- 種族
- 飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 奇怪竜下目 稀白竜上科 フルフル科)
- 別名
- 赤怪竜(あかかいりゅう)
- 英語表記
- Red Khezu
- 危険度
- MH4・MH4G:★4
- 登場作品
- MHG, MHP, MH2, MHP2, MHP2G, MH4, MH4G, MHF, MHST, MHST2, MH-R
目次
生態・特徴
- 血肉を思わせる赤色の外皮が特徴的な奇怪竜フルフルの亜種。
その外皮や翼膜は見ている者を酔わせるような魅力を秘めており、
その美しさと用途の幅広さから珍重されている。
なぜこのような体色なのかは諸説あるが、一説にはフルフルの皮膜は元々は赤色であったが、
寒冷地ないし洞窟内での活動においてはアルビノ化した個体の方が生存に有利となり、
通常種と亜種の繁殖における優位性が逆転したものであると言われている。
- 生息域や好む環境などは通常種と変わらないが
その他細かい生態は異なる部分がいくつか見られ、狩猟の際には注意が必要。
首の筋力の発達が著しく、普段ののっそりした動きからは想像しがたい速度で首を伸ばす事ができる。
まるでゴム紐のように伸び、それを鞭のようにしならせ、逃げ回る獲物も素早く捕らえる。
- 勿論放電による攻撃も強力で、特に強靭な個体のそれは雷に匹敵するエネルギーとなる。
通常種よりも発電器官が発達しており、フルフルを象徴する攻撃として知られる電気ブレスも、
通常種では見られない様々なバリエーションを体得している。
時にはブレスを罠のように用い、複数の獲物を纏めて仕留める事もあるという。
なお、唾液の成分も変質しており、これに触れた防具は電撃などに対する耐性が一時的に損なわれてしまう。
- 外皮は色だけでなく性質も通常種のものと異なり、
火や熱に対して高い耐性を持っており、通常種が弱点とする火の属性攻撃は全く効果が無い。
その反面流水などに弱い傾向があり、その性質上洞窟での生活には比較的不利であると見られ、
上述の通常種と亜種の関係性の論拠の一つにも挙げられている。
なお、フルフル亜種の素材を用いた武器はその外皮を全体に巻き付けたようなデザインとなっているものが多いが、
元々が血濡れのような色合いである事もあり、一目見ただけで戦慄を覚える者も少なくなく、
更にその色合いは獲物の返り血や命を啜るほどに深みを増すとも言われている。
派生作品の種・個体
- 特異個体
- 「赤い悪魔」と呼ばれる危険な個体*1。
外見的な特徴として背中が隆起し、全身に紫の血管が浮かんでいる。
原種の特異個体のそれを遥かに凌ぐ電気を帯びており、
その気になれば周囲の生物すべてを感電させることが可能。
伸縮自在の首を振り回して溶解性の唾液をまき散らすという行動もとる。
概要
- MHGにて初登場したフルフルの亜種。
血のように赤い表皮を持つ。- MHPまでは「赤フルフル」という名称であり、俗称も"赤フル"などが目立つ。
また、MH界隈で「紅白」というとフルフル通常種と亜種のペアを指している場合がある。
- 以前は通常種共々、亜種も公式な別名を持たなかったが、
一部クエスト依頼文等では通常種の「白影」と同じように「赤影」と呼ばれる事があった。
更に通常種は近年「奇怪竜」という別名が設定され、
亜種もMHST2での登場以降「赤怪竜」と別名で呼ばれるようになった。
メインシリーズでの適用はまだだが、書籍等でもこれが別名として扱われているため、
ようやく正式にフルフル亜種にも別名がつくことになった。
- MHPまでは「赤フルフル」という名称であり、俗称も"赤フル"などが目立つ。
- 通常種で白かった部分が丸ごと赤色に置き換わっており、非常に目立つ体色となっている。
「血で染め上げたよう」と称されることもあるなどより一層不気味さが増しており、
多くのハンターは初見では色合いに戦慄することだろう。
一方で、口腔部は通常種よりもやや淡い色合いになっている。- 通常種と同様にやや寒冷な地域にて姿を見せるため、その体色はとにかく目立つ。
通常種の白色はエリアによっては見失うこともある(雪山が顕著)のに対し、
赤い体色は緑地や沼地、雪原に全く馴染まないため、地上にいる分には探すのが容易である。
- 通常種と同様にやや寒冷な地域にて姿を見せるため、その体色はとにかく目立つ。
- フルフル亜種を語る上で外せない点として、属性への耐性が挙げられる。
あろうことか通常種で最大弱点であった火属性が殆ど通らず、
通常種では殆ど通らなかった水属性が弱点になっている。
多くの作品では火属性と水属性の通りが正反対の数値に設定されている。
一方、全く通らない雷属性、火属性同様通り辛かった龍と氷属性は変化がなく、
物理肉質については極端な変化はない場合が多い。- 特殊な肉質ゆえに、通常種と亜種の2頭クエストでは属性武器が活躍させ辛い。
おまけに通常種も亜種もほぼ生息地が一致している他、
紅白というおめでたい色合いのせいでタッグを組むこともままあるため、
通常種とペアを組むクエストは多く、旧作では属性面で悩まされるハンターは多かった。 - 地味な特徴として、得意な時間帯が通常種とは反転している。
MH2での通常種は昼が得意、夜が苦手と設定されており、亜種はその真逆である。
流石にあの目立ちすぎる赤色で白昼堂々と行動する訳にはいかなかったのだろうか。
- 特殊な肉質ゆえに、通常種と亜種の2頭クエストでは属性武器が活躍させ辛い。
- 初期のリペイントモンスターでは珍しい、独自の攻撃モーションを有する*2。
首を左右に捻りつつ前方に噛み付く様子は「ろくろ首」などの妖怪を思わせる。
ただし、通常種も捻りこそないものの首を一直線に伸ばす行動を有しており、
攻撃方法がそこまで大きく変わる訳でもないため、あまり言及はされない。
MHG~MHP2G
- MHGにて初登場。システム上大変な問題児である。
PS2版当時の亜種(リペイントモンスター)はクエストが通常種のものと差し替わる形で登場し、
突発的に遭遇する機会の多いモンスターとなっていた。
ここで問題となるのが、赤フルフルの属性肉質が通常種とは大きく異なる点。
通常種向けに火属性武器を持ち込むと泣きを見るのである。
- MHPでも集会所G級限定のモンスターとして登場。
こちらでは挑む前に相手の目星が付くため、上記のような事態は回避できる。
とはいえMHPは通常種とクエスト名が同じ、狩猟対象の明記がないなど差別化が不十分であり、
「雷撃の二重奏」に行ったら白2頭ではなく赤2頭と遭遇した……といった事態も発生しやすい。
- その後の変遷は通常種とほぼ同じで、最終的には比較的早期から挑めるモンスターとなった。
依頼文にてフルフル亜種の登場がはっきり明記されるようになったため、
初期シリーズのような「弱点と異なる武器を持ち込んでしまう」状況は少なくなった。
一方で、通常種と亜種のセットで登場する機会はMH2以降増えていった。
- MH3シリーズでは同じ奇怪竜下目に属するギギネブラに出番を譲った。
また、電撃を操り、怒り状態になると赤色(というよりは橙色に近いが)になるギギネブラ亜種といった、
フルフル亜種を彷彿とさせるモンスターも登場した。
MH4
- その後、MH4にて通常種共々久しぶりに復活を果たす。
本作では上位クエストから登場してくる。
- 基本的なモーションは通常種とあまり変わらないが、バックステップ時に前方に電気ブレスを吐いたり、
着弾後一定時間が経過すると炸裂して前方広範囲の敵を一網打尽にするデデーン炸裂電気ブレスなど、
通常種にはないブレスが幾つか追加されている。
さらに、3way電気ブレスの横への広がりも通常種より広くなっている。
こうしたこともあり、通常種以上に前方が危険地帯となっているため、立ち回りの際には注意が必要。
また、よだれは緑色を帯びており、気絶に加えて全耐性DOWN小の効果が追加されている。
気絶した上に属性耐性が下がった所に雷属性の攻撃を喰らえば一溜まりも無い。
特に雷属性に対する耐性がマイナスな装備の場合は注意が必要であるため、すぐにウチケシの実を使おう。- また、歩くときに不意打ち気味に首を伸ばす攻撃をするようになった。
しかも、首を断続的に伸び縮みさせ続けるというのが不気味さに拍車をかける。
攻撃面から見ても、通常種では基本、攻撃チャンスとなっていただけに、
亜種の新行動は初見殺しとして多くのハンターを戦慄させた。
- また、歩くときに不意打ち気味に首を伸ばす攻撃をするようになった。
- 発売前の電撃の生放送番組にて、
電撃とのコラボクエストとして「電撃・赤き飛竜の双雷」が配信されることが告知された。
これまでに登場したモンスターで、「雷属性を扱う赤き飛竜」に該当するのはフルフル亜種だけであり
(怒り状態限定ならギギネブラ亜種もいるが)、
このクエスト名からフルフル亜種も登場するのではないかという見方が強まった。
MH4では発売前には全く亜種モンスターの情報が出ていなかったが、
発売後に上位クエストからフルフル亜種が登場することが判明することとなった。
狂竜化個体
- MH4からの新システムである狂竜化にも対応。
どんなモンスターですら不気味な見た目へと変貌させてしまう狂竜ウイルス。
ましてやそれがフルフル、しかもその亜種に感染したともなれば、
いかにおぞましい存在となるかは語るまでもないだろう。
- 実は、狂竜化したフルフル亜種は通常種よりもスピードの上昇値が緩やかである。
亜種は狂竜化時のスピードの上限が怒り時のスピードアップと同じ(1.3倍)であるため、
狂竜化しても最高速度が上がるわけではない模様。
MH4G
- G級限定行動として、非常に長い距離を跳躍する飛びかかりを会得した。
これは通常種とも共通する。
- 亜種専用のG級行動は2つある。
- 1つ目は、ハンターに背を向けたまま尻尾を地面に付け、
器用に首を伸ばして背中側にいるハンター目掛けて炸裂電気ブレスを放ってくる攻撃。
かなり精密に狙ってくるうえ、どのハンターを狙ったかが分かりにくいため意外と回避が難しい。
ただ、上位以前から使ってきている炸裂電気ブレスに比べて炸裂までの時間は長いため、
炸裂の方の脅威はそれほどでもないか。
とはいえ、それは裏を返すと足を踏み込めない時間が長くなることでもあるため、
うっかりフルフル本体の攻撃回避で自ら当たりに行かないよう注意は必要。 - 2つ目は、天井から尻尾だけでぶら下がりながら電撃付きの唾液を垂らす拘束攻撃に加えて
地上からも拘束攻撃してくるようになった。
モーションとしては、地に翼をつけながら頭を不気味に動かした後、
電撃を纏った唾を真下に吐きながら天井に張り付くというもの。
唾とそれに付随する電撃に触れると拘束攻撃に移行する。
もちろん、天井がないところでこの攻撃をすることはない。
- 1つ目は、ハンターに背を向けたまま尻尾を地面に付け、
- ただ、通常種が頻繁に使用する体内発電フェイントは殆ど使用してこない。
そのため、人によっては近距離戦では通常種より戦いやすいだろう。
放電の通常種・ブレスの亜種という方向性がより明確になったといえる。
派生作品
MHF
奇種
- フォワード.5で実装された。
亜種をやや硬くしたような肉質となっており、弱点も変わらず水属性。
通常個体はそこまで脅威ではないのだが…
特異個体
- 公式紹介ムービー
- 見た目の変化
- 口内が薄紫色に変色している
- 全身がより赤黒くなっている
- 背中が少し隆起している
- 濃い紫色の血管が全身に浮かび上がっている
- 亜種は電気をチャージしてから小さくジャンプし、
周囲6方向⇒少しずらしてさらに6方向、計12発の電撃弾攻撃や、
恐怖のホーミング3連噛み付き歩きが追加。
PTなら原種同様問題ないものの、ソロプレイだと後者の攻撃で大抵ハメられる。
その後運が良くない限り1死コース確定になる恐怖の攻撃である。
更によだれには防御DOWN効果も付加し、地面に落ちた後、しばらく残るので注意が必要。- 特に12発の電撃弾攻撃は、最初の着地放電で吹っ飛びはしないもののダメージが高く、
追撃の電撃弾もそれなりの威力で、上位までであればそれなりに体力が削られる程度で済むが、
奇種になると、覇種と見間違うほど攻撃力が極端に上がっているせいで
体力150防御900↑の剣士でも容易く即死する。ガンナーは…お察しください。
- 特に12発の電撃弾攻撃は、最初の着地放電で吹っ飛びはしないもののダメージが高く、
- ちなみに12発の電撃弾に当たると麻痺または気絶の状態異常が起こる。
麻痺無効を発動させると電撃弾が多段ヒットして一気に体力を削られる上におまけで気絶するという
洒落にならない状態になるが、かと言って気絶無効だけだと麻痺してしまい追撃でやられてしまう。
- そんな覇種真っ青ともいわれるフルフル奇種の攻撃力は、
2.8(奇種の攻撃力倍率)''に特異個体補正2.0倍をかけて5.6。
この時点ですでに剛種が悲鳴を上げそうな攻撃力だが、
怒り状態になるとそこから更に1.9倍されてその攻撃力は怒涛の10.6に跳ね上がる。
この超火力に加えて、全体防御率も0.5(元の全体防御)に0.9倍(怒り時補正)、0.8倍(特異個体補正)
されて最終的な全体防御はこれまた凄まじい0.36。当たり前だが怯みにくい。
つまり怒った時のフルフル奇種は、本当に覇種も逃げ出す強さであるということである。
- なおベースを通常種特異個体としているためか、
瀕死になると棒立ち状態から即座に飛び立つ仕様も健在。
G級
- MHF-G5.2アップデート最後の追加モンスターとして2014/11/5より解禁された。
難易度は★4。
G級行動として、帯電しながら転がり、最後体勢を戻しつつ放電するという技を身につけた。
また、歩行と共に垂らすよだれも帯電しており、一定時間持続する設置型トラップとして機能する。
- 体力はG級通常種とほぼ同じで、肉質は奇種とほぼ同じだが、
属性がやや通りやすく物理がやや通りにくいというG級モンスター特有の調整となっている。
恐れられた攻撃力だが、ノーマルモードでも怒り時には10.4という数値になり、
特異個体奇種とほぼ同等の破壊力を有する。
また、ハードコアモードでは更に上昇し12.2となる。
高い防御力を持つ装備で挑まなければ苦戦は避けられず、
仮に高い防御力を持っていても連続電撃ブレスを直撃すれば確実に力尽きてしまうことだろう。
- 防具はフルンGシリーズ。
全部位に剛撃スキルを持つ装備で、MHF-G5で追加されたモンスターのG級防具としては、
唯一剛撃スキルを有している。
大闘技会
- 基本的な使い勝手は通常種と同じ。
ただし亜種は怒り時の俊敏性がかなり高いため、ノーモーションでの飛び掛り攻撃を連発してくれると強い。
MHSP
- 01弾で参戦した通常種に続き、亜種は02弾にて参戦。
- 通常種の弱点は強豪モンスターが揃っている火属性であるが、
亜種の場合はやや不遇気味の水属性であるため、活躍の機会もそこそこある。
- 特殊攻撃は、「超電撃閃光」(Lv1)・「超電撃ブレス光撃」(Lv2)。
MHST
- 通常種と一緒に無事に参戦。やはりあちらと同じく雷属性を得意とし、テクニックを主軸に攻めてくる。
水に弱く火にそこそこ強くなっているのもメインシリーズと同じ。
亜種はサンダートラップと言う、時間差で大ダメージを与えてくる雷属性の設置技を使うため、
通常種以上に雷耐性には気を遣いたい。- しっかりレベルを上げていれば大きな問題にはならず、防御力に定評のあるアオアシラであれば
(体力を削りきるのに時間は掛かれど)やられることはないだろう。
- しっかりレベルを上げていれば大きな問題にはならず、防御力に定評のあるアオアシラであれば
- 理論上では序盤のダンジョンであるタルジュ雪原から遭遇することが可能。
訪れた当時はマップには徘徊していないが、レアな巣に入ると卵を守っている場合がある。
この段階ではかなりの強敵であるため、対策を万全にして挑むようにすること。
- ストーリーが進むとマップにも登場するようになる。
特に一番中央、湖の上を通る通路にはザボアザギルやドスファンゴと入れ替わりで出現することも。
ザボアザギルやドスファンゴを狩りたいのにコイツが出てきてイラッとするライダーさん続出。
その他、ストーリー中で雪山草を取りに行った高台にも現れるようになる。
こちらの方がマップ中央より出やすいため、行くのに便利な飛行が使えるオトモンがいる場合は、
高台の方で粘った方が効率がいい。
- なお、6/1のカプコンTVの生放送にて、オトモンのリストの中に一瞬だけフルフル亜種が映っており、
本作にも登場する事が発覚した経緯がある。
それからしばらくは何の情報も無かったが、7/20のカプコンTVの生放送にて
クルペッコのライドアクション「呼び寄せ」の解説中にその声真似に引き寄せられてまさかの登場。
おまけに戦闘ではクルペッコの体力の半分以上を1ターンで持っていき、会場の面々に冷や汗をかかせた。
オトモン
- 通常種と並び、ストーリー上で最も早く手に入れることが出来る飛竜種となる。飛べないが。
- ライドアクション「咆哮」は、所謂『モンスター避け』。
雑魚モンスターをマップから消せるが、強い敵は逆に寄ってきてしまう。これも“RPGあるある”の一つ。- ジャンプアクションや探知アクションをずっと使ってきた人がフルフル亜種に乗り換えて、
思わずBボタンを押してしまって戦いたかったモンスターに逃げられるという悲しい事故も。
- ジャンプアクションや探知アクションをずっと使ってきた人がフルフル亜種に乗り換えて、
- 序盤で手に入り火属性を苦にしない雷属性使いとして、
かなり長い間、場合によってはストーリー突破までの幅広い活躍が見込める。
加入が遅めのジンオウガやラギアクルス亜種には火力負けしがちだが、麻痺を取る事に関しては彼らを上回り、
加えて雷のテクニックタイプはフルフルとクルペッコ亜種に限られる*3。
最後まで一定のポジションを保てるので、ぜひとも入手して育てておきたい。
- 通常種が「吸血」「首伸ばしかみつき」といったスキルを覚えるのに対し、
こちらは「サンダーファング」「サンダーキープ」「サンダートラップ」など、
あんなナリで妙にかっこいい技名となっている。- ちなみに肝心の効果を説明すると、
サンダーファングは雷属性を伴うテクニックタイプの攻撃技*4であり、
サンダーキープは3ターンの間雷属性技の威力を大幅に上げる補助技、
そしてサンダートラップは3ターン後に回避不能の大ダメージを与える罠を敵1体の足元に仕掛ける技である。
- ちなみに肝心の効果を説明すると、
- 固有遺伝子技として、高威力の雷属性単体攻撃技である豪雷ブレスも最初から使用可能。
雷属性技を使わせたいオトモンに伝承させる際にも便利である。
その他にも耐痺遺伝子を必ず所持し、耐暗遺伝子を持っていることが多い点も伝承素材という観点で重要。
通信対戦においては麻痺による行動不能や閃光玉等による目潰しがかなり厄介なため、
それを防げる遺伝子の存在は大きいのだ。
素早さのやや低い本種にとっても、これらの状態異常を防げるため相性は良い。
- 晩成型なので育つのに多少時間は掛かるが、育ってしまえば大変心強い。
スピード・火属性メインで雷属性を苦手とするリオレイア種には天敵のような存在。
少々鍛えればあのトラウマ強化個体をも平然と突破できるポテンシャルの持ち主でもある。
少し先のモンソーネ平原で入手できるドスゲネポスの固有遺伝子から、スピード技のマヒファングを伝承すれば、
真っ向勝負の幅も広がり、まさに鬼に金棒。技の傾向的に真っ向勝負は完封できる。
更に入手時期と交戦機会が近いティガレックスに対しても、この時期で最も頼りになるモンスターとなる。
大事に育ててあげれば轟竜相手にも互角以上の立ち回りを見せてくれるだろう。
龍耐性も比較的優秀なため、例の終盤の難所を切り抜ける際にも活躍が期待できる。- 通常習得する攻撃スキルはいずれも単体対象なのと、やや素早さが低いことが欠点か。
攻撃スキルに関しては、少々貴重ではあるがラギアクルス亜種の固有遺伝子から、
全体攻撃の拡散豪雷ブレスを伝承できれば、
物語終盤でも十分通用する存在に化けるだろう。
ラギアクルス亜種の加入が遅くレベル1から育て直しという手間を省くなら、
本種に伝承するのも選択肢としてはアリ。
クリア後を見据えるなら素直にラギアクルス亜種を育成したほうが良いが…。
- 通常習得する攻撃スキルはいずれも単体対象なのと、やや素早さが低いことが欠点か。
- ちなみに通常種がエットー洞窟の最深部にいるので勘違いしやすいが、
基本的には耐寒の遺伝子を持っていないのでキッチリ寒さサボりにはなる。
ホットミストの用意はしっかりしておこう。
MHST2
- 本作でも通常種と共に続投。
- 通常種と同様に、一部クエストで《赤影》などと呼ばれていたものを除けば長らく別名が存在しなかったフルフル亜種だが、
なんとMHST2で《赤怪竜》という別名が正式に与えられた。
モンスター図鑑では確認することができないが、「真紅の身体・赤怪竜」というサブクエストが存在する。- MHST2はあくまでメインシリーズとは異なる扱いの作品であるため、
公式の情報として認められるか些か微妙という意見も無くはなかったが、
その後シリーズ20周年を記念して発行された書籍「モンスターハンター超百科」にて
改めて「赤怪竜」の別名が明記されたため、いよいよ確定情報として見ていいだろう。
- MHST2はあくまでメインシリーズとは異なる扱いの作品であるため、
- 通常種と比較すると攻撃力で上回る代わりに防御力もHPも劣る、という少し攻撃的なステータスとなっている。
が、実際のところ通常種がとんでもない攻撃パターンを持っているため、攻撃面でも亜種のほうが良心的に感じるだろう。- なお、本作におけるフルフル亜種は火属性への耐性を持たない。
これはMHST2では全てのモンスターに弱点属性・耐性属性が1つずつ設定されており、
それ以外の属性は全て均等に効くという仕様になっているためである。
- なお、本作におけるフルフル亜種は火属性への耐性を持たない。
- 行動パターンは通常時はテクニック攻撃。
蓄電を使用した後はスピード攻撃を2ターン繰り出し、
3ターン目でノータイプのサンダーブレスを使用し蓄電解除。
- エフェクト面がとても強化されており、特に蓄電状態でのサンダーブレスは必見。
暗い真紅の体に、蓄電状態で青白く輝く胸部と血管が映える。
オトモン
- ボスとして登場するフルフルを討伐すると、フルフルと同時に野生個体とタマゴが解禁される。
フルフルよりも各属性の攻撃力も高めに設定されているので、
早めにパーティ入りすればストーリーでも活躍の場はある。
場合によってはフルフルの遺伝子を継承させたパーフェクトフルフルを誕生させても面白いかもしれない。- ほどほどな確率で麻痺を付与できること、絆技が全体攻撃であることが功を奏して、
ライダー戦が多くなるストーリー中盤においての適正度はかなり高め。
終盤には、同じ雷属性テクニックタイプのライゼクスが入手できるようになるため、
そこまでのつなぎとしても申し分ない活躍が期待できるだろう。
- ほどほどな確率で麻痺を付与できること、絆技が全体攻撃であることが功を奏して、
- 通常種と同じくテクニック傾向のオトモンで、
ライドアクションも前作及び通常種と同様の「咆哮」のまま。
ただしライドアクションの咆哮の使い勝手がだいぶ悪くなってしまってはいるが。
- アクティブスキルは咬牙遺伝子【小】の「サンダーファング」、雷ブレス遺伝子【中】の「サンダーブレス」
そしてトラップ遺伝子Tの「サンダートラップ」の3つ。- サンダーファングは単体に雷属性小ダメージを与え、低確率で3ターンマヒ状態にする技。
小ダメージかつ低確率な割には絆ゲージ消費量は11とそこそこ。- 「麻痺付与はサンダーブレスで十分」というならば、原種の持つ「エナジーイーター」を採用して、
回復による安定性を高めるのも悪くはないだろう。
- 「麻痺付与はサンダーブレスで十分」というならば、原種の持つ「エナジーイーター」を採用して、
- サンダーブレスは単体に雷属性小ダメージを与え、中確率で3ターンマヒ状態にする技。
絆ゲージ消費量はサンダーファングと2しか変わらない13で、
マヒ状態にする確率も中確率にまで上がっているため、なかなか使い勝手も良い。
他の雷属性オトモンに受け継がせても大いに活躍してくれるだろう。 - サンダートラップは2ターン後に発動する雷属性の罠をフィールドに設置する技。
中確率でマヒ状態に出来る上、絆消費量も15となかなか使い勝手が良い。
しかし他のトラップ遺伝子と同じく、真っ向勝負に負けると設置する事ができないので注意。
- サンダーファングは単体に雷属性小ダメージを与え、低確率で3ターンマヒ状態にする技。
- 絆技は「フルスパーク」。
前作と同じものだが、グラフィックの向上もあって電撃が美しく映えている。
武具
- 大抵の場合、亜種素材を用いて通常種武器を強化する形となる。
当然、真っ赤な表皮は最大限に活かされており、
特にフルフルの頭部を模したような武器種は非常に不気味。
- 防具に関しては、男性用は真っ赤なローブに身を包んだような見た目となる。
ただし女性用は一転、ピンク色のかわいらしい服装へと変貌を遂げる。
この違いはなんだ…?
余談
- MH初期からの突っ込みどころとして、排出素材の「アルビノ~」が挙げられる。
この"アルビノ"とは一般的に「メラニン色素が欠乏して白く染まった個体」を指し、
基本白いフルフル通常種に対して用いることには(一般的見地として)異論が出ることもある。
ところが、フルフル亜種は「赤く染まった皮膚を持つ」「突然変異亜種」であり、
そもそもアルビノには全く該当しえないはずの存在なのである。
当たり前のようにアルビノエキスやアルビノの唇などが排出されることに対しては、
様々な憶測あるいはカプコンの手抜きとの指摘がなされることもある。
まともな回答としては、体液や唇に関しては亜種から得られた色の違う(と思われる)素材であっても、
通常種のものと同じ質を持つため一緒くたに扱える、などであろうか。
- 「狩りに生きる」では、旧沼地の調査中にフルフル亜種に丸呑みされ、
間一髪近場にいたハンターに救われるという体験談が書かれている。
MHP2Gの大連続狩猟クエストには「旧密林の捕食者たち」「湿地帯の捕食者たち」というクエストがあり、
何気にこのクエスト、「その場所に行った者が消息を絶つ事件が頻発しているから調査してくれ」という
かなり緊急性の高いクエストである。
そしてこのクエスト名。…残念ながら最悪の事態しか思い浮かばない。
- 白い皮を纏った者は確認されているが、
こちらの赤い皮を採用している発見例は現状無い。
ゴム質の皮もそうだが、(雷属性は当然として)火耐性ではなく水耐性の方が重要らしい。
また、「保湿性の高い皮を纏うことで厳しい乾燥から身を守っている」と言う設定もあるため、
水に弱く保湿性に難がある可能性が考えられるフルフル亜種の皮は不都合なのかもしれない。
- メインシリーズへの登場は冒頭に書いてある通りMH4Gで最後なのだが、
MHR:Sに密かに参戦しているとプレイヤーの間でまことしやかに囁かれている。
もちろんネタなのだが、その理由は傀異化フルフルの色。
傀異化したモンスターはどれも共通で赤みがかった色を纏うようになるのだが、
元が白一色に近いフルフルはその赤色がそのまんま反映されてしまい、特に傀異凶化状態ではフルフル亜種に見えてしまう。
素材
- アルビノエキス
- 奇怪竜下目に属する飛竜(フルフルやギギネブラ、そしてその亜種)から採れる特殊なエキス。
詳細はリンク先を参照。
MHFのG級亜種からは「アルビノの特濃液」というエキスがとれる。
- 魅惑色の柔皮
- フルフル亜種から剥ぎ取った皮。
何とも魅惑的な赤い光沢が特徴で、見ているだけで不思議な気分になる。
フルフル亜種の場合は皮より翼の方に需要があるため、質の良さによって呼び名や価値が変わることは無かったが、
MH4より「魅惑色の艶皮」と呼ばれる素材が入手できるようになった。
MHFの特異個体からは、一度手にしたら、二度と忘れられない感触を持つ「プルプルした柔皮」、
どんなに手荒く扱っても色あせない希少な皮「深紅色の柔皮」を稀に剥ぎ取れる。
また、同作のG級個体からは特に綺麗な輝きを放つ「魅惑色の壮皮」、
見た者を一瞬で魅了してしまうほど濃い紅色をした「濃紅の柔皮」が、
G級特異個体からは伸縮性が極端に高く、異なる形にすら変わるほどの「変成する柔皮」が得られる。
- 魅惑色の翼膜
- フルフル亜種から得られる赤い翼膜。皮同様に魅惑的な光沢が特徴。
使用用途が多く、色合いも美しいために需要はなかなか高い。
特に強靭な個体の場合、翼膜ばかりか翼そのものを素材として扱うことも可能。
この場合の翼は「魅惑色の剛翼」と呼ばれ、柔軟ながら高い強度を持つ貴重な素材として重宝されている。
また、MHFにおけるG級個体からは「魅惑色の壮翼膜」と呼ばれる素材が入手できる。
MHSTでのみ上位素材の「魅惑色の翼」が登場する。程よい厚みと柔軟性を持っており、素材として非常に優秀。
- 魅惑色の唇
- MHSTでのみ登場するフルフル亜種の固有レア素材。
フルフル亜種のプルプルな唇。より上質なものは「厚唇」と呼ばれ、ずっと見ているとドキドキしてくるという…。
- 深紅色の腹かみ
- 脂がのった霜降り状の腹肉。MHFの奇種特異個体から稀に入手できる。
色鮮やかで、とろけ具合が堪らないとされる。- テキストの書き方からして食べた人間がいる可能性が高い。
加えて、フルフルの肉である関係上、結局は食べられないのかと思いきや
他の霜降り系アイテムと異なり食べられないことを示唆する文章がない。
もしかしたら食べられるのかもしれない。
- テキストの書き方からして食べた人間がいる可能性が高い。
関連項目
モンスター/フルフル
武器/フルフル武器 - フルフル亜種素材を用いた各武器へのリンクあり。
防具/フルフルシリーズ
クエスト/恐怖!旧沼地の怪談
アイテム/フルフルベビー - フルフルの幼生。
モンスター/ギギネブラ亜種 - フルフルの近縁種で、怒り状態時の赤く染まった姿がフルフル亜種に類似。
モンハン用語/フルフル戦闘BGM