モンスター/隻眼イャンガルルガ

Last-modified: 2024-03-10 (日) 17:13:11
種族
鳥竜種(竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 耳鳥竜上科 ガルルガ科)
二つ名
隻眼(せきがん)
英語表記
Deadeye Yian Garuga
危険度
MHX・MHXX:★6
登場作品
MHX, MHXX, MH-R
狩猟地
森丘, 古代林, 地底火山, 遺群嶺, 密林, , 禁足地

目次

特徴・生態

常に生傷が絶えないほど闘争に明け暮れる生態を持つ黒狼鳥イャンガルルガの中でも、
特別に好戦的且つ狂暴な性質を持った極めて危険な個体。
頭部には過去に経験した死闘の激しさを物語るような大きな傷が残されており、
この傷によって耳の一部や左目を損失してしまっている事から≪隻眼≫の二つ名で呼ばれる。
片目を失おうともその闘争心が尽きる事は無く、むしろ気の遠くなるほどの数の戦いを経験した事で
通常の個体とは比較にならないほどに戦闘力は研ぎ澄まされ、危険性も相応に増している。
なお、健在の右目は常に赤く妖しい輝きを放っており、頭が動く度にその輝きが赤い軌跡を残す。
通常のイャンガルルガと比べてやや小柄な傾向がある。
これは戦闘においては体格やパワーで劣りやすくなる弱点となり得るが、
隻眼イャンガルルガは逆にその小柄な体格を活用した独自の戦法を取り入れ、自身の戦力を増強しているという。
外殻も一層強度を増し、脚力や翼の力、肺活量などもより発達しており、
そしてそれらが生み出す運動能力も通常の個体とは一線を画す。
特に低い体勢で力を溜めた後、それを一気に解放する全力の突進攻撃は
駆け抜ける隻眼イャンガルルガの周囲に烈風が生じるほどの勢いとなり、如何なる障害をも薙ぎ倒す。
翼や尻尾には苔生したような薄緑色が差しているが、これは体内に保有する激烈な毒素の影響とされる。
イャンガルルガの尻尾には強い出血性の毒が含まれるが、
隻眼イャンガルルガのそれは「劇毒」と呼ばれるほどに濃度が高まっており、
その尻尾に打ち据えられれば即致命傷となりかねない。
以上のような戦闘能力と百戦錬磨の戦闘経験に裏打ちされた実力は相当なものであり、
場合によっては熟練のハンターやパーティでさえも「狩猟される」側に追い込まれる。
その危険性は並大抵の大型竜を軽く凌駕し、
最早金獅子ラージャンや恐暴竜イビルジョーなどにも比肩しかねないとも語られるという。
かつて、この個体に遭遇した古豪のハンターを取材した際、
油断するな…!狩人としての経験と実力はこのワシよりも高い!
と彼に言わしめていた。これもまた隻眼個体の実力の高さを裏付けるものである。
多彩な技による嵐のような猛攻は敵の反撃を簡単には許さないほどに激しいが、
流石の隻眼イャンガルルガもスタミナまで無尽蔵とはいかない。
運動能力が大きく上がっているとは言え、あまりに激しく暴れ回るためにスタミナの消耗も激しく、
体力が追い付かなくなるとやや動きが緩慢になり、付け入る隙が生じやすくなるらしい。
しかし、隻眼イャンガルルガもそのような自身の弱点を自分なりに分析しているのか、
とにかく惜しみなく大技を繰り出し、短期決戦に持ち込もうとする傾向が強い。
攻め手を間違えれば瞬く間に叩き伏せられてしまうため、決して油断はできない。
通常個体を遥かに上回る圧倒的な戦闘能力から、
ハンターズギルドではこの個体について特別措置を設けており、
ギルドから特別な許可を得なければ狩猟に向かうことは許されない。
なお、無数の傷跡が見られる隻眼イャンガルルガの鱗や甲殻からは独特な重圧感が漂っており、
その素材を用いて作成された武具には隻眼の魂が宿り、一般的な武具とは一線を画す力を秘めるとされている。

概要

  • 黒狼鳥イャンガルルガの“二つ名持ちモンスター”。MHXにて初登場した。
    • MHX発売前は公開されていなかった二つ名持ちモンスターのうちの一体。
      同作ではMHP2G以来となる「傷を負っていない状態のイャンガルルガ」が登場している。
      一方でMHP2Gにて"傷ついたイャンガルルガ"と称された傷のある個体については情報がなく、
      発売後にその個体を連想させる二つ名持ちモンスターが存在することが発覚した。
  • 隻眼の二つ名の通り、左目が通常個体の部位破壊後のものよりも大きく抉れており、
    更に痛々しくも恐ろしさを醸し出した外見となっている。
    MHXに傷有りガルルガは登場しないと思い込んでいたハンター達を驚かせた。
  • では、傷有り個体がそのまま二つ名持ちモンスターになったかというとそうではない。
    苔むしたように緑掛かった翼膜と尻尾、尻尾の棘から滴る毒々しい赤い液体、
    そしてナルガクルガ怒り喰らうイビルジョーもかくやと言うほどの赤い残光を引く爛々と輝く眼球と、
    今までのイャンガルルガと同種とは思えないほど禍々しく、おぞましい容貌をしている。
    鳴き声もノイズが混じったような声に変化し、禍々しさに拍車がかかっている。
    その容貌はまさにゾンビと言うべきか。
    奇しくも、次回作ではゾンビを思わせるモンスターが登場した。
    • ここまでの変貌を遂げた理由は、命を賭した激しい戦いを幾度も経験したからであるらしい。
      モンスターリストによれば老獪なハンターですら一目置くほどの並々ならぬ戦闘経験を蓄えるとされる。
      MH4(G)でメインシリーズ復帰を果たしたイャンガルルガの手強さは広く知られており、
      その実力は計り知れないものとなっている……はずだった。
    • なお、通常のイャンガルルガよりも全体的に小さい
      通常個体よりも巨大化する事が当たり前の二つ名持ちモンスターの中では極めて異例である。
  • 危険度は通常個体から1段階上がり、堂々の★6
    つまりリオス希少種、並びに古龍級生物であるラージャンやイビルジョーと同格である。
    通常のイャンガルルガは(鳥竜種最強の実力者とはいえ)大型飛竜種と同格止まりであったことを考えると、
    明らかに隻眼イャンガルルガが同種の中で逸脱した存在であることが分かる。
    まあこれに関しては他の多くの二つ名持ちモンスターも同様だが。
    • もちろん、計り知れないほどの死闘を繰り広げた経験もあるのだろうが、
      単純な戦闘経験だけでこれほどまでの実力を獲得できるとは考えにくい
      (上述した古龍級生物など、戦闘経験程度では埋め難い実力差を持つ強敵も存在するため)。
      体色の違いなども考慮すると、隻眼イャンガルルガはイャンガルルガの中でも特殊な個体であり、
      元来非常に高い戦闘力を誇る個体が、更に凄まじい数の戦いを経験した状態なのではないかと思われる。
  • 特殊許可クエストの「隻眼狩猟依頼10」は塔秘境にて隻眼2頭を相手取ることとなる。
    時間差で現れるため、隻眼に狩り慣れていればそこまで脅威ではないだろう。
    なお、このクエストはイャンガルルガが初めて塔に姿を見せた事例となっている。

戦闘能力

  • 隻眼イャンガルルガは集会所クエスト★5の「イャンガルルガの洗礼」をクリアすることで解放される。
    戦闘力は二つ名持ちモンスターの例に漏れず、新規モーション・強化モーションのオンパレードとなっている。
  • 後方に数歩身を引いてから小さくジャンプしつつ前進する跳び掛かりを2連続で繰り出す攻撃は、
    その出の速さ・攻撃後の隙の少なさもあって非常に厄介。
    攻撃の威力自体はイャンガルルガの技の中でも低いため、被弾した時のダメージはそこまで大きくないが、
    一回ごとにハンターをホーミングして跳びかかってくるため、不意に繰り出されると対処しづらい。
    また予備動作が隙の大きいサマーソルト攻撃に酷似しているため、
    サマーソルトの対処に慣れたハンターほど引っかかりやすく、辛酸を舐めさせられることになる。
  • 毒液の滴る尻尾を使った攻撃も大幅に強化されており、
    その場で振り回す尻尾回転はから猛毒に強化。
    更に注目すべきは、サマーソルト攻撃を繰り出すたびに飛び散る見慣れぬ赤い液体
    この赤い液体、何を隠そう猛毒以上に強力な毒性を帯びた劇毒」である
    やはりリオス夫婦となにやら関係があるのでは。
    勿論直撃してしまえば猛毒状態を遥かに上回るスピードで体力が減っていく。
    • 同じく劇毒の使い手である紫毒姫リオレイアは高レベルになると使ってくるようになるが、
      隻眼イャンガルルガはLv1から使ってくる
      これはこちらが上位スタートなのに対し、あちらが下位スタートであるため生じた差異だろう。
    • 隻眼イャンガルルガが用いる劇毒の効果時間自体は非常に短く、10秒ほどで解除される。
      しかしサマーソルト自体の高威力も相まって、劇毒を撃ち込まれた際には
      洒落にならないダメージを被っている場合が殆ど。
      そもそも、猛毒状態を凌駕する勢いで減少する体力ゲージが、
      プレイヤーに与える焦りと精神的ダメージは並大抵のものではない。
      恐らく初見では間違いなく目を疑うであろう。
    • できる限り素早く尻尾を切断したいところだが、尻尾の切断は
      紫毒姫リオレイアや黒炎王リオレウスと同様2段階になっているため、
      ちょっとやそっとのダメージでは切断できない。
      その代わり、一段階目の部位破壊で甲殻を剥がすと猛毒状態にランクダウンするようになる。
      打撃武器でも劇毒を封じる事ができるため、その意味では有情。
    • ちなみに、この劇毒状態はスキル「毒耐性」では無効化できない
      ただし、毒耐性があれば本来劇毒であるところが猛毒で済むようになり、
      また、尻尾の一段階破壊の時点で猛毒にランクダウンして無効化できるようになるため、
      結果的に毒で受けるダメージをかなり減らせる。
    • なお、滅多に喰らうものではないが尻尾の状態に関係なくバックジャンプにも劇毒が付与されている。
  • 姿勢を下げてから溜めを行い、猛烈な勢いで一直線に爆走するチャージ突進が追加された。
    この攻撃の恐ろしいところは異常なまでの軸合わせ性能。
    なんと真横付近にいても追尾して突っ込んでくる上、攻撃力も非常に高い。
    更に余りのスピードの勢いからかイャンガルルガの身体から風圧【大】が発生するというおまけつき。
    回避手段としてはやはり緊急回避が一番安定するのだが、
    隻眼イャンガルルガをギリギリまで引きつけようとすると回避前に風圧に拘束されてしまい、被弾が確定する。
    高レベルになっても隻眼イャンガルルガの攻撃力は良心的だが、この攻撃はかなり強烈なので注意すること。
    凶悪な攻撃ではあるが予備動作が非常に長い上に、本人も疲れるのか攻撃後は確定で威嚇を繰り出すので、
    兼ねてから批判されていたノーモーション突進に比べると幾分有情と言える。
    ガード可能な武器種であれば、風圧ごとガードしてしまうのも良い。
    ...ちなみに、この溜めモーション中に後ろにいた場合に尻尾の先に当たると劇毒を発症してしまう
    しかもこれも尻尾の状態に関係なく劇毒になるので気を付けること。まぁそんな状況はほぼないが
  • 更にはその場での咆哮にティガレックス同様の音圧効果が付加され、
    密着しているとダメージと共に吹き飛ばされてしまう。
    イャンガルルガの咆哮の頻度は多い……が、大体はバックステップの時に発せられるもので、
    こちらには音圧効果はない。喰らうことは稀だろう。
    • 乗り状態の咆哮は音圧が発生するタイプのものなので、近接武器で乗り支援をする場合は注意。
    • 閃光玉を使ったとなると話は別。
      閃光状態だとモンスターの行動ルーチンが変わるが、個体によっては上記咆哮を連発され、
      剣士は近づくことすら出来なくなってしまう。
      使用するなら疲労時にする、アイテム使用の隙を作り出す為等、剣士では工夫が必要。
  • 悪名高いノーモーション嘴叩きつけ攻撃だが
    隻眼イャンガルルガの場合はMH4からお馴染みであるその場で二回連続で放つものの他に、
    ハンターのいる位置に正確に飛び跳ねて叩きつけてくるというパターンが追加。
    ある程度距離が離れていても正確にサーチするため、剣士だけでなくガンナーにとっても危険な攻撃である。
    しかも一度に二回(怒り状態では三回)まで連続で使ってくる。
    このため嘴を地面から引っこ抜いたからと攻撃しようとすると見事に吹っ飛ばされる。
    • Lv5以上の個体はこの嘴叩きつけ後、そのまま地面をえぐりながら前方に突き出す
      というウカムルバスのような荒業も披露する(これは従来の嘴叩き付けでも使う可能性がある)。
      嘴で抉られた地面からは豪快な岩盤隆起が発生し、これに当たると大ダメージと共にかちあげられてしまう。
    • この岩盤隆起が非常に機能するのが二連続クチバシの一発目に被弾した時。
      一発目の吹っ飛びが無敵時間のない小吹っ飛びであり、
      起き上がるタイミングでちょうど二発目の嘴攻撃で発生した岩盤がジャストミートする
      という非常に嫌らしい攻撃となっている。
      大抵の場合は地面抉りにまで繋げてくるためそれを前提に立ち回るのが安全だが、
      派生がないことを見破れれば頭部を攻撃するチャンスとなる。
  • なお公式攻略本によると、この攻撃を含めた隻眼イャンガルルガの嘴を使った攻撃は属性やられにはならないが
    全て「龍属性」である。慣れないうちは龍耐性を確保するようにしよう。
  • また、4GでG級個体が使っていた
    サマーソルト→宙返りしてサマーソルト攻撃
    単発ブレス→突進→サマーソルト攻撃も同様に使用してくる。
  • このように通常個体以上に派手な攻撃を繰り出してくるため初見では圧倒されやすく、
    二つ名持ちに違わない強敵であるのは間違いないのだが、
    隻眼イャンガルルガの攻撃力は低めであり、よほど防御力や耐性に問題がない限り、
    燼滅刃ディノバルドのようなLv1から一撃で瀕死・即死が頻発するというような理不尽な事態はまず起きない。
    また、二連跳び掛かりやチャージ突進などの新モーションが追加されたことに加え、
    通常個体と比べると隙の大きいサマーソルトの頻度が高いため、
    相対的に鬼畜と名高かったノーモーション突進と嘴叩き付けの頻度が下がっている。
    更に怒り時の速度補正はMH4から引き下げられた通常個体より更に低いため動作は若干緩慢になっており、
    ノーモーション攻撃も含めて全体的に回避しやすくなっている。
    おまけに硬めの傾向がある二つ名にしては珍しく通常個体と大差ない肉質。
    そのため、辛辣な評も受けやすい通常個体と比べると高い評価であることが多い。
    慣れれば通常個体よりも簡単に狩れるという声も多く、
    二つ名持ちでありながらガルルガ入門(?)に適しているという面もある。
    • この隻眼に対しては「張り合いがない」と言われることも少なくないものの、
      初登場以来、特にMH4からは不評の声が少なからずあったイャンガルルガというモンスターにおいて、
      ようやくまともに戦闘を楽しめるようになったとして基本的には好評を博している。
      単なる弱体化というわけでもなく、モーションの多様化により通常個体とは一味違った印象を与えることも
      その理由の一つであろう。
  • お供として出てくるモンスターも比較的倒しやすいため、
    ソロでの攻略が最も易しい二つ名持ちモンスターと思われる。
    • また、全体的に行動が激しいためかスタミナ切れの頻度が二つ名持ちモンスターの中でも群を抜いている
      実際は怒り易いため分かり難いが、放っておくと勝手にスタミナを切らして動きが鈍くなることも少なくない。
      隻眼イャンガルルガ自身もそれを理解しているのか、戦闘中であろうと何であろうと
      地面を掘りだし、クンチュウを捕食する。すかさずラッシュを叩き込んでやろう。
      • 疲労時に閃光を浴びると目が眩んでいる間は疲労したままという弱点も通常個体と同じ。
        疲労したら積極的に投げて動きを止めてやろう。
    • なお疲労時は閃光玉の効果が延びるため、何回閃光を当てても一定の効果が得られる。
      また、閃光が解けた時の首振りの間に閃光を当てると、そのまま閃光状態になってしまう。
      そしてイャンガルルガは閃光状態の間は疲労から回復しない。
      • ここまで書いたならばもうお気づきだろうが、閃光玉をタイミングよく投げ続けることで、
        一方的に殴り続けることが出来てしまう。PTプレイ時ならハメも成立しやすい。
      • 尚、古代林等のクンチュウの居ないフィールドでは、古代林ならばエリア2の水飲み場での給水など、
        他モンスターと同じく特定の餌場に向かって行ってしまうので注意しよう。
  • ニャンターとはやはり相性が良く、ニャンター(というかオトモ)のレベルアップに使われている。
    隻眼Lv10のクエストはニャンターの最終狩場として名高く、
    殆どのLv10クエストが二つ名装備の完成後は敬遠される中で例外的な人気を博している。
    経験値による成長要素があるニャンターならではの光景と言えよう。
    • 水属性のブーメラン特化打撃武器である「猛ハプルネコ銃槌」を担いだブーメランニャンター4匹が集まれば、
      巨大×貫通ブーメランの技を維持しつつ立ち回ることで、怯みスタン疲労も相まってほぼタコ殴りにできる。
      塔の秘境という環境といい、ストレスを感じることもなく一方的な展開が続くため、
      ニャンターの経験値だけでなく、HRP稼ぎとしても回されることが多い。
      なお、手慣れたニャンターが集えば、野良パーティーでも0分針クリアが可能
      4匹の猫にボコボコにされる隻眼イャンガルルガは泣いていい

MHXX

  • MHXXでは二つ名のG級進出に伴いG級の隻眼イャンガルルガも当然参戦。
    ただし、通常個体のG級モーションであった二連続サマーソルトを既に上位の個体で使用していたためか、
    G級の個体でも目立った新モーションは追加されていない。
    • 強いてあげるとするなら、岩盤隆起の際に斜め前方に岩を飛ばすようになったこと、
      チャージ突進を二連続でかましてくること、
      小さく跳ねるように飛んでこちらから距離を取ろうとするバックジャンプが追加されたことであろう。
      岩飛ばしはともかく、バックジャンプは車庫入れと特性がほぼ同じであり、
      姑息な手段を取るようになったと評判はあまり良くない。
    • ただ、小さく跳ねるバックジャンプの後の行動はかなり限定されるようになっており、
      3連ブレスか嘴叩きつけ、チャージ突進の3つのどれかにしか派生しない。(チャージ突進の確率は低め)
      当然3連ブレスの時は絶好のチャンス。バックジャンプが厄介な行動とは限らないのが面白い所。
      チャージ突進も二回目の突進の後に確定で威嚇を行うので、きっちり隙を狙おう。
    • それ以上に重要なのが、通常種共々振り向きの隙を狙えなくしていた
      通常のノーモーション突進、振り向き2連嘴叩きつけが削除されている点である。
      • 振り向き前に尻尾回転より少し外側後ろにいた場合は、
        反転振り向きからの最終軸合わせからの攻撃か、バックジャンプしかしないため、
        振り向きに攻撃を当てるのが、MH4以降のガルルガ系統とは思えないほど安全になっている。
        そのため大剣やハンマーとの相性が非常によく、
        ハンマーや抜刀術【力】を付けた大剣ならスタンも非常に狙いやすい。
  • 隻眼狩猟依頼G5では、禁足地での隻眼イャンガルルガと白疾風ナルガクルガの同時狩猟となる。
    最初は隻眼がフィールドに居座っており、体力を一定値まで減らすと、白疾風ナルガクルガが乱入してくる。
    これは多くの特殊許可クエストのG5と同じなのだが、このクエストの難易度はかなり高い
    理由としては、二匹のけむり玉での分断が非常に困難であることが挙げられる。
    ナルガクルガの視界はかなり広いようで、煙を焚いた状態でも、少し離れた程度では簡単に見つかってしまう
    おまけに隻眼イャンガルルガ自体かなり動き回るモンスターなので、
    初めは白疾風ナルガクルガと距離をとっていても、隻眼を追い掛けていたら
    いつの間にか白疾風の目の前だった」ということが多発する。
    分断を諦めて二頭同時に相手にしようとしても、非常に高性能な飛び道具を多数持つ白疾風と、
    積極的に接近して強烈な肉弾攻撃を仕掛ける隻眼とのコンビの完成度は、もはや言うまでもない
    加えて二頭の弱点属性が見事に相反しているため、武器選びにも困る。
    しかし白疾風ナルガクルガが乱入した時点で隻眼の体力は残り少ないため、
    PTプレイではゴリ押しでもどうにかクリアできる。が、ソロでの難易度は鬼畜そのもの。
    ソロでの攻略がしやすいことに定評のある隻眼イャンガルルガだが、
    このクエストだけはソロ攻略ができなかった、というハンターは多いのではないか。
    • 幸いにも他モンスターとの場合に比べてより距離を取るようにすると、けむり玉の分断は不可能ではない。
      けむり玉を持参しないならば閃光玉を使う方法があるが、万が一それが白疾風の視界に入ってしまえば
      お馴染みの対閃光相性が悪い白疾風の洗礼をたっぷり受けることになる。
      隻眼イャンガルルガのホーミング嘴攻撃や咆哮で足止めされた所に裂傷攻撃を受けたりと、
      態勢を整えることすらままならなくなる恐れも十分にある。
  • MHXXでも良心的な攻撃力にバランスの良い技頻度と、
    二つ名持ちモンスターの中でも挑みやすく相手をしやすいモンスターであることに変わりはない。
    装備も優秀であり超特殊許可クエストをソロでクリアしていこうというハンターの入門として最適である。
    ニャンターとの相性も相変わらずなので、慣れていれば超特殊許可も含めてニャンターで制覇も十分目指せる。
    実際は途中でラージャンや白疾風ナルガクルガが邪魔してくるので面倒臭い事この上ないが…。
    • 前述したG5ではハンターでもけむり玉分断が難しいことから、
      けむり玉を使えないニャンターのデメリットが相対的に薄れるため、
      相応の腕前があるならニャンターの方が楽という考えもある。
      • ただしニャンターは閃光玉を使いづらいというまた別の難点も抱えているが…。
        また、武器選びは隻眼対策に水打撃武器を担ぐことになると思われるが、
        白疾風には水がほぼ通らず物理性能だけで勝負しなければならないのもネック。
  • いっそ同士討ちを狙って回避に徹するのも手段のひとつといえるかもしれない。
    逃げることと敗北することはイコールではないのだから…。

超特殊許可クエスト

  • 初見の人なら、誰もがデカいと思っただろう。
    他の二つ名が通常種よりも大きい傾向にある中で、余談の項の通り隻眼は小さい設定があるのだが、
    超特殊許可クエストでは確定で最大個体を相手に戦うことになる。
    それでも通常個体の最大金冠より小さいのだが、姿勢の関係上頭が高い位置にあることもあって
    リーチの低い武器では頭や尻尾を狙うのが普段以上に難しくなっている。
    • 攻略するにはまず尻尾を切断してから…と行きたいが、
      G級の隻眼はバックステップなど背後を取らせないような行動をしてくる。
      また、尻尾を切断してからだと柔らかい部位が頭しか無くなってしまう。
      隻眼の強力な攻撃は前方への攻撃が多いので中々攻撃するタイミングが掴みにくいのだ。
  • 上述したG級新規行動のバックステップだが、この超特殊許可クエストでは猛威を振るう
    G5までは怒り状態ではなかったら致命的なダメージを受けなくて済んだのだが、
    後述の攻撃倍率もあり当たったらめちゃくちゃ痛い
    そして、ほぼノーモーションで繰り出してきて更には隻眼自身の前方にも若干当たり判定がある。
    『後ろがガラ空きだ!』と油断していると被弾してしまうので注意が必要である。
    またマルチなどでは他のプレイヤーから離れる為のバックステップに被弾するケースもあり、
    離れて回復しようとしたらバックステップ連発に巻き込まれてネコタク送りにされることもしばしば。
  • 超特殊許可はどの二つ名であれそれまでとは一線を画す超火力で知られているが、隻眼の変化は特に著しい。
    超特殊許可依頼で出現する個体の攻撃倍率は何と18.5を誇る。
    これは黒炎王と並び二つ名トップの数値である。
    G級特殊許可でも隻眼の攻撃は易しめのため、被弾覚悟でゴリ押しによるクリアが可能な側面もあったが、
    それまでと同じ「当たっても良いや」という感覚で臨めば苦戦は必至であろう。
    当然ながら、これまでも隻眼の技の中で頭一つ抜けた威力だったチャージ突進は、
    受けると当然の如く即死級のダメージを受ける。回避は容易なので絶対に当たらないこと。
  • 岩盤隆起やチャージ突進は「今のうちに避ける準備をしろ!」
    と言わんばかりに溜めてくれるため被弾しにくいが、特に危険なのは嘴叩きつけ。
    予備動作があまりなく結構突然繰り出してくる上、
    被弾すると2回耐えるのは困難なダメージを受けるため厄介。
    龍耐性次第では防御力900台でも体力の8~9割を持っていかれる。*1
    龍耐性が低い防具であればたとえ一度の被弾でも致命的である。
    これまでと同様に判定が広い上、繰り返し回数や岩盤飛ばしへの派生も読めないため、攻撃チャンスを掴みづらい。
    そのため隻眼がこちらから距離を取った場合は警戒を怠ると地獄を見ることとなる。
    • 疲労状態以外で閃光玉を投げると、ついばみを連続して行ってくる。
      ガンナーにも飛びかかってくる他、咆哮にダメージ判定もついているので、
      疲労状態以外で閃光玉を投げるのはあまり得策とは言えない。
      逆に疲労状態で閃光玉を当てるとほぼハメが成立するようになるのだが。
  • ただ、防御力を確保すれば殆どの攻撃が即死圏内を脱するため、超特殊許可の中では与し易い相手とされている。
    スタミナの少なさやスタンの容易さは健在であり、体力は高めなものの頭の肉質が非常に柔らかいため、
    ダメージを与えるのに苦労はしない。
    更にフィールドがベッドのある禁足地のためモドリ玉で戻れば即座に回復できる。
    こういった点から、ソロで超特殊許可を攻略する中で最初の相手に選ぶハンターは多い。
  • 実は体力が23570とあの小柄な体格の割に非常に高い。
    だが、弱点の頭が物理肉質が50以上と非常に柔らかいので、
    その体力の多さに反して狩猟時間そのものは然程長くはならないことも多い。
    ただし、前述のように頭は高い位置にあることが多いのでリーチの短い武器種では難儀する。

MH-R

  • 龍天災クエストにて登場し、それを制することでタマゴが入手できる。
  • 弱点属性は水のみ(-100%)。
    また状態異常も、ずぶ濡れ状態(とターゲット状態)以外は全て効果無しと強烈。
    PT編成は必然的に水属性重視へと限られるだろう。
  • 特性効果には「後手脆弱」があり、これは自身が最後に行動すると被ダメージが増えるというものだが、
    一方でこちらの攻撃ランクアップを無視してダメージを受ける「見極める隻眼」も持つ。
    そのため、ランクアップ付与は攻撃ではなく速さが重要であり、
    常にPT全員が先手を取れるようにしておきたい。
  • 使用する技の中で特に危険と言えるものは、単体攻撃+高確率で毒を付与してくる「狡猾な一撃」。
    だがこれはずぶ濡れ状態に陥っていると使用しなくなるという特徴があり、
    その場合は3回ランダム攻撃の「ピッケルビーク」に差し替わる。
  • 体力が一定値以下まで削られると「溢れ出る闘志」を発動して形態変化し、
    常に攻撃力が10%アップした状態になる。
    また、形態変化直後にはこちら側全体のSPを-50、かつ防御ランクを下げる「ブローバックハウル」を使用し、
    更に単体へ3連続の火属性攻撃を行う「スナイピングブレイズ」も解禁される。
    形態変化直後から一気に態勢を崩されて敗北するということも珍しくないため、
    十分な対応策を練っておきたい。
    「後手脆弱」を利用するために先手を取れるようにしてあれば、
    「ブローバックハウル」の直後でもある程度余裕をもって対応可能なはずである。

オトモン

  • イメージ通り攻撃型のオトモンで、特筆すべきはステータスの高さ
    直近の時期に実装された他のオトモンと比較しても頭ひとつ抜けており、
    特に速さは全オトモン中でもトップクラス。
    総戦力の底上げとして頼れるオトモンとなるだろう。
  • 属性耐性は、水が弱点なのは敵の時と同じだが(-50%)、
    それに加え-25%だが氷にも弱くなっている。
  • オトモン技の中では、敵単体へ遠距離攻撃、かつ自身の攻撃と防御をワンランクずつ上げる「怒髪天の炎撃」、
    敵全体の能力変化をリセットする「必殺の怒号」あたりが目ぼしいところ。
    相手に気絶値を蓄積させたり、確率で転倒や火傷を付与したりする技もあるが、
    蓄積値や確率が低くあまりアテにはできない。
    また、意外にも毒効果付きの技は一切持たない
    毒状態の相手へのダメージが増える特性効果の「追撃・毒」は持っているのだが……。
    とはいえ、自力で付与はできないながらも持ち前の攻撃力によるダメージを更に高められるため、
    ライダー技や他のタッグで毒を狙ってみても面白いだろう。

武具

  • 固有素材で生産できる「隻眼シリーズ」はガルルガシリーズの面影が良く残っている。
    ただし、頭防具の特徴であったお面のような意匠はなくなっており、
    より中華風の武人を連想させる外観へと変わっている。
    • 男性版などは三国志系ゲームに登場する英傑「呂布」を連想する人が多い。
      なお、後方へと伸びる一対の虫の触角長細い頭飾りは「綸子」という。
    固有二つ名スキル「隻眼の魂」は挑戦者+2と気絶無効を内包するスキル。
    「真・隻眼の魂」はそれに不屈を加えた構成で、これがソロプレイで隻眼装備が重宝される理由になっている。
    特に被弾=死のガンナーにとってこの硬さは非常に有難く心強い装備である。
    強敵に臆せず立ち向かっていく隻眼イャンガルルガの特徴を現した構成と言えよう。
  • 武器の方はデフォルトで毒属性付き、会心率ありで匠+2で白ゲージと
    紫毒姫リオレイアの武器と性質がほぼ丸被りとなっている。
    比べるとこちらが会心率高めに設定、属性値は紫毒姫が高めに設定されているので、
    攻撃で与えるダメージに関してはこちらの方が勝るようになっており、
    武器種によってはどちらか片方しかないことで二つ名の毒属性が被らずに済んでいたりもするため、
    お互い比較的良好な立場に収まっている。
    • 一方で毒属性が付かない武器種もあり、こちらは鎧裂ショウグンギザミの武器と競合する。
      MHXXでは両者ともに素で長い白ゲージと会心率を備える。隻眼武器は攻撃力と会心率がより高いのに対し、
      鎧裂武器はスキルによるフォローが不要なレベルの圧倒的な白ゲージが特徴。
      共通点として匠を切る運用が適しており、どちらも隻眼シリーズが似合うソロハンター御用達の武器となっている。
  • アイルーが使える武器「隻眼Sネコ羽扇」の性能が高く、毒属性も付いてくる。
    ブーメラン特化型の武器の中では白疾風Sネコ手裏剣に次いで2番手の攻撃性能も持つ。
    毒の効きやすい相手や各種鎧を封じられるクシャルダオラやテオ・テスカトルに対しては、
    白疾風Sネコ手裏剣よりも相性がいいと言える。
    • MHXXの「隻眼XXネコ羽扇」も変わらず最強の毒ブーメランなのだが、
      今作はアイルーの物理火力がMHXと比べてかなり抑えられているため、やや立場が悪くなっている。
      ただし、二つ名補正が追加されたというプラス要素もある。

余談

  • 旧作のイャンガルルガは「ガルルガ教授」や「ガルルガ教官」などと呼称されていたが、
    これは「クック先生」の俗称を持つイャンクックとの対比によって生じた語であり、
    実際はトリッキーな搦め手や理不尽な攻撃を連発する関係で「スパルタ教育」だのと揶揄されていた。
    MHXでは前述の通り隻眼イャンガルルガがニャンターのレベル上げにかなり貢献しており、
    真の意味での「教授」と呼ばれるようになった。
  • 16年9月号のファミ通によると、部位の変色は体内の毒によるものらしく
    溢れる程の毒が体表で抑え込まれ、あのように変色したそうだ。
  • 通常種と比べ小柄な体躯も設定通りであり、体格差に苦戦を強いられつつも
    逆にそれを利用する動きを身に付け、闘争に明け暮れた個体がこの隻眼なのだそうだ。
    • ディレクター曰く、強くなると小さくなる宇宙人もいるので、小柄な強者というのも
      大丈夫だろうという事で誕生したらしい。こいつのことだろうか?
  • 開発中は黒狼鳥の高速かつトリッキーな行動+小型化によるスピード上昇により、
    触れられない位激しく動いていたらしく、一時期は最強の二つ名モンスターだった時期があるとの事。
    今の隻眼はそいつと比較して10分の1位の優しさに落ち着いているそうだ。
  • MHFに登場するイャンガルルガの特異個体は、非常に強い力を身に付け、
    見た目が変化しているという点では隻眼と似ているが、あちらはほぼ無傷である。
    その理由は、あまりに強過ぎる実力のためにそもそも大きな怪我を負ったことがないため。
    深傷を負おうとも闘いに明け暮れ、失われた左眼が実力の証左となっている隻眼とは対照的な存在と言える。
  • 海外での呼称は「Deadeye Yian Garuga」となっている。
    Deadeye」は俗に「射撃の名手」という意味合いで用いられる言葉であるが、
    別に隻眼イャンガルルガはブレスなどによる遠距離攻撃に特化した戦闘スタイルではない。
    そのネーミングは見た目のまま片目(eye)喪失した(dead)事に由来すると思われる。
    • しかし、後に片目を失ったイャンガルルガ凶悪なブレス攻撃を体得してハンターの前に現れた。
      遠距離に対する強力な攻撃手段を得た事で本物の「Deadeye」に近付いたと言えるかもしれない。
      尤もその個体は「Deadeye Yian Garuga」とは呼ばれていないが。
      そして肝心の技は何発ものブレスを立て続けに連射するというものなので
      どちらかと言えば「射撃の名手」というよりは「トリガーハッピー」だが。

素材

隻眼の鱗
数多の戦いを経た証の傷跡が重圧感を放つ、隻眼イャンガルルガの鱗。
より強力な個体から剥ぎ取れる強度の高い物は「隻眼の上鱗」と呼ばれ、
最上級のものは「隻眼の厚鱗」と呼ばれる。
隻眼の甲殻
鱗と同じく、数多の戦いを経た証の傷跡が重圧感を放つ、隻眼イャンガルルガの甲殻。
より強力な個体から剥ぎ取れる強度の高い物は「隻眼の堅殻」と呼ばれ、
最上級のものは「隻眼の重殻」と呼ばれる。

関連項目

モンスター/イャンガルルガ
モンスター/傷ついたイャンガルルガ
武器/ガルルガ武器 - 各武器のリンク先には隻眼武器の記述あり。
防具/ガルルガシリーズ - 隻眼シリーズについても記述あり。
システム/二つ名持ちモンスター
システム/特殊許可クエスト


*1 逆に龍耐性がマイナスでなく、それなりの防御力があるならば、ガンナーでも即死はしない程度の威力。