通称「リタマラ」。
クエスト受注→必要な事だけして即リタイア、もしくは即座にリタイアする行為の事。
出現頻度の低い素材を手に入れる場合によく行われ、他にも最大・最小金冠のためにやる場合もある。
概要
- MHシリーズにおいて、マップ内にごく少数しか配置されていない特定採集ポイントやモンスターの尻尾などを
切断→剥ぎ取りだけ行い、欲しいものが出なかったらリタイアする事で、時間あたりの試行回数を稼ぐ攻略方法。
狙っている素材が出た場合のみ、討伐や3乙して素材を持ち帰るのに時間を使う。
- MHGなどの初期作品では、もっぱらレア素材が出やすい尻尾のみを切断して剥ぎ取りリタイアする行為を指していた。
特に、火竜の紅玉系は尻尾から1~2%のみとえげつない確率だったため、現実的な入手方法として
この手が好んで使われていたという背景がある。- MHGやMHPでは誰か1人麻痺役がいると非常に捗った。
当時はシビレ罠がなく、動き回るモンスターの尻尾を切断するのは4人がかりでも手間がかかったのだ。
また尻尾切断直後に閃光玉で動きを止める役が一人がいると、剥ぎ取り中に邪魔されずに済んだ。
なお睡眠は眠りに入る動作中に一発でも当てると起きるため、有効とは言えなかった。 - 少しでも効率を上げるために、剥ぎ取り名人や解体術【大】を発動させる場合が多い。
逆に、最悪3乙でも良いので戦闘系・生存系スキルはバッサリ切ってしまっても良い。
かつては重大なデメリットが付いてくる事が多かった物欲スキルを気兼ねなく積めるという点も合理的な作戦だった。 - なお、Wii移植版MHGでは通常種と亜種のクエストが分かれるなど多少緩和されている部分もある。
- MHGやMHPでは誰か1人麻痺役がいると非常に捗った。
- かつては邪道な攻略方法という意見もあったものの、
MHシリーズにおいて膨大な回数をこなさなければ任意の結果を得られない要素が
次々と登場した事から、多くのプレイヤーがリタマラの派生的な攻略方法に手を出している。- 出現がランダムである高難度クエストや、
探索において特定のモンスターを出す為に行われることがある。
高難度クエストの出現率は高い為、大抵は「マラソン」というまでもないうちに出てくれるが、
運が悪いとかなりの長距離走になることも。- 更に亜種として、MH4(G)では探索帰還マラソンがある。
クエストを受注する手間がかからない為により早く回すことが可能。
- 更に亜種として、MH4(G)では探索帰還マラソンがある。
- 最大・最小金冠を狙う場合は、見た目や行動等で対象が目当てのサイズかどうかを見極めないといけないので、
他の目的とは違うベクトルの能力が必要になる。 - マカ錬金、おま堀の手段として使われる事もある。
- クエストリタイアでは進行してくれない場合、1乙で即終了になる訓練所クエストなどが利用される。
例として、MHRiseにおいては闘技訓練のラージャンにわざと速攻で倒される、通称「ラー死」なるものが編み出され、
どれだけ早く乙れるかが競われるような一幕もあった。
- クエストリタイアでは進行してくれない場合、1乙で即終了になる訓練所クエストなどが利用される。
- 出現がランダムである高難度クエストや、
- MHWおよびMHW:Iではやり込み要素として環境生物の収集というものがあるが、
この中でもレア環境生物と呼ばれる生物は出現自体がごく低確率であるものが多く、
出会う為に探索や特定のクエストをリタマラしなければならない事が多かった。
さらにMHW:Iからはサイズの概念が導入された為、
最大・最小金冠を狙う場合はより長時間粘らなけらばならない。
- また、現在でも稀にだが「尻尾さえあれば後の素材はいらない」という状況の際、
手っ取り早く尻尾だけを剥ぎ取るリタイアマラソンが行われることがある。
大抵、剥ぎ取れる確率は最も高いため苦労することは無い……はずなのだが、
そういう時に限って鱗や紅玉に恵まれるのは、もはやモンハン界の伝統と言えるだろう。
- MHFでは通常通りに天廊を昇らずに天廊の番人と遭遇したい場合にリタイアマラソンが用いられる。
クエストに出発後、ステータス画面で防御力が1050減らされていれば*1成功。
逆にステータスが変化していなければ一歩も動かず即リタイア、という至極単純な手法である。
タワースキル「激遭 LV3」はまず必須だが、それでもすぐに出会えるかどうかはわからない。
リタイアマラソンを行っている時点で狩人弁当食材を無駄に浪費しているようなものなので、
食材の在庫を少しでも気にするのなら、リタイアマラソンには安易に手を出さないほうが無難だろう。
余談
- 現在ではゲーム全般で広く使われている用語だが、定着したきっかけになったのが何を隠そうMHシリーズである。
他ゲームでも、ミッション開始→放置を繰り返す事で何らかのメリットが得られる場合はこう呼ばれる事が多い。- オンラインゲーム、ソーシャルゲーム等では1日1回だけクリアできるクエスト中、欲しいアイテムがドロップした場合のみ
クリアする方法の事がこう呼ばれる事がある。この抜け穴を考慮していないのはやや珍しいが、
それでも想定漏れや設定ミスなのかちらほら見受けられる案件。
- オンラインゲーム、ソーシャルゲーム等では1日1回だけクリアできるクエスト中、欲しいアイテムがドロップした場合のみ
- 先出の類似用語に「スカム」がある。ローグライク作品の中でも*bandという通称で呼ばれる*2作品群において、
ダンジョンの低層階、弱めな割に多くの見返りがある敵が出現する階層をひたすら出入りするような稼ぎプレイを行う事。
リセマラ同様、賛否両論ある方法だった。- 語源はおそらく英語のscam(詐欺、いんちきなどの意)。正確な発祥時期、コミュニティは不明なものの、
おそらくチート(cheat)がセーブデータ・メモリの改竄や外部ツール等を用いた不正行為の意で
使われるのに対し、「ゲームの仕様の範囲内ではあるが、ゲーム性を損なう可能性のある攻略方法」を
区別する為に呼び分けられたものと考えられる。- ちなみに和製英語である。英語圏では仕様の穴を突いて短時間に多くの利益を得る方法はexploitと呼ばれる事が多い。
- 語源はおそらく英語のscam(詐欺、いんちきなどの意)。正確な発祥時期、コミュニティは不明なものの、
関連項目
ゲーム用語/リセットマラソン - 通称「リセマラ」。
システム/サブターゲット