- 種族
- 獣竜種(竜盤目 獣脚亜目 (不明) 暴竜上科 イビル科)
- 英語表記
- Savage Deviljho
- 登場作品
- MH3G, MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHW:I, MHXR, MH-R
- 狩猟地
- 孤島, 砂原, 水没林, 凍土, 火山(MH3), 渓流,
遺跡平原, 地底洞窟, 原生林, 氷海, 地底火山, 天空山, 未知の樹海,
雪山, 旧砂漠, 砂漠, 極圏, 沼地, 森丘, 火山, 古代林,
古代樹の森, 大蟻塚の荒地, 陸珊瑚の台地, 瘴気の谷, 龍結晶の地, 渡りの凍て地, 導きの地
目次
生態・特徴
- 極めて異常な変化を遂げてしまった、恐暴竜イビルジョーの特殊な個体。
ハンターズギルドでは「怒り喰らうイビルジョー」と呼び、通常の個体とは明確に区別して取り扱っている。
- イビルジョーは代謝が高いため、ひたすらに捕食を繰り返さなければ肉体を維持する事ができない。
また、他の大型モンスターとの闘争や共食いが絶えないことから本来は短命である。
しかし、捕食や共食いによって果てることなく他者と同胞を食らい続け、
幸か不幸か本来であればあり得ないほどの年数を生き続けたことにより、
自身の空腹を制御するリミッターが外れ、捕食本能が強くなりすぎてしまった個体が出現することがある。
「怒り喰らうイビルジョー」とは、このような暴走状態に陥った非常に危険な個体を指す
(上述の経緯から、怒り喰らうイビルジョーとは「年老いたイビルジョー」でもあるらしい)。
如何なる経緯かは不明だが、捕食と戦闘を繰り返すほど強大になっていくという恐るべき特性を獲得しており、
戦闘経験を重ね老熟した個体の場合、その戦闘力はもはや測り切れない域に達している可能性がある。
- 極限の飢餓に突き動かされているために常時興奮状態に陥っており、
血に狂ったが如く、目に映った生物に片っ端から襲い掛かって喰らい尽くしてしまう。
通常個体と一線を画するのは桁外れの大物を優先して狙う傾向がある点で、
強大な大型古龍が君臨する地域にて出没が確認された例がしばしば報告されるのみならず、
なんと悉くを殲ぼすネルギガンテ等の強大な大型古龍と真正面から激突し、
対等に渡り合うという信じ難い光景が目撃されることもある。
こういった性質から「飢え渇く恐暴竜」「総べてを屠り、喰らう者」などとも呼称され、
ギルドではこの状態のイビルジョーを通常個体を遥かに上回る脅威と認識している。
それを証するように、通常個体と同様ギルドの監視を掻い潜って狩り場に乱入してくる事があるが、
クエスト中に乱入してきたモンスターの狩猟(フリーハント)は基本的には自由であるにもかかわらず、
怒り喰らうイビルジョーに関しては例外的にハンターズギルドから遭遇次第即撤退が徹底されている。
それ故に怒り喰らうイビルジョーを狩猟対象としたクエストは殆ど存在せず、
直接戦闘したという報告も極めて乏しいことから、未解明の生態が非常に多い。
現在はハンターズギルドと古龍観測所が共同で研究を進めている状態だが、
その危険度と個体数の少なさから調査は難航している。
ただし、出現が確認されている地域自体は通常のイビルジョーと同様に極めて幅広く、
新大陸古龍調査団が調査を進めている「新大陸」においても出現が確認されている。
- 長年を生きたことによる変質か、大量に浴びてきた獲物の返り血のためか、
あるいは体内に宿した膨大な龍属性エネルギーの影響かは定かではないが、
暗緑色であった外皮は漆黒に染まり、部位によっては金色を帯びているようにも見える。
常時興奮状態に陥っているため背面を中心に筋肉が常に隆起しており、
獲物から反撃されても凄まじい筋肉が鎧となって攻撃を弾き返してしまう。
筋力そのものも圧倒的な怪力で知られる通常個体を凌ぐほどで、
大型古龍さえも抑え込む悉くを殲ぼすネルギガンテと、正面から膂力において拮抗し、
目まぐるしく攻防の入れ替わる熾烈な肉弾戦を展開することが可能なほどであるという。
- 通常個体との最たる差異は、体内に莫大な龍属性エネルギーを内包している点である。
これは同胞を喰らい続けたことで龍属性エネルギーが過剰なまでに蓄積された結果であり、
口内から溢れんばかりの龍属性エネルギーを撒き散らしながら獲物に襲いかかる。
濃縮された巨大な龍属性エネルギーはそれ自体が他の生物を蝕む凶器であり、
噛み付き等に伴って副次的に放出されるエネルギーであっても非常に危険。
放出されたブレスは赤黒く帯電する煙状のエネルギーとなって滞留する場合があるが、
煙に巻かれた場合は龍属性に蝕まれ、猛毒を遥かに上回る勢いで体力が失われてしまう。
搦め手だけでなくエネルギーを直接ぶつけるブレスの頻度も格段に高まっており、
薙ぎ払うだけでなく、獲物を吹き飛ばすように直線上にブレスを放つ姿も目撃されている。
対象に向けて圧縮したエネルギーを放出する龍ブレスは群を抜いて危険で、
一拍置いて着弾地点でエネルギーを炸裂させ、地面を揺るがす大爆発を巻き起こす。
その威力から爆心部の大地には炸裂した龍属性エネルギーが焼き付いてしまい、
地面全体が焦げたように黒ずみ、赤いエネルギーの残滓が遺された異様な状態となる。
- 激昂すると天を仰ぐような咆哮と共に両目が赤々と輝き、
頭部から背中にかけて赤黒い龍属性のオーラが血飛沫の如く激しく噴出する『龍強化状態』へと移行する。
噴出した龍属性エネルギーは凄まじい密度によって外部からの属性エネルギーを遮断しており、
激昂したイビルジョーの頭部には武器に内包された属性が一切通用しない。
そればかりか、通常の生物は頭部に密着するだけで龍の力に蝕まれ、体力が急速に失われていく。
獲物に対する執着心と攻撃性もまた平常時に輪をかけて高まっており、
対象を屠るまで執拗に追い続け、大顎によって大地を抉り取らんばかりの勢いで暴れ回る。
強烈な破壊衝動と飢餓感に身を任せた怒涛の猛攻は脅威そのもので、
大型モンスターにまともな抵抗を許さず一方的に叩きのめしてしまうことも珍しくない。
- 王立書士隊の調査によれば、怒り喰らうイビルジョーにも個体差が存在することが確認されている。
現時点では、電気状の龍属性エネルギーを全身に纏う個体、
頭部から背中にかけて噴出させる龍属性エネルギーが血飛沫状になっている個体、血煙状になっている個体等が確認されている。
これらの個体の内、血飛沫状の個体は現大陸に、血煙状の個体は新大陸で主に確認されているが、
個体差に地域的な要因が絡んでいるのかは未だ不明となっている。
- 龍属性エネルギーはイビルジョーにとっては武器であると同時に弱点でもある。
とりわけ触れた生命を蝕むほどに強大化した龍属性エネルギーを宿した本種は
その影響を最も強く受けていると考えられ、異常とも言える戦闘力を獲得した代償に、
怒り喰らうイビルジョーへと変貌してしまった個体の寿命は長くないともされている。
膨大な龍属性エネルギーの影響により血液はドス黒く変色しており、
その血は極めて希少価値が高い素材として知られる。
概要
- 恐暴竜イビルジョーの特殊な個体。MH3Gにて初登場。
プロモーションでは当初から正式名称の「怒り喰らうイビルジョー」であったが、
作中ではイビルジョー飢餓などの別表記になっていることがある。
呼び名からして不吉な雰囲気が漂っており、全国のハンターが恐ろしい響きに歓喜戦慄したが、
当時公開されたCGは明らかにハンター諸氏の予想の斜め上を行っていた。
- そのCGを見たものは誰しもがこう思ったであろう。
此奴を化け物と呼ぶべきか、魔物と呼ぶべきか。
ナルガクルガとは比較にならないほど赤く血走った眼。いや、血走っているどころの騒ぎではない。
過剰な充血の影響か、その瞳は妖しく朱く光る円球と化しており、もはや生気など微塵も感じられない。
更に哀れな獲物を食い尽くさんと開かれた巨大な顎からは大量の濁った唾液が撒き散らされ、
口蓋から体幹にかけて走る赤い筋からは赤黒いオーラのようなものが噴出している。
そんな姿で暴れ狂うイビルジョーのようなナニカを、果たしてどう呼ぶべきか。- 更にゲーム内で実際に見てわかることとして、体色も変化している。
その体色は暗緑色の体の上から龍属性の赤色を併せたような色で、淡い金色となっている。
一方、筋肉の隆起部分や尻尾端等、
元から暗緑色寄りではない箇所に関してはやや強く金色へ変色しており、体色の変化を実感しやすい。
- 更にゲーム内で実際に見てわかることとして、体色も変化している。
- 何故こんな化け物のような恐ろしい姿に変貌してしまったのかというと、
底なしの食欲を満たすために生き、各地を放浪するイビルジョーの飢餓感が老化により極限まで高まり、
加えて同族を喰らって蓄積してきた龍属性エネルギーを溢れさせてしまった結果だと言う。
この状態のイビルジョーは通常時から更に狂暴性と食欲とを加速させており、
何かに憑りつかれたかのように獲物を探し求め、獲物の抵抗を物ともせず強引に捕食する。
数々のハンターから魔物と呼ばれていたイビルジョーだが、
飢餓感のあまりとうとう本物の魔物になってしまったようだ。- 飢餓に陥ったので魔物と化している訳だが、
どれだけ捕食しても通常のイビルジョーに戻ることはない。
飢餓が極限に達すると同時に発狂し、自我が崩壊してしまっているのかもしれない。
- 飢餓に陥ったので魔物と化している訳だが、
- MH4以降は討伐すると筋肉の膨張が停止し、通常の個体とほぼ同じ外見へと戻る*3。
あくまで「息絶えたことによって元に戻る」という扱いらしく、捕獲した場合は外見に変化は起こらない。
- その存在感や作中での扱いは激昂したラージャンに近い。
元々MH2におけるラージャンのポジションだった「オンライン上位以降でしか会えないモンスター」を
MH3において担当したのがイビルジョーだっただけに、特殊な個体の登場を期待されていた側面がある。
その期待に添い、亜種ではなく特殊な個体として登場した怒り喰らうイビルジョーは、
発表当初から看板だったブラキディオスが霞んでしまいかねないほどに話題を集めた。- 怒り喰らうイビルジョーの登場により、イビルジョーは益々ラージャンと比較される機会が多くなった。
また、共演した作品では作中の立場がかなり近く、あろうことか2頭同時クエストも存在する。 - 通常の状態で通常個体の怒り状態の特徴を持っており、怒ると更に上の状態になることも共通している。
MHP2G以前の激昂したラージャンは、通常時で攻撃力補正が1.25倍になった通常個体の怒り状態であり、
全体防御率及び行動速度にも補正がかかっており、激昂状態になると攻撃力は更に跳ね上がるが、
防御率及び行動速度は下がっていたので、逆にチャンスと捉えるハンターもいた。*4
対して、怒り喰らうイビルジョーは通常時においては行動速度は通常個体の怒り状態であるものの、
攻撃力には変化がない。しかし怒り状態になると、通常個体は怒り状態の攻撃力補正が1.3倍
なのに対し、こちらは上記の通り1.5倍に跳ね上がっている。
行動速度は遅くなるどころか更に速くなり、攻撃を避けるだけで精一杯、
一度ピンチに陥ると、体勢を立て直すのが困難になる程の強敵と化す。
- 怒り喰らうイビルジョーの登場により、イビルジョーは益々ラージャンと比較される機会が多くなった。
MH3G
- 初登場。PV第二弾のラストで初めて動く姿が公開された。
- 怒り喰らうイビルジョーが出現するのは、基本的にはG級クエストの乱入のみで、
怒り喰らうイビルジョー単体を狩猟するクエストは通常の集会所クエストでは存在しない。
通常のクエストでは、ごく一部を除けば乱入してくることはないが、
逆に高難度クエストの場合、ほぼ全てのクエストで乱入してくる可能性がある。
ところが、怒り喰らうイビルジョーが乱入してくるのはたったの5%。
よほど運がよくない限り(もしくは、よほど運が悪くない限り)お目にかかることはできない。
断定はできないが、もしかしたらこの設定を活かしているからかもしれない。
通常個体でも十分不吉だ!!とか言ってはいけない- ちなみに、高難度クエストのクルペッコは怒り喰らうイビルジョーを呼ぶことがある。
港★7イベントクエスト「凶いの兆し」で登場するクルペッコにいたっては、
なんと確定で怒り喰らうイビルジョーを召喚してくる。
イビルジョーを呼んだかと思ったらイビルジョーみたいな魔物が来たという現実に
呼んでしまったクルペッコと戦っていたハンターはさぞ戦慄するだろう。- ただし、逆にあえて怒り喰らうイビルジョーに会いたい場合はこのクエストが役立つ。
特に、固有素材の「ドス黒い血」を集めたいのであれば尚更である。
怒り喰らうイビルジョーはそう簡単に出会えるモンスターではないため、
当時は「ドス黒い血」収集のための救済クエストとして高い需要を誇った。
ところが、下記の通りその後は怒り喰らうイビルジョーをターゲットとしたクエストが続々と配信され、
しかも、それらのクエストは怒り喰らうイビルジョーの固有素材である
「ドス黒い血」が基本報酬で手に入るため、このクエストの需要はガタ落ちしてしまった。
- ただし、逆にあえて怒り喰らうイビルジョーに会いたい場合はこのクエストが役立つ。
- ちなみに、高難度クエストのクルペッコは怒り喰らうイビルジョーを呼ぶことがある。
- 怒り喰らうイビルジョー限定の素材として、「ドス黒い血」という素材がある。
入手方法はフリーハント報酬と捕獲報酬のみで、剥ぎ取りでは絶対に取れないため、
この素材を目的とするなら、乱入してきた怒り喰らうイビルジョーだけ倒してサヨナラということはできない。
しっかりと本来のターゲットも倒そう。
ただ、ソロでは怒り喰らうイビルジョー+本来のターゲットを時間内に全て狩猟するのはかなり厳しい。
出来ればパーティプレイに持ち込みたいところである。- 当たり前のことだが、“どす黒い”というのは
「色が黒く濁っている、きたならしく黒ずんでいる」という意味の国語辞典にも載っている単語であり、
モンハン用語の「ドス」を用いた造語などではない。
ただ、敢えてドスを片仮名で表記しているあたり、意識はしているのだろう。
- 当たり前のことだが、“どす黒い”というのは
- 貴重な素材を持ち、遭遇できる確率も低いため、可能なら狩りたいが、
準備や覚悟が不十分な時に遭遇すると本来のクエストそのものの成否にまで大きく影響してくる。
ハンターズギルドから遭遇次第即撤退を推奨されるモンスターという設定は決して伊達ではない。
そしてこのモンスターの固有の素材を得るためには、
この魔物を狩猟した上で本来のターゲットの狩猟も完遂しなければならない。
怒り喰らうイビルジョーに用事が無い、あるいはクエストの遂行を優先したいというなら、
最低限の対策としてこやし玉は忘れないようにしたい。
戦闘能力
- 怒り喰らうイビルジョーは、常に怒っている。
厳密に言えば「怒り状態」ではなく、通常イビルジョーの怒り状態の様相である筋肉が隆起し、
古傷が浮かび上がっている状態が「非怒り状態」の見た目となっているだけなのだが、
初見での威圧感は凄まじいものがある。
- 非怒り時の時点での変化は、通常個体と比較して全体的に肉質が大幅硬化していることが挙げられる。
特に通常個体の弱点の一つであった柔らかい脚は尻尾並みの硬さを持つ難敵へと変化、
これにより怒り喰らうイビルジョーを転倒させられる機会が大幅に減ってしまっており、
転倒を誘発しやすく比較的戦い易かった通常個体と比較して攻撃チャンス自体が少なくなっている。
唯一柔らかいのは胸程度。…というか、胸以外ではまずヒットストップは起こらない。
通常個体とは異なり有効な属性は雷≧その他となっており、全属性の効果が比較的ある。
脚などの硬い部位を狙わざるを得ない武器は、何でもいいので斬れ味の良い属性武器で挑むと効果が高い。- ちなみに、基本体力値自体は意外にも通常個体のイビルジョーの方が高い。
暴走した挙句命を縮めながらも尚捕食し続けている個体なのだからある意味納得の設定なのだが、
実際は異常に硬化した肉質のせいで全然差がわからない…どころか寧ろこちらの方がタフに感じることも。
- ちなみに、基本体力値自体は意外にも通常個体のイビルジョーの方が高い。
- そして攻撃を加え続け、リミッターを外してしまうと脚を踏み出し天に向かって咆哮、
眼が怪しく光り、頭部から赤黒いオーラが噴出する例の状態へと変貌を遂げる。
激昂したラージャンにおける『激昂状態』と同じ専用の形態変化であり、名称を『龍強化状態』という。- この状態の攻撃力補正はなんと1.5倍。
旧作におけるリオレウスのそれと同等であるが、素の攻撃力もモーションの攻撃値も此方が上回っており、
実質的な攻撃力の差は歴然。ガンナーならほぼ全ての攻撃で一撃死の可能性がある。 - また、行動速度・各種技の攻撃性能も大幅に上昇している。
連続噛み付きは通常個体にない追尾性能が付与されており、攻撃の瞬間に回避しないと巻き込まれる。 - 特に前方噛み付きの速度と誘導は凄まじく、納刀ダッシュしていても避けられない事がある。
- この状態の攻撃力補正はなんと1.5倍。
- その他岩飛ばしでぶん投げる岩(雪玉)はなんとアオアシラ並みの超巨大なものに変化、
薙ぎ払いブレスも赤い粒子を纏っただけでなく当たり判定・射程が大幅に強化され、
通常の感覚で回避するとまず避けられない、初見殺しの大技と化している。- 通常のG級個体が行っていた、直前の攻撃をキャンセルして踏みつける、
という特殊な攻撃パターンを殆ど行わなくなっているが、
代わりに「キャンセル後退ブレス」を行ってくる。
前方噛み付きなどから薙ぎ払いブレスに繋いでくる場合もあり、
攻撃後の隙を狙おうとするとものの見事にカウンターを食らうこととなる。
- 拘束攻撃を頻繁に行うので、これと戦うときは「こやし玉忘れた」なんて言っていられない。
というか、拘束攻撃を受けた場合、こやし玉か仲間もしくはオトモの助けがなければ1オチ確定。
- 通常のG級個体が行っていた、直前の攻撃をキャンセルして踏みつける、
- このような強化の数々から、通常個体とは比較にならない戦闘力を誇る怪物と化している。
たとえ剣士防具であっても即座に致命傷を負いかねない威力を持つ数々の攻撃が矢継ぎ早に、
それも通常個体から更に強化された攻撃範囲で飛んでくるのは脅威というほかない。
こんな中で腐食やられでも発症していようものなら一瞬で喰い殺されるため、
慣れてないうちは冗談抜きで遭遇(激昂)したら即撤退をオススメする。
- 怒り時の肉質だが、全体的に非怒り時から更に硬化する一方、頭が凄まじく軟化する。
が、纏う龍属性オーラの影響か、頭部は全ての属性が一切通らなくなってしまう。
MH3G以降の龍属性やられが「武器属性無効化」になっていることを考えると、
真性の龍属性オーラには他属性を遮断する力があるのかもしれない。- ただし、あくまで頭が属性無効となるだけで他は問題ない。
物理肉質が非常に硬くなっているのでタフな印象を受けるが、
作製できる防具の酷い耐性からも分かるように全属性肉質がそれなりに軟らかいという
他のモンスターでは見られない大きな弱点が存在する。
リーチの問題で片手剣や双剣が張り付くことになる脚元すら常に20は通るため、
龍属性やられに十分注意して属性武器を担げば耐久力への印象が大きく変わるだろう。
逆に大剣やボウガンで物理重視の攻撃手段で挑むと、余程上手く狙い続けない限り長期戦は必至。
武器のチョイスはしっかり行いたい。 - 属性武器を担ぐなら防ぎたい龍属性やられなのだが、
これが付加される攻撃の中で怒り時の振り向き噛み付きには特に注意しなくてはならない。
吹っ飛ばし効果を持たない為、SAで受けていると気づかないうちに龍属性やられになっていることがよくある。
予備動作は分かりやすいが怒りのスピードもあって発生が割と早く範囲もそこそこあるので、
常に警戒しておかないとウチケシの実がすぐに枯渇してしまう。
なかなか防げない場合は龍耐性を20以上にしたり、ネコの毛づくろい上手などで補っておくといいだろう。
特にネコの毛づくろい上手は、疲労時の厄介な腐食やられにも有効なのであると非常に心強い。
- ただし、あくまで頭が属性無効となるだけで他は問題ない。
- ちなみに、捕獲可能になる体力の比率が尋常ではないレベルで低い。
中型モンスターは40%・大型でも低くて20%・二つ名でも10%だが、怒り喰らうイビルジョーは僅か6%。
脚を引き摺る頃には既に残り体力は4%以下である。
怒り喰らうイビルジョーの体力基準値は通常のジョーより低いため、まず同じ感覚で捕獲できない。
「捕獲の見極め」で捕獲可能であることが確認できたら、手を出さないようにするのが吉だろう。
MH4
- MH4にも登場。あろうことか、上位の素材ツアーでも平然と乱入してくる。
のんびり素材集めをしていたところ、いきなり怒り喰らうイビルジョーに遭遇して
肝を冷やしたハンターは数多いと思われる。- なお、MH3Gの時と同様、怒り喰らうイビルジョーをターゲットとしたクエストは
通常の集会所クエストには存在せず、発売後まもなくは狩猟したい場合乱入に期待するしかなった。
ただ、前作ではイベントクエストで怒り喰らうイビルジョーをターゲットとしたクエストが配信されたため、
今作でも同様の措置が取られる可能性も0ではないだろう…と思われていた。- そして2013年11月1日、
遂に怒り喰らうイビルジョーの狩猟クエストである「総べてを屠り、喰らう者」が配信された。
配信予定を見て喜んだハンターも多いだろう。
さらに、2014年3月24日配信のコラボクエスト「OP・最強の宴」では誰もが恐怖期待していたであろう
激昂したラージャンとの共闘も実現した。
これらのクエストは既にダウンロードしていないと利用できなくなっている。
その場合、後述するMH4Gの村上位クエストのお世話になるだろう。 - そして2013年11月1日、
- なお、MH3Gの時と同様、怒り喰らうイビルジョーをターゲットとしたクエストは
- 今作では、「極限の飢餓状態に陥っている」という設定がより色濃く反映されており、
疲労状態は勿論、通常状態、たとえタタリ神怒り状態であったとしても
積極的にフィールド上のモンスターに襲い掛かり、殺害・捕食を試みる。
ハンターとの戦闘を放り出してフィールド移動、そのまま捕食に移ることすらあり、
怒り喰らうイビルジョーの只ならぬ飢餓感をまざまざと見せつけられる。
- 激昂したラージャンと同じく、今作では怒り喰らうイビルジョーの固有アイコンも追加。
体色が黒く染まっているのみならず、顔全体が膨大な龍属性の雷に覆われており、
「もうどこからどーみても魔物だろ」というほどに不気味。
- 因みに上記のイベントクエストの依頼主だが、着ている服と話している内容で
あの村の受付嬢しか思い浮かばない。- なお、「何故ジャンボ村の受付嬢がイビルジョーを知っているの?」と疑問を持った者もいただろうが、
イビルジョーはハンター大全にて世界各地で目撃情報があるとされており、
実のところ設定上ではどの地で存在を知っている人物が居ても別段不思議ではないモンスターである。
ギルドと繋がりのある受付嬢ともなれば当然といって構わないだろう。
- なお、「何故ジャンボ村の受付嬢がイビルジョーを知っているの?」と疑問を持った者もいただろうが、
- 本作では「ドス黒い血」に加え、「歴戦の漆黒皮」という新たな専用素材が追加。
更にこれらの素材を使用し、怒り喰らうイビルジョーの防具である「グリードシリーズ」が追加された。
また武器の方も、ドス黒い血を使う派生に変更され3Gのジョー武器とは異なる武器に派生するものがある。
戦闘能力
- MH4では通常種の使う飛び掛かりからの拘束噛み付きに加えて、
前方噛み付きを食らわせた瞬間いきなり拘束という衝撃モーションが追加。
しかも口の先から尻尾の先まで体のほとんどが拘束判定というとんでもなく面倒臭い当たり判定で、
噛み付かれて拘束ならまだしも尻尾にかすっただけで拘束されるのである。*5。
そして通常の飛び掛りからの拘束と違い、一度噛み付いて咀嚼した後、
何とハンターを咥えながら普通に行動する。
この仕様上、拘束攻撃に必ずと言っていいほどあった「拘束攻撃中の隙」は一切存在せず、
タックルや踏みつけも当然の如く行ってくるため、仲間が拘束されていても全く気が抜けない。
ただし、口が塞がっているためか薙ぎ払いブレス等一部の行動は行わないようである。- 勿論、咥えられている間も体力はもりもり減っていく。
そして、最後に咥えていたハンターを放り投げることで拘束攻撃が終わる。
放り投げ自体にはダメージが無いが確定で気絶してしまうため、追撃を喰らえばBCまで飛ばされてしまう。
MH4では防御力をG級クラスまで高めることができるほか、
この拘束攻撃自体の攻撃力が飛び掛かるタイプのそれと比較すると低いこともあって、耐え切ることは可能。
が、頻繁に拘束されて固定ダメージを与えられては目も当てられないので、こやし玉は絶対持ち込んでおこう。
しかし拘束頻度からして、この拘束はある程度自力で脱出しないとこやし玉が足りなくなる可能性がある。- 更に更に、頑張ってこの拘束から脱出した際は無敵時間が発生しない。
今作の仕様上すぐに動くことは可能だが、運悪くジョーの攻撃とタイミングが合ってしまうと、
脱出したのにお陀仏というハメパターンを決められてしまうことも。
- 更に更に、頑張ってこの拘束から脱出した際は無敵時間が発生しない。
- 勿論、咥えられている間も体力はもりもり減っていく。
- 前述のキャンセル拘束攻撃の追加に合わせてか、キャンセルブレスはしなくなっている。
ただし通常状態(外見は通常個体の怒り状態のもの)から、ブレスの射程が怒り状態と同じ長さになった。
投げてくる岩も、通常個体と同じ小さな物にサイズが変更されているが、
弱体化というよりは、あの巨大な岩はG級個体専用のものだったと捉えるのが正しいだろう*6。
- 基本的に怒り時では龍ブレスと尻尾回転以外のほぼ全ての攻撃が拘束攻撃であり、
常に拘束される恐怖と闘いながらダメージを与えていかなければならない。
その上飛びかかって来るバージョンは振動付き、前方噛みつき派生バージョンは凄まじい範囲攻撃と、
どちらも完璧に回避し切るのは至難の技。
また飛び掛かり→即座に前方噛みつきのコンボを繰り出してくる場合もあり、
飛び掛かりを避け損ねれば当然捕食、躱しても振動に拘束されてしまえばやっぱり捕食、
緊急回避で震動ごと受け流しても立ち上がる間に噛みつかれて結局捕食と見事にフルコース。
それどころか、噛み付きの尻尾に当たっても何故か捕食。
イビルジョーの異常な食欲はついにアタリハンテイ力学をも支配したようだ。
怒り時は行動スピードが跳ね上がることもあって
広範囲化したブレスや拘束攻撃を連発されて近づくこともままならない、という状況にも陥りやすく、
下手をするとコンボ云々以前に接近戦で渡り合うことが困難とすら言える強敵となる。
MH4G
- なんと今作では村上位のクエストで登場するようになった。
激昂したラージャン同様、怒り喰らうイビルジョーに狂竜化個体や極限化個体は存在しない。- 禍々しい外見としつこく捕食攻撃を狙ってくる執拗さは相変わらずだが、
ソロ仕様で体力と攻撃力が低めに設定されているのが不幸中の幸いと言った所だろうか。
MH4からの引継ぎで上位終盤の装備を持ち越しているハンターなら、
そう苦労せずに倒す事が出来るだろう。 - 前述の通り、集会所の個体よりも若干弱めに設定されている為、
ソロでの固有素材集めが前作よりも楽になった。
- 禍々しい外見としつこく捕食攻撃を狙ってくる執拗さは相変わらずだが、
- また、通常種と同じくG級探索にも登場。
これまた通常種と同じく最序盤だろうと関係無く登場するというサービスっぷりである。
更に言うと、G級探索で1匹目および2匹目の相手として登場することがアイコン表示で判明している場合、
100%で怒り喰らう個体だというトンデモ仕様である。
しかし、やはり素材集めという点に於いては序盤で狩れるのは非常に大きい。
通常種諸共狩猟してG級を楽に攻略してやろう。
- G級個体は通常種にあったモーションが同様に追加されている*7。
一方で、通常種であったキャンセル踏みつけ攻撃は使用しない。
加えて、3Gで使っていたキャンセル後退ブレスもオミットされている。- ちなみに、イビルジョーのギルドクエストはG☆3が受注条件となっているのだが、
探索のレア枠としてこの怒り喰らうイビルジョーがG☆1から普通に登場する。
上述の通り何度でも負けられるとはいえ、探索の出現モンスター欄にある
頭から黒いオーラを噴出するアイコンをみて戦慄させられること請け合いである。 - ただし、探索のシステムの関係上、倒すのにモタモタしていると一定時間で逃げてしまう上、
当然の如く他のモンスターの乱入も頻繁に発生することだけは留意しておく必要がある。
- ちなみに、イビルジョーのギルドクエストはG☆3が受注条件となっているのだが、
- 3Gでは通常種との共通素材だった「極悪な牙」が今作ではG級怒り喰らうイビルジョーの専用素材となっている。
ご存知の通り非怒り時は頭部が硬く、怒り時は軟化こそすれど属性が完全に通らなくなるので破壊は割と苦労する。
おまけに破壊しても部位破壊報酬の半分近くは頭殻になってしまう上に剥ぎ取り入手の確率は僅か10%、
捕獲報酬では絶対に出ないと、地味にセミレア素材的な立ち位置になっている。
そして、トドメと言わんばかりに複数個を同時要求してくる武具が割と多い。
イベクエを利用しなければ探索か乱入でしか狩猟が出来ないので、大量に集めるのが非常に面倒な困った素材である。
- 前作・前々作の事例からもはや予想できた人が多いとは思われるが、
やはりというか今作でも、集会所クエストではG級個体を単体で狩猟できるクエストは存在していない。
それまでの事例通りイベントクエストでは戦うことができ、2015年1月23日より配信されている。
因みに、基本・サブ報酬には滅鱗や極悪な牙はきちんと含まれている。
MHX(X)
- 事前情報は皆無であったが、MHXにも堂々の続投。
再びプレイヤーたちを恐怖のどん底に陥れることとなった。
- 今作には獰猛化と言うシステムが存在し、獰猛化モンスターは
特定の部位に黒い煙がまとわりついたような状態になるのだが、
怒り喰らうイビルジョーが口から溢れさせている龍属性エネルギーの煙がこれに非常に良く似ている。- 多くの場合怒り喰らうイビルジョーよりも他のモンスターの獰猛化個体を先に目にするので、
この魔物の脅威を知らない初心者は怒り喰らうイビルジョーがイビルジョーにおける獰猛化個体と勘違いした人も多い。
実際は別物であり、イビルジョーの獰猛化個体は別途存在する。
なお、肝心の(?)怒り喰らうイビルジョーの獰猛化個体は存在しない。
- 多くの場合怒り喰らうイビルジョーよりも他のモンスターの獰猛化個体を先に目にするので、
- 今作でも上位クエストにランダムで乱入してくる。
遭遇する可能性のあるクエストも結構あり、通常個体がターゲットの「恐暴竜の根城」でも乱入する可能性がある。
つまり、イビルジョーを倒しに行ったら魔物まで出現なんてことも。
初見はソロで行こうかな、なんて軽い気持ちで狩りに行ったベテランハンターもこれには肝を潰すだろう。
ただしやはり確率は非常に低く、延々と上位クエストを回していても遭遇しないこともザラである。
- 専用素材である歴戦の漆黒皮、およびドス黒い血を入手する場合、
イベントクエスト「常世貪る恐暴竜」、または集会所の単体クエストを受注するのが最も効率的である。
…後者に関してはクエストを出現させることができれば、の話だが(理由は後述)。- 紅兜狩猟依頼9には確定で出現するが、メインターゲットゆえにフリーハント報酬は無く、
特殊許可クエストの基本報酬には対応する二つ名持ちモンスターの素材しか出ないため、
素材集めとしてはほとんど役に立たない。
一応サブターゲットがイビルジョーの尻尾切断なので、
サブターゲットを達成すれば少しは報酬が出るがあまりにも効率が悪い。
- 紅兜狩猟依頼9には確定で出現するが、メインターゲットゆえにフリーハント報酬は無く、
- 今作では4シリーズと異なり、単体狩猟クエストとして集会所★7『憤怒の雄叫び』が存在する。
…しかし、易々と怒り喰らうイビルジョーと戦わせてもらえると思ったら大間違いである。
クエストこそ存在するものの、その出現条件が非常に厳しい。- 大前提として、「憤怒の雄叫び」を出現させるには計6つのクエストをこなす必要がある。
まずバルバレの仕切り役に依頼される村クエスト★6「高難度:重甲虫と腕試し(ゲネル・セルタス狩猟)」クリア。
次に村★6「高難度:青の連撃(闘技場でアオアシラ&ホロロホルル、ザボアザギル狩猟)」クリア、
続いて村★6「高難度:赤の猛攻!(闘技場でラングロトラ&ダイミョウザザミ、リオレウス狩猟)」をクリア、
そして村★6「高難度:渾身のドボルベルク(ドボルベルク狩猟)」をクリアし、
更に集会所★7「沼地酔夢譚(獰猛化フルフル、獰猛化ショウグンギザミ、獰猛化ライゼクス狩猟)」、
最後に集会所★7「森丘の黒い霧(獰猛化イャンガルルガ、獰猛化イャンクック、獰猛化リオレイア狩猟)」。
以上のクエストを全てクリアすることでようやく「憤怒の雄叫び」が出現する。
なお、ラストの「森丘の黒い霧」を出現させるためにはHR解放が必須であり、
必然的にラスボスである骸龍オストガロアの討伐を成し遂げること、
つまり、キークエストの全達成も条件となっている。
こんなに大変なものを
イビルジョー 怒り喰らって ビビるジョー
の軽いギャグ俳句で依頼されるとは誰が予想したことか…。
- 大前提として、「憤怒の雄叫び」を出現させるには計6つのクエストをこなす必要がある。
- 怒り喰らうイビルジョーを狩猟するだけなら、
イベントクエストを利用すればHR解放後すぐに挑戦できる。
しかし双剣の狩技「獣宿し【餓狼】III」を習得するには、
「憤怒の雄叫び」を自分で受注し、クリアする必要がある。
餓狼IIIはかなり強力な狩技であり、餓狼III習得(=憤怒の雄叫びクリア)のために
泣く泣く村クエストや獰猛クエストを消化する双剣ハンターが後を絶たないとか…。- イベントクエストの個体は「憤怒の雄叫び」のものよりステータスが一回り高いため、
周回するなら憤怒の雄叫びの方を推奨する。
また、「憤怒の雄叫び」は旧砂漠、イベクエの方は氷海と異なる舞台に出るので、
ステータスの差を加味した上でフィールドの得手不得手で選ぶというのもアリだろう。
- イベントクエストの個体は「憤怒の雄叫び」のものよりステータスが一回り高いため、
- 先に少し触れた通り、特殊許可クエスト「紅兜狩猟依頼9」にも登場する。
サブターゲットで素材も出るのでこちらを利用するのもアリ…と言いたいが、
高い攻撃力と硬い肉質を持つ「紅兜アオアシラ」、それも最大レベル寸前の個体であるため、
怒り喰らうイビルジョーの素材だけのためにこのクエストをやるメリットは皆無に等しい。- 言うまでもないが、高レベル特殊許可クエストの補正の影響で
怒り喰らうイビルジョー自体も通常の上位個体と比較して遥かに高い攻撃力を有している。
「メインディッシュはあくまで二つ名だから」などと舐めてかかれる相手ではないので注意。
なお、特殊許可クエストの補正によって二つ名以外のモンスターも大幅な強化を受け、
思わぬ苦戦を強いられたハンターからヘイトを集めるというのは次回作のMHXXで更に頻発することになる。
- 言うまでもないが、高レベル特殊許可クエストの補正の影響で
- MHXXでも相変わらず続投し、容赦のない乱入を行ってくる。
又、上位のストライダー飛竜のイベントクエスト、G級でもHR45解放後及びイベントクエストでも出現する。- G級イベントクエストの方は若干の弱体化がされている……と思いきや、攻撃をくらうと何故かいつもより痛い。
更に、よりにもよってマップ自体が敵である遺跡平原での狩猟となる。
通常のG4クエストは砂漠でのクエストなため、コチラの方が楽だろう。
- G級イベントクエストの方は若干の弱体化がされている……と思いきや、攻撃をくらうと何故かいつもより痛い。
- モーションではMH4で猛威を振るっていた噛み付き拘束の攻撃範囲が縮小され、
噛み付きそのもの(頭部)に被弾しなければ拘束攻撃に移行しない仕様となった。
一方、怒り時に頭部を用いた攻撃が全て龍属性を纏うようになり、
攻撃を食らった場合は龍属性やられに陥る。
龍属性耐性値が低い防具でデンプシーや突進噛み付きなどを食らうと凄まじいダメージを受けるので、
なるべく対策できるようにしておきたいところ。
- 最大金冠サイズだとかなりの体高となるため、太刀や大剣、笛ですら通常時の弱点である胸に攻撃を当てづらくなる。
相手の方には移動距離の増加や攻撃判定の拡大等もあり、実に厄介。
- 属性攻撃に非常に弱い特性はそのままであり、後脚に至っては雷属性が常時30%も通ってしまう。
キリン武器という属性特化にお誂え向きの装備がある武器種だと、
W属性強化を組み込んで執拗に後ろ脚を殴りまくると面白いようにすっ転ぶ。
但し、龍属性やられや怒り時の頭部の属性肉質0%化には注意。
MHW:I
- MHWorldのタイトルアップデートで通常個体が登場したことから、従来作のG級に相当するMHW:Iでの復活も噂されていたが、
その期待に応える形でマスターランク限定のモンスターとして堂々の参戦を果たした。
所謂乱入枠のモンスターとして古龍の討伐クエストを含めたMRクエストに出没するほか、
各地の探索や導きの地の調査においても素知らぬ顔で出現する。
また痕跡を集めることで、難易度M★5クエストとして調査クエストを作成する事もできる。- 今作ではMRに登場するイビルジョーは基本的に全て飢餓個体である。
一応一部のムービーといった例外はあるものの、過去作のような極めて希少な存在というわけではないようだ。
新大陸の生態系が危惧されるところである - 他の特殊個体同様、今作ではモンスターリストやターゲット欄で
「怒り喰らうイビルジョー」の名が記載され区別される。
MHXX以前ではシステム上の制約であまり呼び分けられる機会がなかったため、新鮮な気がしなくもない。 - 調査クエストで怒り喰らうイビルジョーが先頭に表示される複数クエストの場合、
「怒り喰らうイビルジョーなどの狩猟」となり、
文字数が多すぎるため若干文字の横幅が縮められるという措置が取られる。
自身の名前は11文字なので最長ではないのだが、
12文字のモンスター2種が片や古龍なので単独クエストしか発生せず、
もう一方はそもそも調査クエストが発生しない為に、
クエスト名においては傷ついたイャンガルルガ共々最長の名誉(?)を戴いている。
- 今作ではMRに登場するイビルジョーは基本的に全て飢餓個体である。
- 今作では「喰らえば喰らうほど、戦えば戦うほど強くなる」性質を持つという
完全初出にしてかなり重要な設定が、モンスター図鑑にてしれっと公開されている。
また、「本能の制御リミッターが外れてしまっている」という設定を反映しているのか、
通常個体と比較して、「碌な休息も取らず、他のモンスターへ攻撃を加える事を優先する」行動が目立つ。- この特性は通常のイビルジョーには見られない*8ものであるため、
恐らくは怒り喰らうイビルジョーに変貌したのちに獲得する性質だと考えられる。
- この特性は通常のイビルジョーには見られない*8ものであるため、
- MHWorldでの新生に伴ってグラフィックも一新された。
タタリ神染みていた激昂時のビジュアルが変更され、噴出する龍属性エネルギーの密度が減少、
最大の特徴であった爛々と輝く瞳も完全な球状ではなく、本来の瞳の形状を踏襲したものとなった。
一方で質感の向上により、龍属性エネルギーそのものはより濃密な濃紫色のガスに変貌を遂げており、
帯電した龍雷も相まってより禍々しいものとなっている。
長い年月を生き抜き、それによる戦闘の多発で返り血に塗れ、
共食いによって蓄積、制御不能レベルまで膨大化した龍属性エネルギーの影響を受けたという設定を反映してか、
怒り時の筋肉の発光色が通常個体よりも強い赤色に変化、かつ古傷の数も増加、
表皮や棘も赤黒く染まり、固有素材「歴戦の漆黒皮」の解説通りのビジュアルとなった。
日光を浴びると「金色っぽく見える」ビジュアルも健在である。
- 過剰なまでの龍属性エネルギーを蓄積しているという設定を反映してか、
MHW:Iでは上半身を攻撃した際に体皮から龍属性エネルギーが煙のように漏れ出す特殊仕様が存在する。- ちなみに、被攻撃時に内部からエネルギーが漏出する演出が搭載されているモンスターとしては
生命エネルギーの結晶たる冥灯龍ゼノ・ジーヴァが存在している。
- ちなみに、被攻撃時に内部からエネルギーが漏出する演出が搭載されているモンスターとしては
- 他モンスターに対し積極的に攻撃する性質上、当然だがダメージソースとしてもかなり有用。
特に古龍種と鉢合わせても逃げ出すことなく、むしろ積極的にダメージを与えてくれるため、
我々ハンターからするとこれほどありがたい大型オトモモンスターはいない。
単体で500ものダメージを与える地面噛み付きを2連続で行う都合上、
うまく誘導すれば一気に計1000ダメージを稼いでくれる点も有能さを底上げしている。
特に、オドガロン種はその危険度の割にイビルジョーの鈍器扱いである点が変わっておらず、
上手くイビルジョーとかち合わせることでやはり楽に狩猟可能となっている。
ただし、振り回しのダメージが段違いに上がっており、
ボーっと突っ立って眺めているだけではあっという間にキャンプ送りにされかねないので注意。- 新規にトラップ行動を身に付けたことでプレイヤーの動きを阻害する能力も向上しており、
上手く立ち回らないと魔物と敵対モンスターの波状攻撃で瞬殺されかねない。
早々に抗戦を諦め撤退する一般モンスターたちの狩猟ならさして問題ないが、
これが古龍種ともなると攻撃規模はデカイわ、全く遠慮せず居座り続けるわ、
挙句お互いの攻撃で怒り始めるわと、危険極まりない状況も十分生じうる。
総じて、古龍への対抗手段とする場合はハイリスクハイリターンな存在と言えよう。
- 新規にトラップ行動を身に付けたことでプレイヤーの動きを阻害する能力も向上しており、
- MHWorldではモンスターが怒り状態になるとエリアを跨いで追跡してくる特性があるが、
イビルジョーの場合は後述の通り怒り状態が非常に長い他、
飛び掛かりを多用して驚くほどの速さかつ非常にしつこく追いかけてくる為、
冗談抜きで怒らせると逃げきれない事もある。
他のモンスターとの同士討ちを狙う際には非常に便利だが、用もないのにちょっかいを出すのは禁物。
とはいっても一切攻撃してなくても同士討ちにより怒り出すこともある- この特性により、かなり引き離しても延々と戦闘状態が続き
いつまで経っても導蟲やモンスターライドが使えないという非常に迷惑な事態も起きる。
古代樹の森のように多層で入り組んだマップでこうなるとメインターゲットの追跡にも支障が出るので、
発見されたら下手に逃走するより、早々にこやし玉で追い払ってしまう方が良い。
とにかく狩場では遭遇したらほぼ確実に介入してくるので、
乱入を好まないプレイヤーからは非常に忌み嫌われている。 - イビルジョーに攻撃された格下のモンスターは他のエリアに逃げようとするが、
それをハンターが追跡すればほぼ常時怒り状態のイビルジョーも当然追ってくる。
そうなると狩猟対象のモンスターとイビルジョーがクエストの間中
ずっと同じエリアに居るということもあり得るため、
狩猟対象のモンスターに与えたダメージの大半がイビルジョーによるものといったことも冗談抜きで起こる。
しかし調査クエスト等でクエスト時間が普通よりも短くなっている場合は、
イビルジョーから逃げるモンスターのエリア移動をひたすら繰り返し、
無駄に時間を消費してクエストを失敗する可能性もあることに注意したい。
あまりに邪魔だと感じたら、こやし玉で追い払ったり閃光玉で目眩ましにしての時間稼ぎ、
モドリ玉でのベースキャンプ帰還による仕切り直しも検討しよう。- しかし、一部のエリアではベースキャンプの中に入っても敵視状態が解除されない。
普段は問題ないのだが、龍結晶の地の北西キャンプや、導きの地のエリア3キャンプなど、
「匍匐前進で進まなければならないキャンプ」の場合、出ようとした瞬間にイビルジョーがやってきて
何度出ようとしても、入口めがけて龍属性ブレスを撃ってくるため出られないという現象が確認されている。
戦闘状態なので翼竜ファストトラベルも使えず、他のキャンプに移動することも出来ない。
時間がなければ隠れ身の装衣を使う、閃光弾やこやし弾を上手く当てるなどの方法で打開しよう。
- しかし、一部のエリアではベースキャンプの中に入っても敵視状態が解除されない。
- この特性により、かなり引き離しても延々と戦闘状態が続き
- また、本種はご存じの通り特殊個体のモンスターであるが、
なんと歴戦の個体とその調査レポートが存在している。
今まで本種をはじめとする特殊個体は狂竜化や獰猛化等の特殊な強化の枠外に存在していたが、
今作において更なる力を得てエンドコンテンツにて立ち塞ぐこととなった。
危険度は堂々の★3、つまり歴戦古龍と同じ危険度に分類されている。
前述の縄張り争いと同様に、怒り喰らうイビルジョーが古龍に匹敵する力を持つことがここからも分かる。
なお、怒り喰らうイビルジョーと互角の縄張り争いを繰り広げる
紅蓮滾るバゼルギウスとラージャンも同じ危険度★3である。- 歴戦の個体に伴う攻撃力の上昇は言わずもがな、
最大技のチャージブレスはまともに喰らえばひとたまりもない。
カスタム強化した防具でも、防御力ダウンを放っておけば痛い目に遭う。
持ち前のタフさもあり、なかなかに歯ごたえのある強敵である。 - 一方で、怒り喰らうイビルジョーは痕跡を残す頻度が非常に高いため、
前作におけるキリン同様、痕跡集めストーカーによる、
歴戦古龍の調査クエスト集めに利用されることも。
ただしあちらと違い視界に入ると敵対し、ほとんど痕跡を残さなくなる点は要注意。
幸いなことに発見状態でも隠れ身の装衣は有効。 - 自身の危険度は3だが、危険度2の調査クエストの2頭目以降に顔を出すこともある。
この場合受注に必要なMRが100以上に引き上げられるため、自身のMRによっては
自分で入手した調査クエストを自分で受注できないという歯がゆい状態になることも。
危険極まりない魔物も狩らなければならないのに報酬が危険度2の内容なのは理不尽ではなかろうか。
- 歴戦の個体に伴う攻撃力の上昇は言わずもがな、
- 武具については、防具は直接生産、対して武器はイビルジョー武器を強化派生する形で入手可能。
防具はMHW:Iにて新生した怒り喰らうイビルジョーのビジュアルを忠実に再現した逸品。
武器は赤黒く染まるという外見の変化に加え、
過去作と同様に「溢れ出ている龍属性エネルギー」のエフェクトが追加されている。- しかし、アップデートと共に鳴り物入りで入ってきた上位と違い、
マスターランクでは乱入モンスターとしてストーリー攻略の脇で出てきてしまう影響か、
物理攻撃力はまずまず高いが属性値が上位とあまり変わらず、
また匠Lv2から紫斬れ味が登場するなど他の武器の水準までランクダウンした感が否めない。- そして物理火力で行けば尖がり過ぎてる代わりに本作最大の物理火力を叩き出すディノバルド亜種の武器や、
元々の優等生ぶりに裏ボス補正が合わさって、他の武器の居場所がないくらい強くなってしまった
悉くを殲ぼすネルギガンテ武器などが目立つため、最終武器の候補としてはかすみがち。 - ディノバルド亜種の武器は活かせる運用がほぼ一択しかないので、
マイナス会心率を打ち消す程度のカバーをして他のスキルで運用することも一応できる。
悉くを殲ぼすネルギガンテの武器は登場時期からいってエンドコンテンツの攻略用にしか使えないため、
それ以前にイビルジョー武器を使う場面は見いだせるかもしれない。
ただし、MHW:Iではティガレックスが復活するなど、物理武器の争いはストーリー時点でも
なかなか熾烈ではあるのだが……。
- そして物理火力で行けば尖がり過ぎてる代わりに本作最大の物理火力を叩き出すディノバルド亜種の武器や、
- しかし、アップデートと共に鳴り物入りで入ってきた上位と違い、
縄張り争い
- 縄張り争いおよび特殊な争いの対象が多いのは通常個体と同様だが、
怒り喰らうイビルジョーは縄張り争いが発生する対象が更に広がっており*9、
場を乱す乱入者、もとい「全てを屠り、喰らう者」として強烈な存在感を放っている。
- だがそれにも増して特筆すべきは、一部大型古龍と縄張り争いを行うという驚愕の仕様が存在する点である。
古龍種との縄張り争いは、イヴェルカーナ、死を纏うヴァルハザク、ネロミェール、
そして悉くを殲ぼすネルギガンテ の4種で確認されている。- イヴェルカーナ、死を纏うヴァルハザク、ネロミェールとの縄張り争いの内容は共通で、
古龍側が襲い掛かってきたイビルジョーを退かせるが、
イビルジョーも負けじとタックルを繰り出し古龍を押し退け、
最終的に古龍側が前脚でイビルジョーにのし掛かる形で体勢が拮抗する。
その状態のままイビルジョーは龍属性ブレスを、
古龍は自身の能力を用いたブレスを超至近距離でチャージ、
互いに相手を吹き飛ばそうとするが、結果両者が放ったエネルギーは謎の反応を起こして爆発、
爆発の余波で両者とも吹き飛び、ダメージを負う形で痛み分けとなる。
吹き飛んだ後はどちらも即座に体勢を立て直し、縄張り争いが終了する。- 古龍にさえ対抗できる怒り喰らうイビルジョーの凄まじい身体能力、
そしてその身に宿した龍属性エネルギーの強大さを改めて実感させる内容である。
怒り喰らうイビルジョーは同胞たるイビルジョーを喰らい、共食いを繰り返したことで
自身をも蝕むほどに強大かつ膨大な龍属性を獲得したとされるが、
古龍のブレスに対抗できるとあらば、エネルギーの糧となった同胞らも多少は報われるだろうと思いたい。
龍の力を封じる龍属性としての性質も、あるいはこの結果に関与しているのかもしれない。
- ブレスの衝突の最後に起こる爆発は、
今作の怒り喰らうイビルジョーの最大の大技とも言えるチャージブレスでも見られる特徴であるが、
反動で後退する程度であったあちらと違い、
相対する古龍どころか自身さえ巻き込んで吹っ飛ばす程の爆発を起こしている辺り、
通常通り放った場合とは異なる反応を起こしている可能性が考えられる。
- 古龍にさえ対抗できる怒り喰らうイビルジョーの凄まじい身体能力、
- 悉くを殲ぼすネルギガンテとの縄張り争いは専用モーションの豪華仕様。
まず怒り喰らうイビルジョーが先制、悉くを殲ぼすネルギガンテの首筋に齧り付くが、
ネルギガンテは直ぐさま右腕でイビルジョーを地面に叩き伏せる。
これで終わりかと思いきや、なんとここでイビルジョーが力づくで不利な体勢を打破、
ネルギガンテに再び喰らい付いた勢いのまま押し倒し、振り回してダメージを与える。
だが対するネルギガンテが黙っているはずもなく、
今度は空中にてキングコングよろしくイビルジョーの顎を強引にこじ開け、
そのまま滞空滅尽掌を繰り出しイビルジョーを捩じ伏せてダメージを与える。
その後はイビルジョー側が即座に体勢を立て直し、両者引き分けに終わる。- まさに暴力と暴力のぶつかり合い、怪獣映画もかくやの大乱闘であり、
判明している全縄張り争いの中でも屈指の迫力を誇る対決となっている。
形勢が一転することからも判る通り、互いのパワーはほぼ拮抗しているらしく、
あの悉くを殲ぼすネルギガンテに対して真っ向から激突、
あまつさえ一時的にとはいえ勝負の天秤を優勢に傾ける様は圧巻の一言。
また、縄張り争いではないが今作のイビルジョーは古龍と同じフィールドに出現する仕様上、
古龍の死骸を捕食する様子が観察できる。
- まさに暴力と暴力のぶつかり合い、怪獣映画もかくやの大乱闘であり、
- イヴェルカーナ、死を纏うヴァルハザク、ネロミェールとの縄張り争いの内容は共通で、
- 2019年10月10日の大型アップデートにて、遂に最恐コンビの片割れたる金獅子ラージャンが参戦。
全国のハンターが心待ちにしていたであろう、(怒り喰らう)イビルジョーvsラージャンの縄張り争いが遂に実装された。- まずは双方相向かって雄叫びを上げ、縄張り争いの幕が上がる。
真正面からぶつかり合う両雄だが、飛びかかって来たラージャンに噛みつき、
なんとあのラージャンを軽々と持ち上げて凄まじい勢いで地面に叩きつけ、
更にはバゼルギウスよろしく強引に振り回して掲げ上げる。
だが古龍級生物同士の縄張り争いが一筋縄でいくはずもなく、
対するラージャンは咥え上げられながらもその双腕でイビルジョーの顎をこじ開け、
そのまま荒ぶる黄金の獅子へと変貌、恐暴竜の顔面に強烈な一撃を加えて叩き伏せる。
ヒエラルキーの頂点同士が繰り広げる迫力満点の争いは必見。
ネルギガンテのように首筋に齧り付いたイビルジョーを右腕で押し倒す流れは存在せず、
それに伴い取っ組み合いから振り回しまでの流れもやや異なっている。 - まずは双方相向かって雄叫びを上げ、縄張り争いの幕が上がる。
- 特殊な争いの後、モンスターを咥えて武器にしている状態での攻撃についても、
通常個体同様の攻撃モーションに加えて新規モーションが追加されている。
新規のモーションは2つで、何れも「軽く地面に叩きつけて攻撃する」、
「地面に叩きつけてすぐ、薙ぎ払うように一回転する」という、
凄まじい筋力を活かした素早い動作、後者は加えて攻撃範囲も兼ね備えたモノとなっており、
今までの、大振りな武器攻撃を思い浮かべている程巻き込まれやすい。
勿論、武器が存在する故に威力が高い点は従来の武器攻撃と変わっておらず、総じて危険度が上がっている。
戦闘能力
- 「怒り喰らう」という名称に相応しく、龍強化状態への移行が極めて早い。
ある程度反撃を受けていよいよ憤怒を露わにする、という印象も強かった旧作から一転、
今作ではハンターやモンスターから軽く抵抗されただけで即座に魔物モードに突入してしまう。
加えて怒りの持続時間が異常なまでに長く、後述の強制解除をしなければほぼ常時魔物状態となる。
解除すると同時に疲労状態になることが非常に多い。
そしてその疲労状態も非常に短く、1分と経たずにまた激昂状態に突入する。- 普段から怒っているが、激昂状態でなければクラッチクローは普通に通用する。
しかし、上記の性質上、クラッチクローのぶっ飛ばしによるダウンがほとんど狙えない。
逆に、挑戦者スキルとの相性は抜群にいいと言える。
睡眠が異常に有効で、属性値の高い武器なら2、3回は普通に眠らせられる。
さすがに後になると耐性が付いてしまうが、睡眠武器を担いで行けば、
起き抜けのぶっ飛ばしによるダメージ稼ぎを積極的に行える。
また、他のモンスターをぶっ飛ばしてイビルジョーにぶつければ、
怒り状態かどうかに関係なくダウンを奪えるので、戦闘エリアにモンスターが来たら
ぶっ飛ばしを狙ってみるのも選択肢に入る。
- 普段から怒っているが、激昂状態でなければクラッチクローは普通に通用する。
- 従来は行動速度および各モーションの強化といった形で通常個体と差別化されていたが、
今作では通常個体をより強化しつつ、膨大な龍属性エネルギーを自発的に活かした戦闘スタイルとなった。
その口と牙を用いた攻撃に龍属性のガスを同時に噴射させる事で龍属性を付与したり、
攻撃後にガスを少し漏らすことで迂闊に近づいたハンターを龍属性で蝕むなど、
純粋な肉弾戦を好む、今までのイビルジョーからは考えられない行動を頻繁に見せる。
固有の新モーションもこの膨大な龍属性エネルギーを積極的に用いたものとなっており、
地面にブレスを噴射し、入ったハンターを徐々に蝕む龍雷ガスを残留させてトラップとして機能させる龍ブレス【設置】や、
今までにありそうでなかった*11直線ブレス、
そして一点に集中させてブレスを噴射し、反動で軽く後退する程の爆発を起こす
チャージブレスである圧縮爆破龍ブレス【爆破】も会得している。- その中でも特に直線龍ブレスは危険な技であり、
その威力や射程もさることながら、予備動作とブレス時で標的を変えるという仕様になっており、
オトモや他のハンター、そして別のモンスターの方を向いて予備動作をしていると思って油断していると、
突然こちらを向いてブレスを放ってくる事がままある。勿論逆のパターンもある。
真後ろにいる対象にも当てにくるほど振り向き角度が広いので、
怒り喰らうイビルジョーの動きには常に注意をそらさないようにしておきたい。
狭い通路が多く、混戦が起こりやすい導きの地などだと、
怒りやすい特性や多少の地系なら貫通するブレスの性質もあってかなり危険。
- その中でも特に直線龍ブレスは危険な技であり、
- 溢れ出る龍属性の蝕害による物か、
怒り状態時に頭部~首元に接近するだけで、結構なスリップダメージを受けるようになる。
その為、クラッチクローで頭部か背中に張り付くとみるみる体力が減っていく。
怒り状態が長く、ぶっ飛ばしダウンを取りにくいのであまり狙う事はないが、
特殊怯みを延長させたい場合は自身の残り体力に注意が必要。
ちなみに、このスリップダメージは耐龍の装衣を着用している間なら無効化する事が可能。
今作では大量の龍属性エネルギーを振り撒く行動を多用するので、十分候補に入るだろう。
- もちろん肉弾技も大きく強化されている。
- 拘束攻撃とは別の飛び掛かり攻撃がモーション変更され、
何とあのアンジャナフ亜種が自信の切り札として使う帯電噛み付き突進と同じモーションを、
尚かつ多用するようになり、半端に距離を取ろうとするハンターに対してはこの技で積極的に距離を詰めてくる。
着地時にはその巨体でゴロンと横転*12するためなかなかの大迫力だが、
今作のイビルジョーの攻撃にしては珍しく見た目ほど判定は広くない模様。
また、アンジャナフ亜種のそれと比べて威力は高過ぎる程でもない。 - 他には、強叩きつけに似たモーション(若干速い)で頭部を叩きつけたあと、
頭部を振り上げる際に大きく横に薙ぎ払う攻撃が追加。
あくまで判定は頭部のみであり懐は安全だが、強叩きつけがピンポイント攻撃の性質が強かった分、
そちらと見誤って避けたつもりでいると薙ぎ払い部分に被弾しやすい。
- 拘束攻撃とは別の飛び掛かり攻撃がモーション変更され、
- 一方イビルジョーの特徴的な攻撃の一つである踏みつけについて、付属する振動の範囲が大幅に小さくなっている。
上位の通常個体では、近接武器では耐震が欲しくなる程度には広い範囲ではあったが、
MRの特殊個体のそれはわざと踏みつける脚に接近するぐらいしないとよろめきを受けないほどである。
耐震スキルの重要度は低いだろう。
- そして、対モンスターの追撃としても活用していた強叩きつけを怒り時限定で2連続で行う。
総攻撃時間が伸びるために、他モンスターがダウン復帰したタイミングで強叩きつけ2回目が重ねられ、
再度のダウンで半ばハメてしまうほどの暴れぶりを見せる場合も。
また、叩きつけ後に頭部を振り上げる際にも攻撃判定が発生するのは通常個体と同様だが、
こちらは龍属性エネルギーを漏らしながら振り上げるために範囲が拡大している。- 叩きつけ後の頭振り上げ時に漏れ出るブレスには多段ヒット判定が出ており、
不動の装衣や転身の装衣を着て頭に貼り付いていると、この多段判定が全て直撃するため、
あっという間に体力が無くなってしまう。
装衣を着ているからといって無暗に頭に貼り付くのは自殺行為なので要注意。
- 叩きつけ後の頭振り上げ時に漏れ出るブレスには多段ヒット判定が出ており、
- MHWorld仕様の通常個体では拘束攻撃および疲労状態での噛みつきにのみ付与されていた防御ダウン効果だが、
怒り喰らう個体の場合、怒り状態であれば頭部を用いたあらゆる直接攻撃に付与されている。
先述の飛び掛かり攻撃も頭部での攻撃扱いのようだ。
- 地味ではあるが拘束攻撃の頻度もかなり上がっており、
「脚にクラッチクローでくっついていれば余裕」とタカをくくっていようものなら、
あっという間に押しつぶされた挙げ句、咥え上げられてしまう。- イビルジョーの体に触れていると必ず拘束モーションに移行するので、
尻尾に零距離をキメていたスラアク使いが頭に瞬間移動して拘束されることがある。
尻尾を切りたいあまりイビルジョーの行動を見ていないと、他人狙いの拘束に巻き込まれてしまうこともざらにある。
頭や脚なら拘束されても納得できるが、尻尾でどうやってハンターを捕らえているのだろうか…
十中八九アイツのせいだろうが。 - 上位までと違い、拘束攻撃がガード強化を貫通するようになっていることに注意。
尤も、きちんと警戒していれば避けるのは難しくないため、初見殺し的な要素が強いか。
ぶっ飛ばし狙いで石ころなどを装填しておくメリットが薄い分、
スリンガー弾は極力怯ませ効果のあるものや閃光・こやし弾を予め装填しておこう。
総じて通常個体は勿論のこと、過去作の怒り喰らうイビルジョーとすらまるで異なる戦闘スタイルとなっており、
以前の作品で慣れ切ったハンターでも度肝を抜かれる行動が多数存在する。
一方で暗黒盆踊りと岩飛ばしはオミットされた。- 拘束攻撃は回避されると隙を晒す場合がある一方、そのまま直線ブレスに繋げてくる事もある。
この行動が厄介なもので、拘束攻撃を回避できてもうっかり振動で動きを止められると
その後の直線ブレスの被弾がほぼ確定する。
- イビルジョーの体に触れていると必ず拘束モーションに移行するので、
- カウンター動作中に追撃を決めて特殊ダウンを取ると弱体化する特性は怒り喰らう個体でも健在。
しかしそこは魔物、カウンター追撃を一度決めた程度では大きな隙を晒すだけの場合がある。
概ねカウンター初回は特殊ダウンを取れるが、以降は合間に特殊怯み*13を挟んでのサイクルとなり、
カウンター追撃を二回成功させることでようやく転倒、弱体化することが多いようだ。
何らかの条件次第なのかランダムなのか、カウンター初回に特殊怯みという場合もある。
怒り喰らう個体は絶命か、捕獲による鎮静が成されるまでは筋肉隆起状態を維持するため、
特殊ダウンによって発生する弱体化は怒り状態の強制解除となっている。
ぶっ飛ばしを意図的に狙うことができる数少ない機会だが、
それまでに少しでも別の攻撃を加えると再び怒り状態になってしまう。- 放っておけば超長時間怒り状態が持続する本個体にあって、
怒り状態の強制解除という重要なギミックに関わるためか、
通常個体と比べてカウンター追撃は非常に決めやすくなっている。
具体的にはカウンター前の予備動作が長くなり、カウンター攻撃かを判断して範囲から退避しやすくなった。
また、追撃成立のための必要ダメージもかなり低くなったようで、一撃が軽めの武器でも成功させやすくなった。
通常個体ではほぼあり得なかったが、多少威力のあるスリンガー弾なら1発分のダメージでもカウンターが成立する。
なんなら地面に焚いておいたスリンガー松明弾の炎に触れただけでも成立する為、
あちこちに松明を焚いておく必要のある瘴気の谷の下層エリアでは
「ハンターは何もしてないのに勝手にカウンターが成立していた」なんて事も度々発生する。
- 放っておけば超長時間怒り状態が持続する本個体にあって、
- 攻撃面が強化されている反面、肉質が過去作と比べて非常に良心的になっており、
元々軟らかかった胸部は勿論、頭や脚、尻尾といった凡そ攻撃を当てられる部位全般が軟らかくなっている。
特に頭は非怒り時でも軟らかく設定されており、部位破壊が狙いやすくなっている。
もっとも、体力自体は高いのでタフであることに変わりはないが。
また、雷属性に弱いのも相変わらずで、剣士が基本的に狙うことになる胸は雷30となかなかの数値。- 過去作にあった怒り状態の頭部は属性ダメージを無効化する仕様もなくなった。
ちなみに頭部に関しては雷属性より龍属性の方がよく通るようになっているため、
頻繁に落とすスリンガー滅龍弾を当てるなら頭部が狙い目である。 - 肉質の数値だけでなく、過去作ならびに上位の通常個体と比較して弱点の胸部の判定が大幅に広くなった。
攻撃が胴体や前脚に吸われづらくなったため、以前ほど精密に狙う必要もなく立ち回りが楽になっている。 - とはいえ、怒り喰らうイビルジョーとの戦闘では龍属性やられになりやすく、
それでは雷属性の意味がないので、龍耐性20以上or属性やられ耐性Lv3の発動を強く推奨する。
特に、真・属性会心が発動するシルバーソルシリーズは、
龍耐性も高く、ネコ飯や耐龍珠1つで龍耐性20に到達できる。 - 加えてやり込みが進み、こちらの火力が高まってくると共に胸へのダメージで蓄積するカウンターと
クラッチクロー用の特殊怯みの怯み値が怯み中に超過しないことが災いし
特殊怯み→怯み終了後カウンター→カウンター成功で怯みorダウン→終了後特殊怯み…と言った
ダウンループが発生することが割とある。
マルチプレイの場合は1人がクラッチ要員になれば他のメンバーがクラッチ怯み中に胸へ集中攻撃すれば
まずカウンターを誘発できるためほぼイビルジョーがサンドバッグと化す。
しっかり打ち合わせした凄腕4人で歴戦の個体を1分台捕獲なんて動画もあり、
意思疎通が取れない野良でも割と発生するため、危険度3の中では好んでイビルジョーを狩る者もいる。
特に、初期位置固定で落石もあり乱入が少ない渡りの凍て地の調査レポートが人気の模様。 - ただしその攻撃力は古龍に匹敵するほど凄まじく、
直線ブレスに被弾するだけでも簡単に半分以上削られる。
また、他の大型モンスターに500ダメージを与える怒り時の2連叩きつけに関しては、
体力増強をつけていないと即死する可能性すらあるほど。
ガード不可能の拘束攻撃後に確定で打ってくるので、拘束攻撃には特に気をつけたい。
- 過去作にあった怒り状態の頭部は属性ダメージを無効化する仕様もなくなった。
派生作品
MHXR
- Ver8.0にて実装された。
属性は通常個体と同じく水属性だが、水属性要素が全く見られなかった(強いて言えば唾液だろうか?)
通常個体とは異なり、水を用いた新たな技を扱うようになっている。
- 本作では別名「兇暴竜」と呼ばれる。
MHXRでは素材体系の関係上、モンスターの別名を明記する必要があり(「歴戦の漆黒皮」などにはできない)、
「恐暴竜」のままでは通常個体と区別がつかなくなってしまうためと思われる。
- 基本的な動きは通常個体と同じだが、
怒り喰らうイビルジョーは「暴流ブレス」と呼ばれるブレス攻撃を使用する。
口元に龍属性エネルギーと水を溜め込んでから吐き出すブレスで、
被弾すると被ダメージアップ状態とずぶ濡れ状態を併発してしまう。
非怒り時では通常の龍ブレスと同じなぎ払い型のみ使用する(ただし範囲が恐ろしく広い)が、
怒り時だと直下に吐きかけて足元を一掃する型も繰り出すようになる。
その光景は、熱線を地面に向けて吐き、その勢いで上空に向かって飛行するスペースゴジラを彷彿とさせる。
特に怒り時はチャージ中に姿勢を見極め、足元へ移動するか離れて回避するかを判断しよう。- 唐突に使用するようになった水だが、
もちろんイビルジョーには水袋などの器官は確認されていない。
被ダメージアップ効果がある点から考えると、もしかすると物凄い量の唾液なのだろうか…- 水辺での一部の肉弾攻撃にもずぶ濡れ効果が含まれている事を考えると、
ブレスの勢いで周囲の水も巻き上げているとも考えられる。
ブレスは水のない地面でもずぶ濡れ効果を持つのでやっぱり唾液の可能性が高い
- 水辺での一部の肉弾攻撃にもずぶ濡れ効果が含まれている事を考えると、
- なお、イビルジョーの別名や元が龍ブレスであることから勘違いする方もいるかもしれないが、
「暴竜」や「暴龍」ではなく「暴流」なので注意。 - ちなみに通常の龍ブレスも普通に使用してくる。こちらには特に状態異常効果はない。
- 唐突に使用するようになった水だが、
- 武具については防具のグリードシリーズが、強襲クエストのモンスターとしては初の★6防具となっている。
また、同アップデートより実装された「覚醒スキル」にも対応している。
MH-R
- 通常個体に続き龍天災クエストの相手として登場。
クエストを制することでタマゴが入手できる。
- 別名は、モンスター説明文では通常の「恐暴竜」表記だが、
龍天災クエスト名などでは「兇暴龍」表記が用いられている。
- 属性耐性は雷が-100%、龍が-75%、それ以外が0%。
雷属性および龍属性で、なおかつ理由は後述するが遠距離攻撃主体のタッグでPTを構成するのが基本となる。
- 攻撃技は、無属性単体攻撃の「フェイタルクラッシュ」以外は全て龍属性なので、
龍耐性の高いPTならば序盤のうちは大抵の攻撃を安定して受けられる。
しかしターン経過により与ダメージ量を高める特性効果が発動していくうえ、
HPが減ると2回行動が解禁されるようになるため、
たとえ万全な龍属性対策を施したPTであっても、
長期戦になると一気にゴリ押されて負けてしまうことも十分ありうる。
- ならばと高火力技やランクダウンを駆使して短期決戦を心がけたいところだが、
特性効果の「歴戦の漆黒皮」は近距離技による被ダメージ量が減少する効果を持ち(難易度により変動)、
更に「奮起の咆哮」を使用されるとランクダウンが解除、
HP減少後の形態変化以降はそもそもランクダウンが効かなくなる。
こちら側のランクアップに影響は与えないので、
攻撃ランクアップなどを安定して付与できるタッグを採用したい。
- 状態異常は毒のみ有効。
特性効果の「抗毒体質」によりダメージが軽減されてしまうので、
ダメージソースとしては過信はできないが、
毒状態中はランダム3回龍属性攻撃+HP回復の「スパイクイーター」を使わなくなるので、
狙っていく意義は十分ある。
オトモン
- タマゴの柄は通常個体とほとんど同じだが、
赤色の模様がぼんやりと光っているようなデザインとなっている。
- 説明文によると、絆を結べたとしても暴走を完全に制御することはできないと断言されており、
ひとつ間違えばライダーですら捕食対象としてみなされてしまうという。
- 属性耐性は、雷が-60%、龍が-25%なのは龍天災クエストと概ね共通の設定だが、
水は60%、氷は25%と優秀。
メインシリーズでは特に水・氷耐性に優れるという訳ではない(というか全属性にまんべんなく弱い)のだが、
水属性となっているMHXRのイメージからだろうか?
- ステータスはひとことで言えば超攻撃特化。
攻撃補正値が最大強化で怒涛の318%、速さは312%にもなり、
オトモン特性も火力を強化するものが多いという徹底的なまでの速攻型配分となっている。- しかし、攻撃はいいが速さが高すぎるというのは考えものでもある。
たとえばイビルジョーとのタッグに攻撃ランクアップなどをかけてから行動させたいという場合、
同一ターン内でそれを行うには必然的にこちらよりも速さの高いタッグでなければならない訳だが、
それができるタッグ構成は割と限られる。
そのため、初動の火力ではランクアップを先んじてかけられるタッグの方が上回る場合もある。
- しかし、攻撃はいいが速さが高すぎるというのは考えものでもある。
- 技にも優秀なものが揃っており、
敵全体に龍属性の遠距離攻撃を行い、なおかつ自身の攻撃ランクをアップさせる「イビルクエイク」、
その攻撃ランクアップが味方全体へ及ぶようになった「ブルータルクエイク」などがめぼしいところ。
また、敵対時の「奮起の咆哮」を色々と強化したような性能の「リセットシャウト」なる技も持ち、
敵味方全体のあらゆるランク変動を打ち消す効果がある。
敵対時に使ってこなくてよかった。
相手がどうしようもないほどのランクアップをかけてきた状況などで有用だが、
イビルジョー自身による味方の攻撃ランクアップを消すことにもなりかねないので、
使い所には注意が必要。
余談
- ハンター大全4では、怒り喰らうイビルジョーにも個体差が存在するという旨の記述がある。
バリエーションとしては電気状の龍属性オーラを全身に纏う個体、
頭部から背中にかけて、噴出させるオーラが血しぶき状になっている個体、血煙状になっている個体等が存在するらしい。
MH3G~MH4Gでは血しぶき状に噴出させる演出であった一方、
MHX(X)では龍属性オーラが若干血煙状になっており、この設定の影響を感じさせる。
MHW:Iでは黒い煙を纏ったかのような姿に変貌するが、これも個体差によるものなのだろう。
- 見た目が見た目なので殺意の波動に目覚めたイビルジョーとか言われる事も。
元ネタは言うまでもなく、ストリートファイターの殺意の波動に目覚めたリュウ。- 後に、ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2012年7月号に、
スタッフの藤岡要氏による怒り喰らうイビルジョーの詳細な生態
(怒り喰らう=年老いたイビルジョーであることなどについて)が掲載されたのだが、
藤岡氏は、同インタビューで「殺意の波動に目覚めた~」という呼称を、
「イメージから遠からず」と肯定気味に述べている。 - ちなみに、相方のラージャンは「ストリートファイター」シリーズの
豪鬼的な存在というコンセプトでデザインされたらしい。
- 後に、ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2012年7月号に、
- 怒り喰らうイビルジョーは、見た目こそ恐ろしいものの、
MH3Gで初めてのハンターパックのパッケージに描かれるという大役を受けている。
- 上記の通りゲーム中で専用アイコンが用意されたのはMH4からだが、
MH3Gの時点でファミ通や当時のグッズのクリアファイルなどに専用アイコンが記載されていた。
デザインは通常個体のアイコンの緑や青をオレンジや茶色に置き換え、
周りに電気のようなオーラが書かれたものであった。- このアイコンだがMHXRにて使用されており、数年の時を経て初めてゲームでお目にかかることになった。
MHXRがMH3Gベースの作品であるからであろうか?
上記のファミ通の件などを知らない人からすれば、
オレンジ色になったジョーのアイコンは違和感を感じるかもしれない。
- このアイコンだがMHXRにて使用されており、数年の時を経て初めてゲームでお目にかかることになった。
- MH3仕様のMH3Gは、モンスター同士の同士討ちダメージが大きいので、
怒り喰らうイビルジョーと他のモンスターと同時戦闘をしていると、
いつの間にかイビルジョーがイビルジョーのような魔物になっている事が頻繁に起こるらしい。
- この怒り喰らうイビルジョーも、通常のイビルジョーと同じく頻繁に罠肉を食べるのだが、
怒り状態の時に眠り生肉を食べさせると、なんと目を開けたまま眠る。
あの不気味に爛々と輝く瞳をこちらに向けたままいびきをかくのである。
一体どんな状態で眠っているというのだろうか?
ちなみに、怒り状態でなければ普通に目を閉じて眠る。
もしかしたら、目を閉じていても輝くほどのエネルギーが巡っているのかもしれない。
MHXでは普通に目を閉じて眠るようになった。
- 見事狩猟に成功すると、「飢え渇く恐暴竜の血」という勲章が手に入る。
- 概要の通り正式名称は「怒り喰らう」であるが、
MH3Gでは、クエスト終了時の精算やギルドカードの履歴では「イビルジョー飢餓」と記載される。
一方、「怒り喰らう~」表記のMH4では、表記が11文字になる関係でギルドカードで表示欄を1文字はみ出す場合がある。
MHXXまでは、モンスター等の名称に10文字以内という暗黙の制限があったことは間違いなさそうである。
- 概要の通り正式名称は「怒り喰らう」であるが、
- MHFでは"怒り喰らうイビルジョー"は実装されていないが、
オリジナルの派生形態として'"餓え喰らうイビルジョー"、"極み喰らうイビルジョー"が登場する。
後者は突然変異によって全く姿が異なるが、前者は外見だけなら怒り喰らうイビルジョーそのものである。
これらの詳細はモンスター/イビルジョー/派生作品を参照のこと。- 餓え喰らうイビルジョーについては、公式ニコニコ生放送において視聴者のなかから質問を取り上げる形で
「怒り喰らうイビルジョーとジンオウガ亜種のどちらを実装してほしいか」というアンケートが取られ、
そのとき得票率の高かった怒り喰らうイビルジョーと同じ外見の派生形態として実装された経緯がある。
- 餓え喰らうイビルジョーについては、公式ニコニコ生放送において視聴者のなかから質問を取り上げる形で
- 発表当初の時期に就任した総理大臣のモットー「ドジョウ演説」をもじってか、怒ジョーと呼ばれることもある。
既にその総理が退任した現在でも、ニュアンスが伝わりやすいためか通称として残っている。
素材
- 通常個体との共通素材が多いものの、唾液は入手できない。
また、剥ぎ取りでなければ入手ができない素材と捕獲しなければ入手できない素材があるため、
どちらが必要なのかに応じて討伐するか捕獲するかを決めた方がいいだろう。
- 極悪な牙
- 異常なまでに発達し、あらゆるものを噛み砕く、まさに極悪という表現がぴったりの極大牙。
堅固な材質で武器によく使われる。- 「極悪な牙」はMH3Gでは通常のG級イビルジョー素材の1種類であったが、
MH4Gでは怒り喰らうイビルジョーの専用素材となっている。
その仕様変更により4Gで「恐暴竜の重牙」という素材が追加され、こちらがG級通常種固有の素材となっている。 - MHXRでは「兇暴竜の牙」という名称で登場する。
- 「極悪な牙」はMH3Gでは通常のG級イビルジョー素材の1種類であったが、
- ドス黒い血
- イビルジョーの中でも特に強い飢餓感に襲われた個体からのみ手に入れる事ができる血液で、
その名の通り異様なまでにどす黒い*14。
特殊な材質で扱うには技術が必要。
これは龍属性エネルギーの影響であり、元々度重なる共食いで、他のイビルジョーを喰い、
そのイビルジョーの龍属性エネルギーが血液の中に蓄積されていたことに加え、
興奮状態の時には自身でも龍属性エネルギーを制御しきれなくなり、
体内に大量の龍属性エネルギーが溢れ出してしまうためとされている。
正に暴食の権化であるイビルジョー自身の象徴であり、見ていると血が襲い掛かってきそうな錯覚に陥る。
この血で鍛えられた武具は非常に高い性能を持つが、持ち主は果てしない流血の道を歩む事になるという。- なお、剥ぎ取りでは入手できない点には注意。
上でも書かれているが、「ドス」黒い血ではなく、「ドス黒い」血である。
- なお、剥ぎ取りでは入手できない点には注意。
- 歴戦の漆黒皮
- MH4で初登場した怒り喰らうイビルジョー専用の素材その2。
表面のぬめりに磨きがかかっており、タールのようであると表現される。
また、深緑色であるはずの皮は漆黒になっており、それが気の遠くなるような数の
獲物の返り血によるものなのかすら判別できないようだ。
極めて強靭な個体のものは「血戦の漆黒皮」と呼ばれ、イビルジョー自身が絶命しない限り、
決して乾くことがないと言われているほど、多くの血を含んでいるという。
MHXRでは「兇暴竜の皮」という名称で登場する。- なお、これらはドス黒い血とは反対に捕獲報酬では入手できない。
- MHW:Iではマスターランク限定で本素材が復活したが、通常の個体からは入手できず、
導きの地の歴戦個体からのみ入手できると言う形になっている。
何故ならば、導きの地の歴戦素材は全て「歴戦の○○」という形式の名前になっているため、
通常の導き限定素材である「血に染まる漆黒皮」がその法則に沿って名前が変化し、
偶然「歴戦の漆黒皮」が名前だけ復活した形になっている。
その為、レア度や説明文が従来とは全く異なる。
- 兇暴竜の骨
- 怒り喰らうイビルジョーの骨。
MHXRで追加された固有素材。
- 兇暴竜の水冷玉
- 怒り喰らうイビルジョーが持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。
関連項目
モンスター/イビルジョー
モンスター/イビルジョー/派生作品 - 派生作品における特殊個体などの記述あり。
防具/バンギスシリーズ - この個体から得られる素材を使った『グリードシリーズ』についてもこちら。
武器/イビルジョー武器 - イビルジョー素材を用いた各武器へのリンクあり。
BGM/イビルジョー戦闘BGM
クエスト/最恐の果て
クエスト/凍土に満ちる狂気
クエスト/OP・最強の宴 ‐ 飢餓イビルジョーと激昂ラージャンの闘技場での同時狩猟という悪夢のようなクエスト
モンスター/激昂したラージャン ‐ 同ポジションのモンスターその1。
モンスター/紅蓮滾るバゼルギウス - 同ポジションのモンスターその2。
モンスター/奇しき赫耀のバルファルク - 同ポジションのモンスターその3。龍属性エネルギーに蝕まれ特殊個体と化した後輩。