- 種族
- 古龍種(古龍目 源龍亜目 ミラボレアス科)
- 英語表記
- White Fatalis
- 登場作品
- MH2, MHP2, MHP2G, MH4G, MHXX, MHF
目次
特徴・生態 
- 『伝説の中の伝説』
その名は運命の創まりを意味し、「全ての龍の祖」、「祖なるもの」ともされる「白き王」。
- 黒龍や紅龍などとは異なり、その名が伝承に登場したことは一度として無く、
その姿を見たものは勿論、伝え聞いた者すらも殆ど存在しない。
判明している事柄と言えば、伝説の書・古龍の書・終焉の書と呼ばれる3種の幻の文献を合わせ解読することで、
「祖龍」なる存在に関する情報が浮かび上がるという説話が残されているということくらいである。
その書を解読した者によれば、かの龍は光がなくとも輝く白い鱗と体毛に包まれており、
禍々しくも神々しい壮麗な翼を備え、煌々と輝く王冠の如き4本の角を冠する。
奇しくも邪龍と呼ばれるミラボレアスとは対照的な姿であるが、その由来は全く不明。
また、祖龍が激昂した時、その身は禍々しい紅色の電撃を纏い、
全ての生命を等しく奪う紅き雷を以って神の如き鉄槌を下すという。
- 祖龍が本当に存在するか否かは全く未知数であり、むしろ単なる伝説である可能性すらある。
ある言い伝えでは、ごく一部の竜人族に古くから伝わる詩句に、祖なる龍の出現が語られているとされる。
詩句が記された石板は長い時を経て散逸してしまったらしいが、その石板には「祖なるもの」という文字、
廃墟と化した亡国の王城に纏わる記述、そして「皆既日蝕」を示唆する歌が確かに刻まれていたという。
- 現存する情報は黒龍・紅龍以上に少なく、これ以上の情報は皆無に等しい。
"龍"と呼ばれる生物の始祖と言うべき存在なのではないかという考察もあるが、真相は闇の中である。
- 余談だが、一部の竜人族の職人の間では「祖龍素材の加工」を可能にするための
秘伝の特殊技術が細々と語り継がれているらしい。
神の如き存在と言い伝えられる祖龍から得られた素材に、その特殊技術による加工を施せば、
正に神の如く神々しい伝説の武具を作り出すことが可能であるという。
しかし、実在するかも疑わしい祖龍の素材を加工する機会など、
如何に長寿な竜人族の職人でも訪れることはまず無い。
しかも習得するには相当な才能が必要とされており、
現代においてその技術を修めている職人はごく少数であるという。
概要 
- 『祖龍』と呼称されるミラボレアス種。
黒龍・紅龍と同じく禁忌のモンスターに属するモンスターであり、
公式資料やメディア等で存在が言及されたことは全くない。
ストーリーにもほぼ関わらず、シリーズを通して裏ボス的な存在となっている*2。
- プレイヤーからは「ミラルーツ」とも呼ばれる。
ミラルーツは"運命の創まり"を意味しており、この訳は登場ムービーでも使用されている。- 「ミラルーツ」の名は、元々は祖龍の素材から作られる防具シリーズの名称。
ミラバルカンと同じく、黒龍・紅龍と区別するため、転じて祖龍自体を指す用語として使われる
(モンスターハンターの世界における通称になっている可能性があるのもミラバルカンと同様)。
その他、ゲーム上では「ミラボレアス(塔)」、「ミラボレアス亜種」、「白ミラボレアス」、
「祖なる者」といった呼称が存在する。
- 上記のように「ミラルーツ」とは防具における名称で、
武器の場合は「ミラアンセス」という名称になり、MH2時代は通称としてもよく使われていた。
「ルーツ」と「アンセス」の語源は、
英語でそれぞれ「根源、原点」と「祖先」を意味する"roots"と"ancestor"からと推測される。
- 「ミラルーツ」の名は、元々は祖龍の素材から作られる防具シリーズの名称。
- 本種は骨格こそミラボレアスと共通しているものの、
西洋のドラゴンをそのまま模写したような姿をしている他のミラボレアス種とは違い、
首から尾にかけては棘ではなく体毛が生え、顎は髭に覆われ、角は枝分かれしているなど、
ドラゴンと東洋の龍とを融合させたような姿をしている。
全身を覆う鱗と体毛は白とも白銀ともつかない幻想的な輝きを放っており、
一見すると黒龍のような禍々しさはなく、寧ろ聖なる龍神のような神々しさ、美しささえ感じさせる。
しかし怒ると一変、胸部に赤い雷が走り始め、
体の一部が赤く染まり、凶悪なまでに禍々しい姿となる。
平常時が非常に美しい分、他のミラボレアス種より不気味といえる。
- 「祖龍」の別名や「祖なるもの」というゲーム中の呼称から、
何らかの祖先とされる存在が想い起こされる。
そしてミラボレアス種には、
「"龍"と呼ばれる生物の始祖の姿を最も色濃く残す古き種族」と推測されているという設定が存在する。
これらの情報から、この祖龍ミラボレアスは「古き種族」の中でも始祖に近い、
または「"龍"と呼ばれる生物の始祖そのもの」といえる存在なのではないかと思われる。- "龍"に共通の祖先など存在するのか、
という尤もな疑問に対する回答は現在でも存在せず、
上述の設定についても、シリーズ最初期のハンター大全に推測という形で掲載されたのみであるため、
それが現時点でも存続し続けているのかについては議論の余地がある。
しかし、MHW:Iの時期にて「ネロミェールとオオナズチが近縁種である」事が明かされ、
古龍種の中でも進化は起こり得る可能性があることが明示された事で、
始祖がいる可能性は以前より高まったと言える。
- 近年登場した巨戟龍ゴグマジオスの裏設定においては、
「同種は原始的な姿の古龍であり、進化の繰り返しは殆ど起きていない」という旨の記述が存在する。
一般的な生物では、世代が進むごとに僅かずつ姿形などが異なる個体が生まれる事はままあり、
環境などに適応して特定の傾向の個体のみが繁殖した結果として種全体が変わる事を進化という。
この「進化の繰り返し」なるものが古龍種全てに適用されると仮定すれば、
祖先となる種が存在していてもおかしくはないという逆説的解釈は確かに成り立つ。
現時点で祖龍に関して判明している他の事柄はと言えば、
ミラボレアスの亜種とされていること*4、赤衣の男や伝説の職人に「王」と称されていることくらいである。 - "龍"に共通の祖先など存在するのか、
- あらゆる意味で謎に包まれ、情報公開の場も皆無に近かった祖龍ミラボレアスだが、
シリーズ15周年を記念して開催された『モンスターハンター15周年展 THE QUEST』において、
世界観監修を手掛ける藤岡要Dから遂にデザインコンセプトの一部が公開された。- コンセプトは『ミラボレアスの更に長寿な謎多き存在*5』。
イメージは"より強そうで怪しいミラボレアス"というストレートなもので、
元々のミラボレアスは黒、その次に強い赤という流れの中で、
更に強い存在としてイメージを逆転させた「白いミラボレアス」が誕生した。
イメージとして「それが全ての古龍やミラボレアスの始祖」という存在を感じられる、
禍々しく神秘的な雰囲気を伴ったミラボレアスという形でデザインされ、
その発想の延長として長寿のドラゴンの要素を取り入れ、白く発光する体毛を伴った姿となったようだ。
祖龍ミラボレアスがヤマツカミやゴグマジオス等より古い存在であるか、
本当にミラボレアスの祖と言える存在であるのかといった点が明言されることはなかった。
ただし藤岡Dへのインタビューにおいて、黒龍ミラボレアスとの関連性については
「黒龍が祖龍に変化したとか、祖龍をもとに黒龍が生まれた」といった話ではない*6との言及が存在しており、
両者が先祖帰りや年齢変化といった設定とは無縁の存在であるらしいことが示唆されている。 - コンセプトは『ミラボレアスの更に長寿な謎多き存在*5』。
MH2~MHP2G 
- MH2ではオンラインイベント限定での登場となる。
イベント配信中のみ、HR51以上かつ祖龍の書を入手している場合にクエストを受注できる。
オンラインのイベント限定なのでPシリーズのような撃退は不可能で、
また配信スケジュールの都合上、条件を満たしていてもクエスト自体が来ていない場合もある。
- MHP2ではイベントクエスト限定配信。
MHP2Gでは出現条件がやや複雑で、- G級は、G級紅龍のクエスト「終末の時」で紅龍の討伐、
およびG級の全ての大連続狩猟クエストクリアで出現する。
- G級は、G級紅龍のクエスト「終末の時」で紅龍の討伐、
- 決戦の地は逃げ場のない古塔の頂。
薄明光線に照らし出された塔に降り立つ祖龍は荘厳な雰囲気を醸し出しており、
正しく『裏ボスとの頂上決戦』といった気分に浸れるだろう。
- 基本モーションは紅龍に似るが、赤い雷を落とす攻撃を行う他、ブレスは雷属性となっている。
現実世界において雷は神の力の象徴とされる事がある*8ため、
祖龍が雷を扱うのもここから来ているのかもしれない。
また、地味な変化だが引っ掻きは左手も使い、雷も纏うようになっている。
- ミラボレアス種の例に漏れず、基本的にはほぼ全ての攻撃が即死級の威力を持つ。
特に怒り時の落雷の威力は凄まじく、ハンター一式など防具によっては当たった時点でキャンプ直行である。
とりわけ塔の頂上に座して行う全体落雷は高威力且つ広範囲の危険な攻撃で、
落下場所は数パターンの内から決められ、それぞれ落下順序に規則性もあるのだが、
落下場所の振れ幅が大きいことから完全な安地が存在しない
(MH2~MHP2当時はあったのだが、MHP2Gではオミットされた)。
間違いなく初見殺しの大技であり、「うろちょろしてたら死んだ」という初見ハンターは数知れない。- 現在は完全な安地ではないが、古塔にはエリア10の入り口とは真逆の方に3つの窪みがある。
そのうち真ん中の最も大きな窪みのミラルーツから見て左側に3回目の落雷以外は全く被弾しない位置がある。
3回目の落雷も当たるのは1パターンのみで、その1パターンは
「主に真ん中に落とす→主にミラルーツの近くに落とす→主にそこに落ちる」
と言ったもの。2回目の落雷が終わってから降下位置に歩けば簡単に回避できるので、
爆弾を置きに行きがてら避けることも可能。 - なお、この頂上にいる最中も当たり判定はしっかりと存在している。
頂上から戻るときも同様なのだが、この際に何らかの方法で怯ませると、
リオレウスのワイヤーアクションのような思いっきり不自然な動きで再度頂上に墜落し、
突然消滅した挙句しばらく後に地面から湧き出てくるというバグが存在する。
- 現在は完全な安地ではないが、古塔にはエリア10の入り口とは真逆の方に3つの窪みがある。
- 普通の雷のパターンに明らかに足と尻尾の間を攻撃するハンターを迎撃するパターンがある。
「足元にいりゃ余裕」と余裕ぶっこいてこれで一時撤退させられたハンターは多い。- 祖龍右足前方、相対状態でハンターから見て左側の足の前方には雷が落ちてこない。
落ちるには落ちるが祖龍本体から結構距離がある。大体咆哮範囲ぎりぎり~やや外側。
ミラバルカンと同じような位置でいいだろ、と思っていると普通に死ぬので注意。
反動を減らせない状態の拡散弾を撃つ場合も、注意しないと自分から雷に突っ込んでしまう。
本体に大分近くなる立ち位置の関係上、ソロボウガンで顔を狙う場合は貫通弾の効果が薄いため、
通常弾を用いると良い。
- 祖龍右足前方、相対状態でハンターから見て左側の足の前方には雷が落ちてこない。
- 何故かは不明だが、次の攻撃が引っ掻きだった場合のみ、
首をやや上げ体を左右に揺らしながら歩くやたら特徴的な歩き方をする。
ここまで次に何をするのかモロバレなのも珍しい。
- 攻撃力だけでなく防御面も凄まじく、体力50~20%の間は常時硬化状態になり、
斬打弾の各属性を90%、火氷龍は90%、水雷を95%カットするという悪魔じみた能力を保有する。
実は水雷氷の通りは全く変わっていないのだが。- ただし、拡散祭りや爆弾、砲撃での固定ダメージ、
また、攻撃のほとんどがはじかれないガンナーでの攻略がメインであるため、
硬化が実質的に無視できることや、塔自体の戦いやすさなどにより、
難易度的にいえばミラバルカンに軍配が上がると思われる。
1人が頭部を破壊するための双剣・封龍剣【超絶一門】の剣士という組み合わせが定番であった。 - ただし、拡散祭りや爆弾、砲撃での固定ダメージ、
- 体力が低下すると飛行の頻度が目に見えて上昇する。
高度まで上昇→マップ外の定点に移動→ブレスor落雷→マップ内の定点に降下、のパターンを繰り返す。
時には降下した直後にまた飛行を始めることもあり、
その間こちらは攻撃することもできず再び降りてくるのを待つはめになる。
ソロプレイ最大の敵は即死級の攻撃力でも硬化でもなく、上記の繰り返しによる時間切れとも。
- 少々意外かもしれないが、多人数で挑むことを前提としたバランスのMH2でもソロ討伐報告はある。
とはいえぱっと探して見つかるのは弓の火事場による動画くらいだが、
ステータスはMHP2Gの白光よりやや低い体力11000・全体防御率85%*9であり、
理屈の上ではMHP2GのG級武器より若干弱い程度の武器が用意できれば充分である。
行動自体はMHP2のそれに準拠しておりやや難易度が低いことから、
近接武器、特にMHP2GのG級武器と比べての片手剣補正の大きさから
然程MHP2GのG級武器とスペックに差のついていない黒滅龍剣や封龍剣【絶一門】*10、
あるいは封龍剣【超絶一門】*11あたりの強力な龍属性武器があればどうにか実行できた可能性はある。- そもそも当時の弓は当時でこそ完全な評価が下されきっていなかったのだろうが、
解析及び比較対象となるその後の作品が出揃った今で言えば
かなりの弱武器、より悪く言えば逆バランスブレイカーとでも言うべき評価である。
討伐報告のある勝利と栄光の勇弓だけは数値上MHP2上位の環境と比べても遜色ないが、
強撃ビンが使えないという最大の欠点は同じであるし、もちろんMHP2GのG級武器には遠く及ばない。
頭を狙い撃ち出来るために祖龍と相性が良く、更に火事場もあるとはいえ
むしろよく当時の弓で討伐できたと称賛を送るべきですらある。
- そもそも当時の弓は当時でこそ完全な評価が下されきっていなかったのだろうが、
- 過去にはその圧倒的な攻撃力ゆえに即死3乙の頻度も高かったが
MHP2Gでは根性の登場により即死することがほとんどなくなってしまった。
これにより、比較的鈍重な即死攻撃を主力とするミラボレアス種そのものが半ば時代遅れとなってしまっており、
ファンからは種単位での抜本的な改革が望まれていた。
MH4G 
- MH3以降はリストラされ、黒龍、紅龍共に復活したMH4にも登場しなかった祖龍であったが、
エピソードクエスト『竜ガ紡ギシ古キ歌』の三番目である『外伝:日輪沈蝕』にて満を持して復活を果たした。- 配信前に発表されていたクエスト名から銀火竜の狩猟だと思っていたファンも多く、
この盛大なサプライズには驚きと喜びの声が多数挙がった。
正しく祖龍ミラボレアスのために誂えられた物語であるといえる。
他のエピソードクエストでこのような扱いを受けているモンスターは他におらず、
裏ボスに相応しい破格の待遇である。 - 配信前に発表されていたクエスト名から銀火竜の狩猟だと思っていたファンも多く、
- 本作のエピソードクエストでは、祖龍に関する以下の詩句が明かされる。
青空が闇に呑まれ、日食が起きる時、災厄、天を覆いし時 黒闇、青を呑まん
霞、古都を這いて 日輪、蝕に沈む
王亡き玉座は猟の庭 いざ顕れん祖なる者
今は亡き都に這い寄る霞と共に、王亡き玉座に祖龍が降臨する。
祖龍があのシュレイド城とも関わっていることを示す衝撃的な文章である。
- 上記の文章からも推測できるように、今作の狩猟地は塔ではなくシュレイド城。
登場ムービーでは、シュレイド城を照らす太陽が突如として皆既日食を起こし、
更に日食を覆い尽くすかのようにブラックホールのような暗黒の空間が発生。
その空間から祖龍が出現し、シュレイド城に舞い降りる。- 晴天から日食に変化する関係上、世にも珍しい晴れ渡る空の下のシュレイド城が拝見できる。
全シリーズで唯一無二の現象なので、気になる人はギャラリーを見返してみるといいかもしれない。
異空間らしきものを発生させるのみならず、あまつさえその空間から顕れるなどとは、
果たして誰が想像し得ただろうか。
ここまで来ると、祖龍はどこか別の世界に棲んでいるのではないかとすら思える演出である。- この謎の空間はミラボレアス戦で赴けるシュレイド城の上空に存在しているものと同一であるが、
あちらも背後に潜む祖龍の力によって発生しているのだろうか。
なお、祖龍は最大の大技である全体落雷時にも、上空に発生させた異空間の周囲を旋回する。
- 晴天から日食に変化する関係上、世にも珍しい晴れ渡る空の下のシュレイド城が拝見できる。
- 狩猟地がシュレイド城に変更されたことで、身一つで戦わねばならなかった過去作から一転、
バリスタや大砲、撃龍槍といった強力な設備を利用することが出来るようになった。
特に撃龍槍は大きなダメージソースとなるため、積極的に利用したい。- 単発式拘束弾も採取できるし装填できる。
タイミングは難しいが、上手く発射すれば高高度からのブレスを中断できる。
- 単発式拘束弾も採取できるし装填できる。
- モンスターハンター4Gのギャラリー内では、
ムービーに対応するモンスターのキャプチャー画像が添えられているのだが、
祖龍のそれに映っているのはシュレイド城上空で起こる皆既日食だけ。
意外に思えるが、モンスター登場ムービーの画像でモンスターの姿が一切写っていないのは祖龍のみである。
- 今までミラボレアス種の中で最高格の存在と認識されていた祖龍だが、
今作ではミラバルカンを凌駕する新たなミラボレアス種が登場した。
この『ミララース』は登場ムービーのナンバリングにおいて祖龍の後に位置しており、
更にはクエストの報酬金、討伐時に獲得できるHRPまでも祖龍を上回っているなど、
ミラルーツの格を揺るがす強烈なインパクトを放っている。- 一応、クエスト報酬金については厳密にモンスターの上下関係を示すものではなく、
素材売却価格は祖龍が全体的に上回っており、全てにおいて引けを取るわけではない。
しかし、祖龍に匹敵しうる新たなミラボレアス種が登場したのは事実であり、
更にそれが禁忌のモンスターの特殊個体という前代未聞の存在であることも相俟って、
界隈には衝撃が走ることとなった。
- 一応、クエスト報酬金については厳密にモンスターの上下関係を示すものではなく、
戦闘能力 
- MH4で復活した黒龍・紅龍と同様、大規模なリメイクが行われた。
以前までとは別物になっているため、従来のセオリーは全く通用しないと思ってよい。
- 攻撃力は以前よりも常識的な範囲には収まっており、
かつてのような「掠っただけで即死」といった理不尽な事態は起こらなくなった。
しかしあくまで「常識的な範囲に収まった」だけであり、それでも攻撃力自体はMH4G最強クラスである。
大抵の技は一撃で体力の7割近くを削り取る威力、大技に直撃すれば即死の可能性も十分ある。
- 「隕石の代わりに雷を落とすミラバルカン」というイメージも強かった旧作とは異なり、
今作では他のいずれのミラボレアス種とも異なる攻撃パターンを持つ。
また大きな特徴として、黒龍と比較してAIが明らかに差別化されているほか、
各攻撃に設定されている攻撃力(ダメージ値)が全く異なっている。
- 攻撃パターンに関しては、ミラボレアス種の代名詞でもあるボディプレス*12を一切使用しない。
また、黒龍および紅龍(特殊個体含む)で猛威を振るった火炎竜巻ブレス、
紅龍(特殊個体含む)の最大の大技の一つであった四つん這い時の隕石召喚に相当する攻撃も繰り出してこない。
代わりに完全新規モーションの大技(後述)が2種類存在するものの、
使用する攻撃のバリエーションはミララースと比較すると幾分少ない。
- AIはミラボレアスやミラバルカンと比較すると、遠距離攻撃を多用する傾向にある。
四つん這い時でも這いずり突進に次ぐ這いずり突進でハンターを追い詰めてくるようなことは殆どなく、
むしろ前方にハンターがいる場合でも後退で距離を取るように動くことが非常に多い。
また、中距離のハンターに対しては基本的には直立状態で応戦し、
ブレスや赤雷といった狙撃系の攻撃で狙い撃ってくる傾向が強い。- ボディプレスを行わず、四つん這い時の攻撃パターンが少ないことから
四足歩行移行~終了までの危険度は他のミラ種と比べて下がっている。
特に頻繁に繰り出してくる後退這いずりは慣れれば非常に大きな攻撃チャンスとなるため、
行動ルーチンを理解し、動きを先読みすることを心掛けたい。
- 這いずりをあまり使わない関係で、撃龍槍を当てるために誘導するのに手間取る場合もある。
ただ、P2G以前同様「飛行→空中から雷ブレス→滑空」の流れは確定なので、
撃龍槍スイッチ前で各々の攻撃をやり過ごせば誘導は困難なことではない。
なお、四つん這い時のブレスは撃龍槍前で陣取っているハンターに直撃する仕様であるため注意。
- ボディプレスを行わず、四つん這い時の攻撃パターンが少ないことから
- 各攻撃に設定されている攻撃力(ダメージ値)については、
黒龍と比較すると肉弾攻撃の攻撃力が低く、ブレス系の攻撃力が高い傾向がある。
黒龍・紅龍には火炎竜巻ブレスや粉塵爆破があるため一概には言えないものの、
共通モーションに関しては概ねこの法則が当てはまるという認識で間違いない。- ミラボレアス最強クラスの攻撃である滑空突進を例に挙げると、
ミラボレアス戦では瀕死は免れないが、ミラルーツのそれは食らっても5割程度のダメージとなる。
単発ブレスは全く逆で、火耐性0でミラボレアスのブレスを受けると6割程度のダメージとなる場合、
雷耐性0状態のミラルーツのブレスでは8割近いダメージを食らうことになる。
- ミラボレアス最強クラスの攻撃である滑空突進を例に挙げると、
- 共通モーションそのものはミラボレアスと同様で、それに赤い雷が付随するものとなっている。
ブレスはお馴染みの赤い雷を纏ったものとなっているが、
二連射する時の速度が黒龍や紅龍のそれよりも速く、一発目の着弾とほぼ同時に放ってくる。
同様の感覚で回避するとまず二発目にぶち当たるので注意が必要。
また、天に向かって吠えるモーションで赤雷を複数落とす従来の攻撃のほか、
紅龍と同じく天を仰ぐように咆哮し、周囲に7発の赤雷を降り注がせる攻撃を繰り出す。- 赤雷のエフェクト自体も過去作より太くなっており、範囲が拡大しているほか、
雷が落ちた地点の床が砕かれる(石片が飛ぶ)演出が追加されている。
後述の全体落雷では大量の雷と共に砕かれた床の破片が飛び散りまくるため、大変派手。
- 赤雷のエフェクト自体も過去作より太くなっており、範囲が拡大しているほか、
- 特筆すべきは大技の一つは、黒龍及び紅龍の粉塵爆破ブレスに当たる攻撃で、
祖龍が首を振り抜くと同時に、赤雷が横一直線に地上を駆け抜けるというもの。
更に自身の前方に爆破を拡散させる黒龍や紅龍とは異なり、
ターゲットのいる位置を正確に狙って赤雷を発生させてくる。
どれだけ遠方にいようがその真横から雷が襲い掛かってくるため、2種と同様の立ち回りは通用しない。- 中途半端な位置にいると被弾するため、回避の際は出来る限り祖龍に密着するか、
あるいは祖龍の後方にまで一気に避難してしまうといい。
後脚の辺りは安地だが、ここに張り付くとダメージ効率が一気に悪化するので悩ましいところではある。
- 粉塵爆破と比較するとかなり避けにくいためか、
攻撃力自体はミラボレアスらが繰り出す粉塵爆破と比較すると低い。
といってもガンナーの防御力で食らえば即死しかねないので、危険な攻撃であることに変わりはないが。
- ちなみに、祖龍のモーションの中でガード性能+2でも完全にシャットアウトできない唯一の攻撃でもある。
逆に言えば他の攻撃はガ性2でなんとかなるため、ランサーにとっては良心的な仕様といえる。
- 中途半端な位置にいると被弾するため、回避の際は出来る限り祖龍に密着するか、
- 黒龍最大の大技であったチャージブレスだが、なんと祖龍は2種類存在する。
- 四つん這い時のチャージブレスは、黒龍らと同モーション。
おもむろに首を擡げて雷エネルギーを充填、斜め下に向けてブレスを発射する。
あちらのように凄まじい爆風が巻き起こるのではなく、着弾点で炸裂したのち、
着弾点広範囲と前方に大規模な電撃の滞留を発生させるという特異なものとなっている。
派手さは黒龍・紅龍のそれに劣り、ミララースのように滑空攻撃に繋げる派生コンボは存在しないが、
威力は遜色ないレベルで極めて高く、更に攻撃判定が非常に長いため緊急回避が通用しない。
またブレスは遠方にも飛んでゆくので、ガンナーであっても危険。
- 真の脅威となるのは二足歩行時に使用する完全新規のチャージブレス。
こちらは怒り時限定で解禁される切り札的大技となっており、周囲を紅く染め上げるのが予備動作。
紅く輝く胸部に迸る雷エネルギーを口内に集約させ、前方に向けて発射。
空間が歪むほどの衝撃波と共に超新星の如き赤雷の爆発で一帯を吹き飛ばす。
炸裂時はフィールド全体に及ぶ激しいブラーエフェクトが発生するため、嫌でもその破壊力を体感できるだろう。
これだけの大技だけあって威力の程も凄まじく、耐性次第では防御700でも体力150から容易に即死する。
超至近距離にいれば巻き込まれずに済むため、予備動作を見たらすぐさま接近するか、
緊急回避の準備に入りたい(回避できたとしてもブラーエフェクトの影響は受けるが)。
- 四つん這い時のチャージブレスは、黒龍らと同モーション。
- 代名詞にして最大の大技の一つである『全体落雷』は仕様が大きく変更されており、
飛び上がったのち、シュレイド城の上空に発生した暗黒の空間まで一気に飛翔、
異空間の周囲を舞い飛びながら赤雷をフィールド全体に雨の如く降り注がせ、
その後、ハンターに向かって超絶高速滑空で突っ込んでくるものとなっている。
赤雷はもちろん、ラストの滑空まで即死級のダメージを誇り、最後までひたすら気が抜けない攻撃である。- 赤雷はプレイヤーの位置に落ちるものとランダムに落ちるものが存在し、
必ず3回はプレイヤーの頭上に雷が降り注ぐ(=過去作のような安地は一切存在しない)。
プレイヤーの下に落ちる落雷を避けた先にランダム落雷が落ちるという最悪のケースもあるため、
不安ならモドリ玉を調合分持ち込み、キャンプに避難してしまうのも良いだろう。
- なお、この全体落雷の予備動作は回転しながら飛び上がるモーションだが、
その際の祖龍はスーパーアーマーもハイパーアーマーも超えてしまった状態、つまり完全無敵である。
体力が一定値まで減少すると確定で放ってくる大技であるため、
「そろそろ使ってくるかも」と思ったらすぐに攻撃を中断できるよう心の準備をしておきたい。
なお、全体落雷の予備動作に入るとターゲットカメラが「探知不可」状態になるため、
これを目印にしてもいい。
- 祖龍が皆既日食によって生じた暗黒空間の周囲を舞い飛ぶ演出があるのは前述の通りだが、
その際はシュレイド城から皆既日食付近まで天彗龍に匹敵する超高速で到達する祖龍の姿を拝むことができる。
同作のムービーでは紅龍ミラボレアスが溶岩島から遥か天の彼方まで一気に飛翔する演出もあり、
ミラボレアス種の凄まじい飛行能力の高さが伺える。
- 赤雷はプレイヤーの位置に落ちるものとランダムに落ちるものが存在し、
- 剣士での相性が悪い紅龍に対し、祖龍はガンナーに対する危険度が大きく上がっている。
ブレスの狙撃頻度が多いうえ、距離を無視して召喚される地面を奔る赤雷、
遠方までカバーする2種の巨大なチャージブレスなど、脅威となるモーションは非常に多い。
特に動作の遅いへビィボウガンはブレスや雷撃を食らいやすく、早めの回避が重要となる。
もっとも、剣士に対しても落雷や部位硬化などの対策があるためそちらが楽とは到底言えないが。
- 紅龍同様、MHP2G以前で猛威を振るった硬化の仕様が変更。
怒り状態時に後脚・前脚・翼が硬化、
紅く輝く胸部および腹部・頭部・首が軟化する。
怒り状態自体の仕様も、過去作のHP一定以下の時ではなく通常のダメージ蓄積式である。
これにより、「特定の戦法のみ有効」という事態は避けられ、より自由な武器で祖龍に挑めるようになった。
また、硬化能力や全体落雷で攻撃できない時間が存在することが考慮されてか、
HPもミラボレアスやミラバルカンと同等程度であり、35分以内の討伐も非現実的なものではない。
- 黒龍らと同様に、有志の手による手動解析で属性耐性が概ね判明している。
頭部・首は龍>火、それ以外の部位は火>龍となっており、P2G以前とほぼ同様である。
黒龍・紅龍同様、頭部であっても龍属性の通りは30%と他のモンスターの弱点属性と同程度でしかないため、
頻繁にダウンを取って頭部を殴れないなら、火属性武器を担いだほうが総合的なダメージは高くなりやすい。
- 全体落雷は前述のとおり確定で数回降らすタイミングが存在しており、
なんとタイミング次第では連発されることもあり得る。
祖龍側はほぼノーリスクで一方的にハンター側の事故誘発や討伐時間の増加を促せる攻撃であり、
確定発動のタイミングが複数回存在する点に関して、人によっては印象が分かれるようだ。- ただ、流れ自体は過去作と比較して超高速になっており、
更に普段の頻度は少ないため、冗長であった上にそこそこの頻度で使ってきた以前よりは遥かにマシといえる。
また、過去作では体力が少なくなると飛行の頻度が劇的に増して時間稼ぎをしてきたが、
MH4Gでは少なくとも当時と比べて地上にいる時間がかなり長くなっている以上、
全体的には大幅に改善されているといってよいだろう。
全体落雷を除けば、高威力ではあるが付け入る隙が存在するモーションが殆どであるため、
少なくとも過去作よりは「真っ向勝負」という趣が強くなっているのは間違いない。
- なお、モーションの大幅な変更だけでなく、
遠距離にいると回避の困難な火炎放射ブレスに相当する技を繰り出してこないことから、
「黒龍たちよりも戦いやすい」という意見も聞かれる。
詰まる所、全体落雷連発の時間稼ぎを除けば個人の相性の問題になると思われる。
- ただ、流れ自体は過去作と比較して超高速になっており、
MHXX 
- 前作であるMHXには参戦を逃したものの、今作では待望の復活を遂げた。
- クエスト出現条件はHR100。
条件を満たすとMH2における記念すべき初登場クエストである『祖龍』*13が解禁され、
同じくHR100で解放される超特殊許可クエストと共に最後の壁としてプレイヤーの前に立ちはだかる。
モドリ玉が複数支給品にあるので全体落雷などを避けたい場合逃げてしまうのも手。
- 4Gの仕様を引き継ぎ怒り時に肉質が変化するが、いくつか変更点もある。
怒り時の頭部は4Gよりも軟化するようになり、ダウン中の集中攻撃がより効果的に。
しかしその一方で、同じく怒り時の頭部への火・龍属性の通りが悪くなるようにもなった。
属性偏重武器では思ったよりダメージが稼げないことも。
- エリアルスタイルが乗りを狙え、弾かれリスクが少なく、尚且つ上半身を狙いやすいため有利とされる。
- 4G同様に乗りを仕掛ける際は頭部の物理肉質が大幅に軟化する怒り時を狙うと時間短縮がしやすい。
エリアルスタイルの存在によって段差の近く以外でも蓄積を稼いでいけるため、
4Gよりも乗りタイミングを調整しやすくなっている。上手く狙っていきたい。
ただし後述する耐性強化により、ダウンを取れる回数は限られてくる。 - 同じ理由で撃龍槍、バリスタ、拘束弾も怒り時に狙った方がお得。
- 4G同様に乗りを仕掛ける際は頭部の物理肉質が大幅に軟化する怒り時を狙うと時間短縮がしやすい。
- 主なモーションや素材は4Gに準拠しているが、Xシリーズらしく各種モーションのエフェクトが派手になった。
特に落雷のエフェクトが凄まじく極太化しており、その様相はもはや雷というより巨大な光の柱である。
その他、ブレスを吐き出す前兆として口からガス状のプラズマが漏れ出るようになったり、
雷ブレスの色が毒々しい赤紫色になったりといった変化が見られる。
- 前回登場したMH4Gと比較して乗り状態に必要な攻撃回数が増えている。
マルチにおいては、パーティの編成や戦術によっては頭破壊を達成する前に倒してしまうことも。
バリスタや大砲を数発頭に当てると乗り成功と同様の長いダウンを取れるのでそれで柔らかい頭を狙っていこう。
- 大ボス格クラスのモンスターの恒例である強化個体のイベントクエスト「滅びの伝説に挑みし者」も配信された。
ただの強化クエストと思いきや、専用の報酬である「EX黒龍チケット・白」が存在し、
GXミラルーツ系統の防具が作成可能になる。
ベースの攻撃力が高いミラボレアス系統な上に、攻撃力補正13.20倍の難関であり、
死の雷がひっきりなしに降り注ぐ地獄の空間となる。
集会所の方のつもりで行くと問答無用で文字通りに一撃で蒸発させられるので
ネセトなど雷耐性の低い防具を装備する場合、各種落雷攻撃には絶対に触られてはならない。
撃退不可能で50分のフル試合となっているので、真剣勝負を挑みたい人は行ってみよう。
- ちなみに、今作で流行しているテンプレ装備や強力な防具パーツはいずれも雷耐性がやけに低く、
こうした装備を使う場合、以前の作品から圧倒的な強さを誇っていた祖龍がさらなる難度と化す*14。
「ミラルーツに挑みたいからミラルーツ一式が欲しい」なんてのはよくある話。
防御力を最大限高めるのは当然として、雷耐性についても食事やスキルなどで補っておきたい。
具体例としては、上記の通りエリアルスタイルが有効である関係上、青電主シリーズが活きやすい。
防御面を重視するならば、まずまずの雷耐性に加え気絶による事故を防ぐ護法を搭載する、ドラゴンシリーズも候補に挙がるか。
- 今作では祖龍討伐で獲得できる称号が復活した。
見事30体の祖龍を倒すと、称号「龍神」を入手できる。- 4シリーズでは一貫して「ミラボレアス」討伐の称号で一括りの扱いだったため、
祖龍専用の称号が登場するのは実にMHP2G以来となる。
- 4シリーズでは一貫して「ミラボレアス」討伐の称号で一括りの扱いだったため、
- ちなみにMHXXではニャンターモードで操作する場合、
全体落雷に被弾するリスクを地中潜りで一切なくしたうえで上空を滑空する祖龍を観察できる。
普段はのんびり観察する事が極めて困難なため、専用モーションをじっくり観察したい場合はオススメである。- 隙あらば頭部にブーメランをガンガン投げられるため、
落雷攻撃での事故にさえ注意すればハンターよりも楽に狩れる場合もある。
- 隙あらば頭部にブーメランをガンガン投げられるため、
- なおSwitch版では怒り状態のグラフィックが地味に変更されている。
今までは怒り状態になると胸殻全体から首筋にかけて赤く染まっていたが、
Switch版では、胸殻の中心とその両サイドが帯状に薄っすら赤く染まる程度の表現に留まっており、
首筋に至っては怒り状態でも白いままである。
MHF 
- MH2の仕様を概ね引き継いでいるが、クエスト参加に「祖龍の書」は不要となっている。
HGE版では背中の毛が透ける演出が強化され、本来想定されていた姿になっている*15。- MHFでも以前は肉質を無視する毒・麻痺弾に火事場を合わせて高威力を保ちつつ狩る手法が主流だったが、
シーズン8.0と10での弱体化に加え、悪魔じみた肉質だろうが何だろうが
恐れるに足らずとばかりに焼き尽くすほどの高属性値片手剣「炎妃剣【渇愛】」の登場で廃れた。
また、渇愛以外にも、火属性強化【大】+火事場の火炎弾の超速射により
1ラスタ(60秒~119秒)討伐が可能である。
- MHFでも以前は肉質を無視する毒・麻痺弾に火事場を合わせて高威力を保ちつつ狩る手法が主流だったが、
- かつて祖龍ミラボレアスはHR999の試練の"最後の壁"という役割を担っていた。
HR900試練までは3種類ある試練(それぞれ指定モンスターのソロ討伐、納金、黒貨納品)から1つ選択し、
達成すれば良いのだが、昔のHR999試練はミラルーツソロ討伐のみであり、
ミラルーツソロ討伐を達成しない限りHR999まで上げることが出来なかった。- これは「これ以上先が無い、1つの到達点や称号としての存在」と設定されていたため。
MHF-G以降は単なるG級への通過点として納金や黒貨納品での突破が可能になり、
MHF-G10でHRシステムが刷新されて以降は試練そのものがなくなったため、
簡単に言えばいつでも挑める単なる上位クエストの一つという位置付けになっている。
極論、一度も祖龍と相見えずにG級に到達することも可能。
- これは「これ以上先が無い、1つの到達点や称号としての存在」と設定されていたため。
- 2017年7月までは上位クエストのみ存在しており、
黒龍・紅龍とは異なりG級には登場していないという状態が長らく続いていた。
ただし2013年にはネタクエストに事前告知なしで顔を出している。
狩煉道 
- 新G級大型コンテンツ「狩煉道」に登場する、謎の変異を遂げた祖龍。
黒龍、紅龍については既に極限征伐戦において変異した個体が登場しており、
ミラトリオの中で最後に実装されることとなった。
狩煉道の舞台である砦跡にて10エリアごとに出現する。
難易度はG級遷悠種と辿異種と同じ★8で、武具のGRは8となっている。
また、一部のモンスターと同様に発覚BGMは一切流れない。
- 狩煉道のシステムの関係で、討伐を果たしても素材を剥ぎ取ることは出来ない。
よって、G級祖龍素材は討伐を果たした後に解禁される「超特殊アイテム交換」で交換して入手することになる。
何れも、定期メンテンナンス区切りでの討伐回数と素材交換数が決まっているため、
1週間で全ての武具を作成、強化することは不可能となっている。
なお狩煉道のアイテム交換には「最大到達進度」が絡むものが多いが、
祖龍の素材には最大到達進度設定がないため、
10進度(この段階では辿異種は登場しない)で登場する祖龍を倒し続ければ全ての素材を交換できる。
ただし、定期メンテンナンスで祖龍の討伐数がリセットされるため、
毎週交換したければ毎週挑戦する必要がある。
- 変異したミラボレアスの例に漏れず、祖龍もまた角の形状が大きく変化しており、
祖龍の代名詞とも言えた王冠のような形に枝分かれした角は消失、
代わりに青白い色に染まった鋭利な2本の角が真っ直ぐに後方に伸びている。
また最大の特徴として、額の中心から長い刃のような角がそり立つように生えている。
こと頭部に関して言えば既存の祖龍とは大きく印象を異にするデザインであり、
むしろ青白い彩色も相俟ってトア・テスカトラを彷彿とさせる。
翼も極征ミラボレアスよりも更に刺々しく派手な形状となっており、翼爪はやはり青白く染まっている。
その他、肩から腕にかけても体毛が生え、首の甲殻側面からは片側4本ずつ青白い棘が伸びている。- 額に細長く前方に尖った角を持つ(あちらはモードによって変わるが)こと、
後述の通り、最初は青く輝いていた部位が紅色に変化する点から、
一部のファンの間ではミラユニ○ーンなんて呼ばれているとか。
しかもお互いメインカラーは白である。
- 額に細長く前方に尖った角を持つ(あちらはモードによって変わるが)こと、
- 基本ステータスについては体力は30000、攻撃倍率は8.50、全体防御率は0.18となっており、
覚醒、もとい怒り状態へ移行すると攻撃倍率が1.5倍、全体防御率が0.8倍となる。
なお、このステータスはあくまで基本であり、
実際には体力以外の2点のみ、追加で狩煉道の進行度補正がかかる形となる。
よって、この基本ステータスの個体と戦えるのは進行度10のみと考え、
それ以降の進行度についてはもっと手強い、と捉えるのが無難であろう。- と言っても、基礎ステータスの段階で★2~3辿異種、
征伐戦Lv1000個体と同等と、かなりの高ステータスになっているのは事実である。
狩煉道というコンテンツの性質や、後述する行動も加味すると、
本種は辿異種をある程度攻略してから挑む事を想定したモンスターの1種であると言える。 - 肉質については、高くて35、低くて10で全部位の平均が20前後という、
これまた辿異種や"極み"モンスターに近い肉質配分となっている。
ただし両者と比較するとやや柔らかい方に属する。
怒り状態になると肉質が軟化するが、
怒り状態の全体防御率補正を加味すると、そこまで大きな変化ではないと言える。
属性については雷属性を含めたすべての属性が有効で、特に火と龍がよく効く。
怒り状態になると属性肉質が若干変化し、氷属性と水属性の効果は減少、
雷属性に限っては属性耐性がマイナスに転じる(いわゆる属性吸収)一方で、
元々苦手としている火属性と龍属性の効き目は更に良くなる。
なお、雷属性耐性がマイナス化するのは怒り状態(つまり覚醒後)であるため、
非怒り時に蓄積すれば、六華閃舞は雷属性も含めた、全属性が狙えるため、勘違いしないようにしたい。
- と言っても、基礎ステータスの段階で★2~3辿異種、
- 武器は大剣、太刀、ハンマー、ランス、スラッシュアックスF、穿龍棍が存在する。
ケオアルボルと同じく「準G級武器」のカテゴリであり、
生産直後からLV50G級武器クラスの性能を保有しているが、更にもう1段階強化させることが可能。
防具は「祖龍Gシリーズ」という名称で、ケオアルボル同様にGXシリーズを直接生産し、
こちらは1週間にピッタリ最終強化できる素材量となっている。
G級黒龍・紅龍のような祖龍の特性を反映したような新スキルは備わっていない一方、
その特性より精錬装飾品は何れも高性能に仕上がっている。- ちなみに武器は生産時点で会心・斬れ味を含めG級武器Lv50級となっており、強化で「ミラ〇〇改」となる。
斬れ味も生産時点で完成しており、強化で攻撃力が微増、属性値が大幅増加という図式である。
ただしその強化には、1週間につき2個しか交換できない素材を6個使うため、
基本的には生産時点の性能が前提で、
物理的に3週間かかる強化がやりこみとして用意されているといった所であろうか。
生産だけであれば、1週間に2個可能である。
防具は1週間で1部位をフル強化出来る分の素材が集まる。 - また、希少素材に当たる「輝玉」を用いてのシジルレシピも存在する。
「抜刀移動速度UP」効果が必ず発現し、
サブ効果として攻撃力補正、会心率、属性値のどれかが発現しやすい3つのレシピに分かれている。
抜刀移動速度UP効果は上手く扱えば強力な効果であり、
かつ人気の効果3種のどれかとセットで発現しやすいレシピを選択できる利点があるが、
現状1週間に3個しか交換できず、防具フル強化を行う際は生産すら出来ない難点を抱えている。
武器を強化する場合、この素材のみ2週間分で揃うため、
残り3個をシジルに回すと丁度武器強化&シジル3スロット分が揃うことになる。
重複しない「抜刀移動速度UP」が3つも被ってしまい、無駄がかなり大きいが - 防具、厳密には精錬装飾品については装備革新に大きな影響を与えたが、
武器については結果的に言えば不人気であった。
これは祖龍を攻略できるプレイヤーの主力装備が既に辿異武器となっていたことで、
あくまで普通のG級武器に過ぎない祖龍武器がそこまで強力なものと認識されなかったのが大きく、
同時の登場となった、10周年記念モンスター「エルゼリオン」と同じ問題を抱えてしまったといえる。
ちなみに「皇鳴」属性については、後に同じ狩煉道のポイント交換で作れる辿異武器が登場、
そちらはかなり人気が高い。
- ちなみに武器は生産時点で会心・斬れ味を含めG級武器Lv50級となっており、強化で「ミラ〇〇改」となる。
戦闘能力・追加された攻撃技
- 基本的な動きはG級黒龍・紅龍がベースになっており、バックジャンプビームや滞空ビームなど、
高レベルで解禁される両者のモーションも用いてくる。
祖龍の代名詞である紅い雷も健在であり、ボディプレスや前脚薙ぎ払いには、
龍属性エネルギーを纏う黒龍とは異なる赤い電撃が付随する。
加えてグァンゾルム同様、超咆哮、超風圧、超震動すべてを使いこなす。
しかし、対策要素が完全にない時期に登場した故に対処が可能な形に収まっていたあちらと違い、
こちらは確実に拘束して攻撃をヒットさせるなどコンボに近い使い方をしてくるので、
基本的には辿異武具を用いて挑むことを想定した仕様になっていると言える。
厳密にはスキル無しでも対処は可能であるため必須というわけではないのだが、
回避し損ねると致命傷に繋がるものもあるのみならず、
無効化できれば攻撃チャンスの増加にも繋がるものもあるので、発動しておくに越したことはない。
- 高空に飛び上がるモーションを予備動作とする、全体落雷を彷彿とさせる攻撃も持つが、
こちらは雷ではなく赤い雷球が降り注ぐものとなっている。
- 咆哮に付随する放電は威力が非常に高いが、
超咆哮より一歩遅れて放射線状に放たれるので位置取りさえ覚えれば回避は困難ではない。
超咆哮を辿異スキルで無効化すれば放電の対処に専念できるので便利。
足踏みに付随する放電はさほど痛くないが、足踏みそのものが非常に痛いのみならず
直前に超震動の判定があるので、無策での対処は比較的リスクが高い。
- 赤い電撃のビームはドゥレムディラの壊毒ビームと同様の性質を持ち、
接触しても吹っ飛びが発生しない代わりに高速の多段ヒットで大ダメージを受ける
(ただしあちらと違い壊毒による防御力1固定化が無いため、接触しても即座に離れれば耐えることは可能)。
ガードについては可能だが、ジャスト系ガードの場合、
頑張って連続入力しないと凌ぎきれない。*17
削りダメージはガード性能を辿異スキルで強化しておくとかなり防ぐことが出来るが、
それが無い場合は防ぎきれない場合がある。
ガードできる武器であってもガードせず避けるべき攻撃であると言えなくもないが、
特にバックジャンプから放つものはギリギリまで軸合わせするため、
機動力の遅いこれらの武器種ではそもそも避けられないケースもある。
いずれにしても方針を明確に定めて立ち回る必要があると言える。
また新技として、その場で斜め下に放射し、振り上げるビームを用いてくる場合もあるため、
基本的に祖龍の正面中距離に留まり続ける事は危険と考えて差し支えない。
- 一定ダメージを与えるとムービーが挿入。
砦跡の背景およびフィールドの広間に激しい落雷が発生する演出の後、
祖龍自身に雷が落ち、皇鳴の力を解放するとともに覚醒、BGMが「真なる祖」に切り替わる。
覚醒後は、青白く染まっていた角および翼爪が雷を思わせる赤色に不気味に変色し、
全身から紅い静電気のようなエフェクトが発生するようになる。
攻撃は一層苛烈になるが、一方でかつて猛威を振るった所謂「硬化能力」は存在しない。- このムービーは飛ばすことが可能であるが、
飛ばすと、外周から祖龍に向かって収束する落雷を対処しなければならなくなる。
ただし、この落雷はその後の周囲放電も含めて位置が決まっている。
これらは放電を終えた後で判定が消失するため、
ムービーを途中まで流してやり過ごすという選択肢もある。*18
- このムービーは飛ばすことが可能であるが、
雷槌
- 狩煉道に登場する祖龍ミラボレアスの最大技。
超風圧付きの飛び退き*19を行ったのち即座に着地し、
続けて超咆哮を放ってハンターを拘束、一拍置いて上空に向けて雷ビームを放つ。
ビームは上空で拡散してフィールド全体に降り注ぎ、そのうち計2回ハンターを直接狙うものがある。
この落ちてきた雷槌に接触すると、
力尽きるモーションと共にガルバダオラの「烈光」を受けたように画面が白くなっていき、
光が止む頃には倒れ伏したハンターが映し出されているという、
いわゆる強制即死攻撃となっている。- 演出が終了した時点で、残り体力や発動スキルなどに関わらず
強制的に力尽きた判定が行われる仕様となっている。
被弾すると高速スリップダメージが入るが、これはただの演出であり、
生命の粉塵などを用いて救出しようとしても体力が残ったまま力尽きた判定を受ける。
このため、事実上被弾した時点で一乙確定となる。 - この雷槌、事前に超風圧から続けて超咆哮へ繋げた上で放ってくるため、
回避に失敗するとエリア端まで吹き飛ばされた上で咆哮に捕まり、そこに雷槌が降ってくる。
咆哮やられ回復から雷槌落下には若干タイムラグがあるが、基本的には避けきれずそのまま死ぬので、
安全を期すなら最低限、耳栓強化は発動させたいところである
(祖龍防具が優秀なため、G級昇格直後に挑む事例が一部あるが、その時に最も障害となりやすい)。
あるいは、理由は後述するが風圧強化でもいい。
- 演出が終了した時点で、残り体力や発動スキルなどに関わらず
- そんな恐るべき威力を持つ雷槌だが、この攻撃には意図的に設定された穴がある。
周囲のハンターへ向かって雷槌がピンポイントで落ちてくることは前述したが、
PTメンバー全員がミラボレアスの足元にいた場合、放ったビームは未拡散のまま祖龍のもとに落下してくる。
そして雷槌はそのまま発射主を直撃し、当然の帰結としてミラボレアスは大きく怯むハメになる。
雷槌の性質を逆手に取られた形だが、自らが発したブレスに自ら被弾して怯む様はちょっとダサい。
回避方法さえわかってしまえば実は長時間にわたって攻撃を加えるチャンスに変えることが可能な攻撃であり、
後述の通り確定で複数回行うこともあり、安定した討伐を狙う場合は極めて重要なテクニックになる。
なお、この時の雷槌は通常の雷槌とは別判定のものになっており、
当たり判定がない(もしくは影響がない)ため、穿龍棍などを用いて空中で攻撃していても問題ない。- 雷槌が分散して降り注ぐか、未分散で発射主に一直線で落ちてくるかの判定は発射時に行われる。
この判定後は位置に関係なく決まった結果が起こる仕組みとなっているため、
メンバー全員が足元に集って発射の時を迎え、その後に離れても雷槌は周囲に降り注ぐことは無い。 - 祖龍に張り付いていればそのままスルーできる攻撃であるため、
超風圧さえ凌いで張り付き続ければ超咆哮を食らっても大丈夫である。
先に風圧強化でもいいと述べたのはこのため。
また、雷槌そのものは納刀ダッシュでも避けられるので、
逆に超風圧を食らっても超咆哮を凌げれば少なくとも即死確定にはならない。 - なお雷槌の強制即死判定は降り注ぐ時にしか有していないため、
地面に打ち付けて少しした後に接触すると大ダメージ+吹っ飛びとなる。
ガードは完全に不可能であるが故に、
雷槌の打ち付けを何がしらの無敵時間でやり過ごさなければ遭遇しない、稀なケースではあるが。
- 雷槌が分散して降り注ぐか、未分散で発射主に一直線で落ちてくるかの判定は発射時に行われる。
- 雷槌を使用するタイミングおよび回数は決まっており、体力値が一定を下回るごとに、最大3回行う。
3回目を放った時には瀕死であるため、それを乗り越えられれば討伐は目前である。- このため、雷槌中に攻撃しまくれば、火力次第ではすぐさま次の雷槌を行わせることもでき、
上手くいけばそのまま擬似ハメのような形で攻撃し続けられる。
ちなみにその際の攻撃の手数以外にも、祖龍が雷槌に当たるか当たらないかで、
連続して雷槌を行おうとするかどうかに多少の差が確認されているため、
雷槌を受けた祖龍自身にもダメージが入っている可能性がある。 - PTの火力が高いと実質的に雷槌から雷槌の間隔が短くなるのは既述の通りだが、
高火力PTにおいてメンバーが雷槌で力尽きた後にも構わず攻撃を加え続けていると、
力尽きたメンバーが復帰した直後にまた雷槌が発動するというハメ紛いの状況を招く場合がある。
慣れていないユーザーを連れていく際には留意されたい。
- このため、雷槌中に攻撃しまくれば、火力次第ではすぐさま次の雷槌を行わせることもでき、
- なお、時期は不明ながらこの雷槌の演出が変更されている。
以前は、雷槌を受けたハンターが倒れつつ画面が白くなっていく……までは同じだったのだが、
光が止むとハンターの身体が跡形もなく消え去っているという謎の演出があった。
ガーンという力尽きたときのBGMとともに誰もいなくなった場所をカメラが映し続ける様は異様というほかなく、
当初ユーザーの間では様々な話題を呼ぶこととなった。
今となってはこれが仕様だったのか不具合だったのかは不明だが、
ともかく一時期以降は上記の「倒れ伏したハンターが映し出される」演出に差し変わっている。
余談 
- テーマ曲は「祖なる龍」という専用のもの。
祖龍や古塔の雰囲気と抜群にマッチした神秘的で神々しい音楽とコーラスとなっており、非常に人気が高い。
後にオーケストラアレンジが施されたが、それでも神秘的で神々しい曲調は保たれている。
- ミラバルカンがミラボレアスより片角が長かったように*20、
ミラルーツも角の形が他のミラ系と異なっており、
角が途中で二股になっていて、先端が四つに分かれている。
その風貌は顎髭と相成って正しく東洋の龍そのもの。
王冠のようにも見え非常に神々しい。- 一部のプレイヤーから「ガウシカの角っぽい」とネタにされる事もあるが、
東洋龍の角自体が鹿のものであり似るのは当然の事であると言える。
- 一部のプレイヤーから「ガウシカの角っぽい」とネタにされる事もあるが、
- MHP2Gで祖龍の素材から作れるライトボウガン阿武祖龍弩は、
MHP2Gに登場する全ライトボウガンの中で最高性能といっても過言ではない性能を持つが、
作成に崩天玉が2個、古龍の大宝玉が5個もいるので入手難易度は最高レベル。- MH4Gで復活した際はやや製作難度が引き下げられ、古龍の大宝玉が2個必要なものの、
他は祖龍素材のみで作成できるようになった(剛角を2本要求されるが)。
- MH4Gで復活した際はやや製作難度が引き下げられ、古龍の大宝玉が2個必要なものの、
- モンハン探検記での種別はまさかの「特種」。
原種か亜種か希少種かで悩んだ結果特種で妥協したのであろうか…
というか、公式で【亜種】と明言されているのだから悩むもへったくれもないはずなのだが。
ちなみにモーションは咆哮で雷を落とすアレである。- 出現条件はリオレイア希少種を倒しまくること。ある意味最も本家のMHに則っていると言える。
- ユクモ村の村長の空耳でも有名。ただし関連性はない。
オーノー、祖なる者~
- 往年よりミラボレアス種の中でも最高位のポジションにあたる存在と認識されており、
同時にモンスターハンターの世界における最強の一角とされることが多い。
15周年展における「元々のミラボレアスが黒、その次の強い奴*21は赤、
それより更に強いのはイメージを逆転させて白」との言及から、
公式においても「祖龍>紅龍>黒龍」という序列は確定しているらしく、上記の認識はほぼ間違いないといえよう。- ミラボレアス種については他とは別格のモンスターとして遇されるケースがしばしばあり、
そうしたミラボレアス種全体への待遇もまた本種の立ち位置の認識に大きく関わっていると言えるかもしれない。
- 祖龍が久々の復活を遂げたMH4Gでは、
新たなるミラボレアスとしてミララースこと紅龍ミラボレアス特殊個体が登場した。
このミララースは紅龍ミラボレアスが究極の憤怒により覚醒した存在とも目されているが、
なんと報酬金や獲得HRP、
ムービーナンバーといった多くの面において祖龍の座を揺るがしかねない扱いを受けているほか、
公式設定資料集においては黒龍・紅龍・祖龍とは異なり武具についての言及すらなく、
モンスター早見表でも他のミラボレアス種とは異なる位置に掲載されているなど
ミラボレアス種の中でも更に別格の存在として扱われており、かなりの衝撃を持って迎えられた。
現時点においても祖龍が設定上"最強クラス"のモンスターであることに疑いの余地はない。
藤岡要Dが語る「年輪の深いミラボレアス」「長寿な謎多き存在」という独特なコンセプトから、
モンスターハンターシリーズを形作る世界観の中でもとりわけ謎めいた、
神聖的かつミステリアスな存在であることも確かであろう。 - ミラボレアス種については他とは別格のモンスターとして遇されるケースがしばしばあり、
- 「全ての龍の祖」、「祖なるもの」と呼ばれる祖龍だが、太古の昔から生き永らえているヤマツカミが
祖龍とは似ても似つかない風貌をしているなど、謎は未だに多いといえる。- 尤も、古龍の血などの共通項こそあれ古龍種という括り自体が分類不能な生物の総称でしかなく
古龍種に分類されているモンスター全ての祖、というわけではないのだろうが。 - 更に言えば、原初の姿を色濃く残しているとされるゴグマジオスは
二足歩行など一部のモーションがミラ種のそれと同一であるなど、
何かしらの関連性を感じさせるものとなっている。
- 尤も、古龍の血などの共通項こそあれ古龍種という括り自体が分類不能な生物の総称でしかなく
- 祖龍が用いる赤い雷はいかにもファンタジックな見た目をしているが、
実は現実世界においてもこれによく似た発光現象は存在する。
『超高層紅色型雷放電 』と呼ばれるもので、
通常の雷雲が存在する高度よりもはるか上、高度50km~80kmで発生する。
その高度に加え発光するのが殆どの場合0.5秒以下と観測する事が極めて難しいため、
オーロラなどに関係しているのではないか等と仮説はあるが、解明は殆ど進んでいない現象。
カメラの精度が高まってきたつい最近、偶然観測されるまで実在すら疑われていたという代物である。
素材 
- MHP2G以前の作品では、黒龍から剥ぎ取れる汎用素材も入手可能だった。
MH4G以降は紅龍などと同様、入手できるのは祖龍の固有素材のみとなっている。- しかし、龍の祖(=黒龍の系譜の源流)と云われる祖龍から黒龍の素材が入手できたというのも、
よくよく考えると奇妙な話ではある。
黒龍の因子の発露と見るべきか、或いは同一視される素材が剥ぎ取れるほどに
近縁の種であるという証左か、今となっては想像に任せる他ない。
- しかし、龍の祖(=黒龍の系譜の源流)と云われる祖龍から黒龍の素材が入手できたというのも、
- 祖龍の角
- 祖龍の頭に生える4本の角。
普通の龍の角とは、比較にならないくらい強い力を感じる。
白く輝く祖龍の角は「祖龍の剛角」と呼称され、
常に帯電しており、衝撃を与えると凄まじい雷を発するという。
砦跡に出現する変異した祖龍からは龍の力を宿す、より鋭利に長く変異した「蒼角」が得られる。
また、祖龍の怒りによって龍の力が解放されたことで紅く変色した角は「紅雷角」と呼ばれ、
性質の変容から蒼角とは区別して扱われる。
- 祖龍の白鱗
- 光が無くとも輝き、白き光を放つ祖龍の白い鱗。
祖龍の怒りに呼応して漏れ出す紅き雷の影響を受けて紅色に変色する特性を持ち、
凶暴さの中にも高貴さを漂わせていると言われている。
その鱗が何故、光が無くとも輝き、光を放つことが出来るのか、その原理は全くもって不明である。
光り輝く最上質の鱗は「厚白鱗」として扱われており、その美しさは見る者の心を捉えてやまない。
砦跡に出現する個体の鱗は「雷鱗」と呼ばれ、その一つ一つに計り知れない龍の力が宿るという。
- 祖龍の堅殻
- 巨龍たる祖なる者から剥ぎ取られた堅牢な鱗。
鱗が長い年月をへて堅殻になるため、現存数は少ない。
白く光り輝く最上質の甲殻は「祖龍の重殻」と呼称されており、
祖龍の素材の中でも桁違いの強度と重量を持つ。
砦跡に出現する個体の甲殻は複数の種類が確認されており、
宿っている龍の力が、あたかも帯電しているかのように表面に溢れ伝うという「雷殻」、
輝きを放ち、より強い龍の力により腐食や劣化とは無縁であるという「白輝殻」、
未知の力を宿しているとされる、淡い紅色に染まった「淡紅殻」に区別される。
- 祖龍の翼膜
- 妖しく光る祖龍の翼膜。
禍々しくも、また神々しくも見えるとされ、祖龍の素材の中でもかなり高額。
白く輝く祖龍の翼そのものは「祖龍の剛翼」と呼ばれて区別されるが、
その翼は見るものを圧倒する強烈な力を放つ。
- 祖龍の烈空翼
- 砦跡に姿を現す個体の翼。
骨組とも呼べる、5本の指が強固な翼膜を成す翼は威厳に満ち溢れ、
畏敬の念を抱かざるを得ない気迫を放つ。
蒼い輝きを放つ爪は「蒼翼爪」として区別され、その爪は龍の力を操ると言われているが、
メゼポルタギルドに所属するハンターが追い詰め、
力を解放して爪を紅く染めるまで、その力を見たものはいなかったという。
- 祖龍の霊眼
- 白く輝く、祖龍の紅き瞳。
その激しくも厳かな眼の視線は、神聖さと禍々しさの双方を感じさせる。
その視線に囚われたら最後、その身は赤雷に打ち砕かれると言われている。
砦跡に姿を現す特殊な個体の眼は「黒龍の紅閃眼」と呼ばれ、区別される。
紅閃眼には強大な龍の力が溢れ出ており、その力に満ちた眼の眼力は、
幾ら心強いハンターでも戦意を瞬く間に奪われる程だという。
- 祖龍の輝玉
- 蒼き角を持つ祖龍の体内で稀に生成される玉石。
眩い光を放つ祖龍の体内で生成されたそれは、
それ自体が光だと錯覚する程眩く、神々しい輝きを放つ。
MHFのG級祖龍素材は全て交換での入手となるが、
売値が一番高いこと、及びシジルの素材となること、そして一番最後に解禁される素材であることから、
この素材がG級希少素材のポジションに位置しているようである。
関連項目 
モンスター/ミラボレアス
モンスター/ミラボレアス【紅龍】
モンスター/ミラボレアス【紅龍】特殊個体
武器/ミラ系武器 - 祖龍の素材を用いた各武器へのリンクあり。
防具/ミラルーツシリーズ
BGM/ミラボレアス戦闘BGM - 祖龍専用BGMについての記述あり。
世界観/禁忌のモンスター
世界観/黒龍伝説
クエスト/祖龍
クエスト/竜ガ紡ギシ古キ歌
システム/狩煉道
アイテム/まぼろしの書物