モンスター/ブルファンゴ

Last-modified: 2024-01-10 (水) 20:16:45
種族
草食種(MH, MHG, MHP) → 牙獣種(MH2以降)(偶蹄目 ブルファンゴ科)
別名
なし
英語表記
Bullfango
危険度
MHP3・MH3G・MHX・MHXX:★2
登場作品
MH, MHG, MHP, MH2, MHP2, MHP2G, MHP3, MH3G, MHX, MHXX, MHRise, MHR:S, MHF, MHST, MHST2, MHXR,
ぽかぽかアイルー村
狩猟地
森丘, 密林, 旧密林, 沼地, 旧沼地, 雪山, 火山, 旧火山, 樹海,
孤島, 水没林, 凍土, 渓流, モガの森, 遺群嶺, 大社跡

目次

生態・特徴

非常に広い範囲に生息しているイノシシのような小型モンスター。
極めて図太い繁殖力と適応力を持ち、餌さえ取れるのであれば殆ど場所を選ばずに生息している。
ケルビモスガウシカなどと同じ偶蹄目に属し、当初は草食種と同等に扱われていたが、
後に小型モンスターの中では比較的危険性が高いことなどの理由から、牙獣種として再認定される。
反り返った一対の牙と茶色の分厚い毛皮、背中から突き出た小さな瘤が特徴。
基本的には昼行性であるが、地域や個体によっては夜間に行動している姿を見かけることも多い。
主に大型化したドスファンゴと呼ばれる雄個体を中心とした群れを作って生活している。
普段はただ鼻を鳴らして食物を探し回っているが、性格は非常に気が荒く好戦的。
自分の目に入った物が敵か味方か分からない場合、とにかく突進してくる荒くれ者。
その突進力は凄まじく、生身の人間なら激突されればまず立っていることは出来ない。
縄張りに迷い込んでしまった場合、特に理由も無いなら全力でその場を離れなければ危険である。
体格の大きな雄は互いに身体をぶつけ合って力試しをし、その中で最も強い個体がドスファンゴとなる。
なお、ドスファンゴは体毛の一部が白くなる。
ドスファンゴには群れの雌全てを独占する権利があるが、その代わりに群れの統率と防衛を義務付けられる。
因みに、ブルファンゴの目撃情報はいくらでもあるにもかかわらず、
ドスファンゴの目撃情報はほとんど確認されないという地域もあるが、その理由や詳細は不明。
全体的に剥ぎ取れる素材は需要が限られており、ごく一部を除いて取引価格も安値。
また、肉は食用にもなるが、一般流通している他のモンスターのものと比べると味のクセが強い。

概要

  • 牙獣種に属する猪の姿のモンスター。猪突猛進の権化である。
    ハンターを見つけると、問答無用に突っ込んでくる。他のモンスターには目もくれない。
    放置しておくと延々と突進を繰り返し、接触したハンターを悉く吹っ飛ばす害悪問題児。
    ダメージも小型モンスターにしては重く、何より邪魔なので最優先で殲滅される。
    さらに生息域が広い。森丘から始まり密林、火山、沼地、雪山などどこにでも居る。
    1つのエリアに複数頭うろついている事もあり、発見されると連中が一斉に突っ込んでくる。
    このように、プレイヤーにとって非常に鬱陶しい要素がてんこ盛りのため、
    他のウザったい小型モンスター達と並び、
    多くのハンターには嫌いな小型モンスターワースト3に数えられていることだろう。
    虫や鳥竜種ほど動き回る訳でも、かと言って草食竜や蟹ほど固くてタフな訳でもない。
    しかし片手剣数回なら耐える程度の絶妙なしぶとさが厄介で、
    オマケに妙に視界が広く、気付かれてからでは突進を阻止できずに突き飛ばされることも多い。
    あちらが尻を向けていたら先制攻撃で気付かれる前に排除してしまおう。
  • 個体毎の体格差が大きく、群れのボスであるドスファンゴより大きな個体もいる。
    特にMHP2GのG★2、「久遠の女王」に出現する本種に顕著で、
    一瞬仲間に改造でもした人が居るのかと疑ってしまう個体もいるほどである。
    しかしサイズは違えどブルファンゴである以上、攻撃は突進オンリーダメージも変わらない
    MHP3以降ではどのブルファンゴも同じ大きさである。地域によって成長に差異があるのだろうか?

MH3

  • MH3では舞台の一新もあり、とうとうリストラの憂き目に遭った。やったね!
    ブルファンゴに悩まされたハンター諸氏にはこの上ない朗報であったであろうが、
    代わりにそれ以上に厄介な草食竜共が後釜に収まってしまった…。突進の恐怖から解放されたと思ったのに…。
    しかも、時系列的に数年後となるMHP3では、水没林や渓流でブルファンゴやドスファンゴが目撃されている
    どうやら生息していなかったのではなく、単に発見が遅れていただけか、生息域の変化が原因だったようだ。

MHP3

  • MHP3では索敵範囲が変更された。
    それ以前では、正面方向には異常に遠くまで目が届く代わりに、
    側面や後方からだと密着するまで接近しても気づかれないという極端な索敵能力を有していたが、
    MHP3からはある程度近づけば察知される代わりに、正面方向への異常な視界の広さは無くなった。
    近づきさえしなければ攻撃されることもないので、危険度は下がったと言える。
    運搬などでも気付かれないように離れて通れば割と安全である。
    しかしボス戦で空気を読んでくれることはないので、戦場になる場合の掃除はやはり必要である。

生態ムービー

  • 「ジンオウガの生態」に登場。
    突然現れたジンオウガに驚き、ケルビやガーグァと共に森の中を逃げ惑う。
    攻撃的な性格のブルファンゴも、さすがに無双の狩人:ジンオウガが相手では手も足も出ないのだろう。
    だが数年後に、もっと危険な相手に無茶をする事になるのは下記の通り。

MH3G

  • MH3Gではなんとドスファンゴを差し置いて登場。ドスファンゴがいなかったMHG時代があるにはあるが……。
    下位では闘技場以外まったく登場しないが、上位以上になると渓流や凍土等でも確認できる。
    モガの森でも夜になると大量発生する場合があり、一匹の資源量が13Ptと
    小型モンスターにしては割と高い。ちなみにこれと同じ資源量はルドロスである。
    • 狩猟報告で通常交易でも高いポイントになる肉厚な毛皮をだしてくれ、
      さらにたまにではあるが、☆1つとはいえ希少交易品として使える牙も出してくれたりするなど、
      なかなかにおいしい存在だったりする。
      ただし、相変わらず空気を読まないため、ブルファンゴ自体の評価が良くなったとは言い難い。

MHX

  • MH4(G)ではまたリストラ通告を受けてしまったがまたまたやったね!!
    新たな突進野郎として、白ゲージの攻撃をも弾く盾虫クンチュウが登場してしまい
    MHXにて親分と共にまた狩場へ戻ってきた。リノプロスも居るよ!
    MHP2G以前のフィールドでも大型個体は存在せず、近眼なのもMHP3やMH3Gと変わっていない。
    また、ジャンプなどもしないので高低差には対応できない。
    序盤から中盤にかけてブルファンゴの狩猟依頼がかなり多く存在するので、目にする機会は多いだろう。
    索敵範囲は過去作に比べればさらに狭く、未発見状態ではほとんど動かなくなるなど大幅に弱体化しており、
    以前と比較すれば多少は妨害の手が緩くなった。
    とはいえそれでも基本的には邪魔な存在であるため、発見したら早めに倒しておくに越したことはない。
    微妙にグラフィックに手が加えられており、ドスファンゴのように白い毛を生やしている。
    • ちなみにMHXではミナガルデの食材屋から「サイコロミート」の調達のために狩ってこいと依頼される。
      要するにコイツを食うという事だろう。
      現実世界でも、クセの強い肉をミンチにして食用とするのはよくある事である。

MHXX

  • MHXXではG級進出。
    「ファンゴの厚毛皮」の剥ぎ取り確率が微妙に低く、
    さらにブルファンゴがメインターゲットやサブターゲットに指定されているクエストが
    G★1には一つもないため、集めるのが結構面倒くさい。
    G★2になれば「空の家族・空路を守るっス」のサブに登場するため簡単に手に入るが、
    早めに欲しいなら剥ぎ取り名人も活用しよう。

MHW(:I)

  • 現大陸から舞台が変わったMHWorldでは、他の多くの牙獣種と共に再びリストラの憂き目にあった。
    新大陸にブルファンゴが生息していないことを喜んだ現大陸出身のハンターが大勢居た事は言うまでもない。
    しかし、新大陸にも後任の突進野郎として、ケストドンガストドンが生息しているというオチが付いたのであった…。
    因みに、ブルファンゴと同じくハンターを妨害してきたモスはMHXの時以上に大人しくなり、よっぽど怒らせなければほぼ無害なモンスターになった。
    彼も新大陸なら大人しくなるのだろうか

MHR(:S)

  • 2020年9月17日に公開されたモンスターハンターDirectでその存在が確認され、MHRiseでの復活が判明。
    • 尚、親玉であるドスファンゴの方は未参戦となっている。
  • その後、配信された体験版にて久しぶりにハンターの前に姿を現した……のだが、
    この体験版にてこれまでのシリーズには無かった意外な仕様が追加されている事が確認された。
    本作のブルファンゴは、フィールドの時間帯が夜になるとその場で横になって寝入ってしまうのだ。
    しかも眠っているブルファンゴに近付いたくらいでは起きず、
    こちらからちょっかいを出さなければ夜が明けるまで大人しく眠り続ける。
    なんなら大型モンスターがすぐそばで咆哮しようが眠り続けるどんな神経をしているんだ…
    状況によっては真っ昼間でも構わず寝ている個体もいる
    完全に目を閉じて静かに眠りこけるブルファンゴの姿は非常に新鮮。
    あの憎きブルファンゴが、いっそ可愛らしくすら思えてくる。
    水没林エリア3等では、ラージャンと一緒にお昼寝していることすらある。命知らずもいいところである。
    • 現実のイノシシも本来は昼行性である。
      テレビなんかでは夜行性であるかの様に描かれるが、
      それは人間などを警戒して、遭遇しないよう行動した結果である。
      これを踏まえるとブルファンゴは人間や他モンスターを警戒すること無く、
      日中だけ堂々と活動している様だ。まぁ知ってるよね。
      とは言えその場で寝るのは無警戒過ぎやしませんか?
  • しかしもう1つ、ある意味ではありがたく、ある意味でとんでもない仕様が追加されている。
    それは大型モンスターに出くわすと巣の中に逃げていくというものである。
    今まで大型モンスターにも構わず此方に突進してきたブルファンゴが自ら消えてくれるという情報に
    今まで散々狩りの邪魔をされてきたハンターからは喜びの声が上がった……かに思えた。
    • ブルファンゴが逃げ出すのは大型モンスターが戦闘状態に入ってからであり、
      そうなるまではいつも通り此方に突進を仕掛けてくる。
      つまりハンターとモンスターが戦闘している時に横から急に出現して邪魔される……という事は無くなったが、
      大型モンスターと戦う前からマップ上にいた個体や、もともとハンターを狙っていた個体は、
      大型モンスターとの戦闘が開始してしばらくはハンターめがけて攻撃を仕掛けて来る。
      突進を食らって出鼻を挫かれた挙げ句、大型モンスターに起き攻めを食らう…なんてことにならないよう注意。
      しかもハンターが攻撃で揉みくちゃにされている隙に勝ち逃げする事も少なくないので、
      余計にストレスが溜まるかも知れない。気になるなら先に倒して置くなど念入りな掃除を忘れずに。
    • ついでに言うと今作では小型モンスターが何故か大型モンスターを積極的に攻撃する仕様がある上に、
      攻撃された大型モンスターは即座に臨戦態勢になり、ブルファンゴに1発攻撃した後即座にハンターに矛先を向ける。
      要するに勝手に大型モンスターを挑発しといてその大型モンスターがハンターを襲いだしたら自分は逃げるという謎な行動を頻繁に行うのである。
      武器によっては開幕の咆哮にカウンターの成立が条件の自己強化を合わせるという戦術を阻害されることもあり、
      これまでとは別ベクトルでストレスとなる行動であると言える。
  • MHRiseのブルファンゴはハンターを見つけると、八つ当たりのように大型モンスターに突撃することも多い。
    これはガライーバにも当てはまるが、「ハンターが視認できる範囲にモンスターがいる」ことで起こる仕様である。
    つまり大型モンスターに見つからないよう観察すれば彼らと大型モンスターの喧嘩が眺められる。
    しかも相手は全く選ばないらしく、獰猛な怨虎竜マガイマガドのみならず、
    あろうことか古龍である霞龍オオナズチにすら先制攻撃を仕掛けてしまう
    もはや図太いを通り越してどうかしている。
    当然その報いは即座に受けることが多く、
    容赦のない反撃や撒き散らされた猛毒に晒されて無残に屍を晒す事も少なくない。
  • 本作でもブルファンゴは段差を登る事が出来ないらしく、
    プレイヤーが段差上に陣取っていても乗り越えて襲ってくる事は無い。
  • 地味に生肉が剥ぎ取れなくなった。
    カムラの里では食用と見なされていないのだろうか?
  • 本作の小型・中型モンスターはムービーで酷い目に遭わされている事が多いが、
    ブルファンゴはアイルーほどではないもののかなりマシな部類に入り、
    迂闊に泥沼に入り込むも、その沼を縄張りとしていたオロミドロに追い返されるだけで済んでいる。
    魂の兄弟ともいえるリノプロスも卵を盗まれたぐらいで済んでいたものの、
    あちらは後に怒れる閻魔古龍の制裁を受けてしまうのだった…。

派生作品

ぽかぽかアイルー村

  • メインシリーズではただの迷惑イノシシだが、
    全てのキャラクターがデフォルメされたアイルー村ではブルファンゴも可愛らしくなっており、
    目の周りの縁取りがまつ毛の様に見えるのでモンスターの中でも群を抜いて可愛らしくなっている。
    特に眠っているブルファンゴの様子は非常に愛らしい。
    しかし、やはり突進をしてくる上に攻撃力が意外と高く、
    何より走り出すと止まらずそのまま画面外へ消えていくため、走り出す前に倒せないと轢かれ損となる。
    もっとも、しつこく追撃して来ないのでそれはそれでいいのだが、
    アイルー達を発見してから突進をするまでに時間がかかるために、
    アイルー達を止まらせずに歩き続ければ突進される前にそのまま通り過ぎてしまう。
    また、条件を満たせば飼育することができ、プーギーレースに出走させることもできる。

MHST

  • MHSTにも親玉と一緒に参戦を決めた。タルジュ雪原などをうろつき、こちらを発見すると突進で襲ってくる。
    こちらもデフォルメはされているがアイルー村ほどではなく、メインシリーズに近い見た目になっている。
    見た目の通りのパワータイプであり、中でも力を溜めてからのパワー攻撃はなかなか侮れない威力を誇る。
    しかしパワーしか使わないため、こちらはスピードで対抗していれば何の問題もない。

MHST2

  • MHST2にもドスファンゴと共に続投。
    最初のフィールドであるハコロ島に親玉と共にウロウロしている。
    やはりこちらを発見すると突進で襲ってくるため、視覚外から仕掛けられると驚く。
    北カムナの岬の最西端にはブルファンゴが三体で宝箱を守っている場所があり、
    開けると序盤では非常に有用なハートチュロスが手に入る。
  • 攻撃手段については何も変わらず、パワー攻撃主体。
    やっぱりそれ以外には何もしてこないので序盤モンスターらしく対処は非常に簡単。
    倒すと獣骨やファンゴの毛皮、生肉やトロ肉が手に入りやすい。

MHXR

  • MH3GをベースとするMHXRにももちろん親玉抜きで参戦。
    システムの仕様上、通常のクエストで大型モンスターと戦っている時に
    横槍を入れられるということはあまりない。
    だが一部の高難度クエストなどでは大型モンスターのいるエリアに登場し、
    クエスト補正による地味に嫌らしいタフネスとダメージでハンターを苦しめる。
    2019年は亥年ということで、年末年始スペシャルの幻界深域の年始挑戦クエストでターゲットを務めた
    (2018年末は戌年だったのでジンオウガ)のだが、このクエストに登場するブルファンゴ、サイズが小さい
    更に突進は当たれば問答無用で即死そしてこちらのダメージはほぼ1しか入らないという、
    同作のDMCコラボやメインシリーズの巨大クンチュウ
    そしてFのゴッド・モスなどを彷彿とさせる超特別仕様であった。
    幸い体力の方は何度も殴っていけばあっさり倒れる程度になっているので、隙を見て攻撃すれば問題ない。
    が、毒は効果がない。複数いるので背後には注意。
    根性系スキルや身かわしスキルは普通に機能するので、保険として発動させておくと安心。
    クリアするとブルファンゴフェイク(剣士用のみ。ガンナー用は年末の方で入手できた)が入手でき、
    30秒、もしくは1分以内でクリアできればそれぞれでサブターゲット報酬を入手できる。
    • フェイク以外の報酬は通常の挑戦クエストと同じなので、
      「お年玉(に相当するもの)が貰えるのでは?」と予想したハンターには少々物足りないかもしれない。
      本命のお年玉はパワーアップして帰ってきたあの鯛
      こちらはクリアすると限定武器の他、過去の強襲進化素材が日替わりで排出される。
    • ちなみに本家であるMHWorldでも、このクエストに近い仕様のクエストが元日限定で配信されていた。

余談

  • もはや説明不要だろうが、サイズが大きいとは言え猪そのまんまの見た目と生態をしており、
    何だかんだでファンタジックなデザインのモンスターが多い本作では珍しい存在だと言える。
    なお猪は家畜の代表のひとつである豚の原種だが、食性の広さや適応力の高さが幸いしてか、
    牛・馬・羊・山羊・鶏・駱駝など他の家畜の原種が絶滅やそれに近い状態に追いやられた中、
    今なお世界中に生息している。それどころか脱走した豚が野生でも平然と適応して問題になることもある。
    本作のブルファンゴやドスファンゴがありとあらゆるフィールドに現れては暴れまくるのは、
    猪の特徴とも合致している。戦闘力は比較的低いが、生物としては成功していると言えよう。
  • 名前の由来だが、bull(雄牛)とfang(牙)のもじりといったところだろうか。
    雄牛の如き凶暴性と突進力、またそれの双角と見まごうばかりの立派な牙は確かにそれっぽいが。
    • 現実のイノシシは牙が発達しているのは雄だけで、
      また雌に比べて雄の方が行動範囲が広い傾向があると言う。
      ブルファンゴにも該当すると想定すれば、我々が対面しているのはボスを含めて"全て雄"という事になる。
      ジャギィとドスジャギィの様な関係だろうか。
    • またイノシシは非常に神経質かつ警戒心の強い動物で見慣れないものを認識すると、
      それを避けようとする習性があるとされる。
      突進してくるのは不意に遭遇したり攻撃をされたりと、"身の危険を感じてパニックになった時"位である。
      この辺の差異がブルファンゴが草食種ではなく牙獣種として扱われる由縁だろうか。
      あるいは問答無用で突進してくるのは、遺伝的記憶から人間が危険だと認識しているからかも知れない。
  • 専らプレイヤーからは「ファンゴ」と略されて呼ばれる。
    というかわざわざ「ブルファンゴ」とフルネームで呼ばれることの方が少ないくらいである。
    ドスファンゴを含めたこの種族を「ファンゴ」とまとめて呼ぶこともあるが、
    親玉が登場しない作品では「ファンゴ」だけで通じてしまうのでやっぱりフルネームでは呼ばれにくい。
    稀に「ファンゴ」が正式名だと思っているプレイヤーもいる程である。
  • 無印時代では村★1の「ハンターの基本、釣り」にて森丘のエリア11に居座っており、
    初心者ハンターにとっての最初の積極的に攻撃を仕掛けてくるモンスター。
    こいつを倒さなければサシミウオが釣れないという、ハンターにとって最初の強敵だった。
    尤もガンナーであれば高台で一方的に攻撃できたが。
    • 時は流れてMHXでも、相変わらずトロサシミウオのクエストでここに居座っている。
      当時を思い出して思わず懐かしくなった古参のハンターも多いことだろう。
      そして、引き続き彼は初心者ハンターへの最初の強敵として立ちふさがり続けているのであった。
  • ちなみにMHXXまでのブルファンゴはどういうわけか"地面から生えてくる"
    流石にMHRiseからはしなくなったが、今までのシリーズの地中は一体どうなっているのだろうか。
    • 現実世界にもモグラやツチブタに代表されるように、地中に広大な巣を作る動物がいるが、
      もしやブルファンゴもそうした穴を通って来ているのだろうか…?
  • MHFのあるクエストでは闘技場に尋常ならざる数のブルファンゴが沸いている。
    その数、親玉のドスファンゴ1頭を含め、総勢17頭
    4体くらいいて、倒した死体が消えるとあとから追加が出てくるとかそういうのではなく、
    最初から闘技場に17頭のファンゴが待ち受けており、入った瞬間17頭のファンゴが一斉に突進してくる
    囲まれたら最強クラスの防具や凶悪な威力を秘めた武器で武装していても手遅れである。
  • 訓練所の特別訓練では、なんとこいつから支給専用閃光玉が剥ぎ取れる。
    いっぱい取りたいところだがそういうときに限って1、2匹くらいしかいない。
    さすがカプコンこちらを困らせることに関しては徹底している
  • リアルなイノシシは助走なしで1mオーバーの跳躍力を誇る。
    つまりハンターが乗り越えられる段差程度なら、楽に越える事が出来るのだ。
    MHRise時点では段差に対応していないブルファンゴだが、
    今後跳びかかりを会得しない事を祈るばかりである。
    いやしかし、こちらを困らせることに関しては徹底しているのであるいは…。
    仮にもモンスターが普通のイノシシに負けるってのもアレだし。
  • またリアルなイノシシは外側に反った牙によって、突進のパワーも併せて相手に刺し傷や裂傷を負わせる危険性もある。
    勿論人間も例外ではなく、時には脚の動脈等を深く突き刺されて命を落とす最悪のケースも存在する。
    それと比べれば尻をどついて吹っ飛ばすだけのファンゴの突進はまだ有情かもしれない。
    今後裂傷状態を会得しない事を祈るばかりである
  • 猪突猛進とは「目標だけを見て全力でまっすぐ突き進むこと」を意味する四字熟語だが、
    実際のイノシシは60度近い急角度での方向転換が可能である。
    まぁそれをブルファンゴにやられたらハンター業なぞやっていられないだろうが…。

素材

生肉
小型モンスターから剥ぎ取れる食用の生肉。
ブルファンゴの肉はやや味のクセが強いのが特徴。
アイルーキッチンなどでよく利用されるサイコロミートの原料とされているがコイツから剥ぎ取る人は少ない
MHRiseではとうとう剥ぎ取れなくなってしまった。
上述の通り、剥ぎ取る人は元々少ない為これといったこともないが。
だが、MH2では寒冷期にはアプトノスの姿が全く見られなくなってしまっていたため、
代わりに寒冷期に大繁殖するブルファンゴから仕方なく剥ぎ取ったと言う人は多かった。
肉厚な毛皮
ファンゴの毛皮の中でも厚手のもの。武具の素材には使えないが、交易品としての需要がある。
ただし、単品ではそれほど価値がなく、交易で使うにはそれなりの量が必要である。
立派な牙
ブルファンゴの上質な牙。武具の素材には使えないが、希少特産品としての需要がある。
ちなみに、特産品ランクは★1。
ファンゴの毛皮
ファンゴの毛皮。剛毛。
剥ぎ取って入手するのはそれほど難しくなく、売却価格も40zと格安。
レア度もたったの1なので、普通に仲間同士での受け渡しが可能
(MHXではレア度が4へ格上げされている)。
作品によって多少異なるが、ハンターの入門用防具ともいえるハンターシリーズは、
このファンゴの毛皮から作られていることが多い。
一部の地域では、強靭な個体から「ファンゴの上毛皮」、「ファンゴの厚毛皮」という素材が入手できる。
ファンゴの大牙
ブルファンゴの中でも、特に勇猛な個体が持つ立派な牙。
時代が進み、素材としての価値が見出された経緯を持つ。
ドスファンゴの「大猪の牙」と同様、突進によってついたと思われる無数の傷がある。
ファンゴの頭
ファンゴの頭を丸ごと切り取ったもの。ファンゴの素材の中では入手の難しい部類に入るが、
用途が限られるためか、売却価格はそれほど高くない。
ドスファンゴからも入手が可能。
MHXではレア度が逆鱗等と同じ5へ格上げされている。
とがった牙
様々な形状がある牙の総称。用途に合わせて都合の良いものが使われる。
これまでにも魚類デルクスクンチュウスクアギルから入手出来ていたが、
MHRiseからはブルファンゴの牙も一緒くたにして取り扱われるようになった。

関連項目

防具/ブルファンゴフェイク - ファンゴの頭部を模した防具
防具/ファンゴシリーズ
武器/ブルタスクハンマー
武器/ブルグラント
武器/猛槍ドスファンゴ - ドスファンゴの武器だが、MH3Gではブルファンゴ素材でのみ作成される。
武器/ラッシュタッグ - 作成にはリノプロスの素材も必要。
モンスター/ドスファンゴ - 群れのボス
クエスト/逆襲!ドスファンゴ