モンスター/ヤオザミ

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:09:40
種族
甲殻種(十脚目 短尾下目 盾蟹上科 ザザミ科)
別名
盾蟹(たてがに)
英語表記
Hermitaur
危険度
MH4G・MHX・MHXX:★2
登場作品
MH2, MHP2, MHP2G, MH4G, MHX, MHXX, MHR:S, MHF, MHST, MHST2,
アイルー村, アイルー村G, アイルー村DX, アイルーでパズルー
狩猟地
密林, 旧密林, 砂漠, 旧砂漠, 沼地, 樹海, 原生林, 未知の樹海, 絶島地底, 孤島, 遺群嶺, 大社跡, 砂原, 水没林
彩の滝, ボルデの丘, クバ砂漠, ラムル地方

目次

生態・特徴

密林の湖畔や砂漠のオアシスなど、水辺が近い砂地に生息する小型の甲殻種。
ダイミョウザザミの幼体。
全身が赤い外骨格に覆われており、小型モンスターにしては高い耐久力を持つ。
しかしまだまだ未成熟で、普段は安全な砂の中に隠れている事が多い。
雑食性で、苔や虫、魚の死骸など食べられそうな物は片っ端から食べてしまう。
また、砂の下から爪を伸ばし、頭上を通ろうとした獲物に奇襲をかける事もある。
背中の肉質は柔らかく、これを隠すために背中に大きな貝殻をヤドとして背負っている事が多い。
成長して窮屈になってくると、より大きなヤド(大型竜の頭骨など)に引っ越す。
余談だが、当のヤオザミは背中さえ隠せれば、貝殻や頭骨でなくても特に問題は無いらしい。

概要

  • 硬い甲殻を持つ甲殻種。
    普段は地面の中に潜んでいて、ハンターが近くに来ると地上にでてくる。
  • 簡単に倒すことはできるが、歩くのが速く、回り込んで攻撃したり、
    こかされて起き上がった際に再び攻撃してくるなど大型モンスターとの戦いの最中は相当邪魔になる。
    特にガンナーともなれば、転倒させられた挙句に大型モンスターからの攻撃をよけられずに大ダメージ、
    もしくは乙ることもあり、最早天敵レベルである。
    早めに狩ることをおすすめする。
    • 音爆弾は有効であり、動きを一時的に止めることができる。
  • 近縁種のガミザミにも言えることだが、
    距離を離すと、シャカシャカと猛スピードでこちらへ向かってくる。
    その様子はベテランハンターでも恐怖と生理的嫌悪感を覚える。
    • 時々、ハンターの周りを高速で走り始めることがある。
      動かなければ攻撃されないが、こちらも中々気持ち悪い。
  • MH2では村長の依頼で"盾蟹の小殻"を納品する必要があったり、
    MHP2(G)やMHX(X)では討伐クエストがキークエに設定されていたり*1と、
    親玉と同じく度々ハンターの前に立ち塞がる役割を与えられている。
    小型だてらに優遇されていると言えるだろう。

MH2

  • MH2では最初に行ける狩猟地が密林であるため、かなり早いタイミングで遭遇する。
    その頃は村での全武器支給はなく本作では農場も無いため、裸ハンターナイフのハンターが大半だろう。
    景色に釣られて湖岸を散策していた新参者にとって、
    突如として砂中から襲撃する蟹はほぼ不意打ちになってしまう。
    前述のとおりまともな武具も無く、新種のモンスターであり対処方法も判らず……、
    多くのハンターがこの洗礼に晒され、トラウマを植え付けられたという。
    MH2の雑魚モンスターは全体的にタフなこともあり、
    あの「自然は厳しいってこと」を痛感させられるエピソードである。

MHP2(G)

  • 親玉と親戚共々続投。
    MHP2Gでは復活した旧フィールドにも進出した。
    流石にMH2と比べて体力が下がり、初めから打撃武器を用意できる分かなり倒しやすくなった。
    それでも執拗に小突いてくるお邪魔マシーンぶりは相変わらずだったが。

MH4G

  • MH4Gのプロモーションムービー2にて、旧砂漠で眠るティガレックス亜種をバックに
    ハンターが木から木へと飛び移るシーンで、ヤオザミの姿が確認されている。
    • そして7月11日公開のカプコンTVにて、
      辻本プロデューサーからプレイ動画と共に正式に参戦が発表された
    • 何かしら攻撃を受けると怯み、咆哮や高周波を受けると転倒する…と言った具合に、
      リアクションする事なく死ぬまでハンターを狙い続けたMHP2G以前と比べて
      随分生物らしくなり、御しやすくなっている。
    • 復活に伴い、前述の生理的嫌悪感満載の超速度モーションはオミットされてしまった。

MHX(X)

  • 成体ともどもMHXにも続投。
    本作には近縁種同期も登場し、久々の共演を果たした。
    • また、本作では小型モンスターの武具が多く追加されたが、
      ヤオザミもその流れに乗ることに成功し、ヤオザミの武器と明言されたライトボウガンが新たに追加された。
      さらに、このライトボウガンは小型モンスターの武器の中では珍しい事にある程度の性能と個性を両立しており、
      中型~大型モンスターの武器の下位互換として埋もれることなく使い続けられるだけのスペックを有している。
    • さらに、村★2においてヤオザミの討伐クエストがキークエストとして抜擢された。
      その後に依頼クエストとして納品クエスト・討伐クエストの両方が用意されているため、
      小型モンスターとしては本作の新顔であるマッカォやムーファ並みに出番が多い。
      • 続くMHXXでは、ヤオザミのG級素材として「盾蟹の極小殻」が追加された。
      武器、新素材、キークエスト、依頼クエスト、後出するがED出演と、
      ヤオザミに与えられたものを何一つとして貰えていないガミザミが青い顔でこちらを見ている。
    • エンディングである「Let's ニャンス」にてやけに小さいヤオザミが出ている。かわいい
    • MHXで孤島に、MHXXで遺群嶺に進出。
      順調に生息域を広げている様だが、
      Xシリーズでは4Gで姿を見せた原生林に現れなくなっている。

MHR:S

  • MHXX以降成体ともどもリストラされていたが、まさかの先行体験動画内成体に先んじて復活が確認された
  • 成体についてはショウグンギザミの復活が告知された当初から
    共に復活することは期待されていたが、PV3にて無事に登場が告知された。
    因みに、親戚でありショウグンギザミの幼体であるガミザミも体験版の配信によって参加が判明しており、
    MHXX以来蟹々が一同に会する運びとなった。
    素材の扱いは成体の武具に用いる程度のため、やはりどうしても影は薄い。
  • 後述のMHSTシリーズの見た目を意識したのか、背負った殻には青い模様が入っている見た目になった。

派生作品

MHF

  • MH2ベースの本作だが、そちらよりも体力が大きく落とされており、初期装備でも特に苦戦はしない。
    具体的には、下位では40、上位~凄腕で平均60前後、G級でも100である。
    • ちなみにMH2では、村下位ですら平均100前後、上位ともなると200以上となる。
      全体防御率の関係で実際の耐久力にはもう少しバラつきが出るものの、
      概ねMH2の最弱格個体がMHFのG級個体と体力だけならタメを張れていたということであり、
      先述の通りそんなモノと裸ハンターナイフで戦うという状況も決してありえないことではなかったのだ。
      改めて、MH2当時のバランスの乱れを実感させられる話である。
  • 剥ぎ取れる素材は、凄腕級だと成体の変種と同じ汎用素材だが、
    G級となると小型甲殻種専用のものになる。
    今でこそ、ギルド貢献ポイント等が容易かつ大量に入手できるようになったので
    そういったポイント類との交換で済ませる人も多くなったが、
    G級初期の頃はガミザミよりも広く生息していることもあり多くのハンターに狙われていた。
    ちなみに成体もGR上げのために乱獲されていた。絶滅しないか心配である。

アイルーでパズルー

  • アイルーでパズルーでは、ダイミョウザザミを差し置いて乱入モンスターとして登場する。
    撃退すれば、プレイヤーキャラとして選択可能(ストーリーモードでは使用不可)など、
    妙に扱いがいい。

MHO

  • 中国版MHOにも登場するが、行動が豊富で水ブレスも放ってくる。
    恐るべきはその速度と射程で、飛竜のブレスと遜色ない程の性能である。

MHST

  • MHSTでもやはり成体ともども無事参戦。
    ちなみにガミザミは成体ともども登場できなかった。
    生息地の違いのせいか、本作のヤオザミは殻に青い模様が入っている。
  • ボルデの丘の湖の近くや、カクセの森の川辺などに生息している。オトモンにはできない。
    テクニック攻撃で攻めるほか、身を固めて防御力を上げてくることもある技巧派。
    たまにクリティカルヒットを出すこともあるが、こちらがパワー攻撃で対抗すれば、
    相性勝ちでクリティカル判定は一切起こらなくなる仕様があるため、それをうまく活かそう。
    地中に潜っている場合もあり、いきなり足元から飛び出てきて問答無用で戦闘へ突入…
    ということもある。
    ライドアクション「モンスター探知」を使用すれば、潜っていてもマップ上に点が表示される。
    • また、クバ砂漠には大ヤオザミなる個体も登場する。
      能力値は時期相応に高くなっているが、特に見た目は普通のヤオザミと変わらず(大きさも同じ)、
      行動パターンも変化は見られないため、取り立てて説明すべき点はない。
      ちなみに、大ヤオザミの方は地味に上位個体はいなかったりする。

MHST2

  • 引き続き成体ともども登場。なおガミザミの方はやっぱり成体ともども居ない。
    見た目は前作と同じで、殻に青い模様が入っている。
  • ラムル地方の砂地や水辺などに生息しており、ダイミョウザザミと一緒に出現することもある。
    今回も潜っているケースがあるが前作ほどではないため、不意打ちを食らうことは少なくなった。
    基本的な動きは前作と全く変わらずテクニック攻撃ハードボディで防御力バフをしてくる。
    バトルラインが出ていたらパワー攻撃で迎え撃てば問題ない。
    • なお、本作では水属性を持つようになった。
      とはいえ攻撃力は低いので弱点属性だとしても気にしなくて良いだろう。
      また、水袋をたまにドロップするようになったため、欲しい場合はコイツを狩るのも悪くはない。
      • ちなみに、前作にいた「大ヤオザミ」については本作では地味にリストラされている。

生態ムービー

  • ババコンガの生態ムービーにゲスト出演。
    ババコンガにちょっかいを出されたので顔を挟んで反撃を試みたが、
    怒ったババコンガに地面に投げ捨てられた上に屁を浴びせられた。とんだ災難である。

素材

盾蟹の小殻
ヤオザミから剥ぎ取った甲殻。言い換えれば未成熟な状態の盾蟹の甲殻。
素材としての質は決して悪くはないが、サイズが小さいために用途が限られる。
上位以上になるとヤオザミからも「盾蟹の甲殻」が剥ぎ取れるようになる。
MHXXではG級だと「盾蟹の極小殻」という固有素材が剥ぎ取れるようになる。
小さいが極めて頑丈で、用途次第で抜群の性能を発揮する。
MHSTでは「ヤオザミの小殻」という名称で登場。
こちらでは上位個体からは「ヤオザミの小堅殻」が入手でき、「盾蟹の甲殻」は入手できない
ザザミソ
甲殻種のモンスターから採れるミソ。珍味として取引される。
上質なものは「極上ザザミソ」という名称で呼ばれ、より高い価値が付く。
近縁種のガミザミからよりも入手できる確率が若干ながら高いが、理由は不明。

関連項目

モンスター/ダイミョウザザミ - 成体
モンスター/ガミザミ - ヤオザミの亜種のようなもの
武器/ストライプシェル - ヤオザミ武器であるライトボウガン


*1 P2シリーズは集会所☆4。Xシリーズは村☆2。