Top > モンスター > パオウルムー亜種


モンスター/パオウルムー亜種

Last-modified: 2019-10-11 (金) 02:09:01
種族
飛竜種
別名
浮眠竜(ふみんりゅう)
英語表記
Nightshade Paolumu
登場作品
MHW:I
狩猟地
大蟻塚の荒地, 古代樹の森,導きの地

目次

生態・特徴 Edit

印象的な外観を持つ小柄な飛竜種、パオウルムーの亜種。
強力な呼気や吸気を特徴とするだけでなく、口からは大量の睡眠ガスを放つ。
新大陸古龍調査団では、この飛竜を≪浮眠竜≫の別名で呼称している。
通常のパオウルムーは白を基調とした体毛で全身を覆われているが、
亜種は宵闇を連想させる黒色の体毛と甲殻がほぼ全身を覆っており、通常種と真逆の印象を受ける。
左右の首筋には明るい色の模様が線状に入っているように見えるが、
この模様の全容は、気球のように首を膨らませた状態において視認できる。
膨らんだ状態の首では、顔を挟んで左右対称な位置に巨大な円状の模様として展開される。
頭部ほどの大きさになったこの丸い模様は、正面からみると鳥の目を連想させるものとなり、
茜色に染まった部分は虹彩を、暗い黒色の部分は瞳孔をそれぞれ想起させる。
陸珊瑚の台地」の環境に適応し、陸珊瑚が産んだ卵を主食としている通常種に対し、
パオウルムー亜種は大蟻塚の荒地など陸珊瑚が生えていない環境に飛来する。
荒地では卵の代わりにハコビアリを主食としており、彼らの蟻塚に首を突っ込んで傷をつけた後、
類稀な吸引力で一気に吸い上げることで内部にいるアリを一気に捕食する姿が見られる。
気性はやや穏やかで、人間が近くに居ても意に介さないことが多い。
一方、外敵に遭遇すると即座に空気を吸い、あっという間に首に空気を充填して浮上する。
通常種は強力な吸気と呼気によって翻弄しながら攻撃するが、
亜種は吐き出す空気に睡眠ガスを混ぜ込み、外敵を眠らせてから強烈な攻撃を加える生態を有する。
口からブレスとして吐き出す他、首を縮小させる勢いで大量のガスを一気に吐き出す行動もみられる。
また、吐き出された睡眠ガスはすぐには霧散せず、ある程度周囲に残留しつづける。
この睡眠ガスはパオウルムー亜種の行動によって煽られることで位置が変わるほか、
猛烈な吸気によって周囲のガスが一気に吸い寄せられ、パオウルムー亜種のまわりに漂うことがある。
通常種が有するゴム質の尻尾の扱いにも長けており、
眠気を誘われ、動きが鈍った外敵に対して上空から尻尾ごと突っ込み、突き刺すような一打を与える。
また、首を膨らませた状態で素早く連続して息を吐き出す行動もみられ、
これによって穴が開いた風船のように荒々しい軌道で飛び回るといった荒業も行う。

概要 Edit

  • MHW:Iより登場した、浮空竜パオウルムー亜種
    これといって属性を持たなかったパオウルムーだが、亜種は睡眠属性を獲得し「浮眠竜」と呼ばれる。
  • パオウルムー通常種は白とピンクを基調とした可愛げのあるカラーリングなのに対し、
    亜種は体色の大部分が黒色になり、通常種よりはコウモリらしさが増してはいる。
    外観上の大きな特徴として、首が膨張した時に表れる巨大な丸い模様が挙げられる。
    これは正面からみると「丸々とした猛禽類の赤い瞳」に見える異様なもので、
    額に黒い線が体毛として入っている頭部を嘴に見立てると、猛禽類そっくりになる。
    暗い体色は夜闇に紛れるため、夜に戦うとこの左右一対の丸い模様が良く目立つようになっている。
    その姿は耳を閉じたケチャワチャを彷彿とさせる。
    • 亜種にしかない模様の意図は不明だが、我々の世界には「フクロウチョウ」という蝶が存在している。
      この蝶はフクロウの目玉のような模様を有しており、目的は外敵の威嚇と考えられている。
      パオウルムーは飛竜種のなかではかなり小柄な部類に入るモンスターであるため、
      この模様によって敵対者に大きさを誤認させる意図があるのかもしれない。
      実際、生態行動時に外敵に遭遇すると一時的に首を膨らませる行動を多用する。
      攻撃のためというよりは模様によって相手を威嚇しているようにも見える。
    • パオウルムーは草食モンスターを捕食目的で襲うことは基本的にしないモンスターである。
      後述する食事面では目立つことのデメリットが少ない上、首を萎ませれば隠すこともできる。
      なかなか機能的な要素の強い模様なのかもしれない。
    • 英名の「Nightshade」は直訳すれば"夜の影"だが、ナス属の植物を指す言葉である。
      イタリア語名などから酌むにナス科の草「ベラドンナ」がモチーフと考えられる。
      ベラドンナは昔、女性が瞳を大きく見せる為の散瞳剤として用いられていたことで知られ、
      大きな瞳のようなものが追加されているパオウルムー亜種にはうってつけの名称である。
  • MHW:Iではマスターランク序盤で遭遇する相手として登場する。
    パオウルムーは陸珊瑚の台地に根差した生態を有し、各闘技場以外に出張することはなかったが、
    亜種は大蟻塚の荒地で任務として初遭遇することになる。
    • 陸珊瑚の台地を離れたことで気になる点は、特徴的だった捕食の変化である。
      パオウルムーは陸珊瑚の卵を強烈な吸気で吸い上げるという食事風景が見られたが、
      当然ながら荒地には産卵を行う陸珊瑚が存在せず、いわば糧食が断たれた状態になっている。
      代わりに目を付けたのがアリ塚で、ハコビアリが主食になっているようだ。
      中々豪快な捕食風景であり、一見の価値があるといえる。
    • 荒地の他に古代樹の森にも姿を見せる。主に下層の森を中心として行動する。
  • パオウルムー亜種との初遭遇時ムービーの存在も確認されている。
    ハンターが眠気に襲われ、閉じつつある瞳でパオウルムー亜種の姿を捉えるというもの。
    ムービーでは不思議な力が働き睡眠耐性Lv3をも貫通してしまうようだ。

戦闘能力 Edit

  • パオウルムー亜種戦では睡眠属性への対策の有無が狩猟難度に大きく関わってくる。
    本種の放つブレスは睡眠ガスと化しており、ガスはフィールド上に長時間滞留し続ける性質をもつ。
    更に滞留している睡眠ガスはパオウルムー亜種の行動に応じて位置が移動する性質もあり、
    パオウルムー亜種はこの性質を効果的に利用し、ハンターを眠らせようとして来る。
    眠気に襲われている相手に対し重い一撃を仕掛けてくる傾向がみられるだけでなく、
    単純に動きを頻繁に妨げられるのは厄介であるため、できればスキルなどでの対策が望ましいようだ。
    今作ではスキルを発動させやすいのが救いか。
    逆に睡眠無効を発動させさえすれば討伐はかなり楽になるだろう。
  • パオウルムーは首に空気を充填し、気球のように膨張させて滞空する生態がある。
    亜種についてもこの点は変わりないものの、戦闘のテンポはMHW時代の通常種とはまるで異なる。
    外敵に遭遇すると即座に飛び上がりつつ空気を吸い、一息で首を膨張させてしまう*1
    つまり、通常種で見られた「膨張状態になるための準備段階」が存在しない
    MHW時点での通常種は膨張をいかに阻止するかが戦闘の一つの焦点として考えられていたが、
    亜種の場合は一息で膨張する行動を多用するため、ある程度滞空状態も視野に入れる必要性がある。
    • また、亜種は自発的に首を萎ませる代わりに大量の睡眠ガスを一気に放出する行動もとる。
      対策なしでは動き辛さがかなり増してしまう。
      「できれば膨張させない方が戦いやすい」という根底部分は変わってはいない。
    • 膨張・収縮のサイクルに変化がある点で、旧作の化け鮫その亜種の関係性を連想させる。
  • 通常種はマスターランク行動として尻尾を用いた滞空からの打撃を習得しているが、
    亜種はその行動に加え、上空から尻尾を突き出して突進、標的に強烈な尾撃を与える技を有する。
  • ピンポイント対策が必要な睡眠を範囲攻撃で行う上に立ち回りを制限されるガスの滞留があること、閃光玉に耐性が追加されている上に積極的に空を飛び回るため、スキル等で対策をしていないとかなり面倒な相手となる。
    単独の時はともかく、複数ターゲットのクエストや乱入などで出てくると非常に厄介。
  • その特性上、オトモにやオトモダチに対する行動阻害能力が極めて高く、
    「睡眠→自然回復で起きる→滞留しているガスで再び睡眠」といったことも珍しくない。
    今作ではオトモスキルで対策を取ることも不可。
    狙った時にオトモ道具が使えないこともままあるため、気に留めておいたほうが良いだろう。
    余談だが、エリアチェンジしたパオウルムー亜種を追う為にオトモダチライドで小型モンスターを呼んだ際、
    睡眠ガスが滞留している所に呼び出してしまうと来たと同時に眠ってしまう。
    一応、呼び出す際は場所に注意しよう。

武具 Edit

  • 武器はいずれも属性値が高めの睡眠武器になっており、
    近接武器は夜の女神であるニュクス、ガンナー武器は悪夢を意味するナイトメアの銘をそれぞれ冠している。
    そして防具はウルムー+ナイトメアなのか「ウルムメア」シリーズという名称。
    ちょっと語呂が悪い気がしなくもない。
  • 防具は通常種のものに近いが色は亜種カラーとなっている以外に、
    頭装備のフードを目深に被っていて亜種の特徴である模様も意匠に取り入れられている。

余談 Edit

  • メインシリーズでは毒ガスを風で煽って移動させるモンスターが既に登場しているが、
    睡眠ガスとなると使い手が少なく、中々特徴的な攻撃手法を取るモンスターと言える。
    一方、派生作品ではMHFのヒプノックが一度吐いた睡眠ブレスを風で飛ばす行動を有していた。
  • 通常種とは違い、ハンターが目の前をウロウロしても警戒状態にならないモンスターの一体だったりする。
    眼前に居ても即座に悪魔の形相にはならないので、可愛らしい顔を見やすくなっている。
    • 亜種や特殊個体などで通常種より獰猛になるケースはしばしばあるが、こちらは逆である。
      このような差異が生まれた理由は不明だが、幾らか推測できる要素はある。
      • 亜種は睡眠ガスの獲得によって窮地から逃げ出しやすくなっている。
      • 威圧感のある模様によって威嚇する性質は、言い換えれば余計な交戦を避ける性質ともいえる。
      • 食料が荒地では安定して手に入るハコビアリであり、競合相手がボルボロスくらいしか居ない。
  • こちらもオドガロン、及びその亜種と縄張り争いを行う。
    一連の動作も勝敗も変わらないのだが、こちらは吐いたブレスが残留する性質を持つために
    閉所で縄張り争いが発生するとオドガロンは縄張り争い終了直後にたちまち眠らされてしまう
    ある意味パオウルムー亜種の勝利ともいえるかもしれない、大躍進である。
  • しっかり翼があり、かつそこまで飛行を不得手としているようには見えないものの何故か一部のエリア移動を走って行う。
    滞空は得意でも長距離を飛ぶのは苦手なのだろうか…

関連項目 Edit

モンスター/パオウルムー
モンスター/ケチャワチャ - 身体の一部にある巨大な目の模様を使って威嚇する事が共通。捕食対象はアリ型のモンスター
モンスター/ケチャワチャ亜種 - 同上。
フィールド/アリ塚 - 捕食行動を行う。
モンスター/ボルボロス - 食性が同じ獣竜。
モンスター/グラビモス - 外見はかけ離れているが、睡眠ガスを扱う飛竜の大先輩。






*1 MHWでの通常種が縄張り争いの準備中に行っている行動に近い。