モンハン用語/モンスターを討伐してしまった!

Last-modified: 2024-09-09 (月) 18:20:45

< よし!あと一息!

 モンスターを討伐してしまった! 



< あっ…

 クエストに失敗しました 



捕獲クエストでモンスターを討伐した際に表示される、ダイアログメッセージの一種。
システム上では誤った討伐を伝えるだけのものだが、プレイヤーによっては相当なトラウマを植え付けられる文面である。

概要

  • 捕獲クエストの失敗条件には「捕獲対象のモンスターを討伐する」が含まれる。
    捕獲一択なので対象モンスターの体力をゼロにさせる討伐行為は認められず、
    折角倒しても問答無用でクエストに失敗し、このメッセージと共に失敗を宣告される
    クエストの依頼文も生け捕りや生態研究を目的としたものが多いので、
    倒してしまっては依頼主の要求に反してしまうのだろう。
    「素材が欲しいから捕獲して」といった内容でも討伐はダメらしい。理不尽だ。
    • MHX(X)のニャンタークエストでは部位破壊に挑戦するクエストがあるが、
      こちらでも部位破壊対象の狩猟が失敗条件になっているので、討伐すると同じメッセージが出る。
      クエストによっては倒してしまっても良いようなものもある*1が、やり過ぎは良くないようだ。
    • なお、この場合は捕獲しても同じメッセージが出る。
      アイテムを使えないニャンターで捕獲を行うのは手間なので、狙ってやらない限り見ることは稀である。
  • 記事名である【モンスターを討伐してしまった!】のシステムメッセージはMHX以降のもの。
    MHWorldでは一旦オミットされてしまったが、MHRiseで復活している。
    一瞬で失敗理由を知ることができるので、印象に残っているハンターも多いことだろう。
    • ハンター人口の増加した現在では【モンスターを討伐してしまった!】の方が有名だが、
      最初期の作品でも相当のシステムメッセージが出現する。
      無印では【目的の敵を殺してしまった!】、MHG, MHPでは【依頼の敵を殺してしまった!
      というように、討伐ではなく殺すという少々過激な表現が入る。
      この時は思わず、ため息と共に「()ってしまった………」と言いたくなることであろう。
      ただし、MHGのWii版では【依頼の敵を討伐してしまった!】に差し替えられている。
      • ちなみに捕獲成功時の【目的(依頼)の敵を捕獲しました!】のテロップも
        本作ならではの独自ものとなっており、捕獲の判定が明確に伝わるものとなっている。
    • MH2, MHP2(G), MHP3*2では捕獲クエストがそもそもないので、メッセージを見る機会はないが、
      捕獲クエストが多数存在するMH3(G), MH4(G)ではどういうわけか廃止となっている。
      これらの作品では、討伐してしまうと数秒後に【クエストに失敗しましたとしか表示されないので、
      初めは何故失敗したのか理解できなかったが、後々捕獲クエだと気付く」ような時間差で気付くケースが多かった。
      そういう意味では、MHXの【モンスターを討伐してしまった!】は、まさしく過去作からのクロスといえよう。
  • 誤討伐の原因の大半がクエスト内容の失念によるものである。
    HR上げや勲章集めのために、未クリアクエストを片っ端から消化している時に
    捕獲クエストが混じっていると起こりやすい。
    近年だとクエストに飛び込み参加できるシステムが導入されたことで、
    クエスト失敗条件を確認していないハンターがひたすら討伐に専念するという傍迷惑な事案も起こっている。
    • 捕獲クエストは下位と上位に集中する傾向にある。
      作業感覚で高火力のG級(MR)武器を担いで無双していると、瀕死ラインを飛び越えて討伐してしまうミスも起こり得る。
      何度リトライしても討伐になってしまうならば、別の武器に持ち替えるべきである。
  • また、体力調整ミスによる誤討伐もあり得る。
    近年のシリーズだとモンスターの瀕死サインがUI上に表示されるので、
    体力調整は簡単なものになっているが、MHXX以前の作品だとそうもいかなかった。
    スキル「捕獲の見極め」やオトモのトレンドスキルを活用しなければ常に捕獲ラインを知る方法が無く、
    スキル無しでは脚を引きずる瀕死行動を見極めるしかなかった。
    ただし耳を畳むといった形態変化や、やたら怒りやすくなるといった行動変化など、
    一部のモンスターはハンターの経験次第で判断できる例も無くはない。
    • ただし、捕獲の見極めスキルがあってもオンラインでは扱いに注意が必要。
      詳細はスキルの項目にあるが、要約すると非ホストだと特定の場面で表示が遅延するというもの。
      特に問題とされたのがMH4~MHXXの頃で、MH4で登場した乗り成功でのダウン時もこの対象であり、
      無料オンラインゆえのマルチプレイ機会の多さなどの周辺事情も合わせてこれが原因での事故が珍しくなかった。
    • 初期作品では、村長の捕獲のチュートリアルもざっくり「弱ったら罠にハメて、麻酔玉を数個投げろ」程度なので、
      捕獲ラインの意味も浸透しておらず、ラインに達してなくとも麻酔玉を当てれば寝てしまう性質上、
      よくわからないまま殺してしまった!ということも多いであろう。
    • 特に、MHX(X)の二つ名持ちモンスターは捕獲が一筋縄ではいかないことで知られる。
      討伐寸前まで脚を引きずらず、捕獲可能な体力も非常に低いせいで捕獲判定がかなりシビアになっている特徴があり、
      僅かな匙加減のミスで【モンスターを討伐してしまった!】になってしまう危険性が非常に高い。
      加えてクエスト全制覇までに高難度の捕獲クエストを必ず制しなければならず、
      そもそも捕獲ラインまで削ることさえ苦難の道のりなので、
      失敗したら人によっては二度と立ち直れない程のショックを受ける。
      二つ名持ちモンスターは今作のチャレンジ要素を担っているので、
      限られた戦力と忙しない立ち回りの中で捕獲ラインを見極める能力が求められる。
    • MHW(:I)では、痕跡の回収でガイドレベルを上げないと瀕死ライン(ドクロマーク)が表示されない仕様になっている。
      そのため痕跡回収不足のモンスターの捕獲クエストで、体力調整ミスによる誤討伐が起こりやすい。
      一応プレイ画面右上にクエスト内容が表示されているが、文字が小さいせいかあまり効果がない。
      • モンスターへと誘導される段階よりさらにガイドレベルを上げる必要がある、というのがミソで、
        位置は分かるようになったからと以後の痕跡回収を疎かにした結果、
        いざとなって瀕死サインが出ないケースは散見される。
      • 今作では調査クエストの存在により、ランクや対象モンスターを問わず捕獲クエストが発生しうる。
        報酬面でも討伐して剥ぎ取るより捕獲したほうが枠数が増えやすい傾向にあるなど
        捕獲のメリットが他シリーズに比べて強調されており、
        結果、捕獲か討伐かにまつわるいざこざも他シリーズに比べると発生しやすい土壌ではあった。
    • MHR(:S)では専用スキルをつけたり痕跡を回収したりといった手間は全て省かれており、
      初めから瀕死ライン(青色アイコン)が出るので誤討伐はクエスト内容を失念していた時にしか起こらなくなった。
  • 何より、苦戦の末に【モンスターを討伐してしまった!】が表示され、
    数十分の努力が水の泡になった際の喪失感と絶望感は言葉では言い表せない程大きなものになる。
    一応ギルドカードの狩猟数などは加算され、討伐したという実績だけは残るが、
    当然剥ぎ取りは出来ず基本報酬と契約金返却分も貰えないので、何のために狩ってきたのかという後悔すら覚える。
    そして、生かされる筈だった命を奪われたモンスターの立場になると余計に心が痛む。
    「なぜオレはあんなムダな時間を……」
    • だが、失敗のネタとして扱えばインパクトが強く、
      「してしまった!」という表記もおっちょこちょいな印象を受けるので
      クエスト受注者に対する悪戯として「捕獲モンスターの討伐」が行われることもあるとか……。
    • 内輪ノリでわざと討伐を狙ったならば笑って見過ごされることもあるかもしれないが、
      そうでない場合は禁じ手に等しい地雷行為である。
      何せ時間の無駄なので、見知らぬハンターの妨害は決して考えないようにしよう。
      • マルチにおける類似事例として
        捕獲クエストではないけれど「欲しい素材」や「狩猟に対する思想の激突」などでこうなることもありうる。
        前者は「捕獲の方が出やすいもしくは本体剥ぎ取りでは出ない素材」を欲するハンターと
        その逆の素材を欲するハンターとのかち合い。
        後者は「できれば命を奪いたくない」と思うハンターと
        「最後まで戦ってこそ狩猟」と思うハンターとのかち合いである。
        この二人がかちあうと、捕獲派にとっては討伐派の追撃が罠の妨害や誘い込み妨害などの要因となり
        討伐派にとっては捕獲行為がDPS低下やシャトルラン誘発などの要因となってしまう。
        思想の問題はどうしようもないとして、素材の問題は予め伝えておくといいだろう。
        古龍をはじめとする捕獲不可能モンスターならみんな仲良くなれるとも言う。
  • なお、討伐クエストでモンスターを捕獲してしまいクエストが失敗になった場合、
    【モンスターを捕獲してしまった!】とは表示されない。
    そもそも討伐クエストでの捕獲が起こった作品自体、【モンスターを討伐してしまった!】という表示もされないのだが。
  • 似たような状況が捕獲クエスト以外でも起こる。
    狩猟環境不安定のクエストで乱入したモンスターやメインターゲットではないモンスターを狩猟したい時に、
    同士討ちなどで本来のメインターゲットを誤って討伐してしまうと【メインターゲットを達成しました!】などの表示が出る。
    しかしクエスト内容によってはクリアすると二度と同じ状況にならないものも存在するため、
    【モンスターを討伐してしまった!】と同じ境遇に立たされ、再受注不可ともなればデータのリセットを余儀なくされる。
    歓喜のファンファーレが流れるのだが、こっちはちっとも嬉しくない。

関連項目

モンハン用語/クエスト失敗
システム/捕獲
システム/瀕死
スキル/観察眼
クエスト/○○の部位破壊に挑戦!
クエスト/灯りさす火を求むれど射干玉の - (強制的に)捕獲失敗になるクエスト
クエスト/メラルーの大逆襲 - モンスターを討伐させてくるクエスト
モンスター/猛り爆ぜるブラキディオス - 逆に討伐クエストで捕獲すると失敗するという稀有な例があった*3


< 寝たのに捕獲できない!まだ弱ってないのか!

 目的の敵を殺してしまった! 

< えっ…村長……

 QUEST FAILED 

*1 例えば『怪鳥の頭部破壊に挑戦!』では、依頼主はイャンクックの耳を塞いであげるだけで満足する模様
*2 厳密に言うと訓練所に1クエストだけあるが、討伐でも成功になるため当然失敗時のメッセージは出ない。一応教官からは「捕獲指定なのに討伐したが、成功扱いとする」という旨のコメントがされる。
*3 MHW:Iにおいて。現在は修正され、捕獲できなくなった