モンスター/モノブロス亜種

Last-modified: 2024-02-25 (日) 18:34:38
種族
飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 重殻竜下目 角竜上科 ブロス科)
別名
白一角竜(はくいっかくりゅう)*1
英語表記
White Monoblos
危険度
MH4G:★5
登場作品
MHG, MHP, MH2, MHP2, MHP2G, MH4G, MHF, MHO, MHST, MHST2
狩猟地
砂漠, 旧砂漠(MHP2G以前), 未知の樹海, 白湖

目次

生態・特徴

白銀に輝く外殻と、同じく白銀の一本角が特徴である一角竜モノブロスの亜種。
ハンターズギルドではその外見から《白一角竜》とも呼んでいる。
外殻や角はいくら砂嵐に晒されても傷一つ付かず、汚れることも無い。
モノブロスは通常種でも飛竜の中では個体数が少ないモンスターであるが、
その亜種であるこちらはさらに目撃例が少ない。
それゆえにモノブロス亜種から得られる素材は希少価値が高い。
性格は通常種以上に獰猛で危険性は非常に高く、「白銀の悪魔」("モノデビル")という異名でも知られる。
行動のパターンは通常種とほぼ同様だが、興奮時には通常種を上回る運動能力を発揮し、
恐るべき速度での突進で全てを蹴散らす。
なお、通常種と同じくモノブロス亜種の狩猟も単独で行うのが原則となっている。
しかし、その高い戦闘力と凶暴性の前に散るハンターも少なくなく、
ハンターとしての人生、時には命まで落としてしまうハンターが毎年のように確認されている。
一方、モノブロス亜種の素材から作られた武具を所有するハンターは、
英雄と呼ばれるに相応しい強者として称えられる。
なお、モノブロス亜種の素材から作られた防具「モノデビル」シリーズは、
通常種の防具の3倍近い値段で取引されることもあるほど希少である。


派生作品の種・個体

特異個体
角や翼膜の一部などが深い朱色に染まり、爪や棘がより発達した突然変異体。
また、襟飾りも大きく反り返っている。
その一本角を用いて巨大な岩石を掘り起こす行動を見せることもある。

概要

  • 白銀の甲殻と角を持つ、一角竜モノブロス亜種
    目撃例の少ないモノブロスの中でも更に希少な個体であり、目撃されることは極めて稀であるとされる。
    • MHPまでは「白モノブロス」と呼称されていたため、通称は「白モノ」が多い。
      また、防具の名称から「モノデビル」と呼ばれることもあった。
  • モンスターハンターシリーズ初の別名が四文字のモンスター
    また、メインシリーズで四文字の別名を冠するモンスターは、
    MHR:Sにて緋天狗獣ビシュテンゴ亜種が確認されるまでのおよそ17年もの間、
    この白一角竜モノブロス亜種唯一の称号となっていた
    後に氷人魚竜イソネミクニ亜種熾妃蜘蛛ヤツカダキ亜種の存在も発覚したため、
    かつてはモノブロス亜種の設定と同じく希少性があった四文字別名モンスターの存在も
    今後はさらに増えて珍しいものではなくなっていくのだろう。
    • なお、MHR(:S)ではモンスターの狩猟数に応じて交換できる掛け軸の名称の中に
      「主〇〇〇*2」「〇〇〇極*3」「〇〇龍克*4」と4文字の別名が存在するが
      ハンターノートでは通常種と同じ別名になっていることを考えると、
      これらはあくまでも掛け軸の名称を通常種と区別するための名称とみても良いだろう。
    • MHFにおいては紅蓮獅子蒼白眠鳥紅溶岩竜
      そして黄金魚竜と白銀魚竜が存在しており、モノブロス亜種だけの特権というわけではなかった。
      因みにいずれも通常種に当たる存在がいるモンスターで、別名には必ず色名が入っているという共通点がある。
  • 「白一角竜」の別名通り、全身がほぼ白一色に染まっている。
    怒り状態時には頭部の一部に真っ赤な模様が浮きあがり、かなり目立つ。
    • モノブロスと関係性が深いディアブロス亜種(黒角竜)は黒い体色を有し、
      広告や攻略本誌面などではコンビで記載されている場面もあった。
      ただし、作中でモノブロスが2体同時クエストに登場する機会そのものが少ないため、
      ディアブロス亜種との同時クエストは実現していない。
      MH4Gでのみ、未知の樹海にて共演する可能性がある。
  • ココット村の住人である伝説のガンナーの因縁の相手。
    当時勇名を轟かせていた伝説のガンナーと対決し、
    その足を負傷させることで彼を引退に追い込んだのは、他ならぬこのモノブロス亜種である
    MHGでは主人公が仇討ちのような形でモノブロス亜種の狩猟を達成し、
    これが伝説のガンナーに現役復帰を決意させることになる。
    • 長らく伝説のガンナーが負傷した詳細な経緯が語られることはなかったが、
      MHXにてココット村が久方ぶりの復活を遂げたことで明らかになった。
      彼は狩技の「全弾装填III」を編み出したハンターであり、
      かつて自力でこの技を体得した彼は、モノブロス亜種の狩猟に挑むことになった。
      しかし、当時の彼は自ら編み出した技を過信してしまい、それが仇となって返り討ちに遭ったのだという。
      確かに全弾装填IIIは比較的短いリロード時間で全ての弾を装填出来るため、
      状況を考えずに使ってしまい足を止めてしまうのも無理も無い話であろう。
      この話は、プレイヤーハンターに全弾装填IIIを伝授する際に語ってくれる。
  • 過去作では通常種をパワーアップさせた程度の存在でしかなく、
    見た目の変化の大きさからは想像できないが、肉質も通常種と変わりなかった。
    それでも大きく強化された耐久力と俊敏性を持ちあわせており、
    何よりも通常種と共通であるソロ専用というシステムも相まって、
    該当ランク帯の装備では苦戦する相手ではあったのだが。
    • ちなみに、シリーズによってはその耐久力が(数値面で見れば)凄まじいことになっている
      というのもMHP2、MHP2Gにおいてはモノブロス亜種が飛竜種の中で最も基礎体力が高いためであり、
      その値なんと6000
      2番手はその他の亜種・希少種系統の4400であるが、その1.5倍近くである。
      これは、MHP2でモンスター全般に対して行われた体力値の見直しの際に、
      モノブロス亜種だけが(何故か)若干の弱体化を受けただけに留まったことが原因
      (通常種は6000→4000、ディアブロス亜種は7500→4400と大幅に弱体化されている)。
      尤も、村クエストにしか出現しない特性上、下方補正によって
      実際の体力は基準値より低くなっているため、そこまで露骨な多さは感じられないが。
    • 亜種にありがちな怒り時の高速化がかなり厄介で、ガンナーは特に注意が必要。
      突進が通常種よりも早いタイミングで回避行動に入らないと避けられなくなる。

各作品での変遷

MHG

  • 初登場。通常種同様に村クエストにのみ登場し、裏ボス的存在となっている。
    銀冠サイズ以上のモノブロス通常種を倒すことでクエストが解禁され、
    以降は他の亜種同様、通常種のクエストに出発すると、一定確率で亜種が代わりに出現するようになる。
    「モノブロス亜種の狩猟クエスト」そのものは存在しないので注意が必要。

MHP以降~MHP2G

  • 村クエストで戦える亜種モンスターは増えたが、それでもなお存在感を示している。
    素材の用途がMHG当時よりやや増えているため、積極的に挑みたい。
  • P2Gでは上位に何故か単体クエストが無い。
    通常種との二頭クエを狩るかガノスとの連続狩猟を狩るかの二択しかなく、
    堅甲及び上質な白銀の角を集めるのが非常に面倒臭くなっている。

MH4G

  • PV2にて通常種の復活が確定して古参ハンターを喜ばせている中、
    亜種もまたMH4Gにて復活することが判明
    本作では通常種共にG級クエストが用意されている(というより亜種はG級専用である)。
    • ただし、オフラインモードのソロプレイ限定モンスターという位置づけは変わっていないため、
      大老殿のクエストではなく旅団クエストにおいての登場となる。
  • G級進出に伴い、遂にモノブロス亜種にも「重殻」や「重甲」、
    そして「堅牢な白銀の角」といったG級素材が用意された
    村クエ専用であったがゆえにシリーズ終了まで拝めることはないだろうと思われていた、
    正真正銘(メタ的な意味で)幻の素材である。入手出来たら拝んでおこう。
    • なおモノブロス亜種にはG級個体しか存在しないため、
      G級通常種でありがちな、角を折ったが上位素材の「上質な真紅の角」になってしまった…
      ということが起こらない。
      それゆえに堅牢な白銀の角はそれなりに集めやすくはある。
      ただしモノブロスの武器以外にも結構色々な局面で使用する機会がある為、ストッパーになりやすい。
  • 主に旧砂漠で狩猟が展開される通常種と異なり、亜種は未知の樹海にしか出現しない
    これは探索のみならず村クエでも同様である(エリア構造そのものは固定)。
    つまり必然的に最悪のフィールドと名高い砂漠・洞窟エリアで戦わされることになるため、
    この点も難易度を底上げしているといえる。エリアこそが真の敵と揶揄されることもしばしば。
    • その一方で、亜種のクエストの舞台は洞窟エリアが中心となる為鉱石の採掘ポイントが多く、
      発掘装備の研磨に必要となる星石の結晶を集めやすいという利点もある。
      サブターゲットの角破壊も睡眠爆破などの方法を使えば割と容易く達成できてしまうのも見過ごせない。
      かくして、今日も樹海では角だけをへし折られるモノブロス亜種が続出している。
      ……しているのだが、しかしまともに戦うとなれば話は別である

戦闘能力

  • 過去作においての扱いは上述の通りだが、
    G級専用という扱いの為か、今作の亜種は一味違った。違い過ぎた
  • 過去作の超スピードアップという特性はそのままに、更に行動面が大幅に強化されている。
    • まず通常の突進の場合、真っ直ぐ突進してきたかと思えば、
      なんとその後ティガレックスのようにドリフトして反転してくることがある
      ドリフト後の突進は追尾がかなり正確で、武器出し状態ではフレーム回避出来ないと避けるのは難しい。
      当然、迂闊に最初の突進を緊急回避すると逆に轢かれる
    • 尚、MH4Gのモノブロスはボルボロスの様な回り込みを行うが、
      モノブロス亜種のUターン突進を行う所もボルボロス亜種のそれと同じである。
      数年振りの復活に当たって、似たようなポジションのボルボロス(亜種)を参考にしたのだろうか。
    • 突進前に翼を地面に付け、クラウチングスタートの様に発進する場合があるのだが、最初から恐ろしく速い
      ぶっちゃけ、飛竜種最速である
      その上、軸合わせが恐ろしく正確で、怒り時の場合納刀ダッシュでも避けきれないこともある程
      当然ガード不可武器で納刀が遅れた場合はお察し下さい
      しかも、この突進、たとえ真後ろにいても一瞬で反転し即突進態勢に入るほどの軸合わせ性能も持つ。
      また単発で繰り出すものの他に、2連ヘッドバットの2回目をキャンセルして派生してくることもある。
      ただ、こちらは派生までに少し間があるので、1回目のヘッドバッドを回避してから
      納刀して緊急回避する程度の間は与えてくれるため、そこまで脅威ではないか。
      また厄介なことに、この攻撃は予備動作から突進終了までスーパーアーマー状態になっているらしく、
      閃光玉で目くらまし状態にしたり部位破壊を達成したとしても、怯まずに突っ走ってくる
      • ただ、終了後は高確率で威嚇に移行するため、回避できれば位置取り次第では反撃するチャンスとなる。
    • 突進の他にも走って近寄ってから攻撃する技も通常種と同じく使ってくるのだが、
      怒り時はあのスピードでしつこく追って来るので、迂闊に動かなくても引っ掛けられる可能性大。
  • 更に前述の通り超スピードアップは据え置きである。ぶっちゃけ怒り時はティガレックスより遥かに速い
    そんなに速いものだから、超速にして凶悪性能の突進が
    怒りが冷めるまで休む間もなくマップの端から端まで縦横無尽に襲い掛かって来る
    怒り時にこちらが攻撃するチャンスは殆どないといっても過言ではない。
    角竜系で追い掛けっこというと、突進で遠くに突っ込んで行った角竜を追いかける状態を思い浮かべるが、
    こちらの場合、追い掛けられるのはハンターの方である
    • どう見ても飛竜種最速レベルのスピードだが、通常時と比較すると怒り時突進のホーミングはやや控えめ。
      どうしてかというと、速すぎるせいでホーミングしきる前にハンターを通り過ぎてしまうから
      尤も、怒り時は初速からとんでもない勢いで突っ込んでくるため、
      ホーミング云々以前にまず突進に対応するのが難しく、結局どっちが怖いかというと両方ということになる。
    • 乗り状態の暴れる行動も勿論スピードアップしているのだが、そんなに振って首や尻尾は大丈夫なのか
      というレベルでぐわんぐわん振って暴れる。
  • 代わりに咆哮頻度が大幅に減った。しかし硬直時間は過去作と同等の為、
    怒り時の場合、昔懐かしの咆哮からの突進コンボがほぼ確定する
    ガード不可武器は誇張抜きで高級耳栓なし=死だと思っていい
    • 本作で登場したアイテム「応急耳栓」を持ち込むのもいいだろう。
      高級耳栓自体が決して軽いスキルではないため、装備が用意できない時の応急手段としてはアリ。
  • 以上の特徴から、ソロ専用のモンスターとしては破格の実力者
    どころかG★2の中でも明らかに上位に位置する強さを持つ。
    幸いソロ専用のモンスターということもあって過去作の様な超タフネスは失っている為、
    とにかく安全第一で行けば勝ち目はある。
    閃光やられ状態になると噛みつきや威嚇ぐらいしか行わなくなること、
    麻痺耐性が低いことなどは通常種と同様であるため、狩猟の際はこれらの手段を惜しみなく使っていきたい。
    • ちなみに通常種の基準体力が4000なのに対し、亜種は6000と1.5倍の体力を誇っている。
      実は基準体力6000というのは通常の大型モンスターとしてはイビルジョーに次ぐ
      本作ナンバー2という凄まじい数値であったりするのだが、実際に戦ってみるとイビルジョーはおろか、
      通常種と比較しても1.5倍もの体力を持っているようにはとても感じられない程度の差しかない。
      詳細は不明だが、これは恐らくはクエスト補正が低めにしかかかっていないためと思われる。
  • ちなみにMHP2、MHP2Gにて異常な耐久力を誇っていたモノブロス亜種だが、
    本作での基準体力は6000と、P2Gから変わっていない。
    ついでに肉質は全体的に硬くなり、属性の通りもやや悪くなっているが、
    やはり村クエ限定ということで補正は控えめらしく、また武器の性能がP2Gと比べて高いこともあり、
    総合的に見るとタフネスはソロ専用モンスターとして妥当と言える範疇に収まる。

派生作品

MHF

  • MHFにおいては通常種共々凄腕級の個体(奇種)が存在せず、
    なおかつ亜種の場合は下位個体しか存在せず、特異個体も無しという状況が長年続いていたため、
    G8における特異個体、及びG級個体の追加まではブッチギリの不遇モンスターとして扱われていた。
    それを象徴するのが、モノブロス亜種の特異個体がMHF-G8のプロモーションムービーに登場した時、
    「あの白い新モンスターは何?」という問い合わせが運営に少なくない数寄せられたことである。

特異個体

  • 見た目の変化
    • 眼や角、全身の棘、翼膜が朱色に変化している
    • 角や尻尾の棘、前肢の爪が伸長している
    • 襟飾りがより反り返っている
  • MHF-G8アップデートより実装。
    dosから存在する大型モンスターとしては最後の特異個体化となった。
  • G8プレビューサイトで公開されていた通り、ヴァルサブロスのように
    角で地面を掘り起こして岩石を隆起させたり、
    隆起させた岩石を自ら粉砕して攻撃するなどの新モーションを身につけている。
    • ちなみにこの岩石を隆起させる際、ヴァルサブロスは空中から勢いをつけて地面を掘り起こすのに対して、
      こちらはその場で地面を掘り起こし、即座に岩石を隆起させる
      特異個体ゆえの身体能力の高さがうかがえる。
    • こちらもヴァルサブロスと同じく、角が部位破壊されていなければ
      隆起した岩石に突進を誘導することで角が突き刺さってしまう。
  • また、突進の終わりに従来通り一度立ち止まってから角を振り上げるのではなく、
    そのままスムーズに角振り上げへと移行する新モーションもある。
    これはランダム派生であり、従来通りの角振り上げやスライディングなども使用する。
  • G7以降の亜種系特異個体同様に、それまでに実装されている同族の特異個体の性質は引き継いでいない。
    具体的には原種特異個体が行っていた、振動からのヘッドバットや3連続のスライディングなどは使用しない。
    ただしブロス族特異個体の共通点である、潜行から出現までの速度はモノブロス亜種特異個体も速い。
  • 原種と同じく特異個体化するとHC補正がかかり体力が減少する。
    ただし攻撃力の強化も原種同様著しいため、
    怒り時のスピードに翻弄されて強烈な一撃を貰わないようにしたい。

G級

  • 特異個体の実装と同時にG級にも対応。難易度は原種と同じく★2。
    従来通りの砂漠と、G8からの新フィールドである白湖にも姿を見せる。
    基本ステータスはG級原種とほぼ変わらないのだが、
    下位個体同様に怒り時の補正が原種よりやや大きい(その分防御率が上がって脆くなる)ので注意。
    また、根性貫通コンボも備えているので決して気が抜けない。
  • G級専用モーションの目玉は、上述した根性貫通コンボ。
    通常よりも素早く地面へ潜った後にハンターの真下へ移動し、上半身のみを出してハンターを打ち上げる。
    その直後に飛び出して打ち上げられたハンターを追撃する。
    • ちなみに、ハンターが打ち上げられたか否かに関わらず追撃は行う。
    原種でもそうであるが、特異個体化すると潜行攻撃が高速化する。
    よって、亜種も特異個体化するとこの一連の動作が高速化するので要注意。
    この攻撃の後は確定で威嚇をするので避けきれば攻撃のチャンスとなる。
  • 肉質は近年のMHFモンスターの傾向に合わせてか、原種G級よりもかなりマイルドな変化となっている。
    元が柔らかすぎるので全体的に肉質が大きく硬化しているのは同じなのだが、
    例えば尻尾の弾肉質は70(元は90)であり、下位の弱点部位がG級でもそのまま弱点として残されている。
    属性は相変わらず水属性を中心に有効だが、下位と違い脚にも水が20通るようになっている。
    総合的に見て防御面は原種G級よりも低下しており、
    高火力と高速化された動きをいなしつつ確実に弱点を攻撃していくのが狩猟の近道となる。
  • 武器は双剣、太刀、ランス、ヘビィボウガンの4種。
    この内双剣の「白一角ソリュドム」は、ドリル状の刃を持つリーチ長の新期デザインとなっている。
    また、近接武器はいずれも氷属性を有する。
  • 防具は「モノデビルGシリーズ」。
    ソロ専用ということもあってか一匹狼が発動する他、
    三界の護り剛撃、そして巧流のスキルポイントが付く。
    • ちなみにこれを精錬したモノデビ珠系統は、
      装着画面だとなぜかG級装飾品の中では最前列に位置している
      これまで影が薄かった分をこうして目立つことで取り戻そうとでもしているのか……。

MHST

  • 発売当初は一切音沙汰がなかったが、
    2016年12月16日に配信されたサブクエスト「【上位】地を穿つ白き角」のターゲットとして、
    まさかのストーリーズ参戦を飾った
    初めて討伐するとモンスター図鑑にもきちんと登録され、新たにNo.110に詳細が載せられるようになる。
    通常種と同じで、上位個体しか存在しない。
    • Ver.1.1.0までのサブクエスト限定のモンスターのため、通常のフィールドでは遭遇することはできず、
      当然帰巣させることもできない。
      タマゴに関しては、Ver.1.2.0では普通の巣からも入手出来るが、同サブクエストの巣から確実に入手ができる。
    • モンスター図鑑に初めて登録した際には、激運のオフダをご褒美に受け取れる。
      作中で入手可能な数が限られているアイテムのため、使うかどうかはよく考えること。
  • 通常種が三すくみ全ての系統の攻撃を繰り出すバランスの良い戦い方が得意だったが、
    こちらは打って変わってほぼパワー系のみしか繰り出さないようになっている。
    また、ロックオンで命中率を上げたりこちらの防御力を下げるディフェンスブレイクを打ち込んでから、
    ご存じディアブロスやアグナコトルなども使ってきた強力なグラウンドアッパーや、
    命中率が悪い反面低確率で相手を一発で倒すことができる急所突きを繰り出すなど、
    どちらかと言えば一撃で大打撃を与えてくるような戦い方がメイン。
    更に、HPが減ると怒り状態になり、テクニック攻撃の使用頻度が増えるほか、
    通常種が行なってこなかった2回行動も解禁される。
    この習性を利用して前半はシビレ罠、そして怒ったタイミングでマスイ罠を仕掛けるなどしたいところだ。
    • ちなみに、純粋な即死系の特技を使うモンスターはMHSTでは非常に数が少なく、
      常時戦えるモンスターとしてはこのモノブロス亜種しかいない
      ロックオンされた上で繰り出されると非常に危険なため、相性の良いスピード技で真っ向勝負に持ち込んで
      即死を発動させない、あるいはスキル「一撃無効」を発動させて防ぐなどが対策として有効である。

オトモン

  • 敵として出てきた時と同様、基本的にはパワータイプ。
    ただし、テクニックとスピードもたまに繰り出すといった内容の行動パターンを持つ。
    能力バランスは通常種と比べて攻撃重視型になっており、反面やや打たれ弱いと言ったところ。
  • レベルを上げることで上述した急所突きやディフェンスブレイクなどを覚えていくが、
    これらは素の状態では命中率が悪いため、そのままではやや使いにくさが目立つ。
    そこで、白一角竜遺伝子の専用特技であるロックオンが
    次のターンの攻撃を必中させるという効果であることを利用し、
    確実に相手に命中させていくという使い方がメインになる。
    うまくいけば急所突きの効果で問答無用で1ポイント奪うこともできるというロマンもある。
    あろうことか、クリア後に挑める強力なボスモンスターにさえだいたい通用してしまう
    • これらの特技は真っ向勝負になると十分な効果が発揮しにくくなってしまうため、
      通常種とは逆に真っ向勝負を極力避けるという運用が求められる。
      三すくみに影響しない特技で攻めてくる相手を一気に突き崩すのに向いていると言えよう。
      また、特技を封じられてしまっても強みが大きく失われてしまうため、できれば対策しておきたい。
  • ロックオンは固有遺伝子技のため、忘れさせたり他のオトモンに継承させたりすることも可能。
    伝承させる場合は暴走突進や拡散熱線など、
    命中率が悪い特技を覚えるオトモンに継承させると無駄がなくなる。
  • ライドアクションは咆哮と地中移動、絆技はデモリションスパートと、それぞれ通常種と全く同じ。
  • なお、ほとんどのオトモンは同じモンスターでもタマゴの柄が複数のパターンがあるのだが、
    モノブロス亜種のタマゴの柄は1種類しか存在しない。

MHST2

  • 今作にも続投。ラムル地方のある場所でキングモンスターとして鎮座している。
    • 通常の個体はラストダンジョンでようやくお目見えになる。
      この時期になると、ティガレックス亜種やジンオウガ亜種と共に、ハコロ島の巣にも低確率で出現するようになる。
  • 行動パターンは通常種モノブロスとは逆。通常時はパワー攻撃、怒るとスピード攻撃を使う。
    つまり同時期に出現するディアブロスやディアブロス亜種と同じ行動パターンである。
    行動パターンもモノブロス、ディアブロス、ディアブロス亜種らほぼと同様。
    • 「グラウンドダイブ」で潜った後は他の角竜勢同様「ヘル・トゥ・ヘル」「ホーン・フロム・ヘル」を使用する。
      これは無タイプ攻撃なのでダブルアクションで防げないが、音爆弾で潜行状態を解除できる。
      「ターゲットロック」でロックオンした後は即死効果付きの「デスホーン」を使用する。
      と言っても、スピード攻撃なのでダブルアクションで防げばなんて事も無いのだが。
      前作と違って怒っても2回行動は使ってこない上に、
      音爆弾や脚破壊などでチャンスを作りやすい事もあり、キングモンスターの中では御しやすい。
    • キングモンスターの中では御しやすいのだが、通常出現がラストダンジョンまでお預けだからなのか
      一閃に必要なレベルがかなり高めに設定されている*5
  • サブクエストで戦える通り名強化個体の大トリも務める。
    名は「孤高の白一角竜」で、他の強化個体同様異常なステータスを持つ。
    最大体力は21405。野生個体でこれを超す体力を持つのは上位のガムート及びイヴェルカーナのみである。
    このクエストが解放されるのは当然下位での段階であり、この時点でだいぶおかしいのだが、
    その衝撃をさらにぶっ飛ばすようなステータスが攻撃力である。
    この個体の無属性攻撃力は脅威の535で、これは野生個体ではこのゲームでトップの値である*6
    上位の二つ名モンスターや古龍でさえ攻撃力が400を超すのは鏖魔ディアブロスだけだというのに、
    この通り名個体はそれを大幅に上回りすぎているのだ。
    重ねていうが、このクエストが依頼されるのは下位の段階で、★7のサブクエストである。
    あまりにも場違いかつ狂ったステータスになっているのがお分かりだろう。
    • ステータスだけで見ると本当に狂っているが、他と同様行動パターンに変化はない。
      またHPは高いものの防御力は流石に上位の個体よりは抑えられているので、見た目ほど頑強という訳でもない。
      重ねて、モノブロス亜種自体がダブルアクションと音爆弾で完封する事ができる行動パターンなので、
      相手に攻撃さえさせなければ時間がかかっても必ず仕留められる相手なのである。
      よってすくみで勝てる傾向を持ち、氷属性の弱点を突けるオトモンを連れて行き、
      音爆弾を大量に購入して挑めばどれだけ苦戦しても倒せるようにはなっているのだ。
    • 長期戦を狙う場合、共闘パートナーを連れて行くのは控えた方がいいかもしれない。
      上記の攻撃力なので何かの攻撃を喰らえばほぼワンパンである為、
      行動を指示できない共闘パートナーばかり狙われるとそちらが倒れてしまう可能性が高いのだ。
      あくまで一人で耐え抜けるという場合にだが、孤高の白一角竜に対し独りで挑むのも悪くないかもしれない。
    • また前述の通り防御力は低い為、上位の古龍達を倒せるレベルになっていれば普通に倒す事もできる。
      攻撃力は狂っているのでこの時点になっても即死の可能性は十分にあるが、
      こちらも高レベルのオトモンと自身の装備でゴリ押ししても通用するだろう。
      あと自分から伝承できるデスホーンが効いてしまうのは内緒だ

オトモン

  • 通常種と同様、亜種も前作と同じくパワータイプ。
    ライドアクションは咆哮と地中移動。
  • アクティブスキルはブレイク遺伝子【中】の「ブレイクストライク」、
    ロックオン遺伝子【大】の「ロックオン」、そして一撃必殺遺伝子【中】の「デスホーン」を持つ。
    攻撃技はどちらもパワー攻撃なので、素ではスピード攻撃とテクニック攻撃は使えない。
    なお、デスホーンは野生モンスターが使う時はスピードタイプだったが、
    オトモンの場合はパワータイプに変更されている。要するに前作の「急所突き」とほぼ同じになっている。
    • ブレイクストライクパワータイプの単体中ダメージ攻撃で、低確率で防御力をダウンさせる。
      前作で言うところのディフェンスブレイクがスピードからパワーに変更されたものと言う認識でいい。
    • ロックオンは次のターン自身の命中率がアップする。
      しかし、今作のモノブロス亜種は命中率が低い攻撃は持っていないので相性はよろしくないため、
      命中不安定だが当たればクリティカル確定の「ヘビースピアー」「ヘビーストライク
      ヘビーランペイジ」を持つオトモンに伝承すると良い。
    • デスホーンパワータイプの単体小ダメージ攻撃で、低確率で即死させる
      前作で主にクリア後で散々猛威を振るった急所突きの後継である。
      絆消費は単体技では重い部類の28で即死発動率は当然低いのだが、
      2回重ねて強化すると発動率を3割近くまで上昇させられる。即死技としては十分すぎる程である。
      なお、今作では前作にあった命中不安定が無くなり、即死せずとも多少のダメージを確実に与えられる。
      • 今作の共闘クエストではどれだけレベルが高くてもモンスターを一掃攻撃できず、
        うっかりエンカウントすると時間がかかってしまうので即死で片付ける戦法が人気。
        ただ、古龍や二つ名達などの強力なモンスターには通用しない。
        しかし古龍達と同時に出現するラージャンには何故か有効
        まぁ効かなかったら効かなかったでイビルジョーとの差が更に広がっていたが…
      • ちなみに他の即死技としてはネルスキュラ亜種が覚える「ポイズンニードル」があるのだが、
        こちらは毒状態も同時に付加できる分、デスホーンより即死率が低い模様。
        なお、デスホーンパワータイプであり
        ポイズンニードルテクニックタイプなので、
        残りのスピードタイプを補完できて隠密移動も持ち合わせる
        ナルガクルガ系統が共闘クエストでかなり人気が高い。
        ナルガ系統に角は無いが、気にしたら負けである。これなら前作の「急所突き」の名前のままでよかったのでは…。

MHO

  • 2016年6月に実装された。通常種とは異なり4人PTでクエストに赴くことができる
    MHOには通常種以外に「断刃」と称する特殊個体が既に登場しており、
    棲み分けもあってか、シリーズ史上初の「ソロでなくとも挑めるモノブロス」が発生したようだ。
  • 攻撃モーションはMHO版モノブロス通常種+一部MH4G版モノブロス亜種といったところ。
    二連突き刺しやドリフトを交えた突進行動はMH4Gの個体を彷彿とさせる。
    通常種よりもコンボじみた行動が増えており、
    角を突き立てる行動を中心とした流れるような攻撃や、頻繁に行うキャンセル突進など、
    数多いMHOのブロス系モンスターの中でも特に活発な行動を見せる。
    • 特に特徴的な技は、お馴染みの首振り咆哮を行った……と思いきや、
      そのまま潜行へと移行し、地中から攻撃を行うという技。
      一度上半身を突き出して地上を攻撃した後に再度潜行し、
      今度はディアブロスの「斜めに地上へと脱出」を行い、反転して突進する大技となっている。

余談

  • モノブロス亜種とは対の関係を意識されていたディアブロス亜種
    体色の黒化について警告色としての役割に加え太陽光を吸収し体温を上げる為、というメリットが生態解説で語られているが
    モノブロス亜種の方がなぜ体色の白化に至ったのかは未だに分かっていない。
    • 現実世界で白い体色を持つ生き物は主に「白変種」と「アルビノ」の二つからなる。
      前者は該当個体及びその祖先が寒冷地に棲息する事から
      雪原等での迷彩色として白化する遺伝子を持つもので、
      後者は突然変異により色素が少ない、若しくは殆ど無くなっているものを指している。
      しかし前者については祖先の共通するディアブロスやグラビモス等を見ても
      寒冷地に適応していた様な個体は見受けられず、後者に関しては紫外線への耐性や視力が弱化している事から
      モノブロス亜種が通常種より突進の追尾性能に優れるという特徴と辻褄が合わなくなってしまう。
      • 他方白い地域については寒冷地以外にも存在し、その一つとしてアメリカ合衆国ニューメキシコ州ドニャアナ郡にて
        ホワイトサンズ」と呼ばれる石膏で出来た白い砂漠がそれに当たる。
        世界に二つとない過酷な環境に生き抜く為に動植物が独自の進化を遂げて生息しており、
        動物の体色も殆どがモノブロス亜種の様な青白い体色に変異を遂げているのだ。
      • 白い砂漠はホワイトサンズだけに限らず、ブラジル連邦共和国北東部マラニャン州にある
        レンソイス・マラニャンセス国立公園」という広大な砂丘も存在する。
        こちらの砂の成分はほぼ100パーセント石英でできており、
        それが太陽光に反射する事で白い砂漠として見えるのである。
      • 或いは塩害の発生する地域で擬態に利用する為に白化遺伝子を発現した、という事もあり得るか?
        ただしこちらの場合だと植物が殆ど枯れてしまいブロス種の食糧調達も困難になってしまうのだが…。
    • 若しくは白色が熱を吸収し難い特性を持ってる事から
      現実世界での砂漠地帯に生息する一部の哺乳類と同様避暑を目的としているのだろうか。
      実際にそれと関連するかは定かでは無いが、モノブロス亜種の武器には
      水属性本種の弱点属性である筈の氷属性を纏っているものも確認出来る。
      ボルボロスや現実世界のシロサイの様に泥浴びするのが好きなのかもしれない。
  • モノブロス亜種の上位固有素材が得られるようになったのは、MHP2Gの村上位クエストからである。
    メインシリーズでは現状、亜種の上位素材はMHP2Gでのみ確認できる素材となっている。
    派生作品まで視野を広げるとMHSTシリーズにも存在している。

素材

白一角竜の甲殻
モノブロス亜種が持つ頑強な外殻。
上質なものは「堅殻」と呼ばれ、研磨することで更なる輝きを得る。
そして白一角竜から入手できる物の中でも最も上質な甲殻は「重殻」と呼ばれ、
傷のないものは非常に高値で取引される。
MHFの特異個体からは、稀に見るほどの高硬度を誇り、その硬さを活かした加工品に用いられる「硬殻」、
滅多に見られない、異常なまでの硬さを誇る「豪殻」が稀に入手できる
またG級個体からは「偉殻」という甲殻が入手できる。清潔感のあるその白さは、女性に大人気。
白一角竜の背甲
モノブロス亜種の甲殻の内、背中の特に堅い甲殻。
その美しさは白銀に形容されるという。
熱砂に磨き抜かれ宝石の如しとまで評される上質な物は「堅甲」
入手を目論む女性ハンターが後を絶たないと言われる最上質の物は「重甲」と呼ばれる。
MHF-GのG級個体からは「偉甲」が手に入る。心を籠めて磨くと、より一層白さが際立つ。
白銀の角
滅多に確認されないというモノブロス亜種の角。
清潔感すら漂う白銀色に輝き、その美術品の如き見た目からハンターでなくとも欲しがる者は多い。
取引価格も真紅の角より割高であり、個体数の少なさやモノブロス亜種の強さなどもあって入手は困難。
通常より上質で、輝きを増したものは「上質な白銀の角」と呼ばれ、
その白銀の美しさは、見る者の心を奪うほど。
中でも特別に美しい最上質のものは「堅牢な白銀の角」と称され、
長い時を経て研ぎ澄まされたそれは"芸術"とすら表現される。
MHFのG級個体からは深みのある白さには奥ゆかしさを感じる「灰純白の角」が剥ぎ取れ、
また極稀に剥ぎ取れる強さと純麗さが絶妙に入り交ざったものは「灰純白の豪角」と呼ばれる。
  • ちなみに、この素材を加工して作られた武器には何故か水や氷の属性が宿る事があり、
    氷属性を宿すキリン亜種の武具素材としても使用されることがある。
  • MH2とMHFではモノブロス亜種から、何故かディアブロスの角であるはずの
    上質なねじれた角」が入手できる事がある。
白一角竜の硬牙
MHFのG級個体から得られる牙。
常識では計れない硬さを持つ。

関連項目

モンスター/モノブロス
防具/モノデビルシリーズ
武器/モノブロス武器
登場人物/伝説のガンナー - モノブロス亜種と浅からぬ因縁を持っている。


*1 かつては「しろいっかくりゅう」という表記も存在していた
*2 主青熊獣主雷狼竜などのヌシモンスター
*3 天彗龍極怨虎竜極などの特殊個体
*4 炎王龍克天廻龍克などの傀異克服古龍
*5 詳しいレベルは不明だが、ガムートは主人公のレベルが39の時に一掃攻撃を発動できたのに対し、モノブロス亜種は主人公のレベルが41でも一掃攻撃が使えなかったことから、少なくともガムートより10前後レベルが高いと思われる。ちなみにティガレックス亜種は主人公のレベルが41の時に一掃攻撃が発動できたため、レベルはモノブロス亜種>ティガレックス亜種>ガムートである模様。
*6 参考までにオトモンの場合、無属性攻撃力が最高評価の鏖魔ディアブロスやネルギガンテの絆遺伝子を9つすべて無属性にし、無属性攻撃強化【特】を2段階に強化して且つ、レベルを73まで上げることでようやく追い越すことができる。ちなみにこの場合の無属性攻撃力は537。