- 種族
- 古龍種(古龍目 冥灯龍亜目 ジーヴァ科)
- 別名
- 赤龍(せきりゅう)
- 英語表記
- Safi'jiiva
- 登場作品
- MHW:I
- 狩猟地
- 幽境の谷
目次
生態・特徴
- 『導きの地』と名付けられた未開の地の深奥、「幽境の谷」にて存在が確認された完全新種の生物。
君臨する地の自然環境と生態系を自由自在に創造するという未曾有の力を持ち、
その正体と強大な力から『完全なる者』、そして『古龍の王たる者』と称される。
- 《赤龍》という別名の由来ともなった褐赤の鱗を纏った巨大な龍。
神話のドラゴンを思わせる堂々たる威容、強靭な四肢と翼を有する古龍らしい姿を持ち、
頭部には歪に捻じ曲がった一対の巨角を冠する。
成長の過程で複雑な層が形成された赤い甲殻は想像を絶するほど頑強で、
そのままでは刃や弾丸がまともに通らず、爆薬の炸裂も有効打にならないほど堅牢。
甲殻と同様に赤く染まった巨大な翼は支配者たる圧力を感じさせるが、
後述する能力の発動に伴って星座のような模様が浮かび上がる性質を持ち、禍々しくも美しい。
- 新大陸古龍調査団が敢行した調査任務の末に判明したその正体は、
以前より学者らの間で存在が推定されていた冥灯龍ゼノ・ジーヴァの成体である。
その姿はゼノ・ジーヴァのそれとは似ても似つかないほどに掛け離れているが、
幽境の谷に残された冥灯龍のものらしき脱皮殻の数々、
谷の最奥部に残る収束の地で見られたものと瓜二つの巨大な繭の痕、
そして冥灯龍の最大の特徴でもあった蒼白色に輝くエネルギーを自在に操り放出する姿は、
本種が紛れもなくゼノ・ジーヴァが成長を遂げた存在であることを証明しており、
「完全なる霊魂」を意味する学名「ムフェト・ジーヴァ」はこの事実に由来する。
- 生物種として文字通りの「完全体」に至ったムフェト・ジーヴァは
秘めていた古龍の中でも別格とされるほどの潜在能力を完全に開花させており、
その影響力と戦闘力は「古龍の王たらん者」と称されたゼノ・ジーヴァをも遥かに凌駕する。
仮に幽境の谷を離れれば新大陸全土のみならず、現大陸の国々までも壊滅を免れないと推測され、
この事実を以って新大陸古龍調査団は《赤龍》ムフェト・ジーヴァの討伐を決定。
通常の4人1組の受注体制ではなく、最大16人までの大規模な討伐クエストを立案し、
大勢のハンターで撃退を繰り返しながら討伐を成し遂げる作戦を固めた。
- 特徴
- 他者を排除しようとする破壊衝動のままに暴れ回ったゼノ・ジーヴァとは異なり、
領域を侵犯した外敵を視認しても闇雲に荒れ狂うことはない。
ただし他の生物に対する攻撃性はより指向性を持ったものへと変じており、
自らに歯向かう者に対しては赤い眼光を漲らせて極めて強い敵意を示し、
秘められた破壊衝動を露わにした猛攻によって徹底的に屠らんとする。
また、ゼノ・ジーヴァは敵対した生物を排除するまでその地を離れなかったが、
本種は戦況次第では一時的な戦線離脱も視野に入れる冷静さを備えており、
総合的な手強さも格段に上昇している。
- 外敵との戦闘では、その場にどっしりと構えたまま敵を薙ぎ払うように攻撃する。
発達した四肢、赤黒く禍々しい尾といった各部位それぞれが強大な武器であり、
一振りで周囲に群がる生物を蹴散らし、硬い岩盤をいとも容易く砕き割る。
強靭な膂力故か、他の多くの超大型生物を上回る巨体を誇りながら
背後に回り込む外敵に対しても瞬時に身を翻して襲い掛かるほどの高い機動力を有しており、
矢継ぎ早に繰り出される爪牙による攻撃は、それだけで外敵を寄せ付けない脅威である。
更に外敵との戦闘で披露することは少ないものの極めて高い飛行能力を併せ持ち、
その巨躯でもって岩棚を粉砕しながら猛烈な速度で飛翔する姿が確認されているほか、
幽境の谷の最深部から遥か上空まで一気に離脱することも可能としている。
- 特殊能力
- ゼノ・ジーヴァは龍脈から得た古龍のエネルギーを自身に蓄積させ、
それを武器として操り、同時に地脈そのものに干渉する能力を有する事が確認されていた。
能力が未開花であった冥灯龍の影響力はあくまで限定的であったが、
生物として、また古龍の王として極みに達したムフェト・ジーヴァはその能力を完成させている。
- 最たる脅威の一つが、周囲の自然環境を自らにとって都合の良いように書き換える能力である。
世界中を巡る地脈を通して自然環境を構築する生命エネルギー*1を操ることで環境と生態系を直接操作し、
あらゆる動植物が淘汰され、生命の息吹すらも感じられない荒廃した環境や、
逆に多種多様な生命体が溢れ、全く異なる生態系が入り乱れる歪な環境など、
本来であれば自然界に存在し得ない異常な環境を自在に創造するのである。
こうして誕生する新たな世界はムフェト・ジーヴァのみの理想郷であり、
赤龍がこの理想郷を広げて自らの種の保存および拡大を達成することは、
即ち現在の世界の崩壊を意味すると言っても過言ではない。
- 生命体として完成の域に到達した存在であるムフェト・ジーヴァは、
活動に必要なエネルギーの全てを体内で生成・循環させることを可能としている。
即ち外部からのエネルギー摂取を必要としない、一種の「完全生物」である。
そして完全生物としての名を体現するのが、エネルギーによって自己修復を行う能力に他ならない。
驚くべきことに、戦闘などによってダメージを負った場合、
内部エネルギーを用いて損傷箇所の代謝を急激に促進させ、部位そのものを再生する形で損傷を無に帰してしまう。
部位の再生にあたっては莫大なエネルギーが必要となるが、
消費したエネルギーを地脈から直接吸収することで補える赤龍にとってはさしたる問題ではない。
地脈を流れる生命エネルギーが存在する限り、ムフェト・ジーヴァは不死同然の生命力を誇ると言える。
なお、一帯の地脈に行き渡ったエネルギーは膨大ではあるが有限であり、
短時間のうちに赤龍による吸収に晒された場合は一時的な枯渇に陥る。
翻っていえば、度重なる吸収によってその地の地脈エネルギーを枯渇させることができれば、
その規格外の自己修復能力に歯止めを掛けることが可能である。
- 戦闘能力
- 膨大な生命エネルギーを用いる生態は成長前と共通しているが、
放たれるエネルギーのスケールと多彩さは幼体時の比ではなく、
膨大な熱を滾らせる極大の光線ブレスであらゆる生物を消し炭と化し、
自在に大地の龍脈エネルギーを炸裂させて地盤を粉砕しながら外敵を殲滅する。
大光線を圧縮したブレスは超高範囲の大地を隆起させて吹き飛ばす途轍もない破壊力を持ち、
残存したエネルギーによる爆風に巻き込まれるだけでも危険。
ゼノ・ジーヴァ最大の大技の一つであった『ビッグバン』も大幅に強化されており、
自らを中心に天に立ちのぼらんばかりの規模のエネルギーの爆発を巻き起こすのみならず、
続けて周囲に猛烈なエネルギー噴出を連続発生させ、一帯に壊滅的な被害をもたらす。
- 赤龍ムフェト・ジーヴァが繰り出すブレスはいずれも驚異的な破壊力を持つが、
その中でも随一の危険度を誇るのが、『王の雫』と通称される特殊なブレス攻撃である。
翼を広げて上空へ舞い上がり、眼下へ向けて膨大なエネルギーを解き放つのが攻撃の合図で、
周囲の全てを蒼炎の海と化すと星のように眩い輝きを放つエネルギーの塊を投下する。
それは一見すると人間の手の中に収まりそうなほどに小さく、見惚れるほどに美しい光だが、
その正体は莫大無比なエネルギーを極限まで圧縮した光弾であり、
地面に接触した瞬間、視界を完全に奪うほどの凄まじい閃光を伴う大爆発を巻き起こし、
覆われたあらゆるものを跡形もなく消し飛ばす。
周囲の景色を地形ごと一変させてしまうほどの破滅的な威力の前にはいかなる装備も技術もまるで意味を成さず、
辛うじて衝撃を緩和しうる遮蔽物の陰に隠れなければ生き残れる者など皆無である。
- だがこれら熾烈な攻撃の数々も、古龍の王にとっては座興に過ぎない。
御座たる幽谷の最深層に至った赤龍は、最大の脅威である『臨界状態』を開放する。
胸部の発光器官へ生命エネルギーを集積し極限まで活性化させるこの形態では、
全身の随所のみならず琥珀色の双眸、そして口内までもが蒼白い烈光を放ち、
巨大な両翼に辰星を散りばめたかのような光点が現れる。
総身から溢れ出す巨大な生命エネルギーによってその猛攻は更に激化し、
一挙手一投足が龍脈エネルギーの大爆発を生じ、大地諸共に生物を滅却する。
光線を天に向けて薙ぎ払うことで幽谷の上層部を破壊、大規模な落盤を引き起こすこともあり、
ブレス本体は言うに及ばず、崩落した岩石の雨も狩人たちへの脅威となる。
エネルギーを圧縮した切り札を放った後は一時的に『臨界状態』を解除するが、
だがこの猛攻を凌ぎ切り、なおも食い下がるほどの生物に対してはその限りではない。
真に生命の危機に瀕したムフェト・ジーヴァは永続的な『臨界状態』へと移行、
究極の一撃たる『王の雫』を次々と繰り出し、万物を消し去らんばかりの勢いで荒れ狂う。
- 余談だが、現時点ではジーヴァ種は単体での無性生殖によって増殖すると想定され、
中でも一部の研究者は、その繁殖方法に『王の雫』が深く関わっているという見方を提唱している。
即ち、子孫に分け与えるエネルギーの塊を攻撃に転用したものこそが『王の雫』ではないかという仮説である。
この仮説を打ち立てた研究者でさえ「酔狂な推察」と語るほど荒唐無稽な話だが、
一方で「古龍の王」をも生み出すほど莫大なエネルギーであれば、
あれほどの爆発力にも納得ができ、現時点の仮説としては合点がいく部分もあるとの意見もあるという。
- 幽境の谷と収束の地
- 完全新種の古龍と認定されたゼノ・ジーヴァが再び、
それも成体となった姿で確認されたことはハンターズギルドに大きな衝撃を与えた。
だが新たに齎された新大陸古龍調査団の報告より、このたび幽境の谷において確認された個体が
幽境の谷の最深部に鎮座する巨大繭から誕生したものと確認されたことは特筆に価するだろう。
幽境の谷に主として君臨した赤龍は、かつて“古龍の王”の存在を世に知らしめる契機となった個体、
新大陸における長年の古龍渡りの調査の果てに『地脈の収束地』でその誕生が確認され、
五期団推薦組ハンターと交戦したゼノ・ジーヴァとは「別の個体」であったということである。
- この報告は収束の地に誕生したゼノ・ジーヴァの討伐を裏付けるものであったが、
解き明かされた新大陸と古龍渡りの真相とともに、ある種の可能性を示唆するものでもあった。
地脈を巡る生命エネルギーを糧とし、その集合体として誕生するジーヴァ種であるが、
古龍の死地たる新大陸の循環サイクルの中枢に位置し、巨大な龍結晶群が無数に聳えるほどにまで
古龍の生命力が集積した『地脈の収束地』は幽境の谷以上にエネルギーの集まりが強い場所である。
故に、かの地で生まれ落ちたゼノ・ジーヴァは他個体よりも著しく成長を早めた可能性や、
ある種の特異性を持った個体として誕生した可能性が考えられるという。
現段階では仮説段階であり今後の調査が待たれるところだが、仮にこの推測に誤りがなければ
かのゼノ・ジーヴァが「“生まれたばかりだからこそ勝利できた”とさえ感じさせるほどの
存在感と強大さを備えていた」という調査団の所感も、或いは事実であったのかもしれない。
概要
- MHW:Iの大型タイトルアップデート第2弾で実装された、完全新規モンスター。
アップデートでの実装直後では正式名称、種族が一切不明という
他に類を見ない扱いを受けていたモンスターであり、
ビジュアルを含めた、ほぼ全ての情報が伏せられていた。
- ビジュアルは正しく「"王道"のドラゴン」。
頭部に戴く一対の角、巨大な翼、地を踏みしめる強靭な四肢、褐赤色の鱗に覆われた体躯と、
ミラボレアスと並んでまるで西洋の神話や伝説からそのまま抜け出してきたかのような姿を持つ。- 腹を地面につけて移動する爬虫類型のミラボレアスとは異なり、
発達した四肢を張り出し、胴体を浮かせた基本姿勢を取る。
ゲーム内での系統で言えばマガラ骨格、MHWorld規格で言えばネルギガンテ系の
手足で活発な動作を行える骨格デザインとなっている。
なお共通点もあり、後ろ脚で立ち上がって咆哮する姿はミラボレアスとよく似ている。
- 藤岡EDによると、デザイン面では「ミラボレアスの双璧となるザ・ドラゴン」として制作されたとのこと。
幼体の名残を残しつつ、オリジナリティよりはシンプルなドラゴン像を目指したという。
- 腹を地面につけて移動する爬虫類型のミラボレアスとは異なり、
- その正体は、設定資料等で示唆されていた『冥灯龍ゼノ・ジーヴァの成体』である。
ゼノ・ジーヴァは身体が青白く透過・発光する幻想的な容姿だったが、
ムフェト・ジーヴァは褐赤色で重厚な印象を与える外観容姿となり、全く正反対のビジュアルと言える。
デベロッパーズダイアリー Vol4.5の時点では『ゼノ・ジーヴァ完全体』という仮称で呼ばれていた。- ver12.01で登場した際は名称、種族が「???」と表記されていた。
これはゼノ・ジーヴァやアン・イシュワルダと同様に発見直後の完全な新種であり、
ハンターズギルドへの報告前でまだ命名と種分類が行われていなかったという設定のため。
- ver12.01で登場した際は名称、種族が「???」と表記されていた。
- あらゆる古龍の生命エネルギーの集合体であり、古龍の中でも別格と謳われる潜在能力から
『古龍の王たらん者』、古龍の王であろう者と称されたゼノ・ジーヴァに対し、
完全体となったムフェト・ジーヴァは『古龍の王たる者』、正しく古龍の王と称されている。
設定では世界観の頂点に立つ禁忌のモンスターをも動かすほどの影響力が示されるに留まらず、
禁忌の一角である煌黒龍アルバトリオンと「創造と破壊」との対比を伴って語られており、
破格の異名を冠されたジーヴァの成体に相応しく、名実ともに他の古龍種とは一線を画する存在と言ってよいだろう。- 黒龍の別名を持たないためか、公式の扱いとしては「禁忌モンスターではない」ことが明確にされている*2。
翻って言えば、《黒龍》以外で禁忌のモンスターとの関連性が言及されている唯一無二のモンスターであり、
シリーズの歴史を通しても類を見ないほど異質な存在である。
- 黒龍の別名を持たないためか、公式の扱いとしては「禁忌モンスターではない」ことが明確にされている*2。
- 古龍の王たる赤龍ムフェト・ジーヴァが司る現象は、大自然の自然環境と生態系そのものである。
ムフェト・ジーヴァは世界各地を渡る地脈の生態エネルギーを直接コントロールすることで、
「周囲の環境と生態系を自らに都合のいいように書き換える」という未曽有の力を有する。
そうして創造された環境は「ムフェト・ジーヴァだけが快適な世界」であり、他の生物との共存は不可能。
その強大さ、そして王として君臨した環境そのものを自らのためだけに作り変える極めつけの異能から、
作中では調査団の面々から名実ともに「世界規模の脅威*3」として扱われている。- 同作のエンドコンテンツである導きの地は様々な環境が融合した歪な様相を呈しているが、
これは他ならぬムフェト・ジーヴァの環境改変の影響ではないかとされている*4。
導きの地については森林と砂漠に加えて陸珊瑚、瘴気、氷雪、溶岩までもが混在するという仕様より
プレイヤーから「いくら何でも不自然なフィールドではないか」との指摘がしばしばなされていたが、
これをムフェト・ジーヴァが意図的に創造したとすれば、殊更に不自然な環境になるのも当然と言えよう。
- 赤龍の御座である幽境の谷はおよそ生物の生存環境からかけ離れた異常な空間だが、
これもムフェト・ジーヴァが環境を再創造し、他の生命体を淘汰した結果によるものである。
赤龍にとって御膝下である幽谷において自身以外の生命体は不要な異物でしかなく、
動物はおろか植物さえも排斥され、崩れかけた断崖のみが延々と残されている。
- 同作のエンドコンテンツである導きの地は様々な環境が融合した歪な様相を呈しているが、
- ゼノ・ジーヴァは蓄積した生命エネルギーを循環させて武器として用いたが、
完全なる姿となったムフェト・ジーヴァは誕生時点では未完成だった永久機関を完成させており、
あろうことか活動の基盤となる生命エネルギーを恒久的に自己生成する、
つまり生命維持及び攻撃に用いるエネルギーを自ら作り出し続けることを可能としている。- エネルギーの恒久的な生成が可能である以上、ムフェト・ジーヴァには外部からのエネルギーが一切必要ない。
超常的な能力を持つ古龍種としてさえ異常な「完全に単体で完結した生命体」であり、
ムフェト・ジーヴァが完全生物と呼ばれる所以はここにある。
エネルギーによって失われた生命力そのものを回復し*6、
更には新陳代謝を急激に高めることで新たに組織を生成、損傷箇所を再生してしまうのである。
生命力の回復と損傷の再生には莫大な内部エネルギーを消費するものの、
ムフェト・ジーヴァはこれを「地脈から生命エネルギーを吸収する」ことで難なく補う。
言い換えれば地脈由来のエネルギーがある限り永久に自己再生が可能ということになる。- 大前提として、そもそもが古龍の王と称されるほど圧倒的な戦闘力を有し、
最強クラスの切り札をも手にしているムフェト・ジーヴァに損傷を与えられる生物など殆ど存在しないはずである。
そんな実力に加えて問答無用の自己再生能力まで兼ね備えた本種が、
どれほどの脅威であるかは改めて語るまでもないだろう。
- エネルギーの恒久的な生成が可能である以上、ムフェト・ジーヴァには外部からのエネルギーが一切必要ない。
- 本種の存在が明らかになるのは、大型アップデートで配信された特別任務『失われた幽世線』において。
導きの地に現れた氷雪地帯の調査、そしてジンオウガ亜種の発見および狩猟の最中、
竜人族のハンターと大団長の独自調査によって、導きの地の深奥に未知の領域が存在することが発覚。
深く落ちゆく地形を経て『幽境の谷』と呼ばれるその領域に降り立った主人公たちが目の当たりにしたのは、
至る場所に残された無数の「幽幕」、そして冥灯龍ゼノ・ジーヴァの抜け殻であった。
直後、驚きの色を隠せない主人公たちの前に褐赤の鱗を纏った未知のモンスターが出現し、
新大陸調査団の面々は一時撤退を余儀なくされることになる。- 一先ずセリエナに帰還した主人公たちは調査報告と作戦会議を行い、
例の赤いモンスターはこれまで発見されたいずれの種とも異なる完全新種であることを確認。
あのモンスターこそがゼノ・ジーヴァの成体に相当する存在であり、
幾度もの脱皮を経て完全なる姿へと成長したのではないかとの推測に至る。
大団長の提案により、少数精鋭のハンターによるフィールドを含めた偵察調査の実施が決定。
集会所限定任務として《偵察任務【???】》が出現し、特殊クエスト『戻らずの底』に挑めるようになる。- その調査ののちに開かれる作戦会議によって「本種はゼノ・ジーヴァの成体である」と断定され、
「生態系を作り変える未曾有の力を持つ」という上述の通りの事実もモンハン世界内で確定情報となり、
同時にこの情報に付随する形で、幼体であるゼノ・ジーヴァのモンスター図鑑が完成する。
そして、何れ来たるであろう「大規模な討伐作戦」に備える流れとなる。
正式な討伐クエストである「《緊急任務》」が集会所限定で出現するようになる。
初回のクエスト配信は2019年12月13日9時(Steam版は2020年3月20日9時)から開始された。
クエスト配信期間中でも、事前に偵察任務を終え、
本種の存在を正式に確認しない限り、緊急任務の受注・参加は不可能なので注意したい。- 以降、緊急任務の発生条件を満たすとセリエナに総司令が訪れ、受注が可能になる。
その際にギルドへ本種についての報告が済んだ事が伝えられる。
ギルドからの返答によって新種の古龍、および冥灯龍ゼノ・ジーヴァの成体であると正式に認定、
赤龍 ムフェト・ジーヴァと名付けられた事も明らかになる。
- 一先ずセリエナに帰還した主人公たちは調査報告と作戦会議を行い、
- 偵察任務/緊急任務に関する仕様については後述の項目を参照のこと。
戦闘概要
- 本種は前述した「地脈のエネルギーを制御する」能力を行使し、
幽境の谷の各階層に満ちた「古龍の生体エネルギー」を吸収、傷の再生と体力の回復を行う。
これは地脈のエネルギーが尽きない限り永久に自己再生が可能である事を意味している。
本種との闘いではこの性質が重要なファクターとなっており、
「攻撃を繰り返してエネルギーを吸収させる事で各層の地脈エネルギーを枯渇させ再生を封じ、
徐々にフィールドの下層へと追い込んでいく」ことで最終的に討伐を狙うこととなる。
ちなみに、龍封力でもエネルギーを強制的に漏出させる事が可能。
なお、「傷の再生」が行われた場合、クラッチ後の傷付けによる負傷もきっちり回復される。
詳細はクラッチクロー関連の特殊仕様で後述する。
- 誕生から間もなかったゼノ・ジーヴァと比べ、
古龍としての特殊能力および身体能力はさらに向上している。
膨大な生命エネルギーや地脈エネルギーを意のままに操り、
それらを用いた攻撃のバリエーションがゼノ・ジーヴァとは比較にならないほど多い。
- 超大型モンスターの多くはその巨体故に動きが鈍重だが、
本種はそれらに匹敵する体躯を持ちながら極めて機敏である。
頭突きや薙ぎ払いを始めとする肉弾系攻撃の中には見てから回避が困難なほど素早いものもあり、
特に地上における機動力はかの煌黒龍にも比肩しうると言っても過言ではない。
- ムフェト・ジーヴァは、全体的にかなり肉質が硬い。
そのままではどの部位にもヒットストップがほぼ発生せず、
弱点特効も傷を付けた前脚(斬撃)、翼の付け根(弾)のごく一部にしか発動しない
(唯一、打撃のみは前脚を除く傷つけた部位全てに弱点特効が発動する)。
このため、受付嬢のアナウンスの通りクラッチクローの傷つけによる肉質軟化が極めて重要になってくる。- また、部位破壊によっても硬い肉質を大きく軟化させる事が可能。
具体的には部位破壊+傷付け状態ならば、どの部位でも弱点特効が発動するまでに肉質が軟化する。
部位破壊には肉質無視ダメージ関連の特殊仕様(後述)も存在する為、
ムフェト・ジーヴァとの戦いではクラッチクローに劣らず重視すべき要素である。
- また、部位破壊によっても硬い肉質を大きく軟化させる事が可能。
- 一方、属性攻撃の方は全ての属性の通りがかなり良い。
幼体の時のように形態によって弱点が入れ替わると言ったことも無く、
全体的に見れば属性攻撃の有用性が高めであるといえる。
加えて龍属性武器や滅龍弾であれば、龍封力による怯みも狙うことが出来る。
- また、超大型古龍としては珍しく毒・麻痺・睡眠・爆破・スタン・閃光弾など状態異常が効きやすい。
ゼノ・ジーヴァの頃では効かなかった閃光弾さえ効くのは目が見開かれたためか。
- 本種にはゼノ・ジーヴァになかった乗り状態が存在する。
乗りアクションが発生すると即座にフィニッシュに移行する為、
環境罠がない第2階層では任意のタイミングでダウンをとれる数少ない方法である。
アン・イシュワルダと同様に、滑空の装衣を用いてクラッチクローから滞空攻撃を行うのも有効。- なお、フィニッシュの受付時間を超過すると通常の乗り攻防にも移行するが、
普通に攻撃していれば攻防に入って間もなく通常の乗りダウンを奪える。
単純にフィニッシュ攻撃できない分損なので、乗ってすぐのフィニッシュでダウンさせた方が良いが。
片手剣の3連攻撃キャンセルによる乗り時間継続+スタン値蓄積も、上手くやって1キャンセルが限界なので、
自信が無いのなら少しゆっくりめに入力するか、さっさと落としてしまおう。
- なお、フィニッシュの受付時間を超過すると通常の乗り攻防にも移行するが、
- 他にはない特殊仕様として、怯んだ場合は攻撃を与えた部位と反対方向に大きく動く。
(右前脚の怯み→ムフェト・ジーヴァの左側、頭の怯み→ムフェト・ジーヴァの後方など)
第1階層ではムフェト・ジーヴァはあまり大きく動かず、ブレスや足元への攻撃に終始するため、
ギミックの圏内に追い込むにはこの怯みの仕様を利用する必要がある。
パーティがばらばらに攻撃すると中央で右往左往するだけで終わってしまうので、
最初に軽く打ち合わせなどしてもいいかもしれない。- 第2、第3階層ではムフェト・ジーヴァも積極的に動く上、
後述の敵視のシステムで誘導もできるため、第1階層でのみ重要になる性質である。
- 第2、第3階層ではムフェト・ジーヴァも積極的に動く上、
クラッチクロー関連の特殊仕様
- どの武器種でも武器攻撃で1回で傷がつくようになっている。
また、本種が追加されたVer.12時点で傷の持続時間が3分となっていた。
巨体らしからぬ機動力を持つムフェト・ジーヴァに対して
クラッチクロー→傷付け攻撃完了まで持っていく事は簡単ではないという事情もあるが、
やはり下記の特殊仕様への緩和策という部分が大きいだろう。- 普段はスリンガーの弾を落とすタイプの武器であっても、
ムフェト・ジーヴァへの武器攻撃の際はスリンガーの弾は落ちずに傷付けが完了する。
これはクラッチ攻撃強化を発動している場合も同様。 - 武器攻撃で多段攻撃の全部がヒットしないと傷付かない武器でも、
多段攻撃の1回目で既に傷がついたアナウンスが表示される。
また、片手剣のクラッチクローアッパーでも1回でしっかり傷が付く。
回数が減ったと言うよりは、傷付け行動の一つ一つが確定傷付けに置き換わっているのだろうか。 - なお、クロー攻撃を3回当てることでも傷をつけることが可能。
よろけ怯みが終了する時間ぎりぎりまでクラッチ状態を続けることになるが、
元々クラッチ武器攻撃のモーションが長く斬れ味の消耗も激しい
大剣やチャージアックスであれば一考の余地があるか。
- 普段はスリンガーの弾を落とすタイプの武器であっても、
- 最も重要な特殊仕様として、上述の通りムフェト・ジーヴァはクラッチクローによって負った傷を自己修復する。
特定の攻撃やモーション(後述)によって地脈からエネルギーを吸収する事で、
傷を負った部位を白く輝かせ、まるで脱皮するかように傷を修復してしまうのである。
修復が行われた時点で3分間続く肉質軟化効果は即座に終了するため、
ムフェト・ジーヴァは通常のモンスター以上に傷の管理やクラッチのタイミングが重要になっている。
修復判定は傷が消えた時点で消滅するので、モーション中にクラッチし、
修復が済む頃に武器攻撃を行えばまたすぐに傷を付ける事ができる。
敵視
- 第2階層以降では、一定時間の間に最もヘイトを集めたハンターに対して
ムフェト・ジーヴァが敵意を集中させ、一定時間そのハンターを狙い続ける特殊仕様が存在する。
端的に言えば、MHWorldで登場したベヒーモス戦における「敵視」の同様の仕様である*7。- 敵視が生じた場合、受付嬢からのアナウンスとともにムフェト・ジーヴァの瞳が紅く輝き、
狙われたハンターに対してムフェト・ジーヴァの瞳から紅い線が伸びる。
また、敵視の対象となった場合はBGMが変化する。
そのハンターが力尽きた場合は自動的に敵視が解除され、瞳の色も元に戻る。
- 注意点として、麻痺、スタン、閃光弾などで敵視を中断することはできない。
状態異常と閃光やられによって解除が可能だったベヒーモスとの最大の相違点の一つであり、
下記の条件と併せて敵視のコントロールを困難にしている。
- 敵視が生じた場合、受付嬢からのアナウンスとともにムフェト・ジーヴァの瞳が紅く輝き、
- 敵視されたハンターは第2階層で更に苛烈になった攻撃に延々と晒される一方、
他のハンターには攻撃や回復、サポートのチャンスが生まれる。
本種との闘いではクラッチクローによる傷つけと部位破壊が重要になる為、
狙われたハンターは第2階層における苛烈な攻撃を回避していくだけでなく、
「傷付けを狙う部位による攻撃を誘発させない」立ち回りを意識する必要が出てくる。- また、後述するが第3階層ではダメージを与えるガス溜まりのフィールドギミックが存在する。
敵視をされたプレイヤーはここにムフェト・ジーヴァを誘き寄せやすくなる。
- 基本的に敵視されたハンターが狙われるが、時折他のハンターへ攻撃することもあり、
ベヒーモスのように一人に延々と攻撃が集中するわけではないことに注意。
- 加えて、傷付けに関しては後述するビッグバンの仕様もあるため、
マルチで敵視されたハンターは傷付けを控える必要がある。
つまりソロで討伐を完遂する場合、力尽きたり与ダメージが少なすぎるなどして敵視が解除されない限り
第2階層以降はほぼ常に敵視状態のムフェト・ジーヴァを相手にすることになる。
オトモなどにヘイトを散らさなければ回復もままならない状況も発生し得るため、
敵視状態の行動パターンや繰り出しやすい攻撃をある程度把握しておくことが望ましい。 - また、後述するが第3階層ではダメージを与えるガス溜まりのフィールドギミックが存在する。
- 検証によると、敵視の条件は幾つかの要素が合わさっており、極めて複雑となっている。
また、攻撃する部位は無関係である。
敵視に関わる要素は以下の通り。- DPS(各ハンターがそれぞれ与えたダメージ量)
- 怒り状態でのぶっとばし
- ムフェト・ジーヴァが狙いを定めるハンターの条件は初回のみ適用されるものとして、
- 「総ダメージ量が敵視システム開始の規定値に達した時点で、最もダメージを与えていたハンター」
もしくは「第1階層終了時のDPSチェックで1位だったハンター」 - 「上記の条件で敵視が発生する前に怒り状態でぶっ飛ばしを行なったハンター」
- 「敵視未発生の段階で怒り状態にぶっとばしを行なったハンター」
- 「与ダメージ量が規定値を超えたハンター」
- 「与ダメージ量による敵視が発生している最中に、怒り状態でぶっとばしを行なった別のハンター」
- 「敵視が発生している最中に規定値のダメージを与えたハンターの中で、最もダメージを稼いだハンター」
- 「総ダメージ量が敵視システム開始の規定値に達した時点で、最もダメージを与えていたハンター」
- 敵視が解除される条件は以下の通り。
- 「敵視開始から1分間が経過した時に、敵視を得ていたハンターの与ダメージ量が規定値に達していない」
- 「2回目以降、与ダメージ量による敵視発生時に、怒り状態で別のハンターがぶっとばしを行う」
- 「敵視を得たハンターがモドリ玉や力尽きることでキャンプに戻る」
- 敵視を得続ける条件は以下の通り。
- 「敵視を得たハンターの敵視開始からの与ダメージ量が規定値を超える」
- 「敵視を得たハンター以外のそれぞれの与ダメージ量が規定値を超える」
- ここまで複雑だと、戦闘中に全ての条件を把握しながらヘイト管理をするのは困難を極める。
覚える自信がないハンターや慣れないハンターも多いだろうが、とりあえずは
「怒り状態に誰も敵視をもらっていない時にぶっとばしを行なったハンター」
「最も攻撃した(ダメージを与えた)ハンター」
という二つの大まかな敵視の条件だけでも押さえておきたい。
- 余談レベルの小ネタとして、敵視を取るためにぶっ飛ばしをするとその衝撃でムフェト・ジーヴァの片目が一時的に潰れてしまい、
そちら側への閃光を受け付けなくなってしまう。閃光弾で王の雫の妨害をする予定なら
どちらの眼が潰れているのか確認しておくといいだろう。
肉質無視ダメージ軽減率の仕様
- モンハンには、ガンランスの砲撃、徹甲榴弾や拡散弾、チャージアックスの榴弾ビン爆発、各種爆弾などに代表される
モンスターの肉質を無視してダメージを与える手段が存在する。
これは小型モンスターでも強大な超大型モンスターでも一律なのだが、
ムフェト・ジーヴァはこれらの肉質無視ダメージを一律30%軽減するという厄介な特性を有する。
肉質が硬いモンスターに対しては肉質無視でダメージを叩き出す爆弾などが重宝されるが、
本種に対しては肉質無視ダメージが有効という訳では全くないので注意。- 実は攻撃判定をもつジェスチャーにも軽減がはいる。
だからなんだと言われればそれまでだが… - ちなみに、この肉質無視ダメージの軽減に関しては全体防御率が関係していると思われるため、
肉質はおろか全体防御率すらも無視する毒と爆破については軽減効果を受けず、
臨界状態の可否や部位破壊の有無では変動はしない。
- 実は攻撃判定をもつジェスチャーにも軽減がはいる。
- この特性への回答は、ズバリ部位破壊を行う事である。
本種の部位破壊には上記の特性に絡んだ特殊仕様が存在しており、
部位破壊を達成した場合、その部位が有する肉質無視ダメージへの軽減率が0になる
(部位破壊を推奨するアナウンスが挿入されるのは、恐らくこの仕様故と考えられる)。
したがって、マルチプレイで同じ部位を集中攻撃するといった連携が重要となる。
肉質無視攻撃を主ダメージ源とする武器では「破壊王」の採用なども検討できるだろう。- なお、クラッチクローによる傷つけには肉質無視ダメージを増加させる効果はない。
主な攻撃技
- 各部位薙ぎ払い(小)
- 頭部、四肢、尾のいずれかの部位を軽く振り払い標的を攻撃する。
小ダメージ+尻もちの小技だが出が早く、特に頭部のそれは見てから回避がほぼ不可能。
なまじ吹っ飛ばし効果がないが為に、
クラッチクローでの張り付き中に多用されると多大なダメージを受けてしまう可能性がある。
- 各部位叩きつけ
- 四肢、尾のいずれか近くにハンターがいる際に使用してくる。
脚による四股は振動【小】が発生、また全部位共通で三層目の臨界状態では
後述のビッグバン(小)のような小規模なエネルギー爆発が付随してくる。
この爆発は龍属性となっており、龍耐性が低いと大ダメージを食らうため注意が必要。
- 各部位薙ぎ払い(大)
- 頭部または四肢を大きく振り抜くようにして標的を攻撃する。
頭部のものは尻もち判定、脚は直撃すると大きく吹っ飛ばされる。
予備動作は比較的大きいため慣れれば回避は容易だが、攻撃後の隙は殆どない。
脚部はなぎ払い(小)で仰け反っているハンターに追撃で使用することが多い。
- 尻尾薙ぎ払い
- 巨大な尾を二連続で薙ぎ払い、ハンターを吹き飛ばす。
吹っ飛ばしで張り付きを解除してくる上、尾が通過する地点には風圧が発生する。
- 前方噛み付き
- アン・イシュワルダのものと同モーション。
頭部を傾けながら大口を開く予備動作の後、前進しながら対象に食らいつく。
尻尾薙ぎ払い同様に出が早く、張り付きを解除されやすい。
- 前方飛びかかり
- 唐突に前方に向かって飛びかかる。
その巨体ゆえに攻撃判定が及ぶ範囲が広いだけでなく、
何の前触れもなくいきなり繰り出すため虚を突かれがち。
- 突進
- ゼノ・ジーヴァのそれと同モーション。四脚を用いて力強く突進する。
胴体と地面までの距離が小さいため、懐にいるとまず避けられない。
- ボディプレス
- 上半身を擡げ、大地を揺るがす勢いで倒れ込む。
胴体だけでなく前脚、後脚、翼にまで強烈な判定が存在しており、
更に接触すると大ダメージとともに吹っ飛び【特大】で地面に叩き付けられて行動不能に陥る。
転身の装衣や不動の装衣を着用してのクラッチであっても効果を無視して叩き落とされることから、
クラッチクローで張り付いているハンターに対する強烈なカウンターになりうるため最大限の注意が必要。
ゼノ・ジーヴァのそれとは異なり、後脚付近には振動の判定が発生しない。
- 高速ボディプレス
- 直立せずに少しだけ体を持ち上げた後、即座に叩きつける。
ボディプレスと同様に床に叩きつけられ拘束状態になってしまう。
- ブレス
- 頭部を動かして標的を狙いつつ光弾を発射する。
ゼノ・ジーヴァのそれよりも溜めが少なくなっているだけでなく、
捕捉後に即発射するため精度が更に向上している。
なおこの攻撃を繰り出した後はほぼ確定で大光線へ移行するため、
単発技というよりは大光線の前振りという印象が強い。
稀にではあるが、ゼノ・ジーヴァ同様に歩行しながらのブレスも繰り出す。
なお、この技に限らずブレスや熱線などは、石柱や岩片を盾にすると遮ることができる。
懐に潜り込むなどして回避できればいいが、
覚えておくととっさに逃げ込んだり砥石を使う時間を確保できたりして便利である。
- 大光線
- 主力攻撃の一つ。
頭部を巡らせて対象を捕捉し、一瞬の溜めの後に極太の光線を発射する。
ブレスと同じくゼノ・ジーヴァのそれよりも遥かに溜めが少なく、
後退で距離を取ることなくその場でいきなり発射してくる。
捕捉角度が尋常ではなく、尻尾にクラッチしていても巻き込まれる凶悪技である。
通常のブレス同然の感覚で繰り出してくるため、戦闘時は常に意識して動く必要がある攻撃と言える。
ガードするにはガード強化スキルが必要となるが、ビーム系ブレスにしては珍しく
ガードすることで貫通せずその位置で遮られ、後方の仲間を守ることが可能。
- 溜め大光線
- ホーミング攻撃。
大口を開いてエネルギーをチャージしながら対象を捕捉し続け、
数秒後に対象目掛けて大光線を発射する。
恐ろしいことにハンターの位置を未来予測して放ってくるため、
納刀ダッシュで強引に振り切ろうとしても絶対に被弾する。
発射直前にハンターが向いていた方向を先読みするので、
発射寸前に逆方向に向けてダッシュないし回避を行うことで回避可能。
近距離であれば捕捉対象外である懐に潜り込んでしまうのも有効。 - 発射寸前に口内がより一層明るく輝くため、下手に動かずそのタイミングで横に転がると回避しやすい。
- 二連薙ぎ払い大光線
- ゼノ・ジーヴァのそれと同モーションで大光線を薙ぎ払う。
ただしこちらは往復するように再び大光線を薙ぎ払ってくるので、
一度通り過ぎたからと油断していると焼き払われる。
ビームの判定は頭部付近にまで及ぶため、頭部至近距離に陣取るのは危険。
- 圧縮薙ぎ払い光線→龍脈エネルギー炸裂
- 大光線を極細のビーム状に圧縮して前方90°を薙ぎ払う。
ビームが通過した地面には一拍遅れて巨大な龍脈エネルギー炸裂が連続発生し、
ビーム本体と合わせて前方一帯に壊滅的な被害をもたらす。
ごく近距離を短く薙ぎ払うタイプと遠距離を大きく薙ぎ払うタイプの二種類があり、
前者の場合は発射後に確定で威嚇を行うため攻撃チャンスになる。
臨界状態では後者に付随する尻尾なぎ払いにも地脈エネルギー噴出が追加。
- 前脚叩き付け龍脈エネルギー噴出
- 前脚を地面に打ち付け、地割れとともに巨大な龍脈エネルギーの炸裂を連続発生させる。
前方に向けてかなり遠方まで伸びる上に炸裂規模が大きく、攻撃範囲を見誤りやすい。
叩き付けた前脚の根元が安全地帯となる。
- ビッグバン(小)
- 四肢または尾を用いて行う小規模のビッグバン。
大地を蒼白く光らせながら該当部位を強烈な勢いで叩き付けて岩盤をぶち抜き、
叩き付けた部位の周囲に大爆発+小爆発を連続発生させる。
脚部叩き付け、大爆発、小爆発の全てに攻撃判定が存在するが、
叩き付けは接触すると地面に強く打ち付けられて拘束される。
また、叩き付けた部位が傷ついていた場合は特殊モーションに移行し、
地面から引き抜く際に脚部が光り輝き、エネルギーを吸収して傷を再生させてしまう。- 第3層では、この行動の際勝気な推薦組が「劣化した岩片が隆起したわ」と発言する。
ランダムで劣化した岩片を発生させる効果があるようだ。
- 第3層では、この行動の際勝気な推薦組が「劣化した岩片が隆起したわ」と発言する。
- 極大チャージブレス
- 第一階層における最大技。
後脚で立ち上がりつつエネルギーをチャージする派手な予備動作の後、前方の地面に向けて圧縮光線を放出。
着弾地点広範囲の地面を輝かせながらド派手に隆起させ、一拍置いて超規模の大爆発を巻き起こす。
大爆発の規模たるや天高く吹き上がる青白い爆風によって前方一帯が覆い尽くされるほどで、
あまりの威力からかゴグマジオスの爆熱重龍油ブレスよろしく爆発後数秒間は判定が残存する。
その壊滅的な破壊力から察せられる通りガード強化込みでもガード不可。
これほどの大技でありながら予備動作は3秒程度と極めて短く、
照射地点で武器を構えていると光線が放たれてからではまず回避が間に合わない。
- 地脈エネルギー吸収
- 唸りながら四肢を接地させ、大地からエネルギーを吸収する。
エネルギー吸収中は周囲の大地と四肢が眩く輝き、
巨大な両翼に星座を思わせる美しい模様が現れる。
体力を回復すると同時に全身の傷を再生してしまう厄介な行動で、
戦闘中に大きなダメージを負った際のほか、開幕およびエリア移動後に確定で使用する。 - この時には全身が矢弾無効状態になっているほか、破壊された部位の再生はしない。
- 突進3連噛み付き
- 第二階層から使用。
前方に突進しながら地面を抉り取るように3連続で噛み付きを繰り出す。
見た目は恐ろしいが頭部以外には判定がないため、噛み付きの合間に懐に潜り込めば回避可能。
ただしモーションがかなり素早く、狙って攻撃を加えるのは難しい。 - 距離があると歩いて接近してくるが、この時の頭にぶつかると尻餅をついてしまい、
直後の3連噛み付きを避けづらくなるので要注意。
- 距離があると歩いて接近してくるが、この時の頭にぶつかると尻餅をついてしまい、
- ビッグバン
- 第二階層から使用。
臨界状態に突入したゼノ・ジーヴァの最大技だったが、本種は通常攻撃の一つとして用いる。
無条件でありながら性質は歴戦王ゼノ・ジーヴァのそれと全く相違なく、
本体を覆い尽くすようにエネルギーが吹き上がった後、
外側に範囲を拡大しながら同様の大爆発が4連続で巻き起こる超大技である。
それどころか予備動作となるボディプレスの速度が上がっており、危険度は更に上と言ってよい。
敵視を取ったプレイヤーがクラッチで張り付いたり胸の下に入り込むと高確率で使用する。
ビッグバン(小)や地脈エネルギー吸収で肉質が元に戻ってしまい、ダメージを与えにくいからと張り付いてしまうと、
傷も付けられず仲間全員を危険に晒してしまう事になるので注意。
なおビッグバン(小)含め、ゼノ・ジーヴァとは異なり無属性の攻撃となっている。
不動の装衣着用中は複数被弾して乙の可能性があるためかなりの注意を要する。
敵視を受けたハンターがある程度のダメージを出さないと引き付けに失敗してしまう、
かといって傷つけに行くとパーティーを危機に晒すことから、他のハンターが傷つけをしてあげる必要が出てくる。- ビッグバン(小)同様、第3層では発動後に劣化した岩片を隆起させる。
後述の「王の雫」を連発する臨界状態ではビッグバンによる岩片隆起が生命線となるケースもあるため、
岩片が存在しない場合は王の雫を発動される前に意図的にビッグバンを誘発させることも検討する必要がある。
- ビッグバン(小)同様、第3層では発動後に劣化した岩片を隆起させる。
- 拘束攻撃/滞空極大チャージブレス
- 第二階層から使用。
飛びかかりつつ頭部を振り上げる起点技を繰り出し、接触したハンターに食らいついて拘束。
そのまま滞空しながらハンターを咥えたまま口内にエネルギーをチャージ、
最終的に零距離でチャージブレスを発射してハンターを地面に叩き付け、
更に着弾点に超極大の大爆発を巻き起こしてトドメを刺す。
チャージ中に発生するスリップダメージ+最後のブレスによる大ダメージのダブルパンチで
非常に凶悪そうだが、実は拘束攻撃そのものは体力が必ず1残る仕様になっている。
しかし、問題はここからで拘束攻撃中に火属性やられが発生するため、
わずかに残ったHPをやられのダメージが容赦なく削ってくる。
特に防御力や残り体力が低い状態で拘束攻撃を食らいHP1だけ残った場合は、
ハンター自身の回復行動や前転によるやられ除去などを試みる前に死亡するため、
実質的な即死攻撃と化す。
一連のダメージは纏まったダメージではないので当然根性も意味がない。- 体力1状態から助かるには事前に火属性やられを防止しておくのが一番安全。
火属性やられさえなければ、ムフェト・ジーヴァの追撃まで十分な時間があり回復が間に合う。
第3階層ではブレスで地面を赤熱化させて火属性やられ【大】になるスリップ床を作り出してもくるので、
火耐性を上げるか属性やられ無効で火属性やられに対策するのは
思った以上にクリアに寄与してくれる。 - ハンターが火属性やられを対策してない状態で拘束攻撃を食らった場合は、
他のハンターがフォローしないとほとんどの場合乙が確定する。
拘束されていないハンターは叩き付けられた瞬間に粉塵や広域の回復薬などで救出しよう。
…が、叩き付けられた瞬間に粉塵を放つのは割とタイミングがシビアである上、
チャージブレスの着弾地点とその爆発には普通に他のハンターに対する攻撃判定があるので、
ムフェト・ジーヴァの背後などブレスから離れたハンターしか粉塵を使う余裕はない。- またスリンガー閃光弾で怯ませることで解除することも可能。
特に拘束攻撃の最後、ブレスを撃つために飛行した状態の時に使用すれば
撃墜できる。ダウンの時間はほとんど無いものの隙ができるので
拘束されてないハンターにはチャンスにもなる。
- またスリンガー閃光弾で怯ませることで解除することも可能。
- 拘束攻撃の起点技を躱せた場合は、モーションが大きいため攻撃チャンスになる。
ただ、上記したように起点技は口でハンターを掬い上げながら頭を振り上げるため、
かわしてもガンナー以外には頭や前脚は攻撃しづらい。近接武器は後脚や尻尾に攻撃しよう。
- 体力1状態から助かるには事前に火属性やられを防止しておくのが一番安全。
- 王の雫
- ムフェト・ジーヴァの切り札。
翼を広げて上空に舞い上がり、眼下の地上目掛けて膨大なエネルギーを解き放って
フィールド全てを蒼炎で包み込むと、超極小の蒼白いエネルギー球を投下。
エネルギー球の炸裂と共にハンターの視界が完全にゼロになるほど強烈な閃光と
凄まじいエネルギー波でフィールド全域を吹き飛ばす。- この攻撃はフィールド上に存在する全てのハンターを即死させる性質を持つ。
ダメージを伴う攻撃判定ではなく「即死」の判定を適用する攻撃であるため、
防御力による軽減はもとよりガード、回避、根性、装衣、その他一切の延命手段が意味を為さない。
唯一の回避方法は、即死判定が及ばない遮蔽物の裏に避難すること。
それぞれ第2階層では「硬い石柱」、第3階層では「劣化した岩片」の陰に隠れ、
衝撃波の判定が消失するまで耐え忍べば生き残ることができる。
石柱ないし劣化した岩片はフィールドに広く点在しているため、
予備動作を確認したら何をおいても近場の遮蔽物の裏に逃げ込もう。
- この攻撃はフィールド上に存在する全てのハンターを即死させる性質を持つ。
- 「王の雫」のより詳細な情報については専用記事を参照のこと。
- 臨界移行
- 最終層である第3層でのみ行う動作。
ゼノ・ジーヴァ同様の臨界状態に移行し、身体能力を更に強化する。
胸が赤く光り、初回のみ受付嬢から「様子が激変」とアナウンスが入る。
この状態では各部位の薙ぎ払いや三連噛み付きに付随して龍脈エネルギー噴出が発生するようになるため、
従来の攻撃同様の感覚で対応することはできない。
ムフェト・ジーヴァの状態かエネルギー噴出の前兆である地面の発光に気を配ると
攻撃チャンスを無駄にすることなく戦うことが出来るだろう。
なお、臨界状態中は攻撃こそ熾烈だが肉質はかなり軟化する。
クラッチで傷をつけていなくてもほぼ全身に攻撃が通るようになり、最大弱点が胸に変化。
翼・後脚・尻尾の肉質が大幅に軟化する。
この状態限定で胸の部位破壊が狙えるようになるので、上手く攻めに活かしたいところ。
胸にダメージを蓄積させると大ダウンを奪うことができる。- 「王の雫」を発動した場合は臨界状態が一時的に解除され、その後は1分程度で再び臨界状態に移行する。
臨界状態が解除される際は棒立ちになる形で大きな隙を晒すため、畳みかける好機となる。
一定体力以下になるまでは、王の雫を凌いだら攻撃チャンスと覚えておきたい。
- 「王の雫」を発動した場合は臨界状態が一時的に解除され、その後は1分程度で再び臨界状態に移行する。
- 残り体力30%以下の場合は「王の雫」投下後も臨界状態の解除を行わなくなるだけでなく、
あろうことか30秒に一回程度の頻度で「王の雫」を発動してくるようになる。
怯みなどでタイミングがズレると所謂「岩なし王の雫」の危険性が急激に上昇するため、
下記の振り上げ光線やビッグバンを誘発しつつ全力で火力を叩き込む必要がある。
- 振り上げ光線
- 第3層でのみ行う動作。
前方を光線でただ薙ぎ払うだけのシンプルな攻撃で、
薙ぎ払われた場所に龍脈エネルギー噴出が起こるのは他の光線系攻撃と共通しているが、
この攻撃は「振り上げついでに洞窟の天井を破壊して落盤を引き起こす」という性質を有している。
広範囲に時間差で降り注ぐ岩片に当たると大ダメージと共に吹っ飛び【特大】のリアクションとなり、
地面に叩きつけられたまま衝撃で動けなくなるため、
そのまま王の雫が発動した場合は生き残るのが非常に難しくなる。
一方で、落下後の岩片は一部が地面に突き刺さって残り、王の雫を凌ぐための盾となってくれる。
任務関連
- 本種の討伐作戦となる<<緊急任務>>は、
1つの集会所で最大16人で楽しむことができるシステムとなっている。
MHW:I発売以前より、公式からは、
「マム・タロトのような、オンラインならではの遊びを再びやりたい」
という旨の発言が度々なされており、本種の緊急任務は正しくそれに該当する。- しかし、マム・タロト同様マルチプレイの強要だとする声も少なくない。
クリアするだけなら野良でもそこそこ行けるのだが、時間効率を考えると
大規模なサークルに入ってメンバーで集会所を埋めたり、
募集板などで腕利きを集めての周回が必要になってしまうので、
手際の悪いハンターへの地雷認定や、周回できるプレイヤーとできないプレイヤーの格差が
生まれやすい。 - 一方で報酬面は武器ガチャと揶揄された状況から多少は改善されており、
後述するがベースの武器を強化する形式になったことで、
武器の厳選をせずとも最低限使う武器の各属性1本ずつ入手すればOKになった。- また、武器入手の流れもドロップした十数本の中から
任意の武器を数本選択して入手できるようになったので、運任せ感は割と減って見える。
- また、武器入手の流れもドロップした十数本の中から
- しかし、マム・タロト同様マルチプレイの強要だとする声も少なくない。
- 集会所システムとの兼ね合いか、
本種の緊急任務クエストはマム・タロトの調査任務及び討伐クエストとのローテーション方式が採用されている。
単純に「どちらかしかいない」と捉えて貰って問題ない。
- コンテンツの性質上、時が経てば経つほどエンドユーザー優位となるシステムであったが、
MHW:Iに一区切りを迎えた後である12月上旬、小規模修正を含むアップデート「v15.10」より、
ムフェト・ジーヴァ関連のシステムもクエストの参加人数により難易度が変化する形に変更された。
これによって先発勢と後発勢の格差が埋まると同時に、以前より気楽にムフェト・ジーヴァに挑めるようになり、
ムフェト・ジーヴァという存在が抱えていた問題の改善が見込まれる事となった。
MHW:I最後の大型アップデートの後なので、今更かよという声も少なくはないが。- 同時にこの仕様変更は、当初のマルチ前提のムフェト・ジーヴァとは
「人数が集まらないと戦えない」事を意味する。
通常のプレイヤーならなんら問題は無いのだが、当初のムフェト・ジーヴァと
ソロやペアで立ち向かってきた並々ならぬハンター達には少々残念がられている。
3人以上での難易度は変わらないので、どうしても以前のムフェトと戦いたい場合は
全員BCに待機してもらった上で単騎で突撃する以外に手段は無い。
- 同時にこの仕様変更は、当初のマルチ前提のムフェト・ジーヴァとは
- なお、ソロ用の体力こそ用意はされたが
- 単純に体力を削るだけでは1層や2層では突破に時間がかかる。
- 頻繁に体力の回復が行われるが、その割合はマルチと大差ない。
- 制限時間が20分しかない、ムフェトの機嫌によっては19分弱で逃げ出すことも。
単純に戦闘能力が高いミラボレアスよりも難しいと評価する声も少なくない。- 特に第2階層以降は「敵視」がある為に、ソロの場合だと前述したビッグバンの仕様もあって
傷つけ状態を維持することが非常に難しいのが悩みの種となっている。
- また、人数が少なければ戦闘後の地脈エネルギーの減り方も比例して小さくなる仕様は変わらないため、
一撃が出来なければ少人数で地脈エネルギーをコツコツ削るのは非常に効率が悪いままである。
偵察任務の流れ
- Ver.12.01アップデートに伴って実装された、前哨戦に相当する任務。
専用フィールドである「幽境の谷」にて、謎の赤い龍の先遣調査を行う。
謂わば後述する緊急任務のチュートリアルであり、
こちらを一度でもクリアしなければ緊急任務に挑むことはできない。
- 舞台となるのは第1階層と第2階層。
ソロとマルチで体力値が異なるが、目標は同じである。
- 第1階層
- ムフェト・ジーヴァにダメージを与えてフィールドに内包されている地脈エネルギーを枯渇させ、
次の階層に移動させるのが目標である。
- 攻略の要となるギミックは以下の通り。
なお、第2・第3階層ともに「ギミックの発動」に成功した場合はNPCから専用のアナウンスが入る。- フィールド北側に設置された2つの落石
崩して当てればムフェト・ジーヴァの保有するエネルギーを霧散させ大ダウンを奪える。
この階層ではムフェト・ジーヴァはあまり自分からは動かないので、怯ませて動かす必要はあるが、
リターンは大きいため、積極的に落石へ誘導したいところ。
大ダウン後はフィールド中央付近に移動し、地脈エネルギーを吸収する。
- フィールド南部の朽ちた地盤
この上でムフェト・ジーヴァを怯ませると蔦の二重床と同じ拘束モーションが発生し、
エネルギーを消費させつつ長時間拘束できる。
落石と同じく積極的に追い込みたいところだが、落石とは真逆の方向にあるため、
パーティの意思疎通がうまくいかないと行ったり来たりを繰り返してしまうため注意が必要。
拘束から抜け出した後はフィールド中央付近に移動し、地脈エネルギーを吸収する。
- フィールド北側に設置された2つの落石
- 第2階層
- 第1階層の地脈エネルギーが枯渇した後に移動する。
第1階層と同じくムフェト・ジーヴァ及びフィールドに内包されている地脈エネルギーを枯渇させるのが目標である。
- 攻略の要となるギミックは以下の通り。
- フィールド中央付近の段差
ジャンプ攻撃の起点にできるやや広めの段差が存在する。
- フィールド各所の石柱
ムフェト・ジーヴァが繰り出すブレスや光線系への遮蔽物として利用できる。
地盤を破壊するタイプの攻撃は一切防げないため注意が必要。
- フィールド中央付近の段差
- ムフェト・ジーヴァが持つ地脈エネルギーを削りきると、ムフェト・ジーヴァが王の雫を繰り出す。
大団長から警告のアナウンスが入り、回避方法も示唆されるため判別は容易。
メンバー全員(オトモを除く)が回避に成功すればクエストクリアとなり、
本種が遥か上空へと飛び去ってゆくムービーが挿入されて任務完了となる。- なお、規定の方法で回避せず力尽きた場合は何度でも繰り出してくるため、
王の雫の対処ができない限り、本偵察任務は絶対クリアできない。
- なお、規定の方法で回避せず力尽きた場合は何度でも繰り出してくるため、
緊急任務の流れ
- 専用フィールドである「幽境の谷」にて、討伐を目指すという形になる。
- システム面はマム・タロトと同様で、
1集会所のメンバー16人が全員協力してムフェト・ジーヴァを追い詰めていくこととなる。
交戦に関しての基本的な流れは偵察任務と同様で、
こちらはムフェト・ジーヴァの弱点を突き、追い詰めた上で討伐を狙う形となっている。
- 第一層
- 基本の流れは偵察任務と同様。
ただし、20分の時間制限を考えるならばギミックを活用して迅速なエネルギーの枯渇を狙いたい。
PTメンバーの攻撃する方向を揃えて積極的にギミックへ押し込もう。
- 第二層
- 王の雫を放つところまでは同じである。
緊急任務では地脈エネルギーの残留量によってはその後も戦闘が続き、
長引けば2発目の王の雫が放たれることも。
フィールドに内包されている地脈エネルギーが枯渇すると次の階層へと移動する。
また、数回目の挑戦で地脈エネルギーを枯渇させているなら王の雫を放つ前に下の階層へ向かうこともある。
- 最下層
- 緊急任務では、新たに追加されたこの階層においても地脈エネルギーを枯渇させ、
最終的にはムフェト・ジーヴァを討伐することが目標である。
- 攻略の要となるギミックは以下の通り。
- 外周部にある駆け上がり可能な壁
数少ない乗り攻撃を繰り出せる場所である。
上手く誘導できたならば有効活用したい。
ただし王の雫の発動で破壊されるため、
利用できるのは序盤のみ。 - 3箇所あるガス溜り
第3階層に降りて初めての王の雫によって、外周の岩が吹き飛ばされた直後に発生。
地表にガスが漏れて緑色に光っている。ここに攻撃を加えれば大規模なガス爆発が起き、
ムフェト・ジーヴァを巻き込めば怯ませたり大ダウンを得ることができる。
ガスは最初に発生して以降は時間経過で復活するようになる。
敵視されたハンターならここに誘導させることもできるため、
部位破壊を粘る段階でないなら敵視を有効に使い大ダメージを狙うこともできる。- 落石などのフィールドギミック同様、攻撃が起点となり爆発を起こすのだが、
ギミックが地面に存在する関係上、近接による事故やガンナーの流れ弾など、
ちょっとしたことですぐ暴発する非常に繊細なギミックである。
立ち回りや攻撃タイミング等を意識し、無駄使いしないよう注意していきたい。 - ダメージ判定が存在する行動であれば起爆できるので、
スリンガー弾や猟虫などでの起爆も可能。
変わり種としてはジェスチャーの「DMC・二丁拳銃」や「SFV・波動拳」などでも可能。
- 落石などのフィールドギミック同様、攻撃が起点となり爆発を起こすのだが、
- 劣化した岩片
ブレス攻撃で上空の岩盤が破壊されて落下してくる。
当たれば地面に叩きつけられる厄介なものだが、これに隠れることによって王の雫を回避できる。
ビッグバンでも地面が隆起する形で岩片が発生し、これも障害物として利用可能。- 岩片を出現させる行動が怯みや状態異常などでキャンセルされた場合、
岩片がないまま王の雫が発生してしまう場合がある。
この場合ブレスを吐き出す前にモドリ玉で退避する
(或いはスリンガー閃光弾での撃墜を挟む)事で逃げ切る事も出来るが、
それも間に合わなければ諦めるしかない。詳細は王の雫の記事を参照。
- 岩片を出現させる行動が怯みや状態異常などでキャンセルされた場合、
- 外周部にある駆け上がり可能な壁
- 最下層とそれに伴う新ギミックが幾つか追加されたものの主な流れは偵察任務と同様、
ムフェト・ジーヴァ及びフィールドに内包されている地脈エネルギーを枯渇させることになる。
枯渇さえさせれば、ムフェト・ジーヴァは再生ができなくなり、討伐が可能になる。
集会エリアまわりのシステム
- ムフェト・ジーヴァの緊急任務には、報酬取得可能数にも影響する任務達成度が設定されている。
任務達成度は集会エリア内の全メンバーで共有されており、
達成度は入手ポイントの一部を共有しつつ各メンバー個別に管理されている。
達成項目
- マム・タロトのクエストと同様に到達エリア、部位破壊状況などの達成項目が設定されている。
ムフェト・ジーヴァの場合は、各エリアで地脈エネルギーを吸収・枯渇させることでもポイントが獲得できる。
それらを達成することでポイントが入り、100ポイント毎に達成度が1上がる。
達成度の最大は17だが、最大枠数になるのは16で良い。
達成状況はメニューから確認が可能。
- 初期から調査を完了する
- 金枠2つ
マム・タロトと同じく初期のクエストから参加したプレイヤーには金枠が貰え、
部位破壊を積極的に狙えない野良などでもしっかり参加していれば金枠3つはコンスタントに狙える。 - 各層のエネルギーの枯渇
- 一層80Pt 二層100Pt 最下層120Pt
任務達成度同様、集会所全体で共有される数値で、緊急任務中の各パーティのクエストが終了する毎に、
そのパーティがクエスト内で消費させたエネルギー分の数値が差し引かれて更新される。
基本的にクエストを繰り返していけば枯渇は狙えるが、1~2周で討伐ができるPTが存在する場合、
各層のエネルギーが枯渇する前に討伐成功となってしまうこともしばしば。 - 部位破壊の達成
- 役割分担の必要性をアナウンスされる通りにメンバー内での連携が重要。
- 背中 100Pt
近接では狙いにくいが、肉質も耐久値もかなり低いので2~3回乗りフィニッシュを当てれば簡単に破壊可能。
ガンナーが翼を狙った流れ弾で勝手に壊れていることも多い。
近接でも操虫棍などは高い跳躍で直接背中を狙うことができるが意図を伝えずに独断で狙うと、
チームワークや連携の乱れにもなるので、クエスト前にパーティ内で相談して予め役割を決めておこう。 - 胸部 200Pt
臨界状態のみで破壊可能。肉質は非常に柔らかいが他の部位に吸われやすく、
激しい攻撃に晒されやすいので一筋縄ではいかない。
時間制限がある以上臨界状態になったら真っ先に狙おう。 - 右翼/左翼 各50Pt
主にガンナーが狙うことになるが、弾が弱点となるのは付け根や翼爪の部分のみで他の部位は非常に硬い。
耐久値は低めなので落ち着いて狙おう。 肉質無視弾に頼るのも手。
ダウン時は近接武器でも叩けるので、ガンナーが手こずっているようなら多少はサポートができる。 - 右後脚/左後脚/右前脚/左前脚 各20Pt
近接武器なら肉質が柔らかめで狙いは付けやすいが耐久値が高く、
PTメンバーがバラバラに攻撃していると1つも破壊できないなんてことも。
1部位ごとのポイントは低めなので、よりポイントが高い達成項目を優先するのもアリ。 - 尻尾 120Pt
何もしてない時は地面についていることが多く、長さもかなりあるので打点が高くなくても叩きやすい。
ただし、細かいモーションでも割と大振りに動くので機動力が高い近接でもなかなか狙えないことも。
複数人で狙いに行くと尻尾での攻撃を誘発してしまい余計に激しく動いてしまうため役割分担が大事。
なお、ゼノ・ジーヴァとは異なり第3層になる前に斬り落とす事ができる。 - 頭部 20/180Pt
「一部を破壊」と「完全に破壊」の2段階の破壊が必要な上、
近接武器には打点が高くかつ尻尾以上に激しく動き回る部位なので難易度は非常に高い。
ダウン中などのチャンスを逃さず、狙える時には徹底的に狙うことを勧める。
- 背中 100Pt
任務完了と集会所
- 同じ集会所内のいずれかのパーティがムフェト・ジーヴァの討伐に成功するか、
緊急任務が進行している状態で他の集会所に移動した場合に、その時点での達成度で任務が完了する。
集会所のクエスト受付は報酬受け取り状態に移行し、新たな緊急任務の受注は一旦締め切られる。
クエスト受付に話しかけると龍光石と赤龍武器の2種類のアイテムを鑑定する画面に移行し、
鑑定したものをクエスト報酬として受け取ったハンターは達成度がリセットされ、再び受注が可能になる。 - 赤龍武器を鑑定する際には鑑定時に装備している武器種が最低1枠確保されるシステムとなっている。
討伐まで成功した場合は、確定枠が最低2枠に増える。
鑑定時点で装備している武器種が確定枠となるため、任務を完了した状態ならば、
武器種を変更して鑑定に移行することで任意の武器種を確定枠で獲得することが可能。
武具
- 赤龍武器はムフェト・ジーヴァの甲殻のような深紅の武器となっており、
属性の色に光る発光部分や封印のような白い布があしらわれていることが多い。
この武器は覚醒武器というジャンルで、
そこそこの性能の武器を上記の龍光石で任意の能力を付加して強化するという
コンセプトの武器となっており、ハンターの望むプレイスタイルに合わせた能力に合わせることが可能。
システム等が割と長い記述になるので、詳しくは赤龍武器のページへ。
- 防具はムフェト・ジーヴァの甲殻を用いたシンプルな鎧となっている。
シリーズスキルが特徴的で強力な属性・状態異常値と会心率の強化する代わりに
一撃ごとに自傷ダメージを負い、攻撃を当て続けることで自己回復が発生するという
攻撃を避けられるハンターには低リスク、被弾の多いハンターでは途端にリスクが跳ね上がるという
非常に使い手を選ぶ効果となっている。
また、シリーズスキルの発動によりシンプルだった鎧のデザインが変貌するギミックも搭載している。
こちらも詳しくは防具のページで。
裏設定
- 2020年1月19日に大阪で開催された『モンスターハンターフェスタ’19-‘20』にて、
藤岡要EDからゼノ・ジーヴァとの関係性と詳細な生態についての解説が行われた。
- 本編でも語られる通り、ゼノ・ジーヴァが完全に成長した姿こそがムフェト・ジーヴァである。
ゼノ・ジーヴァは地脈を流れる古龍の生命(生体)エネルギーを長い年月をかけて吸収して羽化するが、
誕生時点ではエネルギーを自己生成する内熱器官が未発達であるため、
一所に留まり地脈から生体エネルギーを吸収しながら脱皮を繰り返して成長していく。
完全に成長しムフェト・ジーヴァへと変態すると自力でエネルギーを生成循環するようになり、
外部からエネルギーを摂取する必要がない完全生物として完成するという。- ムフェト・ジーヴァは自己生成したエネルギーを体内に保有しており、
外敵を排除する際はそのエネルギーを圧縮して青白いブレスとして放つ。
上述した大光線や王の雫も、全て自ら生成した内部エネルギーに由来するものである。
莫大なエネルギーが必要になるため、地脈から直接吸収することでエネルギーを補う。
戦闘中に披露するエネルギー吸収はブレスのエネルギーを確保するためではなく、
あくまで自己修復に用いるエネルギーを補うための行動であるようだ。- 自己修復のメカニズムについてだが、地脈エネルギーによって部位を活性化させ、
代謝を急激に上げることで部位そのものを再生する形で修復している。
作中で部位再生を行う時に外殻のようなものが剥がれ落ちる演出があるが、
これは新たな組織が生成されて傷付いた部位が破棄されたことを意味しているらしい。
- ムフェト・ジーヴァは自己生成したエネルギーを体内に保有しており、
- ゼノ・ジーヴァの最大の特徴の一つであった複眼が失われた理由も語られた。
ゼノ・ジーヴァの複眼は地下の暗闇で目に成り代わり、生体エネルギーを感知する役割を果たしている
(冥灯龍は地脈からエネルギーを吸収するため、主にエネルギーの溜まり場である地下を住処とする)。
このため、エネルギーを完全に生成循環できるムフェト・ジーヴァへと変態するにあたり
暗闇で機能しエネルギーを感知する疑似眼が不要となり、脱皮の過程で退化していく。
なおゼノ・ジーヴァは前脚に地脈を吸収する爪状の器官を保有していたが、
そちらも成体になると不要な器官として失われていくという。- 一見すると複眼の痕跡は完全に消滅しているようにも見えるが、
実は頭部部位破壊後の角周辺にその痕跡が薄っすらと確認できる。
- 一見すると複眼の痕跡は完全に消滅しているようにも見えるが、
- なお、作中で登場したムフェト・ジーヴァは幽境の谷の最下層の巨大繭から誕生した個体であり、
地脈の収束地から誕生した(MHWorldでラスボスとなった)ゼノ・ジーヴァとは別個体であるらしい。- モンハンフェスでの解説では両者の違いについて語られなかったが、
MHW:I公式設定資料集では地脈の収束地の個体と幽境の谷の個体の差異についての言及がなされた。
曰く、地脈の収束地は幽境の谷以上にエネルギーの集まりが強い場所であり、
従って地脈の収束地に巣食った個体、つまりMHWorldでラスボスとして登場したゼノ・ジーヴァについては
他個体よりも著しく成長を早めた可能性や、特異性を持った個体として誕生した可能性があるとのこと。
推測の域は出ないとされてこそいるものの、MHWorld本編での討伐が叶わなかった場合、
件のゼノ・ジーヴァが幽境の谷の個体を超える脅威となった可能性は否定できないだろう。
- モンハンフェスでの解説では両者の違いについて語られなかったが、
- 設定資料集では、ムフェト・ジーヴァと幽境の谷の関連性の掘り下げがなされている。
幽境の谷は他の動植物達が棲息し、生体エネルギーも豊富な火山地帯であったが、
繭から孵化し、成長したムフェト・ジーヴァが自身の棲家とすべく環境改変を行なった結果、
粘菌のような最低限の分解者しか生存できない荒廃した環境へと変貌してしまったという。
幽境の谷は地脈の流れとして導きの地と繋がっているとされており、
導きの地が非常に豊かな生態系を持ち、様々なモンスターが集い、招き寄せられているのは、
案の定と言うべきかムフェト・ジーヴァの生態系改変の影響があるようだ。- 幽境の谷が荒廃している以上、赤龍にとって棲家に豊かな生態系は不要ということになる。
自らにとって邪魔にならない遠隔地(=導きの地)に生体エネルギーの供給基盤を形成し、
幽境の谷に座しながら地脈を通して導きの地のエネルギーを吸い上げるという流れは
確かに理に適っており、戦闘時の状況判断とともに赤龍の知能がうかがえる点と言えるかもしれない。
本編に登場したムフェト・ジーヴァが作り出したゼノ・ジーヴァの保育嚢、揺籠のようなものであり、
そのままではあの地から複数のゼノ・ジーヴァが誕生するという恐るべき事態が発生していたという。
活動に必要なエネルギーの全てを生成可能な完全生物として極みを得、
環境を自在に創造する力をも得たムフェト・ジーヴァが求めるのは自己の保存と増殖のみであり、
奇しくもそれを期したタイミングで主人公達が谷を訪れた、というのが本編の流れとなる。- あくまで研究者の推察という形ながら、ジーヴァの増殖方法に関する考察も掲載された。
完全生物たるムフェト・ジーヴァは単体で無性生殖を行うものと推察されているが、
「王の雫」とは赤龍が有する生体エネルギーを極限まで凝縮したものであり、
新たな命に分け与えるエネルギーの塊を攻撃に転用した代物なのではないかという。
赤龍が揺籠となる繭を作り、そこに落とした王の雫が新たな生命=ジーヴァとなるのであり、
古龍の王を生み出すほどの塊ならば、あの究極の爆発力も納得が行くとも考察されている。- 設定資料集において、繭の中であらゆる古龍の生命エネルギーを吸収しながら成長し、
蓄積したエネルギーが極限に達することで羽化する生命体こそがゼノ・ジーヴァであるとされている。
考察が真実であるならば、赤龍によって繭に落とされた雫は“王たる生命体としての基盤”であり、
それが生命エネルギーを極限まで蓄積することで古龍の王たるジーヴァとして誕生するのだろう。
- 設定資料集において、繭の中であらゆる古龍の生命エネルギーを吸収しながら成長し、
- 幽境の谷が荒廃している以上、赤龍にとって棲家に豊かな生態系は不要ということになる。
- 作中で煌黒龍アルバトリオンが幽境の谷に飛来したことが確認された際は、
「幽境の谷は赤い龍の住処だし、理由が無いなら争いの可能性が高い道を選ぶはずがない」
「何となくやって来たのか、幽境の谷の主の不在を狙ったのか、
あるいは主の不在つまり調査団の介入こそがアルバトリオンにとって計算外だったのかもしれない」
など、調査団メンバーから両者の間に何らかの因果関係がある可能性を指摘する台詞が見られた。
また、受付嬢からはアルバトリオンと揃って「大きすぎる異変」と称されるシーンがあるほか*8、
それが黒龍ミラボレアス出現の前兆として発生した事態である可能性も示唆されていた。- これらはいずれも推測の域に止まっており、真相は作中では判然としないままであった。
ただ、「もし調査団が介入せず、創造を繰り返す者と合切を破壊する者が
出会ってしまっていたら、一体どうなっていたんだ…?」という調査団リーダーの意味深な呟きもあり、
特に煌黒龍と赤龍の邂逅ないし対峙に特別な意味が存在する可能性は否定できなかった。
- ちなみに、アルバトリオンとは「星」を想起させる要素が多い点で共通している。
ムフェト・ジーヴァは両翼に星座のような模様が浮き上がる特異な生態を持ち、
上記の通り青→赤というジーヴァ種の体色変化は恒星の一生をモチーフとしている可能性が高い。
アルバトリオンは「闇夜に輝く幽冥の星」「宵闇の煌黒星」など星に関連した異名を持ち、
作中ではその属性変転に伴う体色変化が星の煌めきに喩えられている。
- 骨格面ではアルバトリオンがドス古龍骨格としての最強格である様に
ムフェト・ジーヴァもまたマガラ骨格持ちで事実上の最強格として君臨しており、
様々な面でムフェト・ジーヴァとアルバトリオンとは互いに対を成す存在と呼べていた。
- これらはいずれも推測の域に止まっており、真相は作中では判然としないままであった。
- 後に設定資料集における更なる裏設定の公開に伴い、多くのプレイヤーの間で考察を呼んでいた
赤龍ムフェト・ジーヴァと煌黒龍アルバトリオンの関係が遂に明らかになった。
曰く、禁忌クラスのモンスターは出現するだけで世界を揺るがす存在であり、
存在自体が逃げ場なく、世界規模、星の規模での縄張り争いを繰り広げているとされるが、
中でもアルバトリオンは自ら以外の強大な存在を許さないという意識が強く、
大きな力であるムフェト・ジーヴァとその繭の排除を目的として現れたのではないかという。
新大陸古龍調査団の働きがなければ両者が実際に相対していた可能性もあり、
ムフェト・ジーヴァとアルバトリオンが激突するという未曾有の事態にも発展しかねなかったようだ。- 設定資料では、煌黒龍にとっての赤龍は『存在を許せぬ異常の力』と表現されている。
上記の設定と併せるとムフェト・ジーヴァは、禁忌モンスターとして世界規模の視点を有し、
かつその力ゆえに焚書されてしまうまでに人々から存在そのものを忌避され認められなかった煌黒龍が
その存在を認められず、現大陸から撃滅に動き出すほど異常な力を有していたものと思われ、
別格とされる『古龍の王たる者』としての特異性を際立たせているといえよう。
- また、アルバトリオンのみならず黒龍ミラボレアスの出現も
ムフェト・ジーヴァの存在が引き金になった可能性があるとされている。
ミラボレアスに関してはこれ以外に世界観上における両者の関係が掘り下げられた記述は見られず、
繰り返し対比が強調されたアルバトリオンとは異なり
「黒龍」と「赤龍」の関係については謎が残るままとなった。
他モンスターと同じ水色の背景を伴って掲載されており、
今までの《黒龍》ら=禁忌モンスターとは異なる扱いがなされている。
よって、今存在する禁忌のモンスターと同じ枠には当てはめられないと考えられるが、
しかし《黒龍》ではないにもかかわらず禁忌モンスターをも動かす影響力の大きさは前代未聞のものであろう。 - 設定資料では、煌黒龍にとっての赤龍は『存在を許せぬ異常の力』と表現されている。
考察
- ムフェト・ジーヴァは「その地のエネルギーを操作して環境を書き換える」という途方もない能力を持つが、
地脈由来のエネルギーによってどのように環境を再創造するかについて、作中では詳細に触れられていない。
だが、世界中を巡る地脈が運ぶ『生命エネルギー』が環境に与える影響はMHWorld公式設定資料集にて詳細な言及があり、
その設定を考慮することで「環境と生態系を創り変えるメカニズム」を具体的に考察することが可能である。
- 生命エネルギーはそれそのものが"生物に大きな活力を与える"代物とされており、
エネルギーに満ちた土地や空間に生息する生命には急激な成長・進化・分化がもたらされる。- この性質については古龍渡り*9の度に劇的な成長を見せていたという超巨大古代樹や大蟻塚、
莫大な生命エネルギーを受けて独自の進化を遂げたと推測されている台地の陸珊瑚、
「新大陸の肥沃なエネルギーによって亜種への分化が見られた」という設定があるリオレイア種などが好例である。
また、現大陸の溶岩洞においては死した古龍の遺骸からもたらされた生命力によって
豊かな生態系が築かれたという設定が存在するが、これも生態エネルギーが環境や生物に活力を与えた例と言える。
リオレイア亜種は環境にとって未知の上位捕食者として、それぞれ自然環境に劇的な影響を与える。
こういった影響の根源となる生命エネルギーの収束率を自在に操り、
それぞれの生態基盤を形成、変化させる行為は、文字通り新たな環境の創造に他ならない。 - この性質については古龍渡り*9の度に劇的な成長を見せていたという超巨大古代樹や大蟻塚、
- 更に豊富な生命エネルギーは強大な生物を誘引することが判明している。
生命エネルギーを集積させることでジーヴァが創造した環境である龍結晶の地や導きの地に
古龍をはじめとする極めて強大な生物が集うのは、巨大なエネルギーに惹かれたのが理由である。
生態系に多大な影響を及ぼし、自らも生命エネルギーをもたらす存在である古龍種を
自在に呼び寄せることが出来るとなれば、その環境への影響力は計り知れない。- ムフェト・ジーヴァ発見直前に確認されたジンオウガ亜種などはまさにこの例で、
導きの地の個体群はムフェト・ジーヴァの干渉により本来の生息地を離れて召寄せられたものとされている。
前述のように生態基盤を形成・変化させ、更にそれに合致した生命を呼び寄せたなら、
導きの地のように新大陸や渡りの凍て地と瓜二つの生態系が構築された箱庭を作り上げることも可能だろう。
- なお、幼体であるゼノ・ジーヴァは現大陸から超大型古龍を含む古龍種を新大陸へと次々に呼び寄せており、
これがかつては百年に一度程度であった古龍渡りの周期を急激に早める要因となっていた。
これも、ジーヴァ種が別大陸にまで影響を及ぼし、生物を招き寄せることを可能としているという証左となろう。
- ムフェト・ジーヴァ発見直前に確認されたジンオウガ亜種などはまさにこの例で、
- そして、その地のエネルギーを自在にコントロールできるということは、
その地に過剰な繁栄をもたらすだけでなく、一帯を完全に荒廃させることも可能ということになる。
その土地や空間に棲む生命を活発化させ、繁栄と進化を促すエネルギーが失われれば、
必定として一帯に生息する生命体の活動は停滞あるいは排除され、絶滅に近い状態となるだろう。- この結果を体現しているのが、他ならぬムフェト・ジーヴァの棲家である幽境の谷である。
設定資料集に拠れば幽境の谷には元々少なからぬ動植物が存在していたとされているが、
赤龍の環境改変に晒されたことで、作中時点ではそれらの一切が排除された土地となっている。
幽境の谷には禁忌モンスターを除けばネルギガンテを始めとする他の古龍種さえ寄り付いておらず、
生命の息吹が全く感じられない空間を意図的に形成するという特徴は、数多存在する古龍の中でも類を見ない。
- 余談だが、大蟻塚の荒地では断崖などにより地脈エネルギーの分布が偏った結果として
青々とした樹林と干からびた枯れ木が混在するという歪なエリアが存在しているという設定がある。
この地脈エネルギーを偏らせるだけに留まらず好き放題に操った結果が
不毛の地である幽境の谷と、盛んな生命活動が見られる導きの地との対比であり、
仮に赤龍が他の地域に舞い降りれば、どれほど異常な環境が誕生したかは想像に難くない。
- この結果を体現しているのが、他ならぬムフェト・ジーヴァの棲家である幽境の谷である。
- また、ムフェト・ジーヴァはエネルギーの流れをコントロールすることで地形を変化させる*10という、
登場人物からも「荒唐無稽」と評されたほどの凄まじい環境干渉能力を持つ。
実際に地脈から放出されたエネルギーは岩棚を削る、大蟻塚の荒地の地下洞窟を形作るなど
地形環境そのものにも極めて多大な影響を与えることが確認されており*11、
地脈のエネルギーを操れるのであれば、自然環境としての地形を改変するという芸当も十分に可能と考えられよう。- また副次的作用として、古代樹などは過剰な成長に伴い地盤を破壊する形で伸び広がり、
周囲の森の地形にも多大な影響を与えている。
このような「動植物や構造物の過剰な成長による地形変動」もまた大規模な環境変化の一端と言える。
- また副次的作用として、古代樹などは過剰な成長に伴い地盤を破壊する形で伸び広がり、
余談
- 英語名の"Safi"はスワヒリ語(アフリカの言語)で「純粋な、潔白な」といった意味である。
幼体のゼノ・ジーヴァ(Xeno'jiiva)が「異質な魂」であったのに対し、
成体となって完成したムフェト・ジーヴァは「純粋な魂」であるということだろう。- 日本語名の「ムフェト・ジーヴァ」が何を指すかは長らく不明であったが、
設定公開に伴って「完全なる霊魂」を意味することが明らかになった。
ただ、現実世界でそれに相当しそうな語はされていない。
- 日本語名の「ムフェト・ジーヴァ」が何を指すかは長らく不明であったが、
- 幼体のゼノ・ジーヴァが透き通った青色をしていたのに対し、成体となった本種は鈍い褐赤である。
この色の変化は恒星の一生における色の変化と合致し、
MHWorldで何度も語られる「導きの青い星」というフレーズとの関連性を強調していると思われる。- 恒星は通常、誕生直後は眩い青色の光を放つが、その後の光り方については異なる。
質量が極めて高い恒星はそのまま蒼白色の、眩しい光を放ちながら短い時を過ごし、
太陽のような、標準程度の質量を持つ恒星*12は赤い光を放ち、悠久とも言える時間をその光を放ちながら過ごす。
幼体である「冥灯龍」とは異なり非常にシンプルな別名である。
あまりにシンプルすぎるので、称号ではMHW:IどころかMHXやMH3Gでも設定出来てしまう。
設定秘話によれば強そうなデザインとなると「黒」系統のそれになりがちであるため、
敢えて趣を変えて赤色のドラゴン(赤龍)というデザインに挑戦したようだ。 - 恒星は通常、誕生直後は眩い青色の光を放つが、その後の光り方については異なる。
- 赤龍という別名のみならず、神話に登場する正統派ドラゴンらしい容姿、
実装時に詳細な情報が秘匿された経緯、混声コーラスを取り入れたBGMなど、黒龍ミラボレアスとは共通点が多い。
面白いことに「オンラインを前提とした存在であり、撃退を重ねて討伐に至る」という基本設計についても、
初期のミラボレアスのコンセプトや無印時代の討伐形式と類似している。- これら全てが意図的なものかどうかは定かではないが、
デザインについては「ミラボレアスとの双璧」が意識されていたことが明らかになっている。
- これら全てが意図的なものかどうかは定かではないが、
- ムフェト・ジーヴァを討伐して特殊クエスト『赤き龍』をクリアすると、
セリエナにいる竜人族のハンターから興味深い話を聞くことができる。
ムフェト・ジーヴァの事だが…、
環境を都合の良いように作り変えるという点は、人も何ら変わりはないはずだ。
だが、ムフェト・ジーヴァは討伐された。
では、なぜ私達は討伐されない?
線引きの答えは、どこにある?
もし討伐されるとしたら、私達は、何に討伐されるのだろう。
正直に言うと、その時がやって来る事にいささかの興味はある。
そして、長い長い問いに、いつか答えが出る事にも。
思わずハッとさせられたハンターも多いかもしれない。
自然との一体化を重んじる種族とされる竜人族ならではの、
人間と自然の関係を一歩引いた視点で見た含蓄のある所感といえよう。- 環境を自在に作り変えるという意味では、地脈エネルギーによってそれを成すか、
発明した道具や労働力を用いた活動全般によってそれを成すかの違いこそあれ、
人類とムフェト・ジーヴァに大きな差はない。
ムフェト・ジーヴァは生態系を都合よく改変する力を持っていたが、
メタ的に言えば、導きの地で調査を重ねて地帯レベルを変動させる行為は
生態系を間接的に改変する行為とも捉えられる。
そうでなくとも、アステラやセリエナといった拠点の設営や整備は、
その地の環境を全く違うものに作り変える行為そのものである。
曰く、「おそらく、人を滅ぼすのは“黒龍”ではない。少なくとも、私はそう感じた。」とのこと。
生ける災いたる黒龍ミラボレアスでさえ人を滅ぼすには至らないという意味合いなのか、
あるいは黒龍はそういった意図を持つ存在ではないという意味合いなのかは不明だが、
ともかく今作において「我々は何に討伐されるのか」という問題の答えが棚上げになったことは確かである。 - 環境を自在に作り変えるという意味では、地脈エネルギーによってそれを成すか、
- 現実世界での「赤い龍」だが、地域や伝承で様々なものが存在する。
- 西洋における龍(ドラゴン)は基本的に邪悪な存在として描かれる事が多い。
最も有名なものは、キリスト教の旧約聖書に登場する「黙示録の赤き龍」だろう。
エデンの園の蛇にして大魔王サタンの化身とされ、火のように赤い大きな龍で、
七つの頭と十本の角があり、その頭に七つの冠を被っているとされる。
- 西洋の善の赤龍として有名なのが、円卓の騎士や聖杯探索で知られるアーサー王である。
ウェールズでサクソン人と戦っていたユーサー王はある時、赤い竜のように強く輝く彗星が空にあることに気づき、
魔術師のマーリンに星が何を意味するのかと問うた。
それに対しマーリンは、それがサクソン人を倒し彼の子孫がブリトンを治めていくことの象徴であると語った。
この後、ブリトンを治めることとなったユーサーは赤い竜のような星を記念してペンドラゴンの称号を名乗り、
その息子である後のアーサー王は赤い竜の化身とされた。
今でも、赤い竜はウェールズの象徴として国旗に描かれている。
- 東洋では東西南北それぞれの海を治める「四海竜王」という竜の王がいるという伝承がある。
また、五行思想との対応で北が黒、東が青、西が白、南が赤の色に充てられることが多い。
このため、南海の竜王はその対応で赤い龍とされることがある。
また、四海竜王とは別のルーツの、太陽や火山から生まれた赤い龍を南方の守護者とする考え方もある。
- 西洋における龍(ドラゴン)は基本的に邪悪な存在として描かれる事が多い。
- 記録されるサイズは4799.78cmとなっており、言わずもがな超大型モンスターに分類される。
幼体のゼノ・ジーヴァの時点で約45mというゴグマジオスやマム・タロトにも比肩するサイズの持ち主だったため、
成体ともなればとんでもないサイズになるのではという予想もなされていたが、
ゴア・マガラ→シャガルマガラのように幼体から微増という結果に落ち着いたことになる。- ゼノ・ジーヴァよりも姿勢が低くなっており、更に比べ物にならないほど機敏に動くため、
正確なサイズがわからなかった偵察任務の時点では幼体の時より小さいのではないかという評も見られた。
- ゼノ・ジーヴァよりも姿勢が低くなっており、更に比べ物にならないほど機敏に動くため、
- フェムト・ジーヴァではなくムフェト・ジーヴァであり、フェムトだと数の単位(10のマイナス15乗)となってしまう。
現在ではほぼ見られない誤記だが、実装から間もない頃は動画サイトなどで間違えられる例も見られた。
- アップデートにて謎のモンスターが登場することが発表された際は、
詳細は一切公開されていなかったにもかかわらず、ツイッターで「ゼノの成体」がトレンド入りを果たした。
発表時点でのこのモンスターとゼノ・ジーヴァとの共通点は骨格程度だったのだが、
ユーザーの間ではそろそろゼノ・ジーヴァの成体が実装されるのではないかという予感があったのだろう。- モンスターハンターフェスタ'19-'20東京会場において狩王決定戦が終了した直後に公開された、
12月5日の大型アップデート第2弾の映像にて黒塗りのシルエットで謎のモンスターが公開された際には、
ゼノの成体説以外に新規の禁忌のモンスター説も見られた。
今度は案の定というべきか正式名称の「ムフェト」がトレンド入りする事態となった。
予想と正体とでそれぞれ二度もトレンド入りを果たした辺り、
ムフェト・ジーヴァがプレイヤーにもたらした期待と衝撃の大きさがうかがえよう。 - モンスターハンターフェスタ'19-'20東京会場において狩王決定戦が終了した直後に公開された、
- 「王」「未曽有の存在」「侵略者」「環境を自分の都合のいいように作り変える」など、
某怪獣映画のハリウッド版第二作に登場する悪役の黄金の三つ首竜との共通点が多く見られる。- また「捕食を必要とせず、体内のエネルギー生成器官と大気があれば生命活動ができる」というのは
2016年日本版の怪獣王を彷彿とさせる。
こちらは圧縮したエネルギーをレーザー状にして放つ攻撃を繰り出す点も共通している。
- また「捕食を必要とせず、体内のエネルギー生成器官と大気があれば生命活動ができる」というのは
- 「幼体と成体が別種扱いである古龍種」という点は、シャガルマガラと共通する。
あちらは幼体は古龍種扱いではないという相違点もあるが、脱皮する事で成体になる事や、
幼体と成体の外見が大きく異なる点も類似しており、ゲーム的にはベースとなる骨格も同一である。
- どのような過程を踏むにしてもマルチプレイが前提となっているモンスターではあるのだが、
なんとソロでの一撃討伐という大偉業の達成報告が上がっている。- 一撃討伐とは、地脈エネルギーMAXの状態で「赤き龍」を1クエクリアすることを指す。
一撃討伐の時点で最高峰の装備を揃えた熟練ハンター4人の緻密な連携が大前提となる難易度であり、
これをソロで成し遂げることがどれほど途轍もない所業なのかは詳しく語るまでもないだろう。
その困難さから2019年末から2020年年始まで行われた第一回配信期間ではクリア報告が一切挙がらず、
2020年1月24日より行われた第二回配信にてようやく世界初のソロ一撃討伐達成動画が投稿されるに至った。 - 後に2020年12月上旬のアップデート、Ver.15.10において緊急任務「赤き龍」を
1人または2人で受注した場合、他クエスト同様難易度が変化するように調整される発表がなされた。
今や数多く上げられたソロ討伐やペア討伐の動画は、本アップデート以降伝説の動画となることだろう。*13
- 一撃討伐とは、地脈エネルギーMAXの状態で「赤き龍」を1クエクリアすることを指す。
- 本種を対象とする緊急任務はMR24以上が受注条件となっている。
それ故なのか不明だが、野良などでは時折そのランク帯になってまだ間もないハンターが
クエストに参加してくることがある。
本種の攻撃力の高さは見た目通りものであり、正直な所MR24に上がってすぐの
カスタム強化すらしていない防具ではかなり厳しいものがある。
…というより、カスタム強化すらしていない防具で挑戦するハンターなどまずいない。
MHWorldの時点で歴戦王マム・タロトや通常個体のベヒーモスのような前例があるので
今更といえば今更ではあるのだが。
- MHWorld系列に登場したマガラ骨格古龍のアイコンはどれも正面から見た姿を模していた*14が、
ムフェト・ジーヴァのアイコンは左向きの全身像を落とし込んだデザインとなっている。
赤を基調に翼を強調する構図は、MHWorld系列のリオレウスのアイコンと類似している。
なお、リオレウスは「飛竜の王」の肩書きを持つことで知られるが、
ムフェト・ジーヴァは「古龍の王」と呼称されている。
- 覚醒強化画面で剛龍光石の下に不自然な空きがあることに違和感を覚えた方もいたと思われるが、
解析によって真龍光石という未実装アイテムや攻撃パターンのデータなどが見つかっており、
マム・タロトのような歴戦王化の構想があったことを窺わせるが、結局最後まで実装されることは無かった。
- モンスターハンター20周年記念として執り行われたモンスター総選挙にも本種はエントリーしている。
気になる順位だが、全229種の中から第16位にランクインした模様。
ネロミェールと同じく、登場作品1作ながら高順位に食い込む大健闘を見せた。
プレイヤーからは「王の雫」の演出や、ゼノ・ジーヴァの成体である点、禁忌モンスターとの関わりなどが取り沙汰されているようだ。
- 狩人さん達の一部からは某ソウルゲームのシリーズ最後のDLCエリアに登場した闇喰らいの竜を連想する者もいた。
体色こそ異なるが全体的なシルエットや攻撃モーションはかなり似ている。
拘束攻撃に至ってはほぼそのまんまと言っても差し支えないほど。
あちらでも協力者を募れば最大4人での挑戦が可能である。モンハンっぽい装備で揃えて挑んでみるのも面白いだろう。
ただしその火力はかの黒龍を思わせる程高く、当然そこに至るまでの道のりは過酷を極めているが…。
素材
- ゼノ・ジーヴァと同様、旧作のような詳細な設定を記した解説文となっている。
- 赤龍の厚鱗
- ムフェト・ジーヴァの鱗。成長に伴って赤く染まった鱗。
成長の過程で文様が浮かび上がる。
- 赤龍の重殻
- 赤く染まった、ムフェト・ジーヴァの甲殻。
成長に伴って数多の層が積み重なり、複雑な層が形成されている。
- 裂光の龍脈殻
- ムフェト・ジーヴァの甲殻の1種。
臨界と共に、悠久の時と共に刻まれた龍脈の力の奔流が溢れ出し、赤白の光を放つ。
- 赤龍の剛角
- ムフェト・ジーヴァの角。発達途上に見えた幽角が成熟した姿。
しかし、あまりにも高い成長力の影響か、その形状は歪にねじれている。
- 赤龍の剛翼
- ムフェト・ジーヴァの翼。脱皮と成熟によって姿を顕にした、赤く立派な翼。
翼を大きく広げたその姿は、支配者たる圧力を感じさせる。
- 赤龍の剛爪
- ムフェト・ジーヴァの爪。
触れるだけで龍脈の奔流を感じられる程の、強大な力を秘めている。
- 赤龍の重尾
- ムフェト・ジーヴァの尻尾。
幼体の時から一変、赤黒く刺々しい姿に変貌を遂げた尾。
一振りで荒れ狂う嵐を巻き起こす。
- ジオニウム結晶体
- ムフェト・ジーヴァの力の源。
天を降す程の強大な地脈エネルギーが秘められている。- 「ジオ(Geo)」は地球や大地を表す言葉。
大地の地脈エネルギーが封じ込められた物質にぴったりの名前だろう。
ちなみに、過去に株式会社カプコンと株式会社宝島社が共同開発していた
MMORPG『レインガルド』に同じ名称の「ジオニウム」という金属が登場している。
- 「ジオ(Geo)」は地球や大地を表す言葉。
関連項目
武器/赤龍武器
防具/龍紋シリーズ
BGM/ムフェト・ジーヴァ戦闘BGM
モンスター/ゼノ・ジーヴァ - 本種の幼体。
武器/ゼノ・ジーヴァ武器 - 赤龍素材を用いて強化が可能。
アクション/王の雫 - 本種の切り札とも言える技。即死判定を持つ。
シリーズ/モンスターハンターワールド:アイスボーン
フィールド/幽境の谷 - 本種の住処。本種によって環境を操作された。
フィールド/導きの地 - 幽境の谷と地脈が繋がっている領域。同じく環境を操作されたとされている。
モンスター関連
モンスター/黒龍 ミラボレアス - 本種と同じく色+龍の命名法則の古龍で、ラスボスと裏ボスを兼任した共通項も持つ*15。
モンスター/アルバトリオン - 本種の繁殖地を一掃した禁忌の古龍。本種が創造を司るのに対しこちらは破壊を司る。
モンスター/マム・タロト - 「集会所単位でのマルチプレイ前提」の設計繋がり(上位個体のみ)。
モンスター/ラヴィエンテ - 同上。
モンスター/シャガルマガラ - 本種との類似点が多いモンスター