- 種族
- 飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 (不明) 前翼脚竜上科 ベリオ科)
- 別名
- 氷牙竜(ひょうがりゅう)
- 英語表記
- Barioth
- 危険度
- MH3・MHP3・MH3G・MHXX・MHRise・MHR:S:★5
- メインシリーズでの登場作品
- MH3, MHP3, MH3G, MHXX, MHW:I, MHRise, MHR:S
- 派生シリーズでの登場作品
- MHF, MHOnline, MHXR, MHNow, MHST, MHST2, MH-R, MHSP
目次
生態・特徴
- 極寒の環境に適応した進化を遂げた、四足歩行型の大型飛竜種。
世界各地の寒冷地域にて生息が確認されており、例外なくその地域一帯の生態系の上位に君臨する。
雪原に溶け込む白銀の体躯と、口外にまで伸びるほど巨大に発達した一対の琥珀色の牙が特徴で、
その容姿や特性からハンターズギルドからは《氷牙竜》とも呼称される。
また、氷原に佇むその姿はとある伝説の登場人物を彷彿とさせると語られ、
一部ではその人物に因み「迅速の騎士」「零下の白騎士」などの異名でも呼ばれている。
- 寒冷地に生息するモンスターの中ではとりわけ活動的な性質を持ち、
生息域においては広い氷原では勿論、洞窟内にも姿を見せる事がある。
戦闘では雪を巻き上げながら、壁を利用しながらと、地の利を活かした様々な戦法を取ることで知られる。
その活動的な性質も相俟って非常に危険性が高く、
寒冷地においては基本的にベリオロスの脅威をまず第一に考えるべきとされる。
各ハンターズギルドでもその脅威性や戦闘力を強く警戒されるモンスターの一種であり、
一部のギルドでは特に実力を評価されたハンターでなければ正式な狩猟が許可されない。
- 最大の特徴と言える巨大な鋭牙には鋸のようなギザギザの溝が付いており、
獲物や外敵を守る毛皮や甲殻を深々と穿ち、一撃で致命傷を与える脅威の武器である。
そのまま獲物の肉を引き裂き、内臓を優先して食べる習性を持つが、
これは極寒の地で活動するのに必要なエネルギーをより多く得るためである。
因みにこの牙は繁殖期には雌に対するアピールポイントになり、
形や長さに秀でた個体が有利となるらしい。
その背面は驚異的な強度を持ちながらも驚くほど軽い甲殻に、
腹部は手触りの良い厚手の毛皮に覆われている。
先端が二股に分かれている尻尾はその太さの割にとても柔軟に動くが、
この尻尾も上面は甲殻に覆われており、見た目以上に高い強度を誇る。
- 体内には超低温の液体が溜まった、通称「氷結袋」を持つ。
この液体は一瞬で周囲を氷結させるほどの冷凍効果を秘めており、
素材として取り扱う際には細心の注意が求められる代物である。
液体はベリオロスが大きく息を吸い込んだ後に勢い良く吐き出され、
口外に出た瞬間に大気中の水分と結合して、超低温の氷塊ブレスとなる。
ブレスは氷結袋の収縮と肺からの息が組み合わさることで強い螺旋状の気流を発生させており、
着弾すると破片が冷気と共に竜巻状に舞い上がる特性を持つ。
逃げようとする獲物はこのブレスで氷漬けにして捕らえる。
余談だが、ある地方では急病に倒れる事を「氷牙風に侵される」と言うが、
これはベリオロスのブレスやその威力に因んだ言い回しであるとされている。
- 他の四足歩行型の飛竜と同じく歩行に適した前脚をしているほか、
全身の至る所に鱗が進化した堅い棘が生えており、四肢には氷壁を容易く抉るほど鋭い爪を携えている。
これ等を氷原や壁に引っかける事で驚異の瞬発力を生み、軽快かつ迅速に動きまわる事が出来る。
また、その硬度故に獲物を捉えるための武器としても利用している。
しかし、逆に言えばベリオロスの機動力はこの棘や爪があってこそのものであり、
特に翼に生える一際大きな棘は、不安定な雪原や氷を確実に捉えるスパイクの役割を担っており、
万一これが砕けてしまうと自分の俊敏性を制御しきれなくなってしまう。
- また、四足歩行型飛竜にしては珍しく翼も大きく発達しており、
身体を支えるのに前脚を使うセルレギオスを除けば、
地上での移動に前脚を使う飛竜種の中ではトップクラスの飛行能力を持つ。
必要とあらば、同型の骨格を持つ飛竜によく見られる「滑空」ではなく
リオス種などと同じように翼をはためかせながらの「飛行」を行うことも出来、
更に滞空状態で氷ブレスを放つことも可能である。
ベリオロス自身も飛行による利点を理解しており、飛行できない外敵に対して低空飛行で接近戦を仕掛ける、
天井の低い洞窟の中で飛行し相手を攪乱するなど、飛行を積極的に用いた戦闘スタイルで獲物を追い詰める。
また、その飛行能力と高い跳躍力を活かして崖や氷壁の上まで登り、
下を通る獲物や自分を追ってきた外敵に奇襲を仕掛けることもある。
地上においても突進やバックステップ、素早い跳躍で外敵を翻弄するなど
他の同骨格モンスターにも引けを取らない運動性能を誇っており、
陸戦特化の骨格と機動性を持ちながら空中をも支配下に置く、
総合的な運動能力に極めて恵まれた飛竜であると言えるだろう。
なお、飛行速度に関して言えばそこまで速いわけでは無く、
短距離を移動するのであれば駆けた方が速い。
獲物に襲い掛かる際には速度を得るため、高所からの滑空に移行する場合が多い。
全体重をかけた上で速度まで得た滑空攻撃はポポの巨体を一撃で吹き飛ばすほどの威力を誇り、
熟練ハンターであろうとも喰らえば致命傷になりかねない。
- 近年の研究によれば、凍土の雪による反射や日照時間の長さに対応するため、
ベリオロスの瞼は常に少し閉じた状態を保つことが出来るよう進化しており、
それで光の量を調節しているらしい。
夜や洞窟内では視界を確保するために瞼と瞳孔を全開し、
その際に瞳孔に集めた光が反射するため、眼が爛々と光って見えるという。
- 普段は雄・雌ともに別々の縄張りを治めているが、
繁殖期になると雄が意図的に雌の縄張りに侵入し、雌に気に入られれば交尾に入る。
この際雌に見初められるか否かの指標は前述した通り牙の形相にあるとされ、
それゆえ牙を失って間も無い雄が繁殖を成功させるのは極めて困難であるという。
その後妊娠した雌は洞窟などの安全な場所に身を隠し、2~3頭の子供を産む。
この際、体表を収縮させ熱を保つことによって出産を確実にする、
寒冷地に生息するモンスターならではの知恵と工夫を垣間見ることが出来る。
- 温暖な気候の密林地帯などに生息するナルガクルガとは近縁の種に当たるとされ、
骨格に共通点が多く見られるほか、跳躍によって獲物を捕獲する狩りの方法も似通っている。
一方で違いも多く一例としてナルガクルガが完全な毛皮を持つのに対し、ベリオロスは甲殻と毛皮の混成である。
他にも飛行やブレス能力の有無、聴覚などの感覚器官の発達度合いといった違いが見受けられるがこれは双方が
それぞれの環境に適応した進化を遂げたからだと考えられている。
- ベリオロスの甲殻は分厚さがありながらも非常に軽く、
牙や棘はそのまま武器の刀身や防具用のスパイクとして加工できるほどの
適度な大きさと鋭さを兼ね備えている。
これ等の理由から武具の素材としての価値と需要は非常に高い。
その素材から生産された武具は凍土の騎士に打ち勝った証であり、その誇り高き闘志を宿すと囁かれている。
概要
- 極寒の土地の厳しい環境に適応した、全身白銀の飛竜。MH3より登場した。
亜種や特殊個体などは下記の記事を参照されたし。- モンスター/ベリオロス亜種(風牙竜、MHP3より登場)
- モンスター/氷刃佩くベリオロス(特殊個体、MHW:Iより登場)
- 言わずと知れたレックス系骨格を持っており、
ドドブランゴとティガレックスを足して2で割った感じの見た目に
ナルガクルガの動きを混ぜた感じのモンスター*1。
攻撃方法はクシャルダオラのような竜巻ブレスを吐く。
また、壁を蹴って突っ込んでくる、高台から勢いよく飛び込んでくるといった
地の利を存分に活かした攻撃を仕掛けてくる他、翼を使ったホバリング等も繰り出す。
- 滑りやすい凍土に生息しているため、全身にスパイクの役目を果たす棘状の鱗が生えている。
普段はその俊敏な動きからナルガクルガ以上の難敵とも目される……のだが、
その棘を破壊してしまうと急激に弱体化する。
棘を失うとスパイクが効かなくなり、各行動ごとにツルンと滑って隙だらけになってしまうのである。
また、疲労時の弱体化も著しく、ナルガ直伝の連続飛び掛りが一回で終わるだけでなく
側面への回り込みと各種攻撃後に必ず威嚇行為に移る。
ただし側面への回り込みについては突進まで1セットになっている技がある
(棘を破壊していたとしても必ず繋げてくる)ので、
棘を破壊していたとしても側面への回り込みには警戒が必要である。
- 非常に派手な氷ブレスを持つ。
氷結袋に有する極低温の液体を猛烈な息と共に吐き出し、
着弾地点の氷を砕いて巨大な氷の竜巻を巻き起こす。
食らうと氷属性やられ+雪だるま状態に陥る危険な攻撃であり、
ブレス自体の威力値も高いため、機動力を下げられた挙句に
そのまま追撃を受けてキャンプ送りになることも。
雪だるま状態は消散剤で解除できるとはいえ、
ベリオロスの苛烈な攻撃を躱しながらの使用は困難である。- MH3ではスタミナが切れるとブレスの代わりに小さな氷の塊が放たれる。
ブレス自体の発射には失敗しないので注意。
MHP3以降は疲労時のモンスターのブレスと同じように不発になる。
- なお、メインシリーズで内臓器官で生成された氷属性ブレスを用いたのはベリオロスが初である。
氷属性を持つブレス自体はMH2で登場したクシャルダオラ、ドドブランゴ、
MHP2Gのウカムルバスが用いていたが、
MHP2G以前のクシャルダオラが放つブレスは
「雪を巻き込んだために氷属性を帯びた無属性ブレス」であり、
そのものが氷属性を帯びていたわけではない*2。
ドドブランゴとウカムルバスは、設定上雪や霙を吸い込んで吐き出しているため、
内臓器官で生成されたものではない。
- MH3ではスタミナが切れるとブレスの代わりに小さな氷の塊が放たれる。
- 何気に尻尾での薙ぎ払いも厄介である。
モーション自体はナルガクルガのものとよく似ているのだが、
アカムトルムのように地面を擦りながら尻尾を振るうため
速度が絶妙に緩やかとなり、鞭で打つように一瞬で放つナルガクルガのものより回避するのが難しい。
また尻尾自体がU字に「しなる」為、湾曲した鞭のようになり、
正面に相対しているのに尻尾先端が横や後ろから飛んで来て捲られるような変則的な攻撃となる。
寒冷地で戦うことが想定されているため、薙ぎ払い時には氷雪が擦られ飛び散るエフェクトが発生し、
それ故に尻尾に当たると氷属性やられになってしまう。
- ベリオロスの特筆すべき行動と言えば、一部登場ムービーでも披露する滑空攻撃である。
解禁されるタイミングは非常に限定的だが、初見で度肝を抜かれたハンターは多いだろう。
他のモンスターとは異なり、エリア移動直後のベリオロスは高高度上空で待機しつつ警戒状態に入る。
ここでハンターがエリアインすると、奇襲のような形で上空からハンター目掛けて高速で滑空し、
着陸と同時に回転しながら大きくスライディングしてハンターを吹き飛ばす。
「迅速の騎士」の異名に違わぬ非常にスタイリッシュな攻撃となっており、一見の価値ありである。
なお、この技は凍土エリア6において
高台の上(または下)にいるハンターの位置に移動する際にも使用する。- ハンターがエリチェンした際に飛び掛かってくるタイミングはそれなりに早いため、
追撃したさに武器を出したままエリチェンしたりすると思いっきり被弾する。
刃を研ぐなりリロードするなり回復するなりして落ち着いて進入しよう。
滑空を許してしまった際は、武器をしまっていれば緊急回避することで躱すことが可能。
- 翼脚の棘を破壊してからも普通に行ってくるが、両方とも破壊した後はブレーキが効かなくなり、
地上で2回転も滑って隙が大幅に増加し、落とし物もするようになる。
ただし1回余分に回るため、実は攻撃判定が通常より長い。
そのため、フレーム回避が若干難しくなる。
- この滑空の性質を逆に利用し、エリチェン後に素早く罠を仕掛け、罠の前で待機していると
自ら罠に飛び込んでくるというユニークな絵面を見ることができる。
ただし、目測を誤ると手痛い一撃をくらうことになるので注意。
- ハンターがエリチェンした際に飛び掛かってくるタイミングはそれなりに早いため、
- エリアチェンジの範囲は広く、凍土では捕食をする時にエリア6からエリア1まで一気に移動することがある。
徒歩で追いかけて捕食を阻止するのは難しいが、
モドリ玉を使えば簡単に追いつけるので持ち込んでおこう。
- MH3ではナルガクルガのような飛び掛かり攻撃を繰り出してきたが、MHP3以降は行わなくなり、
代わりに身体の側面全体を使ったショルダータックル状の体当たりを繰り出すようになった。
この攻撃は棘の破壊後も変化がなく、気絶値がやや高い。
そしてなにより判定がかなりシビアで、すり抜け回避が非常に難しい。- 小さく飛び跳ねる予備動作が存在するが、
側面で近接攻撃していると飛び跳ねずに繰り出すこともあり、
また連続で身体の左右を入れ替えてのタックルを繰り出すこともあるため、油断はできない。
予備動作自体もかなり短く、頭側に回避しても尻尾側に回避しても逃げられない事態に陥りやすい。
攻撃後のスキも殆どないため、一度避け損なうとそのまま猛攻に晒されて
一気にキャンプ送りにされることも。
MH3Gではやや使用頻度が下がったほか、ショルダータックルの挙動も若干変更され、
やや頭がこちらを向いた斜め向きになっている。
頭側の攻撃範囲が大きく広がっており、逆に尻尾側の攻撃判定がやや狭まっている。
ただ、ベリオロスの飛び掛かりは
「予備動作の身構えるモーションで軸合わせを行い、飛び掛かる際の角度補正はない」
「ナルガクルガのように身構える時間で飛び掛かる回数は決まらず、身構える時間は一定」
「飛び掛かる回数はハンターとの位置関係で決まる」
といったように十分差別化が出来ていたため、これが決め手となったのかは定かではない。
あるいは、非メインモンスターのベリオロスがメインモンスターであるナルガクルガの
上位互換に近い存在になってしまうことを避けたのだろうか*3。- なお身構える予備動作はないものの、
登場ムービー内においてはMHP3以降も飛び掛かりを使用している。
- 小さく飛び跳ねる予備動作が存在するが、
- MHP3では飛び掛かり以外にも体を捻るように爪を振りながら噛みつくオリジナルモーションや、
2種類あったはずの怯みモーションが1種類削除されており、
なにか恨みでもあるのかと言うほどオミットモーションが多い。
何故こうなったかは明言されていないものの、考えられるとしたら容量確保だろうか。
- MHP3で怒り時に頭を攻撃してひるませると、確定で前方への飛びつき攻撃をしてくる。
そのため、近接武器でそのまま頭を攻撃し続けると反撃をくらってしまう。
しかし、イケメンことファーレンフリードに攻撃力UP【大】・猫火事場・弱点特効・連射矢UP・集中、
更に暴れ撃ちをつけて最大限まで攻撃力を上げると、
上位であっても溜め3と溜め4を一発ずつ頭に当てれば確定でひるんでしまう。
しかもひるんでから飛びつき攻撃を終えるまでの時間に攻撃が可能であるため、
一度パターンにはまればそのまま一方的に攻撃ができる。
- MH4では素材こそ竜人問屋との交換で登場しているがリストラを食らい、
MH4Gでは旧砂漠が復活したことで、
通常種と亜種が今度こそ揃って参戦することが期待されていたが、
残念ながらそちらも叶わなかった。
その後、MHXでは当のナルガクルガや、
通常種と亜種の生育環境が似通っているドドブランゴが復活したのだが、
それでもベリオロスは復活ならず、素材の登場も叶わずに終わってしまった。
MHXX
- 長らくハンターたちの前から姿を消していたベリオロスだが、MHXXにて満を持して復活。
公式サイトにて「極寒の世界に君臨する迅速の飛竜」として大々的に復活が告知され
ファンを沸かせた。- PV第1弾でも早速姿を見せており、大剣装備のハンターと交戦している。
- 登場は上位からだが、どういうわけか闘技大会でいち早く登場する。
遅延行為が非常に多いため、ソロでSランクを取ろうとするとかなりの難関(後述)。
協力プレイで取る方が楽。
- 本作では、MHFにおいて既に登場していたフラヒヤ山脈(雪山)に加え、新たに氷海にも姿を見せている。
特に雪山は類似骨格を持つティガレックスの代表的な出現フィールドでもあり、
乱入によっては共演が実現することもある。*4
- 復活モンスターの例に漏れず、グラフィックが非常に美麗になった。
巨大な牙や甲殻の細部に存在する凹凸の質感が大幅に向上しており、
過去作ではイマイチ表現しきれていなかった「翼に生えた体毛」もしっかり確認できる。
また、体色が全体的にやや白銀に近くなっており、体皮が帯びていた黄色みが目立たなくなった。- 加えて、アイコンもMHSTと同じものに変更されている。
MHP3でもアイコンがMH3時点のものから変更されていたため、
これで2度目のアイコン変更となる。- MH3Gまでのアイコンとは大きく変わって上体を持ち上げた姿が描かれており、
特徴的な牙等のアイコンの細部の色もベリオロスらしくなっている。
- MH3Gまでのアイコンとは大きく変わって上体を持ち上げた姿が描かれており、
- 全体的に逞しくなっており、
角度を付けても顔の部分に貫通弾/貫通矢が大体2HITするくらいがっしりした顔つきになった。
- 加えて、アイコンもMHSTと同じものに変更されている。
- 上述したようにMHP3以降は飛び掛かり(翼撃)を封印されていたベリオロスだが、
今作ではMH3の頃とは全く異なる新モーションの飛び掛かりを習得している。
身構えてから飛び掛かるという流れは同じだが、
ナルガクルガの飛び掛かりとよく似ていたMH3のものとは違い、
MHXXに於けるベリオロスの飛び掛かりは構えの時間を長く取り、
飛びかかったと同時に体を回転させながら翼で強力な一撃を見舞う技である。
ドドブランゴの飛び掛かりに近い技になった、と言えばイメージはつきやすいかもしれない。- 性質としては「溜めが長い分重い一撃を繰り出す」という類の技であり、
注意深く観察していれば被弾する危険性は低い。
ただし、翼を大きく広げて飛び掛かってくるため攻撃範囲はかなり広い他、
特定のモーションを取った直後に繰り出してきたり、
飛び掛かった後すぐ他の技に繋げてくることも多いので注意が必要。
特に飛び掛かりの後は距離を離されたと思ったら
突進ですぐこちらに戻ってくるというパターンが多い。 - 攻撃判定は一瞬なので、回避性能を発動させていれば簡単に避けられる。
- 性質としては「溜めが長い分重い一撃を繰り出す」という類の技であり、
- 全体的な行動パターンは今までのものとは全く異なっており、
とにかく横へのジャンプから飛行攻撃や突進を繰り出すルーチンへと変化。
ナルガクルガ並みに縦横無尽に駆け回っており、追撃が難しい場面も少なくない。
上位では連続で突進してきた後に確定威嚇があるので、
メリハリが効いた戦闘となっているが、G級になると状況が一変。
上位で確定だった威嚇部分がなくなり、
上記の新式の飛び掛かりは棘を破壊しても動作に大きな隙が生まれないことから、
とにかくノンストップで動き回る相手になってしまった。
早急に棘を破壊するだけでなく、閃光玉や罠の使用も考慮しないと、
相手の攻撃は回避できてもこっちの追撃が間に合う前にまた跳び跳ねるという状況が発生しやすい。
- 身体の側面を使ったタックルが割と亜空間判定。P2Gガノトトスよりはマシだが。
構えた時と発動時の2回軸合わせを行うため避けにくく、
頭の判定がベリオロスのかなり斜め前まで伸びてくる。
頭部側に逃げる際は大げさに避けるくらいで丁度良い。
また、タックル方向とは逆の腹側に居た場合、
ベリオロスの方を向いてガードすると背後からガードを捲られる。
当然のようにふっ飛ぶ方向はタックルの移動先。
マルチプレイの場合や、ソロでもオトモを狙ったタックルに対しての
カウンターアクションは気をつけよう。
- 威嚇モーションが相変わらず短く、疲労のモーションも一回の動作が異様に短い。
大剣や太刀の抜刀斬り一発で既に威嚇や疲労モーションが終わる。
このため、チャンスだと思って大技を繰り出すと普通に反撃されることが多い。- ナルガクルガなどと違い、呼吸動作が大げさになるだけで顔を振る動作を行わない。
殴られキャンセルでもしたのかと勘違いするくらい短い。
あくび動作が出る場合もあるが、殆どハァハァ言って終わり。
また、疲労時は特にバックステップの使用頻度が上がり、
バックステップや疲労モーションからそのまま突進噛みつきに繋げてきやすい。
- ナルガクルガなどと違い、呼吸動作が大げさになるだけで顔を振る動作を行わない。
- 三角跳びは健在だが、今作ではハンターが登れる壁を台にして繰り出してくるため、
MHFのように雪山では使用せず*5、氷海限定の攻撃モーションとなっている。
- エリア移動直後の滑空攻撃も健在。
初見で着地狩りをしようとして手痛い反撃を貰ったハンターもいるのでは。
ただし3シリーズの頃とは異なり、
ソロプレイ時でもロード画面中にモンスターが動くようになっているので、
追いつく頃には既にベリオロスは着地済みという場合も少なくない。
この技を目にする機会はあまりないだろう。
- G級限定だが、獰猛化個体もHR解放後に登場。
獰猛個体は攻略の要となる棘の耐久がUPしており、
先述した飛び掛かりを始めとした縦横無尽な動きのせいで攻撃チャンスが少なく、
弱体化までの道のりが長いので長時間猛攻を凌いでいかなければならない。
他の獰猛化モンスターと比べてもかなりの強敵なのでパーティで棘を集中攻撃しよう。
- G級個体を総評すると、3以降の全体的な下方修正から打って変わっての難敵になったと言える。
その隙の少なさや広い攻撃判定ゆえ、怒り状態だと逃げ回るしかない…といった事態にも遭遇する。
睡眠爆破等も駆使して可能な限りスパイクの破壊を急ぐと良いだろう。
- 本作のモンスターリストにて、
ゲーム中では初めて翼の棘が鱗の一種である事が明らかにされた。
初登場から7年半越しに判明した新事実である。
- G級の獰猛化ベリオロス狩猟クエストである「騎士と氷海の決闘」では、
サブターゲットに「ベリオロスの頭部と棘破壊」が指定されているのだが、
何故かサブターゲット報酬に獰猛な帯電重殻や獰猛な剛角が含まれている。
勿論ベリオロスに角なんて無いし、雷属性も得意どころか第二弱点であり、関連性は全く無い。- 帯電殻や剛角という報酬の内容から、獰猛化のライゼクスのサブターゲット報酬テーブルが
誤って設定されてしまっているものと思われる。
- 帯電殻や剛角という報酬の内容から、獰猛化のライゼクスのサブターゲット報酬テーブルが
- 今作では闘技大会にも登場するのだが、時間制限が結構きつめ*6。
その戦闘能力の高さに見合わない制限時間の短さから、ソロS最難関の1体と言われることも多い。
しかも報酬に専用のコインはおろかチケットすら含まれないため、
タイムを縮めるために連戦したとしてもこんがり肉と鋼のたまごが集まるだけ
というリターンの無さがやる気を削いでくるという…。
OPムービー
- MHXXのOPムービーでは、ムービーの開始直後からいきなり登場。
内容は氷海のエリア2と思しき場所でハンター3人・ニャンター1匹のパーティーと
激闘を繰り広げるというもの。
これまでプリレンダムービーとは縁が無く、登場から長い期間を経ての抜擢と言える。
ブレイヴスタイルのイナシやニャンターのビースト変化といった、本作からの新要素を引き出しつつ
地上、空中を問わず攻めたて、壁を使った立体戦法まで披露し
ブレスにも格闘能力にも秀でた本種の万能選手っぷりが如実に表された映像となった。- その後、大剣使いがベリオロスの大剣を所持しているため、
この個体はおそらく狩猟されたのだろう。
まさか落とし物だけで作られたわけではあるまい。
- その後、大剣使いがベリオロスの大剣を所持しているため、
- 意外にも映像中に登場する6大メインモンスターはバルファルクのみであり、
四天王や鏖魔ディアブロスといった他の5体は一切登場していない。
そもそも映像中に登場している大型モンスターはバルファルクとベリオロスの2体のみであり、
映像の前半はベリオロスとの戦闘シーンがメインとなっている。
バルファルク以外のメインモンスター5体を差し置いて、かなりの好待遇である。
尤も、四天王に関しては前作のムービーに登場しており、
メインモンスターに数えられているとはいえMHXとMHXXは別の作品なので当然といえば当然だが。- PV第1弾で真っ先に登場していたことや、
ボルボロスには無かったアイコンの変更、そしてこのOPムービーと、
復活モンスターの中でもベリオロスは特に優遇された扱いを受けている。
本作のベリオロスは、MH3Gのリオレウス亜種やMH4のティガレックスのような
『作品を象徴する復活モンスター』という立場なのかもしれない。*7
- G★3では四天王、及びグラビモスと並んでキークエストになっている。
緊急はバルファルクなので、ここでもメインモンスター級の使いを受けている。
- PV第1弾で真っ先に登場していたことや、
MHW:I
- MHWでは未登場だったベリオロスだが、
MHW:Iにて寒冷地「渡りの凍て地」が登場した事で参戦を期待されていた。
そんな中、2019年7月に海外ゲーム情報サイトでMHW:I版のベリオロスが動画付きで公開され、
突如として参戦する事が発覚した。
従来とは異なる異例の情報解禁である。- 先んじて復活が発表されていたナルガクルガ・ティガレックスと同骨格であること、
ベータテストにて上記2種がベリオロスと同様の歩行モーションを行っていたこと、
そして何よりMHW:Iが寒冷地を舞台とすることが判明していたことから、
かねてより参戦を予想していたハンターも多かったようだ。
一方で、本作では「各作品を代表するモンスターの復活」が告知されていたことから、
看板モンスターではない本種の復活を意外に感じたファンもいたという。
- なお、日本の公式Twitterでは該当記事をリツイートするに留まり正式な告知はなされず、
詳報については先述の情報サイトを参照するしかない状況が続いた。
その後、日本においても各メディア向け先行実機プレイが行われ、
それに応じてファミ通などのメディアもベリオロスの狩猟を動画という形で正式に取り扱う事となった。
- 先んじて復活が発表されていたナルガクルガ・ティガレックスと同骨格であること、
- ビジュアル面では体色が更に白寄りになり、少し小顔になった頭部はかなり白く見える。
毛の表現も強化され判りやすくなった他、足裏に生える棘も表現として目立つようになった。
また、前脚が長くなり、従来よりもやや横向きに伸びている。
このため、形態は正統派ティガ骨格に近くなった。
ちなみに、旧作では後脚の指先は地面に密着していたが、MHW:I版は曲げた状態で接地している。
- 「渡りの凍て地」では中層の凍てついたエリア群に住み、その地域の支配者的立場にあるとのこと。
- 戦闘モーションは概ね過去作を踏襲しており、棘のギミックも同様。
判定の大きなタックル、時間差で飛んでくる尻尾、
横っ飛びからの派生攻撃などで初見は大いに苦しめられるだろう。
セオリー通り、最優先で前脚のトゲを破壊することを心がけよう。
さらに新技として、大きく真上に跳躍してから牙を思い切り地面に突き立てる叩き付けかみつきを習得。
モーションはとても大きいが必殺技らしく威力もずば抜けて高いうえに、
被弾すると地面に叩きつけされて下手をすれば追撃も貰う事になるため、上位防具のハンターはだいたいこれで乙る。- ベリオロスに返り討ちにされて防具をマスターランクに更新したハンターは数知れず。
マスター級防具ならばアロイでもタロスでも一撃でやられる事はまずない*8ので、
このあたりまでには防具を新調しておくのが良い。
震動判定もあるので、余裕を持った回避を心がけたい。
- ベリオロスに返り討ちにされて防具をマスターランクに更新したハンターは数知れず。
- 気になるところとして、片方の翼を破壊した状態でサイドステップをした場合、
滑って隙を晒すようになる方向が過去作とは逆になっている。
スパイクが残っている側を突き立てているのに滑って隙を晒すのは違和感が強い。- 過去作同様にサイドステップからの攻撃頻度が結構高いため、
幾度となく明後日の方向へ向かってすっ飛んで行くベリオロスを追いかけ回す羽目になる。 - 棘破壊により隙を晒すようになるギミックも続投しているが、
前提となる攻撃の移動距離が長すぎるためチャンスと思って近づいたら
既に体勢を立て直しており反撃される、といった状況も発生しやすい。
- 過去作同様にサイドステップからの攻撃頻度が結構高いため、
- 氷ブレス攻撃にも変更が加わっており、クシャルダオラのようにド派手になった上に
着弾時に発生する竜巻が亜種のそれのように短時間ながら残留するようになっている。
動きが制限される他、竜巻の向こう側が非常に視認しづらくなってしまう。
ベリオロスもこれを理解しているのか、竜巻の向こう側から奇襲を仕掛ける攻撃を頻繁に行ってくる。
- 十八番である壁を利用した立体戦法は、従来よりかなり多彩になっている。
従来の三角跳びからの強襲に加え、張り付いたままブレスを放ってきたり、
跳躍してハンターの後ろに回り込んだりと、バリエーションが豊富。
その跳躍速度と意表をつく三次元的な動きも相まって、初見ハンターの多くはベリオロスを見失うことだろう。
特に寝床は狭い洞窟のため、ベリオロスの独壇場となる。- 極めつけに空中竜巻ブレスも絡めて視界を奪い、十数秒以上に渡って猛スピードで立体連続攻撃を行ってくることも。
この間はこちらからは一切手を出す隙が存在しないため、回避に徹して連続攻撃が終わるのを待つしかない。
このときのために閃光玉を取っておくのもアリだろう。
- 極めつけに空中竜巻ブレスも絡めて視界を奪い、十数秒以上に渡って猛スピードで立体連続攻撃を行ってくることも。
- 総じて、多彩な戦法と恵まれた運動能力を兼ね備えた強敵であり、アイスボーンにおける序盤の壁と言える。
難しく感じるなら、武具をマスター級に新調する、新要素のクラッチクローやぶっ飛ばしを練習する、
罠などのアイテムも活用するなどあるものはすべて使うことを思い出そう。- 地上ではとにかく横っ飛びからの攻撃を頻発し、付け入る隙が極端に少ないことには批判もある。
厄介なことに腕の棘を破壊しても、一連の動作がそもそも高速かつ跳躍距離も長いため
あまりチャンスにつながりにくいことも原因。
ドツボにハマると終始相手のターンが続いてしまうため、通常時はぶっ飛ばしを確実に決め、
怒り時は罠や閃光玉、乗りなどを活用しなんとかしてチャンスタイムを作り出そう。 - 傷つけで落とすスリンガー弾で怯み誘発できるので強化撃ちやマルチでのサポートに役立つので有効に使いたい。
- 地上ではとにかく横っ飛びからの攻撃を頻発し、付け入る隙が極端に少ないことには批判もある。
- 最大の初見殺しであったエリア移動時の先制滑空攻撃は、
エリア移動が過去作のように飛んでいくのではなく四足で走っていくようになったためオミットされた。
焦って先回りする必要も無いので、ちゃんと準備を整えてから接近すればよい。- なお、その巨体でオドガロンにも匹敵するような速度で走っていくため、疾走感や躍動感が半端ない。
モチーフとされたサーベルタイガーをより想起させる移動方法になったといえる。
クラッチクローなどでエリア移動の際にベリオロスに張り付くと、
物凄いスピードで次エリアまで運んでくれる。*9
- なお、その巨体でオドガロンにも匹敵するような速度で走っていくため、疾走感や躍動感が半端ない。
- なぜかベリオロス種(特殊個体を含む)の咆哮にはすべての大型モンスターを怯ませる効果があり、古龍種ですらも怯ませる。
咆哮にダメージ判定のあるティガレックスや、イビルジョーやラージャンのように
古龍種と互角に渡り合えるモンスターならともかく、ベリオロスには咆哮についてこれといった設定はない。
設定資料集にて危険度が4や5とも示唆されると記載のあった特殊個体ならまだしも、通常種は危険度も2相当である。- ちなみに、この咆哮の特徴は凍て刺すレイギエナにも共通している。
こちらの場合はベリオロス種と異なり、通常種のレイギエナにはこの特徴は見られない。
勿論、ベリオロスの咆哮で凍て刺すレイギエナも怯み、また逆に凍て刺すレイギエナの咆哮でベリオロスも怯む。
寒冷地にのみ生息している大型モンスターの咆哮は他の大型モンスター達が嫌う特性でもあるのであろうか?
- ちなみに、この咆哮の特徴は凍て刺すレイギエナにも共通している。
- 防具については旧作における上位防具の見た目が採用されている。
発動スキルは回避・スタミナ消費量を支援するものになっている。
- CAPCOMの公式YouTubeチャンネルでは、
復活メインモンスター達と同じように紹介ムービーも公開されている。
上述の通り、今作の復活モンスターは各シリーズを代表するモンスターを中心にチョイスしているとの言があったが、
こうした扱いから察するに、ベリオロスはMH3の代表枠としての役割も兼ねているものとみられる。- 事実、MH3を代表する種族たる海竜種は
メインモンスターであるラギアクルスを筆頭に開発上の都合で参戦出来ず、
同じくMH3を代表する種族の獣竜種はMH3初登場の種が全て前作で参戦済みであるため、
それら以外でMH3を象徴するような強さ・人気を兼ね備えたモンスターを出すとなると、
あとはこのベリオロスしか選びようがないといえる。
「ギッギネッブラ!ギッギネッブラ!」
- また、劇中の登場ムービーではMH3のベリオロスのテーマ曲、
零下の白騎士のイントロ部分が流れるというメインモンスター級のニクイ演出となっている。
この点を踏まえても、MH3代表としての役割を背負っていることがうかがえる。
- 事実、MH3を代表する種族たる海竜種は
- 無料大型タイトルアップデート第4弾(Ver.14.00)にて、なんと氷刃佩くベリオロスという名の特殊個体が登場した。
- ベリオロスは過去作にて既に亜種が登場していた上での今回の特殊個体実装となっており、
亜種と特殊個体が共存するモンスターというのは、何かと例外的なミラボレアスや二つ名持ちモンスターを除くと
メインシリーズではベリオロスが初の事例となる。
非メインモンスターとしてはかなりの快挙であろう。 - 同アップデートでは同じMH3出身の煌黒龍アルバトリオンも追加される。
MH3をプレイしていたハンター達には熱いアップデートと言えるだろう。
骨格のせいで参戦できなかったパッケージモンスターのラギアクルスが余計に可哀想な立場になってしまったが。
- ベリオロスは過去作にて既に亜種が登場していた上での今回の特殊個体実装となっており、
MHRise
冷酷 冱てる辻風不可侵の契 忘れたか
経帷子 幽天に舞い裂帛 誅罰の息吹
迅速の騎士氷牙竜ベリオロス
- PV第3弾で同骨格のティガレックスと共に本作にも登場することが確定。
新フィールドである「寒冷群島」に姿を見せるのが確認されている。
また同PVではドスバギィの復活も確定しており、MH3G以来およそ10年振りとなる
「同期且つ同じ寒冷地生息のモンスター」との共演が実現することとなった。ギギネブラァ…
- 本作に登場するモンスターには和風・妖怪の要素を意識したものが多いが、
ベリオロスの顔つきは「般若」を彷彿とさせ、
オトモアイルー用装備に目を向ければ「なまはげ」を意識したものと見て取れることもあり、納得の参戦と言える。
同じく「なまはげ」の要素をもつゴシャハギの先輩格と言える。
また、"経帷子"や"誅罰の息吹"といったワードや、般若の面は恨みの篭った女の顔を模した物である事から、
「雪女」もモチーフの一つになっていると考えられる。- 一方、のちに発売されたMHRiseの設定資料集によれば、
ベリオロスが目撃される寒冷群島付近の住民の間では、
急病に倒れる事を「氷牙風に侵される」と言うらしい。
現実の西日本では急な寒気や体調不良になる事を「ミサキ風にあたる」といい、
特に四国では「ミサキに憑けられる」などとも表現する。
この「ミサキ」とは神霊に先駆けて現れる使いのような存在を指し、
一部地方では人に害をなす怨霊であるともされ、風と共に現れるらしい。
今までのベリオロスからするとかなり意外かつ不気味なチョイスではあるが、
この「ミサキ」も妖怪のモチーフチョイスの一つなのだと思われる。- 因みにその一種である「山ミサキ」は鎌鼬とも関連付けられる事があるとか。
ムービーの対戦相手としてオサイズチが選出されたのはそうした理由からかもしれない。
- 因みにその一種である「山ミサキ」は鎌鼬とも関連付けられる事があるとか。
- 一方、のちに発売されたMHRiseの設定資料集によれば、
- PV公開後に公式Twitterから公開された紹介映像では、MHW:Iからモーションが引き継がれているのが確認できる。
- ただし、前作から追加された「叩きつけかみつき」については
ハンターのリアクションが叩き付けから氷刃佩くベリオロスと同様のかち上げに変更されている。
- ただし、前作から追加された「叩きつけかみつき」については
- 今作での危険度は★5で、リオレウス等と比べて1段階低い。
数字こそ過去作と同じだが、今作における★5はどちらかと言えば過去作の★4に近い扱いとなっているため、
やや下がったと言えるか。
決して実力は低くないのだが、オトモ隠密隊を除き百竜夜行には参加していないため、
そう言う意味でもカムラの里目線では危険度が低いのかもしれない。- 「他のメインモンスター級の存在と比べてやや劣る」という立ち位置はMHX(X)時代のナルガクルガに近いか。
また、MHW:Iでは格下だったアンジャナフとは立場が逆転している。 - この影響か、里クエストではリオレイア等と同等の★4で登場する。
とはいえ、集会所下位では最高ランクの★3、上位ではリオレウスやジンオウガなどと同じ★6で登場するため、
その点については明確に劣っているわけではない。
- 「他のメインモンスター級の存在と比べてやや劣る」という立ち位置はMHX(X)時代のナルガクルガに近いか。
- MHXXに続いて上位の闘技大会にも登場している。
ただ、後述するようにベリオロス自体の行動が変化していることや
本作において闘技大会にソロ難易度が実装されたことなどから
全体的な難易度は抑えめになっている。
加えて、報酬でもらえるベリオコインや狩猟王のコインが
ブリケイド(S)シリーズや強弓の羽根飾りの生産に必要であるため、
特に弓使いにとっては避けては通れない道となっている。
- 今作ではメインモンスターであるマガイマガドとの縄張り争いが新規に追加。
マガイマガドvsリオス骨格飛竜とほぼ同様の流れでマガイマガドと激しい空中戦を繰り広げる。
過去のシリーズ作品でもティガレックス・ナルガクルガなどの同骨格飛竜種と比較して
飛行能力に秀でている描写がされてきていたが、それがよりハッキリとわかる内容となっている。
リオレウスらと同様、最終的にはマガイマガドにマウントを取られ地面に叩きつけられてしまうのだが。
しかし、リオレウスの場合は地面に叩きつけられる前に火炎ブレスで反撃し、
マガイマガドに一矢報いているのだが、何故かベリオロスにはそれがない。
上記の通り今作では危険度がやや低いため、その影響があるのかもしれない。
- 棘破壊時の転び方が正しくなったが、結局ハンターから離れるように転ぶのには変わりがない。
もっともモーション速度の低下に加え、翔蟲等の距離を詰める手段が増えたため、ようやく明確な隙になったと言える。
- ラージャン同様、全てのモーションで行動速度が下がっており、一方的に嬲られることはあまりない。
逆に遅くなったせいで起き攻めになりやすいため、ふっとばされた時はしっかり翔蟲受け身を取りたいところ。
竜巻ブレスも視界が全く効かなかったMHW:Iと異なりはっきりとした隙間があり、一応反対側にも視界が通る。
また、MHW:Iのベリオロスにてかなりの不評だった飛行状態だが、その頻度が著しく減った。
- それでも動きの激しく隙が少ないモンスターと認識されたのか、
部位耐久値が全身通してIBより低下しており、攻撃や移動を怯みで妨害しやすい。
ナルガクルガと比較すると頭と尻尾はおよそ半分のダメージで破壊・切断でき、
棘のみは2回怯ませないと壊せないものの一回辺りの怯み値は低く、
行動速度の低下もあって狙いやすくなったためさほど苦労しない。
MHRiseは殆どの大型モンスターが部位破壊させる気があるのか怪しい高耐久ばかりになる中、珍しく良心的な耐久力である。
ソロはもちろんマルチでも全破壊の難度は低いので部位破壊素材を入手しやすい。
- 空中ブレス時の、あの特徴的な音を放つ溜め時間がなくなっているので、
飛行に入る際のジャンプ時に起こる風圧を受けてしまうと、その後の空中ブレス回避が難しくなる。
ジンオウやヤツカダシリーズ等、防具の氷耐性が低い部位がある時は防風珠を付けておくと安心だろう。
- フルフルと同様のバグがあり、壁のあるエリアで三角飛びをしようとして地面に顔をめり込ませて滑っていく事がある。
しばらく放っておくと飛び付いた壁付近に再設置される。
操竜
- 操竜に関しては意外にもパワータイプの部類。
攻撃はどれも発生が遅いが単発威力は高めで、ハマれば一気にダメージを稼げる。
↓A強攻撃が優秀なので、攻撃→翔蟲キャンセル→攻撃の連打コンボをするならこれ一択になるか。- 弱攻撃1(X / ↑+X)で単発噛みつき。
威力は低いが発生速度の速く、敵を怯ませる効果がある。
後隙が少し長いため、弱攻撃からの強攻撃に繋がらないのが難点。 - 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は氷ブレス。ブレス直撃+竜巻で最大2ヒットする。
威力は低いが攻撃距離が長く、氷やられを誘発できる。
氷やられにできれば相手を減速させられるので、とりあえず1発当ててこちらの遅い発生を補おう。
ただし、相手に突進離脱をして乗り換えたい場合には氷やられで操竜に影響が出るため、封印推奨である。 - 強攻撃1(A / ↑+A)は飛びかかり、追加入力でタックルに派生する。
飛びかかりは出が早く威力も申し分ない技……なのだが、移動距離が長すぎて相手を通り過ぎてしまい、
追加入力で発生するタックルがかなり空振りやすい。壁際でもなければ安定して使えない攻撃。
ちなみに、同じ骨格に似たような空振りやってるヤツがいる。
タックルを捨て、突進後すぐに回避でキャンセルすれば、発生・威力・突進距離が高水準にまとまった攻撃になる。
後述の叩きつけかみつきとは対照に、迅速の騎士の異名通り、素早く能動的に刺していける技となるだろう。 - 強攻撃2(→+A / ↓+A)は必殺の叩きつけかみつき。
単発威力が最も高く、標的を自動捕捉してくれるという強みを持つ。
しかし高く飛び上がるため発生が遅く、攻撃前に撃墜されるとかなり時間を削られる。
弱攻撃でモンスターを怯ませてからのコンボで当てたいところだが、実はギリギリ間に合わない。
飛距離も意外に短く、氷ブレスが当たってもこちらは外れるといった事態も往々にして起こる。
回避(受け流し)でモンスターを転倒させてから、しっかり当てる方が無難。
実は飛び上がりにも別個の判定が存在しており、空中にいる相手には2ヒットし倍のダメージを与えられる。
出が遅く、攻撃前に少し後ずさるため当てるのは至難の業だが、上手くいけば一気にダメージを稼ぐことが可能。 - 操竜大技(X+A)は突進→尻尾なぎ払い→空中氷ブレス→滑空飛びかかりの4連コンボ。
空中ブレスの段階で操竜から降りる事になるので、モンスターとは距離が空いてしまう。
位置によっては初撃が外れてしまうが、4連撃なのでどれかが当たれば大ダウンは取れる。
- 弱攻撃1(X / ↑+X)で単発噛みつき。
- こちらが操竜では扱いにくい反面、逆に操竜時の相手だと厄介な存在。
やや動きが速めで攻撃が当てにくいだけでなく、氷ブレスの頻度が多いために近付きにくいためである。
また、氷ブレスや尻尾攻撃で操竜中のモンスターが氷やられを発症してしまうと動きが遅くなってしまい、
ますます厳しい状況に追い込まれてしまう。
うまくベリオロスの攻撃をさばきつつ、早めにゲージを貯めていく技術が必要になるだろう。
MHR:S
- 続編のMHR:Sでは新フィールドの城塞高地にも出現する。
登場ランクはM★3で、MR3昇格直後から戦うことが可能。
なお、アンジャナフとは上下関係が再び逆転した。
- マスターランクでは新たに尻尾を叩きつけた後に薙ぎ払う技を習得。
流石にあちらほどの速度は無いが、近縁の先輩であるナルガクルガのビターンキャンセル薙ぎ払いを彷彿とさせる。
これがなかなかに強烈で出の速さと威力を兼ね備え、
さらに2段構えのためカウンター潰しや受け身狩りの要素も持つ技となっている。- 体勢を低くし唸った後にハンターの居る位置に正確に尻尾を振り下ろす。
その後ハンターを一瞥し、振り下ろした尻尾を薙ぎ払う。
左右どちらにも薙ぎ払うパターンが存在する上に振り回す前に1拍置いてくるため
1段目の被弾時にベリオロスに向かって受け身を取ってしまうと2段目の薙ぎ払いに狩られることになる。
1段目を鉄蟲糸技などでカウンターした場合も技によっては2段目に当たってしまう。
2段目も全身に当たり判定がある為、尻尾と無関係な懐にいれば…とはいかなくなっている。
MHW:IBの叩きつけかみつき同様、そんなハンターをこの技で容赦なく即死させる。
1段目の威力はかなり高く、MR防具でも防御力の低いものやガンナーでは致命傷を受ける。
出が速いため、初見で対応するのはかなり困難。
1段目を軸をずらすように回避し、2段目はベリオロスから離れるように回避して範囲外に出るのが良い。- 強力な技だが、腕の棘を破壊されると薙ぎ払い後に滑ってしまいダウンする。
突進時の転倒等とは違いハンターもダウン時のセリフを発し、かなり長い間隙を晒すため棘は優先的に破壊したい。
- 体勢を低くし唸った後にハンターの居る位置に正確に尻尾を振り下ろす。
- 極めて余談だが、城塞高地のエリア5での戦闘中、
飛びかかり攻撃の勢いのまま坂下のエリア2まですっ飛んでいってしまうことがしばしばある。
すぐに戻ってくるのでこれといって狩猟に支障が出るわけではないが、
かなりの長距離を同じ姿勢を保ったまままっすぐ等速で滑空し、その後いそいそと走って帰って来る絵面は中々にシュール。
そんな跳躍力があるなら戻りも飛んでくればよいのではないだろうか。- 余談だが、この飛びかかり攻撃は操竜の強攻撃1として設定されているため、
ハンターが意図して当現象を起こすことも可能である。
時間を無為に消費してしまうだけなので、起こしたからって何も良いことはないが。
エリア5でベリオを操竜した場合、強攻撃1は封印した方が無難だろう。
- 余談だが、この飛びかかり攻撃は操竜の強攻撃1として設定されているため、
傀異化
- 傀異化システムにもサンブレイク発売直後から対応。
登場ランクはVer.10.0.2では最高となるEX★4。
- 傀異化による体力と攻撃力の上昇により、EX★4に恥じない難敵と化している。
尻もちをつかせる飛び掛かりでもHPがごっそり持っていかれる上、前述のMRモーションや跳躍からの牙を突き立てる攻撃は
生半可な防御力では防ぎ切れない程破滅的な威力を持つ。
- ティガ骨格のため傀異核はどこについても位置が低く、剣士であっても狙いやすい。
肉質も特別硬い部分はないので、付いた部分を積極的に狙っていっていいだろう。
- 通常のベリオロスは両腕を部位破壊した時点でそこそこの体力が削れている為、
隙が増えるのも相まってそこからはあまり長期戦にならない傾向がある。
一方、こちらは体力が大幅に増えている故に、部位破壊を行ってもまだ体力に余裕がある。
その為、速めに部位破壊を行うことで隙を晒す機会が通常と比べて多くなる。
弱点が増えている、とまではいかないものの体力の増加が逆に立ち回りの仇になっている珍しいモンスターである。
- 傀異核は狙いやすい位置にあり、また先述のMRモーションもその発生のわかりにくさから恐れられているが、
剣士であれば大ダメージで済むため、劫血やられを利用して体力満タンまで奪い返すことも武器種によっては十分に可能。
部位破壊によって長い隙を晒すことも多く、
回復の手間が必要なくなる分人によっては傀異化個体の方が楽という声も。
- 傀異化素材は傀異化した牙。
本体の武器を含め、多くの高危険度モンスターの武器で必要となるため価値は高い。
派生作品
MHF
- 第四の遷悠種モンスターとして、MHF-G9下の2015年12月16日に登場した。
「氷属性やられ」も同時実装されており、MHFに既に存在した「凍傷」と併存している。- 情報開示当初は「冬に冬っぽいモンスター」「毛」とのヒントが出されていた。
その後、MHF-G9 プロモーションムービーのオマケカットに初めて登場した。
- 遷悠種としては初の固有BGMを持たないモンスターである。
「零下の白騎士」のイメージが強いため、残念がるユーザーも見受けられる。
- 情報開示当初は「冬に冬っぽいモンスター」「毛」とのヒントが出されていた。
- HR5では雪山のクエスト、G級では極海のクエストになっている。
なお、実装直後に開催されたイベントではG級クエストでも雪山のバリエーションが存在した。
- 他の遷悠種と素材体系を合わせるためか、MHFのベリオロスにはHR5では氷牙竜の凍玉が、
G級では凍玉に加え氷牙竜の天玉が存在する。
- 遷悠武器はハイスペックな氷属性武器となっており、
遷悠防具は1部位以上装備するだけで氷属性攻撃強化【大】がスキル枠外で発動する。
戦闘能力
- MHFのベリオロスは、MH3の翼撃や側面噛み付き、
MHP3のタックルを網羅しているハイブリッド個体となっている。
しかし、エリア移動直後に仕掛ける滑空攻撃はオミットされている。
また疲労状態は存在しないため、本家シリーズのようにバテた所を攻めることはできない。
翼を破壊するとブレーキが利かなくなる仕様は健在であるが、
翼の肉質はかなり硬い(火属性と雷属性が非常に良く効くようになっている)。
ベリオロス自体がよく動き回るモンスターであるため、
効かない属性などで攻撃しても中々破壊できないだろう。
高属性値の片手剣や火炎弾が当てやすくかつ破壊もしやすい。- ちなみに、実装直後は翼の耐久値が高い上に、
部位破壊判定が棘の部分に限定されていたため翼破壊が非常に難しかった。
後のアップデートにて調整され、翼の部位破壊判定が他シリーズと同じように変更された。
- ちなみに、実装直後は翼の耐久値が高い上に、
- 事前に「魔改造されている」と公言されていた通り、HR帯時点での追加技も強烈。
雪だるま状態になる技も多くなり、消散剤のないMHFでは対策が取り辛い。
スキルによる対策か、ホルクによる支援などの事前準備があると事故対策になる。- 脚を二回引っかいてから飛び上がり、ハンターの裏を取るように回り込む。
その後に竜巻ブレスを吐き、そこに飛び掛かることで竜巻が周囲に拡散する。 - その場で円を描くように飛びあがり、氷雪を竜巻と共に巻き上げる。
- また、タックルに氷雪のエフェクトが追加されており、範囲が若干広い。
- 脚を二回引っかいてから飛び上がり、ハンターの裏を取るように回り込む。
- G級では更に複数の技が追加されており、非常に高い戦闘能力を有する。
周囲を半回転しつつ引っかき、逆回転と同時に地面を強烈に抉ることで鋭い氷の棘を出現させたり、
ホバリング状態から氷ブレスを3連射したりする攻撃を行うことがある。
- そして最大の大技として、やはり致命傷となる威力の攻撃がある。
ティガレックスがエリア移動を行う直前に見せるような動作をしたかと思うと、
一回転して尻尾を打ち据えることでハンターをまとめて打ち上げ、
氷の棘を出現させつつ(触れると打ち上げ)後退ホバリングを行い、
ブレスでその棘を砕きつつ(直撃するとやはり打ち上げ)巨大な竜巻を発生させ、
最後はその竜巻目がけてベリオロスがきりもみ滑空してくるという、
脅威の4連続打ち上げコンボである。- このコンボは全ての段階で適性防御でも根性が発動する威力があるため、
超越秘儀などのブーストが無い限り、一度被弾してしまえばほぼ確実に根性を貫かれてしまう。
しかも竜巻にはスリップダメージが存在するため、
少ない体力で無理に範囲内フレーム回避を試みようとすると
それでやられてしまうという危険がある。
- MHFのG級ジンオウガやブラキディオスが有する大技同様脅威の技となっているが、
彼らのものと違い全て通常ダメージを主体としたコンボとなっており、
竜巻のスリップダメージも残り体力が少ない時に大きな影響となる程度には抑えられている。
従って、全ての段階でガードが可能という特性がある。
攻撃範囲自体も広くはないため、最初の回転攻撃を回避した後に
速やかに氷棘の範囲から逃れることで、
以後の攻撃を被弾することなくやりすごせるようになっている。
ちなみに予備動作はブラキディオスなどと反対に非常に短いが、
逆に攻撃後はバテて大きな隙を晒す。
- 上記の翼の耐久値の件と併せて、一部の技(おそらくはこのコンボ攻撃)
の使用頻度が多すぎることに対しての意見も多数寄せられたらしく、同じく調整が行われた。
調整後はG級での即死コンボ攻撃の頻度が大幅に低下したが、
予備動作の短さや条件も無く唐突に使用してくることや、
何よりその威力自体は変わっていない為、この攻撃技の危険度自体は一切下がっていない。
- このコンボは全ての段階で適性防御でも根性が発動する威力があるため、
- 罠は問題なく効くが閃光玉は効果時間が極めて短い。
ただし、他シリーズと違い閃光やられ中に全く暴れないため、
墜落を狙ったり動きを止めるのに持っていくメリット自体はある。
MHXR
- MHXRにも出演。動きはMHP3準拠であり、ナルガクルガ型の飛びかかりは使用しない。
ベリオロスから(というより、「襲来!ベリオロス!」というクエストの報酬で)
入手できる事がある武具はいずれもが高性能な氷属性武具となっている。
序盤に登場する氷属性モンスターは少なく、
その割に氷属性を苦手とする土属性モンスターは頻繁に出現するため、
ベリオ装備を入手しておけばそれらのモンスターに対して優位に立てる。
ベリオロス凍氷種
- MHXRオリジナルの特殊種として、「ベリオロス凍氷種」が存在する。別名:凍牙竜。
ストーリーではタブラディン群島の第四章のラストで姿を現す。
琥珀色であった牙は水色に近い美しい青色に染まっており、全身は美しくも涼しげな青白い色の一方、
腹部側は毒々しい紫色となっている。
美しい体色に目が行きがちだが、切断された尻尾の断面も水色に近い色をしている。
また、常にダイヤモンドダストのような氷のオーラを纏っているのも特徴。
- 基本的な動きは通常のベリオロスと変わらないが、
ブレスの着弾時に巻き上がる竜巻の範囲が増大しており避けることが困難になった。
また、ブレスの着弾地点に残る氷の棘には触れただけでもかなりのダメージを受け、
更に雪だるま状態+毒状態となってしまう。
ベリオロスが毒を使ってきたというまさかの事実に驚いたプレイヤーは多いだろう。
MHXRの雪だるま状態は味方の攻撃で解除してもらうことができないため、
毒状態も相まって非常に危険。
尻尾での薙ぎ払いを受けても雪だるま状態となってしまうが、
切断すれば雪だるま状態を付与されなくなる。
怒り状態になると回り込み→即突進を多用するようになり、
比較的緩やかではあった平常時から打って変わって隙が少なくなる。
MHNow
- MHFやMHXR、MHSTシリーズなど派生作品への出演も多いベリオロスだが、
現実世界が舞台となる位置情報ゲームのMHNowではリリース時には不在だった。
だが2023年12月、冬の大型アップデート『雪華散らす碧雷』で無事に登場を果たした。
季節に合わせた内容になっており、寒冷地仲間のバフバロ、ジンオウガなどと同時に参戦と相なった他、
彼らと共にMHW:I登場モンスターの初実装を飾る事となった。- なお、MHNow初のティガ骨格モンスターでもあり、
シーズン4にてティガレックスが参戦する事を考えると、
本種でMHNowにおけるティガ骨格相手の立ち回りを覚えておきたいところ。
- なお、MHNow初のティガ骨格モンスターでもあり、
- 冬の季節という事で登場したベリオロスだが、野良出現するのも冬の間のみであった。
これはウルグやコルトスも同様。
ただ、野良出現はしないというだけで大連続狩猟には冬以外でも恒常的に現れるため、
素材を集めたいというハンターはそっちでお世話になっただろう。
特にジンオウガやイビルジョーなど魅力的なモンスターの前に配置されていることも多いので、
いつの間にか結構素材が増えていたということもある。
なお2024年12月12日から開催される「銀雪のランページ」以降は
恒常で後述のフィールドに登場することが公式サイトで明記されている。- 上述のアップデートにて雪原エリアが追加されることが明言されているが
それ以前において野良出現するのは冬の森林エリアのみで、
母数はあまり多くなく遭遇するのも簡単ではなかった。 - ちなみに、大連続狩猟では季節を問わず雪の積もったフィールドで戦うことになる。
- 上述のアップデートにて雪原エリアが追加されることが明言されているが
- 戦闘モーションはMHW:Iと変わらず、過去作を踏襲した攻撃方法が多い。
そして攻撃の直前に赤いオーラが出るので、攻撃をこれまで以上に避けやすくなっている。- 今作で特に重要視される破壊可能部位は、牙・両翼の棘・尻尾の4箇所。
棘を破壊すると攻撃モーション後に転倒してしまう仕様も顕在である。
75秒という限られた狩猟時間の中で、この長い後隙は非常に有意義なものと言える。
両翼が地面に接しているので、近接武器だとロックオンを用いれば破壊しながらの立ち回りが容易になる。- マルチで大連続狩猟をした場合、多くのハンターがダウンが取れる両前脚と頭を立て続けに狙って部位破壊し始めるので、
ダウンし続けて何もできずに討伐されることも多い。
かわいそうなベリオロス
尤も、ベリオロスのターンになると大きく距離を取ったり、飛んだり竜巻をぶっ放したりなど、
厄介な要素を連発してくるので仕方ない事なのかもしれない。
- マルチで大連続狩猟をした場合、多くのハンターがダウンが取れる両前脚と頭を立て続けに狙って部位破壊し始めるので、
- 山なりにジャンプしてくる叩きつけ噛みつきには着地した後の数秒間にも攻撃判定がある。
チャンスだと思って近づいた瞬間、ほぼ動いていないベリオロスに吹っ飛ばされてびっくりした人も多いのではなかろうか。
- 今作で特に重要視される破壊可能部位は、牙・両翼の棘・尻尾の4箇所。
- 本種素材のハンマーであるアイシクルバッシュは今作初の氷属性ハンマーである。
というのも、今まで存在していた氷属性武器はレイギエナのものだけだったのだが、
リリース時にあった6武器種の中で唯一ハンマーだけ存在していなかった為に、
ハンマーだけが氷属性なしという不憫な立ち位置になっていたのである。
- 防具の方も見逃せない。腕のベリオアームにはあのギエナコイルと同じく氷属性強化レベル2がついているため、
合わせて氷属性強化レベル5まで実現可能となったのである。
ただし、こちらはギエナコイルと異なりグレード6になってからスキルレベルが上昇するので少々手間がかかる。
当時の大連続狩猟や野良出現では田舎だとほぼソロを強いられる状態だったので、
グレード6にするのもなかなか苦労した人も多かったのではないだろうか。
期間限定なのもあって焦りが出てくる中、苦労して倒した★6ベリオロスからレア1素材ばかり出てきたとき苛立ちといったら…- また、胴のベリオメイルもグレード6から氷属性強化レベル1がつくので、こちらを強化するという選択肢もある。
ただし、グレード5までは氷耐性しかついていないため、氷弱点の相手に着ていくのは少々ミスマッチか。
- また、胴のベリオメイルもグレード6から氷属性強化レベル1がつくので、こちらを強化するという選択肢もある。
- 2024年春に第2回大型アップデート『春景裂く乱入者』 にて念願の重ね着装備システムの実装が決定され、
これによって防具のスキル自体には興味がなかったがエロい見た目を気にする主に紳士淑女ハンターたちによって
一斉にベリオロスが乱獲される事態になったのは言うまでもない。
MHST
- MHSTでも登場。
アユリアのオトモンとして登場するので比較的初期から姿を見ることはできるが、
野生モンスターとして登場するのは終盤も終盤、セリオン山に立ち入れるようになってからである。
フィールド上では眠っていることも多く、この時は先制攻撃のチャンスとなる。
- スピード攻撃を主軸とし、戦闘中に時折「回避の構え」を織り込む戦法をとる。
また、HPに余裕がある間は「雪かぶせ」による特技封じを狙うことも多い。
HPが減ってくると怒り状態に突入し、
強力な全体攻撃技である「アイスサイクロン」の使用頻度が大幅に上昇するため、要注意。
HPが残りわずかとなると戦法をスピード主体からパワー主体に変更してくる。
何も考えずにテクニック攻撃を選択すると痛い目を見るため、
こちらもスピード攻撃に変更して迎え撃とう。- 特技封じや回避率上昇を積極的に活かす事から、
こちらは下手にブレス攻撃をメインにするよりも、
三すくみによる通常攻撃を中心に真っ向勝負で常勝するような戦い方の方が対処しやすい。
途中で行動が変わるとはいえタイミングは分かりやすいため、落ち着いて戦うようにしよう。
- 特技封じや回避率上昇を積極的に活かす事から、
- ちなみに、狙ったものかはたまた偶然か、
ベリオロスが使用するスキル「アイシクルファング」はベリオロス素材の大剣と完全に同名である。
- ベリオロスは火属性攻撃で討伐すると帰巣しやすい。
ストーリー中で仲間となるレウスを用いれば楽だろう。
- 先にも少し触れたが、アユリアのオトモンとして「ヒョウガ」と名付けられた個体が登場する。
倒れたアユリアを背に乗せて運ぶといった活躍は見られるが、一方で戦闘する姿は見られない。
ただしトーナメント「ゴールドカップ」では決勝戦の相手としてアユリアが登場してくるので、
その際には実力を存分に発揮してくれる。
- MHXXでの復活に先駆けて、本作ではベリオロスの新しいモンスターアイコンが公開されている。
派生作品で、メインシリーズよりも先にリニューアル要素が登場するのは珍しい。
オトモン
- 優秀なステータスを持ち、高い最大HPと攻撃力に安定した防御力を持つ。
ただし、素早さは意外にも並レベル。
行動パターンがスピード型な点や、火属性が苦手な点に関しては相変わらず。
- 覚える特技は雪かぶせやアイシクルファングにアイスサイクロンと、
とにかく氷属性の技が揃っている。
特に理由がないのであれば、他の属性には目もくれずに
氷属性の威力を伸ばすような育成が基本となるだろう。
またレベルを上げると回避性能【中】を覚える点も重要である。
ワンランク上の回避性能【大】遺伝子を継承させるか、
このままで妥協するかはお好みと言ったところか。
なお、野生個体がカウンターで使ってきていた回避の構えに関しては、
残念ながらオトモンは使えなくなっている(亜種はレベルアップで習得が可能)。
- ライドアクションは「飛行」と「岩砕き」。
ティガ骨格でありながらライドアクションとしての飛行が可能なのはさすがと言うべきか。- ちなみに、戦闘中では飛行対決が発生することもある。
当然、同骨格のティガレックスやナルガクルガでは発生しないため、
ベリオロスという種の飛行能力の高さがうかがえる。 - 岩砕き時は、パワー攻撃と同じショルダータックルで破壊する。
作中のイベントではアユリアのヒョウガが同じモーションで
氷塊を破壊するシーンもあったが、残念ながらこちらのオトモンはできない。
というか氷塊自体破壊手段がない。
- ちなみに、戦闘中では飛行対決が発生することもある。
- 3DS版およびSwitch版ではamiibo「アユリア&ヒョウガ」を読み込むことで、
特別なオトモン「アユリアのヒョウガ」を入手できる。
絆遺伝子スロットが最初から7個あり、固有遺伝子の他に遺伝子をいくつか所持、
縦に氷属性ビンゴも揃っている優秀な個体である。
ヒョウガをあなたの好みに育成しても良し、後述のアップデートと合わせてアユリアごっこを堪能するも良し。- 本種はレア度が★5であり、その気になれば少し早いタイミングでパーティに加えることもできる。
最速で加入できるタイミングは「ドヴァン火山のストーリーをクリアした」時点。
レウスとはライドアクションが被るが、行動パターンや使用属性で差別化できる。
早めに加入させて育てておけば、終盤の難関で弱点を突けることから頼りになるだろう。
- 本種はレア度が★5であり、その気になれば少し早いタイミングでパーティに加えることもできる。
- 絆技は「グラウンドサイクロン」という全体攻撃技。
空高く舞い上がってから特大のブレスを地面へ放ち、巨大な竜巻を発生させる。- ちなみにこのグラウンドサイクロンだが「寒暖差で気流を巻き起こす」と、
この手の技にしては珍しく原理がきっちり説明されている。
龍属性などの寒暖差も何もなさそうなエネルギーでも気流は巻き起こるが気にするな!
- ちなみにこのグラウンドサイクロンだが「寒暖差で気流を巻き起こす」と、
MHST2
- 本作でも登場し、当然オトモンにも加えられる。
本作のシナリオでもヒョウガがアユリア共々登場する。
主人公が特殊な状態に陥ったザボアザギルとの戦闘中に、主を乗せて颯爽と登場し、
そのまま共闘してくれる姿はなかなか格好いい。
- 野生の個体はアユリアや破滅レウスと別れた直後からロロスカ地方のロロスカの岩峡に出現するようになる。
戦闘では基本スピード主体だが、怒り時には一転してパワー主体になる。
また時折飛行することがあり、この状態では強力な全体攻撃を2連発してくる。
しかも2発目は特技封じの追加効果付きなので、かなり厄介である。
ただし事前に棘を破壊していた場合、2発目を撃つと反動で確定でダウンするので、
この隙に一気に畳み掛けるなり立て直しを図るなりしたい。
- 火属性攻撃で棘を破壊すると帰巣率が大幅にアップする。
ただし出会えるようになる頃は破滅レウスがストーリー上の都合により離脱しているため、
狙う場合は予めイャンクック・イャンガルルガ・リオレイア・アンジャナフ辺りを育てておくこと。
オトモン
- 前作ではストーリー終盤やストーリークリア後の優秀な氷属性使いとして活躍していたが、
今作では前作ほどの活躍は難しい。
そのうえ「氷属性で」「スピード主体で」「飛行ができる」オトモンは
同時期に解禁されるレイギエナと丸被りしてしまっている。
あちらの方が氷属性攻撃力、HP、素早さ、会心率等で本種を上回っているため、
うまく差別化しないと劣化レイギエナになりかねないので注意。
弱点属性の違いをどう活かすかが最大のポイントか。
- 野生の時と同様にスピード攻撃を得意とする。
ライドアクション、絆技は前作と同じで、「飛行」と「岩砕き」と「グラウンドサイクロン」を使える。- アユリアとヒョウガが使う方は、他の共闘パートナーやオトモンと同じく特別な仕様。
竜巻を発生させるまではほとんど同じだが、ブレスを放つ際にアユリアのボイスが入る。
この後追加演出として竜巻に突入、上空から敵の頭上へと突貫する。
- アユリアとヒョウガが使う方は、他の共闘パートナーやオトモンと同じく特別な仕様。
- アクティブスキルは雪かぶせ遺伝子【小】の「スノースプラッシュ」、
竜巻遺伝子【中】の「アイスサイクロン」、そしてスマッシュ遺伝子【中】の「フリーズストライク」を持つ。
また、パッシブスキルは耐寒遺伝子の「耐寒」を必ず持っている。- スノースプラッシュはパワータイプの単体氷属性小ダメージ攻撃で、低確率で2ターンスキル封じ状態にする。
前作の「雪かぶせ」が名称を変えてパワータイプが付いたもの。遠隔技であり会心は出ない。 - アイスサイクロンはスピードタイプの全体氷属性小ダメージ攻撃で、低確率で2ターンスキル封じ状態にする。
こちらは名称そのままにスピードタイプが付いた。ただし威力は入手時期相応に下げられてしまっている。
やはり遠隔技扱いのため会心は出ない。 - そしてフリーズストライクはスピードタイプの単体氷属性中ダメージ攻撃で、中確率で3ターンスキル封じ状態にする。
前作の「アイシクルファング」が名前を変えたもの。モーションは滑空からの氷を纏った突撃となった。
接触技で会心も出るが、レイギエナの持つ「リベンジアイスドリル」と被りがちなのがネック。
- スノースプラッシュはパワータイプの単体氷属性小ダメージ攻撃で、低確率で2ターンスキル封じ状態にする。
- 序盤に登場するオトモンであるため能力値がそこまで高くないということもあるが、
大きな問題として特技封じが対戦以外でほとんど役に立たないことが挙げられる。
前作では一部のボス以外は特技封じが通用していたため、
アイスサイクロンや雪かぶせといった特技封じつきの強力な攻撃でモンスターの氷属性の効きに関わらず活躍できていた。
しかし、今作では特技封じが効かない敵がほとんどなので、
「とりあえずベリオロスで特技封じにする」といったことも難しい。
また、前作ではストーリー終盤やクリア後の氷属性使いがアップデートで
クシャルダオラやキリン亜種が追加されるまでベリオロスくらいだったのでライバルがいなかったのだが、
今作では前述の通りレイギエナというライバルがいるため少々厳しい立場にある。
もっとも、前作ほどではないというだけで、しっかり育ててあげれば特技封じ関係なく十分活躍できるので
ベリオロスのかっこよさやモフモフさに魅入られた人は使ってあげよう。
MHSP
- シリーズでは久しく出番がなかったベリオロスであるが、MHSPでは第02弾にて参戦。
なお、MH4シリーズに登場しないモンスターの中で真っ先に参戦した。- また、これを機に4シリーズに準拠した陰影の強調された3Dモデルとなった。
こういった措置ももちろんベリオロスが初である。
- また、これを機に4シリーズに準拠した陰影の強調された3Dモデルとなった。
- ただ、狩力(≒戦闘力)ではディアブロスやジンオウガと言った強豪に一歩譲っており、
ガララアジャラ亜種と同程度となっている(レア度も最高クラスではない)。
凍土を統べる支配者と銘打たれているが、そんな狩力で大丈夫か?
- ★3の狩猟クエストの他、★5に昇格する際の緊急クエストにも登場するのだが、
これが大変な曲者である。
ここで登場する個体はどうやら素早さ(回避率)が非常に高いらしく、攻撃がなかなか当たらない。
しかも、第2弾で登場した★4モンスターは前述のジンオウガ、ディアブロス、そしてブラキディオス。
揃いも揃って氷属性が弱点のモンスターばかりである。
狩力でベリオロスに勝っても、攻撃をひたすら回避されて一方的に反撃される場合もあり、
第2弾で追加された強力なモンスターを従えて悠々と進んでいたプレイヤーに
地獄を見せる仕様となっている。
子供向けACGですら、カプコンに慈悲などない。
- ちなみに亜種は「連続攻撃」という新システムと共に登場したのだが、
後になって上位クエストにのみ登場する通常種も連続攻撃を会得していることが判明した。
しかしこちらはレア度3で据え置きであり、武具、トモとしてのスペックで更に劣る。
そもそも氷属性には最強の競合相手であるクシャルダオラがいる時点で…
- なお、スピリッツにて幼体の姿も見ることができるのだが、これが非常に愛らしい。
ちょこんと生えた牙、そして青色のつぶらな瞳は、成長してしまうのが惜しいほどにキュートである。- ただ、実際トモとしてスキャンしてみるとかなりデカい。
平均サイズこそ飛竜種幼体の平均である10m前後だが、
ティガ骨格故の幅広体型のせいでかなり大きく見える。 - 成体になったものならスキャン確認画面で画面いっぱいギチギチにはまる。
もう少しカメラに引いてもらえなかったのだろうか…。
なお、03弾では排出されなくなってしまったが、代わりにカメラに引いてもらった。
- ただ、実際トモとしてスキャンしてみるとかなりデカい。
余談
- ティガレックスは虎、ナルガクルガはピューマ、セルレギオスはヘビクイワシなど、
四足歩行の骨格を持つ飛竜種は何かしらの現実世界の動物をモチーフにしたものが多いが、
ベリオロスのモチーフは絶滅種であるサーベルタイガー(剣歯虎)であろう。
口内から大きくはみ出た長大な刀型の犬歯を持つ頭部のほか、
寒冷期に生息していた動物である事が凍土に適応したベリオロスとも共通する。- ちなみに、サーベルタイガーは
「口内からはみ出た長大な刀型の犬歯を持つ哺乳類の総称」のようなモノであり、
特定の生物種を表す言葉ではない。
一般には絶滅動物であるマカイロドゥス亜科のスミロドンとその仲間である事が多い。
なお、スミロドンは食肉目ネコ科に属する動物であることは確かだが、
虎(タイガー)が属するヒョウの仲間とは別種だとされている。- 英語ではサーベルタイガーおよびスミロドンの仲間は
Sabertoothed cat(セイバートゥースド・キャット、日本語に訳すと剣歯猫)
と呼ばれ、ネコ科の動物ではあるものの虎とは呼ばれていない。 - 長大な犬歯の用途だが、ベリオロスの犬歯が
「分厚い毛皮を持つ動物を確実に仕留めるため」に発達させたのに対し、
スミロドンなどサーベルタイガーの犬歯の用途は
「普通の肉食獣では狩れないような巨大草食獣に深い傷を与え、失血死させるため」
のものであったと考えられており、ベリオロスとは目的がかなり異なる。
スミロドンらサーベルタイガーは巨大な動物を狩るのには適していたが、
その犬歯のために小型動物を仕留めるのが苦手だったとされており*11、
獲物である大型草食獣の減少・絶滅と運命を共にしたと考えられている。 - ベリオロスの犬歯は、スミロドンとは違って目の下に生えている。*12
これが実はかなりの問題で、歯根*13が埋まるスペースが殆どないのである。
しかもベリオロスは、この歯を武器として荒っぽく扱うのだから、
これでは根っこから歯が抜けてしまいかねない。
何か、犬歯を支える別の仕組みがあるのだろうか。
- 英語ではサーベルタイガーおよびスミロドンの仲間は
- 現生の肉食動物だと、白い身体や、寒冷地への適応、
壁を使った俊敏なパルクールのような動きは、同じくネコ科であるユキヒョウを思わせる。
こちらも参考にしたのかもしれない。
- ちなみに、サーベルタイガーは
- 近縁種のナルガクルガとは同じ高機動型飛竜として、
コンセプトを似せつつも様々な点で異なる方向性を目指したような形を取っていると言える*14。
ナルガクルガが「忍者」であれば、こちらは異名通り「騎士」といったところか。- モーション面でも差別化されており、
スピードに特化した動きや曲線的な攻撃が目立つナルガクルガに比べ、
ベリオロスは機動力を持ち味としつつも
溜めの長いショルダータックルや竜巻ブレスを多用する他、
牙獣種などのように真っ直ぐ突進してきたり、上空からハンター目掛けて急降下してきたりと、
パワフル且つストレートな面も目立っている。
- モーション面でも差別化されており、
- ベリオロスは前述した通りナルガクルガの近縁種であり、同じように四足歩行性の飛竜種である。
しかし、よく見るとティガレックスやナルガクルガなどとは
同じ四足歩行性でも骨格に差異があることが分かる。- ティガレックスやナルガクルガなどは前脚がトカゲのように横から生えており、
突進の際や前進の際はまるで這うような動きを見せる。
また、前脚と後脚の長さの差が大きく、
ティガレックスとナルガクルガに関しては未発見時は後脚だけで立っている。
- 一方、ベリオロスは未発見、発見時を問わず常に四足歩行をしており、
前脚と後脚の長さも上記二種等よりは差が少ない。
そして何より、前脚がほぼ真下に生えているという最大の相違点が存在する。
これは哺乳類、モンハン世界で言えば牙獣種やジンオウガなどの
獣寄りのモンスターに近い骨格であることを意味しており、
事実、まるでトカゲが這うように走行するティガレックスやナルガクルガとは異なり、
ベリオロスは獣の如く体のバネを活かして文字通り”地を駆ける”ことを可能としている。
結果として地上での運動に更に向いた骨格を持っているということであり、
それにあの飛行能力を持ち合わせているため、
いかに本種の運動性能が優れているかがよく分かる。
”ティガ骨格を参考にした独自骨格”を有しているといったほうが近いのかもしれない。
ティガレックスなどはワイバーンレックスの骨格をそっくりそのまま残しつつ別の面で進化しているが、
ベリオロスは骨格的にもやや進化を遂げているということだろうか。
とはいえ、跳躍による迅速の動き、MH3の個体やMHFシリーズの遷悠種個体が用いる翼撃などは
正統派ティガ骨格であるナルガクルガの動作と共通しており、
”翼が前脚としても発達し、四足歩行を行う”という
ティガ骨格最大の定義には収まっていることを考えても、
完全な独自骨格というより”やや変則的なティガ骨格”といった方が良いだろう。
ちなみに、これはベリオロスの骨格や、
(MH3時点の)モーションを流用しているヒュジキキにも言えることである。- ベリオロスと同じくMH3で初登場したギギネブラは
ベリオロスと同様に後脚のみで立つことはなく、
前脚(翼)を地面や足場に付けていることが多いが、
こちらは前脚が横に向かって伸びており、それ故か常に這うように移動するため、
後脚で立つことがないだけで骨格自体は”正統派ティガ骨格”といえる。
また、MHFシリーズに登場するデュラガウアやそれに酷似した形態を持つミ・ルなどは、
ベリオロスと同じく牙獣種などのような走行を可能とするが、
こちらも前脚は横に向かって伸び、骨格的にはティガレックスなどに近いため、
”正統派ティガ骨格でありながら強引に走行している”という認識が正しい。
MHW:Iでは横向きに伸びた長い前脚を持つデザインに変更され、
姿勢に関しては正統派ティガ骨格に近くなった。
その一方で、同じくMHW:Iにて復活するティガレックス・ナルガクルガは、
姿勢はほぼ従来通りであるものの、後脚のみで立つモーションが無くなり、
ベリオロスのように常に四肢を地につけて活動するようになった。
このように、ベリオロスと正統派四足飛竜種の双方に改変が加えられ、
両者の差異は少なくなっている。 - ティガレックスやナルガクルガなどは前脚がトカゲのように横から生えており、
- メインシリーズの四足歩行型の大型飛竜種は、ベリオロスを除くと
ティガレックス・ナルガクルガ・ギギネブラ・セルレギオスの4種が確認されているが、
偶然かこの4種はいずれも鳴き声が高いのに対し、
ベリオロスだけは低くドスのきいた声色をしている。
これも面白い差である。
- 名前の由来は、白という意味のロシア語「ベル」と、
ギリシャ神話でアキレスの所有した不死馬のうちの一頭「バリオス」を合わせた物だと思われる。
英名はバリオスをイメージした、“Barioth”になっている。
- 「氷河竜」ではなく「氷牙竜」なので注意。
PCで「ひょうが」と入力して変換すると「氷河」と出てくるため間違えやすい。
面倒だが「こおり」と「きば」で分けて変換しよう。
- 英語名は上述の通り“Barioth”だが、一方でボルボロスの英語名は
“Barroth”と、あろうことか1文字違うだけとなっている。
MH3からの同期ということもあってか登場作品が重なることも多く、
海外プレイヤーの間では度々コミュニケーションミスが起きてしまうこともあるようだ。
- ベリオロスのG級装備は「迅速の騎士」という異名を反映しているようで、
騎士の甲冑のような形状にデザインされている。特に女性版でそうした傾向が顕著。
一方、男性版はどちらかというとモーターヘッドのように見えなくもない。
余談としては後に、どう見てもモーターヘッドにしか見えない防具一式が登場した。
- 生態の項にあるように「迅速の騎士」の異名で呼ばれるとされるが、
MHXX上位では「白い(白き)悪魔」の呼称が使われている。
騎士と悪魔では対照的にも思えるが、本種の凍った大地を難なく駆ける走力、自在に空を飛ぶ制動力、
優れた格闘能力に加え、ブレスまで使える戦闘能力を考えれば、
自ら狩猟に向かったハンターならともかくとして、
不意に遭遇してしまった人間からすれば確かに白い悪魔以外の何物でもないだろう。
顔も怖いしね!
- ベリオロスの使う竜巻ブレスだが、現象としては旋風ないし塵旋風と呼ばれるものであり、
厳密には竜巻とは異なる。
というのも、竜巻は基本的にスーパーセルのような積乱雲の発達により
気流が地表まで降りてくるものであり、
ベリオロスなどの、ブレスの炸裂による地表から立ち上る渦を巻いた上昇気流は
いわゆるつむじ風に分類される。
竜巻を引き起こすほどの大規模な気象変動は、一部の古龍の御業だろう。
- 何気に現時点で全ての汎用寒冷地フィールドに登場しているモンスターである。
初登場のMH3では凍土に現れ、
3シリーズが終わるまでは凍土の代表的なモンスターとして猛威を振るっていた。
3シリーズが終わってから本家作品では暫く出番がなかったものの、
派生作品では遷悠種としてMHF-Gに登場し、極海と雪山に進出した。
そしてMHXXにて久々に本家作品での復活を果たし、
MHF-Gにて進出した雪山への登場に加えて、今度は氷海にも進出する。
更に中国版の派生作品であるMHOnlineにも登場し、MHOnlineオリジナルの寒冷地フィールドに進出したことで、
全ての汎用寒冷地フィールドを制覇することが出来た。
更にMHW:Iでは新大陸にほど近い渡りの凍て地にも住んでいることが判明。
遥か陸も海も越えて生息域を広げるベリオロスは、実にしたたかな存在であろう。
MHRiseでも新たに登場した寒冷地フィールドである寒冷群島に登場。
続くMHR:Sでも雪の降り積もる城塞高地を闊歩している。
彼の生息範囲の広がりはとどまることを知らないようだ。
- 顔がどこかの名前を言ってはいけない人に似ていると一部で言われているらしい。
そして、そう言われるともうあの人(リンクはpixiv百科事典)にしか見えなくなってくる。
余談だが、顎は絶対に見てはいけない。
素材
- 氷結袋
- 中に超低温の液体が溜まっているベリオロスの内臓器官。
この液体が発射される勢いと凍土の冷気によって氷のブレスは生み出される。
他のモンスターの内臓器官と同じく、取り扱いには細心の注意が必要。
上質なものは「凍結袋」、最上質のものは「瞬間凍結袋」と呼ばれる。
MHFでは「凍結袋」という素材が汎用G級素材として登場しているため、
ベリオロスのそれは「氷牙竜の凍結袋」として区別されている。- ドドブランゴやクシャルダオラなど、氷属性を持つブレスを繰り出すモンスターは他にもいるが、
「氷属性のブレスを作るための内臓器官」が素材として入手できるのは、
このベリオロスとザボアザギル、後のMHWに登場したレイギエナのみである*16。
- ドドブランゴやクシャルダオラなど、氷属性を持つブレスを繰り出すモンスターは他にもいるが、
- 氷牙竜の甲殻
- ベリオロスの背面を覆う純白の甲殻。硬い材質で、防具によく使われる。
甲殻としての強度は充分でありながら驚くほど軽く、なんと重殻でも軽い。
ベリオロスの迅速な動きの秘密の一つである。
この素材をフレームとした武器はその軽さ故に取り回しに優れる傾向がある。
氷盤のような美しさと硬度を誇る上質なものは「堅殻」、
さらに強度を増した最上質のものは「重殻」と呼ばれる。
- 氷牙竜の毛皮
- ベリオロスの腹部を覆う純白の毛皮。汎用性が高く、幅広い用途に使われる。
毛を持つという特徴は、飛竜種にしては珍しい。
衝撃の吸収率が非常に高く、上空から氷原に叩きつけるように着地しても全くダメージを受けない。
また、非常に手触りが良い素材としても有名で、貴族階級の人々からも人気が高い。
特に手触りの良い上質なものは「上毛皮」、より分厚く発達したものは「厚毛皮」と呼ばれ、
こちらは厚手であると裏腹に軽く、まるで天使の羽に包まれているような肌触りである。
- 氷牙竜の爪
- ベリオロスの爪。鋭い材質で、武器によく使われる。
氷原をとらえるスパイクとして発達しており、非常に鋭利で硬い。
武器として転用すれば恐るべき殺傷力となり、大型の草食獣も一撃で仕留める。
凍土の過酷な環境の中で、より研ぎ澄まされたものは「鋭爪」と呼ばれ、
獲物を一撃のもとに仕留める凶器と化する。
それ以上に鋭さと硬度を増したものは「剛爪」と呼ばれ、
堅い甲殻も、まるで柔らかい肉のように容易に斬り裂く。
MHNowでは良質な素材として「氷牙竜の良質な爪」が入手できる。
- 氷牙竜の棘
- ベリオロスの翼の縁や尻尾などに生えている棘。鱗の一部が変化したものである。
頑丈な材質で武器によく使われる。
大きさは様々だが、凍土の分厚い氷原や洞窟の岩壁にも容易に食い込むほどの硬度と鋭さを誇る。
この棘を氷や壁に引っ掛ける事でブレ-キングを行い、
その反動を利用して驚異的な瞬発力を生み出す。
翼や尻尾での攻撃の威力を高める役割も持つ。
ただし、逆に言えばベリオロスの俊敏な動きはこの棘に依存するものである。
特に翼の棘は頻繁に活用するため、過度の攻撃を受けて棘が砕けてしまうと行動に支障を来す。
長い間、質や硬度によって素材の価値が変わることはなかったが、
現在では非常に強力な個体が有するものは「重棘」と区別されるようになった。
またMHSTとMHSP狩魂には上位素材の「上棘」が存在する。
性質が異なるためか亜種の棘を「氷牙竜の棘」の代用として扱うことはできない。- 前後の足裏にも棘があるが、前脚については棘のある三指のうち中指のみ掌に棘が存在せず、
各指先の3つ+中指を除く両側掌2つの計5つが足裏に見えることが確認できる。
- 前後の足裏にも棘があるが、前脚については棘のある三指のうち中指のみ掌に棘が存在せず、
- 氷牙竜の尻尾
- 全長の4割近い長さを誇るベリオロスの尻尾。強靭な材質で防具によく使われる。
飛竜種の尻尾の中でも太く、しかも上面は甲殻に覆われているためとても頑丈。
それでいてとてもしなやかに動き、先端は二又に分かれており、
外敵を薙ぎ払う武器としても使われる。
切断するには相当苦労するが、取引価格は比較的高い。
特に強靭な個体から切断したものは「靭尾」と呼ばれる。
- 琥珀色の牙
- ベリオロスの口元から伸びる一対の牙。鋭い材質で、武器によく使われる。
口内に収まりきらないほど発達している。
その大きさと鋭さはランスの槍身やスラッシュアックスの刃に直接加工できるほどで、
アカムトルムを除けば現在確認されている飛竜種の中では最大である。
鋸のような溝が付いており、喰らいついた獲物の肉をそのまま引き裂く。
体毛の豊富なポポを容易に捕食できるのも、この長大な牙が大きく貢献している。
加工すれば非常に鋭利な武器となる他、インテリアとしても高い需要を誇る。
より鋭く発達したものは「鋭牙」と呼ばれ、屠った獲物の数だけ鋭さを増したそれは、
巨大な氷塊も噛み砕く。
さらに発達したものは「重牙」と呼ばれ、あらゆる物を噛み砕くその様子には圧巻の一言のみ。
導きの地に生息する個体からは「冷血の氷牙」が入手できる。
その中でも歴戦の個体のものは「歴戦の氷牙」と呼ばれる。
- 氷牙竜の凍玉
- MHFにのみ存在するオリジナルのレア素材。
その美しさは透き通った氷の結晶のようだという。
- 氷牙竜の天玉
- MHFにのみ存在するオリジナルのレア素材。
上記の凍玉のG級版で、存在自体が奇跡と称される美麗な一品らしい。
- 氷牙竜の骨
- ベリオロスの骨。
MHXRで追加された固有素材。
MHXRでは尾槌竜の角と合わせて、ベレン島の花畑を復活させるための栄養剤を作った。
- 氷牙竜の虚核
- ベリオロスが持つ虚核。
MHXRで追加された固有素材。上質な物は「真核」と呼ばれる。
- 凍牙竜の皮
- ベリオロス凍氷種の毛皮。
極地強襲クエストに登場する個体の物は「凍牙竜の皮α」と呼ばれる。
- 凍牙竜の骨
- ベリオロス凍氷種の骨。
極地強襲クエストに登場する個体の物は「凍牙竜の骨α」と呼ばれる。
- 凍牙竜の牙
- ベリオロス凍氷種の牙。水色に近い美しい青色に変化している。
極地強襲クエストに登場する個体の物は「凍牙竜の牙α」と呼ばれる。
- 凍牙竜の氷結玉
- ベリオロス凍氷種が持つ玉石。
極地強襲クエストに登場する個体の物は「凍牙竜の氷結玉α」と呼ばれる。
素材について
- G級ベリオロスには他のモンスターと同じく、重殻や重牙、靭尾などのG級素材が揃っている。
しかし、ベリオロスの最大の特徴のひとつ、氷牙竜の棘だけは、
G級になっても普通の棘(つまり下位素材)のまま。
その為、上位以降ではどんどん要求数が膨れ上がってくる。
このことは、MH3時代から棘に上位素材が無かったことが要因か。
しかし上位素材があろうが無かろうが、一部武器の愛用者は
鬼のような要求数に泣きながら連戦するのだとか……。
「そんな大げさな…」と思うなかれ、上で述べたように氷属性武器として優秀なために、
各武器で作成することになるのは大抵の人が通る道である。- MH3時は確かに、多くても数個程度だったためにさほど苦労することはなかった。
また上位素材もないため印象が薄い…という人も少なからずいただろう。
しかしMHP3の時の狩猟笛グィロティスカを作成しようとしたカリピストは皆、
その他の素材なんかよりも、棘のほうの要求数に絶望したとか。
その数なんと14個。他武器や防具に使うことも考慮すると恐ろしい数字である。
似たような現象は片手剣でもあり、ベリオロス亜種の片手剣サーブルガッシュを作る際に、
やはり10個要求される。
強化すれば大量消費を避けられるものもあるが、それにしても酷い数である。
唯一の救いは、剥ぎ取り・部分破壊・捕獲のいずれも、
上位より村と下位の方が氷牙竜の棘の得られる確率が高い事くらい。
結論を言うと、あまり改善されていない。
片手剣では今回は殆ど使わないのに対し、双剣の凍刻みブリザレイドを作成する過程で
ちゃっかり10個も要求される。
そして気になる狩猟笛では更に悪化し、グィロ=フリギドゥスまで強化するには
なんと計15個も要求される。正にカリピスト泣かせである。 - MH3時は確かに、多くても数個程度だったためにさほど苦労することはなかった。
- ただ要求数が多いだけならまだしも、この素材は入手が面倒臭いという一面まで持っている。
尻尾剥ぎ取り、棘破壊等、入手手段こそ色々あるのだが、
肝心の入手率がどれも微妙な数値で、全ての条件をこなしても1つも入手できないこともままある。
よりによって例のセンサーが反応した日には……。
- 上位・G級に当たる素材が無いのなら、その分入手しやすくなっているのでは?
と考える方もおられるかもしれないが、そうはベリオロスが卸さない。
MHP3の時と同様に、上位では棘の入手率が上がるどころか、
全ての条件に於いて寧ろ下がっている。(ふらっとハンターでは上位が一番出やすい)
一応捕獲報酬では2個セットで出るようになるが、入手率そのものは1個だけの時より下がっている。
挙げ句にG級クエストでは、あろうことか、
剥ぎ取り・基本報酬のテーブルから一切姿を消してしまう。
つまり、ゲームが進むにつれて入手しづらくなる素材を、
ゲームが進むにつれて大量に要求されるようになるのである。
よってG級素材集めのついでに集めることができず、
棘集めの為だけにわざわざ下位クエストを回す必要が出てくる。
今日もどこかで、G級装備に身を包んだカリピストの手によって、下位ベリオが乱獲されているのだ。合掌。
- 一応、「銀の山菜組引換券」を凍土の山菜爺さんに渡して
氷牙竜の棘に交換してもらうと言う救済措置もあるので、
パーティープレイを行えるプレイヤーはそれを利用するのも手である。
ソロプレイヤーの苦行が軽減されていないことに変わりはないが……。
- MHXXではベリオロスは上位からの登場となるが、過去作で下位素材であったこの棘も続投した。
今作では大幅に入手難度が下げられ、入手が容易くなった上に要求量自体も比較的抑えられている。
ただし、本作ではG級一発生産をしてしまうと琥珀色の重牙が従来の棘のポジションに居座ってしまい、
奴に魅入られてしまうといつものように地獄を見ることになるのは変わっていない。
- MHW:Iではマスターランク(過去作でいうところのG級)にて
氷牙竜の重棘がようやく登場した。もう少し早く出て来てくれていれば…
要求量自体も抑えられており、特殊個体の武器を作る場合は
あちらを一発生産することで棘の消費を踏み倒すことが出来るため、
従来シリーズでは考えられない程有情になっているといえる。
- MHFにも遷悠種として登場するが、棘の要求数は他の遷悠種の部位破壊素材などと同程度である。
またHR・G級共に剥ぎ取りやクエストクリア報酬で棘を入手することは可能である。
しかし今回の場合、困るのは棘というよりは剥ぎ取りで入手できない爪系素材である。
つまり、爪を求めて部位破壊をして入手できたのが「氷牙竜の棘」、
という自体も往々にして起こるということである。
よって、ややベクトルは違えどこんな所でも棘に苦しめられることとなったのであった。
- モンスターハンタースピリッツ狩魂01弾とMHSTには、上位素材である「氷牙竜の上棘」が存在する。
「本編でも実装しておいてくれればわざわざ下位に行かなくて済んだのに」と
歯噛みするハンターは多い。
関連項目
モンスター/ベリオロス亜種
モンスター/氷刃佩くベリオロス
武器/ベリオ武器 - ベリオロス素材を用いた各武器へのリンクあり
防具/ベリオシリーズ
クエスト/塵雪の乱気流
クエスト/氷牙竜乱舞
BGM/凍土戦闘BGM - ベリオロスのテーマ「零下の白騎士」。
モンスター/ナルガクルガ - 近縁種。
モンスター/デュラガウア - 氷属性を操る点が共通する、類似骨格を持つ飛竜種。
モンスター/ヒュジキキ - ベリオロスの骨格を流用した飛竜種。