- 種族
- 鋏角種
- 別名
- 刺花蜘蛛(しかくも)
- 英語表記
- Lala Barina
- 登場作品
- MHWilds
目次
生態・特徴
- 全身の各部を包む綿のような白い体毛と大きな複眼を持つ顔が特徴的な大型の鋏角種。
主に森林地帯に生息しており、自分のテリトリーに大量の糸を張り巡らせて巨大な巣を形成する。
捕らえた獲物を巣に縛り付けて保存したり、
捕食された獲物の骨などが巣に絡め取られている場合も多く、その光景は異様且つ凄惨。
巣を構成する糸に生物が触れた際に生じる振動には敏感に反応し、
その振動の発生源を獲物と見做して積極的に襲い掛かる。
- 腹部を開放することでその下に仕込まれている特殊な綿毛を展開することができ、
その様子はまるで大輪の花のようにも見える。
しかしこの綿毛には微弱な麻痺性の毒が含まれており、
迂闊に触れたりすると麻痺毒が身体に蓄積していき、最終的には体の自由を奪われる危険がある
(一方で即効性が薄いため、ごく少量であればあまり影響を受けずに済む場合もある)。
さらに腹部の先端には短剣のように鋭い「尾棘」が隠されており、
これを突き出して外敵を刺し貫く攻撃を得意としている。
この尾棘にも麻痺性の毒が含まれており、その一撃では致命傷に至らずとも
毒に侵されて動きが封じられればそのまま狩られてしまう危険性が高い。
「綺麗な花には棘がある」という言葉をそのまま体現しているかのようなその様子から
ハンターズギルドでは《刺花蜘蛛》とも呼称する。
ちなみに麻痺毒を含む綿毛は普段から体表に見えている白い綿毛とは異なる色合いをしているが、
これは生息域の環境などの影響を受けるらしい。
一例として「緋の森」と呼ばれる地域に棲息するラバラ・バリナは
とりわけ鮮やかな緋色の綿毛を持っており、それを展開した様子は巨大な薔薇のようにも見える。
見た目こそ美しいが、綿毛からは麻痺毒特有の刺激臭が薄らと漂ってくるため、接近する際には要注意。
- 外敵との交戦中には歩脚として用いている4本の肢の中の1本を軸に、
踊るかのように身体を回転させる独特な動きで相手の側面へ回り込むように動くことが多い。
また、頻繁に麻痺毒を含んだ綿毛を後肢で搔き毟り、広範囲へばら撒く行動に出る。
これによって周囲に毒を散布して徐々に敵に毒を蓄積させ、
最終的に相手の動きが止まった瞬間を狙ってとどめを刺す戦法を好む。
鋏角種にしては珍しく、前肢には3本の爪を備えている。
この爪には毒は含まれていないものの、赤い色合いが濃いほど鋭く危険とされており、
特に獲物の鮮血を浴びたかのような深紅の爪は素材として取り扱うにも細心の注意が必要。
前述の尾棘や爪ほど顕著ではないが歩脚の先端も鋭く、対象へ向けて槍のように突き出し、刺し貫く攻撃も行う。
- ラバラ・バリナの素材は麻痺性の毒との親和性が強く、
これらを素材とした武器には強力な麻痺毒が塗り込む加工が施される場合が多い。
その毒を浸透させるために特殊な加工が施された刀身は黒や赤が目立つ独特な色合いとなり、
その様子は「永遠の憎悪」の象徴たる黒い薔薇のようと評される。
一方、その素材の美しさを存分に活用した防具は非常に高貴で艶やかなデザインとして知られ、
貴族が集まる公的な場にそのまま着用して現れても許されるのではないかと噂されるほど。
しかし、一見普通の衣類に見えてもあくまで対モンスター用の想定で開発された防具であり、
胸部など急所となり得る箇所は堅い装甲でしっかりとガードされている。
概要
- スキュラ科、ヤツカダキ科に次ぐ3種目の鋏角種モンスターとなる。
数が少ないながらも多くのファンがいる鋏角種に新種が追加されたとあって、
国内・国外のハンターからも非常に好意的に迎えられているようだ。
節足動物型のモンスターは苦情を受けやすいという逆境もあった中で、
鋏角種が続々と増えているという状況はなかなか感慨深いものがある。
- その存在が初めて明かされたのはPV第3弾であるが、
実はさらに前から蜘蛛の巣の意匠を取り入れた未知の装備が武器紹介動画で公開されていた。
妃蜘蛛の武具とよく似ていながら異なるデザインの武器・防具が登場したことにより、
鋏角種の新規モンスターが登場するのではないかという声は広く噂されており、
PV3で予想は見事に的中したと言えるだろう。
過去にミスリードされた例はあるが。
- 見た目は今までの鋏角種と比べてもかなり独創的かつ蠱惑的。
胸部から腹部にかけて真っ白でふわふわの綿毛に包まれており、
ヤツカダキと比較すると、あちらは白無垢のような糸を纏った和風の装いだが、
こちらはバレリーナのような綿毛を纏った洋風のデザインになっている事が窺える。
腹部の先には針のようなものがあり、背後にいる敵にはこの針で刺突攻撃を行う。- 胸部から生えた四本の脚は体毛がなく、
血の様に赤黒い上に鋭い棘が幾本も生えた外骨格に覆われており、
柔らかい印象の身体と正反対の刺々しく危険な雰囲気を漂わせている。
一方、発達した一対の触肢は白い綿毛に覆われているが、
そのから延びるのはなんと鋭く長い3本もの黒爪。
まるで動物のような鉤爪は、ホラー映画『エルム街の悪夢』に登場する「フレディ」や
アメコミヒーローの「ウルヴァリン」を想起させ、恐怖と獰猛さを象徴しているかのよう。
- 黒々しい頭部には赤い眼と鋏角があり、
眼は大きな複眼が一対と、眉間に小さな単眼が3つ配置されている。
これは現実の昆虫類によく見られる眼の構造であり、蜘蛛というよりかはハチなどの攻撃的な昆虫、
あるいは特撮モノに登場する怪人などによく似た印象を与える。
というか複眼自体、現実の鋏角類だとカブトガニなどの節口綱といった原始的なグループしか持たないものであり、
蜘蛛の顔としてはかなり異質な作りになっている*1。
眉間に配置された3つの単眼は、現実の節足動物では「背単眼」と呼ばれるものであり、
明暗を感知するなどの補助的な役割を果たすものである。
なんと白い綿毛に包まれた腹部が開き、内側から赤い花びらのような綿毛が姿を見せ、
まさしく真っ赤な大輪の花のように花開くのである。
その姿は、棘の生える脚と併せてさながら森の中に咲く巨大な薔薇を思わせる。- この赤いわた毛は自身で擦り落とすなどの行動で、舞い散るように剥離する。
赤い糸が撚り集まって柄の付いた輪とでもいうべき形状となっており、
まるで落下傘や平たい花冠のようにゆっくりと落下していく。
しかし美しい花には棘があるように、このわた毛には麻痺毒が仕込まれており、
不用意に触れてしまえば徐々に麻痺に陥り身動きが取れなくなってしまうだろう。
この性質こそが別名である《刺花蜘蛛》を体現する、恐ろしくも美しい赤い花弁である。
もっふもふの綿毛で覆われている事や薔薇のように花開く姿は可愛い、美しいとも評されている一方、
上記のような愛らしさを持ち合わせていながら細部はしっかり節足動物の特徴を備えている事から、
むしろ蠱惑的で恐ろしい雰囲気とも、芸術的なホラー映画のような薄気味悪さを覚えるという感想もある様子。- 動き方もリアルな蜘蛛のそれに似ており、今までの鋏角種以上に
現実の蜘蛛が行う「動いては止まり、また動き出す」という動き方を再現している。
リアルな蜘蛛をよく知っている方はラバラ・バリナの動き方に恐怖を覚えるかもしれない。
- 運動能力もそれなりに高いようで、巣の天井を逆さまに歩くのはもちろん、
大型モンスターに飛び乗れる高さへと軽々とジャンプしたり、
後ろの脚を上げ、前の脚と触肢だけで体を支えられるバランス感覚も持ち合わせている。
特徴的なのが踊り子のような回転する動きであり、回転したまま攻撃したり、
或いは攻撃の最中にもくるっと回転を差し込んだりするモーションが目立つ。
- 胸部から生えた四本の脚は体毛がなく、
- 鋏角種のモンスターは他の大型モンスターにも引けを取らない戦闘力を持っていたが、
本種も例外ではなく、緋の森において他種のモンスターと争う姿が目撃されている。
また、本種は初となる縄張り争いを持つ鋏角種となっている。
ネルスキュラ種はゲリョスやフルフルを捕食し、ヤツカダキはリオレウスの甲殻を打ち砕く等、
設定面では他のモンスターと戦う話もあったものの、縄張り争いとしては描写されてこなかった為、
ラバラ・バリナの縄張り争い実装は鋏角種としても嬉しいところであろう。
- 鳴き声はまるで笛や女性のコーラスのような甲高く妖美さを感じるもの。
巨大な蜘蛛型生物がそれを発する様子は美しくも不気味。
MHWilds
- 初登場作品であり、鋏角種のニューフェイスとして堂々デビュー。
今作の舞台である禁足地においては緋の森の一角に縄張りを持つ。
水が流れるのもお構いなしに森の中を闊歩しており、
群れを作る性質こそないものの、複数体がフィールド上に現れる事もある。- 今作には蜘蛛恐怖症対策モードという設定が追加されており、
多脚小型モンスターや環境生物の見た目を変えられるようになっている。
蜘蛛恐怖症のユーザーに配慮した設定項目なのだが、
モデルを大きく変えてしまう都合上、大型モンスターの場合は当たり判定など様々な問題があるため、
大型の鋏角種モンスターである本種には適用されない。
開発としても割り切ったのか、逆に虫らしさを抑える事なく積極的にデザインに取り組んだという。
- とはいえ、基本的に鋏角種は4本しか歩脚が無いように見える造形になっており、
本種は頭部も蜘蛛というよりかは甲虫よりのデザインで、
かつ花開く腹部という独特なビジュアルを持っているなど現実の蜘蛛と比べると相違点も多く、
虫がダメなユーザーでも本種は問題ないという方も多いようだ。
もちろんやっぱりダメだったというユーザーも居るようだが…。
- 今作には蜘蛛恐怖症対策モードという設定が追加されており、
- 巣は川が流れる中に立つ木々の間の高所に設けている。
この地の巣はすべて緋色の糸で形作られており、薄い膜状の糸が方々に張り巡られている様は、
まるで豪奢なレースを用いた天蓋の様にも、滴り落ちる血のようにも感じられる、異質な光景となる。
赤い川と赤い糸の中でラバラ・バリナが踊り舞う姿は、差し詰め妖艶な踊り子であるかのよう。
更に天井の糸には犠牲者の物と思われる動物の骨がぶら下がっており、
迂闊にテリトリーに踏み入れば捕食されるだろう事に疑いはない。- この赤い糸、ひいては腹部にある赤色のわた毛は、すべて緋の森の赤い水の成分が由来らしい。
当地の赤い水は木々の樹液によって赤く染まっている可能性が示唆されており、
ラバラ・バリナもまた緋の森の環境から影響を受けたモンスターの1種である事が分かる。
後続の作品に登場する時どう設定と折り合いを付けるんだろう…
現状としては不明だが、仮に別の地方に棲息するラバラ・バリナやその亜種などが存在するとすれば、
その糸やわた毛は赤色ではないのかもしれない。
- ラバラ・バリナの巣の周囲には、本種が撒き散らした赤いわた毛が痕跡として落ちているらしく、
森の中から痕跡を追う事で本種の巣まで辿り着く事も出来る。
MHWildsでは、星の隊のエリックがこの痕跡を追っていったところ、
そのまま本種の巣に入ってしまい捕らえられてしまう事となる。
異変を察知した主人公とオリヴィアはラバラ・バリナの巣へと突入、
オリヴィアがエリックを救出する隙を作り、そのまま本種と対峙する展開となる。
- この赤い糸、ひいては腹部にある赤色のわた毛は、すべて緋の森の赤い水の成分が由来らしい。
- 緋の森の生態系におけるポジションは中堅クラス。
頂点捕食者にこそ及ばず、積極的に他者に攻撃を仕掛ける性質でもないが、
ひとたび争う姿勢を見せれば自慢の麻痺わた毛を駆使して相手を篭絡する。
先述の通り縄張り争いも存在しており、現状はドシャグマ相手の闘いが確認されている。- 闢獣ドシャグマとの争いは両者の個性を活かした内容。
まずは両者見合って、殴りかかって来るドシャグマを華麗に大ジャンプで避けて飛び乗り、
マウントポジションから鋭い脚で刺しまくり、連続ダメージを与える。
しかしドシャグマも黙ってやられているばかりではなく、脚をひっつかんで地面に叩きつけ、
力いっぱいラバラ・バリナの顔面を何度も殴打。
あわやラバラ・バリナ危うしか…というところで隠し針たる麻痺がドシャグマの動きを止め、
ラバラ・バリナが体勢を立て直して縄張り争い終了となる。- 内容としてはお互いにダメージを与える引き分けの縄張り争いのようだ。
パワフルなドシャグマと機敏さ・隠し針たるわた毛を持つラバラ・バリナの個性が存分に発揮された、
実にユニークな縄張り争いになっていると言えよう。
また、ドシャグマは通常個体ですらバーラハーラ*2を群れごと退ける強豪だが、
そんな相手と互角に持ち込むラバラ・バリナの手練手管も侮れない。
- 内容としてはお互いにダメージを与える引き分けの縄張り争いのようだ。
- 闢獣ドシャグマとの争いは両者の個性を活かした内容。
戦闘能力
- 鋏角種らしく、竜や獣とは異なるトリッキーな動きと状態異常を駆使した戦い方をする。
舞い踊るような動きでハンターを翻弄しつつ、鉤爪や針で攻撃を仕掛けてくる戦法を主としており、
公式では「脚部を巧みに使い、素早い動きで獲物を追い詰める」と紹介されている。- 基本的にはネルスキュラの骨格・モーションがベースなようで、
咆哮は行わない他、歩き方も小停止を挟んでチョコチョコ進むネルスキュラと同じ。
鋏角種ながらもバインドボイスがあり、ドスドス堂々と歩くヤツカダキとは大きく異なる。
- 基本的にはネルスキュラの骨格・モーションがベースなようで、
- 主な攻撃モーションとしては、右と左の鉤爪で軽くひっかくような攻撃や、
大きく振りかぶり、ディレイをかけて両方の鉤爪を振り下ろしてくるモーション、
両方の鉤爪を広げて飛び掛かって来る攻撃などが確認されている。
また、鉤爪でちょっと引っ掻いて見せたり、脚で軽くツンと突いてきたりなど、
こちらを窺うような消極的なモーションも多い。
- 腹部から赤い糸を出して天井にぶら下がる行動を取る事もあり、
巣の中は勿論、巣の外であっても木々に糸をくっつけて逆さまに垂れ下がる。
この状態ではぶら下がったまま円を描くように動いて攻撃してきたり、
そのまま大回転するようなモーションを見せる事もある。
また、地上に戻る時は勢い良く着地するため、着地地点からは離れるのが吉。- 休眠する際は巣の中心まで赴き、やはり糸にぶら下がって空中で眠りに就く。
浮いているため攻撃が当たりづらく、爆弾等による寝起きドッキリも仕掛けづらいため、
あえて寝かせずに攻撃を続行し続けるという手段もあり。
- 休眠する際は巣の中心まで赴き、やはり糸にぶら下がって空中で眠りに就く。
- 腹部を薔薇のように咲かせて赤いわた毛を周囲に撒き散らす行動をとる事もある。
怒り状態になると腹部を展開させたままになるため更に脅威的。
その場で腹部を展開し、後脚で揺するように擦って飛ばしたり、
クルクルと回転ジャンプしながら軌道上にわた毛を設置したり、
或いは天井から垂れた糸にぶら下がり、回転しながら全方位に飛散させるといった動きも見せる。- この赤いわた毛は触れると麻痺状態になる事があるという危険な代物であり、
麻痺で拘束されてしまえば当然ながら手痛い攻撃が待っている。
上記の行動で飛散したわた毛は空気中を漂うようにゆーっくりと舞い落ちており、
ラバラ・バリナ本体に注視しすぎるとわた毛を見落としかねない。
セクレトに乗っていても麻痺れば容赦なく地上に叩き落されるため、
戦闘中は勿論、移動時であっても周囲を漂うわた毛に気を配る必要があるだろう。- ただしこのわた毛は一度触れただけで麻痺になることは無く、
連続で喰らう事で初めて麻痺に陥るという特性を有している。
蓄積値は画面左上の麻痺アイコンに表示されており、
麻痺アイコンのゲージが溜まりきるとようやく発動といったシステムの様子。
この為、一度だけならば麻痺になる事はないのだが、
これを補うために大量かつ厄介な滞留の仕方をするわた毛を散布していると思われ、
意識しなければ結局何度も喰らって麻痺に陥ってしまう事だろう。
一回喰らっても大丈夫と安心する事なく、わた毛に注意するのが肝要かもしれない。
- ちなみに今作では、状態異常に陥った場合に左上のアイコンで
何秒後に状態異常が解除されるのかが表示されるようになっている。
万が一麻痺に陥り、味方やオトモの助けも望めない場合はそちらに着目し、
復帰後にどう動いていくかを考えるのも良いかもしれない。
- ただしこのわた毛は一度触れただけで麻痺になることは無く、
- 更にこの舞い落ちるわた毛だが、スリンガーや攻撃で散らして消す事も可能。
もし厄介に感じるのであれば、先にわた毛を処理して戦う事も一考に値する。
特にガンナーの場合はサポートの意を込めて積極的に散らしていくと感謝されるだろう。
- この赤いわた毛は触れると麻痺状態になる事があるという危険な代物であり、
- その他、くるくると回るようなステップでハンターに近づき、
背を向けたまま腹部の針で突き刺す攻撃などが披露されている。
この針は異様な伸縮性がある他、こちらにも麻痺属性がついている。
思ったよりも伸びてくるため、可能ならば縦では無く横に回避したい。- なお、この攻撃は相殺可能なモーションに設定されているようで、
腹を突き出す仕草に合わせて相殺モーションを繰り出すと盛大にひっくり返ってしまう。
針を刺す前に小停止を挟むのでタイミングは独特だが、
モーション自体はゆっくりなので可能であればカウンターしてみると良いだろう。
- なお、この攻撃は相殺可能なモーションに設定されているようで、
- 部位破壊は爪、腹部などの部位で確認されている。
爪は片方の触肢に生える爪が中腹からボキッと折れてしまうが、
流石にネルスキュラの様に爪が丸々無くなってしまう訳ではない模様。
また、腹部(花弁状部)が破壊されると花弁はボロボロ、針は剥き出しの見るも無惨な姿になってしまうが、
破壊してもわた毛は容赦なく飛んでくるので気を付けられたし。
- 鋏角種のモンスターではあるが、今のところハンターに向けて直接糸を浴びせるといった攻撃は確認されていない。
一応、腹部から糸を出す能力はあるのだが、外敵への攻撃へ利用する手段としては用いていないようだ。
またヤツカダキと同様、種族名の由来でもある鋏角での攻撃も行わない様子。
余談
- 名前もなかなか特徴的。「ラバラ・バリナ」という名は結構覚えにくいのではなかろうか。
英名である“Lala Barina”がスペイン語でバレリーナを意味する“La Bailarina”によく似ている事、
何よりその姿と立ち振る舞いから、おそらく名前の由来は「薔薇」+「バレリーナ」であると考えられる。
またインドネシア語では蜘蛛を意味する「laba laba」という言葉もあり、これも由来となっている可能性がある。- 別名の《刺花蜘蛛》も、MHR:Sの亜種たちに引き続いて四文字別名である。
四文字別名モンスターも増えてきたため、開発陣も別名を四文字にすることに抵抗が無くなってきたのだろう。
なお、読み方も「しかくも」と独特の読みをするため注意。「四角も」「鹿蜘蛛」などではない
ちなみに四文字別名の鋏角種仲間である熾妃蜘蛛ヤツカダキ亜種とは別名の読みが非常によく似ている。
あちらは「しきぐも」、こちらは「しかくも」であり、「蜘蛛」の読み方に差異があるため注意。- これまでに登場してきた四文字の別名を持つモンスターはメインシリーズでは全員亜種で、
フロンティアまで含めても希少種だったり始種だったりと何かしら既存の種との関連性があったため、
純粋な通常種が四文字だった事例はこれまでなく、そういう意味では初の試みである。
- これまでに登場してきた四文字の別名を持つモンスターはメインシリーズでは全員亜種で、
- 別名の《刺花蜘蛛》も、MHR:Sの亜種たちに引き続いて四文字別名である。
- 豊富な体毛に包まれた蜘蛛といえばタランチュラが代表的だが、
現実のタランチュラにも危険を感じると腹部の体毛を飛ばす行動を取る種がいる。
この体毛は「刺激毛」と呼ばれ、微弱ながらも毒性を含んでいるので
皮膚に触れれば痒みや痛みが発生し、目に入れば激痛が走り、最悪の場合は失明に至る。
毒牙のイメージが強いタランチュラだが、実際に危険なのはこちらの刺激毛の方だとも言われる。
- 前作で登場していた鋏角種仲間のヤツカダキだが、
そちらは初期案段階だと尻が花のように開くギミックを持つデザインだった。
おそらくはこの没案がラバラ・バリナとして再利用されたのだろう。
関連項目
モンスター/鋏角種
システム/麻痺
武器/ラバラ武器
モンスター/ネルスキュラ亜種 - 麻痺を扱う鋏角種モンスターの先輩。
モンスター/パオウルムー - ふわふわの白い体毛に覆われたモンスター。
環境生物/フワフワクイナ - ふわふわの白い羽毛に覆われた環境生物。