モンスター/ヤツカダキ亜種

Last-modified: 2022-07-24 (日) 16:13:54
種族
鋏角種
別名
熾妃蜘蛛(しきぐも)
異名
万糸焚く御前
英語表記
Pyre Rakna-Kadaki
危険度
MHR:S:★7
登場作品
MHR:S
狩猟地
溶岩洞, 城塞高地

目次

生態・特徴

専門的な研究者でさえその姿を見かける事は少ないという妃蜘蛛ヤツカダキの亜種。
衛蜘蛛ハゼヒバキが成長し、大型化した姿である。
暗色の外殻を純白の糸で包み込む姿が印象的な通常種に対し、
亜種は純白の外殻に赤黒い糸を纏うという、ほぼ真逆の印象を受ける姿が特徴。
燃えさしを想わせるその姿や後述する特性から、ハンターズギルドからは《熾妃蜘蛛(しきぐも)》とも呼ばれる。
高熱のガスを体内に溜め込み、純粋な炎熱を利用した攻撃を得意とする通常種に対し、
ヤツカダキ亜種は体内に爆発性の強いガスを蓄えている。
通常種と同じく高熱のガスを火炎放射の如く放出する事は勿論、
硬質な爪や灯腹を用いた攻撃の際に火花を散らし、ガスに引火させて爆発を起こすなど、
ガスの取り扱いは通常種以上に巧みであり、特に瞬間的な火力に長ける。
また、獲物を狩る際や外敵との戦闘時には通常種と同様に幼体と連携を取りながら攻め立てるが、
幼体や糸の力に頼らず、自力のみでも比較的素早く、よりアグレッシブに動き回る事ができる。
身体は前面に向けたまま長い首と複眼を活かして後方の敵を確認し、
その体勢を維持しつつ赤熱する鉤棘やガスの充満した灯腹を突き出すようにして後方へ突撃するなど、
その動き方や攻撃の手法は通常種以上に予測が難しい。
あくまで「自力のみで動く事もある」だけで、幼体と糸を利用した変則的な動きも可能であり、
経験豊富なハンターでも翻弄される事は多いという。
通常種と同様に幼体であるハゼヒバキに糸を取り付け、周囲へ散開させて移動や攻撃の起点とする。
また、単独で歩き回るハゼヒバキに正確に糸を伸ばして回収したり、
咆哮等を合図に一斉に獲物を襲撃させるなど、巧みな連携を見せる。
ヤツカダキ亜種が産出する糸は通常種と同様に可燃性を持つが、同時に耐爆性にも優れ、
例えヤツカダキ亜種が引き起こす爆発に巻き込まれても容易には千切れない。
そればかりか、自ら発生させた爆発で糸に着火し、
散開させた連結先のハゼヒバキの元まで導火線のように爆轟を伝導させるという驚くべき攻撃手段を持つ。
ハゼヒバキの身体を包む糸には爆発性の体液が沁み込んでおり、
糸を伝う爆轟がハゼヒバキの元へ到達すると、より強烈な爆発が生じる。
最終的にはハゼヒバキも爆炎に巻き込まれてしまう形だが、
元より爆発性のガスを扱う事ができるハゼヒバキにはそこまで重篤なダメージにはならず、
既に弱っている状態ならまだしも、その都度全ての個体が爆死してしまうような事は無いらしい。
大型の獲物に対しては直接ハゼヒバキを纏わり付かせる事で何発もの爆撃を至近距離から浴びせ、
多勢で攻めてくる外敵や逃げ惑う獲物に対してはハゼヒバキを散開させて広範囲へ爆炎を広げるなど、
相手や状況に応じて攻撃の手法や連携の方針を変える判断力も持ち合わせており、極めて危険である。
ヤツカダキ亜種の外殻は多層構造になっており、その守りを崩す事はなかなかに困難だが、
その強度や白無垢のように美しい外見から素材としての人気は高い。
ヤツカダキ亜種からは他にも頑丈さと妖艶さを併せ持つ魅力的な素材が多々入手でき、
かつてはある国の王族が好んで衣装や装飾品として身に着けていたという。
しかし、その王族の統治していた国は王妃の裏切りによって滅亡の運命を辿っており、
以来ヤツカダキ亜種の素材を利用した装備には後ろ暗い噂が付き纏うようになっている。
仮にそれを手に入れるだけの実力や経験は充分に備えていたとしても、
王の呪いを想わせる不穏な噂や見た目以上の重さにも負けない屈強な心身の持ち主でなければ
ヤツカダキ亜種の素材を用いた武具を扱う事はできない。

概要

戯れに近寄りし 繭玉は 糸に撚られし従者
手繰りし糸の元 の命のままに
   
囲み 獲りつき 封じ 惑わせて
果ては我が身を焦がし 獲物を供す
   
重ね撚られし糸は舌鼓のように
  • MHR:Sにて登場したヤツカダキの亜種個体。
    通常種の特徴であった白無垢のような白い糸は煤けた様に赤黒く染まっており、
    鉤棘の先端は赤熱するように発光している。しかし甲殻はやや白くなっている。
    • 中でも特に目を引くのは頭から伸びる2本のの存在。
      通常種の頭部にはごく小さな突起のような部位があったが、亜種の場合はそれが長大化しており、
      まさに鬼の角を想起させる形状に変化している。首を伸ばした時に分かりやすい。
      角は鉤棘と同様に橙色に染まっており、顔面は白塗り、頭頂は黒色の糸が覆っているため、
      まるで能の「般若の面」を髣髴とさせるような形相になっている。
      般若の面は「嫉妬や恨みの篭った鬼女の顔」を表しているとされるため、
      ヤツカダキ亜種のモチーフは鬼女であると考えられる。
    • また、身体のあらゆる部分に赤色の筋が走っており、傷跡のようにも見え痛々しい。
      特に胴体の側面などは筋が複雑に絡み合い、まるで縫合された痕のようでかなりグロテスクである。
  • 使役する幼体はツケヒバキでは無く、その亜種と推測される衛蜘蛛ハゼヒバキ
    爆発性のガスをため込んでいるらしく、ハゼヒバキを放った後に爆轟を伝導する特殊な糸を使って
    遠く離れた場所にいるハゼヒバキを爆発させるといった使い方をする。
    • 幼体がいなくなった時に作り出す繭はまるで火薬岩かのように赤く、
      さらに内側が黄色く明滅するというものになっている。
      こらそこ、ドス火石コロガシとか言わない
  • 登場ムービーでは、ラングロトラがハゼヒバキを弄っている所に崖上から現れ、
    ハゼヒバキ達をラングロトラに纏わりつかせて動きを封じた後、爆轟を伝導させ爆破して仕留めた。

戦闘能力

  • 魔改造されていた同期の亜種達と比較すると、こちらは通常種の面影がやや強い。
    ただし後述するように大きな差異がいくつか存在する。
  • 爪を火打石のように打ち合わせて大爆発を引き起こすことができる。
    単純に自身の周囲に攻撃判定がある他、爆轟を伝導する特殊な糸をハゼヒバキに付けて大量に放ち、
    より遠くまで爆発を広げるという行動を取る。
    ハゼヒバキまで達するとそこで爆発を起こすのでハゼヒバキの位置には注意しておこう。
    • 伝導している爆轟の範囲も見た目通りなので、糸と糸の間にいても立ち位置によっては当たってしまう。
      糸と糸の間は扇状になっているので末端のハゼヒバキ側に近ければ避けやすいが、
      安全を考慮するなら伝導範囲外に出るのが無難であろう。
  • 通常種よりもさらに高度な指示を幼体に出すことを可能としており、
    通常種では幼体は行動した後にすぐ潜って行ってしまったが、
    こちらはしばらく留まってこちらに攻撃を仕掛けてきたりする
    さらにそのまま放っておくと、前述の攻撃の際に同時に出て来るハゼヒバキだけではなく、
    自由に行動しているハゼヒバキにも爆轟が伝導して範囲が広がってしまう。
    • とは言え、ハゼヒバキ自体の体力は極めて低いため、纏わりつかれても掃除するのには苦労しない。
      どちらかと言えば斬れ味の余計な消耗が鬱陶しい。
  • 腹部の扱いもより巧みに…と言うか乱暴になっており、
    叩きつけた際には取り付いているハゼヒバキが爆ぜているのか爆発が発生する。
    なんでこうも虫型の亜種は味方の扱いが酷いのか。
    また、ハンターに背を向けると腹部を叩きつけて後ろに首を向けたまま後進するというモーションが追加されており、
    その地味な見た目に反して非常に威力が高く、鍛えた防具でも体力の半分を持っていかれる
    糸を使って回り込んだ直後に使用することもあるので常に警戒しておこう。
  • 基本的には上述した爆轟と肉弾戦主体で攻撃を仕掛けてくるが、通常種と同様に火炎放射も使ってくる
    モーションについては基本的に通常種と共通だが、亜種固有のモーションとして
    首を上に伸ばしてヤツカダキ亜種の右斜め前から180度反時計回りに焼き払うというものがある。
    焼き払う時は通常種の大技であった全方位への火炎放射と異なり体ごと回る為、
    技が終わった直後は前後が逆になるので注意が必要。
    また、繭形態から通常形態に戻る直前に真下に(僅かな時間だが)火炎放射を行うというモーションもある。
    • ちなみに全方位への火炎放射は使用してこない。
      本種の大技として全方位にハゼヒバキを飛ばしての大爆発が存在するので、その兼ね合いからであろう。
  • 脚を2箇所部位破壊し、繭化した腹部を破壊して頭部にラッシュ、という戦闘の流れは変わっていないが、
    近接では糸を纏った脚の肉質が弱点特効が適用される数値になっている他、属性の効き目も良くなっている。
    弾肉質も糸纏い時の前足が弱点特効の対象となっているため、ガンナーでも常にダメージを出しやすい。
    このため、相変わらず肉質が渋い通常種より早く狩り終わるかもしれない。
    • ちなみに、属性は水属性が弱点となっている。
      通常種では非常に属性の通りが悪かった脚がなんと水20となっており、
      物理肉質の軟化も相まって通常種より防御面ではかなり脆くなっている。
      なお、物理肉質は全体的に斬撃より打撃の方が柔らかいのは通常種同様である。

武具

  • 武器は近接ではやや低めの攻撃力、長めの白ゲージ、爆破属性、豊富なスロットが特徴。
    爆破属性に関しては狩猟笛とチャージアックスでの属性値はやたら低いが、
    ガンランスはテオ武器が無い分を補うためか、非常に高く設定されている。
    ガンナー武器はいずれも攻撃力が通常種よりかなり高い割に
    ブレ、反動、リロードがかなり劣化しており、非常にクセが強くなっている。
  • 防具はヤツカダZシリーズ。
    通常種が悲恋を題材にしていたのに対し、
    こちらは男性用が「裏切られた亡国の王の未練、怨み、呪いが込められた鎧」、
    女性用のものでは「国を滅ぼした裏切りの王妃の装束」となかなかうまく物騒な設定が与えられている。
    • 一式では渾身Lv3、爆破属性強化Lv3、翔蟲使いLv3、高速変形Lv2、爆破やられ耐性Lv2、
      チューンアップLv1、フルチャージLv3が発動する。
      この内、半端な高速変形とチューンアップは両方とも腕で発動するため、
      キメラ装備を組む際に一考の余地ありか。

余談

  • 赤黒い糸に包まれた中に白い本体が見え隠れする様子から「」、即ち『燃えさし』に例えられているが、
    海外での名称は「Pyre Rakna-Kadaki」、要するに『積み薪』に例えられている。
    既に一頻り燃え尽きたか、これから煌々と燃え盛るのか、日本語と外国語で逆転しているのは面白い。
    なお、「Pyre」は表現としては特に火葬用の積み薪に対して使用される場合が多いらしく、
    少なくとも敵に対する殺意は海外の方が高そうである。
    戦闘スタイルや必殺技は単純な「火葬」というよりは遺骨すらも残さない「爆砕」に近い気もする。

素材

熾妃蜘蛛の艶絹糸
ヤツカダキ亜種が纏う黒紅色の糸。
確実に獲物の身体を絡めとる為、見た目に反して遥かに丈夫。
熾妃蜘蛛の重殻
ヤツカダキ亜種の甲殻。
白無垢のように白く染まっている。複数の層から成っており、全て崩すのは困難。
熾妃蜘蛛の剛爪
ヤツカダキ亜種の爪。
その大きさと頑強さとは裏腹に細やかな動きが可能で、糸も獲物も自在に操るという。
熾妃蜘蛛の重鉤棘
ヤツカダキ亜種の棘。
その妖しげに艶めく姿は見る者を魅了するという。
棘先からは焔の如き光を放っている。
熾妃蜘蛛の眩灯腹
ヤツカダキ亜種の灯腹。
その眩い光は深い怒りの象徴であり、触れる者を焼き尽くす。

関連項目

モンスター/ヤツカダキ
システム/亜種
モンスター/ハゼヒバキ - 幼体