モンスター/ボルボロス

Last-modified: 2024-03-14 (木) 19:15:28
種族
獣竜種(竜盤目 獣脚亜目 冠頭竜上科 ボルボロス科)
別名
土砂竜(どしゃりゅう)
異名
荒地の暴走者
英語表記
Barroth
危険度
MH3・MHP3・MH3G・MHXX:★4, MHRise・MHR:S:★3
登場作品
MH3, MHP3, MH3G, MHXX, MHWorld, MHW:I, MHRise, MHR:S, MHXR, MHST, MHST2, MH-R, MHNow
狩猟地
砂原, モガの森, 砂漠, 旧砂漠, 大蟻塚の荒地, 導きの地, 獄泉郷

目次

生態・特徴

主に乾燥帯に生息する、冠のような形状に発達した頭殻が特徴の獣竜種。
獣竜種の中では最も小柄ではあるが、それでも並の飛竜と同等クラスの体格を持ち、
非常に発達した脚力により見た目以上のパワーとスピードを兼ね備える。
食性は大型の竜の中では比較的珍しい昆虫食で、中でもオルタロスハコビアリなどを好んで捕食する。
アリ塚に突進して巣を破壊し、そこから出てきた虫達を捕食する光景が目撃されることもある。
泥と密接にかかわった生態を持つ事から《土砂竜》とも呼ばれる。
肥えた泥沼を中心に縄張りを作る習性があり、普段は頭まですっぽり泥に埋まっている。
冠状の頭殻の上部にはいくつか穴が開いており、これが鼻孔となっているため、
この頭部だけを泥の外に出しておけば呼吸の心配は要らない。
泥沼に潜っている理由については強い日差しと乾燥から身を守るためと言われている他、
一説によれば寄生虫などから身を守るためでもあるとされる。
全身を覆う外殻には何種類もの泥が重なっており、見た目以上に重厚かつ堅牢。
またこの泥は本来の弱点である火や熱によるダメージを遮断する効果を持つ。
泥を引き剥がすだけであれば、流水で洗い流す要領で行えば比較的簡単であるが、
ボルボロス自身の水に対する耐性は大変強い。
このため、狩猟においてボルボロスに有効なダメージを与えるには工夫が必要となる。
全身は堅い甲殻に覆われているが、特徴的な頭部はとりわけ堅く、
斬撃で破壊する事はまず不可能とさえ言われている。
その一方で前脚は小さく、爪もあまり鋭くはない。
そのため、地面や泥沼を掘り返す程度にしか使われないが、ハンターの武具の素材としての需要はある。
興奮すると鼻息が荒くなり、頭頂部から蒸気が噴き出しているかのように見える。
生命線となる泥沼を確保することを最優先する種全体の性合から
極めて縄張り意識が強いことで知られ、テリトリーを荒らされる事を極度に嫌う。
自らの縄張りと決めた泥沼を荒らすものはたとえ大型モンスターであっても許さず、
勢力圏内に侵入した雌火竜リオレイア、体格において己を上回る角竜ディアブロスに対しても
一歩も引くことなく挑みかかる姿が確認されている。
また、自らと同じく泥沼を住処とする泥魚竜ジュラトドスとは犬猿の仲であり、
付近にその存在を認めると普段にも増して積極的に攻撃を仕掛ける。
両者の実力はほぼ伯仲しているらしく、縄張り争いは痛み分けに終わることが多い。
外敵が近付いた場合は泥から飛び出し、まず身体に付いた泥を揺すり落として威嚇を行う。
振り落とされる泥の量は人一人を埋めてしまいかねないほどで、
もし頭から浴びてしまったりすれば、その量と粘度によって動きが拘束されてしまう恐れもある。
敵対者を威嚇に動じない強者と判断した場合は積極的な排除行動に移り、猪突猛進の勢いで襲い掛かる。
とりわけ発達した脚力から生み出されるスピードと瞬発力、
そして桁外れの強度を誇る頭殻の全てを最大限に生かした突撃は想像以上に強力で、
小型の生物程度であれば上空に吹き飛ばし、砂原に聳える巨岩も容易く打ち崩してしまう。
広い縄張りを持つ事が繁殖期の雌に対するアピールになるらしく、
乾期に入る頃には雄同士が頭突きをし合い、縄張りを争う姿がよく目撃される。
とりわけ広い縄張りを確保出来た屈強な雄個体は、複数体の雌を迎え入れる事もある。
また巨大な頭殻は異性へのアピールポイントでもあるらしく、付着する泥の手入れを欠かさないほか、
鼻孔に詰まった汚れを除去するために地面に頭部を擦りつける習性もあり、
この行動には他にも成長した頭殻の重量や重心を調節しているという説もある。
なお頭部は雄の方が比較的大きいが、それを見ただけで雌雄が判別できるほどの差ではないようだ。
雄の縄張りに迎え入れられた雌は泥を積み上げて塚を作り、そこに10個以上の卵を産み付ける。
卵は地熱によって温められ、およそ数か月を経て孵化する。
幼体は誕生した時点で大きさ以外は成体とさほど変わらない姿をしており、
ある程度成長するまでは泥沼から離れず、その中にいる虫などを食べて成長する。
幼少の頃から粘度の高い泥沼で生活を送る事で脚力が自然と鍛えられ、
頭殻も成長に伴って強度を増していき、最終的には自慢の武器として活用できるほどになる。
頑強な外殻は武具として加工する事で圧倒的な破壊力や防御力を発揮する。
また、身体に纏う泥は畑の肥料やエステ用品としての需要もあり、様々な方面から重宝されている。
余談だが、一部では尻尾の肉は珍味としても知られており、食材として取引されているという。

概要

  • 生息地は砂原のみのはずだが、MH3Gでは夜のモガの森にも出現するようになった。
    新たにモガの森に出現するようになったモンスターの大多数が理由不明の中、
    ボルボロスは珍しく干ばつから逃れた個体や避暑目的で訪れた個体であるという理由付けがなされている。
  • 弱点属性は火属性である為、体に泥を纏う事により火への耐性強化と保湿を行う。
    一方で纏った泥は水を浴びると硬度が落ちる為、火属性は通らないが水属性に弱くなる。
    よって、泥が付いている箇所は水が弱点、付いてない箇所は火が弱点というメンドくさい弱点構成になる。
    • 泥の有無に関わらず属性ダメージを与えられるのは氷属性であるが、
      あくまで"効く"程度の属性耐性値なので、無属性武器を担いだ方が無難だったりもする。
      そもそもボルボロスは泥纏い状態の方が強いので、泥を剥がす目的で水属性が好まれる場合が多い。
      • 氷なら泥に関係なく安定して削れるため、氷・火の双属性である双剣のエレメンタがあれば楽だろうが、
        この双剣はMH3Gのみの登場で、そもそもMH3には双剣自体が無い。
  • ごつい見た目に反して機敏な動きが特徴で、いきなり噛みついてきたり、
    素早い後退で距離をとった後、強烈な突進で邪魔者を跳ね飛ばす。
    また、ハンターの後ろへ回り込むように歩くこともあり、今までにない行動に戸惑わされる。
    しかも振り向きの際に後退しながら振り向くため、慣れないうちは振り向きを狙うのが難しい。
    特に溜め近接武器など絶望的と言ってもいい。色々な意味で最強の初見殺しである。
    ガンナーには通用しなかったが。
  • 怯むと同時に該当部位の泥が取れる。
    このとき転倒や部位破壊に関しては、泥が取れながら転倒したり部位破壊ができる。
    浴びる泥にはこだわるようで、決まった場所でしか泥浴びをしない(まあ砂原の泥沼は一ヶ所だけだが)。
    • ちなみに腕の部位破壊はMH3のみ怯み二回なのだが、それ以降の作品では一回で成立するので、
      泥を剥がすと同時に壊れてしまう。
      MH3や公式イラストなどでは泥を纏っていないボルボロスが見られるが、
      MHP3やMH3Gでは初回登場ムービー以外、最初から泥を纏っており、部位破壊前の腕を見る事はできない。
      MHWではスリンガー水流弾や縄張り争いなどによって部位破壊を伴うことなく泥を剥がすことが出来るため、
      目撃できる機会は増えた。
  • 上記のように泥の有無で弱点となる属性が変化する特徴があり、
    泥がある箇所は水、泥が落ちると火が弱点となるが、
    氷属性だと泥の有無に関わらずそこそこの効果があり、
    片手剣など属性重視の武器の場合は氷をチョイスすると安定して戦える。
    なお、雷と龍は泥の有無に関わらず全く効果がないため、使用しないこと。
  • スタミナが減るとオルタロスの巣を破壊してむしゃむしゃとオルタロスを食べるのだが、
    この時オルタロスの破片(足や体液)が周囲に飛び散る。
    その際、巣を壊された上に仲間まで喰われた哀れなオルタロスたちの怒りの矛先は、
    当然のようにハンターへと向く
    ……納得いかん!
    そしてハンターの怒りを買った哀れなオルタロスは微塵に砕かれたという。
  • 疲労時には動作が緩慢になるのだが、突進の軸合わせが強化されるという特徴がある。
    突進の予備動作が遅くなる=軸合わせにかける時間が増えるため、
    通常時の感覚で避けると突進が当たってしまうことがある。
    理解すれば避けるのは難しくないため、一種の初見殺しといったところか。
  • 頭殻を破壊すると、尻尾のように外れてそのまま剥ぎ取れるという変わった部位破壊がある。
    頭部は打撃でなければ破壊できないので、スタンを狙いつつ連打しよう。
    • 勘違いされやすいが、抜刀術【力】を発動させた切断武器では破壊できない。
      これはこの抜刀攻撃がスタン値蓄積&減気効果つきの切断攻撃であるためである。
  • 尻尾も斬れるが、欲張ってどちらも狙うのは困難なのでソロでは片方に的を絞った方がいい。
    • 幸いというべきか、尻尾も頭殻も捕獲すれば、そこそこの確率で手に入る。
      このため、使用武器で破壊しやすい方を破壊し、もう一方は捕獲報酬に期待するのがいい。
    • また、頭殻は剥ぎ取りでも手に入るため、捕獲しないのなら尻尾破壊を優先する方がいいだろう。
  • 強い脚力を持つためか、落とし穴に嵌るとぴょんと跳び出して脱出する。
    結構カワイイしぐさである。
    また、泥浴びがじゃれ付いているように見えて、とても和む。
    しかしじゃれ付かれようと傍に行くときっちりダメージを受けるので、
    せめてスーパーアーマーつきの攻撃をかましておこう。
  • 戦闘中に耐性がころころ変わるという特徴に目が行きがちだが、別に硬化するわけでもなし。
    困るのは属性命の片手剣くらいだが、狩るだけなら泥の有り無しどちらにもそこそこ効く、
    氷属性のナールドボッシェを持ち出せば済む程度。
    もっと厄介なのは、その陰に隠れて目立ちにくい、
    怒っていると怯むだけで転倒しないという特性ではなかろうか。
    転倒チャンスが結果的に少なくなるため、武器のリーチによっては尻尾切断の難易度も高い。
    片手剣や双剣使いにとっては、寧ろこちらの方が痛そうだ。
  • MH3では登場時期の割に異常な強さを誇り、
    硬い肉質、素早いフットワーク、耐性変化に圧倒的威力の突進、
    更に頭部への攻撃が弾かれた際のカウンター突進、前転回避に確定で軸合わせを行うなど、
    まさに序盤の壁として君臨する存在であった。
    しかし、MHP3からは突進後の隙が大きくなり、MH3ほどの強さは発揮しなくなっている。
    それでも、MH3をプレイしたハンターの中には未だにボルボロスに苦手意識を抱く者もいるとか。
  • MH3Gでは頭から飛ばした泥が地面で弾け、その弾けた破片にも攻撃判定が発生するようになった
    要するに、至近距離で回避できたと思っても跳ね返った泥に当たり泥まみれになってしまう。
    しかもこれは大剣の溜め斬りなどのスーパーアーマーを貫通する
    泥&雪無効をつけても尻もちはついてしまう、と全くつけ入る隙がない。
    • またG級では突進の際に後方に泥を飛ばすようになり(疲労時は除く)、
      後ろからの強襲への対抗策を身につけた。
      飛んでくる泥の位置はランダムかつ落ちうる範囲がかなり広いので、
      安全策を取ると突進後にまるで近づけなくなってしまい、なかなか対処の難しい行動になっている。
      泥自体もそこそこダメージがあるので、泥まみれさえ無効化すればOKともいかない。
      頭殻を破壊すれば完全に封じることができるので、打撃武器がいれば一気に楽になる。
      他にも、泥をつける動作の際に接触してしまうと泥まみれにされてしまうようになった。
    • また、通常種限定で引っ掛けともいえる行動が追加されている。
      その内容は後退をキャンセルして突進の予備動作に移るというもので、なかなか嫌らしい。
  • MH4の新要素である発掘武器のひとつに、ボルボバレットがあることが判明した。
    しかし、残念ながらボルボロス自体はMH4には登場しなかった。
    ただ、竜人商人を介してボルボロスの素材を手に入れることは可能である。
  • 加えて砂漠の中でも泥沼という非常に限られた環境に根ざした生態を持つためか、
    ドボルガンキンなど3系列の獣竜種モンスターが続々再登場したMHXでも唯一お呼びがかからなかった。

MHXX

  • 長らく登場の機会がなかったが、MHXXで暫らくぶりに復活
    多くのファンが再会に喜びの声を上げた。
    復活モンスターの例に漏れずグラフィックが非常にリアルになっており、
    甲殻の凹凸が強調されたほか、3シリーズから体色がやや赤茶けている。
  • MHXから続けて登場の旧砂漠(デデ砂漠)のほか、本作で復活を果たしたセクメーア砂漠にも姿を見せる。
    セクメーア砂漠のエリア1には環境変化の影響か泥沼が出来上がっているが、
    これはメタ的に言うとボルボロス復活の影響で新設されたものだと思われる
    ある意味で優遇されているモンスターである。
    • 一方、旧砂漠には泥沼が新設されたりはしていない。
      ではどこで泥を纏うのかというと、エリア7東部の水辺(旧作の夜に於けるエリア3と7の接続部分)で行う。
      そこはハンターは侵入できないため、遠距離攻撃が可能なガンナーやニャンターならまだいいが、
      剣士は攻撃が尻尾にギリギリ届くか届かないか程度なため、泥を纏うのをただ見ていることしかできない。
  • 村上位では★7のキークエストに指定されている他、G★2への緊急クエストの相手に抜擢されている。
  • モーションはMH3シリーズの時とあまり変化しておらず、
    過去作でボルボロスを狩猟したことのあるプレイヤーなら特に問題なく狩猟できるだろう。
    ただ、身体に纏う泥に関しては、過去作のように泥沼で泥浴びをする時だけでなく、
    潜ってのエリア移動でも身に纏うよう仕様変更がなされている。
    それにより、水属性武器で攻めるのがやや有利に、火属性武器で攻めるのがやや不利になった。
    • 大幅な変更がないということは、過去作にて「獣竜種とガンナーは相性が悪い」
      と言わしめた各種嫌らしい行動も健在ということである。
      結構な頻度で移動→軸合わせ→移動→軸合わせ→移動→軸合わせ…
      とガンナーにとっては非常に苛つく行動をかましてくる。
      パワーラン等で距離を離しても追いかけてきては軸を合わせて来るため、クリティカル距離を維持しにくい。
      大体コレの後はヘッドバッドが来るため、ヘッドバッド直前に範囲内へ居ないと
      捕捉できるまで位置合わせを繰り返す。
    • 剣士にとっても振り向き狙い自体に対する罠のような動きになるため、考えなしに殴り掛かると手痛い反撃を喰らう。
  • 3時代よりも突進のホーミング性が強化されている。
    頭を地面に叩きつける段階、そして発進時の二段階で軸合わせを行い、突進自体もホーミング付きで中々に厄介。
    ギリギリまで引きつけて避けないと大体引っかかる。
    威力が高い上に当たってしまうと次に来る可能性が高い尻尾振り回しにも被弾
    =気絶する可能性が高いので、可能な限り回避したいところ。
  • 疲労時のAI改悪の影響が出ているモンスターのうちの一体。
    疲労モーションが非常に短い上に疲労中にバックステップを行う確率が異様なまでに高く、
    バクステモーションでこちらへ軸を併せてくる。
    位置関係によっては180度反転しながらバクステを行う。
    戦闘エリアの広い砂漠エリア2や5等だと、距離を詰めても詰めてもバックステップを連続で行い引き離され
    ロクに殴れないまま疲労が終わることも珍しくない。
  • G級になると突進終了時に頭で泥を巻き上げ後方へ落としてくるという追撃が追加される。
    落下位置はかなり疎らだが、落ちてくる範囲自体は結構広く、
    正面からジャスト回避やイナシ、カウンターなどで突進をやり過ごしたところに丁度降ってくる事がある。
    • 頭の部位破壊をするとすくい上げる部分が取れてしまうためか、以降はこの泥の雨も発生しなくなる。
      ハンマーや狩猟笛など打撃属性の攻撃が出来るのであれば早めに破壊してしまうと楽だろう。オトモに頼る手もある。
  • G級のみだが獰猛個体も登場。
    元々機敏な動きをするボルボロスが更に素早く動くようになるため、侮れない強敵になっている。
    各部位耐久値も上昇しているので泥も思うように剥がせない。
    この点でも火属性より水属性の方が有用に働きやすくなっている。
  • 公式攻略本によると泥攻撃は属性やられにはならないが水属性であることが判明。
    実は初登場のMH3では水属性やられを伴う攻撃だったが何故か消されていた。
    周囲には水属性やられにしてくるガレオスがいることも多いため、できれば水耐性が低い防具は避けよう。
  • 余談ではあるが、村★7の「ボルボロスを捕獲せよ!」とG★2の「土砂竜・ボルボロス」の依頼文の一部に、
    “旧砂原”と書かれている。目的地は旧砂漠なのだが……
    当wikiにも記載があった後者は、NS版では旧砂漠と修正されている。

MHWorld

  • 舞台を新たにしたMHWにも堂々の登場
    既存モンスターとしては比較的早い段階で参戦が発表され、
    TGSの体験版やβ版テストでも中級クエストの狩猟対象に抜擢されるなど、なかなかに厚遇されている。
    「大蟻塚の荒地」で実質初めてまともに戦闘するモンスター(人によってはリオレイアの可能性もあるが)でもある。
  • 「大蟻塚の荒地」の泥沼に縄張りを持ち、突進などをメインにハンターを攻め立てるスタイルは変わっていない。
  • 今作ではボルボロスと同じく泥沼を縄張りとする新規モンスター「泥魚竜ジュラトドス」の存在が発表され、
    公式プレイ動画ではこの二頭が目の前のハンターそっちのけで激しくぶつかり合うシーンも見られた。
    • なお、このジュラトドスとボルボロスの力関係は互角かそれに近いらしい。
      ボルボロスにとってはなかなか強力なライバルが登場したといえる。
  • また、シリーズお馴染みの乾燥帯モンスターである角竜ディアブロスも続投しており、
    状況次第ではそのディアブロスと衝突することもあるようだ。
    作中では飛竜の中でも指折りの凶暴さを誇るディアブロスに対して一歩も引かずに対峙する姿も見られ、
    この辺りからも本種の並外れた縄張り意識が窺える。
    • ただ、ディアブロスと突進でぶつかり合った際は一方的に弾き飛ばされてしまっており、
      力関係ではやはりディアブロスが優位にある模様。
      どうやらボルボロスの脚力を以ってしても、その体格差は埋め難いようである。
      ストーリーではディアブロスに倒されてしまう個体が出てくるが、
      この個体からも剥ぎ取りが可能だったりする。
  • 部位破壊に関しては新たに両後脚が破壊可能になった。
  • 攻撃モーションも微妙に変更されており、突進しながらの軸合わせなど一部行動をしなくなっている。
    • 咆哮のモーションも変化し、お馴染みの後ろ脚を掻きながらの怒り咆哮を行わなくなった。
      代わりのモーションは発見時やエリア移動時のものと同様であり、
      予備動作がほとんどないためガードや回避で対処するのが難しい。
      もっとも、咆哮後に何故かもうひと吠えするため、
      危険性が跳ね上がった今作のバインドボイスの中ではかなり安全な方である。
  • お馴染みの突進だが、実に分かりやすい構えを取るうえに
    突進の直前に「シュポーッ!」と鋭い汽笛のような音を鳴らすため、察知は簡単。
    軸合わせから突進までラグがあるほか、ボルボロス自体が小柄なため、
    少し離れてサテライト回避や前転回避1回でも問題なくかわせる。
    • しかしながら、初遭遇でまだ装備が整っていない頃には、
      即死はしない程度に大ダメージを食らうことになるため、
      初心者ハンターに「大技を避けることの重要性」を教えてくれる技でもある。
    • 新要素の歴戦個体の場合はさらに強烈。
      怒り時突進は防具のカスタム強化をしていない場合、ガンナーだと即死する可能性がある。
      ブレスのような所謂大技に相当するのだろうか。
  • また、泥を振り落とす攻撃で泥をあたりに撒き散らすのだが、この泥は過去作のようにだるまのようになるのではなく
    泥にはまってその場からほとんど動けなくなる
    緊急回避ですぐ抜けられるものの、引き換えにスタミナが0になるのでうまく逃げないと
    追撃の突進を食らう可能性も。
    • その代わり、纏った泥は水属性の攻撃で簡単に落ちるようになっている
      泥を纏った部分を積極的に落とす事で泥に足を取られることも少なくなるだろう。
      これは、水属性であれば少量のダメージでもいいのでわざわざ水属性を持って行かなくても
      ミズタマリゴケ=スリンガー水流弾を当てることでも良い。
      また、はじけクルミを当てても1発で泥が落ちる。
      ミズタマリゴケが無いエリア6で戦う事も多いので積極的に活用したい。
      • 操虫棍に至っては猟虫を自動で攻撃させることが可能になったため、
        猟虫を水属性にして印弾でマーキングするだけで勝手に攻撃して泥をぼろぼろ剥がしてくれる。
    • 体に泥がついていない状態でも泥を振り落とす攻撃をしてくるが、
      この時泥が落ちず自分の体のほうを見て「あれ?落ちないぞ?」というような動きをとるのが
      その厳ついルックスに似合わぬ可愛さ。
  • ストーリー中では傷だらけになって朽ちたボルボロスを見かけることができる。
    水場で朽ちているが、目撃した学者曰く「ジュラトドスの仕業ではない」とのこと。
    ボルボロスにとっては流石に相手が悪かったとしか言いようがない。
    先のディアブロスといい、本作では損な役回りが多い気がする
  • ちなみに睡眠の仕方が今までとは変わっており、
    地上に寝転がって眠るのではなく、泥沼に潜り、背中と頭頂部だけを出して眠るようになった。
    また、寝床の泥沼では実質常時泥まとい状態になってしまうため脅威性が増す。
    その為追い詰めてからの方が、手ごわいと感じるかもしれない。
    • 寝床となるエリア9は罠を設置できる箇所が非常に狭い。
      捕獲の際はどうにかしてエリア端の陸地に誘導するか、
      エリア移動を何らかの方法で阻止する必要がある。
  • 今作では討伐時のモーションが、
    従来の「そのまま倒れ、頑張って起き上がろうとするが力尽き、倒れ込む」というものから、
    イビルジョーと同じ「直立して倒れ込み、痙攣のような動きをして静止する」ものに変化している。
  • 「現大陸」(要は、MHXX以前の狩猟地)にも生息するモンスターであることから、
    ストーリーを進めて交易船を出せるようになると、ボルボロスの素材をよく持ち帰ってくれるようになる。

MHW:I

  • 今作でも続投。新行動は特に増えていないが、突進の速度が上昇している。
    また、生態行動中に苔むした泥土という特殊なアイテムを落とすようになった。
    これは拾うことでスリンガー水流弾に変換される。「苔むした」とあるあたり、
    泥をまとった際にミズタマリゴケ等も巻き込んだ…といったところだろうか。
    主に排泄時の身震いの際に落とすようで大抵荒れ地エリアで行われる(付近はミズタマリゴケがない)こともあり、
    運良く見かけたら拾っておくと泥剥がしで役に立つだろう。
    はじけクルミでいいって?そう言うな。
  • 今回はストーリーには関わらない為、ある程度素材が集まれば用済み…
    かと思ったらそうでもない。クリア後にいけるようになる導きの地では
    低危険度の歴戦の個体からカスタム強化に使用する霊脈玉のかけらを入手できるのだが、
    これは怯みや部位破壊の度に発生するようになっている。
    ボルボロスの場合は纏った泥を落とす事も部位破壊として扱われている上、
    上記のように簡単に泥を落とす事が可能なので
    泥纏い部位にスリンガー水流弾をどんどん当てる事で大量の落とし物を生み出してくれる
    当然纏い直した後でも発生するので、ボルボロスは他のモンスターより
    かなり効率よく霊脈玉のかけらを集められるモンスターとして注目されている。
    また、地帯レベルの上昇にはモンスターの狩猟の他に痕跡や部位破壊なども寄与するため、
    ついでに荒地地帯のレベル上げにも一役買ってくれる。
    同じく全身に泥を纏うのに泳げる沼地が存在しない為に出現出来ないジュラトドスがこちらを見ている。
    霊脈玉のかけら狙いならば背中から半永久的に採掘が出来るラドバルキンのほうが効率的だが、
    上述の地帯レベルの上昇という点で差別化が可能。

MHRise

寂寞の荒地遊猟三昧 憚りなしに(はしゃ)ぐなかれ
泥かけ悪徒がやってくる 泥から飛び出し牙を剥く
  • 特にPVでも音沙汰がなかったが、インサイドの先行プレイ記事にて、
    クエスト一覧のスクリーンショット内に「かたーいアタマのボルボロス」なる
    クエストが確認され、ひっそりと登場が確定した。
    • 同作ではボルボロスが初登場したフィールドである砂原も再登場しており、
      登場を予想していたハンターも多かったようだ。
  • その後公開されたプロモーション映像5で正式に登場。
    3G以来約10年ぶりにホームグラウンドである砂原に登場するボルボロスの姿を見ることができる。
    • 余談ながら、登場が判明した「かたーいアタマのボルボロス」というクエストは、
      里で一番の石頭がボルボロスの頭殻とどちらが石頭か勝負したいために依頼したもの。
      色々な意味で彼の頭は大丈夫なのだろうか
  • 本作にはWシリーズで鎬を削ったジュラトドスも続投しているほか、
    新たな沼田場の住人泥翁竜オロミドロが登場。
    泥沼の激戦区化に拍車がかかっている。まさに泥沼化。
    泥の元祖だけどボロスだけ別名に泥が付かないのは内緒。名前はギリシャ語でそのまんま「泥」だけど。
    • しかしジュラトドスは砂原には現れず、ボルボロスも水没林には現れないので、
      両者の縄張り争いは残念ながら本作では発生しない。
      両方に現れるオロミドロとの縄張り争いも無いので、
      泥が激しく飛び交う文字通りの泥仕合を見る事はできない。
  • 登場ムービーでは、ブナハブラを追って沼地に訪れたアイルー達の前に出現。
    アイルーのうち一体の顔に泥がかかり、驚いたアイルー達は一目散に逃げ出している。
    が、ボルボロスは特に怒ったわけでもないようで、これといって追いかける様子は見られないままムービーが終わる。
    こいつとはえらい扱いの差である
  • 前作に引き続き角竜ディアブロスの登場ムービーにも登場。
    初っ端からアンジャナフに突進を仕掛けるも軽々と避けられ、
    そのまま首元に噛みつかれて捻じ伏せられてしまう
    万事休すかといったところで地中からディアブロスが現れ、アンジャナフとボルボロスを隔てる形で強襲。
    ディアブロスは吹き飛ばされて運悪くサボテンを薙ぎ倒す羽目になったアンジャナフの方に向かっていき、
    運良く命拾いしたボルボロスは足を引きずりながら逃げていく形で退場していく…
    と、一つのムービー内で二体もの大型モンスターへの敗北が示唆されており、非常に不憫。
    他モンスターから2度も殺害されたことが示されている前作に比べれば
    まだ待遇はマシになったのかもしれないが、散々である。
  • モーションは前作からさほど変化は無いが、後輩のアンジャナフが多用していた噛みつき攻撃が追加されている。
    また、かの猛り爆ぜるブラキディオスの尻尾を叩きつける攻撃を輸入している…が、
    ボルボロスは猛り爆ぜるブラキディオスよりも小柄かつ、モーションもMHW:I時よりゆっくりになったことから、
    あまり警戒することもないだろう。
  • 本作からはモンスターが大技を繰り出す際にハンターが警告ボイスを発するようになったが、
    ボルボロスの場合は突進……ではなく、まさかの泥飛ばし
    確かに、泥に足をとられて必殺の突進をはじめとした攻撃に当たりやすくなったりする点は脅威と言えば脅威だが、
    それにしてもいささか地味なような……。
    使用頻度の高い突進に設定すると、ボイスの頻度も高くなりすぎると判断されたのかもしれない。
    • なお、全身の泥が剥がされた状態での不発時ではボイスは発されない。
  • 戦闘面における行動は前作のアイスボーンがベースとなっているが、
    一つ一つの攻撃の気絶値が非常に高く設定されているようで、1エリアで3~4回気絶することも。
    加えて、気絶中のハンターに突進するAIがあるため、コンボ攻撃でハメられやすく、
    里★3、集会所★2と比較的序盤に出てくるモンスターの中では戦闘能力がズバ抜けて高い。
    モンハンというゲームに慣れてきた初心者に強烈なトラウマを植え付ける姿は、
    かつての先生に近いものがあるだろう。
    また、初登場のMH3で序盤のトラウマ枠として鳴らしていたことを考えると
    ある意味原点回帰と言えるのかもしれない。
    • また、突進して壁や蟻塚などにぶつかっても転倒せず怯むのみになってしまった。
      以前まで存在していた明確な隙が使えないので、
      ワールドで慣れきったハンターも今一度立ち回りを見直す必要があるだろう。
    • そして実は当たり判定も結構いい加減だったりする。
      特に突進は背後の尻の下に居ても不思議な力で轢かれてしまう。
      全盛期のガノトトスほどではないが、突進のダメージはそこそこあるので気を付けた方が良いだろう。
    • 上位個体については、軸合わせから突進までのラグがかなり短くなっているので注意が必要である。
      回避距離スキル無しだと咄嗟の対処が難しい場合もあるため、
      ボルボロスが予備動作に入ったら回避・防御に徹するのが無難だろう。
      また怒り時に限り、お辞儀攻撃を食らったハンターに突進を
      確定且つ隙をキャンセルしてお見舞いしてくるのでこちらも注意していきたい。
      迂闊に翔蟲受け身を取ると受け身狩りを受けてしまうが、
      受け身を取らずにばら撒かれた泥にハマってしまうとほぼ被弾確定となるいやらしいコンボである。
      その他の攻撃でも吹っ飛んだ際に突進を仕掛けてくることは多く、
      被弾の際は常に追撃への対処を考える必要がある。
  • Riseのボルボロスはエリア移動で厄介(?)な習性を持っている。
    初期配置が砂原エリア7だった場合、次はエリア2へと移動することが多い。
    しかし、そのままエリア2で戦闘……とならないことがしばしばあり、
    追ってきたハンターを無視してボルボロスはエリア5へと向かってしまう。
    • エリア2で戦闘が続行されるケースもあるが、確実ではない。
      プレイヤー側からすればかなりの時間ロスなので、ボルボロスには初めから7→5と直行して欲しいものである。
    • エリア2では泥補給ができないため、泥を求めてボルボロスが移動しているのだと考えられる。
      同様の事例として「エリア6で戦闘を始めたと思ったら、すぐエリア7へ移動」もある。
  • 今作では特に(全)部位破壊が難しいモンスターとして名が上がりやすい。
    例えば頭を壊そうとすると、その間に二回ほどスタンして捕獲可能ライン近くになってやっと壊れるなど妙なタフさを見せている。
    斬打を両立できる武器種を用いたり装備変更を駆使しての全部位破壊ともなると、
    もはや今作のモンスター中最難関クラスである。
    一応、個体差や行動運によっては不可能ではないが……。
    • このような状態なので、狩猟笛は音波攻撃が打撃扱いではないためか、
      頭に攻撃を集中しても破壊前に討伐に至ってしまう事が多い。
      笛でさえ難しいとなるとある程度火力を出しつつ安定して破壊できるのはハンマーと片手盾くらいのものである。
      頭部の肉質は肝心の打撃も含めて物理面は非常に硬い一方、属性に対しては非常に脆い。
      前段階の泥こそ若干剥がしづらくなるものの、火属性特化の打撃武器*1ならいくらかは破壊しやすいだろう。
    • MHW時代と異なり、ミズタマリゴケのような簡単に泥を剥がせる手段が存在せず、
      泥の耐久値もそこそこあるため、泥纏い状態と相対する時間はMHXX以前と同等かそれ以上といったところ。
      加えて、エリア移動の際に脇目も振らず泥場へと向かって泥纏いを強行する場合があり、
      この間は大抵の怯みを無効化する*2ため、「泥を纏わせない」立ち回りは普通に戦うだけでは困難。
      エリア移動の隙に回復したり落とし物を拾ったりなどで時間を掛けていると、
      追いついた頃にはすっかり泥を纏い直して待ち構えているのはよくあるパターン。
      上述のように、泥がある程度剥がされていると泥があるエリアへと即座に移動するルーチンも持っているため、
      ジュラトドスでは有効な「エンエンクで泥のないエリアへ誘導し続ける」戦法も効果が薄い……と、
      とにかく泥纏い(=本体側の部位破壊を遅延・阻害する行動)の頻度はボルボロスの機嫌次第となりがち。
      • 閃光による目眩ましは泥纏い行動中でも有効なので、
        閃光玉をありったけ持ち込めば泥纏いを完封することも不可能ではない。
        ……それでも、全部位破壊を狙うには本体体力と部位耐久値のバランスが
        カツカツ気味なのには変わりないのだが。
  • MHRiseでは妖怪や怪現象のモチーフが当て嵌められており、ボルボロスが何の妖怪に該当するかは不明だが、
    頭殻の形状と「泥かけ悪徒」のフレーズから、悪石島の来訪神「ボゼ」が当てられていると思われる。
    お盆の最終日にあたる旧暦の7月16日に現れ、
    巨大な耳と目と口に、長い鼻を持つ茶色に黒い縦縞が入った珍妙な仮面を付けており、
    「ボゼマラ」と呼ばれる赤土が付いた棒を持って、女性や子供を追いかけ回す。
    赤土には悪霊祓いのご利益があり、これを付けられる事で、死霊臭が漂う盆から日常に引き戻す役目を担うとも言われている。
    また、2019年にユネスコの無形文化遺産に登録された。
    ボゼの仮面の形状と色は、ボルボロスの頭殻と似ている。

操竜

  • 操竜はかなり素直で扱いやすい部類。
    マガイマガドなどと同様、泥を纏った状態のボルボロスに操竜すると、
    攻撃が大幅に強化され、体当たりや頭突きなどの攻撃で泥を撒き散らすようになる。
    もちろんこの泥にも追加ダメージ判定があり、さらに水やられも付与できる。
    上手く使えばかなりダメージを出せるので、フィールドに居れば是非使いたいところ。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は出の速い噛みつき。
      発生速度は早いが威力が低い。攻撃の起点として敵を怯ませるには優秀な技だが、
      後述の突進が強すぎて日の目を見ないのがなんとも……
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は体当たり。
      噛みつきよりも出が遅く、威力も半分ほどしかない下位互換技。
      この技の真価は泥纏い状態にあり、体当たり後に3発の泥飛ばしが発生する。
      泥1発に体当たり並の威力があるので、フルヒットすればダメージは4倍まで跳ね上がる。
      ただし、後述の頭突きが強すぎて日の目を見ないのがなんとも……
    • 強攻撃1(A / ↑+A)は出が早く威力も優秀な突進攻撃。
      入力時に少しの溜めが入るもののスピードが速く使いやすい。
      操竜に慣れないうちは、この攻撃と回避を織り交ぜているだけでよい。
      正直、他の攻撃は一切しなくてもいいんじゃないかというほど強力。
    • 強攻撃2(→+A / ↓+A)は出が早く強力な頭突き。
      射程は短いが威力は高い。単発で使うと突進に劣る威力しか出ないが、
      泥纏い状態だと体当たりと同じく3発の泥追撃が発生し、トップの総合ダメージとなる。
      正直、ボルボロスは泥を纏っていなければ突進連発、泥を纏っていれば頭突き連発でいい。
    • 操竜大技(X+A)は突進→ハンター飛び降り→頭突きの追撃。
      ハンターの復帰が早く、相手モンスターのダウン時間が追撃で長くなるのも嬉しい。
      当然だが泥纏い状態だと最後の頭突き攻撃が強化される。

MHR:S

  • MRでは新行動は噛みつきや突進の後に尻尾叩きつけへ派生するようになったくらいで、
    モーションごと新規の技は見受けられない。
  • 傀異クエストではEX★2で登場。
    やや難がある肉質を考慮されてか他のEX★2の傀異化モンスターと比べるとやや体力が低く、
    弱点の前脚をちゃんと狙えるなら御しやすい相手。
    また傀異核のダメージが部位に入るのが災いし、あっという間に泥を剥がせてしまう。
    特に頭部に傀異核が出現した場合は硬い肉質を看過してでも狙いに行くと、
    泥を剥がして頭突きの泥も封じられるため、立ち回り的にお得である。
    泥剥がしを傀異核に任せて火属性の武器を担いでいくというのも一考の余地があるだろう。
    元々MR個体が上位と比べて行動に大きな強化がなかったため、
    「傀異化した竜骨」集めには適していると言える。
    • 傀異化の影響で体色が暗くなるが泥の色は変わらないため
      泥と地肌の色味の差で泥を纏っていることがよりわかりやすくなっている。
    • 類似した仕様のヤツカダキ種と異なり、ボルボロスの泥まといは部位扱いではないため、
      どれだけ壊しても新しい傀異クエストは発見できない。
      むしろ、頭部・尻尾共に破壊が困難な方であるため、普通に戦っても前足ぐらいしか壊さずに終わる可能性は高い。
  • 特別討究クエストではすべてのモンスターがモーションや攻撃範囲の強化を受けているが、
    ボルボロスはバラ撒かれる泥が超巨大化するというとんでもない形でパワーアップを遂げる。
    身体に纏っている量より明らかに多いのだがどこから泥を出しているのか
    着弾すると通常個体とは比較にならない範囲に泥が残留して文字通り足下をすくわれるため、
    これまでボルボロス戦ではあまり意識しなかった泥雪耐性スキルが欲しくなる場面が多い。
    泥の嵩が増したことでハンターがすっぽり隠れて見えなくなることもあるため、
    場合によってはカメラアングル調整による対処も必要になるだろう。

派生作品

MHSP

  • 上述したようにメインシリーズではMH4~MHXまで登場機会に恵まれなかったボルボロスだが、
    モンスターハンタースピリッツでは03弾で参戦している。
    幼体は泥遊びをしている場面が描かれており、なかなか愛らしい。
  • 実は02弾までの獣竜種はブラキディオスのみ
    ここに他の獣竜種を差し置いて参戦すると言う事はある意味快挙である。
    そもそも4シリーズの獣竜種が2種類しかいないとか言わない
    現在は(期間限定ながら)ディノバルドも参戦している為、獣竜種はそんなに貴重でもなくなってしまった。
  • 初期狩力は31となっている。
    大体ネルスキュラやフルフル・ザボアザギルと同程度に設定されている。序盤の壁の面目躍如か。
    ただやはり無属性なので攻めでは使いづらく、成長回数もあまり多くないのが難儀。
  • ちなみに泥を纏う行為も完全再現されている。
    システム上属性耐性変更は難しかった為か、代わりに自身の防御力が上がると言う形になっている。
    この補正、結構馬鹿にならず序~中盤登場モンスターの割には意外な程硬くなる。
  • 特殊攻撃は「泥ばら撒き突進撃」

MHXR

  • MHXRにも登場する。最序盤から姿を見せ、その後も何度も戦っていくこととなる。
    まさに本種にぴったりな土属性のモンスターである。
    動きとしてはMH3Gから特に変わりはないが、
    本作では弓による射撃やガンランスの砲撃でも頭殻の破壊が可能である。
    どの武器でも部位破壊報酬を獲得できるようにする為の配慮だろうか。
  • 凶暴個体が真っ先に実装されたモンスターである。
    これまでは使用していなかったG級行動である突進後の泥ばら撒きを解放し、
    更に凶暴個体としての実力を多くのハンターに見せつけた。
  • MHXR1周年記念イベントに際して特殊種として「ボルボロスあざっ種」が登場した。
    通常種とは異なる緑色の眼を持ち、金色を帯びた甲殻の上には泥と共に金銀財宝を纏っている。
    また、頭部には宝箱や「1st」と書かれた旗が立っている。
    特定の時間帯にどこかの地へ乱入し、討伐すると多額のゼニーが手に入る。
    更に、頭部の部位破壊を達成すると獲得ゼニーが増加する。
    • 2周年記念イベントの際にも再登場した。前年と同じく乱入限定。
      2周年という事で1stの部分が「2nd」に変えられている。
    • 3周年記念イベントでも登場。
      この時は乱入システムではなかったが、
      3周年時点で累計777日ログインを達成していた人のみ受注可能なクエストに登場したほか、
      ソロ専用クエスト「単騎、狩場を走る!II」の2エリア目と3エリア目でも登場する。
      ちなみに3エリア目では2頭同時狩猟となっている。
      頭部の旗はやはり「3rd」に変わっている。

MHST

  • モンスターハンターストーリーズでもボルボロスが登場。
    PV第2弾でも、ほんの一瞬だけではあるが姿が映っている。
  • ストーリーが中盤に差し掛かるあたりのクバ砂漠に生息している。
    ストーリー中必ず立ち寄って戦う事になるクバの岩窟の他、岩窟の外でも見かける事が出来る。
  • 攻撃傾向はスピード主体で時折パワーを出してくるが、体力が減ると泥を纏って
    パワー主体になるという特殊な行動パターンを持っている。
    また、ダメージ+防御ダウンの効果を持つスピード技、「ブレイクダッシュ」も使ってくる。
    クバ砂漠に来たばかりの装備ではなかなか痛いので、この行動変化に対応できるように
    指示を出していきたいところ。
    他に3すくみの枠に入らない攻撃手段として「泥つぶて」がある。
    水属性ダメージに加えて確率でスキル封印の効果が付いた攻撃だが、副次効果として
    オトモンがスキル封印になった場合、ライダーの指示が出せなくなるという事態が発生する。
    泥纏い状態にテクニックで突っ込んで行っても、止める手段が無いので分の悪いギャンブルになる事に…。
  • ストーリー中に2回ほど、とある特殊な個体がボスとして立ちはだかることになる。
    通常の個体は絶対にやって来ない拡散炎ブレスを使ってくるため、
    火属性に弱い装備やオトモンは注意するように。
    ただし一方で、たまに「計算中」と言う無駄行動を起こしこちらに一切手を出さなくなることもある。
    1戦目の時は頻繁に計算中になるため攻撃の手も緩いが、
    2戦目では調整が加えられたのか計算中になる頻度が低下し、能力そのものも前回より高くなっている。
    • 計算すると命中率が上がったりこちらの手の内がバレたりする……訳でもない。純粋な無駄行動である。

オトモン

  • オトモンにすることも可能で、ライドアクションは昆虫探知と地中移動。
    恐らく、プレイヤーが最初に手に入れる地中移動ができるオトモンになるだろう。
    本編では突進のイメージが強かったが、ライドアクションの突進はできない。
    違うライドアクションを持つオトモンが配信されることもあったため突進ボルボロスの登場も期待されていたが、
    残念ながら最後まで配信されること無くMHSTの展開は終了してしまった。
  • ステータスとしてはHPと防御力が最大の典型的な耐久型。
    その分攻撃力が5段階で1と、アオアシラと同等になっている。
    攻撃傾向はスピードで、泥が水属性扱いのせいかボルボロス自体も水属性のオトモンとして扱われている。
    属性耐性も水属性らしく水属性が最高で火属性が最低となっているが、ボルボロスの場合、
    Lv30から覚えるスキル「泥浴び」によって、3ターンの間高い属性耐性と低い属性耐性が入れ替わる。
    つまり火に強く水に弱くなるという、本編と同じ仕様の再現である。
    ちなみに、さすがに野生の時とは違って行動パターンまで変わるようなことはない。
    • 余談だが、野生の時に使ってきた泥つぶてはLv1の状態でも使う事が出来る。
      つまり、泥を纏っていないのに泥をぶつけてくる。どこからその泥は出て来たのか。
      更に言えば泥つぶてはボルボロス遺伝子を移植すればどんなオトモンでも使える。本当にどこから来たのか。
      ババコンガに使わせると、泥ではない何かに見えるのでやめよう。
    その特性上、今後控えるドヴァン火山の攻略のために育てておきたいオトモンと言える。
    中でも強敵として立ちふさがるグラビモスとウラガンキンは攻撃傾向がパワーのため、
    スピード型のボルボロスと相性がいい。
    泥浴びで火耐性も向上でき、水属性の泥つぶても厄介な特技を封じられるため特に有効。
    流石に攻撃力は心もとないため、伝承の儀でステータスの強化を図りたいところ。
    …というより本作で素が水属性のモンスターは3頭のみというわびしさであり、
    そのうち火属性に対処できるのがボルボロスだけという実態もあるのだが。
    • ちなみに、「水属性攻撃が得意なモンスター」となると候補は増える。
      水属性最強の攻撃スキルがロアルドロス亜種の技という実情は変わらないが。
  • 絆技はボロスチャージ。どこからか登場した泥沼で突進を開始し、
    ライダーの顔に泥が飛ぶのも構わずに泥につけた頭部の形状を活かし巨大な泥団子を作成、
    ラストで頭を振り上げ相手にぶつけるという、剛健というか豪快というか、文字通り泥臭い絆技である。

MHST2

  • 引き続き登場し、勿論オトモンにも加えられる。
    野生個体は寒冷地であるロロスカ地方のロロスカの岩峡やモンスターの巣にいる。
    亜種ならまだしも、何故通常種がこんなところにいるのだろうか…。
    おまけにモンスターの巣で遭遇した場合は戦闘BGMが乱舞する吹雪なので、思いっきり亜種のイメージになってしまう
    • 同様のことがアンジャナフにも言えるが、向こうはティガレックスよろしく
      「ポポの味を占めており、その肉を求めて寒冷地であるロロスカ地方にやってきた」と解釈できなくもない。
      だがボルボロスに関してはそういう解釈も難しいため、かなり不自然である。
      • かなり強引な考察だが、ロロスカ地方には黒の凶気の影響が残っている、という可能性もある。
        ロロスカ地方にあるクアン村は黒の凶気による被害を強く受けた村であり、
        同地域には本来は生息していないはずのナルガクルガが襲撃してきたと言う事実もある。
        黒の凶気の影響で本来あるべき生態系が狂い、場違いなモンスターが多数進出してしまったことで、
        既に前作で凶気が打ち払われた現在でも、
        一度大きく変わった生態系はすぐには戻ることはなかったのかもしれない。
        MHRiseの百竜夜行全ての元凶が倒されて以降も影響が残っている描写があるため、
        強ち有り得ない話でもないだろう。
    • ちなみに同地域には亜種も時折姿を見せる。
      つまり、ボルボロスの通常種と亜種が同じ場所に出現すると言うのは、何気に本作が初である。
      • メタ的に考えるとするならば、本作では寒冷地の後に砂漠地帯に行けるようになっている。
        そのためボルボロスの生息地をしっかりと砂漠地帯にしてしまうと、
        前作のこれの様に亜種が通常種よりも先に登場するという事態になってしまう。
        もしかするとその状況にならないように苦肉の策としてこういう事態になったのかもしれない。
        ...それで納得できるかと言われるとかなり厳しいが。
  • 戦闘では基本はスピード主体だが、怒り状態になると泥を纏って
    テクニック主体になるという特殊な行動パターンを持っている。
    前作では泥纏い中はパワー主体だったため、前作経験者は要注意。
    ちなみに水属性攻撃で泥纏いを解除すると帰巣しやすくなる。
    泥を纏った状態では弱点属性が入れ替わり、火に強く水に弱くなるのは毎度おなじみ。
    • 極寒のモンスターの巣の中でも問題なく泥を纏う。その泥はどこから現れたのだろうか?
      そしてなぜ凍りつかないのだろうか?オロミドロみたいに地面を一時的に溶かしているとでも言うのか?
      前作では亜種の生態にツッコミどころが多かったが、本作では通常種にいろいろおかしな点が出てきている。
  • 前述した通り、本来はロロスカ地方で初登場となるモンスターなのだが、
    アルカラ大陸・ハルツガイの岩山にある「列石の古代巣」のボスとして配置されている。

オトモン

  • 基本的には前作とほぼ同じでライドアクションは「昆虫探知」と「地中移動」。
    ちなみにボルボロス亜種は前作ではスピードタイプだったが、本作ではパワータイプに変更されたため、
    ボルボロスは獣竜種では唯一パワータイプではないオトモンという個性を手に入れている。
  • アクティブスキルはブレイク遺伝子【小】の「ワイルドブレイカー」、
    泥水遺伝子【中】の「マッドスプラッシュ」、そして泥水遺伝子【小】の「マッドアーマー」を持つ。
    • ワイルドブレイカーはテクニックタイプの無属性小ダメージで、低確率で3ターン防御力をダウンさせる。
    • マッドスプラッシュスピードタイプの水属性小ダメージで、低確率で素早さをダウンさせる。
    • マッドアーマーは3ターンの間、自分の火属性耐性がアップし、水属性耐性がダウンする。
  • 絆技は前作と同じで「ボロスチャージ」。

MHNow

  • 派生作品にも数多く登場しているボルボロスだが、スマホ向け位置情報ゲームであるMHNowにも目敏く参戦。
    同作のリリース時メンバーはMHWorld登場モンスターで固められており、
    沼田場のライバルことジュラトドスや砂漠の格上モンスターであるディアブロスとも再び共演している。
    • 生息地はメインシリーズと同じく砂漠エリアに加え、泥が沢山ある為か沼地エリアにも適応している。
      フィールドが森林・砂漠・沼地の三種類しかないため、
      大蟻塚の荒地にあるような環境が2/3も占めている環境になっており、
      結果的にボルボロス含め砂漠のモンスターが幅を利かせている状態である。
      それ故、ボルボロスと戦いたい場合でもそこまで困らないだろう。
  • ボルボロスが初登場するのはプロローグ4の緊急クエスト。
    プケプケ後、ドスギルオス前の登場であり、★1モンスターとしては最後に登場するモンスターである。
    なお、クリアするとようやくマルチプレイが出来るようになる。
    • 初登場時のムービーでは泥の無い姿であるように、実際に相手する個体も泥を纏っていない状態である。
      ボルボロスが泥を纏うのはあらゆるモンスターに様々な戦法が追加される★4以上になってから。
      チャプター7の最後の緊急クエストで★4個体を狩猟する機会があるため、覚えておきたい。
      直前にある鉱石の採集ポイントでモンスターの痕跡を集めるクエストが少々めんどくさい
  • 一応序盤モンスターの立ち位置であるが、
    噛みつき、頭突きなどの攻撃モーションに加え、後ろに回り込んでも尻尾での薙ぎ払いがあるなどなかなか油断出来ない。
    • 攻略法としては、弱点である前脚を狙うことである。
      直接ロックオンして狙っても良いが、大きな頭部に邪魔されてしまう事も多い。
      後脚を部位破壊すると転倒して大きく隙を晒すため、まずは後脚の部位破壊を意識すると良いかもしれない。
      右と左で2回転倒させられるため、少々難しいがロックオンを駆使して狙ってみよう。
    先述したように★4以上の個体になると全身に泥を纏った姿になる。
    このランクになると頭突きなどの攻撃に泥を振り落とす効果が付属し、
    全身から泥を撒き散らす攻撃や突進など新モーションが追加される。
    こうなると突進で距離を取られ、泥で移動に制限が掛かり、咆哮で拘束されるという非常に厄介なモンスターに変貌。
    更には防御面でも全身に泥を纏うため、部位破壊に余計な手間が増えるという有様である。
    メインシリーズではお馴染みの光景だが、スマホ操作の機動力と75秒という短すぎる制限時間ではなかなか厳しい状況であり、
    ここまで順調に進んできたというハンターでも苦戦は免れないだろう。
    • 他のモンスターもそうだが、攻撃力・体力ともに★4モンスターから露骨に強くなっており、
      総じて★4以上の手厳しい世界をハンターに教授する役割を担っていると言えよう。
      苦戦が続く場合、武器や防具を強化したり、立ち回りを考え直してみたりなどの対策が要るだろう。
      特に今作では属性攻撃が非常に通りやすいシステムになっているため、
      武器を特に変えずに来たという場合は弱点属性の武器を作って挑むと良いだろう。
    • 泥纏いの肉質硬化によりタフに感じるようだが、実はボルボロス自体の体力はかなり低めに設定されている。
      その低さは下から数えた方が早いぐらいである。
      また、毒がかなり有効で属性武器と違い泥による肉質硬化を無視したダメージを与える事ができるのと、
      継続ダメージにより突進で引き離された時にも体力を削る事ができると相性自体も良いので、
      毒属性武器を担いで行くのもおすすめである。
  • 2023年冬の大型アップデート『雪華散らす碧雷』ではフィールド全体が冬景色となり、
    ボルボロスの現れる砂漠や沼地も雪に覆われる光景となった為、
    世にも珍しい寒冷地の中を元気に走り回る通常種のボルボロスが見られる。
    MHST2で見た光景がフラッシュバックする
    流石に纏う泥塊が雪になったり亜種カラーになったりはしないようだ。

生態ムービー

  • アプトノスが二頭仲良く水を飲む沼地でのんびりと過ごすボルボロス。
    だが、そのアプトノスに目を付けたドスジャギィが、子分と共に沼地の傍で騒ぎ始めた。
    自分の縄張りである沼地に踏み込んだ挙句、平穏まで妨げるドスジャギィ達にボルボロスが黙っているはずもなく、
    彼らは格好の獲物を見つけたのもつかの間、背後からのボルボロスのかち上げで盛大に宙を舞う羽目に……。
    といっても直接痛い目を見たのはドスジャギィだけなのは内緒である。
    アプトノスに余裕綽々で絡んでいたためにボルボロスに全く気づかなかった訳だが、
    そうでなくともさっさと襲いかかって持ち帰ってしまえば、
    ボルボロスの攻撃を食らわずに済んだかもしれないものを…。
  • ちなみに、ドスジャギィが吹っ飛ばされるシーンで絡まれていただけのアプトノスまで
    巻き添えにしているようにも見えるが、実際は単に撥ねた泥がトサカや尻尾のように映っているだけである。
    巻き込まれなかっただけ幸運だが、アプトノス達が肝を潰したのは言うまでもないだろう。
    また、ボルボロスの縄張りといっても、沼地の傍らでひっそりと水を飲む位は気にしないらしい。
    つまりドスジャギィ一味が騒ぎ過ぎたということになる。
  • なお、不意打ちをまともに喰らったドスジャギィは、ボルボロスの傍で完全に再起不能にさせられている。
    ボルボロスは昆虫食なので食われるということは無いだろうが…
    仮にこの後生き返ったとしても、当分は群れの指揮もできないような重傷を負わされたのはまず間違いない。
    しかし、中型モンスターを一発でノックアウトする頭突きを受けてもなお立ち上がるとは……ハンターはやはり超人である。
    ゲーム中ではボルボロスの一撃でドスジャギィもノックアウトされる事は無いが

武具

  • ボルボロスから作られる武器はいずれも凄まじいまでの攻撃力を誇る。
    どの武器もボルボロスの頭殻を模した、切断よりも打ち砕く事に特化したような外見をしている。
    しかし困ったことに凄まじいのは攻撃力だけでなくマイナス会心率も非常に高い。
    抜刀術【技】でカバー出来る大剣や、麻痺ビンが装着されているスラッシュアックスはともかく
    片手剣やハンマーは救いようが無い。
    唯一ボウガンのバレルであるバズルボローカのみは会心率がマイナスになっていないが、
    代わりに攻撃力以外の性能が悪い意味で凄まじい事になっている。
    非常に重たくやたらと短い射程目を疑う程のブレ具合など困った要素がてんこ盛りである。
    しかし一応シールドが付いており、その重厚な見た目を好む人も多いので需要はあるようだ。
    実際貫通弾は射程を短くしたほうが集弾しやすく大ダメージを見込めるため地上戦なら用途はかなりある。
    また、水中で貫通弾やLv3通常弾を撃つと射程距離の短さと水中補正も相まって短距離で物凄い数のHIT判定が出る。
    その為か、近距離火力特化という、おおよそボウガンのコンセプトから外れた
    (ある意味現実のショットガンに近い)戦闘スタイルの武器になる。
    ただ、問題はブレが…。
    • ただし、シリーズによっては属性解放で麻痺属性が解放される為、
      こちらの運用方法であれば終盤まで使える優秀な武器となる。
  • 防具も一式揃えると見切り-1が発動するといった具合にとことん会心率に嫌われている。
    火および水属性への耐性は、部位ごとに高かったり低かったりする。
    そしてセット装備すると剣士は両方0、ガンナーは両方5になる。
    よく見ると肥沃なドロを使うパーツは水に弱く火に強い。
    それ以外は逆だがなぜか頭だけ両方0(ガンナーは5)。ドロつきとドロなしの違いを表しているのだろう。
    ドロがなければ対海竜種に使えたのに…と思うか、
    火属性を使うモンスターが多いから打ち消されてて良かったと思うかは各員の判断に任せたいと思う。
    • MHXXで登場した際には上記の特徴的な耐性は廃され両方とも0。
      World以降は両方ともマイナスにされてしまった。何故だ。

余談

  • 「ボルボロス」(βόρβορος)とはギリシャ語で「泥」という意味である。
  • なんだかんだ言って初登場以来4シリーズとX無印を除いて皆勤という地味にメジャーなモンスターだったりする。
    特にこれと言って人気が高い要素を持ち合わせているわけではないが、
    序盤の壁と言えるそこそこの強さを持ちながらも理不尽さはあまり感じさせず、
    デザイン面でもスタイリッシュさは薄いが、ネタ臭くもない燻し銀の渋いカッコよさがあり、
    「派手さはないけどなんかいつもいる」系の独特のポジションを築きつつある。
  • MH3Gにおける、ブラキディオスのモチーフに言及したインタビューによると、
    ボルボロスのモチーフはショベルカーとのこと。
    たしかに頭部の形状はショベルカーのバケットのようである。
    ただし、頭を地面に着けて土砂をかき分けながら進む様はどちらかと言うとブルドーザーに近い。
  • また、明言はされていないが、強固に発達した頭部を持つというのは
    有名な恐竜の一つであるパキケファロサウルスのグループ「堅頭竜類」を思わせる。
    こちらもモチーフとなったのかもしれない。
    • なお、堅頭竜の非常に分厚い頭蓋骨は実際のところ何に活用されていたのかよく分かっていない。
      ボルボロスの頭部のように頭突きに使っていたという説も有名であるが
      (堅頭竜の場合、牛やカブトムシの角突きのように同種間での優劣を決める力比べのためとされる)、
      全身化石の数が少ないことなどから、
      頭突きをした際に自身へ跳ね返る衝撃を吸収する機構が見つかっておらず、
      頭突きを行うことができたかどうか懐疑的な意見が少なくないためである。
      頭突き否定説のものによっては、頭突きすると自身の首の骨が粉砕されるとか
  • 尻尾の肉は珍味とされているらしい。当然味を知る術はないが見た目はエビに似ている。
    武具の素材としての需要は少ないが、食材にはなるようだ。
    MH3(G)ではボルボロスの尻尾の他にも、ラギアクルスの尻尾も珍味として重宝されており、
    チャナガブルに至っては棘以外全て食べられるらしい。
    ドスジャギィやクルペッコの肝臓は人間が食べる事は出来ないものの、
    チャチャカヤンバには食べさせる事が出来る。
    またモノブロスの物と思われる肉も交易で手に入り、やはりチャチャとカヤンバに食べさせる事が出来る。
    • MHWではかまど焼きとしてボルボロスに限らず大型モンスターの尻尾を調理することが可能になったが、
      それはこんがり肉携帯食料などへと加工されてしまい、
      残念ながらボルボロスの肉として直接は味わうことができない。
  • ボルボロスの通称は、亜種共々最初の文字を取ると別のモンスターになってしまう。
    通常種であれば土砂竜が「砂竜」になってドスガレオス
    亜種であれば氷砕竜が「砕竜」になってブラキディオスといった具合になる。
  • ボルボロス種はなぜか体験版によく縁がある。
    MHP3では亜種に、MHXX(3DS版)とMHWorld(βテスト)では通常種に挑戦することが出来た。
    いずれも中級にあたるクエストであり、一通りの基本を学んだハンターにとっての
    第一の壁としての役割を期待されているかのようだ。
  • 本種の英語名は“Barroth”だが、MH3からの同期であるベリオロスの英語名は
    “Barioth”と、なんとたったの1文字違いとなっている。
    両者は登場作品が被ることも多く、海外プレイヤーの間でも「非常に紛らわしい」と思われているようだ。

素材

土砂竜の甲殻
ボルボロスの甲殻。汎用性が高く、幅広い用途に使われる。
かなり硬く、加えて付着した泥が何層にもなることで強度を高めている。
より多くの泥が層となり硬度を増したものは「堅殻」、さらに重厚となったものは「重殻」と呼ばれる。
獰猛化した通常種からは通常よりも強度を増した甲殻が入手でき、
こちらは「獰猛化土砂竜重殻」と呼ばれる。
MHXRに登場する凶暴個体の物は「凶甲殻」と呼ばれる。
MHNowでは良質な素材として「土砂竜の良質な甲殻」が入手できる。
土砂竜の背甲
ボルボロスの背部を覆う甲殻。硬い材質で、防具によく使われる。
頭殻に次いで高い強度を誇る。採れる量が通常の甲殻よりも少ないため、価値が高い。
より強度を増したものは「堅甲」、さらに重厚となったものは「重甲」と呼ばれる。
土砂竜の爪
ボルボロスの前脚の爪。丈夫な材質で武器によく使われる。
主に地中を掘り進む際に用いて、そのため相応の強度を持つ。
より鋭さを増したものは「鋭爪」、
特に屈強な個体が持つ強固なものは「剛爪」と呼ばれ、堅い岩盤でも容易に掘り進む事が可能。
MHXRでは、水獣の骨と合わせて肥料を作った。
肥料はチリチェリ島のいい土を求めて勝手に伸びる習慣のある木の根を育てるために使われた。
凶暴個体の物は「凶爪」と呼ばれる。
土砂竜の頭殻
ボルボロスの頭部の甲殻。頑丈な材質で武器によく使われる。
上記のようにボルボロスでも特に堅牢な部位であり、打撃武器でないと破壊できない程である。
かなりの強度があり、うまく剥ぎ取るのが難しい為、本体からの剥ぎ取りでの入手は少ない。 
特に強靭な個体の頭殻は「重頭殻」と呼ばれて区別される。
その強度は頭殻以上に桁外れで、剥ぎ取りには苦労する。
MHSTの上位個体からは「堅頭殻」が入手できる。
導きの地に生息する個体の頭殻は「泥の王冠殻」と呼ばれ、
その中でも歴戦の個体のものは「歴戦の王冠殻」と呼ばれる。
土砂竜の尻尾
ボルボロスの尻尾。強靭な材質で防具によく使われる。
それほど高価な素材ではないが、肉が珍味として食用にされる。
上述のようにMHWではかまど焼きに出来るがこんがり肉などに加工される。
こんがり肉同士で味に差が無いのであれば*3
珍味と呼ばれる尻尾をちゃんと味わう手段は未だ登場していない。
より屈強な個体から取れるものは「靭尾」と呼ばれ、用途は多い。
肥沃なドロ
砂原のボルボロスの縄張りである泥沼にある泥。特殊な材質で、限られた装備に使われる。
ボルボロスは普段からこの泥で全身を覆い、乾燥帯の砂原での保湿を行っている。
この泥を纏っている部分は水属性の攻撃に弱く、逆にこの泥を落とした部分は火属性に弱くなる。
また、この泥を自ら振り落とし、頭から被ったハンターの自由を奪う攻撃も使ってくる。
剥ぎ取りでは入手できず、落し物かクエスト報酬でのみ入手できる。
砂原の泥沼から採取する…といったこともできない。
因みに、この泥は意外にも農作物にとって栄養価が高く、最高の畑の肥やしとなる。
そのためか、アイコンがウ○コモンスターのフンと同じである。
しかし「使わないのも勿体ないから」と思って全部使ってしまうと、
思いがけずボルボロス素材が必要になったとき後悔するハメになりかねない。ご利用は計画的に。
  • MH3からWorldまで長らくアッパー素材が存在しなかったが、アイスボーンで豊沃なドロが追加された。
    Riseでは上位の段階で手に入るようになり、
    「モンスターがまとう養分が豊富な泥。農作物の肥料にはもちろん、武具素材としても有用。」
    という専用のテキストも用意されている。
高級泥パック
これのみMH3Gが初出。
ボルボロスの纏う泥でも特別に豊潤なもの。特産品ランクは★4。
武具の素材としては規格外で、モガの村の特産品として扱われる。
その名のとおり泥パックとして使われるようであるが、ハンター生活には無用の長物であろう。
まぁ、実際には肌の艶を気にする女性ハンターなどからは需要があるのかもしれないが、
残念ながら作中でハンターがこれを直接使うことはできない。
土砂竜の骨
ボルボロスの骨。
MHXRで追加された固有素材。
カニステル島で、角竜の甲殻と切って繋げてトンカチを作成している。
凶暴個体の物は「凶骨」と呼ばれる。
土砂竜の凶土崩玉
凶暴個体のボルボロスが持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。

関連項目

モンスター/ボルボロス亜種
武器/ボロス武器 - ボルボロス素材を用いた各武器へのリンクあり。
防具/ボロスシリーズ
BGM/砂原戦闘BGM - ボルボロスのテーマ「土砂と熱風」。
モンスター/オルタロス - 捕食対象。
モンスター/ドボルベルク亜種 - 泥まみれにしてくる砂原の獣竜種。
モンスター/宝纏ウラガンキン - 頭部の部位破壊が打撃でしか出来ず、破壊後は剥ぎ取れる獣竜種。
モンスター/ジュラトドス - 好敵手。
モンスター/オロミドロ - 泥使いの後輩。こちらは海竜種。


*1 片手剣やランスなどのシールドバッシュは属性が乗らない。
*2 猟具生物の火石コロガシやマキムシの確定怯み効果を無効化する。
*3 システム上同一なだけで使った素材によってこんがり肉の味に差が無いとは言い切れないが