- 種族
- 飛竜種
- 別名
- 創音竜(そうおんりゅう)
- 登場作品
- MHF
- 狩猟地
- 高地
目次
生態・特徴 
- メゼポルタのギルドが「天廊」と名付けた塔の調査を開始し、その進捗に注目が集まる中、
高地より今まで見られなかった巨大なモンスターの目撃情報が寄せられた。
ポボルバルムと名付けられたこの巨大モンスターは、
これまで高地に出没していたモンスターとは明らかに違う姿をしている。
音を発生させる器官が身体のあちこちに存在しており、
この器官を使って不思議な音を奏でることから「創音竜」の別名でも呼ばれる。
- 全身が黒い体色で、覇竜アカムトルムが比較対象に挙げられるほどの巨体を持つ。
特徴的な頭部に加え、白い腹部にウネのような筋が多数見られることから、
その外観は翼と後脚が付いたクジラのようにも感じられる。
特に目立つのは口で、人間程の身長なら軽く飲み込めそうなほどの大きさである。
口内にはおびただしい数の歯が規則的に並び、まるでサメのように見える。
巨大な口に比例して顎も大きく、その顎で標的を叩き潰すといった行動を取ることもある。
上顎は蛇腹のような構造になっており、演奏を行う際には伸縮して空気を送り込む。
その空気は頭頂部にある管状の器官から排出され、同時に吹奏のような音が鳴る。
腕に生える翼は小さく、翼膜には筋が浮かび上がっている。
この翼は翼膜が弦の役割を受けもっており、開閉や振動させることで音を鳴らす。
このように音を鳴らすことに特化した機能を持つためか、
ポボルバルムが翼を用いて飛行する場面は目撃されていない。
尻尾は下部が膨らんでおり、太鼓に似た構造をしている。
この尾を地面に強く打ちすえることでもやはり音が生じる。
さらに、尻尾の上部と下部を叩き合わせるといった行動も見られる。
分岐した尻尾の下部には、貝のような巨大生物が寄生している。
- ポボルバルムの特性は、その別名通り音を奏でて自身を鼓舞するという特異なもの。
頭部、翼、尻尾にある特殊な器官から音を発生させることで、
狩猟笛の演奏と同じような効果を自身や他者へと付加する。
演奏を行う際にはハンターが吹き飛ぶほどの音圧も併せて発生する。
また、創音竜の咆哮には聞いた者の心を乱す特殊な効果が秘められており、
相対したハンターが錯乱するという現象も発生する。
- 見上げんばかりの巨体を武器とした数々の攻撃も危険性が高い。
その重量ゆえに易々と地割れを発生させるだけに留まらず、
力強く地面を叩くことで衝撃波を発生させるといった芸当も可能である。
自ら地面に潜り込んだ後、標的の真下より大ジャンプで急襲するという、
ダイナミックな攻撃も大きな特徴となっている。
- その生態故に騒音を頻繁に発生させるため、
高地周辺に住む住人からギルドへ騒音被害の報告が寄せられている。
また、口に入る物なら何でも食べてしまうという大食漢でもある。
- そのようなはた迷惑な生態に反し、性格は温厚な部類に入る。
大昔は空を飛んで生活していたようだが、空では他の飛竜との生存競争に勝てず、
あまつさえ捕食されてしまうことで次第に個体数を減らしていき、
ついには絶滅寸前にまで追い込まれたという。
そんな中、怪我などで飛べなくなってしまった個体が地上に集まって生活するようになり、
現在の生態が築かれたと見られている。
しかし高地にはグレンゼブルやヒュジキキといったモンスターが既に生息している。
彼らとは敵対関係にあり、新たな縄張り争いが発生しているようだ。
概要 
- MHF-G6にて実装された超大型モンスター。飛竜種に分類される。
別名「創音竜」。断じて騒音竜ではない。
MHFオリジナルの超大型飛竜種はオディバトラスに続き二体目となる。- HR5の剛種クエスト、およびG級クエストにて登場する。
狩猟解禁日時はG6アップデート初日の11月19日からとなっている。
紹介ムービーも用意された。
- HR5の剛種クエスト、およびG級クエストにて登場する。
- その姿は平たく言うと「クジラが胴体になったティガレックス系飛竜種」といったところ。
あるいは「黒塗りのイサナ船に翼と後ろ脚がついた」と言い換えてもいいだろう。
対峙すると圧倒されるのはその黒い巨体、およびそれに見合う特大の口。
この大口は、歯の並び方は異なるがハプルボッカと似ていることで注目されていた。
また、腹部にはクジラそっくりの筋(畑にあるウネに例えられる)が存在しており、
何らかのクジラがモチーフであることが容易に推測できる。
つぶらな瞳を可愛いと感じるか、不気味と感じるかで評価は分かれるだろう。
- そのような巨体でありながら、高地に棲む大型モンスターたちと縄張り争いをしている。
生態の項でも述べたが、ポボルバルムは他の飛竜に生息圏を追われた結果現在の生態を確立したようで、
ヒュジキキやグレンゼブルからは、ポボルバルムが新参の格下的存在と見られているのかもしれない。- ポボルバルムのクエストではエルペやブルックなどの草食種が配置されている。
これまでの超大型飛竜種出現時には、小型モンスターが危険を感じて姿を消す描写があるが、
ポボルバルムの場合はその設定や描写がないどころか、上述の通り平然とたむろしている。
"小型モンスターからナメられている恐れられていない"とも捉えられるだろう。
- 上述したように、このモンスターは超大型モンスターに属する存在であるのだが、
他の超大型飛竜種が"黒き神"だの"破壊をもたらすもの"だのと恐れられている一方で、
このモンスターに関しては精々騒音被害程度の報告しか出されていない。
このことや上述の設定なども踏まえると、世界観上の立場は通常の大型モンスタークラスだろう。
プレイヤー間では、少なくともアカムトルムらよりは格下であるとの見方が広まっている。
- ポボルバルムのクエストではエルペやブルックなどの草食種が配置されている。
- 骨格はティガレックス系で、巨体ゆえに印象はアカムトルムやオディバトラスに近い。
咆哮や地中潜行、周囲の空気を吸う動作なども彼らと酷似している。
一方で海洋生物を連想させる要素が多数存在していることから、
紹介ムービーが公開されるまで分類種族が判別できない状況が続いていた。
(なお、似たようなポジションに魚竜種と誤認された飛竜がいる)。- "翼を有するティガレックス骨格"では初めての地中潜行を行うモンスターである。
- 最大の特徴として"音を奏でて自身を強化する"という行動が挙げられる。
狩猟笛やクルペッコを彷彿とさせる能力であり、これを妨害できるか否かが戦局を左右する。- この音を発する器官であるが、上顎部分はアコーディオンさながらに伸縮し、
クジラの鼻にあたる部分には管楽器状、尻尾は打楽器状、翼は弦楽器状……といったように、
身体中に楽器を模した部位が存在する。
言うなれば一人音楽隊状態である。あるいは歩く楽器とでも呼ぶべきか……。
これら3つの部位を指しているのか、称号には"三重奏"という言葉が入る。 - ちなみに全身を真上から見ると、背骨から尻尾にかけてのラインがちょうど弦のようになって、バイオリンにも見える。
しかし、このラインは5本である。一般的なバイオリンは4本のため、少し違和感があるかもしれない。
- この音を発する器官であるが、上顎部分はアコーディオンさながらに伸縮し、
- 翼は演奏に特化しているためか、ポボルバルムが飛行する場面は確認できない。
遠隔地への移動は基本的に地中潜航を主体としているようだ。
ポボルバルムの場合、生き延びたのが怪我などで飛べなくなってしまった個体であり、
それゆえに翼が退化しかかっているものと思われる。
- MHF産超大型モンスターの先輩であるオディバトラスは戦闘エリアが固定されていたが、
ポボルバルムは高地の頂上に加え洞窟エリアへも移動する。- 超大型モンスターでありながら専有するBGMが存在しない初の事例でもある。
超大型、かつ音に関わるモンスターだけに予想を裏切られたハンターも多そうである。
高地凄腕BGMの人気が高いのも一因なのだろうか。
あるいは、世界観的にはか弱い存在であるため特別扱いされていないのか……。
- 超大型モンスターでありながら専有するBGMが存在しない初の事例でもある。
戦闘能力 
- ポボルバルムとの戦闘において重要な要素は以下の通り。
- 超大型モンスターらしく、罠や閃光玉は無効。麻痺や毒などの状態異常は有効。
- 頭、翼、尾の器官を用いて自身や他者を強化する"演奏"を行う。
- 演奏に用いる部位が破壊されていた場合、演奏直前に該当部位を修復する。
- ポボルバルム独自の状態異常"混乱やられ"を有する。
- 部位破壊の条件が特殊。
- 最大の特徴である"演奏"には、どの部位を用いるかで効果が変わってくる。
また、効果が発現している間はポボルバルムの体に流水のようなオーラが発生する。
対応する内容は以下の通り。使用する器官 纏うオーラ 強化される能力 頭部 赤一色 攻撃力 翼部 黄一色 防御力 尻尾 緑一色 代謝能力(体力自動回復) 全て 赤黄緑 上記全ての効果 - 演奏を行う際には使用部位に水飛沫のようなエフェクトが掛かる*1。
また、演奏の開始と締めくくりには音圧などで攻撃を行ってくるため、注意が必要である。
各部位ごとに演奏方法は異なり、それによって演奏しながらの攻撃方法も変わってくる。
基本的には1つの部位のみ用いるが、G級では全てを用いて演奏することがある。- この演奏効果だが、ポボルバルム本人だけが恩恵にあずかれるものではなく、
演奏を聞いたハンターにも同様の効果が生じる。感覚としては狩猟笛の演奏そのものである。
クルペッコのような妨害は不要で、特定の攻撃に当たる必要性が有る訳でもない。
"なんか攻撃を回避していたらステータスがアップした"という感じになる。 - この演奏攻撃は水飛沫が出ている対応部位に攻撃を加えることで、怯ませることが可能。
怯ませて妨害に成功すると落し物をするだけでなく、
その演奏効果をポボルバルム本人に与えないという有利な状況を作り出せる。
回復旋律や防御旋律を完遂されると狩猟時間が延びてしまうため、
これら2種類の妨害は積極的に狙っていきたい。
頭の攻撃旋律はこちら側の火力UPにも繋がるため、対処が可能であれば放置も一手である。
ちなみに演奏効果が有効な間は再度演奏を行わないという特徴がある。
演奏効果時間は旋律によって異なるようで、攻撃旋律は長く回復旋律は短め。 - なお、演奏に用いる部位が破壊されていた場合、演奏前の溜めが微増する。
このときに妨害を行わなかった場合、なんと該当部位を修復してしまう*2。
そして、その部位を用いて演奏を繰り出してくるのである。
ちなみに修復されてしまっても部位破壊素材は入手可能。
次に演奏に用いる部位には音波のエフェクトと音が発生する。- 頭であれば上顎が伸縮して黄色い内部が見えるようになる。
また、上顎が伸縮するごとにいびきのような音を発する。
部位破壊していた場合は、掠れたホイッスルのような「スピー」という音が鳴る。 - 翼の場合は波打つようなエフェクトが同時に発生する。
潮騒のような「ショリショリ」といった感じの音が併せて発生する。 - 尻尾の場合は分かれた上部と下部をカスタネットのように打ち合わせる。
太鼓のような特徴的な音が定期的に響くため、どこにいても判別しやすい。
破壊前は「パタン」と軽く、破壊後は「ドン」と重い音が響く。
- この演奏効果だが、ポボルバルム本人だけが恩恵にあずかれるものではなく、
- また、時折放つ咆哮に当たってしまうと"混乱やられ"なる新たな状態異常を被る。
これにはハンターを錯乱させる効果が秘められており、起き上がると同時に不審な行動をとる。
詳しくはこちらを参照。- 咆哮は2種類存在している。いずれのモーションも超大型飛竜種が行うものと似ている。
上体を起こして咆哮するものは、上記の単部位演奏前に必ず行う。
- 咆哮は2種類存在している。いずれのモーションも超大型飛竜種が行うものと似ている。
- 肉弾技はその巨体を用いた鈍重、かつパワータイプなもの。
ただでさえ広い攻撃範囲が地割れなどで強化されている。
破壊可能部位は概ねカバーされており、安易に張り付いていると反撃を貰いやすい。- 前方への突進はアカムトルムと違ってあまり追尾しないが、オディバトラスよりは頻度が高い。
また、数種類の吸い寄せ攻撃まで有しており、頭の前に陣取って戦うのは少し難しい。
吸い寄せ攻撃の後はブレスか、ウラガンキンもビックリの顎叩きつけに派生する。 - また、あろうことか後ろに向かって突進を繰り出すという珍妙な技も有している
(オディバトラスがバックした後に攻撃する技を有するが、こちらは後退そのものが突進である)。
これに加えて尻尾を下半身ごと持ち上げて叩きつけるなどの後方攻撃手段が多く、
下半身にいれば安全……とはあまり言えないかもしれない。 - 側方への攻撃手段として、翼を叩きつけて扇状に広がる衝撃波を放ってくる。
効果範囲は広いが、一旦地面を叩いた後で繰り出す関係から、
遠距離武器では割と見切りやすい部類に入る。
- 前方への突進はアカムトルムと違ってあまり追尾しないが、オディバトラスよりは頻度が高い。
- 地面への潜航動作は2種類存在している。
- 1つはアカムトルム系と同じモーションで、地面を掻き分けて潜るというもの。
主にエリア移動を行う際のみ行い、攻撃動作へは繋げてこない。 - もう一つは尻尾を幾度か叩きつけた後、何と後ろ足から順に潜っていく。
潜るというよりは沈むという方が印象としては近いかもしれない。
これは攻撃の予備動作でもあり、地中から特定のハンターを狙って飛び出してくる。
狙ったハンターの真下までしつこく追尾する上、あの大口を開いて攻撃してくる。
その様子は正しくクジラの大ジャンプ(ブリーチングという)にそっくりである。
ダイナミックに飛び出した後は当然着地し、やはりこちらにも攻撃判定がある。
見た目は緊急回避じゃないと難しそうに見えるが、
実際にはハンターを中心に、左に向かって大口開いて突き上げようとしてくるため、
右に移動、回避するだけで簡単に回避できる攻撃である。
ただしその巨体も相まって、他人狙いの場合被弾しやすいので注意。
- 1つはアカムトルム系と同じモーションで、地面を掻き分けて潜るというもの。
- 超大型モンスターということもあり、剛種ポボルバルムはHP24000という耐久力を誇る。
通常の大型モンスターの剛種とは一線を画する体力量であるため、
HR4(上位終盤)までの装備で挑むのはやや厳しい。
まずは他の剛種モンスターを攻略し、十分な火力を持つ装備を整えてから挑むとよいだろう。- なお、HP24000というのはG9.1にて緩和が入った後の数値である。
以前は剛種ラオシャンロンや剛種ヤマツカミとほぼ同等のHP30000であった。
しかも実際には、全体防御率の関係でこれらよりは若干硬かった。
剛種デュラガウアなどと違いあくまで鈍重な超大型モンスターであり、
剛種ラオシャンロンと違い全体的に物理が良く通るということで、
これだけならそこまで脅威でもなかったのだが、
ポボルバルムの場合は演奏による強化が討伐に極めて悪い影響を齎してしまう。
特に回復演奏はなんとHPを5000も回復するため、妨害に失敗すると討伐時間がいたずらに長引いてしまう。
また、防御演奏もただでさえ高い耐久力を更に上げることになるため、妨害失敗時の影響が大きい。
中途半端な火力では演奏を許してしまい、
討伐時間が更に長引いてしまうのは緩和後でもあまり変わっていない。 - ちなみに体験会(つまりHP30000の時代)では、
妨害に関する知識など無論ないため苦しめられるユーザーが多く、
天嵐武器の火力でも時間切れ*3が続出したという。
早いうちに各部位を殴って次に演奏する部位をチェックし、
そこを集中攻撃して部位破壊を狙い演奏妨害につなげていきたい。
また、剛種では天嵐防具と天嵐武器相当の火力がある4人PTなら、
大ダウンを連発させて演奏する前に仕留めることもできる。
そのため剛種のポボルバルムがボーナス試練として狩人祭に登場した際には、
比較的良い稼ぎ相手になっていたようだ。 - なお、HP24000というのはG9.1にて緩和が入った後の数値である。
- 演奏システムの関係か部位破壊条件が少々特殊になっており、
演奏効果有効中は部位破壊不可能だが条件の完遂が可能という仕様になっている。
そのため、短時間にどれだけ攻撃を叩き込んでも部位破壊は不可能と思えるが、実際はそうではない。
条件を達成した部位は、演奏の持続時間が終了した後に攻撃を加え効果解除の怯みを起こすと破壊される。
複数箇所が条件を満たしていれば一斉に破壊が達成される。
G級 
- 難易度は★7。最近の傾向に則り剛種と同日解禁され、HC化も可能となっている。
- HP30000、防御率0.3となっており、特殊な仕様である極限征伐戦を除けば、
G級実装から1年半目にして遂に覇種のタフネスを根本的に超えた初のモンスターであると言える。
ただし他のG級モンスター、特に烈種や極征モンスターと比較してそこまで逸脱しているというわけではない。
また、剛種の攻撃倍率が4.6だったのに対し、こちらはなんと9.3と、物凄く上昇している。
しかし、ポボルバルムの防御旋律を受けると、
G★7減算補正の900がそのまま返ってくるかの如く防御力が上昇、
攻撃も旋律補正ありのHCでも普通に耐えられるようになるため、それを見越しての調整だと思われる。- 無論、それは防御旋律を受けた時の話。補正がなければ致命傷は避けられないし、
その防御旋律自体厄介な特性を招く物である。保険として真根性スキルはあったほうが良いだろう。
- 無論、それは防御旋律を受けた時の話。補正がなければ致命傷は避けられないし、
- G級個体最大の特徴は上でも少し触れたが「全効果演奏」の存在。
これをクエスト開始直後に必ず使ってくる上に、演奏効果時間が攻撃旋律準拠と非常に長いため、
クエスト開始から3分近くは防御力が跳ね上がった状態のポボルバルムを相手にしなければならない。
また、防御率が大きく低下している関係で、回復演奏の妨害失敗は致命的ですらある。
- この全効果演奏は開幕1回しか使用してこないのだが、
仮に妨害できても再度かけ直そうとするという恐ろしい特性がある。
G級では怯み耐性がどんどん増加していくため大ダウンで旋律を妨害するのはほぼ不可能であり、
スタンや麻痺などを絡めない限り、100%確実に全効果演奏を吹かれる。
当然それまで蓄積していたダメージは回復効果演奏で回復されてしまう。
つまり最初から最後まで演奏させないという戦略(と装備)を用いない限り、
開幕の全効果演奏を下手に妨害すると逆に時間がかかってしまうのである。
- また、麻痺耐性が通常クエストのモンスターでは(当時)異常の域に達する1000。
流石にノーマルモードでは麻痺を十分に狙っていけるが、
特異個体では実質至天征伐戦モンスター以上の麻痺耐性を有することになり、
爆発的に普及した穿龍棍4名を持ってしても麻痺させることすら難しい。
気絶耐性も800と恐ろしく上昇しており、
極ノ型ハンマーの2連スタンプを複数人で当てるなんてことをしない限り、
上述した「開幕演奏を妨害した後にスタンや麻痺を絡めて吹きなおしをさせない」のは非常に難しい。
- ちなみに毒で2100ダメージ近くを与えることができる。
全体防御率の低さ、及びそれを更に増長する防御旋律の存在から有効性は非常に高いと言える。
耐性は麻痺や気絶に比べるとあまり高くないので、積極的に狙ってみるとよいだろう。
- G級ポボルバルムはMHFでも屈指のタフネスを誇るモンスターであるとして、
悪い意味で有名になってしまっている。
実際問題としては、G級ノーマルモンスターで見ても後に登場したグァンゾルムやエルゼリオン、
ランク違いだが遷悠種モンスターと同じぐらいの体力しかなく、
演奏効果を含めても、上記モンスターは弱点以外の肉質が非常に硬い上に攻撃も苛烈であるため、
基本殴られ放題になるポボルバルムよりも彼らの方がタフネスは圧倒的に上であると断言できる。
が、MHF-G6当時で言えば間違いなくトップクラスの耐久力を有していたことは否めず、
それが当時の風潮と絶望的に噛み合わなかったことで槍玉に挙げられてしまったと言える。
無論現在の装備環境では(★1辿異種などと比較して)労せず狩ることができるが、
その後狩る人が少なくなった事で上記の悪評を覆すことができず、
実装から4年近くが経った2018年現在でも「ポボルバルム=耐久力が高すぎる」と評されてしまっている。- この当時のMHFは「とにかく物理を限界まで高めてごり押しして0~2分程度の速攻討伐を図る」
事が人気になっており、これについて賛否両論となっている状況があった。
ポボルバルム、というよりG6以後のモンスターはいずれもこの状況に対する解を探っていた事が伺え、
G級ナナ・テスカトリ、ドゥレムディラ、ヴァルサブロスなど賛否あるモンスターが続々追加されていったのだが、
ポボルバルムは(おそらく超大型モンスターということもあり)純然と耐久力をかさ上げする、
という方向性があったものと思われる。
ただ、剛種と違い最初の演奏を阻止する術が乏しいことが原因で、
工夫して殴っても時間がかかる、要するに腕を上げても早くならないという構造があった。
またG6直後の時点では「スキル変革によるタイム短縮」がまだ難しい状況にあり、
結果としてどのプレイヤーも同じような戦法で、同じような狩猟時間になってしまっていた。
- また、ポボルバルムは「初登場G級モンスターの装備を揃えるとHC素材などの有用なアイテムがもらえる」
イベントが開催されたモンスターでもあるが、これがある程度連戦をしないと揃わない代物であったことから、
超耐久力を持つモンスターの連戦を強要するのか、という不満にも繋がったようである
(これについては非常に戦闘能力が高いG級ナナ・テスカトリでも同様の不満が挙がっている)。
- ちなみに、後に超大型モンスター・同骨格のアカムトルムとオディバトラスがG級対応している。
アカムトルムはポボルバルムよりも明確に耐久力(全体防御率)が低くなっており、
オディバトラスは素のポボルバルムと同等の耐久力で、肉質はこちらがやや硬いが総合的なタフネスは下である。
ただしどちらも攻撃技が非常に強力であることから、攻撃重視の両者に対し、
防御重視のポボルバルムと強引に解釈できないこともない。
- この当時のMHFは「とにかく物理を限界まで高めてごり押しして0~2分程度の速攻討伐を図る」
- 上述したようにただでさえ全効果演奏が厄介なG級ポボルバルムにおいて、
演奏効果消滅後に再度使用してくる演奏で万が一翼か尻尾の演奏をされてしまうと、
討伐時間が更に長引いてしまう。
開幕の全効果演奏と違いそれ以降の演奏は通常通り妨害することで有利に戦いを進められるのだが、
そのままでは溜め時間が短く特に尻尾は妨害失敗しやすい。
部位破壊することで余裕をもって妨害できるようになるので、積極的に破壊していきたい。
- MHF-ZZではGR999到達で本種のクエストを「アンリミテッドモード」にすることが出来る。
アンリミテッドモードではモンスターの体力と攻撃力が激増し、
イャンクックですら★3辿異種相当の体力・攻撃力になる設定である。
つまりポボルバルムは極みモンスター以上の超絶的な耐久力になる……と思われるかもしれないが、
実際は他のULモードモンスターと同程度の体力に収まっている。
ただ、攻撃力は非常に高くなっているので要注意である。
また2回目の回復演奏をされると長引いてしまうため、それについては確実に阻止したい。
特異個体 
- G級のみハードコアモードにすることが可能。
イナガミやフォロクルル同様、外見の変化はない。
- 通常個体より音の扱いに優れた個体であるためか、衝撃波やブレスが変化している。
ブレスは単発になるが着弾時にドーム上の爆発を引き起こすようになる。
衝撃波は自身が咆哮を発し、それを翼膜でキャッチすることで振動を起こし、
周囲に壁状の衝撃波を複数放つようになっている。
武具 
- 武器、防具双方に剛種系統、G級系統が設定されている。
音に関わる竜だけあって、デザインにも音楽関連のものが取り入れられている。
- 剛種武器は「バレナ○○」という名称。
従来は歌姫関連などでしか付加されていなかった奏属性の武器である。
鉄琴のような双剣、ピアノの鍵盤を模した大剣など、楽器をモチーフにした外観になっている。
G6.1にて烈種武器強化が、G8にて始種武器強化が追加された。- 「バレ(ー)ナ」はイタリア語でクジラの意。納得のネーミングである。
- G級武器は「創音○○」という名称。剛種武器とは若干形状が違う。
こちらも奏属性であり、長めの空色ゲージを発現する武器が多いのが特徴的。
斬れ味レベル+1効果があれば生産時点で空色ゲージが出ることと、
奏属性が水・氷共に100%であることから、パートナー用の武器として優秀。
水・氷どちらかにマイナス肉質がある場合を除けば、2属性を1つで賄える。
- 剛種防具は、剣士・ガンナー共に「ポボルム」シリーズという名称。
G級防具は剣士が「創音奏」シリーズ、ガンナーが「音紡奏」シリーズである。
マーチング隊のような華やかな衣装であり、ヒレのような部分が特徴的である。
G級防具に付加されるスキルは「属性特効」、「属性攻撃強化」、「激励」など。
G6登場の属性特効を推したスキル構成となっているようだ。
剛種防具の方はG6.1で烈種防具強化、G9.1で始種防具強化が追加された。
- G級防具は通常(精錬システムが無いものを除いて)GFシリーズのLv7で凄腕HC素材を要求される、
という仕様となっているが、この防具は凄腕HC素材が必要ない。
もちろんこの防具も精錬して装飾品にすることができる。
また、HC素材の代わりにレア素材要求が極端に多い…という事も無い。
ただし部位破壊限定のレア素材である
「創音竜の翼」をGFシリーズへの派生という非常に速い段階で要求される。
そしてそれ以降の段階では創音竜の翼を一切使用しないという、
精錬可能なG級防具ではかなり異質な強化素材配分が特徴的と言えるだろう。
余談 
- 名前はポボ(Pobo)ルバルムである。
パ行とバ行が入り交じる名前だけに、誤表記が目立つモンスターでもある。
特にMHにはポポ(Popo)が既に存在しているため、うっかりポポルバルムと間違える人が多い。
名前が言いづらいということもあってMHF界隈では単にクジラといわれることも。- また、他のモンスターの先例から察するに、別名の由来は十中八九"騒音"だろう。
一部クエスト名には"爆奏"などの語が入り、どちらも傍迷惑そうな印象を受ける。
実際に上述のクエスト依頼文では、高地にて騒音被害が発生している事が確認できる。
高地の先輩であるグなんとかさんに倣うと、「高地の迷惑創音竜」といったところか。 - モンスターのイメージには「空飛ぶクジラ」が少なからず影響しているようだ。
ただ、この空飛ぶクジラという題材は沢山存在しているため、何がモチーフなのかは不明である。
- また、他のモンスターの先例から察するに、別名の由来は十中八九"騒音"だろう。
- MHF-G6のパッケージ表紙には、このモンスターではなく天廊が用いられている。
これは、新コンテンツ「天廊遠征録」がG6の目玉とされているためだろう。
また、G6プロモーションムービーにも一切登場していない。
アップデートの新モンスターなのにPVでの出番が一切無いのは実質これが初*4である。
更にアップデート後には同時に解禁されたG級特異個体ナナ・テスカトリの、
文字通り鬼のような強さに話題が集中しており、割と不遇なモンスターと言えるかもしれない。
サブビジュアル(公式サイト等で確認できる)が用意されており、
決して冷遇されているというわけではないのだが、
その後G級の項で述べた通りの異常なタフさのみが注目されてしまい、
MHF-G時代でも屈指の不憫モンスターの烙印が押された印象は否めないが……。
- MHF感謝祭 2014では、G6での実装に先駆けて先行体験会が行われた。
- 上述したようにG級個体の翼破壊限定素材である創音竜の翼が、
G級防具の非常に早い段階で要求される(武器には使わない)ことから、
モンスター狩猟解禁の連動イベントをクリア*5するための妨げになるという意見が多かった。
そのため、狩猟解禁2週目にして早くも救済クエストが配信されるという珍事が起きた。- これの影響なのか、2015年以降は
「部位破壊限定の低確率素材」が設定されたG級モンスターが登場していない*6。
そのため、現状ではポボルバルムが最後の「部位破壊限定レア素材」を持つG級モンスターとなっている。
- これの影響なのか、2015年以降は
- 地味に討伐時の鳴き声がリノプロスの突進開始時の声に似ている。
- 特に高地に依存した戦法や、関わり深い重要な設定が存在しないにもかかわらず、
高地以外には一切出現しない。
歌姫狩衛戦・真説での迎撃拠点や狩煉道での砦跡など、
多少の設定は無視される傾向もあるコンテンツにも一切登場しない。
素材 
- 創音竜の皮
- とても保温性に優れたポボルバルムの表皮。
表面はぬるぬるした体液に覆われているらしい。
より上質なものは「厚皮」と呼ばれ、保温性だけでなく、耐久性も抜群らしい。
- 創音竜の体液
- 特殊な条件下で様々に発色するという摩訶不思議な体液。
より上質なものは「潤液」と呼ばれ、武具に光沢を与える目的で薄く塗布される。
- 創音竜の歯
- 一本でも抜けるとすぐに生え変わるポボルバルムの鋭い歯。
より上質なものは「歯列」と呼ばれるが、並んだ歯一本一本が非常に鋭いため取扱注意。
- 巨大貝の破片
- ポボルバルムの尻尾に寄生しているらしい貝類の殻片。
より上質なものは殻の状態で利用されるが、中身は殆ど空洞であるという調査結果が得られており、
この貝類の詳しい生態は不明。
- 創音竜の骨髄
- ポボルバルムの骨髄。食用としての需要もあるようだ。
より上質なものは「秘髄」と呼ばれるが、なかなかお目にかかることが出来ない。
- 創音竜の鳴管
- ポボルバルムの発声器官。他のモンスターと比べ、独特な形状に進化している。
まるごと剥ぎ取れれば「創音竜の喉」として利用できるが、
剥ぎ取りが難しいのか、とても希少な部位である。
- 創音竜の翼膜
- ポボルバルムの翼膜。細かい筋のようなもので構成されており、
弾くと綺麗な音色を奏でる。
より上質なものは翼の状態で利用されるが、その重量故に持ち帰るのに非常に苦労するためか、
あまり見かけないレアな素材。
- 創音竜の発音袋
- 特異なポボルバルムからのみ剥ぎ取れる、喉の奥にある袋。
取り出すとすぐにしぼんでしまうため、完全なものは非常にレア。
- 重々しい爪
- 巨体を支えられるほど頑丈な爪。武具工房に持っていくと、何かに加工してもらえるかも。
特定のアップデート記念クエストの報酬のみで入手可能であり、ポボルバレッタの製作に必要。
関連項目 
ポボルバルム素材の装備 
武器/創音双剣【暁鐘】 - G級双剣
防具/ポボルムシリーズ - 剛種防具(G級防具も解説)