、
剛種クエストの項で述べたように怒り移行時に行動を強制キャンセルして別の技を繰り出してきたが、
特異個体ナナ・テスカトリでは確定で威嚇をするようになっており、
更にキャンセルも含めた突進も特異個体行動もあって頻度が低下、剛種は戦いやすくなっている。
(G級については下記を参照されたし)- G級クエストではこの咆哮の際、周囲広範囲に無数の粉塵爆破が発生するという凶悪仕様へ。
他の粉塵爆破攻撃と同様に爆発するタイミングがそれぞれの地点で異なるため、
中途半端な距離にいると避けた先の爆破に巻き込まれてしまう。
怒り移行時だけでなく、龍炎を纏いなおす際の咆哮も同じ。
G級クエストのノーマルモード(通常個体)では使用しない。
- G級クエストではこの咆哮の際、周囲広範囲に無数の粉塵爆破が発生するという凶悪仕様へ。
- また、通常のナナ・テスカトリもただでさえ隙が小さい部類であったが、
特異個体化するとさらに隙を見せなくなる。
というのも、バックジャンプから間髪入れず空中火炎放射へ繋げてくるというコンボを行ってくるためで、
そのスピードも絶妙に遅く、回転回避で直にすり抜けるのはかなり難しいため起き攻めを食らいやすい。
G級ではバックジャンプ後の威嚇までほぼオミットされており、
キャンセルブレスと併せて従来の感覚では意表を突かれまくる。
- MHP2Gの村上位/G級クエストのテオ・テスカトルに似た能力も持ち合わせており、
粉塵爆破の際、怒り状態時では追加でハンターの位置をピンポイントで起爆するようになっている。
このピンポイント爆破の発動条件は、本来の爆破範囲より外側にいること。
これが曲者で、離れていれば当たらないから、
などと回復をしようとすると不意打ちで爆破されるという凶悪ぶり。
ただでさえ剛種クエスト以上のナナ・テスカトリは猛スピードのモンスターなのに、
貴重な回復チャンスで狙い撃ちしてくるようになるので追撃の嵐である。
ただし距離が離れていたら確定で~ではない(ある程度の距離だとピンポイントの認識はしない模様)ため、
落ち着いて対処したい。
なお、発動条件の都合上、これが発動するのは近距離以内の粉塵爆破の際が圧倒的に多いが、
遠距離の爆破でも、範囲外であれば当然発動するため、
ガンナー等でアイテムを使用する場合は、必ず範囲内に入ってから使用すること。
- 特異個体で特徴的な攻撃技としては2つある。
- 一つは炎を纏った尻尾でサマーソルトを行うとともに上空へ飛び上がり、
地上へ粉塵をばら撒いて空中から起爆してくる技。
粉塵爆破の攻撃範囲は狭い場所を何度も起爆するか、広範囲をばらばらに爆破するかの2種類がある。
若干の溜め動作を伴うのでいきなり繰り出してくるわけではないが、
G級クエストではG級専用モーションと予備動作が近いため、慣れないと逆に混乱させられる。
- もう一つはハンターに向かって何度も突進をぶちかましてくる攻撃。
バックジャンプの直後に身を構え、猛スピードで走りだしたかと思うと、
高速でドリフト反転、再度猛スピードの突進を繰り出す。
ドリフトは2回行い、最初は右、2回目は左へ回転するようにドリフトを行う。
このドリフト、ナナから見てドリフト方向側にいると高精度で軸を調整するのに対し、
ドリフト方向と逆側は苦手で軸合わせできず通り過ぎさってしまう。
そのため、最初、及び2回目の突進を向かって左に回避できれば3回目の突進は勝手に突っ走っていく。
また、文字で書くとイメージがつかないかもしれないがその突進速度はめちゃくちゃ速い
何せその突進は通常のものではなく、覇種テオ・テスカトルやディスフィロアが使う、
後退して助走を付けての高速突進と同じものである。
古龍種の突進としてはキリン特異個体など特殊なものを除けばドゥレムディラらと並び間違いなく最速である。
全モンスターを対象にしてもメラギナス辺りがぎりぎり対抗できると言えるだろうか
なお、閃光玉がヒットすると転倒する。剛種、G級は速度が速いので先読みで投げるということも考えたい。
- 一つは炎を纏った尻尾でサマーソルトを行うとともに上空へ飛び上がり、
- G7からHC素材の美牙、妖牙共にNP、祭Pによるポイント交換に対応した。
この2ランクは元々戦いやすくはなっているが、どうしても苦手という人は一考するのもアリだろう。
最高ランクであるG★7の宝牙は対象外だったが現在は対応している。
G級
- MHF-G6アップデート初日の11月19日より実装された。
クシャルダオラの近縁種であるガルバダオラを除けば、いわゆるドス古龍初のG級モンスターとなる。
また、シリーズ初のG級個体となっている。- 当然ながらG級においてもソロ専用のクエストとなっている。
誰でも頑張れば倒せるように調整がかかったか、それとも剛種クエストの悪夢再来か、
ハンターの期待と不安が募っていたが、実際蓋を開けてみると…。
- 当然ながらG級においてもソロ専用のクエストとなっている。
- 結論から言えば、剛種クエストの強さの延長線上にあり、さらに凶悪になった。
まずクエストに行ってみると、剛種ほどではないがまたしてもキングサイズばかりが出現する。
さらにこのG級ナナ・テスカトリのクエストは、名前が"ナナ"だけにG★7。
攻撃力が半端ではなく、デカい・痛い・速すぎるの見事な三拍子が揃った高難易度クエストである。- 上述した特異個体の強烈さからノーマルモードを選択する人も少なくないだろうが、
ノーマルモードでは剛種で見せた「怒りキャンセル即反撃(大抵の場合追尾突進)」を放ってくるため、
脅威性が低下することは一切無いと言っていいほどである。
強いて言うなら、バックジャンプ後の威嚇がオミットされていない点だろうか。
- 上述した特異個体の強烈さからノーマルモードを選択する人も少なくないだろうが、
- そして肉質は変化、通る部位には通るが、首や翼、背中など、
見るからに堅そうな部位は紫ゲージでも余裕で弾かれるほど硬くなっており、
パリアプリアのような極端肉質になっている模様。
マイナスの耐属性はさすがになくなったようだが、
属性が効かない部位はとことん通用しないようになっており、下手すれば全く通らない部位も普通にある。- 肉質が判明してみると、近接武器は頭と尻尾以外まともにダメージが入らず、
ガンナーに至っては弱点の尻尾すら弱点特効の対象にならず(狙い撃ち/扇射スキルで対象になる)、
それ以外の肉質もほぼ全身が10~15%のみという鉄壁の肉質であることが分かった。
また、最大弱点肉質も35であり、弱点特効の恩恵が最も強く機能する設定ではあるものの、
穿龍棍の肉質反転効果でずば抜けた恩恵が出るわけではない。
ついでに言えば、翼の肉質がちょうど全身の肉質の平均値に設定されているため、
地ノ型の空中戦はダメージ効率面ではさほど良い選択肢ではない。
また、耐属性も同様で、通常状態と炎纏い状態で有効属性が異なる特性も引き継いでいるうえに、
頭や翼以外には属性攻撃はほぼ通用しないのであまり当てにならない(全く効かないわけではない)。
- 肉質が判明してみると、近接武器は頭と尻尾以外まともにダメージが入らず、
- G級クエストでの新モーションは、
ハンターの真上まで移動してから火炎ブレスで周囲全方位を薙ぎ払い、
爆炎を纏いながら地表へ急降下してくるという攻撃技。
ナナ・テスカトリが滞空しながら迫ってきたからといって走って逃げると、
ちょうど火炎放射が直撃する位置になるように絶妙な追尾スピードになっているので注意。
回避するには回転する火炎放射の隙間から急降下の範囲外へ逃げるか、
火炎放射をナナ・テスカトリの直下でやり過ごした後に逃げるか、となる。
MHFではこの手の急降下攻撃は判定が一瞬である事が多いが、
この急降下はそれなりに持続時間がある為通常の回避の無敵時間ではまず避けられないので、
無敵時間中に範囲外への退避が必要である。
また、この攻撃の予備動作が前述した特異個体専用の空中粉塵爆破攻撃と似ており、
G級クエストをハードコア化した場合はこのどちらなのかの見極めを求められる。- 最も分かりやすい違いは、後者はハンターの方を向いて大きく口を開いて吠える事だろう。
攻撃前の姿勢自体ではなかなか判別しにくいため、これで判断するといい。
見分けがつかない場合、同じく構えの似ている三連突進と空中粉塵爆破は正面にいると危険で、
この攻撃は火炎放射が放たれるまで時間の猶予があるので、
身をかがめたらとりあえず正面からは退避しておく、くらいの気持ちでもよい。
(ナナ・テスカトリのスピードがスピードなだけに焦って判断しづらい場合も多い)
正面から退避後に納刀しておけば火炎放射と急降下の両方をダイブで避けられるが、
納刀タイミングを間違うと空中粉塵爆破のサマーソルトに引っかかるので、
いずれにしても何度か攻撃を見て慣れる必要はあるだろう。
- このモーションと空中粉塵爆破はSAモーションであり、モーション中は怯まない。
このモーションは攻撃範囲の性質上、通常の近接武器で反撃できるのは頭か尻尾だけという状況が多い。
しかし、ここで頭に攻撃を加えてしまうと、ただでさえ隙の非常に少ないこのモンスターの、
最も大きな隙である頭ダウンが発生せずに「怯みの扱い」になってしまう可能性がある。
特にG級ではこれをスルーしてしまうと、次回のダウンは怯み値が上昇してどんどん難しくなっていくため、
下手に反撃を考えず、火炎放射までに納刀し、大人しくダイブ等で避けてしまった方が良いこともある。
- 最も分かりやすい違いは、後者はハンターの方を向いて大きく口を開いて吠える事だろう。
- また、G級クエストでは剛種と同等か、それ以上に突進の頻度が上がっている。
事実、剛種の特異個体では頻度が落ちていた突進はG級ハードコアでは頻繁に行ってくる。
壁際で被弾しようものなら死ぬまで突進に巻き込まれ続ける事もあり、
元気のみなもとがあれば力技で倒せるというモンスターではない。
G級HCではバックジャンプ後の威嚇がオミットされているため、その関係があることが考えられる。
そのため、ノーマル、ハードコアどちらも驚異的な技の数々で反撃の隙も与えない勢いになり、
ナナ・テスカトリに対して手も足も出ず3乙するまで悉く蹂躙されるハンターが続出、
剛種クエストで引き起こされた阿鼻叫喚の悪夢がここに復活した。- 特に、G級特異個体の強さに関しては、運営側はインタビューにて、
「剛種の凶悪さを知った上でさらに凶悪にした」と語っていることから意図的なものであることがわかる。- じゃあここまで聞くと「倒せないんじゃないか?」と考える人も出てくるかもしれないが、
HPは12000とソロを前提としても高いものの、しっかり攻撃チャンスを見出して行けばちゃんと倒せる。
上述したように弱点特効が効く部位がしっかり存在しており、
それを確実に狙っていくことで、狩猟時間を大幅に短縮することが可能である。
(実際、G6時代の装備で1分程度で狩猟に成功しているハンターが少なからず居る)
また、今となっては一定時間限定とは言え肉質を無条件で軟化させる「纏雷」や、
ある程度近くにさえいれば2000ダメージ/分近くのスリップダメージが狙える「氷界創生」がある。
弱点のピンポイント狙いが難しければ、これらを使って望むのも有効だろう。
- また驚異的なスピードから忘れ去れているが、
攻撃力自体も剛種からほんの少し上がった程度であるため、
しっかり防御力を高めればちゃんと耐えられるようになっている。
粉塵爆破は流石にHPMAX近辺でないと厳しいが、
それでもある程度HPを残して耐えられるため陽炎に焼かれて止めになりにくい。
生存率を上げるには防御力も重要、ということを改めて認識させてくれる。
また、この絶妙なラインの攻撃力は、
絶対防御態勢スキルのペナルティ効果を上手い具合に突くものであり、
防御力がしっかりしていても、
絶対防御態勢のペナルティ効果が加わると即死級ダメージとなりやすい。
- じゃあここまで聞くと「倒せないんじゃないか?」と考える人も出てくるかもしれないが、
- 特に、G級特異個体の強さに関しては、運営側はインタビューにて、
- このあまりの難易度を誇るG級ナナ・テスカトリだが、
レア素材の入手確率は当然従来と同様であるため、武具の生産/強化難易度は恐るべき高さを誇る。
特に剥ぎ取り2%でしか得られない「炎妃龍の宝牙」や、剥ぎ取り1%のみの超レア「炎妃龍の冠鬣」などは、
物欲センサーに引っかかった時点で悪夢のような日々が始まると言っていいだろう。
たとえ倒せたからといってレア素材が出なければそれまででしかないのが、
同じ一人専用G級クエストのモノブロスとは難易度の面で大きく異なり非常に辛いところである。
幸い、部位破壊限定素材は存在しないので、倒すことができればどの武器種でも等しく素材集めは可能である。- G8に入って、初めて四方の理クエストが配信された。
サイズも通常サイズになり、範囲外に逃げきれずやられるという可能性が減って戦いやすくなった
(一方で塔の巨大個体に慣れた人にはサイズの錯覚で戦いづらいという声も)。
が、その引き換えなのか反射ランス対策なのか不明だが場所が砂漠になっている。
安定して受けられる場所が存在しないため、基本ガチを強いられることになるので注意。
また、HighGradeEditionをONにしている場合、
昼の砂漠の日光を浴びた砂と粉塵爆破の鱗粉の色がかなり近くなって視認しづらくなるので気を付けたい。
- なお、炎妃龍の宝牙は2015年に何度か狩人祭のポイント交換で登場している。
- G8に入って、初めて四方の理クエストが配信された。
- 実装時の評判は決して芳しいものではなかった。
上述したように圧倒的な戦闘能力を持っていたことも理由にあるのだが、
それまでのG級モンスターには無い肉質配分で、
しっかり弱点を狙っていかないと討伐に恐ろしく時間がかかったためである。
当時の解禁イベントが「ナナ・テスカトリのGX防具を全部位用意する」ことで、
様々な報酬が得られるというシステムだったこともこれに拍車をかけ*9、
ネ実民やライト層から「期間内に完成しきれない」「連戦するのが面倒」と大きな批判を招いていた。
イベントに関する批判は期間が長く取られていたこともあってその後直ぐに落ち着いたものの、
戦闘力と肉質の関係で連戦が面倒という批判が多く上がっていた。
(先に実装されたポボルバルムも、耐久力が連戦向けでないと酷評されていたという経緯もある)- あくまで剛種ナナ・テスカトリをベースにしている事には変わりなく、
上述したように、ナナ・テスカトリの動きを見切って、
弱点をきっちり狙えば極端に強力なスキルがなくても早く安定して狩猟できる事は早々に示されていた。
だがこの当時はそれが難しい状況に対する選択肢(上述した纏雷や氷界創生)が存在せず、
全てのハンターにそれが要求される設定であったため、
多くのハンターは弱点狙いを捨て、穿龍棍の空中戦でごり押しを図ったり、
反射スキル付きオートガードランスで放置するなどの戦法を取るようになった。
結果的に狩猟に多大な時間がかかることになり、その点での評判もよろしくなかった。
- あくまで剛種ナナ・テスカトリをベースにしている事には変わりなく、
- G級ナナ・テスカトリが実装されたMHF-G6では、G5までに多くのハンターから指摘されていた
「絶対防御態勢スキルと火力でごり押せばどんなモンスターも早く狩猟できる」
「誰が使っても高い火力を発揮できる穿龍棍一強一択になっている」という状況に対し、
モンスター側でその解を探っていたことがうかがえる。*10
2016年当時の視点で見ると、主に下記の4タイプに分類される(G6モンスターの実装順)。- 圧倒的な防御性能を持つが肉質そのものは柔らかく、
攻撃チャンスも豊富にあるためどの武器種で誰が挑んでも同じような時間になる(ポボルバルム)
- 極端に硬い肉質と弱点特効が機能するギリギリの弱点を持ち、更に高い戦闘力があるが、
攻撃力自体は決して高すぎず、攻撃チャンスを見切って正確に弱点に当てることで狩猟時間が短縮される
(ナナ・テスカトリ)
- 恐るべき火力と戦闘能力を持ち、肉質も平均的に硬いが、
モンスター自体に慣れることで安定した狩猟が可能になる(ドゥレムディラ)
- 戦闘に直接は関係のないギミックを有し、
それを用いることで狩猟時間の短縮が図れる(ヴァルサブロス)
まずポボルバルムはハンターの創意工夫が取れず、ただ面倒な仕様と受け取られ不評だった。
ナナ・テスカトリについては上述した通り、実装後の評は必ずしも良いものではなかった。
ドゥレムディラはベテランハンターから高い評を得ることができたが、
これは連戦・狩猟の必須性が薄いが故の評価とも言える。
事実、これを通常G★クエストに落とし込んだ設計になっているハルドメルグの評がよろしくなく、
最後のヴァルサブロスについては、狩猟の楽しさという点で疑問符を付けられてしまった。
ただ、ナナ・テスカトリに関して言えばシビアすぎる設定が問題であったとも言え、
これに近いコンセプトであるリオレイア亜種や始種グレアドモス、G級ジンオウガは批判の声は小さい。
そういうこともあってか、
以後の強豪G級モンスターは概ねG級ナナ・テスカトリと同じコンセプトを有し、
かつナナ・テスカトリの不評点*11を取り除き、メリハリのあるモンスターで概ね好評である。
そのためG級のナナ・テスカトリはそういう方向性を生み出した元祖であるということができるだろう。- なお2015年からは弱点をピンポイントで狙い続ける以外の対策も色々用意されるようになり、
ナナ・テスカトリの狩猟自体も、実装当時に比べれば楽になってはきている。
- 圧倒的な防御性能を持つが肉質そのものは柔らかく、
MH:LotG
- 2021年8月12日にNETFLIXにて全世界同時に配信されたCG映像作品
『モンスターハンター:レジェンド・オブ・ザ・ギルド』にはなんとメイン級の扱いで登場。
今作では古龍渡りを行なっている最中の個体がエイデンの育った村を通過し、
周囲にも甚大な被害が出る事から、ジュリアスら筆頭ハンターと敵対する。
- 今作では古龍渡りの影響で周囲160kmにも渡ってモンスターに恐慌に陥れるという、
凄まじい力の顕れを披露した事から始まり、燃え盛る青い炎でもって森や家屋を何のこともなしに焼き払い、
筆頭ハンター達を相手にも全く退かず、撃龍槍を受けてもなお立ち上がり猛攻を仕掛けるなど、
古龍の一角としての威厳を十分に見せつけた。
また、同映像作品内ではメインシリーズでは殆ど描写されていなかった「ハンターの命を奪う描写」があり、
歴戦のハンターでさえ屠られてしまうという、ナナ・テスカトリの脅威と恐ろしさがまざまざと描写される事となった。
- ナナ・テスカトリが今作に登場したのは、エイデン他筆頭ハンター達がクシャルダオラと因縁があり、
時系列的にMH2に近い世界観である事から、ドス古龍繋がりという事で抜擢されたのだと考えられる。
武具
- その素材から作られた武器は全体的に真っ青な物が多い。
武器の多くは非常にシンプルな外見をしており、正統派武器といった趣で中々カッコイイ。
一方、ライトボウガンのように兵器を思わせる独特な形状のものも存在する。- 銘に関してはテオ武器と対となる「ナナ=○○」という形のものが多いが、
「軍刀」というシンプル過ぎる武器銘が紛れ込んでいたりする。
- 銘に関してはテオ武器と対となる「ナナ=○○」という形のものが多いが、
- メインシリーズではMHWorldより前の作品は火属性であるが*12、
一方のMHFだと武器によっては火属性にも龍属性にもなるという変わった特徴がある。
- MHWorldでは既存の武器ではなく、新しい武器が製作可能になった。
追加モンスターということもあり、全武器種が存在している。
炎妃龍素材を用いた青味がかった鉱石武器の見た目になり、過去作と違って爆破属性を帯びている。
ここからは今までの武器にはあまりなかった強化をするのだが、
違うモンスターの特性を付与した3つの武器に派生する。
一つが炎妃龍と爆鱗竜の特性を付与した炎妃龍派生、一つが滅尽龍の特性を付与した炎妃龍・滅尽派生、
もう一つが冥灯龍の特性を付与した炎妃龍・冥灯派生である。
他のモンスターの素材を加えたことで、武器の性能がそれぞれ特性によって大きく違いが出ている。- 更に特異な点として武器そのものに1つスキルが付いていること。
それぞれ付与したモンスター防具のシリーズスキルが付いていて、炎妃龍派生は根性、滅尽派生は加速再生、
冥灯派生は業物/弾丸節約のスキルが付与されている。
今までの武器になかった仕様で、しかも有用なシリーズスキルということもあり武器単体の総合評価はかなり高い。
- 更に特異な点として武器そのものに1つスキルが付いていること。
- 防具はエンプレスシリーズと呼ばれる。
エンプレス(empress)とは「女帝」という意味だが、男性でも問題なく装備できる。
カイザーも男女関係なく着れるしね。
見た目は、頭以外は炎妃龍の肌に合わせた青い色のカイザーシリーズといったところ。
頭部は男女ともに両端に装飾の下がった半円の冠のようなものを頭に被っており、
女性は女王の冠、男性は剣士が神官でガンナーが道化師を彷彿とさせる。
G級の個体が登場しない作品でも、例えばMHP2Gではテオ・テスカトルから得られる素材の一部を使うことで、
G級の防具を生産することも出来る。- また、MHW:IではついにG級相当であるマスターランク個体が出現し、
真っ当に炎妃龍の素材でマスターランク防具を作れるようになった。
詳細はこちら。
- また、MHW:IではついにG級相当であるマスターランク個体が出現し、
余談
- 別名の"炎妃龍"の読みはシリーズを通して「エンキリュウ」とされているが、
「妃」の音読みは「ヒ」であり、一般的には「キ」とは読まない。*13
近い意味の漢字で「キ」と読むのはどちらかというと「姫」の方である。
ただし、「妖妃」と書いて「ヨウキ」と読む妖怪は存在している。
これは「妖鬼」との混同から発生した読み方であり、厳密には誤りになるが、数少ない用例であると思われる。
また、妃の「己」の部分は単独で「キ」という読みを持つ。
日本語における漢字の音読みの傾向として、「部首を除いた部分を音読みしたものを採用する傾向がある」ため、
炎妃龍に対してはそこから「キ」という読み方を選んだのかもしれない。
あとは単なる語感の問題もあるのだろう。- 後の世代で登場したヤツカダキ亜種の別名「熾妃蜘蛛」もまた「シキグモ」と読まれている。
恐らく、今後もMHにおいてはこの読み方が継続していくものだと思われる。
- 後の世代で登場したヤツカダキ亜種の別名「熾妃蜘蛛」もまた「シキグモ」と読まれている。
- 英語表記『Lunastra』は月を意味する「Luna」と、天体を意味する「Astra」を合わせたモノだろうか。
雌雄をそれぞれ陰・陽や太陽・月など二つ対になったものに喩えることは古来からよく見られる表現で、
「太陽」にも喩えられる旦那に対応しての「月」であろうか。
MHWでリファインされたその力は、太陽と月というより二つの太陽という方がしっくりくるが。
因みに旦那の英表記は「Teostra」。- メキシコにあるテオティワカン文明の遺跡・古代都市テオティワカン(Teotihuacan)には
「テスカトリポカ」と因縁深い、「ケツァルコアトル」を祀った神殿がある他、
『太陽のピラミッド』と『月のピラミッド』と呼ばれる遺跡も存在している。
この辺りの関連性にもヒントがありそうである。
- メキシコにあるテオティワカン文明の遺跡・古代都市テオティワカン(Teotihuacan)には
- アステカ神話には、太陽と月に関係するエピソードを持つ神の中にテクシステカトルとナナワツィンという二柱がいる。
火に飛び込んでその身を捧げる使命を課された二柱のうち、最初は意気込んでいたテクシステカトルは
四回も躊躇って失敗するも、それを尻目にナナワツィンは果敢に火に飛び込み、新たな太陽となる。
続いて飛び込んだテクシステカトルも太陽となるが、
太陽が二つでは明るすぎると他の神にウサギを投げつけられて月となってしまった。
この二柱はナナ・テスカトリの語源であると同時に、英語版の名称にあるLuna:月にも関連するかもしれない。
またテスカト種のネコ科っぽい見た目は、
アステカ神話において大きなウェイトを占めるジャガーが影響している可能性がある。
- MHP2Gには、なんと彼女を嫁にしたいとのたまうとんでもない依頼人がいる。
しかし、古龍種で捕獲ができないために「討伐」するしかない。
依頼人はぎらついた目の没落貴族とあるので精神的におかしくなっているのだろう。
ただ、物好きによっては可愛いとか美しいとかいう気持ちがこれに沸くのかもしれない。実際雌だし。
まあ、同種の雄がいることを踏まえて考えられるのはそういうことなのでしょう。
しかしながら、MHP3ではもっと重症なとんでもない人が現れた。
- 因みに、ナナ・テスカトリをモチーフとした女性向け髪型にナナストレートというものがある。
MH3以降の作品では登場しないが、
その代わりに、MHP3以降はこれと良く似たセミセレブロングという髪型が導入されている。
- MHP2G以降を最後に姿を消し、また旧作のモンスターが多数復活を遂げ話題を呼んだ
MH4(G)やMHX(X)での再登場も叶わなかったことで、
MHWorldでの復活が判明するまでファンの間では影がかなり薄いモンスターとなりつつあった。
雄個体にして対となるはずのテオ・テスカトルはMH4およびMHWにて既に大胆なリデザイン&復活を遂げており、
それだけになおさら不遇さが目立ってしまっている状態にあったのも逆風となっていた。- テオ・テスカトルに比べて目撃情報や被害報告が少ないという設定や、
モノブロス同様にソロ専用モンスターであるといった制約があったため、
なかなか再登場しない(させられない)のは仕方ないといえば仕方なかったのかもしれないが、
P2Gから大分年月も経っているため、「存在は知っているが戦ったことはない」
「あまり記憶にない」というユーザーも多かったのではないだろうか。 - ほぼ同じような関係にあるディアブロスとモノブロスについては
MH4Gでの復活および共演に際してきちんと差別化がなされた上でそれぞれ役割を与えられており、
ファンの間ではこれと似た形での復活・差別化を望む声が多かった。
- テオ・テスカトルに比べて目撃情報や被害報告が少ないという設定や、
- MHRiseではナナ・テスカトリと入れ替わるようにしてオオナズチが再登場した為、
MH3以降は長らく未だにこの二体が再び同作品に登場する事は叶っていない。
サンブレイクでも引き続き未登場となってしまったため、共演は後の作品にさらに持ち越しの状況である。
- メインシリーズほど話題になっていないが、MHSTシリーズでもナナ・テスカトリは未登場が続いている。
MHWorldでのテオとの違いを見る限り、差別化にはそこまで苦労はしないと思われるのだが。
開発陣からは「いずれメインシリーズのモンスターは全てライドオンできるようにしたい」との発言が出ているため、
こちらに関してものちの作品を期待しておこう。
- MHの世界では…
「イチ、ニイ、サン「炎王龍はテオ・テスカトル。では、炎妃龍は何・テスカトリ?」
「ナナ!」
「ハチ、キュウ…」
と言って、数を誤魔化すらしい。使い辛そうだ。
ちなみに、この話は「時そば」という落語のパロディである。
素材
- 炎妃龍の甲殻
- 炎の龍鱗と呼ばれる鱗が重なり合って形成された甲殻。硬い材質で、防具によく使われる。
覚めるような気品のある蒼色が特徴で、同種とされるテオ・テスカトルの甲殻とは別物として扱われる。
しかし特性が酷似しているためか、取引価格はどちらも変わらない。
蒼い鋼の様に見る者の心を捉える強靭なものは「炎妃龍の堅殻」、
極めて強靭な個体から得られる気高く重厚な甲殻は「炎妃龍の重殻」と呼ばれ、
鎚で叩くと職人の身も引き締まるような澄んだ音が鳴り響くという。
MHFのG級個体からは灼熱の砂漠でも涼しさを感じさせる蒼さを持つ「炎妃龍の絶殻」が入手できる。- なお、重殻についてはかつては直接の剥ぎ取りで入手する手段がなく、
とある商人のコネを使って交換する必要があるという状況だった。
MHW:Iでは遂にマスター級素材が解禁され、自力で入手可能となった。
- なお、重殻についてはかつては直接の剥ぎ取りで入手する手段がなく、
- 炎妃龍の鱗
- ナナ・テスカトリのみから剥ぎ取れる青い鱗。汎用性が高く、幅広い用途に使われる。
今まではテオ・テスカトルからも剥ぎ取れる炎の龍鱗を共有していたが、
新大陸では調査団の研究が進んだのか、完全に彼とは別素材の扱いとなった。
マスター級の個体からは新たに「炎妃龍の厚鱗」も確認されている。
MHFではG級個体から入手可能な「炎妃龍の絶鱗」のみが存在する。
気品に満ちた炎妃龍の強靭な鱗。
燦然たるその輝きが、ナナ・テスカトリの気高き姿を想起させる。
- 炎妃龍のたてがみ
- 気品溢れるナナ・テスカトリの鬣。火耐性が高く、重宝される素材。
テオ・テスカトルのそれと同じく、頭部を覆うように生えている。
絹のように艶やかで、滅多に見られない高級素材として知られている。
新大陸のマスター級個体からは「炎妃龍の大たてがみ」という素材が手に入る。
MHFのG級個体からは崇高とも比喩される「冠鬣」が1%の確率で剥ぎ取れる。
その気高さに圧倒された者は思わず跪くと言われている。
ソロ専用モンスターであるうえに前述したようなG級ナナ・テスカトリの高い討伐難易度もあり、
このレア素材の価値は高く、性能の高い武器に要求されることも少なくない。
導きの地に生息する個体からは「蒼炎のたてがみ」、
その中でも歴戦の個体のものは「歴戦の蒼きたてがみ」と呼ばれる。
- 炎妃龍の尻尾
- 一振りで岩をも砕く強靭なナナ・テスカトリの尻尾。強靭な材質で防具によく使われる。
蒼い鱗に覆われており、非常に頑強でありながら実にしなやかに振り回される。
強力な個体の場合、興奮時には塵粉をばら撒き、
尻尾を振り抜くと同時に起爆させるという攻撃法を取ることもある。
マスター級素材として新たに「炎妃龍の靭尾」が確認できる様になった。
- 炎妃龍の角
- ナナ・テスカトリの猛々しさと気品を象徴するかのような立派な角。堅固な材質で武器によく使われる。
他のモンスターには見られない独特な形状をしており、正面からは冠を被っているかのようにも見える。
その気品に満ちた雰囲気は見る者の目を離そうとしない。
炎を操る能力の根源がこの角にはあるらしく、破壊されると龍炎を纏うことが出来なくなる。
ただしこの角は、ただ強力な衝撃を加えただけでは決して折れない。
破壊する場合、強力な龍属性のエネルギーを叩き込む必要がある。*14
炎妃龍の秘められた憤りが込められており、微かに熱を帯びている鋭い角は「尖角」と呼ばれる。
MHW:Iでは新たに「炎妃龍の剛角」が確認された。
- 炎妃龍の翼
- 優雅さを放つナナ・テスカトリの青白い翼。柔軟な材質で防具によく使われる。
メインシリーズで翼が素材として入手できるようになったのはMHWから。
MHW:Iでは新たに「炎妃龍の剛翼」が入手出来る様になった。
MHFではG級個体から入手できる「炎妃龍の貴翼」のみが存在する。
稀少な翼で、煌く粉塵が付着しており、より一層高貴さの増した素材。
- 炎妃龍の牙
- MHFの特異個体ナナ・テスカトリの牙。
炎妃龍の牙という素材自体はないが、牙という種類の素材が複数あるため、ここでは牙の表記を用いる。
通常個体、特異個体関係なく火打石のように牙同士を打ち付けあることで火花を起こし、
それを粉塵に引火、広範囲を爆発する攻撃に用いる。
通常個体のそれは素材としての価値が見出されなかったため無視され続けてきたが、
特異個体のそれは素材として非常に高価な価値が見出されている。
何れも剥ぎ取り2%でしか得られない超貴重なHC素材であり、
下位個体から得られる牙は「美牙」と呼ばれ、
剛種個体から得られる「妖牙」は夜になると怪しく煌き、
G級個体から得られる「宝牙」は砂漠に秘めるような感じを持ち、宝石のような光沢を放つという。
- 炎妃龍の宝玉
- ナナ・テスカトリから入手できる青い宝玉。もたらす力は計り知れない。
体内で生成されると言われる幻の宝玉であり、計り知れない力をもたらすという。- 以前はテオ・テスカトルからも入手できる炎龍の宝玉を共有していたが、
MHWからはこちらの宝玉のみが入手できるようになった。
MHWとしては珍しく落とし物からでも入手が可能となっている。
- 以前はテオ・テスカトルからも入手できる炎龍の宝玉を共有していたが、
関連項目
武器/テスカト武器 - ナナ・テスカトリの武器のリンクあり。
防具/エンプレスシリーズ - これに酷似したカイゼリンシリーズについての記述あり。
BGM/テオ・テスカトル戦闘BGM
アクション/火炎放射
アクション/熱波
アクション/粉塵爆発
武器/炎妃龍の石重弩 - ナナ素材は用いないが、ナナ・テスカトリを模した武器。
モンハン用語/ドス古龍
モンスター関連
モンスター/テオ・テスカトル - 本種の雄。
モンスター/トア・テスカトラ - 関連が深いと考えられるモンスター。MHFに登場。
モンスター/ナルハタタヒメ - 明確に雌であると判明している古龍種仲間。ラスボス仲間でもある。
モンスター/リオレイア - 本種と同様、対となる雄個体が存在する火属性の雌個体。こちらは飛竜種。